JP6995735B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、インクヘッドに付着するインク等を除去するワイピング機構を備えたインクジェットプリンタが知られている。例えば、特許文献1には、複数の記録ヘッドの吐出口面に摺接してインク等を拭き取るワイピング部材(ブレード)を備えたインクジェット記録装置が開示されている。
特開平7-125228号公報
ところで、上記したようなワイピングでは、インクヘッドのノズルが形成されたノズル面の外側にインク汚れその他の異物があると、ワイパーがその汚れ等をノズル面に持ち込んでしまうおそれがあった。このような汚れ等がノズルに入ると、インクの吐出不良などを引き起こす場合もあった。このように、従来のヘッドクリーニングでは、必ずしも高い品質が確保できていなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高品質なヘッドクリーニングを行えるインクジェットプリンタを提供することである。
ここに開示するインクジェットプリンタは、複数のノズルが形成されたノズル面を備えたインクヘッドと、クリーニング部材を備えたクリーニングユニットと、前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを相対的に移動させる移動装置と、前記移動装置を制御する制御装置とを備えている。
前記クリーニング部材は、所定の伸長方向に延びており、前記伸長方向のうちの一方向である第1方向の端部から前記第1方向とは逆方向の第2方向に延びる第1領域と、前記第2方向の端部から前記第1方向に延びる第2領域とを備えている。前記伸長方向に関して、前記第1領域の長さと前記第2領域の長さとを合わせた長さは、前記ノズル面の長さ以上である。
前記制御装置は、第1制御部と、第2制御部と、第3制御部と、第4制御部と、第5制御部とを備えている。
前記第1制御部は、前記第1領域の前記第2方向の端部と前記ノズル面の前記第2方向の端部とが重なるように前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させる。
前記第2制御部は、前記第1制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させたまま前記インクヘッドに対して前記第2方向に移動させる。
前記第3制御部は、前記第2制御部が前記クリーニング部材を移動させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面から離間させる。
前記第4制御部は、前記第3制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面から離間させた後に、前記第2領域の前記第1方向の端部と前記ノズル面の前記第1方向の端部とが重なるように前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させる。
前記第5制御部は、前記第4制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させたまま前記インクヘッドに対して前記第1方向に移動させる。
上記インクジェットプリンタによれば、ノズル面に掛かるようにクリーニング部材を接触させ、そこからクリーニングユニットをノズル面の外側に向かって移動させる。そこで、ノズル面のノズルが形成されている領域に、その外側の汚れが持ち込まれることがない。また、上記インクジェットプリンタでは、クリーニング部材の第1領域の長さと第2領域の長さとを合わせた長さは、ノズル面の長さ以上に構成されている。よって、ノズル面の第1領域が接触する部分と第2領域が接触する部分とは少なくとも隣接し、ノズル面の全面がクリーニング部材と接触する。さらに、上記インクジェットプリンタによれば、ノズル面のうち第1領域が接触しなかった部分には、未使用の第2領域が接触する。そこで、ノズル面から一度除去したインク等が再びノズル面に付着することが防止される。よって、より高品質のヘッドクリーニングを行うことができる。
一実施形態に係るプリンタの正面図である。 テーブルの平面図である。 キャリッジ下面の構成を模式的に示す平面図である。 クリーニングユニットの斜視図である。 プリンタのブロック図である。 クリーニングのプロセスの一例を示すフローチャートである。 ステップS01終了時のインクヘッドとクリーニング部材との副走査方向に関する位置関係を模式的に示す平面図である。 ステップS05終了時のインクヘッドとクリーニング部材との副走査方向に関する位置関係を模式的に示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。以下の説明では、インクジェットプリンタを正面から見たときに、インクジェットプリンタから遠ざかる方を前方、インクジェットプリンタに近づく方を後方とする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、インクジェットプリンタの設置態様等を限定するものではない。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。主走査方向Yは左右方向である。符号Xは、副走査方向を示している。副走査方向Xは前後方向である。副走査方向Xのうち、第1副走査方向X1は、前方と一致する。また、副走査方向Xのうち、第2副走査方向X2は第1副走査方向X1の逆方向であり、後方と一致する。符号Zは、上下方向を示している。ただし、主走査方向Y、副走査方向Xおよび上下方向Zは特に限定されず、プリンタの形態に応じて適宜に設定可能である。
図1に示すように、プリンタ10は、筐体11と、キャリッジ20と、テーブル30と、複数のインクヘッド40A~40Dと、移動装置60と、キャッピング装置70と、制御装置100と、クリーニングユニット200とを備えている。
筐体11は、前面が開放された箱状に形成されている。筐体11は、左右方向に延びている。筐体11は、内部に、キャリッジ20と、テーブル30と、複数のインクヘッド40A~40Dと、移動装置60と、キャッピング装置70と、制御装置100と、クリーニングユニット200とを収納している。筐体11は、前面の開放部を開閉可能なフロントカバー12を備えている。
図1に示すように、テーブル30は、筐体11の内部空間において、主走査方向Yのほぼ中央に配置されている。本実施形態に係るプリンタ10は、いわゆる、フラットベッドタイプのプリンタである。テーブル30は、略水平に設置されている。印刷時、テーブル30には、被印刷物が載置される。被印刷物の形状は特に限定されず、平板状の他、様々な立体形状を有していてもよい。被印刷物の材質も特に限定されず、被印刷物は、例えば、木、金属、ガラス、紙、布などであってもよい。
図2は、テーブル30の平面図である。図2に示すように、クリーニングユニット200はテーブル30上に装着されている。本実施形態では、クリーニングユニット200は、テーブル30に着脱自在である。テーブル30には、3つの装着孔31~33が形成されている。装着孔31~33は、クリーニングユニット200の脚部240(図4参照)が挿入される貫通孔である。第1の装着孔31は、テーブル30の左前端部に形成されている。第2の装着孔32は、第1の装着孔31の右方に設けられている。第3の装着孔33は、第1の装着孔31の後方に設けられている。クリーニングユニット200が設置されるテーブル30上の場所は、テーブル30の左前端部付近である。クリーニングユニット200は、被印刷物に印刷を行う際には、テーブル30から取り外される。クリーニングユニット200は、インクヘッド40A~40Dのクリーニングを行う際には、テーブル30に装着される。インクヘッド40A~40Dのクリーニングは、インクヘッド40A~40Dのノズル面41およびノズル42(いずれも図3参照)をクリーニングユニット200で拭うことによって、ノズル面41およびノズル42のインクを除去する作業である。本実施形態では、クリーニングユニット200のクリーニング部材220A~220Dでインクを吸収することにより、インクを除去する。
複数のインクヘッド40A~40Dは、キャリッジ20に搭載されている。インクヘッド40A~40Dは、キャリッジ20の下面に設けられている。図3は、キャリッジ20の下面の構成を模式的に示す平面図である。図3に示すように、複数のインクヘッド40A~40Dは、キャリッジ20において、主走査方向Yに並んで配置されている。そのうち第1インクヘッド40Aは、最も左方に配置されている。第2インクヘッド40Bは、第1インクヘッド40Aよりも右方に配置されている。第3インクヘッド40Cは、第2インクヘッド40Bよりも右方に配置されている。第4インクヘッド40Dは、最も右方に配置されている。インクヘッド40A~40Dは、それぞれ、副走査方向Xに延びている。インクヘッド40A~40Dの副走査方向Xに関する位置は揃っている。
図3に示すように、インクヘッド40A~40Dの下面には、それぞれ、複数のノズル42が形成されている。インクヘッド40A~40Dの下面は、それぞれ、複数のノズル42が形成されたノズル面41を構成している。ノズル面41において、複数のノズル42は、副走査方向Xに並んでノズル列を形成している。ここでは、複数のノズル42は、2列に並んで2つのノズル列N1およびN2を形成している。第1ノズル列N1および第2ノズル列N2は、いずれも、副走査方向Xに延びている。第1ノズル列N1と第2ノズル列N2とは、主走査方向Yに並んで配置されている。
インクヘッド40A~40Dのノズル列N1およびN2には、それぞれ1つのインクカートリッジ(図示せず)が接続されている。インクヘッド40A~40Dのノズル列N1、N2のノズル42からは、それぞれに接続されたインクカートリッジに貯留されたインクが吐出される。ここでは、インクカートリッジには、紫外線を受けて硬化する紫外線硬化型顔料インクが貯留されている。しかし、インクカートリッジに貯留されるインクは、特に限定されない。
図1に示すように、キャリッジ20には、紫外線ランプ50が設けられている。ここでは、紫外線ランプ50は、キャリッジ20の左側面に設けられている。紫外線ランプ50は、副走査方向Xに延びている。紫外線ランプ50は、テーブル30に向かって紫外線を照射する。紫外線ランプ50は、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
移動装置60は、インクヘッド40A~40Dと、テーブル30とを相対的に移動させる機構である。本実施形態に係る移動装置60は、キャリッジ移動装置60Yと、テーブル移動装置60Tとを備えている。キャリッジ移動装置60Yは、キャリッジ20を主走査方向Yに移動させるように構成されている。キャリッジ移動装置60Yは、ガイドレール61と、ベルト62と、図示しない左右のプーリと、スキャンモータ63とを備えている。ガイドレール61には、キャリッジ20が摺動自在に係合している。ガイドレール61は、筐体11に固定され、左右方向に延びている。ガイドレール61は、キャリッジ20の左右方向への移動をガイドする。ベルト62は、キャリッジ20に固定されている。ベルト62は、無端状のベルトである。ベルト62は、ガイドレール61の左右に設けられた図示しないプーリに巻き掛けられている。一方のプーリにはスキャンモータ63が取り付けられている。スキャンモータ63は、制御装置100と電気的に接続されている。スキャンモータ63は、制御装置100によって制御される。スキャンモータ63が駆動するとプーリが回転し、ベルト62が走行する。それにより、キャリッジ20がガイドレール61に沿って左右方向に移動する。
テーブル30の下方には、テーブル移動装置60Tが配置されている。テーブル移動装置60Tは、テーブル30を副走査方向Xおよび上下方向Zに移動させる機構である。テーブル移動装置60Tは、テーブル30を下方から支持している。テーブル移動装置60Tは、Z軸方向移動機構60Zと、X軸方向移動機構60Xとを備えている。Z軸方向移動機構60Zは、テーブル30を支持して上下方向Zに移動させる機構である。Z軸方向移動機構60Zは、図示しないボールねじ機構とモータとを備えている。ボールねじ機構は、モータによって駆動される。Z軸方向移動機構60Zは、X軸方向移動機構60Xによって下方から支持されている。X軸方向移動機構60Xは、テーブル30を副走査方向Xに移動させる機構である。X軸方向移動機構60Xは、図示しないボールねじ機構とモータとを備えている。
移動装置60の構成は、特に限定されない。例えば、移動装置60は、テーブル30またはキャリッジ20のいずれか一方を、主走査方向Y、副走査方向X、および上下方向Zに移動させてもよい。または、テーブル30とキャリッジ20の両方を、主走査方向Y、副走査方向X、および上下方向Zに移動させてもよい。インクヘッド40A~40Dと、テーブル30との移動は相対的なものであり、いずれの部材がいずれの方向に移動されるかは限定されない。移動装置60は、制御装置100と電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
図1に示すように、キャリッジ20の可動範囲の右端には、ホームポジションP1が設定されている。ホームポジションP1は、印刷待機時などにキャリッジ20が配置される位置である。ホームポジションP1におけるキャリッジ20の下方には、キャッピング装置70が配置されている。図1に示すように、キャッピング装置70は、キャップ71と、キャップ移動機構72と、吸引ポンプ73とを備えている。
キャップ71は、インクヘッド40A~40Dと同数設けられている。1つのインクヘッドには1つのキャップ71が対応している。キャップ71は、上面が開口した容器状の形状を有している。キャップ71は、ゴム等によって形成されている。インクヘッド40A~40Dへの装着時、キャップ71の上縁がノズル面41に密着される。
複数のキャップ71は、1つのキャップ移動機構72によって支持されている。キャップ移動機構72は、複数のキャップ71をインクヘッド40A~40Dのノズル面41に接触させ、または離間させるように構成されている。キャップ移動機構72は、キャップ71を下方から支持して上下方向に移動する。それにより、キャップ71は、インクヘッド40A~40Dに装着され、また離間される。
図1に示すように、吸引ポンプ73は、複数のキャップ71に接続されている。吸引ポンプ73は、キャップ71内に溜まったインク等を吸引する。吸引ポンプ73は、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
クリーニングユニット200は、テーブル30に着脱可能に構成されている。図4は、クリーニングユニット200の斜視図である。図4に示すように、クリーニングユニット200は、ベース210と、クリーニング部材220A~220Dと、カバー230と、脚部240とを備えている。
ベース210は、板状に形成されている。ベース210の上面には、クリーニング部材220A~220Dが設けられている。ベース210の下面には、脚部240が設けられている。また、ベース210には、カバー230が着脱される。図4に示すように、ベース210は、クリーニング部材220A~220Dを保持する保持部211と、カバー230を取り付ける取付溝212とを備えている。
保持部211は、ベース210の上面に形成されている。保持部211は、クリーニング部材220A~220Dの押圧体221を保持している。保持部211は、凹部211aを有している。凹部211aは、ベース210の上面から1段下がっている。凹部211aには、保持台211bが載置されている。保持台211bは、板金などで形成されている。保持台211bは、仕切211b1を複数備えている。仕切211b1は、保持台211bの底面を主走査方向Yに4つに区切っている。区切られた領域は、4つの枠211b2を構成している。
取付溝212は、保持部211の凹部211aの左右の端部に面して1つずつ形成されている。取付溝212は、副走査方向Xの長さが凹部211aよりも長い。かつ、主走査方向Yには短く形成されている。そこで、取付溝212は、副走査方向Xに長い扁平な形状を有している。
複数のクリーニング部材220A~220Dは、ベース210の保持部211に保持されている。クリーニング部材220A~220Dの数と、インクヘッド40A~40Dの数は同じ(ここでは、4つ)である。複数のクリーニング部材220A~220Dは、主走査方向Yに並んでいる。複数のクリーニング部材220A~220Dは、それぞれ、副走査方向Xに延びている。複数のクリーニング部材220A~220Dの副走査方向Xの長さは、いずれもノズル面41の副走査方向Xの長さLn(図3参照)よりも長い。第1クリーニング部材220A~第4クリーニング部材220Dは、それぞれ、押圧体221と、インク吸収体222とを備えている。
押圧体221は、柔軟性を有する材料によって形成されている。押圧体221は、ゴム、さらに好適には硬度が5度以上20度以下のシリコーンゴムなどで形成されている。押圧体221は、平板状の材料が曲げられて形成されている。押圧体221は、保持部211によって、上方に凸するように曲げられ、その状態に保持されている。より詳しくは、複数の押圧体221は、それぞれ、保持台211bの枠211b2の1つに挿入され、上方に凸するように曲げられている。
インク吸収体222は、インクを吸収するシート状の材料によって形成されている。ここでは、インク吸収体222は、不織布で形成されている。インク吸収体222は、全てのクリーニング部材220A~220Dによって共有されている。インク吸収体222は、主走査方向Yに並んだ複数の押圧体221の上に被せられている。インク吸収体222は、クリーニング部材220A~220Dとノズル面41とが接触した状態において、上面がノズル面41に接触する。
インク吸収体222は、カバー230によって保持されている。カバー230は、下面が開口した箱状の形状を有している。カバー230は、上面にも開口231を有している。開口231は、主走査方向Yに並んだ複数の押圧体221が上下方向に通過可能に構成されている。そこで、カバー230をベース210に装着したとき、押圧体221の凸面は、開口231よりも上方に突出する。カバー230は、主走査方向Yの両側面の下端部にそれぞれ、ベース210の取付溝212に嵌め込む爪部を備えている。爪部を取付溝212に嵌め込むことにより、カバー230はベース210に装着される。なお、インク吸収体222には、少量の洗浄液を塗布するとよい。洗浄液には、インクの溶剤など、インクを溶解する液体が好適に用いられる。
インク吸収体222の上面は、機能によって3つの領域A1~A3に区分されている。3つの領域A1~A3は、副走査方向Xに並んで設定されている(図7および図8も参照)。第1領域A1は、クリーニング部材220A~220Dの第1副走査方向X1側の端部222aから第2副走査方向X2に延びている。第1領域A1は、インク吸収体222の第1副走査方向X1側の半分弱を占める領域である。第2領域A2は、クリーニング部材220A~220Dの第2副走査方向X2側の端部222bから第1副走査方向X1に延びている。第2領域A2は、インク吸収体222の第2副走査方向X2側の半分弱を占める領域である。第3領域A3は、第1領域A1と第2領域A2との間の領域である。第1領域A1、第2領域A2、および第3領域A3は、インク吸収体222上に設定されている。ただし、上記3つの領域の区分は、機能によるものであって、インク吸収体222の上面が構造上区分されているわけではない。第1領域A1~第3領域A3の機能については後述する。
本実施形態では、第1領域A1の副走査方向Xの長さL1と、第2領域A2の副走査方向Xの長さL2とは、等しい長さに構成されている。かつ、長さL1およびL2は、それぞれ、ノズル面41の副走査方向Xの長さLnの半分よりも長い。よって、副走査方向Xに関して、第1領域A1の長さL1と第2領域A2の長さL2とを合わせた長さは、ノズル面41の長さLnよりも長い。ただし、第1領域A1の副走査方向Xの長さL1と、第2領域A2の副走査方向Xの長さL2とは、必ずしも同じ長さでなくともよく、第1領域A1の長さL1と第2領域A2の長さL2とを合わせた長さは、ノズル面41の長さLnと等しくてもよい。つまり、第1領域A1の長さL1と第2領域A2の長さL2とを合わせた長さが、ノズル面41の長さLn以上であればよい。第3領域A3の副走査方向Xの長さは、特に限定されない。
第1クリーニング部材220A~第4クリーニング部材220Dは、第1インクヘッド40A~第4インクヘッド40Dと同じピッチで主走査方向Yに並んでいる。そこで、例えば、第1インクヘッド40Aが主走査方向Yに関して第1クリーニング部材220Aと同じ位置に配置されているときには、第2インクヘッド40Bは、主走査方向Yに関して、第2クリーニング部材220Bと同じ位置に配置される。同様に、第1インクヘッド40Aが主走査方向Yに関して第1クリーニング部材220Aと同じ位置に配置されているとき、第3インクヘッド40Cは、主走査方向Yに関して、第3クリーニング部材220Cと同じ位置に配置され、第4インクヘッド40Dは、主走査方向Yに関して、第4クリーニング部材220Dと同じ位置に配置される。
脚部240は、ベース210の下面に設けられている。クリーニングユニット200は、脚部240によってテーブル30に装着される。脚部240は、4本の脚から構成されている。脚部240の4本の脚のうち、前側の2本と左後方の1本は、テーブル30に設けられた3つの装着孔31~33にそれぞれ挿入される。これにより、クリーニングユニット200は、テーブル30に位置決めされる。4本の脚のうち右後方の1本は、ここでは、テーブル30の平坦部に配置される。ただし、右後方の脚は、テーブル30上に載置された冶具などの上にも立脚できるように、長さを調節可能に構成されていてもよい。
クリーニングユニット200は、テーブル30に装着されることにより、インクヘッド40A~40Dに対して三次元的に移動される。移動装置60は、クリーニングユニット200のクリーニング部材220A~220Dを、インクヘッド40A~40Dに対して、主走査方向Y、副走査方向X、および上下方向Zに移動させることができる。移動装置60は、クリーニングユニット200がテーブル30に装着された状態でインクヘッド40A~40Dとテーブル30とを相対的に移動させることによって、インクヘッド40A~40Dとクリーニングユニット200とを相対的に移動させる。
図1に示すように、プリンタ10の右端部には、プリンタ10の各種の動作を制御する制御装置100が収容されている。図5は、プリンタ10のブロック図である。図5に示すように、制御装置100は、インクヘッド40A~40Dと、紫外線ランプ50と、移動装置60のキャリッジ移動装置60Y、Z軸方向移動機構60Z、およびX軸方向移動機構60Xと、キャッピング装置70のキャップ移動機構72および吸引ポンプ73とに接続され、それらの動作を制御している。
制御装置100の構成は特に限定されない。制御装置100は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置とを備えている。図5に示すように、制御装置100は、印刷制御部110と、クリーニング制御部120と、キャッピング制御部130とを備えている。
印刷制御部110は、印刷動作を制御する。印刷制御部110は、移動装置60を制御して、インクヘッド40A~40Dと、テーブル30に載置された被印刷物との位置関係を刻々に変化させる。さらに上記位置関係の変化に連動させて、インクヘッド40A~40Dからインクの吐出を行う。それにより、被印刷物に印刷が行われる。
クリーニング制御部120は、移動装置60を制御して、クリーニングユニット200のクリーニング部材220A~220Dをそれぞれインクヘッド40A~40Dのノズル面41に接触させ、ノズル面41およびノズル42のクリーニングを行う。クリーニング制御部120は、第1制御部121、第2制御部122、第3制御部123、第4制御部124、および第5制御部125を備えている。第1制御部121は、クリーニング部材220A~220Dを、それぞれ、インクヘッド40A~40Dのノズル面41の第2副走査方向X2側の約半分に接触させる。第2制御部122は、第1制御部121がクリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させた後に、クリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させたまま第2副走査方向X2に移動させる。第3制御部123は、第2制御部122がクリーニング部材220A~220Dを移動させた後に、クリーニング部材220A~220Dをノズル面41から離間させる。第4制御部124は、第3制御部123がクリーニング部材220A~220Dをノズル面41から離間させた後に、クリーニング部材220A~220Dを、それぞれ、インクヘッド40A~40Dのノズル面41の第1副走査方向X1側の約半分に接触させる。第5制御部125は、第4制御部124がクリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させた後に、クリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させたまま第1副走査方向X1に移動させる。クリーニングの詳細については後述する。
キャッピング制御部130は、キャリッジ移動装置60Yとキャップ移動機構72とを制御して、インクヘッド40A~40Dにキャップ71を装着するキャッピングを行う。また、キャッピング制御部130は、キャッピングされた状態で吸引ポンプ73を駆動させて、インクヘッド40A~40D内のインクを吸引するインク吸引を行う。
以下では、ノズル42のクリーニング動作について詳しく説明する。図6は、クリーニングのプロセスの一例を示すフローチャートである。図6に示すように、クリーニングのプロセスは、ステップS01~S07を含んでいる。
ステップS01では、キャリッジ20とテーブル30とが移動され、クリーニング部材220A~220Dがインクヘッド40A~40Dの下方に配置される。図7は、ステップS01終了時のインクヘッド40A~40Dとクリーニング部材220A~220Dとの位置関係を模式的に示す平面図である。ただし、図7では、クリーニング部材220A~220Dとインクヘッド40A~40Dとの副走査方向Xに関する位置関係が分かりやすいように、クリーニング部材220A~220Dの位置とインクヘッド40A~40Dの位置とを主走査方向Yにずらして図示している。実際は、クリーニング部材220A~220Dとインクヘッド40A~40Dとの主走査方向Yに関する位置は揃っている。
図7に示すように、ステップS01の終了時、第1クリーニング部材220Aは、平面視において第1領域A1の第2副走査方向X2側の端部A1bがノズル面41の第2副走査方向X2側の端部41bと重なるように配置される。そこで、平面視において、第1領域A1は、ノズル面41の第2副走査方向X2側の半分強の部分と重なっている(ノズル面41の副走査方向Xに関する中心線CLを参照)。同様に、第2インクヘッド40Bの下方には、第2クリーニング部材220Bが配置されている。第3インクヘッド40Cの下方には、第3クリーニング部材220Cが配置されている。第4インクヘッド40Dの下方には、第4クリーニング部材220Dが配置されている。クリーニング部材220B、220C、220Dの副走査方向Xに関する位置は、第1クリーニング部材220Aと揃っている。
ステップS02では、テーブル30を上昇させることにより、クリーニングユニット200が上方に移動される。それにより、第1クリーニング部材220Aと第1インクヘッド40Aのノズル面41とが接触する。同様に、第2インクヘッド40Bには第2クリーニング部材220Bが、第3インクヘッド40Cには第3クリーニング部材220Cが、第4インクヘッド40Dには第4クリーニング部材220Dが接触する。
続くステップS03では、クリーニング部材220A~220Dは、それぞれインクヘッド40A~40Dのノズル面41に接触されたまま、インクヘッド40A~40Dに対して第2副走査方向X2に移動される。具体的には、X軸方向移動機構60Xが駆動され、テーブル30が第2副走査方向X2に移動される。これにより、インクヘッド40A~40Dのノズル面41の第2副走査方向X2側の半分強の領域が、それぞれクリーニング部材220A~220Dの第1領域A1によってクリーニングされる。
S04では、テーブル30が下降され、クリーニング部材220A~220Dがインクヘッド40A~40Dから離間される。
ステップS05では、テーブル30が第1副走査方向X1に移動され、平面視において、クリーニング部材220A~220Dの第2領域A2がインクヘッド40A~40Dの第1副走査方向X1側の約半分に重なるように配置される。図8は、ステップS05終了時のインクヘッド40A~40Dとクリーニング部材220A~220Dとの位置関係を模式的に示す平面図である。図7と同じく、図8でも、クリーニング部材220A~220Dの位置とインクヘッド40A~40Dの位置とを主走査方向Yにずらして図示している。図8に示すように、ステップS05終了時、第1クリーニング部材220Aは、平面視において第2領域A2の第1副走査方向X1側の端部A2aがノズル面41の第1副走査方向X1側の端部41aと重なるように配置されている。そこで、平面視において、第2領域A2は、ノズル面41の第1副走査方向X1側の半分強の部分と重なっている。第2インクヘッド40B~第4インクヘッド40Dと第2クリーニング部材220B~第4クリーニング部材220Dとの間の位置関係も、それぞれ同様である。続くステップS06では、テーブル30が上昇され、クリーニング部材220A~220Dとインクヘッド40A~40Dがそれぞれ接触される。
ステップS07では、2回目のクリーニングが行われる。ステップS07では、クリーニングユニット200は、ノズル面41に接触したまま、ステップS03とは逆方向(第1副走査方向X1)に向かって移動される。これにより、インクヘッド40A~40Dのノズル面41の第1副走査方向X1側の半分強の領域が、それぞれクリーニング部材220A~220Dの第2領域A2によってクリーニングされる。
このように、本実施形態に係るプリンタ10は、複数のノズル42が形成されたノズル面41を備えたインクヘッド40A~40Dと、クリーニング部材220A~220Dを備えたクリーニングユニット200と、インクヘッド40A~40Dとクリーニングユニット200とを相対的に移動させる移動装置60と、移動装置60を制御する制御装置100とを備えている。
クリーニング部材220A~220Dは、それぞれ、副走査方向Xに延びており、第1副走査方向X1の端部222aから第2副走査方向X2に延びる第1領域A1と、第2副走査方向X2の端部222bから第1副走査方向X1に延びる第2領域A2とを備えている。副走査方向Xに関して、第1領域A1の長さL1と第2領域A2の長さL2とを合わせた長さは、ノズル面41の長さLn以上である。
そして、制御装置100の第1制御部121は、上記したステップS01およびS02において、第1領域A1の第2副走査方向の端部A1bとノズル面41の第2副走査方向X2の端部41bとが重なるようにクリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させる。
第2制御部122は、ステップS01およびS02の後のステップS03において、クリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させたまま、インクヘッド40A~40Dに対して第2副走査方向X2に移動させる。
第3制御部123は、ステップS03の後のステップS04において、クリーニング部材220A~220Dをノズル面41から離間させる。
第4制御部124は、ステップS04の後のステップS05およびS06において、第2領域A2の第1副走査方向X1の端部A2aとノズル面41の第1副走査方向X1の端部41aとが重なるようにクリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させる。
第5制御部125は、ステップS06の後のステップS07において、クリーニング部材220A~220Dをノズル面41に接触させたまま、インクヘッド40A~40Dに対して第1副走査方向X1に移動させる。
かかるプリンタ10によれば、クリーニング部材220A~220Dは、インクヘッド40A~40Dの内側から外側に向かって(例えば、ステップS03において、ノズル面41の第2副走査方向X2側の約半分をクリーニングする場合には、第2副走査方向X2に向かって)移動される。インクヘッド40A~40Dでは、ノズル面41の外側にインクや異物が付着していることがある。このような場合に、クリーニング部材220A~220Dをノズル面41の一端から他端まで(例えば、前端から後端まで)一方向に移動させると、ノズル面41の外側に付着したインクや異物がノズル面41に持ち込まれるおそれがある。そこで、本実施形態では、クリーニング部材220A~220Dをインクヘッド40A~40Dの内側から外側に向かって移動させ、そのようなおそれを低減している。
また、かかる構成によれば、1回目のクリーニングでは第1領域A1がノズル面41に接触し、2回目のクリーニングでは第2領域A2がノズル面41のまだクリーニングされていない部分に接触する。つまり、2回目のクリーニングにおいて、未使用の第2領域A2がノズル面41のクリーニングに使用される。よって、1回目のクリーニングで拭き取ったインク等を2回目のクリーニングにおいてノズル面41に付着させてしまうことが防止される。
さらに、かかるプリンタ10では、副走査方向Xに関して、クリーニング部材220A~220Dの第1領域A1の長さL1と第2領域A2の長さL2とを合わせた長さは、ノズル面41の長さLn以上に構成されている。よって、ノズル面41の第1領域A1がクリーニングする部分と第2領域A2がクリーニングする部分とは少なくとも隣接する。従って、ノズル面41にクリーニングされていない部分が発生しない。本実施形態では、第1領域A1の長さL1と第2領域A2の長さL2とを合わせた長さは、ノズル面41の長さLnよりも長くなるように構成されている。よって、ノズル面41の第1領域A1がクリーニングする部分と第2領域A2がクリーニングする部分とは一部が重なり、ノズル面41の拭き残しが発生しない。
また、本実施形態では、クリーニング部材220A~220Dは、それぞれ、第1領域A1と第2領域A2との間に第3領域A3を備えている。言い換えれば、第1領域A1と第2領域A2とは、第3領域A3のために隣接していない。第3領域A3は、拭き取られたインクが第1領域A1と第2領域A2との間で移動するのを防止するための領域である。第3領域A3によれば、拭き取られたインクが第1領域A1と第2領域A2との間で移動するのを抑制することができる。その結果、1回目のクリーニングで拭き取ったインクを2回目のクリーニングにおいてノズル面41に付着させてしまうおそれがさらに低減される。
本実施形態では、複数のノズル42は、副走査方向Xに並んでおり、副走査方向Xに延びるノズル列N1およびN2を形成している。よって、クリーニング時、クリーニング部材220A~220Dは、ノズル列N1およびN2の伸長方向に移動される。これにより、ノズル42からインクを吸収するだけでなく、ノズル面41に固着したインクや、付着した異物等を除去することができる。
また、本実施形態では、クリーニング部材220A~220Dは、それぞれ、インクを吸収するインク吸収体222を備え、第1領域A1、第2領域A2、および第3領域A3は、インク吸収体222上に設定されている。ここに開示する技術は、インク吸収体によってノズル面をクリーニングするクリーニングユニットに限定して適用されるわけではないが、インク吸収体222でノズル面41およびノズル42のインクを吸収してクリーニングを行う構成によれば、ノズル面41およびノズル42のインクが確実に除去される。よって、ノズル面41およびノズル42のクリーニングを好適に行うことができる。
本実施形態では、クリーニングユニット200は、テーブル30に着脱可能に構成されている。移動装置60は、クリーニングユニット200がテーブル30に装着された状態でインクヘッド40A~40Dとテーブル30とを相対的に移動させることによって、インクヘッド40A~40Dとクリーニングユニット200とを相対的に移動させるように構成されている。かかる構成によれば、クリーニングユニット200とインクヘッド40A~40Dとを相対的に移動させる機構を別に備える必要がない。よって、部材およびスペースを節約することができる。
以上、好適な一実施形態について説明した。しかし、上記の実施形態は例示に過ぎず、ここに開示する技術は他の種々の形態で実施することができる。例えば、上記した実施形態では、クリーニング時のクリーニング部材220A~220Dの移動方向は、ノズル列N1およびN2の伸長方向と一致していたが、そうでなくてもよい。例えば、クリーニング時のクリーニング部材220A~220Dの移動方向は、ノズル列N1およびN2の伸長方向と直交していてもよい。
また、上記した実施形態では、クリーニングユニットは被印刷物が載置されるテーブルに着脱自在に構成されていた。しかし、インクヘッドをクリーニングする機構は、着脱式のユニットに限られず、例えば、プリンタのいずれかの場所に固定された機構であってもよい。また、クリーニングユニットは、テーブル移動装置によって移動されるのではなく、専用の移動装置によって移動されてもよい。
クリーニング部材の構成もまた、限定されない。上記したクリーニング部材の構成は好適な1つの例であり、クリーニング部材の形状、材料、配置等を限定するものではない。例えば、クリーニング部材は、必ずしも第3領域を備えなくてもよい。また、クリーニング部材は、別体として構成されたインク吸収体と押圧体とを備えなくてもよく、一体に形成されていてもよい。そのような場合、クリーニング部材は、インク吸収性と柔軟性をともに備えたスポンジ等であってもよい。あるいは、クリーニング部材は、柔軟性を備えなくてもよい。
その他、インクジェットプリンタの構成については、特に言及がない限りにおいて限定されない。例えば、ここに開示する技術は、ロール・トゥー・ロールタイプのインクジェットプリンタなどに対しても利用できる。また、例えば、カッティングヘッド付きインクジェットプリンタなどのように、その一部にインクジェットプリンタが組み込まれた装置にも利用できる。
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
30 テーブル
40A~40D インクヘッド
41 ノズル面
42 ノズル
60 移動装置
100 制御装置
120 クリーニング制御部
121 第1制御部
122 第2制御部
123 第3制御部
124 第4制御部
125 第5制御部
200 クリーニングユニット
220A~220D クリーニング部材
222 インク吸収体
A1 第1領域
A2 第2領域
A3 第3領域
N1 第1ノズル列
N2 第2ノズル列
X 副走査方向(伸長方向)
X1 第1副走査方向(第1方向)
X2 第2副走査方向(第2方向)

Claims (8)

  1. 複数のノズルが形成されたノズル面を備えたインクヘッドと、
    クリーニング部材を備えたクリーニングユニットと、
    前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを相対的に移動させる移動装置と、
    前記移動装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記クリーニング部材は、所定の伸長方向に延びており、
    前記伸長方向のうちの一方向である第1方向の端部から前記第1方向とは逆方向の第2方向に延びるとともに、前記伸長方向の長さが前記ノズル面よりも短い第1領域と、
    前記第2方向の端部から前記第1方向に延びるとともに、前記第1領域よりも前記第2方向に位置し、かつ、前記伸長方向の長さが前記ノズル面よりも短い第2領域と、
    を備え
    前記制御装置は、
    前記第1領域の前記第2方向の端部と前記ノズル面の前記第2方向の端部とが重なるように前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させる第1制御部と、
    前記第1制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させたまま前記インクヘッドに対して前記第2方向に移動させる第2制御部と、
    前記第2制御部が前記クリーニング部材を移動させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面から離間させる第3制御部と、
    前記第3制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面から離間させた後に、前記クリーニング部材が前記ノズル面から離間した状態で、前記伸長方向に関する前記第2領域の前記第1方向の端部の位置と前記ノズル面の前記第1方向の端部の位置とが一致するように前記クリーニング部材を移動させ、さらに、前記第2領域の前記第1方向の端部と前記ノズル面の前記第1方向の端部とが重なるように前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させる第4制御部と、
    前記第4制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させたまま前記インクヘッドに対して前記第1方向に移動させる第5制御部と、
    を備えている、
    インクジェットプリンタ。
  2. 前記クリーニング部材は、前記第1領域と前記第2領域との間に第3領域を備えている、
    請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記複数のノズルは、前記伸長方向に並んでおり、前記伸長方向に延びるノズル列を形成している、
    請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記クリーニング部材は、インクを吸収するインク吸収体を備え、
    前記第1領域および前記第2領域は、前記インク吸収体上に設定されている、
    請求項1~3のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 被印刷物が載置されるテーブルを備え、
    前記クリーニングユニットは、前記テーブルに着脱可能に構成され、
    前記移動装置は、前記クリーニングユニットが前記テーブルに装着された状態で前記インクヘッドと前記テーブルとを相対的に移動させることによって、前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを相対的に移動させるように構成されている、
    請求項1~4のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記伸長方向に関して、前記第1領域の長さと前記第2領域の長さとを合わせた長さは、前記ノズル面の長さ以上である、
    請求項1~5のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記移動装置は、
    前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを前記ノズル面に平行な平行方向に相対的に移動させる第1移動装置と、
    前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを前記ノズル面に交差する交差方向に接近させまたは離反させる第2移動装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記第2移動装置を制御して前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを前記交差方向に離間させ、前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとが前記交差方向に離間した状態で前記第1移動装置を制御して、前記伸長方向に関する前記第2領域の前記第1方向の端部の位置と前記ノズル面の前記第1方向の端部の位置とが一致するように前記クリーニング部材を移動させ、さらに、前記第2移動装置を制御して前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを前記交差方向に接近させて、前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させる、
    請求項1~6のいずれか一つに記載のインクジェットプリンタ。
  8. 所定の伸長方向に並ぶ複数のノズルからなるノズル列が形成されたノズル面を備えたインクヘッドと、
    クリーニング部材を備えたクリーニングユニットと、
    前記インクヘッドと前記クリーニングユニットとを相対的に移動させる移動装置と、
    前記移動装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記伸長方向のうちの一方を第1方向、他方を第2方向とするとき、
    前記制御装置は、
    前記第1方向の端部が前記ノズル列上の第1の所定位置にくるように前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させる第1制御部と、
    前記第1制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させたまま前記インクヘッドに対して前記第2方向に移動させる第2制御部と、
    前記第2制御部が前記クリーニング部材を移動させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面から離間させる第3制御部と、
    前記第3制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面から離間させた後に、前記クリーニング部材が前記ノズル面から離間した状態で、前記伸長方向に関して前記ノズル列に重なる位置であって前記第1の所定位置よりも前記第2方向に設定された第2の所定位置に前記第2方向の端部がくるように前記クリーニング部材を移動させ、さらに前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させる第4制御部と、
    前記第4制御部が前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させた後に、前記クリーニング部材を前記ノズル面に接触させたまま前記インクヘッドに対して前記第1方向に移動させる第5制御部と、
    を備え、
    前記伸長方向に関して、前記クリーニング部材のうち前記第1制御部の制御によって前記ノズル列に接触する部分は、前記第4制御部の制御によって前記ノズル列に接触する部分よりも前記第1方向に位置し、前記第1制御部の制御によって前記ノズル列に接触する部分と前記第4制御部の制御によって前記ノズル列に接触する部分とを合わせた長さは、前記ノズル列の長さよいも長い、
    インクジェットプリンタ。
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