JP7162070B2 - クランクシャフトのパルサプレート取付構造 - Google Patents
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Description
そのため、クランクシャフトのクランクウエブにパルサプレートが一体に取り付けられ、クランクシャフトの回転に伴うパルサプレートの外周縁に複数形成された突起(被検出歯)の移動を、回転センサが検出する例(例えば、特許文献1参照)がある。
そのため、クランクウエブの側面にキー溝を精度良く機械加工して形成するとともに、パルサプレートの弓なり帯状部も連結部とともにプレス打ち抜きに加えてプレス盛り上げ加工などの追加工も精度良く行われることが要求される。
したがって、加工工数が増し、コスト高となる。
また、クランクウエブにパルサプレートを固着するボルトの締結部位も加工しなければならず、益々加工工数が増大している。
クランクケースに回転自在に軸支されるクランク軸部の端部に、ピン孔を有するクランクアーム部とカウンタウエイト部を一体に備えるクランクウエブが形成され、
対向する一対の前記クランクウエブの少なくとも一方のピン孔にクランクピンの一端部を嵌入して組付けられる内燃機関のクランクシャフトにおける一方の前記クランクウエブの前記クランク軸部側の外側面に、円環状のパルサプレートが重ね合わされて取り付けられるクランクシャフトのパルサプレート取付構造において、
一方の前記クランクウエブは、その外側面に回転中心軸を中心とし、ピン孔を間に挟んで両端部を有する円弧状突条部を有し、
前記パルサプレートが前記クランクウエブの前記円弧状突条部に外嵌して前記クランクウエブに対する前記パルサプレートの同心位置の位置決めがなされ、
前記パルサプレートは内周縁から前記クランクアーム部に沿って前記円弧状突条部の両端部の間を前記クランク軸部側に突出する係合突部を有し、
前記クランクピンが前記ピン孔に嵌入する嵌入構造の一部である被係合部に、前記係合突部が係合して、前記クランクウエブに対する前記パルサプレートの相対回転位置の位置決めがなされることを特徴とするクランクシャフトのパルサプレート取付構造を提供する。
したがって、加工工数が少なく、生産性の向上とコスト削減が図られるとともに、取付誤差も小さい。
前記クランクウエブの前記円弧状突条部の前記ピン孔を間に挟む両端部が、前記被係合部であり、
前記パルサプレートの前記係合突部が、前記円弧状突条部の前記被係合部である両端部の間に嵌入して係合することで、前記クランクウエブに対する前記パルサプレートの相対回転位置の位置決めがなされる。
前記円弧状突条部の前記被係合部である両端部の端面は、前記クランクウエブの前記クランクアーム部に形成された前記ピン孔の内周面と同一面上にある。
前記円弧状突条部の前記被係合部である両端部の端面は、前記ピン孔の内周面と同一面上にある円弧状端面であり、
前記パルサプレートの前記係合突部は、前記円弧状突条部の前記被係合部である両端部に形成された各前記円弧状端面にそれぞれ接する円弧状側面を有する。
前記パルサプレートは、前記クランクウエブの外側面の前記ピン孔を挟んで両側に等分に離間した位置に溶接箇所(x,y,z)が設けられる。
前記パルサプレートは、その外周縁に複数の被検出歯が配列され、
隣り合う前記被検出歯の間隔は、一部特に大きい間隔の基準部位を除き等間隔であり、 前記クランクウエブは、前記パルサプレートの前記基準部位に対応する位置に切欠き溝部を有する。
前記パルサプレートの前記係合突部は、前記クランクピンの給油軸穴の開口の遠心側を覆う。
パルサプレートの係合突部が、給油軸穴内に潤滑油を溜めるための給油プレートを兼ねることで、部品点数を削減できる。
前記クランクウエブの前記ピン孔に嵌入した前記クランクピンの突出端部が、前記被係合部であり、
前記パルサプレートの前記係合突部が、前記パルサプレートの内周面から前記クランク軸部側に2本突出して、前記前記被係合部である前記クランクピンの突出端部を両側から挟むようにして係合することで、前記クランクピンを介して前記クランクウエブに対する前記パルサプレートの相対回転位置の位置決めがなされる。
したがって、加工工数が少なく、生産性の向上とコスト削減が図られるとともに、取付誤差も小さい。
図1は、本発明を適用した一実施形態に係るクランクシャフトのパルサプレート取付構造を適用した内燃機関を搭載した自動二輪車1の側面図である。
なお、本明細書の説明において、前後左右の向きは、本実施の形態に係る自動二輪車1の直進方向を前方とする通常の基準に従うものとし、図面において、FRは前方を,RRは後方を、LHは左方を,RHは右方を示すものとする。
自動二輪車1は、車体前部1Aと車体後部1Bとが、低いフロア部1Cを介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレーム2は、車体前部1Aのヘッドパイプ2aからダウンチューブ2bが下方へ延出し、ダウンチューブ2bは下端で水平に屈曲してフロア部1Cの下方を後方へ延び、その後端において車幅方向に配設された連結フレーム2cを介して、左右一対のメインパイプ2dが連結され、メインパイプ2dは連結フレーム2cから斜め後方に立ち上がって、途中、傾斜を緩めるように屈曲して後方に延びている。
一方、車体前部1Aにおいては、ヘッドパイプ2aに軸支されて上方にハンドル13が設けられ、下方にフロントフォーク14が延びて、その下端に前輪15が軸支されている。
パワーユニット3は、その前部が単気筒4ストロークの水冷式内燃機関(以下、単に「内燃機関」という。)30であり、パワーユニットケース5にクランクシャフト50を車幅方向に配して回転自在に軸支し、シリンダブロック31を略水平に近い状態にまで大きく前傾した姿勢にあって、パワーユニットケース5の下端から前方に突出したハンガアーム5hの端部が、メインパイプ2dのブラケット24に取付けられたリンク部材25に、ピボット軸26を介して連結されている。
減速機構41のあるパワーユニットケース5の後部に立設されたブラケット5bと、メインパイプ2dの後部との間にリヤクッション17が介装されている。
フロア部1Cはサイドカバー18eにより覆われ、また車体後部1Bは左右側方からボデイカバー18fによって覆われる。
内燃機関30は、シリンダブロック31のシリンダスリーブ31a内を往復動するピストン34とクランクシャフト50のクランクピン55とをコネクティングロッド35が連結している。
ピストン34の頂部とシリンダヘッド32の間には燃焼室32aが形成される。
左パワーユニットケース5Lの前部と右パワーユニットケース5Rとの合体によるクランクケース部5C内には、クランクシャフト50が車幅方向に配向されて左右の主ベアリング45L,45Rに回転自在に支持され、左右水平方向に延びた延出部のうち右延出部にはカムチェーン駆動スプロケット46とオイルポンプ駆動ギヤ47、およびACジェネレータ48が設けられ、左延出部にはベルト式無段変速機40の駆動プーリ49が設けられる。
左右クランク軸部51L,51Rの端部に、それぞれ左右クランクウエブ52L,52Rが一体に形成されている。
そして、対向する左右一対のクランクウエブ52L,52Rの各ピン孔52Lh,52Rhにクランクピン55の両端部をそれぞれ嵌入してクランクシャフト50が組み立てられる(図3参照)。
左右のクランク軸部51L,51Rは、同軸の回転軸とし、相対向する左右のクランクウエブ52L,52Rの間をクランクピン55が回転軸から偏心して連結している。
クランク軸部51Lには、クランクウエブ52L近傍の付け根部分が若干拡径したジャーナル部51Ljが形成されている。
クランク軸部51Lは、ジャーナル部51Ljを主ベアリング45Lにより軸支される。
そして、クランクウエブ52Lのクランク軸部51L側の外側面52Lsには、回転中心軸Cを中心とし、ピン孔52Lhを間に挟んで両端部53p,53qを有する円弧状突条部53(図中で散点模様を付している)が突出して形成されている。
クランクウエブ52Lのピン孔52Lhは、切削加工により形成され、その際に元々円環状をしていた円環状突条部が同時に切削されて、円弧状突条部53の両端部53p,53qにピン孔52Lhの内周面と同一面上の円弧状端面53pf,53qfが形成されている。
また、クランクウエブ52Lの外側面52Lsの外周縁には、ピン孔52Lhと所定の回転角度位置に基準となる円弧状の切欠き溝部52Lfを有する。
なお、クランク軸部51Lのジャーナル部51Ljには、ピン孔52Lhのある回転角度位置に油溝51Lvが軸方向に指向して形成されている。
図8に示されるように、円環状のパルサプレート60は、外周縁に複数の被検出歯61が配列され、隣り合う被検出歯61,61の間隔は、一部特に大きい間隔の基準部位62を除き等間隔である。
円環状のパルサプレート60の内周面63の内径Piは、クランクウエブ52Lの外側面52Lsに突出形成された円弧状突条部53の外周面53oの外径Doと等しい。
係合突部64の両側部64p,64qは、クランクウエブ52Lの前記円弧状突条部53の両端部53p,53qの円弧状端面53pf,53qfの一部に合致する円弧状側面64pf,64qfを有する。
なお、係合突部64の両側部64p,64qの両側面は、円弧状側面64pf,64qfでなくともクランクウエブ52Lの円弧状突条部53の両端部53p,53qの円弧状端面53pf,53qfの一部に合致する平坦状側面としてもよい。
なお、パルサプレート60の内周面63から矩形状に突出する係合突部64の円弧状側面64pf,64qfと内周面63とが形成する角部は、小円孔65が穿孔されている。
パルサプレート60は、以上のような板状をして、係合突部に折り曲げ部を有しないので、プレス打ち抜き加工により、成形することができる。
そのため、パルサプレート60に高い加工精度が要求されずに済む。
溶接箇所x,y,zは互いに等間隔である。
その際、クランクピン55の中央部にコネクティングロッド35の大端部35bをニードルベアリング54を介して軸支させておく。
図4を参照して、左パワーユニットケース5Lのクランクケース部5Cにおける周壁5Lsには、パルサプレート60の斜め後上方にセンサ取付ボス部5Lsbが形成されている。
パルサセンサ70は、後輪16の前方近傍に位置する。
よって、パルサセンサ70は、検出部70sにより回転するクランクシャフト50と一体に回転するパルサプレート60の旋回する被検出歯61の近接による磁束変化を検知することで、クランクシャフト50の回転角度を検出する。
そして、クランクピン55の給油軸穴55hの左右中央部の回転中心軸Cから遠い遠心側の内周面から遠心方向に供給油路55dが穿孔されており、供給油路55dの遠心側開口は、ニードルベアリング54に臨んでいる。
本パルサプレート60の係合突部64は、給油軸穴55hの開口の回転中心軸Cから近い間隙55sを除く遠心側を大きく覆っている。
主ベアリング45Lとクランクピン55との間には、油溜まり59が形成されており、油溜まり59と給油軸穴55hが間隙55sで連通している。
また、油溜まり59にはクランク軸部51Lのジャーナル部51Ljに軸方向に指向して形成された油溝51Lvが連通している。
油室58にはオイルポンプ(不図示)から延びる油通路57が連通している。
給油軸穴55hの遠心側に溜まった潤滑油は、供給油路55dを遠心方向に流れてニードルベアリング54に供給され、ニードルベアリング54を潤滑する。
図9および図10に示すように、クランクシャフト50の一方のクランクウエブ52Lは、その外側面52Lsに回転中心軸Cを中心とし、ピン孔52Lhを間に挟んで両端部53p,53qを有する円弧状突条部53を有し、このクランクウエブ52Lの円弧状突条部53にパルサプレート60が外嵌してクランクウエブ52Lに対するパルサプレート60の同心位置の位置決めがなされる。
したがって、加工工数が少なく、生産性の向上とコスト削減が図られるとともに、取付誤差も小さい。
パルサプレート60の係合突部64が、給油軸穴55h内に潤滑油を溜めるための給油プレートを兼ねることで、部品点数を削減できる。
本クランクシャフト90は、先の実施形態のクランクシャフト50と多少形状が異なる点がある以外同じである。
同図12を参照して、左側クランクシャフト半体は、左側クランクウエブ92Lのクランク軸部91L側(外側)の外側面92Lsに円弧状突条部93が突出形成されているが、同円弧状突条部93におけるピン孔92Lhを間に挟む両端部93p,93qがそれぞれピン孔92Lhから所定距離離れた位置にある。
この突出端部95eの端面95ecは、左側クランクウエブ92Lの円弧状突条部93の突出端面93cと同一面上にある。
なお、クランク軸部91Lのジャーナル部91Ljには、ピン孔92Lhのある回転角度位置に油溝91Lvが軸方向に指向して形成されている。
円弧状突条部93の外周面93oの外径Doと等しい内径を有するパルサプレート100の内周面103からは、中心側に一対の係合突部104p,104qが互いにクランクピン95の外径Dpに等しい間隔を有して先細に突出している。
パルサプレート100の係合突部104p,104q間の内周面103cは、ピン孔92Lhよりも外周の被検出歯101に近づいて他の内周面103より深く、ピン孔92Lhより嵌入したクランクピン95の突出端部95eを避ける位置にある。
例えば、本発明は、一対のクランクウエブのうち一方のクランクウエブには、クランクピンが一体に形成されており、他方のクランクウエブに形成されたピン孔に一方のクランクウエブのクランクピンを嵌入して組み立てられるクランクシャフトにも適用できる。
5…パワーユニットケース、5L…左パワーユニットケース、5R…右パワーユニットケース、5C…クランクケース部(本発明の「クランクケース」)、5CL,5CR…軸受壁、5Cw…前下部周壁、5b…ブラケット、5h…ハンガアーム、5L…左パワーユニットケース、5R…右パワーユニットケース、24…ブラケット、24a…支持軸、25…リンク部材、26…ピボット軸、
30…内燃機関(水冷式内燃機関)、31…シリンダブロック、31a…シリンダスリーブ、32…シリンダヘッド、34…ピストン、35…コネクティングロッド、40…ベルト式無段変速機、41…減速機構、43…変速機ケースカバー、45L,45R…主ベアリング、46…カムチェーン駆動スプロケット、47…オイルポンプ駆動ギヤ、48…ACジェネレータ、49…駆動プーリ、
50…クランクシャフト、CL…左側クランクシャフト半体、
51L,51R…クランク軸部、51Lj…ジャーナル部、51Lv…油溝、
52L,52R…クランクウエブ、52La,52Ra…クランクアーム部、52Lh,52Rh…ピン孔、52Lw,52Rw…カウンタウエイト部、52Ls…外側面、52Lf…切欠き溝部、53…円弧状突条部、53o…外周面、53i…内周面、53c…突出端面、53p,53q…端部(被係合部)、53pf,53qf…円弧状端面、54…ニードルベアリング、
55…クランクピン、55h…給油軸穴、55d…供給油路、55s…間隙、56…オイルシール、57…油通路、58…油室、59…油溜まり、
60…パルサプレート、61…被検出歯、62…基準部位、63…内周面、64…係合突部、64p,64q…側部、64pf,64qf…円弧状側面(または平坦状側面)、65…小円孔、
70…パルサセンサ、
90…クランクシャフト、
91L…クランク軸部、91Lj…ジャーナル部、92L…クランクウエブ、92La…クランクアーム部、92Lh…ピン孔、92Lw…カウンタウエイト部、92Ls…外側面、92Lf…切欠き溝部、93…円弧状突条部、93o…外周面、93c…突出端面、93p,93q…端部、
95…クランクピン、95e…突出端部(被係合部)、95ec…端面、
100…パルサプレート、101…被検出歯、102…基準部位、103,103c…内周面、104p,104q…係合突部。
Claims (8)
- 内燃機関のクランクケースに回転自在に軸支されるクランク軸部の端部に、ピン孔を有するクランクアーム部とカウンタウエイト部を一体に備えるクランクウエブが形成され、
対向する一対の前記クランクウエブの少なくとも一方のピン孔にクランクピンの一端部を嵌入して組み立てられるクランクシャフトにおける前記クランクウエブ(52L;92L)の前記クランク軸部(51L;91L)側の外側面(52Ls,92Ls)に、円環状のパルサプレート(60;100)が重ね合わされて取り付けられるクランクシャフトのパルサプレート取付構造において、
一方の前記クランクウエブ(52L;92L)は、その外側面に回転中心軸(C)を中心とし、前記ピン孔(52Lh,92Lh)を間に挟んで両端部(53p,53q;93p,93q)を有する円弧状突条部(53,93)を有し、
前記パルサプレート(60;100)が前記クランクウエブ(52L;92L)の前記円弧状突条部(53,93)に外嵌して前記クランクウエブ(52L;92L)に対する前記パルサプレート(60;100)の同心位置の位置決めがなされ、
前記パルサプレート(60;100)は内周縁から前記クランクアーム部に沿って前記円弧状突条部(53;93)の両端部(53p,53q;93p,93q)の間を前記クランク軸部(51L;91L)側に突出する係合突部(64;104p,104q)を有し、
前記クランクピン(55;95)が前記ピン孔(52Lh;92Lh)に嵌入する嵌入構造の一部である被係合部(53p,53q;95e)に、前記係合突部(64;104p,104q)が係合して、前記クランクウエブ(52L;92L)に対する前記パルサプレート(60;104p,104q)の相対回転位置の位置決めがなされることを特徴とするクランクシャフトのパルサプレート取付構造。 - 前記クランクウエブ(52L)の前記円弧状突条部(53)の前記ピン孔(52Lh)を間に挟む両端部(53p,53q)が、前記被係合部(53p,53q)であり、
前記パルサプレート(60)の前記係合突部(64)が、前記円弧状突条部(53)の前記被係合部(53p,53q)である両端部(53p,53q)の間に嵌入して係合することで、前記クランクウエブ(52L)に対する前記パルサプレート(60)の相対回転位置の位置決めがなされることを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフトのパルサプレート取付構造。 - 前記円弧状突条部(53)の前記被係合部である両端部(53p,53q)の端面(53pf,53qf)は、前記クランクウエブ(52L)の前記クランクアーム部(52La)に形成された前記ピン孔(52Lh)の内周面と同一面上にあることを特徴とする請求項2に記載のクランクシャフトのパルサプレート取付構造。
- 前記円弧状突条部(53)の前記被係合部(53p,53q)である両端部(53p,53q)の端面は、前記ピン孔(52Lh)の内周面と同一面上にある円弧状端面(53pf,53qf)であり、
前記パルサプレート(60)の前記係合突部(64)は、前記円弧状突条部(53)の前記被係合部(53p,53q)である両端部(53p,53q)に形成された各円弧状端面(53pf,53qf)にそれぞれ接する円弧状側面(64pf,64qf)を有することを特徴とする請求項3に記載のクランクシャフトのパルサプレート取付構造。 - 前記パルサプレート(60)は、前記クランクウエブ(52L)の外側面(52Ls)の前記ピン孔(52Lh)を挟んで両側に等分に離間した位置に溶接箇所(x,y,z)が設けられることを特徴とする請求項4に記載のクランクシャフトのパルサプレート取付構造。
- 前記パルサプレート(60)は、その外周縁に複数の被検出歯(61)が配列され、
隣り合う前記被検出歯(61)の間隔は、一部特に大きい間隔の基準部位(62)を除き等間隔であり、
前記クランクウエブ(52L)は、前記パルサプレート(60)の前記基準部位(62)に対応する位置に切欠き溝部(52Lf)を有することを特徴とする請求項5に記載のクランクシャフトのパルサプレート取付構造。 - 前記パルサプレート(60)の前記係合突部(64)は、前記クランクピン(55)の給油軸穴(55h)の開口の遠心側を覆うことを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載のクランクシャフトのパルサプレート取付構造。
- 前記クランクウエブ(92L)の前記ピン孔(92Lh)に嵌入した前記クランクピン(95)の突出端部(95e)が、前記被係合部(95e)であり、
前記パルサプレート(100)の前記係合突部(104p,104q)が、前記パルサプレート(100)の内周面(103)から前記クランク軸部(91L)側に2本突出して、前記被係合部(95e)である前記クランクピン(95)の突出端部(95e)を両側から挟むようにして係合することで、前記クランクピン(95)を介して前記クランクウエブ(92L)に対する前記パルサプレート(100)の相対回転位置の位置決めがなされることを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフトのパルサプレート取付構造。
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