JP4071561B2 - サイドフォーク式エレベータ、サイドフォーク式エレベータの主索交換方法、及びサイドフォーク式エレベータの主索交換用アダプター部材 - Google Patents

サイドフォーク式エレベータ、サイドフォーク式エレベータの主索交換方法、及びサイドフォーク式エレベータの主索交換用アダプター部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧式エレベータやつるべ式エレベータなど、エレベータかごから突出する部分にエレベータロープを連結したサイドフォーク式エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、油圧式エレベータやつるべ式エレベータなどのサイドフォーク式エレベータが知られている。
【0003】
図20は、このようなサイドフォーク式レベータとしての油圧式エレベータの説明図(特開平6−211462号公報参照)、図21は要部の拡大図である。
【0004】
図20及び図21において、1はエレベータかご2が昇降する昇降路、3はエレベータかご2の下方に位置するかご枠体、4はかご枠体3のうちエレベータかご2の側面から突出する部分の下面に設けられたスプリング、5はかご枠体3を貫通すると共にスプリング4によって常時は伸長状態とされたシンブルロッド、6はシンブルロッド5の下端に設けられてスプリング4の下端が弾接するストッパ、7はシンブルロッド5の上端に設けられたソケット、8は油圧ジャッキ、9は油圧ジャッキ8の上端に回転可能に保持されたプランジャプーリ、10は油圧ジャッキ8の下端寄りに配置された固定フレーム、11は固定フレーム10の先端寄り下面に設けられたスプリング、12は固定フレーム10を貫通すると共にスプリング11によって常時は伸長状態とされたシンブルロッド、13はシンブルロッド12の下端に設けられてスプリング11の下端が弾接するストッパ、14はシンブルロッド12の上端に設けられたソケット、15は両端を各ソケット7,14に固定されてプランジャプーリ9によって折り返されたエレベータロープである。尚、エレベータロープ15は紙面と直行する方向に複数本設けられており、当然に、このエレベータロープ15の各両端に位置する支持部材(各ソケット7,14他)も同数設けられている。
【0005】
図22及び図23は、エレベーターロープ14を交換する際に採用されるロープ油圧牽引装置を示し、図22はかご枠体にロープ油圧牽引装置を取り付けた状態の要部の拡大図、図23はロープ油圧牽引装置の斜視図である。
【0006】
図22及び図23において、ロープ油圧牽引装置20は、枠体3の下面に上端を当接して配置する筒状の支持部材21と、支持部材21の下端に座金22を介して連結された油圧移動装置23とを備えている。
【0007】
座金22の上面は支持部材21の内面側に嵌合し、座金22の下面は油圧移動装置23の外面側に嵌合している。
【0008】
油圧移動装置23は、軸線方向に沿って変位可能な内部ピストン(図示せず)が内装され、その内部ピストンの中心をシャフト24が貫通している。
【0009】
シャフト24の突出下端には、窓25aを有する有底円筒形状のケース25が設けられていると共に、このケース25の上下にナット26,27が螺合されている。また、シャフト24の突出上端は支持部材21内に位置しており、その端部には長ナット28が螺合されている。この長ナット28は、その下方のみシャフト24の上端に螺合しており、その上端はシンブルロッド5の下端ネジ部5aと螺合する。
【0010】
このようなロープ油圧牽引装置20を用いて複数のエレベータロープ15を交換するには、複数(例えば、3本)のエレベータロープ15を二つの作業組みに分け(例えば、1本と2本)て行う。以下、3本のエレベータロープ15の場合に1本(後換)と2本(先換)の2組とした場合で説明する。
【0011】
先ず、後換のエレベータロープ15の端部に設けられたシンブルロッド5の自由端に、シャフト24の上端部を突き合わせ、長ナット28をシンブルロッド5に螺合させて、シンブルロッド5とシャフト24とを連結する。
【0012】
さらに、シンブルロッド5に支持部材21を挿通させて上端を枠体3に当接させると共に、シャフト24に油圧移動装置23の中心部の貫通孔を挿通させ、ナット25をシャフト24の下端から螺合して内部ピストンにシャフト24を当接連結する。
【0013】
この状態で、油圧移動装置23に接続された接続管23aを介して図示を略する油圧発生源から高圧油を供給すると、内部ピストンが下方変位すると同時にシャフト24が下方に変位する。
【0014】
このシャフト24の下方変位は、スプリング4の付勢に抗してシンブルロッド5を伸長させつつ、エレベータロープ15の緊張状態が維持されたままソケット7が図示下方へと変位する。
【0015】
これにより、先換の2本のエレベータロープ15の緊張状態が解除され、この先換の2本のエレベータロープ15の交換が可能となる。
【0016】
同様にして、先換後の2本のエレベータロープ15に対してロープ油圧牽引装置20を装着し、後換の1本のエレベータロープ15の緊張状態を解除した後、この後換の1本のエレベータロープ15を交換する。
【0017】
尚、このような交換作業手順は、特開平6−211462号公報に開示されているので、その詳細な交換作業手順の説明は省略する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の如く構成されたサイドフォーク式エレベータにあっては、エレベータロープ15を交換するに際して、高価で複雑な構成を採用するロープ油圧牽引装置20が必要となる上、エレベータかご2の昇降機構とは別の油圧発生源が必要となり、作業現場への作業者の移動性が阻害されるという問題が生じていた。
【0019】
本発明は、上記問題を解決するため、安価で簡素なアダプター部材によってエレベータロープの交換を可能とすることができ、しかも、取り付けたままでも常時使用状態とすることができるサイドフォーク式エレベータを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するため、本発明のサイドフォーク式エレベータは、エレベータかごとエレベータロープの一端とがアダプター部材を介して連結されたサイドフォーク式エレベータであって、エレベータかごに前記アダプター部材の第一の支点が回動可能に軸支され、前記エレベータロープの一端に前記アダプター部材の第二の支点が回動可能に軸支されると共に、新規エレベータロープの一端が前記アダプター部材の第三の支点に連結可能となっていることを特徴とする。
【0021】
このような構成においては、アダプター部材の第一の支点がエレベータかごに回動可能に軸支されると共にアダプター部材の第二の支点がエレベータロープの一端に回動可能に軸支されることによってエレベータかごとエレベータロープの一端とがアダプター部材を介して連結され、そのアダプター部材には新規エレベータロープの一端が連結可能な第三の支点が設けられている。
【0022】
これにより、常時はエレベータかごとエレベータロープの一端とをアダプター部材で連結したままエレベータかごの昇降が可能となっており、しかも、新規エレベータロープに交換する際には既に取り付け済みのアダプター部材の第三の支点に新規エレベータロープの一端を連結することで、容易且つ簡便に交換作業を行うことができる。
【0023】
また、本発明のサイドフォーク式エレベータの主索交換方法は、エレベータかご側のエレベータロープ端部での作業が可能となる位置でエレベータかごを固定した後にエレベータロープの緊張状態を解除する緊張解除ステップと、エレベータかご側のエレベータロープ端部のソケットをエレベータかごから取り外すと共に交換用の新規エレベータロープの一端に新規ソケットを介して連結されるアダプター部材をエレベータかごに連結した状態で取付け、そのアダプター部材にソケットを連結するアダプター装着ステップと、エレベータロープの固定側ソケットを取り外してエレベータロープを除去する旧エレベータロープ除去ステップと、新規エレベータロープを固定側へと掛け下げた後にその固定側端部の新規ソケットを固定する固定ステップと、新規エレベータロープのエレベータかご側の新規ソケットを前記アダプター部材から取り外してエレベータかごに固定する正規固定ステップと、エレベータかごを下降させて新規エレベータロープを緊張させる緊張ステップとからなることを特徴とする。
【0024】
この際、エレベータかごの昇降並びに固定には、既存のエレベータ昇降機構並びに固定機構を使用することを特徴とする。
【0025】
また、本発明のサイドフォーク式エレベータの主索交換用アダプター部材は、支持支点に回動可能に軸支される第一の支点と、旧エレベータロープの一端が軸支される第二の支点と、新規エレベータロープの一端が軸視される第三の支点とを一体に有することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のサイドフォーク式エレベータの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1乃至図10は、本発明のサイドフォーク式エレベータの実施の形態1を示し、図1(A)は本発明のサイドフォーク式エレベータの全体構成の説明図、図1(B)はエレベータロープ交換時の要部の説明図、図2(A)は本発明のサイドフォーク式エレベータに使用されるアダプターの正面図、図2(B)は本発明のサイドフォーク式エレベータに使用されるアダプターの側面図、図3乃至図10は本発明のサイドフォーク式エレベータの作業手順を時系列で示す説明図である。
【0028】
図1(A)において、31はエレベータかご32が昇降する昇降路、33はエレベータかご32の下方に位置するかご枠体、34はかご枠体33のうちエレベータかご32の側面から突出する部分の下面に設けられたスプリング、35はかご枠体33を貫通すると共にスプリング34によって常時は伸長状態とされたシンブルロッド、36はシンブルロッド35の下端に設けられてスプリング34の下端が弾接するストッパ、37はシンブルロッド35の上端に設けられたソケット、38は油圧ジャッキ、39は油圧ジャッキ38の上端に回転可能に保持されたプランジャプーリ、40は油圧ジャッキ38の下端寄りに配置された固定フレーム、41は固定フレーム30の先端寄り下面に設けられたスプリング、42は固定フレーム40を貫通すると共にスプリング41によって常時は伸長状態とされたシンブルロッド、43はシンブルロッド42の下端に設けられてスプリング41の下端が弾接するストッパ、44はシンブルロッド42の上端に設けられたソケット、45は両端を各ソケット37,44に固定されてプランジャプーリ39によって折り返されたエレベータロープ(主索)である。
【0029】
尚、エレベータロープ45は紙面と直行する方向に複数本(例えば、3本)設けられており、当然に、このエレベータロープ45の各両端に位置する支持部材(各ソケット37,44他)も同数設けられている。
【0030】
また、エレベータかご32側のソケット37は、図1(B)に示すように、新しいエレベータロープ45’(以下、「新規エレベータロープ」と称する)に交換する際には、シンブルロッド35との間にアダプター部材50を介在させた状態で連結される。
【0031】
このアダプター部材50は、図2(A),(B)に示すように、正面視略扇形に形成され、その基部にはシンブルロッド35の先端が挿入される割り溝50aが形成されている。また、基部並びに二箇所の角部付近には、貫通孔50b,50c,50dがそれぞれ設けられている。
【0032】
尚、アダプター部材50の形状は、少なくとも三点の支点を備え且つそのうちの一点を支点として回動可能であれば特に限定されるものではなく、三角形等の多角形等、設置スペースや成形性、強度の確保などを考慮しつつ、適宜形状並びに適宜材質によって成形可能であることは勿論である。
【0033】
第一の支点としての貫通孔50bにはシンブルロッド35の先端にアダプター部材50を回動可能に連結するための軸51が設けられ、第二の支点としての貫通孔50cにはエレベータロープ45の一端に固定されたソケット37にアダプター部材50を回動可能に連結するための軸52が設けられ、第三の支点としての貫通孔50dには新規エレベータロープ45’の一端に固定されたソケット37’にアダプター部材50を回動可能に連結するための軸53が設けられる。
【0034】
ところで、実施の形態1では、第一の支点としての貫通孔50bに設けられる軸51は、アダプター部材50をシンブルロッド35に固定する前のシンブルロッド35とソケット37とを連結する部分を支持支点としているが、例えば、シンブルロッド45とソケット44とを連結する部分、即ち、固定側にアダプター部材50を設ける場合にはシンブルロッド45とソケット44とを連結する部分が支持支点となる。
【0035】
次に、本発明のサイドフォーク式エレベータにおけるエレベータロープ45の交換方法を説明する。
【0036】
(手順1)
このエレベータロープ45の交換作業には二人の作業者を要する。先ず、図1(A)に示した状態から、図3に示すように、一人のかご側作業者は、固定側作業者がシンブルロッド35側のエレベータロープ45の端部での作業が可能となるようにエレベータ既存設備である非常停止装置等(図示せず)を使用してエレベータかご32を固定(停止)させた後、油圧ジャッキ38をダウン操作してエレベータロープ45の緊張状態を緩め、ソケット37をシンブルロッド35から取り外せるようにする。
【0037】
(手順2)
次に、図4に示すように、かご側作業者はエレベータかご32の上から両端にソケット37’(図4では一端側のみ図示)を固定した新規エレベータロープ45’をエレベータかご32の下へと降ろす。また、固定側作業者は、ソケット37をシンブルロッド35から取り外した後、アダプター部材50をシンブルロッド35に取り付けた後、アダプター部材50にソケット37及びソケット37’を取り付ける。
【0038】
(手順3)
次に、図5に示すように、かご側作業者は、非常停止装置等による停止を解除した後に、油圧ジャッキ38をアップ操作してプランジャプーリ39の付近で作業をできるようにする。
【0039】
(手順4)
次に、図6に示すように、プランジャプーリ39の付近での作業が可能となる位置にまでエレベータかご32を移動したらば、再び非常停止装置等によりエレベータかご32を固定(停止)させ、油圧ジャッキ38を再びダウン操作してエレベータロープ45の緊張状態を解除する。
【0040】
(手順5)
次に、図7に示すように、固定側作業者がソケット44をシンブルロッド42から取り外した後、かご側作業者がエレベータロープ45を引き上げる。
【0041】
(手順6)
次に、図8に示すように、かご側作業者が新規エレベータロープ45’をプランジャプーリ39に掛けつつ下方へと垂らし、固定側作業者に新規エレベータロープ45’の端部を受け取らせた後、固定側作業者が新規エレベータロープ45’のソケット44’をシンブルロッド42に連結する。
【0042】
(手順7)
次に、図9に示すように、非常停止装置等によるエレベータかご32の固定を解除して油圧ジャッキ38をアップ操作し、固定側作業者によるエレベータかご32側でのロープ端末作業を可能とする。
【0043】
(手順8)
次に、非常停止装置等によってエレベータかご32を固定した後、図10に示すように、油圧ジャッキ38をダウン操作して新規エレベータロープ45’の緊張状態を解除した後に、アダプター部材50をシンブルロッド35から取り外し、ソケット37’をシンブルロッド35に連結する。
【0044】
そして、これらの連結状態を確認した上で、非常停止装置等によるエレベータかご32の固定を解除すると共に油圧ジャッキ38を操作して正常の位置にまでエレベータかご32をアップさせて作業を完了させる。
【0045】
ところで、アダプター部材50は、エレベータロープ45を新規エレベータロープ45’に交換する際のみならず、図1(B)に示した状態を常時の使用状態としても良い。
【0046】
このような状態では、上述した手順3を作業開始とし、以下、手順4〜手順6を行い、手順7にて交換後のエレベータロープ45を回収するのみで作業が終了する。
【0047】
(実施の形態2)
図11乃至図19は、本発明のサイドフォーク式エレベータの実施の形態2を示し、図11は本発明のサイドフォーク式エレベータの全体構成の説明図、図12乃至図19は本発明のサイドフォーク式エレベータの作業手順を時系列で示す説明図である。
【0048】
図11において、31はエレベータかご32が昇降する昇降路、33はエレベータかご32の下方に位置するかご枠体、34はかご枠体33のうちエレベータかご32の側面から突出する部分の下面に設けられたスプリング、35はかご枠体33を貫通すると共にスプリング34によって常時は伸長状態とされたシンブルロッド、36はシンブルロッド35の下端に設けられてスプリング34の下端が弾接するストッパ、37はシンブルロッド35の上端に設けられたソケット、39は巻上機綱車、41はつり合い重り46に設けられたスプリング、42はスプリング41によって常時は伸長状態とされたシンブルロッド、43はシンブルロッド42の下端に設けられてスプリング41の下端が弾接するストッパ、44はシンブルロッド42の上端に設けられたソケット、45は両端を各ソケット37,44に固定されて巻上機綱車39によって折り返されたエレベータロープである。尚、エレベータロープ45は紙面と直行する方向に複数本設けられており、当然に、このエレベータロープ45の各両端に位置する支持部材(各ソケット37,44他)も同数設けられている。
【0049】
(手順1)
このようなつるべ式のエレベータロープ45の交換作業においても二人の作業者を要する。先ず、図11に示した状態から、図12に示すように、かご側作業者は、エレベータかご32に新規エレベータロープ45’を乗せ、固定側作業者により作業が可能なエレベータかご32の位置にてチェーンブロック54等を用いてエレベータかご32を吊り上げる。
【0050】
(手順2)
次に、図13に示すように、固定側作業者はソケット37を取り外し、アダプター部材50をシンブルロッド35に取り付けた後、アダプター部材50にソケット37及びソケット37’を取り付ける。
【0051】
(手順3)
次に、図14に示すように、かご側作業者は、チェーンブロック54を取り外し、巻上機綱車39の付近にまでエレベータかご32を上昇させる。
【0052】
(手順4)
次に、図15に示すように、固定側作業者が突っ張り棒55等でつり合い重り46を固定した後、エレベータかご32を吊り上げる。
【0053】
(手順5)
次に、図16に示すように、ソケット44を取り外し、かご側作業者はエレベータロープ45をエレベータかご32まで引き上げる。
【0054】
(手順6)
次に、図17に示すように、かご側作業者が新規エレベータロープ45’を巻上機綱車39に掛けつつ下方へと垂らし、固定側作業者に新規エレベータロープ45’の端部を受け取らせた後、固定側作業者が新規エレベータロープ45’のソケット44’をシンブルロッド42に連結する。
【0055】
(手順7)
次に、図18に示すように、かご側作業者はチェーンブロック54を取り外した後、固定側作業者によりエレベータかご32を再度チェーンブロック54で吊り上げる。
【0056】
(手順8)
次に、図19に示すように、固定側作業者がアダプター部材50をシンブルロッド35から取り外し、ソケット37’をシンブルロッド35に連結する。
【0057】
【発明の効果】
本発明のサイドフォーク式エレベータにあっては、以上説明したように構成したことにより、安価で簡素なアダプター部材によってエレベータロープの交換を可能とすることができ、しかも、取り付けたままでも常時使用状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータを示し、(A)は本発明のサイドフォーク式エレベータの全体構成の説明図、(B)はエレベータロープ交換時の要部の説明図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータを示し、(A)は本発明のサイドフォーク式エレベータに使用されるアダプターの正面図、(B)は本発明のサイドフォーク式エレベータに使用されるアダプターの側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順1の説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順2の説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順3の説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順4の説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順5の説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順6の説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順7の説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態1に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順8の説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの全体構成の説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順1の説明図である。
【図13】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順2の説明図である。
【図14】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順3の説明図である。
【図15】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順4の説明図である。
【図16】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順5の説明図である。
【図17】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順6の説明図である。
【図18】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順7の説明図である。
【図19】 本発明の実施の形態2に係わるサイドフォーク式エレベータの主索交換方法の手順8の説明図である。
【図20】 従来のサイドフォーク式エレベータとしての油圧式エレベータの説明図である。
【図21】 従来のサイドフォーク式エレベータの要部の拡大図である。
【図22】 従来のサイドフォーク式エレベータのかご枠体にロープ油圧牽引装置を取り付けた状態の要部の拡大図である。
【図23】 ロープ油圧牽引装置の斜視図である。
【符号の説明】
32 エレベータかご、37 ソケット、37’ ソケット、44 ソケット、44’ ソケット、45 エレベータロープ、45’ 新規エレベータロープ、50 アダプター部材。

Claims (4)

  1. エレベータかごとエレベータロープの一端とがアダプター部材を介して連結されたサイドフォーク式エレベータであって、
    エレベータかごに前記アダプター部材の第一の支点が回動可能に軸支され、前記エレベータロープの一端に前記アダプター部材の第二の支点が回動可能に軸支されると共に、新規エレベータロープの一端が前記アダプター部材の第三の支点に連結可能となっていることを特徴とするサイドフォーク式エレベータ。
  2. エレベータかご側のエレベータロープ端部での作業が可能となる位置でエレベータかごを固定した後にエレベータロープの緊張状態を解除する緊張解除ステップと、エレベータかご側のエレベータロープ端部のソケットをエレベータかごから取り外すと共に交換用の新規エレベータロープの一端に新規ソケットを介して連結されるアダプター部材をエレベータかごに連結した状態で取付け、そのアダプター部材にソケットを連結するアダプター装着ステップと、エレベータロープの固定側ソケットを取り外してエレベータロープを除去する旧エレベータロープ除去ステップと、新規エレベータロープを固定側へと掛け下げた後にその固定側端部の新規ソケットを固定する固定ステップと、新規エレベータロープのエレベータかご側の新規ソケットを前記アダプター部材から取り外してエレベータかごに固定する正規固定ステップと、エレベータかごを下降させて新規エレベータロープを緊張させる緊張ステップとからなることを特徴とするサイドフォーク式エレベータの主索交換方法。
  3. 前記エレベータかごの昇降並びに固定に既存のエレベータ昇降機構並びに固定機構を使用することを特徴とする請求項2に記載のサイドフォーク式エレベータの主索交換方法。
  4. 支持支点に回動可能に軸支される第一の支点と、旧エレベータロープの一端が軸支される第二の支点と、新規エレベータロープの一端が軸視される第三の支点とを一体に有することを特徴とするサイドフォーク式エレベータの主索交換用アダプター部材。
JP2002195652A 2002-07-04 2002-07-04 サイドフォーク式エレベータ、サイドフォーク式エレベータの主索交換方法、及びサイドフォーク式エレベータの主索交換用アダプター部材 Expired - Lifetime JP4071561B2 (ja)

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