JP2020138519A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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文二 四ノ宮
杉山 裕一
Yuichi Sugiyama
裕一 杉山
正人 久保
Masato Kubo
正人 久保
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【課題】ワイパークリーナを手軽に交換可能なインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】本発明により、インクヘッドと、ワイパー92と、ワイパー92に付着したインクを取り除くワイパークリーナ98と、ワイパークリーナ98を保持するクリーナホルダ99と、を備えるインクジェットプリンタが提供される。クリーナホルダ99は可撓性部材を含み、前記可撓性部材の弾性変形によって前記ワイパークリーナが前記クリーナホルダに保持されている。【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、記録媒体に向かってインクを吐出する複数のノズルと、複数のノズルが形成されたノズル面と、を有するインクヘッドを備えたインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタでは、ノズルから安定的にインクを吐出するために、ノズル付近に付着したインクやごみ等を除去するクリーニング動作が行われる。
これに関連して、例えば特許文献1には、インクヘッドのノズル面を拭うワイパー(ブレード)と、ワイパーに付着したインクを清掃するワイパークリーナユニットと、を備えたインクジェットプリンタが開示されている。特許文献1のワイパークリーナユニットは、インク吸収体であるワイパークリーナと、キャリッジに一体化されたクリーナホルダ部と、ワイパークリーナを保持固定するクリーナホルダ蓋と、を備えている。特許文献1では、クリーナホルダ部とクリーナホルダ蓋との間にワイパークリーナが挟み込まれた状態で、ネジ止めすることにより、ワイパークリーナがクリーナホルダ部に保持されている。
特開平7−137282号公報
ワイパークリーナは使用に伴ってインクで汚れるため、定期的に交換することが好ましい。しかしながら、特許文献1のワイパークリーナユニットでは、ワイパークリーナを交換するときにネジの着脱が必要になる。このため、交換時の作業が煩雑で、ユーザの負担となる。また、取り外したネジの置き場所に困ったり、うっかりネジを落として紛失してしまったりすることもありうる。このため、ワイパークリーナを手軽に交換可能なインクジェットプリンタが望まれている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイパークリーナを手軽に交換可能なインクジェットプリンタを提供することである。
本発明により、記録媒体にインクを吐出するノズルが形成されたノズル面を有するインクヘッドと、上方に向かって延び、前記ノズル面を拭うワイパーと、下方に向かって延び、前記ワイパーに付着したインクを取り除くワイパークリーナと、前記ワイパークリーナを保持するクリーナホルダと、前記ワイパーおよび前記クリーナホルダのうちの少なくとも一方を他方に対して相対移動させる移動機構と、を備えるインクジェットプリンタが提供される。前記クリーナホルダは可撓性部材を含み、前記可撓性部材の弾性変形によって前記ワイパークリーナが前記クリーナホルダに保持されている。
上記インクジェットプリンタでは、可撓性部材の弾性変形(撓み)を利用して、ワイパークリーナがクリーナホルダに保持されている。このため、ワイパークリーナの固定にネジを用いなくて済む。したがって、部品点数を削減できると共に、ワイパークリーナを交換するときにネジを着脱する必要がなく、交換時の作業が楽になる。その結果、ユーザの負担を軽減することができる。また、きれいなワイパークリーナを使用する機運が高まることで、ワイパーに付着したインクを効果的に低減することができる。
本発明によれば、ワイパークリーナを手軽に交換することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタを示す正面図である。 キャリッジの下面図である。 ワイピングユニットの周辺を示す平面図である。 ワイピングユニットの要部を示す側面図である。 アウター部材を示す側面図である。 インナー部材を示す側面図である。 インナー部材にワイパークリーナを挿入する状態を表す側面図である。 制御部の機能ブロック図である。 他の一実施形態に係るワイパークリーナを示す側面図である。 他の一実施形態に係るワイパークリーナを示す側面図である。 他の一実施形態に係るワイピングユニットの要部を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
なお、本明細書において「インクジェットプリンタ」とは、従来公知のインクジェット技術による印刷方法、例えば、二値偏向方式あるいは連続偏向方式等の連続方式や、サーマル方式、あるいは圧電素子方式等の各種のオンデマンド方式を利用したプリンタ全般をいう。また、「プリンタ」には、二次元の画像を印刷する、所謂、2Dプリンタと、三次元の造形物を造形する、所謂、3Dプリンタ(三次元造形装置)と、が包含される。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ10(以下、「プリンタ10」ともいう。)を示す斜視図である。プリンタ10は、2Dプリンタである。プリンタ10は、記録媒体5(図2参照)に対して印刷を行う。記録媒体5は、特に限定されない。記録媒体5は、例えば印刷紙や転写紙、カード等の平面素材であってもよいし、携帯電話ケース等の各種ケース、電子タバコ等の小型電子機器、キーホルダ、フォトフレーム等の部品小物、日用品、コスメ、アクセサリ等の立体素材であってもよい。記録媒体5の材質は、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類以外に、例えば、ポリ塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネート、ポリエステル等の樹脂類、アルミニウムやステンレス鋼等の金属類、織布や不織布等の布帛、皮革、カーボン、陶器、セラミック、ガラス、ゴム等であってもよい。
なお、以下の説明において、左、右、上、下とは、プリンタ10の正面にいるユーザから見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、プリンタ10からユーザに近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。また、図面中の符号Xは、副走査方向を表し、本実施形態では前後方向である。図面中の符号Yは、主走査方向を表し、本実施形態では左右方向である。図面中の符号Zは、上下方向を表す。主走査方向Yと副走査方向Xと上下方向Zとは、互いに直交している。ただし、これらは説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置形態を何ら限定するものではない。
プリンタ10は、所謂、フラットベッドタイプのプリンタである。プリンタ10は、箱状に形成されている。プリンタ10は、ケース11と、フロントカバー12と、を備えている。図2は、フロントカバー12を開けた状態のプリンタ10を示す正面図である。図2に示すように、ケース11の前部には開口13が形成されている。フロントカバー12は、後端を軸にして回転可能なように、ケース11に支持されている。フロントカバー12は、ケース11の開口13を開閉自在に覆うものである。フロントカバー12が後端を軸にして上方に開かれることにより、ケース11の内部空間と外部空間とが連通される。本実施形態において、ケース11は、内部に空間を有する中空構造の筐体の一例である。
図2に示すように、プリンタ10は、テーブル20と、テーブル移動機構25と、キャリッジ30と、キャリッジ移動機構40と、複数のインクヘッド50と、光照射装置60と、キャッピングユニット70と、制御部80(図2には図示せず、図1参照)と、ワイピングユニット90と、を備えている。これらは、ケース11の内部空間に配置されている。以下、各構成要素について説明する。
テーブル20は、記録媒体5が載置される台である。テーブル20は、平板状の部材である。テーブル20は、平面を上方に向けて設置されている。本実施形態において、テーブル20は、印刷時に記録媒体5を支持する支持部材の一例である。図示は省略するが、テーブル20には、記録媒体5を吸引して固定するための孔が複数設けられている。複数の孔は、テーブル20を上下方向Zに貫通している。テーブル20の下方には、図示しないファンが設置されている。ファンは、複数の孔から空気を吸引することによって、テーブル20に記録媒体5を吸着させる。
テーブル移動機構25は、テーブル20の下方に配置されている。テーブル移動機構25は、テーブル20を下方から支持している。テーブル移動機構25は、第1移動機構25Xと、第2移動機構25Zと、を備えている。第1移動機構25Xは、テーブル20を副走査方向Xに移動させる機構である。第2移動機構25Zは、テーブル20を上下方向Zに移動させる機構である。第2移動機構25Zは、第1移動機構25Xによって下方から支持されている。第1移動機構25Xおよび第2移動機構25Zは、それぞれ図示しないボールねじ機構を備えている。第1移動機構25Xのボールねじ機構は、X軸方向モータ26X(図7参照)によって駆動される。第2移動機構25Zのボールねじ機構は、Z軸方向モータ26Z(図7参照)によって駆動される。X軸方向モータ26XおよびZ軸方向モータ26Zは、制御部80と電気的に接続されており、制御部80によって制御される。ただし、ここで説明する機構は一例に過ぎず、テーブル移動機構25の構成は特に限定されない。例えば、第1移動機構25Xおよび第2移動機構25Zを移動させる機構は、ボールねじ機構でなくてもよい。また、第1移動機構25Xおよび第2移動機構25Zを移動させる動力は、モータでなくてもよい。また、第1移動機構25Xと第2移動機構25Zとは、上下の位置関係が逆でもよい。
キャリッジ30は、テーブル20よりも上方に設けられている。図2に破線で示すように、キャリッジ30は、印刷が行われないときにプリンタ10の右端部分(ホームポジション)に待機している。キャリッジ30は、キャリッジ移動機構40によって主走査方向Yに移動可能に構成されている。キャリッジ移動機構40は、キャリッジ30を主走査方向Yに移動させる機構である。キャリッジ移動機構40は、例えばホームポジションから後述するワイピングユニット90の上方、およびテーブル20の上方に、キャリッジ30を移動させることが可能なように構成されている。キャリッジ移動機構40は、ガイドレール41と、ベルト42と、図示しない左右のプーリと、Y軸方向モータ43(図7参照)と、を備えている。ただし、ここで説明する機構は一例に過ぎず、キャリッジ移動機構40の構成は特に限定されない。
ガイドレール41は、ケース11に固定され、主走査方向Yに延びている。ガイドレール41は、テーブル20およびワイピングユニット90よりも上方に設けられている。ガイドレール41は、テーブル20の平面と平行に設けられている。ガイドレール41には、キャリッジ30が摺動自在に係合している。ガイドレール41は、キャリッジ30の主走査方向Yの移動を案内する。キャリッジ30には、無端状のベルト42が固定されている。ベルト42は、ガイドレール41の左右に配置された図示しないプーリに巻き掛けられている。一方のプーリには、Y軸方向モータ43(図7参照)が取り付けられている。Y軸方向モータ43は制御部80と電気的に接続されており、制御部80によって制御される。Y軸方向モータ43が駆動するとプーリが回転し、ベルト42が走行する。これにより、キャリッジ30は、ガイドレール41に沿って主走査方向Yに移動する。
図3は、キャリッジ30を下方から見た図である。図3に示すように、キャリッジ30には、複数(ここでは4つ)のインクヘッド50と、光照射装置60と、が搭載されている。複数のインクヘッド50は、主走査方向Yに並んでいる。各インクヘッド50は、副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さよりも長い。各インクヘッド50は、副走査方向Xに並ぶ複数のノズル51と、複数のノズル51が形成されたノズル面50aと、を備えている。ノズル51は、記録媒体5(図2参照)にインクを吐出する微小な孔である。ノズル面50aは、テーブル20(図2参照)と対向している。ノズル面50aは、キャリッジ30の下面よりも下方に位置している。ノズル面50aは、インクヘッド50の下面の一部を形成している。ノズル面50aでは、複数のノズル51が副走査方向Xに一直線状に並んで、ノズル列52を形成している。
なお、ノズル列52の形態は特に限定されない。ノズル列52は、例えば、千鳥状に配列された複数のノズル51によって形成されていてもよいし、2列以上に形成されていてもよい。また、ノズル列52を形成するノズル51の数は限定されない。図3では、ノズル列52を形成するノズル51の数が10個表されているが、実際にはもっと多数(例えば200〜300個程度)のノズル51が形成されている。インクヘッド50は、制御部80(図7参照)に電気的に接続され、制御部80によって制御される。
各インクヘッド50は、それぞれ、図示しないインクチューブによってインクカートリッジ55に連通されている。図2に示すように、インクカートリッジ55は、キャリッジ30には搭載されず、ケース11の内部空間に配置されている。インクカートリッジ55は、インクが貯留されている容器である。本実施形態において、インクカートリッジ55には光硬化性インクが貯留されている。光硬化性インクは、ここでは紫外線を照射されると硬化する(紫外線硬化型の)インクである。ただし、インクの種類は何ら限定されない。また、インクの色も限定されない。光硬化性インクは、例えば、CMYK等の画像形成用のプロセスカラーインクであってもよく、画像の下地または裏地を形成する前処理用のプライマーインクであってもよい。インクは、画像の表面に光沢を付与するためのグロスインク(透明インク)やメタリックインクであってもよい。
光照射装置60は、記録媒体5に吐出された光硬化性インクに向けて光を照射する。光照射装置60は、インクを硬化可能な紫外線波長を有する光を照射する。光照射装置60は、例えば紫外線ランプである。図3に示すように、光照射装置60は、図示しない光源と、照射口61と、を備えている。照射口61は、副走査方向Xに延びている。照射口61の副走査方向Xの長さは、インクヘッド50の副走査方向Xの長さよりも長い。光源から出射された光は、照射口61から下方に向かって照射される。光照射装置60は、ここでは、インクヘッド50の左方に配置されている。ただし、光照射装置60は、インクヘッド50の右方に配置されていてもよい。また、光照射装置60は、インクヘッド50の左右にそれぞれ配置されていてもよい。光照射装置60は、制御部80(図7参照)に電気的に接続され、制御部80によって制御される。
キャッピングユニット70は、インクヘッド50のノズル面50aをキャッピングするものである。図2に示すように、キャッピングユニット70は、プリンタ10の右端部分(ホームポジション)に設けられている。キャッピングユニット70は、複数のキャップ71と、キャップ移動機構72と、吸引ポンプ73と、を備えている。キャップ71は、インクヘッド50と同じ数(ここでは4つ)、設けられている。ホームポジションでは、キャップ71がインクヘッド50の真下に位置している。複数のキャップ71は、主走査方向Yに並んでいる。特に限定されるものではないが、キャップ71は、例えば上部が開口した有底の箱状の形状を有している。キャップ71は、インクヘッド50のノズル面50aに着脱可能に装着される。キャップ71は、インクヘッド50に装着されたときに、インクヘッド50のノズル51の周囲を覆うように構成されている。キャップ71がインクヘッド50に装着されることによって、ノズル51からインクが揮発したり、ノズル面50aでインクが硬化してノズル51が目詰まりしたりしにくくなる。
キャップ移動機構72は、キャップ71を支持し、インクヘッド50のノズル面50aに対して、キャップ71を装着させたり離間させたりする機構である。キャップ移動機構72は、キャップ71に接続されている。キャップ移動機構72は、上下方向Zにキャップ71を昇降させる機構である。キャップ移動機構72は、例えば、ボールねじ機構と、駆動モータ74(図7参照)と、を備えている。駆動モータ74は、制御部80(図7参照)に電気的に接続され、制御部80によって制御される。駆動モータ74が駆動すると、ボールねじ機構によって、キャップ71がノズル面50aに向かって移動したり、ノズル面50aから離間したりする。ただし、ここで説明する機構は一例に過ぎず、キャップ移動機構72の構成は特に限定されない。
吸引ポンプ73は、キャップ71の底面に接続されている。吸引ポンプ73は、ノズル面50aにキャップ71が装着されている状態において、インクヘッド32のノズル33からインクを吸引する。吸引ポンプ73は、キャップ71に溜まったインクを吸引する。吸引ポンプ53は、例えば、真空ポンプである。吸引ポンプ53は、制御部80と電気的に接続されており、制御部80によって制御される。インクヘッド50にキャップ71が装着された状態で吸引ポンプ73が駆動されると、インクヘッド50のノズル51からインクやごみ等が吸い出され、キャップ71内に吐出される。図示は省略するが、キャップ71内に吐出されたインクやごみ等は、廃液経路を介して廃液タンクに回収される。
図4は、ワイピングユニット90等の平面図である。ワイピングユニット90は、インクヘッド50のノズル面50aをワイピングするものである。図2に示すように、ワイピングユニット90は、キャッピングユニット70よりも左方、かつテーブル20よりも右方に設けられている。ワイピングユニット90は、ワイパー92と、ワイパーホルダ93と、ワイパー移動機構95と、ワイパークリーナ98と、クリーナホルダ99と、を備えている。
ワイパーホルダ93は、箱状に形成されている。ワイパーホルダ93は、ワイパー92の下端を保持している。ワイパーホルダ93は、ワイパー92が略直立するようにワイパー92を保持している。図4に示すように、本実施形態において、ワイパーホルダ93は、不使用時、即ちノズル面50aをワイピングしないときには、ガイドレール41よりも前方に位置している。ワイパー92およびワイパーホルダ93は、ワイパー移動機構95によって副走査方向Xに移動可能に構成されている。
ワイパー92は、インクヘッド50のノズル面50aに接触し、ノズル面50aを拭う部材である。図2および図4に示すように、ワイパー92は主走査方向Yと上下方向Zとに延びる平板状の部材である。ワイパー92の下端は、ワイパーホルダ93に固定されている。ワイパー92は、ワイパーホルダ93の上端から上方に向かって延びている。図4に示すように、ワイパー92の主走査方向Yの長さW1は、インクヘッド50のノズル面50aの主走査方向Yの長さN1よりも長い。ワイパー92の上端92T(図5参照)は、ノズル面50aよりも上方に位置している。ワイパー92は、可撓性を有する材料から形成されている。ワイパー92は、後述するワイパークリーナ98よりも硬質な材料から形成されている。ワイパー92は、例えばゴムから形成されている。
ワイパー移動機構95は、ワイパー92およびワイパーホルダ93を副走査方向Xに移動させる機構である。具体的には、ワイパー92およびワイパーホルダ93を、図5に矢印X1で表される第1方向と、第1方向と逆方向であり矢印X2で表される第2方向と、に移動させる機構である。ワイパー移動機構95は、例えば図4に示す位置からノズル面50aの下方までワイパー92を移動させることが可能なように構成されている。ワイパー移動機構95は、ガイドレール95Gと、ベルト95Bと、前側のプーリ96Aと、後側のプーリ96Bと、駆動モータ96Mと、を備えている。本実施形態において、ワイパー移動機構95は、ワイパー92をクリーナホルダ99に対して相対移動させる移動機構の一例である。
ガイドレール95Gは、ケース11に固定され、副走査方向Xに延びている。ガイドレール95Gの前端は、キャリッジ30よりも前方に位置している。ガイドレール95Gの後端は、キャリッジ30よりも後方に位置している。ワイパーホルダ93は、ガイドレール95Gに摺動自在に係合している。ガイドレール95Gは、ワイパー92の副走査方向Xの移動を案内する。ワイパーホルダ93には、無端状のベルト95Bが固定されている。ベルト95Bは、前側のプーリ96Aおよび後側のプーリ96Bに巻き掛けられている。前側のプーリ96Aは、キャリッジ30よりも前方に配置されている。後側のプーリ96Bは、キャリッジ30よりも後方に配置されている。前側のプーリ96Aには、駆動モータ96M(図7も参照)が取り付けられている。駆動モータ96Mが駆動すると前側のプーリ96Aが回転し、ベルト95Bが走行する。それにより、ワイパー92は、ガイドレール95Gに沿って副走査方向Xに移動する。ただし、ここで説明する機構は一例に過ぎず、ワイパー移動機構95の構成は特に限定されない。
クリーナホルダ99は、箱状に形成されている。クリーナホルダ99は、ワイパークリーナ98を保持している。図4に示すように、クリーナホルダ99は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30、ガイドレール41および後述する遮光板78よりも前方に位置している。クリーナホルダ99は、可撓性部材を含んでいる。図5は、本実施形態に係るクリーナホルダ99およびワイパークリーナ98を示す側面図である。クリーナホルダ99は、アウター部材110と、インナー部材120と、を備えている。本実施形態において、アウター部材110は非可撓性部材であり、インナー部材120は可撓性部材である。クリーナホルダ99は、アウター部材110とインナー部材120とをスナップフィット機構で連結して構成されている。スナップフィット機構は、金属部材あるいはプラスチック部材等の連結に用いられる機械的接合法の一種である。スナップフィット機構は、材料の弾性を利用して一方の部材を他方の部材に嵌め込み、係止させることによって、2つの部材を連結する手法である。
図6Aは、アウター部材110を示す側面図である。アウター部材110は、インナー部材120を保持する保持部材として構成されている。アウター部材110は、例えば、銅、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属製や、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコン、フッ素系樹脂等の樹脂製である。アウター部材110は、ケース11に直接固定されている。アウター部材110は、ここではケース11の上壁11U(図2参照)から吊り下げられている。アウター部材110は、上壁11Uと一体的に設けられていてもよい。本実施形態において、上壁11Uは、アウター部材110が固定される壁面の一例である。アウター部材110は、キャリッジ30には搭載されていない。
アウター部材110の下面110Dには、主走査方向Yに沿って延びる長孔状の開口111が形成されている。開口111には、インナー部材120が挿入されて嵌め込まれる。開口111の内周面、詳しくは副走査方向Xの前方側および後方側の面には、それぞれ嵌合溝112が形成されている。嵌合溝112は、後述するインナー部材120の凸部124が嵌め合わせられる部分である。嵌合溝112は、インナー部材120の凸部124に対応した形状に凹んでいる。嵌合溝112は、ここでは主走査方向Yに沿って延びる長孔状である。
図6Bは、インナー部材120を示す側面図である。インナー部材120は、弾性力に抗してアウター部材110に嵌め込まれる挿入部材として構成されている。インナー部材120は、スナップフィット機構により、弾性変形した状態でアウター部材110に係合する。インナー部材120は、可撓性を有する材料から形成されていてもよい。インナー部材120は、例えば、銅、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属製や、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコン、フッ素系樹脂等の樹脂製である。インナー部材120は、ここでは下方が開口し、断面が略コの字状の部材である。インナー部材120は、副走査方向Xに延びたベース部121と、ベース部121の前端から前斜め下方に延びる第1脚部122と、ベース部121の後端から後斜め下方に延びる第2脚部123と、を備えている。
ベース部121は、インナー部材120がアウター部材110に嵌め込まれたときに開口111の上面111Uと対向(例えば当接)する部分である。第1脚部122および第2脚部123は副走査方向Xに対向している。第1脚部122および第2脚部123は、ベース部121に対して対称性を有している。仮想線で示すように、本実施形態では、第1脚部122および第2脚部123の間に、ワイパークリーナ98が挟持される。第1脚部122および第2脚部123は、アウター部材110と対向する外表面122A、123Aと、ワイパークリーナ98と対向する内表面122B、123Bと、を有している。
第1脚部122および第2脚部123は、ベース部121から離れるにつれて外方に広がっている。第1脚部122および第2脚部123は、ベース部121から直線状に延びている。第1脚部122および第2脚部123は、一端がベース部121に接続されているが、他端は解放され、その動きが規制されていない。このため、第1脚部122および第2脚部123は、材料の弾性変形によって内方、即ち、第1脚部122および第2脚部123が相互に近接する方向に撓む。第1脚部122および第2脚部123は、アウター部材110に嵌め込まれたときに、開口111の側面と対向(例えば当接)する部分である。第1脚部122および第2脚部123は、アウター部材110に嵌め込まれたときに、弾性力で開口111の側面に押し付けられる。
第1脚部122および第2脚部123の上下方向Zの長さZ2は、アウター部材110の開口111の深さ(上下方向Zの長さ)Z1よりも大きい。即ち、Z1<Z2である。このことにより、アウター部材110への着脱が容易となる。また、第1脚部122および第2脚部123を撓ませやすくなると共に、インナー部材120をアウター部材110に嵌め込むときの押し付け圧が小さくて済む。
第1脚部122および第2脚部123は、外表面122A、123Aに、それぞれ凸部124を有している。凸部124は、第1脚部122および第2脚部123の外表面122A、123Aから上方に突出している。このため、インナー部材120をアウター部材110に嵌め込むときには、第1脚部122および第2脚部123を内方に撓ませて、凸部124を開口111の内部に収める必要がある。凸部124は、後述する爪部125よりもベース部121に近い位置に設けられている。これにより、少ない力で第1脚部122および第2脚部123を撓ませることができ、アウター部材110への挿入が容易となる。凸部124は、ここではR形状である。これにより、インナー部材120の着脱をスムーズに行うことができる。ただし、凸部124の数や位置、形状等は、特に限定されない。また、本実施形態において、凸部124は少なくとも1つあればよく、必ずしも第1脚部122および第2脚部123がそれぞれ凸部を有していなくてもよい。
第1脚部122および第2脚部123は、内表面122B、123Bに、それぞれ爪部125を有している。爪部125は、凸部124よりもベース部121から遠い位置に設けられている。爪部125は、内表面122B、123Bから張り出している。爪部125は、内表面122B、123Bから遠ざかるにつれて外形が小さくなるように設けられている。爪部125は、インナー部材120の内方に向かって延びている。爪部125は、ワイパークリーナ98の表面に対して略垂直に当接している。本実施形態において、爪部125は、ワイパークリーナ98の位置ずれを抑制する係止部の一例である。ただし、爪部125の数や位置、形状等は、特に限定されない。第1脚部122および第2脚部123の間に、ワイパークリーナ98が挟み込まれると、第1脚部122および第2脚部123の内表面122B、123Bと、爪部125とによって、ワイパークリーナ98が支持される。爪部125を有することで、ワイパークリーナ98の上下方向Zの位置ずれをより良く防止することができる。
ワイパークリーナ98は、ワイパー92と接触し、ワイパー92の表面に付着したインクを取り除く(例えば吸い取る)部材である。本実施形態において、ワイパークリーナ98は、可撓性を有する材料から形成されている。ワイパークリーナ98は、ワイパー92よりも軟質な材料から形成されている。ワイパークリーナ98は、例えばインクを吸収保持する機能を有するインク吸収体から構成されている。ワイパークリーナ98が吸収保持することができるインク量(インク吸収量)は、ワイパー92よりも多いとよい。ワイパークリーナ98は、例えば多孔質体である。ワイパークリーナ98は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂から形成されている。ワイパークリーナ98は、例えば、2次元的および/または3次元的に発泡孔が連通された連続発泡構造を有する発泡体である。
図4に示すように、ワイパークリーナ98は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30、ガイドレール41および後述する遮光板78よりも前方に位置している。ワイパークリーナ98は、ワイパー92の移動範囲内に配置されている。ワイパークリーナ98は、ワイパー92と平行に配置されている。ワイパークリーナ98の主走査方向Yの長さC1は、ワイパー92の主走査方向Yの長さW1よりも長い。これにより、ワイパー92の表面に付着したインクを安定して取り除くことができる。
図5に示すように、ワイパークリーナ98は、クリーナホルダ99に保持されている。詳しくは、ワイパークリーナ98は、インナー部材120の弾性変形によって保持され、さらに爪部125によって係止されている。インナー部材120は、ワイパークリーナ98を保持した状態でアウター部材110に嵌め合わせられている。ワイパークリーナ98は、ここでは下方が開口し、断面が逆U字状である。ワイパークリーナ98は、ここでは1枚のインク吸収体を2つに折り畳み、折り返し部分をインナー部材120の第1脚部122および第2脚部123で挟み込むことによって形成されている。ワイパークリーナ98は、屈曲部98Aと、屈曲部98Aから下方に延びる2つの延伸部98Bと、を有している。ワイパークリーナ98をインナー部材120に取り付けた状態で、2つの延伸部98Bの下端98Dは、上下方向Zの高さが略同じである。2つの延伸部98Bの下端98Dは、ワイパー92の上端92Tよりも下方に位置している。2つの延伸部98Bの下端98Dは、ワイパー92の中間位置よりも上方に位置している。
ワイパークリーナ98をインナー部材120に取り付けた状態で、ワイパークリーナ98は、インナー部材120の第1脚部122および第2脚部123よりも下方に延びている。ワイパークリーナ98をインナー部材120に取り付けた複合体の上下方向Zの長さZ3は、第1脚部122および第2脚部123の上下方向Zの長さZ2よりも大きい。即ち、Z2<Z3である。また、ワイパークリーナ98のインナー部材120からはみ出した部分の上下方向Zの長さZ4は、例えば長さZ2よりも短いとよく、長さZ1よりも短いとよい。これにより、ワイパークリーナ98とインナー部材120との一体性が向上して、クリーナホルダ99でワイパークリーナ98を高いレベルで安定して保持することができる。
図6Bに示すように、2つの延伸部98Bは、弓なりに延びている。2つの延伸部98Bは、副走査方向Xにおいて反対側に反っている。即ち、一方の延伸部98Bはワイパー92に向かう第1方向X1に反っており、他方の延伸部98Bは第1方向とは逆の第2方向X2に反っている。一方の延伸部98Bは第1方向X1を向いており、他方の延伸部98Bは、第2方向X2の方向を向いている。2つの延伸部98Bは、いずれもインナー部材120に近い側の長さが短い。主走査方向Yから見て、2つの延伸部98Bの下端98Dは反対方向に傾斜している。一方の延伸部98Bの下端98Dは、ワイパークリーナ98の内方から外方に向かって傾斜している。他方の延伸部98Bの下端98Dは、ワイパークリーナ98の外方から内方に向かって傾斜している。このように下端98Dの傾斜方向が異なることにより、2つの延伸部98Bではワイパー92と接触する角度(接触角度)が相異している。2つの延伸部98Bの接触角度が相異することで、ワイパー92に付着したインクを拭き取る動作と、ワイパー92に固着したインクを掻き取る動作とを、1つのワイパークリーナ98で実現可能となり、ワイパー92を効率的に清掃することができる。
ワイパークリーナ98の屈曲部98Aには、ガイド溝Gが設けられている。ガイド溝Gは、例えばワイパークリーナ98とインナー部材120のベース部121との位置合わせを行うためのものである。ガイド溝Gは、例えばインク吸収体を折り畳む際の目安となったり、折り曲げ容易を向上したりするものである。ガイド溝Gは、2つの延伸部98Bの境界線上に設けられている。ガイド溝Gは、ここでは、主走査方向Yに沿って点線状に設けられた複数の孔を有する。孔は、上下方向Zに貫通した通し穴(貫通孔)であってもよいし、貫通していない止まり穴であってもよい。また、ガイド溝Gは、例えばワイパークリーナ98の表面に描かれた折り線等であってもよい。本実施形態において、ガイド溝Gは、ガイドの一例である。
図6Cに示すように、ワイパークリーナ98をクリーナホルダ99に取り付けるときには、例えばまず、ガイド溝Gに沿って1枚のインク吸収体を手で2つに折り曲げる。そして、折り返し部分を手で持ち、インナー部材120の第1脚部122および第2脚部123の間に挿入する。これにより、図6Bに示すように、インナー部材120の第1脚部122および第2脚部123の内表面122B、123Bによって、ワイパークリーナ98が逆U字状(アーチ状)の形状に保持される。ワイパークリーナ98が可撓性を有する場合は、逆U字状の形状とすることで、摩擦が大きくなり、ワイパークリーナ98の荷重が圧縮力で支えられる。ワイパークリーナ98は、爪部125によってインナー部材120に係止される。次に、インナー部材120の第1脚部122および第2脚部123を撓ませた状態で、インナー部材120をアウター部材110の開口111に挿入する。インナー部材120の凸部124は、開口111の側壁に沿って上方に移動し、図5に示すように、アウター部材110の嵌合溝112に嵌め合わせられる。以上のようにして、スナップフィット機構により、ワイパークリーナ98がクリーナホルダ99に取り付けられる。
図4に示すように、ワイピングユニット90は、さらに遮光板78を備えている。遮光板78は、光照射装置60から照射された光を遮る部材である。遮光板78は、不透明部材、例えば黒色部材である。遮光板78は、2次元的および/または3次元的に空隙が連通されているスポンジや、2次元的および/または3次元的に発泡孔が連通された連続発泡構造を有する発泡体であってもよい。遮光板78の材質は、典型的には、ワイパークリーナ98とは異なっている。遮光板78は、例えば、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)製の多孔質体である。
遮光板78は、副走査方向Xにおいて、キャリッジ30とワイパークリーナ98との間に配置されている。遮光板78は、キャリッジ30より前方かつワイパークリーナ98よりも後方に配置されている。光照射装置60から照射された光がワイパー92に付着した光硬化性インクに到達し、ワイパー92上で光硬化性インクが固化すると、ワイパークリーナ98での除去が難しくなる。また、光照射装置60から照射された光がワイパークリーナ98に付着した光硬化性インクに到達し、ワイパークリーナ98上で光硬化性インクが固化すると、ワイパークリーナ98が硬化して、ワイパー92に付着したインクを取り除きにくくなる。上記位置に遮光板78を備えることで、光照射装置60から照射された光がワイパー92およびワイパークリーナ98に到達することを抑制することができ、上述のような不具合の発生を未然防止することができる。
図示は省略するが、遮光板78の下端はワイパークリーナ98の下端98Dよりも下方に位置している。このため、ワイパー92が副走査方向Xに移動すると、遮光板78と接触する。これにより、ワイパー92の表面に付着したインクを、遮光板78によっても取り除くことができる。遮光板78は、ここでは、ワイパークリーナ98とキャリッジ30との間に位置する第1部78Lと、第1部78Lの左端から前方に向かって延びかつワイパークリーナ98の側方(ここでは左方)に位置する第2部78Mと、を備えている。
制御部80は、プリンタ10の全体の動作を制御する。図1に示すように、制御部80は、ここではケース11の内部に設けられている。制御部80は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から送信された印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置と、を備えている。ただし、制御部80はケース11の内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御部80は、プリンタ10の外部に設置され、プリンタ10と通信可能に接続されたコンピュータ等であってもよい。
図7は、制御部80の機能ブロック図である。図7に示すように、制御部80は、第1移動機構25XのX軸方向モータ26Xと、第2移動機構25ZのZ軸方向モータ26Zと、キャリッジ30のY軸方向モータ43と、インクヘッド50と、光照射装置60と、キャップ移動機構72の駆動モータ74と、吸引ポンプ73と、ワイパー移動機構95の駆動モータ96Mと、に通信可能に接続されており、これらの動作を制御している。制御部80は、印刷制御部81と、キャッピング制御部82と、ワイピング制御部83と、を備えている。制御部80の各部は、相互に通信可能に構成されている。制御部80の各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。制御部80の各部は、プロセッサによって行われるものであってもよいし、回路に組み込まれたものであってもよい。制御部80の各部は、コンピュータプログラムによって実現されてもよい。
コンピュータプログラムは、制御部80の動作が書き込まれ、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であっていてもよい。記録媒体としては、例えば、半導体記録媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリーカード)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク)等が例示される。また、コンピュータプログラムは、上記記録媒体あるいはインターネットやイントラネット等のネットワークを介して、サーバーコンピュータに送信することができる。この場合、サーバーコンピュータもまた、制御部80の一形態である。
印刷制御部81は、外部機器から送信された印刷データに基づいて、記録媒体5に所定の画像を印刷する印刷動作を行う制御部である。印刷制御部81は、印刷データに基づいて、プリンタ10の動作を制御する。印刷制御部81は、X軸方向モータ26Xを駆動させて、テーブル20を副走査方向Xに移動させる。印刷制御部81は、Y軸方向モータ43を駆動させて、キャリッジ30を主走査方向Yに移動させる。印刷制御部81は、インクヘッド50から記録媒体5に向けてインクを吐出する。印刷制御部81は、光照射装置60を制御して、記録媒体5に吐出された光硬化性インクに向けて光を照射する。
キャッピング制御部82は、キャッピング動作を制御する制御部である。キャッピング制御部82は、ホームポジションで、即ち、キャリッジ30がキャッピングユニット70の上方に位置した状態で、キャップ移動機構72の駆動モータ74を制御して、キャップ71を上方に移動させる。これにより、インクヘッド50にキャップ71が装着される。また、キャッピング制御部82は、インクヘッド50にキャップ71が装着された状態で、必要に応じて吸引ポンプ73を駆動させ、インクヘッド50のインクをノズル51からキャップ71へと吐出させるフラッシング動作を行う制御部である。
ワイピング制御部83は、ワイパー92によってノズル面50aをワイピングする動作と共に、典型的には一連の動作として、ワイパークリーナ98にワイパー92を接触させる動作を行う制御部である。ワイピング制御部83は、例えば印刷制御部81が印刷動作を行う前にワイピングする動作を実行するように構成されていてもよい。ワイピング制御部83は、例えばキャッピング制御部82がフラッシング動作を行った後にワイピングする動作を行うように構成されていてもよい。
ワイピング制御部83は、例えばまず、キャリッジ移動機構40を制御して、キャリッジ30をワイパー92の移動経路上に移動させる。これにより、キャリッジ30とワイパークリーナ98とが同一直線上に位置する。ワイピング制御部83は、例えばワイパー92がワイパークリーナ98よりも前方に位置する状態からワイパー移動機構95の駆動モータ96Mを制御して、ワイパー92を図5の第1方向X1(副走査方向Xの下流側から上流側)に移動させる。これにより、ワイパー92はワイパークリーナ98の2つの延伸部98Bに順に接触して清掃される。例えば、ワイパー92の表面にインクが付着している場合、当該インクが除去される。次いでワイピング制御部83は、ワイパー92をさらに第1方向X1に移動させる。これにより、ワイパー92がノズル面50aに接触し、ノズル面50aがワイピングされる。即ち、一実施形態において、ワイピング制御部83は、ワイパー92をワイパークリーナ98の2つの延伸部98Bに順に接触させた後に、ワイパー92によってノズル面50aをワイピングする。
ただし、ワイピング制御部83は、ノズル面50aをワイピングした後にワイパー92をワイパークリーナ98の2つの延伸部98Bに接触させてもよい。ワイピング制御部83は、例えばまず、ワイパー移動機構95の駆動モータ96Mを制御して、ワイパー92をインクヘッド50よりも後方に移動させる。そして、この状態からワイパー移動機構95の駆動モータ96Mを制御して、ワイパー92を図5の第2方向X2(副走査方向Xの上流側から下流側)に移動させる。すると、ワイパー92がノズル面50aに接触し、ノズル面50aがワイピングされる。次いでワイピング制御部83は、ワイパー92をさらに第2方向X2に移動させる。これにより、ワイパー92が、ワイパークリーナ98の2つの延伸部98Bに順に接触する。即ち、ワイピング制御部83は、ワイパー92によってノズル面50aをワイピングした後に、ワイパー92をワイパークリーナ98に接触させてもよい。
本実施形態では、ワイピング制御部83がワイパー92を図5の第1方向X1または第2方向X2に1回移動させる動作で、ワイパークリーナ98の2つの延伸部98Bにワイパー92が接触する。即ち、1回の動作でワイパークリーナ98にワイパー92を2回接触させることができる。例えば、1回の動作でワイパークリーナ98にワイパー92を1回接触させる場合は、ワイパー92に残るインク量を低減するために、ワイパークリーナ98とワイパー92とを所定時間(例えば1〜5秒程度)接触させることが必要となる。例えば、ワイパー92がワイパークリーナ98に接触したときに、ワイパー92の移動を停止し、所定時間待機する制御が必要となる。その結果、ワイパー92の移動速度が遅くなり、ワイピングに要する時間が長くなる傾向がある。これに対して、本実施形態では、1回の動作でワイパークリーナ98にワイパー92を接触させる回数を増やすことで、相対的にワイパー92の移動速度を早く設定することが可能となる。したがって、ワイピングに要する時間を短縮することができる。
以上のように、本実施形態のプリンタ10では、インナー部材120(可撓性部材)の弾性力を利用してワイパークリーナ98をクリーナホルダ99に取り付けている。このため、ワイパークリーナ98を固定するときに別部材の固定具(例えばネジ)を用いなくて済む。したがって、部品点数を削減できると共に、ワイパークリーナ98を交換するときに固定具(例えばネジ)を着脱する必要がなくなり、交換時の作業が楽になる。その結果、ユーザの負担を軽減することができる。また、ワイパークリーナ98を気軽かつ気楽に交換できることから、きれいなワイパークリーナ98を使用する機運が高まり、ワイパー92に付着したインクを効果的に低減することができる。
本実施形態のプリンタ10では、ワイパークリーナ98は、インク吸収体であり、ワイパー92よりも吸収保持できるインク量(インク吸収量)が多い。これにより、ワイパー92の表面に付着したインクを比較的短時間で吸収除去することができる。このため、ワイパー92を効率よく清掃することができる。
本実施形態のプリンタ10では、クリーナホルダ99は、アウター部材110と、アウター部材110に嵌め合わせられるインナー部材120と、を備える。インナー部材120は、ベース部121と、ベース部121から下方に向かって延びる一対の脚部122、123と、を備える。そして、インナー部材120がアウター部材110に嵌め合わせられたときに、一対の脚部122、123が相互に接近してワイパークリーナ98を挟持するように構成されている。
本実施形態のプリンタ10では、アウター部材110とインナー部材120とは、スナップフィット機構によって嵌め合わせられ、ワイパークリーナ98は、一対の脚部122、123の間に挟持されている。これにより、アウター部材110とインナー部材120とが強固に連結され、例えばワイパー92とワイパークリーナ98とが接触したとき等にも、インナー部材120がアウター部材110から抜け落ちにくくなる。
本実施形態のプリンタ10では、ワイパークリーナ98は、屈曲部98Aと、屈曲部98Aから延びる複数の延伸部98Bと、を備えている。ワイパークリーナ98は、屈曲部98Aがインナー部材120のベース部121と対向し、複数の延伸部98Bがインナー部材120の第1脚部122および第2脚部123と対向するように、インナー部材120に挿入されている。例えば、ワイパークリーナ98は、断面が逆U字状になるようにインナー部材120に挿入されている。これにより、1回の動作でワイパー92を複数の延伸部98Bに接触させることができる。言い換えれば、ワイパー92とワイパークリーナ98との接触回数を増やすことができる。その結果、ワイパー92とワイパークリーナ98との接触回数が1回である場合に比べて、ワイパー92の表面に付着したインクを安定的にかつ効率良く取り除くことができる。
本実施形態のプリンタ10では、一方の延伸部98Bはワイパー92に向かう第1方向X1に反っており、他方の延伸部98Bは第1方向X1とは逆の第2方向X2に反っている。これにより、各延伸部98Bでワイパー92に対する接触角度が相互に異なることとなる。例えば接触角度を鋭角にすれば、ワイパー92に対してワイパークリーナ98を比較的強い力で当接させることができ、例えばワイパー92に固着したインクを掻き取ることができる。また、接触角度を直角または鈍角にすれば、ワイパー92に対してワイパークリーナ98を比較的弱い力で当接させることができ、例えばワイパー92の表面を優しく拭き取ることができる。接触角度の異なる複数の延伸部98Bを備えることで、インクを掻き取る動作と拭き取る動作とを1つのワイパークリーナ98で実現可能となり、ワイパー92を効率的に清掃することができる。
本実施形態のプリンタ10では、第1脚部122および第2脚部123は、ワイパークリーナ98と対向する面に爪部125(係止部)を有し、爪部125でワイパークリーナ98を係止するように構成されている。これにより、例えばワイパー92と接触したときにも、ワイパークリーナ98が上下方向Zに位置ずれしにくくなる。
本実施形態のプリンタ10では、ワイパークリーナ98は、1枚のインク吸収体のシートが2つに折り畳まれて形成されており、当該インク吸収体のシートには、2つに折り畳む位置の基準となるガイド溝G(ガイド)が形成されている。これにより、折り畳む位置を間違えたり折り目が曲がったりすることを抑制して、折り曲げ容易性を向上することができる。したがって、ワイパークリーナ98をスムーズにインナー部材120に挿入することができると共に、ワイパークリーナ98の下端98Dの位置がブレにくくなる。
本実施形態のプリンタ10は、上壁11Uを有する中空構造のケース11をさらに備える。クリーナホルダ99は、ケース11の上壁11Uに固定されている。これにより、例えばキャリッジ30が激しく移動するような場合であっても、ワイパークリーナ98が脱落しにくくなり、クリーナホルダ99でワイパークリーナ98を安定的に保持することができる。
本実施形態のプリンタ10は、インクヘッド50が搭載され、主走査方向Yに移動可能なキャリッジ30をさらに備える。ワイパー移動機構95は、ワイパー92を主走査方向Yと直交する副走査方向Xに移動させるように構成されている。これにより、インクヘッド50のノズル面50aをワイパー92で効率的に拭うことができる。
本実施形態のプリンタ10は、ワイパークリーナ98とキャリッジ30とが副走査方向Xの同一直線上に位置している状態でワイパー移動機構95を制御して、ワイパー92でインクヘッド50のノズル面50aを拭う動作の前あるいは後に、ワイパー92をワイパークリーナ98に接触させる動作を行うワイピング制御部をさらに備える。ノズル面50aを拭う前にワイパー92をワイパークリーナ98に接触させることで、ワイパー92がきれいな状態でノズル面50aを拭うことができる。また、ノズル面50aを拭った後にワイパー92をワイパークリーナ98に接触させることで、ノズル面50aのインクが固まり始める前にインクを取り除くことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の各実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。請求の範囲に記載の技術には、上記に例示した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、上記した実施形態の一部を組み合わせたり、他の変形態様に置き換えたりすることも可能であり、上記した実施形態に他の変形態様を追加することも可能である。また、その技術的特徴が必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することも可能である。
上述した実施形態では、ワイパー92がワイパークリーナ98よりも硬質な材料から形成されていた。しかし、これには限定されない。ワイパークリーナ98は、ワイパー92よりも硬質な材料から形成されていてもよい。これにより、比較的固化が進んだインクであっても、ワイパークリーナ98でそぎ落として適切に取り除くことができる。
上述した実施形態では、アウター部材110がケース11の上壁11Uから吊り下げられていた。しかし、これには限定されない。アウター部材110は、例えばケース11の横壁等に直接的または間接的に取り付けられていてもよいし、キャリッジ30に搭載されていてもよい。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98が1枚のシートを2つ折りにして形成されており、断面が逆U字状になるようにインナー部材120に保持されていた。しかし、これには限定されない。図8、図9は、他の一実施形態に係るワイパークリーナ198を示す側面図である。図8において、ワイパークリーナ198は、折り返し部分が無いブロック状であり、断面が略四角形状あるいはI字状である。また、図9において、ワイパークリーナ298は、1枚のインク吸収体のシートを3つに折り畳んで形成されており、断面が略M字状である。ワイパークリーナ298は、3つの屈曲部298Aと、4つの延伸部298Bと、を備えている。ワイパークリーナ198、298は、ワイパークリーナ98とは異なり、ガイド溝のようなガイドを有していない。このようなワイパークリーナ198、298もまた、ワイパークリーナ98と同様に好適に用いることができる。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98を係止する係止部が爪部125であった。しかし、これには限定されない。係止部は、例えば、ワイパークリーナ98との間に生じる摩擦抵抗を向上するあらゆる形状や加工を包含する。係止部は、例えば、ワイパークリーナ98との当接面に形成された細かな凹凸形状、溝形状、メッシュ形状等であってもよいし、ワイパークリーナ98との当接面に取り付けられた、ゴム製や合成樹脂製等の滑り止め部材であってもよい。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98がインナー部材120の第1脚部122および第2脚部123で挟持されていた。しかし、これには限定されない。図10は、他の一実施形態に係るワイピングユニットの要部を示す側面図である。本実施形態のワイピングユニットは、アウター部材310と、インナー部材320と、ワイパークリーナ398と、を備えている。アウター部材310には、インナー部材320が挿入される開口111が形成されている。アウター部材310は、上述したアウター部材110とは異なり、嵌合溝を有していない。インナー部材320は、ベース部321と、第1脚部322と、第2脚部323と、を備えている。インナー部材320は、さらに、持ち手部326を備えている。持ち手部326は、インナー部材320を着脱する際に、指で把持したり指を引っ掛けたりすることができるように設けられている。インナー部材320は、上述したインナー部材120とは異なり、凸部および、爪部のような係止部を有していない。ワイパークリーナ398は、インナー部材320の弾性変形によって保持されている。ワイパークリーナ398は、アウター部材310とインナー部材320との間に挟持されている。ワイパークリーナ398は、ワイパークリーナ98とは異なり、ガイド溝のようなガイドを有していない。このようなワイピングユニットもまた、ワイピングユニット90と同様に好適に用いることができる。
本実施形態のプリンタ10では、ワイパークリーナ98は、アウター部材110とインナー部材120との間に挟持されている。これにより、ワイパークリーナ98とクリーナホルダ99との一体性が高まり、ワイパークリーナ98を高いレベルで安定して保持することができる。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98の延伸部98Bの下端98Dが、主走査方向Yから見て傾斜状に形成されていた。しかし、これには限定されない。延伸部98Bの下端98Dは、主走査方向Yから見て、例えば直線状や円弧状等に形成されていてもよい。
上述した実施形態では、ワイパークリーナ98およびクリーナホルダ99は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30よりも下流側(ここでは前方)に位置していた。しかし、これには限定されない。ワイパークリーナ98およびクリーナホルダ99は、副走査方向Xにおいてキャリッジ30よりも上流側(ここでは後方)に位置してもよい。また、ワイパー92およびワイパーホルダ93は、不使用時、即ちノズル面50aをワイピングしないときには、ガイドレール41よりも後方に位置していてもよい。
上述した実施形態では、副走査方向Xにおいてワイパークリーナ98とワイパー92とが平行に配置されていた。しかし、これには限定されない。ワイパークリーナ98はワイパー92に対して傾いて配置されていてもよい。即ち、平面視でワイパークリーナ98の主走査方向Yの一方の端部が他方の端部よりも前方に位置してもよい。
上記した実施形態では、ワイパークリーナ98がケース11に固定され移動不能に構成されていた。また、ワイパー92が副走査方向Xに移動するように構成されていた。しかし、これには限定されない。ワイパー92とワイパークリーナ98との移動は相対的なものであり、そのどちらが副走査方向Xに移動してもよい。例えば、ワイパークリーナ98が副走査方向Xに移動可能なように構成されていてもよい。
上記した実施形態では、プリンタ10が光照射装置60を備えていたが、光照射装置60は必須ではなく、省略することもできる。その場合、インクカートリッジ55には、紫外線硬化型以外のインクが貯留されていてもよい。
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
50 インクヘッド
50a ノズル面
92 ワイパー
95 ワイパー移動機構(移動機構)
98 ワイパークリーナ
99 クリーナホルダ
110 アウター部材
120 インナー部材
121 ベース部
122、123 脚部

Claims (13)

  1. 記録媒体にインクを吐出するノズルが形成されたノズル面を有するインクヘッドと、
    上方に向かって延び、前記ノズル面を拭うワイパーと、
    下方に向かって延び、前記ワイパーに付着したインクを取り除くワイパークリーナと、
    前記ワイパークリーナを保持するクリーナホルダと、
    前記ワイパーおよび前記クリーナホルダのうちの少なくとも一方を他方に対して相対移動させる移動機構と、を備え、
    前記クリーナホルダは可撓性部材を含み、前記可撓性部材の弾性変形によって前記ワイパークリーナが前記クリーナホルダに保持されている、
    インクジェットプリンタ。
  2. 前記ワイパークリーナは、インク吸収体であり、前記ワイパーよりも吸収保持できるインク量が多い、
    請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記クリーナホルダは、アウター部材と、前記アウター部材に嵌め合わせられるインナー部材と、を備え、
    前記インナー部材は、ベース部と、前記ベース部から下方に向かって延びる一対の脚部と、を備え、前記アウター部材に嵌め合わせられたときに前記一対の脚部が相互に接近して前記ワイパークリーナを挟持するように構成されている、
    請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記アウター部材と前記インナー部材とは、スナップフィット機構によって嵌め合わせられ、
    前記ワイパークリーナは、前記一対の脚部の間に挟持されている、
    請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記ワイパークリーナは、前記アウター部材と前記インナー部材との間に挟持されている、
    請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記ワイパークリーナは、少なくとも1つの屈曲部と、前記屈曲部から延びる第1延伸部および第2延伸部と、を備え、前記屈曲部の少なくとも1つが前記ベース部と対向し、前記第1延伸部および第2延伸部が前記一対の脚部と対向するように、前記クリーナホルダに保持されている、
    請求項3から5のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記第1延伸部は前記ワイパーに向かう第1方向に反っており、前記第2延伸部は前記第1方向とは逆の第2方向に反っている、
    請求項6に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記一対の脚部のうちの少なくとも一方は、前記ワイパークリーナと対向する面に係止部を有し、前記係止部で前記ワイパークリーナを係止するように構成されている、
    請求項3から7のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記ワイパークリーナは、断面が逆U字状になるように前記クリーナホルダに保持されている、
    請求項1から8のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記ワイパークリーナは、1枚のシートが折り畳まれて形成されており、
    前記シートには、折り畳む位置の基準となるガイドが形成されている、
    請求項1から9のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  11. 壁面を有する中空構造の筐体をさらに備え、
    前記クリーナホルダは、前記筐体の前記壁面に固定されている、
    請求項1から10のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記インクヘッドが搭載され、主走査方向に移動可能なキャリッジをさらに備え、
    前記移動機構は、前記ワイパーを前記主走査方向と直交する副走査方向に移動させるように構成されている、
    請求項1から11のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記ワイパークリーナと前記キャリッジとが前記副走査方向の同一直線上に位置している状態で前記移動機構を制御して、前記ワイパーで前記ノズル面を拭う動作の前あるいは後に、前記ワイパーを前記ワイパークリーナに接触させる動作を行うワイピング制御部をさらに備える、
    請求項12に記載のインクジェットプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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