JP7156444B1 - 運搬工具および運搬工具の設置方法 - Google Patents

運搬工具および運搬工具の設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定して手すりに設置できる運搬工具および運搬工具の設置方法を提供する。【解決手段】運搬工具は、乗客コンベアの両側の手すりの上方において両側の手すりに掛け渡され、中間部に揚重装置が設けられた棒部材と、棒部材の両側の端部にそれぞれ固定された一対の結合部材と、一対の結合部材のそれぞれの下側において、結合部材と固定され、両側の手すりのそれぞれを両側方から把持することで両側の手すりのそれぞれに固定された一対の支持部材と、を備えた。【選択図】図1

Description

本開示は、運搬工具および運搬工具の設置方法に関する。
特許文献1は、乗客コンベアの部品の運搬工具を開示する。当該運搬工具によれば、揚重装置は、乗客コンベアの手すりに掛け渡された棒部材に取り付けられる。揚重装置は、乗客コンベアの保守作業の際に、乗客コンベアの構成部品を効率よく運搬し得る。
特開2020-193079号公報
しかしながら、特許文献1に記載の運搬工具において、棒部材は、手すりに置かれた支持部材によって鉛直方向に荷重を支持され、ベルト部によって水平方向に引っ張られることで位置が固定される。このため、部品を運搬している間、棒部材の位置が手すりに対して移動し得る。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、安定して手すりに設置できる運搬工具および運搬工具の設置方法を提供することである。
本開示に係る運搬工具は、乗客コンベアの両側の手すりの上方において前記両側の手すりに両側の端部がそれぞれ掛け渡され、中間部に揚重装置が設けられた棒部材と、前記棒部材の両側の端部にそれぞれ固定された一対の結合部材と、前記一対の結合部材のそれぞれの下方に配置され、前記一対の結合部材とそれぞれ固定され、前記両側の手すりのそれぞれを両側方から把持することで前記両側の手すりのそれぞれに固定された一対の支持部材と、前記一対の結合部材を前記一対の支持部材にそれぞれ固定する一対の取付体と、を備え、前記一対の支持部材の一方は、前記両側の手すりの一方において当該手すりの一側方の湾曲面に沿うように当該手すりに配置される第1支持体と、前記両側の手すりの一方において当該手すりの他側方の湾曲面に沿うように当該手すりに配置される第2支持体と、前記第1支持体と前記第2支持体とが前記両側の手すりの一方を前記一側方と前記他側方とから把持するように前記第1支持体と前記第2支持体とを連結する連結体と、を有し、前記第1支持体は、前記連結体が通される連結穴と、取付穴と、を有し、前記一対の取付体の一方は、前記取付穴において前記第1支持体に固定され、前記一対の結合部材の一方は、前記一対の取付体の一方に固定される
本開示に係る運搬工具の設置方法は、乗客コンベアの両側の手すりに運搬工具の支持部材をそれぞれ固定する第1固定工程と、第1固定工程の後に行われ、手すりに取り付けられた一対の支持部材に運搬工具の一対の結合部材をそれぞれ固定する第2固定工程と、第2固定工程の後に行われ、一対の支持部材にそれぞれ取り付けられた一対の結合部材に運搬工具の棒部材の両側の端部を固定する第3固定工程と、を備えた。
本開示によれば、運搬工具の支持部材は、手すりを両側方から把持することで手すりに固定される。このため、安定して手すりに設置できる。
実施の形態1における運搬工具が適用された乗客コンベアの要部を示す図である。 実施の形態1における運搬工具が適用された乗客コンベアの保守作業を示す図である。 実施の形態1における運搬工具の支持部材の斜視図である。 実施の形態1における運搬工具の支持部材の分解断面図である。 実施の形態1における運搬工具の連結部材の斜視図である。 実施の形態1における運搬工具を設置する方法の第1固定工程が行われた乗客コンベアの要部を示す図である。 実施の形態1における運搬工具を設置する方法の第2固定工程が行われた乗客コンベアの要部を示す図である。 実施の形態1における運搬工具を設置する方法の第3固定工程が行われた乗客コンベアの要部を示す図である。
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における運搬工具が適用された乗客コンベアの要部を示す図である。
図1には、保守作業が行われる状態の乗客コンベアが示される。例えば、乗客コンベアは、エスカレーター1である。エスカレーター1が通常運転されるとき、乗客は、移動経路2を移動して上階と下階との間を移動する。
一対の欄干3は、移動経路2の両側に設けられる。一対の手すり4の各々は、無端状のベルトである。一対の手すり4は、一対の欄干3の外周にそれぞれ設けられる。複数のステップ軸5は、移動経路2の下部に設けられる。複数のステップ6は、複数のステップ軸5にそれぞれ取り付けられる。ドライブユニット7は、移動経路2の下方に設けられる。開口部8は、保守作業において、複数のステップ6のうちいくつかが取り外されることで、移動経路2の下部に形成される。図1には、開口部8からドライブユニット7が露出している状態が示される。
運搬工具9は、エスカレーター1において開口部8の上方に設けられる。運搬工具9は、棒部材10と一対の結合部材11と一対の支持部材12と揚重装置13とを備える。
例えば、棒部材10は、単管である。棒部材10は、一対の手すり4の上方において一対の手すり4に掛け渡されるよう配置される。具体的には、棒部材10の一端部は、一対の手すり4の一方の上方に位置する。棒部材10の他端部は、一対の手すり4の他方の上方に位置する。
一対の結合部材11の各々は、同様の構成を備える。一対の結合部材11の一方は、一対の手すり4の一方の上方において棒部材10の一端部に取り付けられる。一対の結合部材11の他方は、一対の手すり4の他方の上方において棒部材10の他端部に取り付けられる。
一対の支持部材12の各々は、同様の構成を備える。一対の支持部材12の一方は、手すり4を両側方から把持することで、一対の手すり4の一方に取り付けられる。一対の支持部材12の一方は、一対の結合部材11の一方と固定される。一対の支持部材12の一方において、当該支持部材12の手すり4と対向する面は、一対の手すり4の一方に接する。一対の支持部材12の他方は、一対の支持部材12の一方と同様の状態で、一対の手すり4の他方に取り付けられる。
例えば、揚重装置13は、チェーンブロックである。揚重装置13は、棒部材10の中間部に取付具を介して取り付けられる。
次に、図2を用いて、エスカレーター1の保守作業を説明する。
図2は実施の形態1における運搬工具が適用された乗客コンベアの保守作業を示す図である。
保守作業において、作業員は、開口部8を介して移動経路2の下方に設けられた装置の点検作業、交換作業、等を行う。
図2に示されるように、例えば、運搬工具9は、保守作業の際にエスカレーター1のドライブユニット7の構成部品であるディスクブレーキ7aを運搬する際に用いられる。運搬工具9の揚重装置13は、開口部8を介して当該ディスクブレーキ7aを揚重する。この際、図2には図示されないが、一対の支持部材12の各々は、手すり4を把持する力および手すり4との間に生じる摩擦力によって運搬工具9の荷重と当該ディスクブレーキ7aの荷重とを支持する。このため、一対の支持部材12の各々は、手すり4に対して容易に移動しない。
次に、図3を用いて、運搬工具9の支持部材12を説明する。
図3は実施の形態1における運搬工具の支持部材の斜視図である。
図3は、一対の支持部材12のうちの一方を示す。例えば、支持部材12の外形は、支持部材12の長手方向の断面において、常に同一の形状となる。支持部材12は、一対の支持体14と複数の連結体15と取付体16とを備える。
第1支持体および第2支持体である一対の支持体14の各々は、同様の構成を備える。一対の支持体14の各々は、把持部17と密着部18と連結部19とを備える。
把持部17は、平坦面17aと湾曲面17bとを備える。平坦面17aと湾曲面17bとは、支持部材12の長手方向に伸びる。湾曲面17bの形状は、図2には図示されない手すり4の湾曲した側面と同じ形状である。湾曲面17bの一端は、平坦面17aの一端に繋がる。
例えば、密着部18は、ゴム板である。密着部18は、把持部17の湾曲した内側の面に沿って設けられる。密着部18は、把持部17の平坦面17aから湾曲面17bにわたって設けられる。
例えば、連結部19は、直方体に形成される。連結部19の長手方向は、支持部材12の長手方向を向く。連結部19は、把持部17の湾曲した外側の面において、平坦面17aに固定される。連結部19は、1つ以上の取付穴19aと複数の連結穴19bとを備える。実施の形態1において、連結部19は、2つの取付穴19aを備える。
取付穴19aは、雌ねじである。2つの取付穴19aは、連結部19の長手方向において連結部19の両側の端部にそれぞれ設けられる。2つの連結穴18aは、連結部19の平坦面17aと固定された面とは反対側の面において、平坦面17aと垂直に設けられる。
複数の連結穴19bの各々は、連結部19の長手方向に垂直な方向かつ平坦面17aに平行な方向に連結部19を貫通する。複数の連結穴19bは、連結部19の長手方向に並ぶ。
複数の連結体15は、一対の支持体14を連結する。例えば、複数の連結体15の各々は、連結ボルト15aと連結ナット15bとである。連結ボルト15aは、連結穴19bに挿通される。連結ナット15bは、連結ボルト15aに締め込まれる。
例えば、取付体16は、アイボルトである。取付体16は、挿通部20と取付部21とを備える。挿通部20は、雄ねじである。挿通部20は、支持体14におけるいずれかの取付穴19aに挿入される。例えば、取付部21は、環状に形成される。取付部21の空洞部分は、支持体14の長手方向を向く。
次に、図4を用いて、運搬工具9の支持部材12を手すり4に取り付ける方法を説明する。
図4は実施の形態1における運搬工具の支持部材の分解断面図である。
図4には、一対の支持部材12の一方と一対の欄干3の一方と一対の手すり4の一方とが示される。支持部材12の一対の支持体14の一方において、把持部17は、移動経路2の側である手すり4の一側方に配置される。支持部材12の一対の支持体14の他方において、把持部17は、移動経路2とは反対側である手すり4の他側方に配置される。
その後、一対の支持体14は、連結部19の複数の連結穴19bに挿通される連結ボルト15aによって連結される。一対の支持体14は、手すり4を手すり4の両側方から把持する。一対の支持体14の間には隙間が形成される。一対の支持体14が連結された状態において、密着部18は、手すり4の曲面および上面に密着する。
一対の支持体14が連結された後、取付体16は、一対の支持体14に取り付けられる。
次に、図5を用いて、運搬工具9の結合部材11を説明する。
図5は実施の形態1における運搬工具の連結部材の斜視図である。
図5は、一対の結合部材11の一方と一対の支持部材12の一方の要部とを示す。
例えば、結合部材11は、足場用クランプである。結合部材11は、第1開閉部22と第2開閉部23と開閉ボルト部24と開閉ナット部25と固定部26とを備える。
第1開閉部22は、略L字型に湾曲して形成される。第1開閉部22は、一端部に第1軸27を備える。第1開閉部22は、他端部に第2軸28を備える。
第2開閉部23は、略円弧状に形成される。第2開閉部23の一端部は、第1軸27を支点として、第1開閉部22と回転可能に繋がる。第2開閉部23は、他端部において、第2開閉部23が回転する接線方向に開口する調整孔29を備える。
開閉ボルト部24の長手方向の一端部は、第2軸28を支点として、第1開閉部22と回転可能に繋がる。具体的には、開閉ボルト部24は、第2開閉部23が第1開閉部22に対して回転する平面と同一の平面を回転し得るよう設けられる。開閉ボルト部24の長手方向の他端部は、第2開閉部23の調整孔29に挿通可能に形成される。
開閉ナット部25は、開閉ボルト部24に対応するナットである。
固定部26は、第1開閉部22の他端側に設けられる。例えば、固定部26は、第1開閉部22を貫通するボルトである。固定部26は、支持部材12の取付体16における取付部21に取り付け可能に設けられる。
結合部材11は、固定部26によって支持部材12に固定される。この際、第1開閉部22の一端側は、支持部材12の連結部19に接する。第1開閉部22の他端側は、支持部材12の取付体16に接する。第2開閉部23と開閉ボルト部24とは、第1開閉部22に対して90度程度まで回転し得る。
開閉ボルト部24が第2開閉部23の調整孔29に挿通された状態において、結合部材11は、第1開閉部22と第2開閉部23と開閉ボルト部24とで形成される円環状の空間である開閉口30を形成する。当該状態で開閉ナット部25が開閉ボルト部24に締め込まれることで、結合部材11は、閉状態となる。図示されないが、開閉ボルト部24が調整孔29に挿通されない状態において、結合部材11は、開状態となる。
結合部材11が開状態である場合に、棒部材10は、結合部材11の開閉口30が形成される位置に配置され得る。棒部材10が結合部材11の開閉口30に配置された状態で結合部材11が閉状態となることで、棒部材10は、結合部材11に固定される。
次に、図6から図8を用いて、運搬工具9をエスカレーター1に設置する方法を説明する。
図6は実施の形態1における運搬工具を設置する方法の第1固定工程が行われた乗客コンベアの要部を示す図である。図7は実施の形態1における運搬工具を設置する方法の第2固定工程が行われた乗客コンベアの要部を示す図である。図8は実施の形態1における運搬工具を設置する方法の第3固定工程が行われた乗客コンベアの要部を示す図である。
図6には、一対の支持部材12の一方が示される。運搬工具の設置方法の第1固定工程において、一対の支持部材12は、一対の手すり4にそれぞれ固定される。この際、一対の支持部材12の各々は、長手方向が手すり4の移動方向を向くように固定される。
その後、運搬工具の設置方法の第2固定工程が行われる。図7に示されるように、第2固定工程において、一対の結合部材11は、一対の支持部材12にそれぞれ固定される。この際、一対の結合部材11の一方は、開閉口30が一対の結合部材11の他方を向くように固定される。一対の結合部材11の他方は、開閉口30が一対の結合部材11の一方を向くように固定される。
その後、運搬工具の設置方法の第3固定工程が行われる。図8に示されるように、第3固定工程において、棒部材10は、開閉口30において一対の結合部材11のそれぞれに固定される。
その後、運搬工具の設置方法の揚重装置取付工程が行われる。揚重装置取付工程において、図8には図示されない揚重装置13は、棒部材10の中間位置に取り付けられる。揚重装置取付工程が終了した場合、運搬工具9の設置が完了する。
以上で説明した実施の形態1によれば、運搬工具9は、棒部材10と一対の結合部材11と一対の支持部材12とを備える。一対の支持部材12は、エスカレーター1において両側の手すり4のそれぞれを両側方から把持することで両側の手すり4にそれぞれ固定される。このため、運搬工具9を安定して設置できる。
また、支持部材12は、第1支持体である一対の支持体14の一方と第2支持体である一対の支持体14の他方と連結ボルト15aと連結ナット15bとを備える。このため、支持部材12は、手すり4を適切な力で把持することができる。
また、一対の結合部材11の一方は、一対の支持部材12の一方が手すり4に固定された状態で棒部材10を着脱自在に固定する。このため、運搬工具9を設置する際に、棒部材10を仮設置した後、当該棒部材10を一度取り外してから一対の支持部材12の取り付け位置を容易に調整することができる。その結果、運搬工具9を設置する作業の効率を向上できる。
また、一対の結合部材11は、第1開閉部22と第2開閉部23と開閉ボルト部24と開閉ナット部25とを有する。このため、一対の結合部材11は、棒部材10を容易に着脱することができる。また、径が異なる様々な種類の棒部材10を固定することができる。
なお、棒部材10は、長手方向に伸縮可能に設けられてもよい。例えば、棒部材10は、図示されない第1棒部材と第2棒部材とから構成されてもよい。この場合、第1棒部材は、内部に空洞を有する。第2棒部材は、第1棒部材の空洞の内部を移動可能な径を有する。第2棒部材が第1棒部材の内部を移動することで、棒部材10は、長手方向に伸縮する。このため、運搬工具9は、一対の手すり4の間の距離が異なる複数のエスカレーター1に適用することができる。また、手すり4に対して移動経路2とは反対側に存在する物体と棒部材10とが干渉することを抑制できる。
また、運搬工具の設置方法は、第1固定工程と第2固定工程と第3固定工程とを備える。第1固定工程および第2固定工程において、一対の支持部材12と一対の結合部材11とは、棒部材10で連結されることなくそれぞれ独立に設置される。このため、運搬工具の設置を容易に行うことができる。
なお、第3固定工程の後に、エスカレーター1を稼働させて複数のステップ6と手すり4とを連動して移動させる移動工程が行われてもよい。この際、棒部材10が運搬工具9の運搬する部品であるディスクブレーキ7aの上方に位置するように手すり4を移動させてもよい。このため、運搬工具9の位置を容易に調整することができる。
また、エスカレーター1が複数のドライブユニット7を有する場合、1つ目のドライブユニット7におけるディスクブレーキ7aの運搬作業が完了した後に、移動工程が行われてもよい。この場合、運搬工具9は、手すり4に設置された状態で2つ目以降のドライブユニット7の上方まで移動される。このため、運搬工具9を取り外すことなく複数のドライブユニット7の保守作業を行うことができる。また、開口部8が手すり4に設置された運搬工具9と連動して移動するため、保守作業において、新たに複数のステップ6を取り外す作業を省くことができる。その結果、保守作業の効率が向上する。
なお、取付穴19aは、連結部19の長手方向における連結部19の中央部に設けられてもよい。
1 エスカレーター、 2 移動経路、 3 欄干、 4 手すり、 5 ステップ軸、 6 ステップ、 7 ドライブユニット、 7a ディスクブレーキ、 8 開口部、 9 運搬工具、 10 棒部材、 11 結合部材、 12 支持部材、 13 揚重装置、 14 支持体、 15 連結体、 15a 連結ボルト、 15b 連結ナット、 16 取付体、 17 把持部、 17a 平坦面、 17b 湾曲面、 18 密着部、 18a 連結穴、 19 連結部、 19a 取付穴、 19b 連結穴、 20 挿通部、 21 取付部、 22 第1開閉部、 23 第2開閉部、 24 開閉ボルト部、 25 開閉ナット部、 26 固定部、 27 第1軸、 28 第2軸、 29 調整孔、 30 開閉口

Claims (7)

  1. 乗客コンベアの両側の手すりの上方において前記両側の手すりに両側の端部がそれぞれ掛け渡され、中間部に揚重装置が設けられた棒部材と、
    前記棒部材の両側の端部にそれぞれ固定された一対の結合部材と、
    前記一対の結合部材のそれぞれの下方に配置され、前記一対の結合部材とそれぞれ固定され、前記両側の手すりのそれぞれを両側方から把持することで前記両側の手すりのそれぞれに固定された一対の支持部材と、
    前記一対の結合部材を前記一対の支持部材にそれぞれ固定する一対の取付体と、
    を備え
    前記一対の支持部材の一方は、
    前記両側の手すりの一方において当該手すりの一側方の湾曲面に沿うように当該手すりに配置される第1支持体と、
    前記両側の手すりの一方において当該手すりの他側方の湾曲面に沿うように当該手すりに配置される第2支持体と、
    前記第1支持体と前記第2支持体とが前記両側の手すりの一方を前記一側方と前記他側方とから把持するように前記第1支持体と前記第2支持体とを連結する連結体と、
    を有し、
    前記第1支持体は、
    前記連結体が通される連結穴と、
    取付穴と、
    を有し、
    前記一対の取付体の一方は、前記取付穴において前記第1支持体に固定され、
    前記一対の結合部材の一方は、前記一対の取付体の一方に固定される運搬工具。
  2. 前記一対の結合部材の一方は、前記一対の支持部材の一方が前記両側の手すりの一方に固定された状態で前記棒部材を着脱自在に固定する請求項1に記載の運搬工具。
  3. 前記一対の結合部材の一方は、
    一端部に第1軸を有し、他端部に第2軸を有する第1開閉部と、
    前記第1軸において一端部が前記第1開閉部に対して回転可能に繋げられ、他端部に調整孔が形成された第2開閉部と、
    前記第2軸において一端部が前記第1開閉部に対して回転可能に繋げられ、他端部が前記第2開閉部の前記調整孔に挿通可能な開閉ボルト部と、
    前記第1開閉部と前記第2開閉部と前記開閉ボルト部とで形成される空間に前記棒部材が配置された状態で前記棒部材を着脱自在に固定するよう前記調整孔に挿通された前記開閉ボルト部の他端に締め込まれる開閉ナット部と、
    を有した請求項に記載の運搬工具。
  4. 前記一対の結合部材の一方が前記一対の取付体の一方に固定された際に、前記第1開閉部の前記一端部が前記第1支持体に接し、前記第1開閉部の前記他端部が前記取付体に接する請求項3に記載の運搬工具。
  5. 前記棒部材は、長手方向に伸縮する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の運搬工具。
  6. 乗客コンベアの両側の手すりに請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の運搬工具の支持部材をそれぞれ固定する第1固定工程と、
    前記第1固定工程の後に行われ、前記手すりに取り付けられた前記一対の支持部材に前記運搬工具の一対の結合部材をそれぞれ固定する第2固定工程と、
    前記第2固定工程の後に行われ、前記一対の支持部材にそれぞれ取り付けられた前記一対の結合部材に前記運搬工具の棒部材の両側の端部を固定する第3固定工程と、
    を備えた運搬工具の設置方法。
  7. 前記第3固定工程の後に行われ、前記乗客コンベアのステップと前記両側の手すりとを連動して移動させることで前記棒部材を前記運搬工具が運搬する部品の上方に移動させる移動工程、
    を備えた請求項6に記載の運搬工具の設置方法。
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