JP2020138518A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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正人 久保
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Yuichi Sugiyama
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文二 四ノ宮
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Abstract

【課題】ワイピングを効率的に行うことができるインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】本発明に係るインクジェットプリンタ10は、インクを吐出するノズル51が形成されたノズル面50aを備えるインクヘッド50と、インクヘッド50のノズル面50aを払拭する払拭部81aを備えるワイピング機構と、払拭部81aと接触可能に構成されており、少なくとも払拭部81aに付着しているインクを吸引する吸引部材84と、吸引部材84に接続された吸引装置87とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、インクヘッドを払拭してインクヘッドを清浄な状態にするワイパーと、ワイパーをクリーニングする部材とを備えたインクジェットプリンタが知られている。例えば、特許文献1には、インクヘッドを払拭するワイパーと、このワイパーに付着した付着物を掻き落とすワイパスクレーパと、掻き落とした付着物を吸引する吸引装置と、を備えたインクジェットプリンタが開示されている。
特開2012−035440号公報
しかしながら、本発明者らの検討によると、特許文献1のインクジェットプリンタでは、掻き落として浮遊状態にある付着物は吸引することができるものの、ワイパーから付着物を万遍なく掻き落とすことは困難であることを知見した。この場合、クリーニングを行ってもワイパーから付着物を除去できておらず、インクヘッドのインク払拭効果が低下したり、場合によってはインクヘッドのノズルの目詰まりを誘起する虞があった。また、付着物を掻き落とすワイパスクレーパには付着物がこびりつき、ワイパーのクリーニングとさほど変わらない頻度でワイパスクレーパのクリーニングが必要となる場合があった。この傾向は、特に粘度の高いインクを使用するプリンタにおいて顕著となり得る。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイピングを効率的に行うことができるインクジェットプリンタを提供することである。
ここに開示するインクジェットプリンタは、インクを吐出するノズルが形成されたノズル面を備えるインクヘッドと、前記インクヘッドの前記ノズル面を払拭する払拭部を備えるワイピング機構と、前記払拭部と接触可能に構成されており、少なくとも前記払拭部に付着しているインクを吸引する吸引部材と、前記吸引部材に接続された吸引装置と、を備えている。
上記インクジェットプリンタによれば、例えば、ワイピング機構の払拭部に吸引部材を接触させて吸引部材を吸引することで、払拭部に付着したインクを払拭部から除去することができる。このため、例えば、払拭部に付着したインクが硬化する前にワイパークリーニングを実施することで、ワイパーに付着したインクを万遍なく除去することができる。また、払拭部から除去されたインクは吸引部材からも吸引されるため、吸引部材の交換やメンテナンス等の頻度が低減される。
一実施形態に係るプリンタを示す斜視図である。 フロントカバーを開けた状態のプリンタを示す正面図である。 キャリッジの下面の構成を模式的に示す平面図である。 一実施形態に係るインクヘッド、ワイピング機構、および吸収部材の配置を模式的に説明する正面図である。 一実施形態に係るワイピング機構の構成を説明する(a)側面図と(b)正面図である。 一実施形態に係る吸引部材の構成を説明する断面図である。 他の実施形態に係る吸引部材の構成を説明する断面図である。 一実施形態に係るプリンタのブロック図である。 他の実施形態に係るインクヘッド、ワイピング機構、および吸収部材の配置を模式的に説明する正面図である。 吸引部材の他の構成を説明する断面図である。 他の実施形態に係るインクヘッド、ワイピング機構、および吸収部材の配置を模式的に説明する正面図である。 一実施形態に係るワイパー移動機構の構成を説明する平面図である。
以下、図面を参照しながら、いくつかの実施の形態について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
≪第1実施形態≫
図1は、一実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、プリンタと呼ぶ。)10を示す斜視図である。以下の説明では、特に言及しない限り、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味する。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではないし、本発明を何ら限定するものでもない。
図面中の符号Yは主走査方向を示している。主走査方向Yは左右方向である。主走査方向Yのうち、Y1方向は、プリンタ10の左方に一致している。主走査方向Yのうち、Y2方向は、プリンタ10の右方に一致している。また、符号Xは、副走査方向を示している。副走査方向Xは前後方向である。副走査方向Xのうち、X1方向は、プリンタ10の前方に一致している。副走査方向Xのうち、X2方向は、プリンタ10の後方に一致している。符号Zは、上下方向を示している。主走査方向Yと副走査方向Xと上下方向Zとは、互いに直交している。ただし、主走査方向Y、副走査方向Xおよび上下方向Zはこれに限定されず、プリンタ10の形態に応じて適宜に設定可能である。
本実施形態では、プリンタ10は、インクジェット方式のプリンタである。本実施形態において、「インクジェット方式」とは、二値偏向方式または連続偏向方式などの各種の連続方式、および、サーマル方式または圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む従来公知の各種の手法によるインクジェット方式のことをいう。
図1に示すように、プリンタ10は、箱状に形成されている。本実施形態では、プリンタ10は、ケース11と、フロントカバー12とを備えている。図2は、フロントカバー12を開けた状態のプリンタ10を示す正面図である。図2に示すように、ケース11の前面から上面にかけて、開口が形成されている。フロントカバー12は、ケース11の開口を開閉自在に設けられている。ここでは、フロントカバー12は、後端を軸に回転可能なように、ケース11に支持されている。フロントカバー12には、窓部12aが設けられている。窓部12aは、例えば、紫外線は遮断して可視光を透過するアクリル板によって構成されている。ユーザーは、窓部12aを通じてケース11の内部空間を視認することができる。
図2に示すように、プリンタ10の内部空間には、テーブル20と、テーブル移動機構25と、キャリッジ30と、キャリッジ移動機構40と、インクヘッド50と、光照射装置60と、ワイピング装置80と、キャッピング装置90と、制御装置100(図1参照)とが設けられている。
テーブル20には、記録媒体5が載置される。本実施形態に係るプリンタ10は、いわゆる、フラットベッドタイプのプリンタである。テーブル20は、ケース11の内部空間において、主走査方向Yのほぼ中央に配置されている。テーブル20は、平板状の部材である。テーブル20は、略水平に設置されている。記録媒体5の形状は特に限定されず、平板状の他、様々な立体形状を有していてもよい。また、記録媒体5の材質も特に限定されず、記録媒体5は、例えば、樹脂、金属、ガラス、紙、木、布などであってもよい。
テーブル20の下方には、テーブル移動機構25が配置されている。テーブル移動機構25は、テーブル20を副走査方向Xおよび上下方向Zに移動させる部材である。テーブル20は、テーブル移動機構25によって下方から支持されている。テーブル移動機構25は、上下方向移動機構26と、副走査方向移動機構27とを備えている。上下方向移動機構26は、テーブル20を支持して上下方向Zに移動させる要素である。ここでは、上下方向移動機構26は、図示しないボールねじ機構を備えている。ボールねじ機構は、Z軸方向モータ26a(図7参照)によって駆動される。上下方向移動機構26は、副走査方向移動機構27によって下方から支持されている。副走査方向移動機構27は、上下方向移動機構26を支持して副走査方向Xに移動させる部材である。ここでは、副走査方向移動機構27は、図示しないボールねじ機構を備えている。ボールねじ機構は、X軸方向モータ27a(図7参照)によって駆動される。ただし、テーブル移動機構25の構成は限定されない。例えば、上下方向移動機構26および副走査方向移動機構27を移動させる機構は、ボールねじ機構でなくてもよい。その動力はモータでなくてもよい。上下方向移動機構26と副走査方向移動機構27とは、上下の位置関係が逆でもよい。テーブル移動機構25のZ軸方向モータ26aおよびX軸方向モータ27aは、制御装置100と電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
キャリッジ30は、インクヘッド50と、光照射装置60とを搭載している。キャリッジ30は、キャリッジ移動機構40によって主走査方向Yに移動される。キャリッジ移動機構40は、テーブル20の上方に設けられ、キャリッジ30を主走査方向Yに移動可能に構成されている。キャリッジ移動機構40は、ガイドレール41と、ベルト42と、図示しない左右のプーリと、Y軸方向モータ43(図7参照)とを備えている。
ガイドレール41は、キャリッジ30を主走査方向Yにガイドする。図2に示すように、ガイドレール41は、主走査方向Yに延びている。キャリッジ30は、ガイドレール41に摺動自在に係合している。
キャリッジ30には無端状のベルト42が固定されている。ベルト42は、ガイドレール41の右側および左側に設けられたプーリに巻き掛けられている。一方のプーリにはY軸方向モータ43が取り付けられている。Y軸方向モータ43は、制御装置100と電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。Y軸方向モータ43が駆動するとプーリが回転し、ベルト42が走行する。それにより、キャリッジ30がガイドレール41に沿って主走査方向Yに移動する。本実施形態では、Y軸方向モータ43が順回転で駆動することで、キャリッジ30がY1方向に移動する。Y軸方向モータ43が逆回転に駆動することで、キャリッジ30がY2方向に移動する。Y軸方向モータ43の回転方向は、制御装置100によって切り替えられる。
図2に示すように、複数のインクヘッド50は、キャリッジ30に搭載されている。インクヘッド50は、後述するノズル面50a(図3参照)がキャリッジ30の下面より下方に位置するように設けられている。図3は、キャリッジ30の下面の構成を模式的に示す底面図である。図3に示すように、複数のインクヘッド50は、主走査方向Yに並んで配置されている。複数のインクヘッド50は、いずれも副走査方向Xの長さが主走査方向Yの長さより長い。インクヘッド50は、副走査方向Xに並ぶ複数のノズル51と、複数のノズル51が形成されたノズル面50aとを備えている。ノズル51は、記録媒体5(図2参照)にインクを吐出する微細な穴である。インクヘッド50において、複数のノズル51は、副走査方向Xに並んでノズル列52を形成している。なお、ここでは、各インクヘッド50におけるノズル列52の数は1列であったが、2列以上でもよい。また、図3では、ノズル列52を形成するノズル51の数は10個に図示されているが、実際にはもっと多数(例えば200個〜300個程度)形成されている。ノズル列52を形成するノズル51の数は限定されない。
図2に示すように、プリンタ10は、複数のインクカートリッジ55を備えている。複数のインクカートリッジ55は、それぞれ、図示しないインクチューブによってインクヘッド50に接続されている。インクカートリッジ55は、インクを貯留する容器である。本実施形態では、インクカートリッジ55には、光硬化性インクが貯留されている。光硬化性インクは、ここでは、紫外線を照射されると硬化する紫外線硬化型のインクである。光硬化性インクの成分、特性等は特に限定されない。また、貯留されるインクの色も限定されない。複数のインクカートリッジ55に貯留されるインクは、例えば、CMYKのプロセスカラーインクや、クリアインク、ホワイトインク等の特色インクである。
図3に示すように、光照射装置60は、キャリッジ30に設けられている。光照射装置60は、光硬化性インクを硬化させる光を照射する装置である。光照射装置60は、記録媒体5に吐出された光硬化性インクに向けて光を照射する。光照射装置60は、図示しない光源と、照射口61を備えている。光照射装置60は、照射口61から下方に向けて光を照射する。光照射装置60は、副走査方向Xに延びている。光照射装置60は、ここでは、キャリッジ30の左側面に配置されている。ただし、光照射装置60は、キャリッジ30の右側面に配置されていてもよい。あるいは、左右両側面に配置されていてもよい。光照射装置60は、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。
図2に示すように、キャリッジ30の可動範囲の右端には、ホームポジションHPが設定されている。ホームポジションHPは、印刷待機時などにキャリッジ30が配置される位置である。ホームポジションHPにおけるキャリッジ30の下方には、付加的なキャッピング装置90が設置されている。キャッピング装置90は、複数のキャップ91と、キャップ移動機構92と、吸引ポンプ93とを備えている。
図2に示すように、キャップ91は、インクヘッド50のノズル面50aに装着可能に構成されている。キャップ91は、インクヘッド50と同じ数だけ設けられている。複数のキャップ91は、主走査方向Yに並んでいる。キャップ91は、上部が開口した有底の箱状の形状を有している。キャップ91は、それぞれ、例えば、ゴム等の弾性材料によって形成されている。キャップ91がインクヘッド50に装着されると、キャップ91はノズル面50aに密着し、ノズル面50aはキャップ91に覆われる。キャップ91は、インクヘッド50に装着されることによって、ノズル51やノズル面50aを乾燥から守る。
キャップ移動機構92は、複数のキャップ91を上下方向Zに移動可能に支持している。キャップ移動機構92は、キャップ91を上昇させることにより、キャップ91をインクヘッド50に装着する。また、キャップ91を下降させることにより、キャップ91をインクヘッド50から取り外す。キャップ移動機構92は、例えば、ボールねじ機構と、駆動モータとを備えている。駆動モータが駆動すると、ボールねじ機構によって、キャップ91が上下方向Zに移動される。キャップ移動機構92は、制御装置100に電気的に接続されている。キャップ移動機構92の動作は、制御装置100によって制御される。
図2に示すように、吸引ポンプ93は、複数のキャップ91に接続されている。吸引ポンプ93は、キャップ91に溜まったインクを吸引する。吸引ポンプ93は、チューブ等を介してキャップ91の底部に接続されている。キャップ91がインクヘッド50に装着された状態で吸引ポンプ93が駆動されると、インクヘッド50のノズル51からインクが吸い出される。吸引ポンプ93に吸引されたインクは、図示しないチューブ等を介して図示しない廃液タンクに廃棄される。
図2に示すように、ワイピング装置80は、ホームポジションHPにおけるキャッピング装置90の左方に設置されている。図4は、ワイピング装置80とインクヘッド50との関係を模式的に示す正面図である。図5は、鉛直方向に立設された状態にあるワイパー81の(a)側面図と(b)正面図である。ワイピング装置80は、ワイピング機構と、吸引部材84と、吸引装置87と、を備えている。また、ワイピング機構は、図5に示すように、ワイパー81と、ワイパーホルダ82と、ワイパー回転機構83とを備えている。ワイパーホルダ82は、本発明におけるワイパー支持部の一例である。
ワイパー81は、インクヘッド50のノズル面50aを払拭(ワイピング)する。ワイパー81は、一つまたは複数のインクヘッド50のノズル面50aを払拭可能に構成されている。ワイパー81は、平板状に構成されている。平板状のワイパー81の平面部は、副走査方向Xと平行である。ワイパー81の副走査方向Xの長さW1はインクヘッド50のノズル面50aの副走査方向Xの長さN1(図3参照)よりも長い。また、ワイパー81は、図4に示すように、上方に向けて延びている。ワイパー81の上端81Tは、ノズル面50aよりも上方に位置する。ワイパー81の上端81Tの近傍は、ノズル面を払拭する払拭部81aである。また、ワイパーは、主走査方向Yの第1方向(Y1方向)の側の表面である第1表面81bと、第2方向(Y2方向)の側の表面である第2表面81cとを有する。ワイパー81は、可撓性を有する材料、例えばゴムで形成されている。
図4に示すように、ワイパーホルダ82は、ワイパー81を保持する。ワイパー81の払拭部81aとは反対側の端部は、ワイパーホルダ82によって保持されている。ワイパーホルダ82は、ワイパー回転機構83に回動自在に接続されている。ワイパー回転機構83は、ワイパー81がノズル面50aをワイピングするときには、ワイパー81およびワイパーホルダ82が概ね鉛直方向に直立するようにワイパーホルダ82を支持する。ワイパー回転機構83は、例えば、ワイパー81の不使用時(すなわち、ワイパー81がノズル面50aをワイピングしないとき)には、ワイパー81およびワイパーホルダ82が鉛直方向よりも傾斜するようにワイパーホルダ82を回動させて、傾斜した状態で支持する。ワイパー回転機構83は、ワイパー回転機構83によって保持された方の端部を軸として、ワイパー81およびワイパーホルダ82を回動可能に構成されている。ワイパー回転機構83は、回転軸83aと、回転モータ83bとを備えている。回転軸83aは、副走査方向Xに沿って延びている。回転軸83aは、回転モータ83bによって回転される。回転軸83aが回転すると、ワイパー81は、回転軸83a周りに回転する。回転モータ83bは、制御装置100に電気的に接続され、制御装置100によって駆動が制御されている。
吸引部材84は、少なくとも払拭部81aに付着しているインクを吸引する部材である。吸引部材84は、少なくとも払拭部81aと接触可能に構成されている。吸引部材84は、例えば、払拭部81aを覆うように構成されている。吸引部材84は、典型的には、ワイパー81が傾斜されたときに払拭部81aを覆う位置に配置されている。本実施形態の吸引部材84は、ケース85と、インク吸収体86とを備える。図6Aは、吸引部材84が傾斜されたワイパー81に当接する様子を説明する断面図である。
図6Aに示すように、ケース85は、一面が開口された有底箱形である。ケース85の素材は特に限定されず、例えば、樹脂製である。ケース85は、支持面85aと、上側面85bと、下側面85cと、前側面85d(図5参照)と、後側面85e(図5参照)とを有する。支持面85aは、ケース85の底面に相当する。上側面85bは、この支持面85aの鉛直方向上方の端部に立設される。下側面85cは、支持面85aの鉛直方向下方の端部に立設され、上側面85bと対向する。前側面85dは、これら支持面85a、上側面85bおよび下側面85cに前方で接続される。後側面85eは、これら支持面85a、上側面85bおよび下側面85cに後方で接続される。支持面85aの副走査方向Xの寸法は、ワイパー81の副走査方向Xの寸法W1(図5参照)よりも大きい。支持面85aの副走査方向Xに直交する方向の寸法は、ワイパー81の副走査方向Xに直交する方向(図5における上下方向)の寸法W2よりも大きい。上側面85b、前側面85d、後側面85eおよび下側面85cは、主として、後述するインク吸収体86を安定して保持する機能を有する。したがって、上側面85b、前側面85d、後側面85eおよび下側面85cの支持面85aに直交する方向の寸法(以下、高さという。)は、後述するインク吸収体86が安定して支持面85aに保持され、また、ワイピング機構の動きに干渉しない範囲において制限されない。例えば、上側面85b、前側面85d、後側面85eおよび下側面85cの高さは、インク吸収体86の高さと同程度であってもよいし、より高くても、より低くてもよい。さらには、上側面85b、前側面85d、後側面85eおよび下側面85cの高さは、インク吸収体86が安定して支持面85aに保持される限り、備えられていなくてもよい。なお、上側面85bおよび下側面85cの少なくとも一方は、ワイパー81が傾斜されたときにワイパーホルダ82と干渉しない高さであるとよい。
インク吸収体86は、ワイパー81に当接したときに、少なくとも当接部分に付着したインクを万遍なく吸引するための部材である。インク吸収体86は、ケース85に支持されている。本実施形態のインク吸収体86は、ケース85に収容されている。インク吸収体86の副走査方向Xの寸法は、ワイパー81の副走査方向Xの寸法W1よりも大きい。インク吸収体86の副走査方向Xに直交する方向の寸法は、ワイパー81の副走査方向Xに直交する方向の寸法W2よりも大きい。インク吸収体86は、多孔質体により構成されている。インク吸収体86は、これに限定されるものではないが、インクに触れるとインクを吸収する(キャピラリ効果を有する)キャピラリ材で構成されているとよい。インク吸収体86がインクと接触することで、インク吸収体86の細孔内にインクを吸収する。また、インク吸収体86は、吸引装置87によってケース85が吸引されたときに、吸収したインクが除去されやすい(保液力の低い)素材で構成されているとよい。インク吸収体86は、例えば、樹脂製の不織布、多孔質体、スポンジ等であってよい。インク吸収体86は、ワイパー81が吸引部材84に当接したとき、払拭部81aに当接する。インク吸収体86は、例えばワイパー81の第1表面81b(または第2表面81c)と上端81Tとに当接し、ケース85とワイパー81との間を埋める形態であるとよい。一例では、図6Aに示すように、インク吸収体86は、第1表面81b(または第2表面81c)に当接するシート状の吸収本体86aと、吸収本体86aから突出し上端81Tに当接する吸収覆部86bとを有しているとよい。例えば、インク吸収体86は、ケース85の支持面85aから上側面85bに至る断面L字形を有している。吸収覆部86bの吸収本体86aからの突出厚み(支持面85aに支持されたときの支持面85aに直交する方向の寸法。以下同じ。)tbは、ワイパー81の厚みと同程度か、ワイパー81の厚みよりも厚いとよい。吸収本体86aの厚みtaは特に制限されず、例えば第1表面81b(または第2表面81c)に付着したインクを吸引できる細孔容量と、払拭部81aで吸引したインクを吸引装置87に移動させるための経路(パス)を提供できる程度の厚みであればよい。
なお、図6Aに示すように、ケース85は、吸引装置87を接続するための接続部85fを備えている。接続部85fは、支持面85aを貫通する貫通孔を備えている。これにより、支持面85aのインク吸収体86を保持する側の面と、その反対側の面とを連通する。図6Aでは、接続部85fは支持面85aに対して貫通孔が直交するように設けられているが、支持面85aに対する接続部85fの角度はこれに限定されない。接続部85fには、吸引装置87が接続される。ケース85は、傾斜されたワイパー81に好適に当接するように、支持面85aが傾斜されたワイパー81の第1表面81b(または第2表面81c)と平行になるように、傾斜して配置されている。接続部85fは、傾斜された支持面85aの鉛直方向の下方の端部に設けられている。ケース85が下側面85cを備えている構成では、接続部85fは、支持面85aと下側面85cとに跨がって配設されていてもよい。このとき、吸引装置87は、支持面85aと下側面85cとによる隅角部に接続されるとよい。
吸引装置87は、ケース85に接続されて、支持面85aに保持されたインク吸収体86に吸収されたインクを吸引するための装置である。吸引装置87は、典型的には、ケース85内を吸引することで、インク吸収体86に吸収されたインクを効率よく吸引除去する。吸引装置87は、ケース85内の気体、液体、固体等を吸引する。吸引装置87は、吸引ポンプ87aと、流路87bと、流路87cとを備えている。流路87bは、一端がケース85の接続部85fに接続され、他端が吸引ポンプ87aに接続されている。流路87cは、一端が吸引ポンプ87aに接続され、他端が図示しない廃液タンクに連絡されている。吸引ポンプ87aは、流路87bを介してケース85の底部に接続されている。吸引ポンプ87aは、流路87bを介して、ケース85内の気体を吸引すると共に、ノズル面50aに付着しているインクを吸引する。ケース85がワイパー81の払拭部81aを覆った状態で吸引ポンプ87aが駆動されると、ノズル面50aに付着したインクがケース85から吸い出される。吸引されたインクは、流路87b、吸引ポンプ87a、および流路87cを通って廃液タンクに廃棄される。
図1に示すように、操作パネル200は、ケース11の右前部に設けられている。ユーザーは、操作パネル200に対して、印刷に関する操作を行う。操作パネル200には、制御装置100が電気的に接続されている。
図7は、プリンタ10に係るブロック図である。図7に示すように、制御装置100は、Z軸方向モータ26a、X軸方向モータ27a、Y軸方向モータ43、インクヘッド50、送液ポンプ57、光照射装置60、回転モータ83b、吸引ポンプ87a、キャップ移動機構92、吸引ポンプ93、および操作パネル200と接続され、それらの動作を制御している。制御装置100は、例えば、マイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータなどの外部機器から印刷データなどを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(central processing unit:CPU)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置と、を備えている。図1に示すように、制御装置100は、ケース11の内部に設けられている。ただし、制御装置100はケース11の内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置100は、プリンタ10の外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置100は、有線または無線を介してプリンタ10と通信可能に接続されている。
記憶装置は、記録媒体5に印刷される所定の画像等の印刷データを記憶する。印刷データは、例えば、ラスター形式のデータである。印刷データは、例えば、プリンタ10とは別体に設けられたコンピュータにインストールされたソフトウェアを用いて作成される。
図5に示すように、制御装置100は、印刷制御部110と、キャッピング制御部120と、ワイピング制御部130と、を備えている。制御装置100の各部の機能は、プログラムによって実現されている。このプログラムは、例えばCDやDVDなどの記録媒体から読み込まれる。なお、このプログラムは、インターネットを通じてダウンロードされるものであってもよい。また、制御装置100の各部の機能は、プロセッサおよび/または回路などによって実現可能なものであってもよい。制御装置100は、その他の処理部を備えていてもよいが、ここでは説明を省略する。
印刷制御部110は、記憶部に記憶された印刷データに基づいて、記録媒体5に所定の画像等を印刷する。印刷制御部110は、印刷データに基づいて、インクヘッド50から記録媒体5に向けてインクを吐出させて印刷を行う。印刷制御部110は、Y軸方向モータ43を駆動させてキャリッジ30を主走査方向Yに移動させる。印刷制御部110は、X軸方向モータ27aを駆動させてテーブル20を副走査方向Xに移動させる。印刷制御部110は、必要に応じてZ軸方向モータ26aを制御して、記録媒体5を上下方向Zに移動させる。印刷制御部110は、光照射装置60を制御して記録媒体5に吐出された光硬化性インクに向けて光を照射する。印刷制御部110は、これらの動作を、印刷データに基づいて、必要なタイミングで必要な回数だけ繰り返し実施することにより、記録媒体5上に目的の画像を印刷する。
キャッピング制御部120は、キャッピング動作を制御する。キャッピング制御部120は、Y軸方向モータ43を制御してキャリッジ30をホームポジションHPに移動させる。キャッピング制御部120は、キャップ移動機構92を制御して、キャップ91を上方に移動させる。これによりインクヘッド50にキャップ91が装着される。キャッピング制御部120は、キャップ移動機構92を制御して、キャップ91を下方に移動させる。これによりインクヘッド50からキャップ91を離反させる。キャッピング制御部120は、印刷やワイピング等の所定の作業のタイミングを除き、キャップ91をインクヘッド50に装着する。キャッピング制御部120は、少なくとも、印刷、および、ワイピングのときには、キャップ91をインクヘッド50から離間させる。キャッピング制御部120は、必要に応じて、吸引ポンプ93を制御することで、キャップ91に溜まったインクを吸引する。吸引ポンプ93による吸引は、キャップ91がインクヘッド50に装着されているときに行うことで、インクヘッド50からインクを吸引する。吸引ポンプ93による吸引は、キャップ91がインクヘッド50から離反された状態で行うことで、キャップ91やチューブ内のインクを吸引する。インクの吸引は、定期的または適時に実施することにより、ノズル51の詰まり等を予防し、または解消する。
ワイピング制御部130は、ワイピング動作を制御する。ワイパー81は、ワイパー81が使用されていないときには、鉛直方向よりも傾斜されている。ワイパー81は、吸引部材84に支持された状態で傾斜されている。ワイピング制御部130は、必要に応じて、Y軸方向モータ43を制御し、キャリッジ30をワイパー81よりも第1方向Y1の側に配置させる。ワイピング制御部130は、ワイパー回転機構83の回転モータ83bを制御してワイパー81を回動させて、ワイパー81を鉛直方向に配置させる。これにより、ワイパー81の上端81Tは、キャリッジ30に搭載されたインクヘッド50のノズル面50aよりもやや上方に位置する。ワイピング制御部130は、Y軸方向モータ43を制御してキャリッジ30を第1方向Y1の側から、ワイパー81よりも第2方向Y2の側に移動させる。これにより、ノズル面50aはワイパー81の第1表面81bの払拭部81aに接触する。ワイパー81の第1表面81bの払拭部81aは、相対的に、ノズル面50aの表面を接触しながら第2方向Y2から第1方向Y1へ横断する。これにより、ノズル面50aについたインク等が払拭される。
ワイピング制御部130は、ワイパー81のクリーニング動作を制御する。ワイピング制御部130は、ワイパー回転機構83の回転モータ83bを制御して、ワイパーホルダ82を第1表面81bの側に回動させて、ワイパー81を第1表面81bの側に傾斜させる。これにより、ワイパー81は吸引部材84のインク吸収体86に当接される。インク吸収体86の吸収覆部86bは、ワイパー81の払拭部81aを覆うようにワイパー81に当接する。インク吸収体86の吸収本体86aは、ワイパー81の第1表面81bを覆うようにワイパー81に当接する。インク吸収体86は、これにより、インク吸収体86次隊の有するキャピラリ効果でワイパー81に付着したインクを吸収することができる。ワイピング制御部130は、吸引ポンプ87aを制御することで、ケース85内を吸引する。これにより、インク吸収体86に吸収されたインクを、ケース85外に排出して回収することができる。また、インク吸収体86を介してワイパー81に付着しているインクを、ケース85外に排出して回収することができる。ワイパー81のクリーニング動作のタイミングは特に制限されない。一例として、ワイパー81のクリーニング動作は、ワイパー81のワイピング動作が終了した後に速やかに実施される。これにより、ワイパー81に付着しているインクを長時間留まらせることなく、ワイパー81から除去することができる。換言すると、インクが硬化する前に、ワイパー81の表面から万遍なくインクを除去することができる。ワイパー81のクリーニングは、ワイピング後の適時に、または、定期的に実施するように設定されていてもよい。また、ワイピング制御部130は、ワイピング動作と、クリーニング動作とを、交互に、あるいは、所定の回数ずつ、繰り返し行うように設定されていてもよい。これにより、ワイパー81へのインクのこびりつきを好適に予防し、または解消することができる。
なお、上記のプリンタ10において、ケース85は、インク吸収体86を支持する支持面85aと、支持面85aの鉛直下方の端部に立設された下側面85cと、を備えていた。また、ケース85は、支持面85aが鉛直方向に対して傾斜して配置されるとともに、支持面85aの鉛直下方の端部において吸引装置87に接続されていた。このことにより、インク吸収体86に吸収されたインクが自重によって下方に集積されても、ケース85の下方にインクを貯留することができると共に、貯留したインクを吸引により外部に排出することができる。これにより、吸引部材84に溜まったインクが外部に漏れるのを抑制することができる。その結果、周囲を汚すことなく、吸引部材84からインクを効率的に吸引、排出することができる。
なお、上記のプリンタ10において、ワイピング機構は、ワイパー81の払拭部81aがある端部(第1端部)とは反対側の端部(第2端部)を保持するワイパーホルダ82(ワイパー支持部)と、ワイパーホルダ82に接続され、ワイパー81およびワイパーホルダ82を第1表面81b(および第2表面81cの少なくとも一方)の側に回動させるワイパー回転機構83とを備えていた。このような構成によると、ワイピング機構をキャリッジ30の移動経路に干渉させることなく、自由度を高めて配置できる。これにより、一例として、ワイパー81を移動させることなく、配置を固定して、ワイパー81をクリーニングすることができる。あるいは、一例として、ワイパー81をキャリッジ30等に干渉させずに移動させて、ワイパー81をクリーニングすることができる。
なお、上記のプリンタ10において、吸引部材84は鉛直方向から第1方向Y1の側に傾斜されて配置されていた。また、吸引装置87は、ワイパー回転機構83がワイパー81を第1表面81bの側に回動させて、払拭部81aと、第1表面81b(または第2表面81c)を吸引部材84に当接させた状態で、吸引部材84を介してワイパー81に付着しているインクを吸引していた。このような構成によると、ワイパー81によるインクヘッド50のクリーニング動作が終了した後、速やかに、無駄な動作無くワイパー81をクリーニングすることができる。
≪変形例1≫
上記実施形態において、吸引部材84は、ワイピング機構に対してY1方向に1つ設けられていた。そしてインクヘッド50がY2方向に移動することで、ワイパー81の第1表面81bおよび上端81Tからなる払拭部81aがインクヘッド50のノズル面50aをワイピングし、ワイパー81の第1表面81bおよび上端81Tからなる払拭部81aが吸引部材84に当接されていた。しかしながら、ワイピング動作や吸引部材84の配置はこれに限定されない。例えば、上記構成は、Y1方向とY2方向とが逆であってもよい。例えば、吸引部材84は、ワイピング機構に対してY2方向に1つ設けられていてもよい。そしてインクヘッド50がY1方向に移動することで、ワイパー81の第2表面81cおよび上端81Tからなる払拭部81aがインクヘッド50のノズル面50aをワイピングし、ワイパー81の第2表面81cおよび上端81Tからなる払拭部81aが吸引部材84に当接されてもよい。このような構成によっても、上記したのと同様の効果を得ることができる。
≪変形例2≫
図8に示すように、吸引部材84は、第1吸引部材84Aと、第2吸引部材84Bとを備えていてもよい。第1吸引部材84Aと、第2吸引部材84Bとは、それぞれ、ケース85A、85Bと、インク吸収体86A、86Bとを備えていてもよい。第1吸引部材84Aは、ワイパー回転機構83がワイパー81を第1表面81bの側に回動させたときに少なくとも第1表面81bの払拭部81aが当接する位置に配置されている。第2吸引部材84Bは、ワイパー回転機構83がワイパー81を第2表面81cの側に回動させたときに少なくとも第2表面81cの払拭部81aが当接する位置に配置されている。このとき、吸引装置87は、流路87bの接続部85f側を、切替器87b3を介して、流路87b1と流路87b2とに分岐させてもよい。流路87b1が第1吸引部材84Aに接続される。流路87b2が第2吸引部材84Bに接続される。切替器87b3は、流路87bの接続先を、流路87b1と流路87b2との間で切り替える。流路87bの接続先を流路87b1とすることで、第1吸引部材84Aに対して吸引することができる。流路87bの接続先を流路87b2とすることで、第2吸引部材84Bに対して吸引することができる。切替器87b3は、特に限定されないが、例えば電磁バルブである。切替器87b3は、制御装置100に電気的に接続されて、その駆動が制御される。
なお、上記構成の吸引部材84によると、ワイパー81のクリーニング動作を、ワイパー81の両面に対して実施することができる。したがって、このとき、ワイピング制御部130は、ワイパー81によるワイピングとクリーニングとの動作を、ワイパー81の両面に対して実施することができる。すなわち、ワイピング制御部130は、ワイパー回転機構83の回転モータ83bを制御して、ワイパー81を鉛直方向になるように回動させる。ワイピング制御部130は、キャリッジ30の位置に関わらず、ワイパー81を鉛直方向に配置させることができる。ワイパー回転機構83のY軸方向モータ43を制御して、キャリッジ30を第1方向Y1と第2方向Y2とのいずれか一方または両方に移動させる。これにより、ノズル面50aを、ワイパー81の第1表面81bと第2表面81cのいずれか一方または両方で払拭(ワイピング)することができる。ワイピング動作後、ワイピング制御部130は、ワイパー回転機構83の回転モータ83bを制御して、ワイパーホルダ82を例えば第1表面81bの側に回動させ、ワイパー81を吸引部材84Aに当接させる。この状態で、ワイピング制御部130は、流路87bの接続先が流路87b1であることを確認し(必要であれば流路87b1に切り替えて)、吸引ポンプ87aを駆動させる。これにより、ケース85A内を吸引して、ワイパー81の第1表面81bおよび払拭部81aをクリーニングする。次いで、ワイピング制御部130は、ワイパー回転機構83の回転モータ83bを制御して、ワイパーホルダ82を例えば第2表面81cの側に回動させ、ワイパー81を吸引部材84Bに当接させる。この状態で、ワイピング制御部130は、流路87bの接続先を流路87b2に切り替え、吸引ポンプ87aを駆動させる。これにより、ケース85B内を吸引して、ワイパー81の第2表面81cおよび払拭部81aをクリーニングする。これにより、簡単な操作によって、ワイパー81の第1表面81bおよび第2表面81cと、払拭部81aとをクリーニングすることができる。
≪変形例3≫
上記変形例2(図8参照)における第1吸引部材84Aと第2吸引部材84Bとは、インクヘッド50の移動に干渉しない限り、独立して、その傾斜の角度は任意に変更されてもよい。例えば、変形例2において、鉛直方向に立設するワイパー81と、第1吸引部材84Aおよび第2吸引部材84Bの支持面85aとは、それぞれ60°程度の角度を為していた。これに対し、図9に示すように、変形例3では、鉛直方向に立設するワイパー81と、第1吸引部材84Aおよび第2吸引部材84Bの支持面85aとは、それぞれ120°程度の角度を為している。このように、第1吸引部材84Aおよび第2吸引部材84Bの支持面85aが鉛直方向と為す角度は、独立して、例えば、10°程度から170°程度の範囲で任意に設定することができる。なお、第1吸引部材84Aおよび第2吸引部材84Bの支持面85aが鉛直方向と為す角度が90°を超える場合、接続部85fは、支持面85aの鉛直方向の下端、すなわち、吸収覆部86bが位置する側の端部に設けられる。このような構成によると、吸収覆部86bの近くに吸引装置87を設けることができ、インクの吸引効果が高められるために好ましい。また、このような構成であっても、吸引部材84A、84Bに溜まったインクが外部に漏れることがなく、ワイパー81の第1表面81bおよび第2表面81cと、払拭部81aとを好適にクリーニングすることができる。
≪第2実施形態≫
上述の第1実施形態では、キャリッジ30が主走査方向Yに移動することで、ワイパー81がノズル面50aをワイピングしていた。本実施形態では、図10に示すように、ワイパー81が移動することで、ノズル面50aをワイピングする構成について説明する。第1実施形態と同様ないしは類似の構成については、同じ符号を用いて表し、重複しての説明は省略する。
ワイピング装置80は、さらに、図11に示すワイパー移動機構88を備えている。ワイパー移動機構88は、ワイパー81、ワイパーホルダ82およびワイパー回転機構83を副走査方向Xに移動させる装置である。なお、本実施形態において、ワイパー81の平面部は、主走査方向Yと平行である。ワイパー81の主走査方向Yの長さW1はインクヘッド50のノズル面50aの主走査方向Yの長さN2(図3参照)よりも長い。ワイパー81の主走査方向Yの長さW1は、例えば、複数のノズル面50aにわたる寸法であってもよい。ワイパー81は、副走査方向Xに移動することで、複数のノズル面50aをワイピングする。ワイパー81は、必要に応じてキャリッジ30により主走査方向Yの位置を変えて、複数回副走査方向Xに移動することで、全てのノズル面50aをワイピングする。
ワイパー移動機構88は、ガイドレール88Gと、ベルト88Bと、前側のプーリ88Fと、後側のプーリ88Rと、駆動モータ88Mとを備えている。ガイドレール88Gは、副走査方向Xに延びている。ガイドレール88Gの前端は、キャリッジ30よりも前方に位置する。ガイドレール88Gの後端は、キャリッジ30よりも後方に位置する。ワイパーホルダ82は、ガイドレール88Gに摺動自在に係合している。ワイパー回転機構83、ワイパーホルダ82およびワイパー81は、ガイドレール88Gに沿って副走査方向Xに移動可能である。例えばワイパー回転機構83は、無端状のベルト88Bに固定されている。ベルト88Bは、前側のプーリ88Fおよび後側のプーリ88Rに巻き掛けられている。前側のプーリ88Fは、キャリッジ30より前方に配置されている。後側のプーリ88Rは、キャリッジ30より後方に配置されている。前側のプーリ88Fには駆動モータ88Mが取り付けられている。駆動モータ88Mは、制御装置100と電気的に接続され、制御装置100によって制御されている。駆動モータ88Mが駆動すると前側のプーリ88Fが回転し、ベルト88Bが走行する。これにより、ワイパー81がガイドレール88Gに沿って副走査方向Xに移動する。例えば、駆動モータ88Mが順回転すると、ワイパー81が副走査方向Xの第1方向(X1方向)に移動する。また、駆動モータ88Mが逆回転すると、ワイパー81が副走査方向Xの第2方向(X2方向)に移動する。ワイパー81の移動は、制御装置100によって制御される。
図10に示すように、吸引部材84は、第1吸引部材84Aと、第2吸引部材84Bとを備えている。第1吸引部材84Aと、第2吸引部材84Bとは、それぞれ、ケース85A、85Bと、インク吸収体86A、86Bとを備えている。第1吸引部材84Aは、キャリッジ30よりも前方に位置する。第1吸引部材84Aは、ワイパー移動機構88がワイパー81をキャリッジ30よりも前方に移動させ、ワイパー回転機構83が第1表面81bの側に回動させたときに、少なくとも第1表面81bの払拭部81aを収容する位置に配置されている。第2吸引部材84Bは、キャリッジ30よりも後方に位置する。第2吸引部材84Bは、ワイパー移動機構88がワイパー81をキャリッジ30よりも後方に移動させ、ワイパー回転機構83がワイパー81を第2表面81cの側に回動させたときに、少なくとも第2表面81cの払拭部81aを収容する位置に配置されている。このときの吸引装置87の構成は、実施形態1の変形例1と同様であるため、その説明は省略する。
ワイピング制御部130は、ワイピング動作を制御する。ワイパー81は、ワイパー81が使用されていないときには、第1吸引部材84A(または第2吸引部材84B)の側に移動し、鉛直方向よりも傾斜されている。ワイパー81は、第1吸引部材84A(または第2吸引部材84B)に支持された状態で傾斜されている。ワイピング制御部130は、Y軸方向モータ43を制御して、ワイピング対照のノズル面50aがワイパー81の後方に配置されるように、キャリッジ30の位置を移動させる。ワイピング制御部130は、ワイパー回転機構83の回転モータ83bを制御して、ワイパー81を回動させて、鉛直方向に配置させる。これにより、ワイパー81の上端81Tは、キャリッジ30に搭載されたインクヘッド50のノズル面50aよりもやや上方に位置する。ワイピング制御部130は駆動モータ88Mを制御して、ワイパー81、ワイパーホルダ82およびワイパー回転機構83を、第1方向X1の側から第2方向X2の方向に移動させる。これにより、ノズル面50aはワイパー81の第2表面81cの払拭部81aに接触する。ワイパー81の第2表面81cの払拭部81aは、ノズル面50aの表面を接触しながら第1方向X1から第2方向X2へと縦断する。これにより、ノズル面50aについたインク等が払拭される。引き続き、ワイピング制御部130は、Y軸方向モータ43を制御して、次のワイピング対照のノズル面50aがワイパー81の前方に配置されるように、キャリッジ30の位置を移動させる。ワイピング制御部130は駆動モータ88Mを制御して、ワイパー81、ワイパーホルダ82およびワイパー回転機構83を、第2方向X2の側から第1方向X1の方向に移動させる。これにより、ノズル面50aはワイパー81の第1表面81bの払拭部81aに接触する。ワイパー81の第1表面81bの払拭部81aは、ノズル面50aの表面を接触しながら第2方向X2から第1方向X1へと縦断する。これにより、ノズル面50aについたインク等が払拭される。このことを繰り返して、ワイパー81は複数のノズル面50aについたインク等を払拭する。
ワイピング制御部130は、ワイパー81によるワイピングが終了したら、あるいは、ワイピング途中の適当なタイミングで、ワイパー81のクリーニング動作を制御する。ワイピング制御部130は、ワイパー81がワイパー移動機構88によってインクヘッド50よりも前方に位置する場合は、ワイパー回転機構83を制御して、ワイパー81を第1表面81bの側に傾斜させて、第1吸引部材84Aに当接させる。ワイピング制御部130は、この状態で、流路87bの接続先が流路87b1であることを確認し(必要であれば流路87b1に切り替えて)、吸引ポンプ87aを駆動させる。これにより、ケース85A内を吸引して、ワイパー81の第1表面81bおよび払拭部81aをクリーニングする。次いで、ワイピング制御部130は、駆動モータ88Mを制御して、ワイパー81、ワイパーホルダ82およびワイパー回転機構83を、第1方向X1の側から第2方向X2の方向に移動させる。ワイピング制御部130は、ワイパー回転機構83の回転モータ83bを制御して、ワイパーホルダ82を例えば第2表面81cの側に回動させ、ワイパー81を吸引部材84Bに当接させる。この状態で、ワイピング制御部130は、流路87bの接続先を流路87b2に切り替え、吸引ポンプ87aを駆動させる。これにより、ケース85B内を吸引して、ワイパー81の第2表面81cおよび払拭部81aをクリーニングする。これにより、簡単な操作によって、ワイパー81の第1表面81bおよび第2表面81cと、払拭部81aとをクリーニングすることができる。
上記の構成では、ワイパー81を、インクヘッド50に対して第1方向X1と当該第1方向X1とは逆の第2方向X2とに移動させるワイパー移動機構88を備えていた。そして吸引部材84は、インクヘッド50に対して、第1方向X1に配置された第1吸引部材84Aと、第2方向X2に配置された第2吸引部材84Bと、を備えていた。このような構成によると、インクヘッド50に対してワイパー81を移動させることでクリーニングを行うプリンタ10においても、ここに開示されるワイパー81のクリーニング方法を適用することができる。また、ワイパー81を、インクヘッド50のノズル列52の配列方向である副走査方向Xに移動させることでクリーニングを行うと、ワイパー81による払拭で、ノズル面50aにインクの混色が生じないために好ましいと言える。
≪変形例4≫
なお、上述した実施形態では、インク吸収体86が吸収覆部86bを備えた断面L字形を呈していた。しかしながら、インク吸収体86は、ワイパー81が吸引部材84に当接したときに、少なくともインク吸収体86が払拭部81aに当接可能であればその形状は特に制限されない。例えば、インク吸収体86が十分な柔軟性および変形性を有する場合、図6Bに示すように、インク吸収体86は吸収本体86aと吸収覆部86bとが一体化された断面I字形の板状体であってよい。このときの吸収本体86aの厚みtaは、例えば、図6Aにおける吸収本体86aの厚みtaと吸収覆部86bの厚みtbとを足し合わせたものにすることができる。この場合、ワイパー81がワイパー回転機構83により回動されて、インク吸収体86に当接する。このとき、ワイパー81がインク吸収体86を潰すように変形させることで、押し潰された部位が吸収本体86aとなり、押し潰されなかった部位が吸収覆部86bとなって、断面L字形の吸収本体86aと吸収覆部86bとが形成され得る。インク吸収体86は、吸収本体86aの変形が容易となるように、吸収本体86aと吸収覆部86bとの間に1本または複数本のスリット86cが設けられていてもよい。これにより、インク吸収体86の設計を簡略化して、ワイパー81に付着したインクを万遍なく吸引、除去することができる。
≪変形例5≫
なお、上述した実施形態では、インクヘッド50に対してワイパー81を移動させつつ、2つの吸引部材84A,84Bをインクヘッド50の第1方向X1と第2方向X2とに分けて配置していた。しかしながら、ワイピングの手法と、2つの吸引部材84A,84Bの配置方法とは、これに限定されない。例えば、インクヘッド50に対してワイパー81を移動させる場合であっても、インクヘッド50の第1方向X1(または第2方向X2)に2つの吸引部材84A,84Bを配置してもよい。この場合、ワイパー81の移動を妨げないように、2つの吸引部材84A,84Bは、図9に示すように、立設されたワイパー81と大きな角度(例えば120°程度)で傾斜されているとよい。このとき、ワイパー移動機構88は、具体的には示さないが、例えば、副走査方向Xに延びる2本の平行なガイドレール88Gを備え、例えばワイパー回転機構83の主走査方向Yの両端を2本のガイドレール88Gで摺動自在に支持するとよい。また、ワイパー移動機構88は、ワイパー回転機構83、ワイパーホルダ82およびワイパー81が2つの吸引部材84A,84Bよりも上方で移動するように、これらの支持位置を相対的に高くするとよい。このような構成によると、2つの吸引部材84A,84Bを2本のガイドレール88Gの間で、かつ、ワイパー回転機構83、ワイパーホルダ82およびワイパー81の下方に配置することができる。ワイパー移動機構88は、2つの吸引部材84A,84Bの間に、ワイパー81を移動させることができる。
≪変形例6≫
なお、上記実施形態では、ワイピング機構がワイパー81を回動させるワイパー回転機構83を備え、ワイパー回転機構83がワイパー81を回動させることで傾斜させたときに吸引部材84に当接するように構成されていた。しかしながら、ワイピング機構と吸引部材84との構成はこれに限定されない。具体的には図示しないが、吸引部材84が回転機構を備え、鉛直方向に直立ないしは傾斜したワイパー81に当接するように、吸引部材84が回転機構によって回動されてもよい。これによっても、上記の構成と同様のワイパークリーニングを実施することができる。
その他、上記実施形態に示したように、プリンタ10が上記のようにキャッピング装置90を備えている場合、キャッピング装置90の吸引ポンプ93が、ワイピング装置80における吸引ポンプ87aを兼ねていてもよい。この場合、吸引ポンプ93は、切替弁などを備えており、キャップ91の吸引と、ケース85の吸引とのいずれか一方または両方を吸引することができる。このような吸引ポンプ93の駆動は、制御装置100によって制御される。
なお、上述した実施形態では、インクヘッド50のノズル51から吐出されるインクは光硬化性インクであったが、水性インクや溶剤インクであってもよい。
また、上記した実施形態では、プリンタ10はフラットベッドタイプのインクジェットプリンタであった。しかしながら、プリンタの構成は特に限定されない。例えば、ここに開示される技術は、記録媒体がロールから供給されるタイプのインクジェットプリンタに対して適用されてもよい。
さらに、ここに開示する技術は、インクジェットプリンタだけでなく、液体吐出ヘッドを備えた他の装置にも利用することができる。例えば、ここに開示する技術は、液体吐出ヘッドから硬化液等を吐出する三次元造形装置などに利用されてもよい。
10 インクジェットプリンタ
50 インクヘッド
50a ノズル面
51 ノズル
80 ワイピング装置
81 ワイパー
81a 払拭部
81b 第1表面
81c 第2表面
82 ワイパーホルダ(ワイパー支持部)
83 ワイパー回転機構
84 吸引部材
87 吸引装置
88 ワイパー移動機構
100 制御装置
130 ワイピング制御部

Claims (8)

  1. インクを吐出するノズルが形成されたノズル面を備えるインクヘッドと、
    前記インクヘッドの前記ノズル面を払拭する払拭部を備えるワイピング機構と、
    前記払拭部と接触可能に構成されており、少なくとも前記払拭部に付着しているインクを吸引する吸引部材と、
    前記吸引部材に接続された吸引装置と、
    を備える、インクジェットプリンタ。
  2. 前記ワイピング機構は、第1表面と当該第1表面とは反対側の第2表面とを有する平板状であって、第1端部に払拭部を備えるワイパーを備え、
    前記吸引部材は、インク吸収体と、前記インク吸収体を支持し前記吸引装置に接続されるケースとを備え、
    前記インク吸収体は、前記第1端部に当接する覆部と、前記第1表面または第2表面に当接する吸収本体と、を有する、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記ケースは、
    前記インク吸収体を支持する支持面と、
    前記支持面の鉛直下方の端部に立設された下側面と、を備え、
    前記ケースは、前記支持面が鉛直方向に対して傾斜して配置されるとともに、前記支持面の鉛直下方の端部において前記吸引装置に接続されている、請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記ワイピング機構は、さらに、
    前記ワイパーの前記第1端部に対向する第2端部を保持するワイパー支持部と、
    前記ワイパー支持部に接続され、前記ワイパーおよび前記ワイパー支持部を前記第1表面および前記第2表面の少なくとも一方の側に回動させるワイパー回転機構と、
    を備える、請求項2または3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記吸引装置は、前記ワイパー回転機構が前記ワイパーを前記第1表面または前記第2表面の側に回動させて、前記払拭部と、当該第1表面または第2表面を前記吸引部材に当接させた状態で、前記吸引部材を介して前記ワイパーに付着しているインクを吸引するように構成されている、請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記吸引部材は、第1吸引部材と、第2吸引部材とを備え、
    前記第1吸引部材は、前記ワイパー回転機構が前記ワイパーを前記第1表面の側に回動させたときに少なくとも前記払拭部に接触する位置に配置され、
    前記第2吸引部材は、前記ワイパー回転機構が前記ワイパーを前記第2表面の側に回動させたときに少なくとも前記払拭部に接触する位置に配置されている、請求項4または5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記第1吸引部材と前記第2吸引部材とは、前記ワイピング機構が一の地点に配置されているときに、
    前記ワイパー回転機構が前記ワイパーを前記第1表面の側に回動させたときに少なくとも前記払拭部に接触する位置に前記第1吸引部材が配置され、
    前記ワイパー回転機構が前記ワイパーを前記第2表面の側に回動させたときに少なくとも前記払拭部に接触する位置に前記第2吸引部材が配置されている、請求項6に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記ワイピング機構と前記インクヘッドとを相対的に第1方向と当該第1方向とは逆の第2方向とに移動させる移動機構を備え、
    前記吸引部材は、前記インクヘッドに対して、前記第1方向に配置された第1吸引部材と、前記第2方向に配置された第2吸引部材と、を備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
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