JP2000198637A - エレベ―タの安全装置用調速機 - Google Patents

エレベ―タの安全装置用調速機

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JP2000198637A
JP2000198637A JP10373617A JP37361798A JP2000198637A JP 2000198637 A JP2000198637 A JP 2000198637A JP 10373617 A JP10373617 A JP 10373617A JP 37361798 A JP37361798 A JP 37361798A JP 2000198637 A JP2000198637 A JP 2000198637A
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pulley
rope
frame
governor
safety device
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Takashi Ishiwatari
渡 崇 石
Hidehiko Kobayashi
林 英 彦 小
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/04Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed
    • B66B5/044Mechanical overspeed governors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/04Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed
    • B66B5/048Testing of overspeed governor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータの高揚程化に伴う引き上げ力の増
加に拘わらず、狭い場所でも設定が可能で、プーリから
のロープ取り外し作業を容易かつ安全に行うことができ
るエレベータの安全装置用調速機を提供する。 【解決手段】 昇降路2の上部に設置されるエレベータ
の安全装置用調速機40において、昇降路22の内部に
垂下され、かごの安全装置に接続されたロープ5が巻掛
けされたプーリ7と、プーリ7を上下方向に移動させる
プーリ移動手段50と、プーリ7の両側から昇降路2内
に垂下されたロープ5を固定するロープ固定手段29
と、を備える。ロープ固定手段29によりロープ5を固
定した状態で、プーリ移動手段50によってプーリ7を
上下動させて、ロープの取り外し及び取り付けを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの安全
装置用調速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータの安全装置用調速機に
ついて、図13及び図14を参照して説明する。
【0003】図13はエレベータの概略構成を示した縦
断面図であり、図13に示したように、かご1が昇降す
る昇降路2の上部には機械室3が設けられ、この機械室
3の内部には調速機4が設置されている。この調速機4
のプーリ7にはループ状のロープ5の上部が巻掛けられ
ており、ロープ5の下部は昇降路2の底部のピット8近
傍に配置された緊張プーリ9に巻掛けられている。ロー
プ5はその両端部がかご1の安全装置6に締結されてい
る。
【0004】そして、かご1の走行速度はロープ5を介
して調速機4によって制御されている。また、調速機4
の性能試験を実施する際には、調速機4のプーリ7から
ロープ5を取り外し、プーリ7を回転装置等により所定
回転数で駆動して調速機4の作動状態を点検するように
なっている。
【0005】前記の如く、調速機4の性能試験を実施す
る際には、調速機4のプーリ7からロープ5を取り外す
必要がある。そこで、従来の調速機においては、図14
(a)、(b)、(c)に示したような取り外し装置を
備えている。
【0006】すなわち、調速機4のプーリ7の両側から
昇降路2内へ垂下しているロープ5のかご側部分5aを
ロープ把持装置10で把持し、ロープ5の他方の側の部
分5bを、レバー12に取り付けたロープ把持装置11
で把持した後、図14(c)に仮想線で示したようにレ
バー12を引き上げて、符号13で示した位置に保持し
てプーリ7からロープ5を取り外すようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エレベータ
の高揚程化に伴ってロープ5の質量及び緊張プーリ9に
よるロープ5の張力が増加しており、上述した従来の調
速機の取り外し装置によってロープ5を取り外す場合、
プーリ7からロープ5を取り外せる位置13まで持って
いくのに必要な引き上げ力を増加させなければならな
い。
【0008】特に、引き上げに人力を使用するとき、引
き上げ力が人力を遥かに越えている場合には、レバー1
2のレバー比を大きくせねばならず、装置の大型化を招
いてしまう。このため、調速機4が狭い場所に据え付け
られているような場合、取り外し装置の設置或いは作動
が不可能になる恐れがある。
【0009】さらに、人力を使用する場合、ロープ5を
レバー12で引き上げた後、プーリ7からロープ5を取
り外す間は、レバー12を前記位置13まで持ち上げた
状態で保持せねばならず、前記引き上げ力が失われたと
き、手によってロープ5を持っていた場合は、プーリ7
とロープ5との間に手を挟む恐れがある。前記引き上げ
力が大きい程、この危険性も大きくなる。
【0010】本発明は上述したような事情を考慮して成
されたものであって、エレベータの高揚程化に伴う引き
上げ力の増加に拘わらず、狭い場所でも設置が可能で、
プーリからのロープ取り外し作業を容易かつ安全に行う
ことができるエレベータの安全装置用調速機を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、昇降路の上部
に設置されるエレベータの安全装置用調速機において、
前記昇降路の内部に垂下され、かごの安全装置に接続さ
れたロープが巻掛けされたプーリと、前記プーリを上下
方向に移動させるプーリ移動手段と、前記プーリの両側
から前記昇降路内に垂下された前記ロープを固定するロ
ープ固定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、前記調速機は、前記プーリを支持す
るフレームをさらに有し、前記プーリ移動手段は前記フ
レームを上下方向に移動させることによって前記プーリ
を上下方向に移動させることが望ましい。
【0013】また、前記調速機は、前記フレームを支持
するフレーム支持台をさらに有し、前記フレームは前記
フレーム支持台に枢着されており、前記プーリ移動手段
は前記フレームを前記フレーム支持台に対して回転移動
させることによって前記プーリを上下方向に移動させる
ことが望ましい。
【0014】また、前記調速機は、前記フレームを支持
するフレーム支持台をさらに有し、前記フレームは摺動
部を有し、前記フレーム支持台は、前記摺動部の上下方
向の移動を案内するガイド部を有することが望ましい。
【0015】また、前記調速機は、前記プーリを支持す
る軸の軸受支持体をさらに有し、前記プーリ移動手段は
前記軸受支持体を上下方向に移動させることによって前
記プーリを上下方向に移動させることが望ましい。
【0016】また、前記プーリ移動手段は、ネジ式ジャ
ッキを有することが望ましい。
【0017】また、前記プーリ移動手段は、油圧ジャッ
キでも良い。
【0018】また、前記プーリ移動手段は、ジャッキボ
ルトでも良い。
【0019】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態によるエレベータの安全装
置用調速機について図1乃至図10を参照して説明す
る。なお、本実施形態による調速機が適用されるエレベ
ータの全体構成は図13に示したエレベータと共通する
ので、以下ではエレベータの全体構成に関する説明は省
略し、調速機についてのみ説明する。
【0020】図1は本実施形態によるエレベータの安全
装置用調速機40の正面図であり、図2は同側面図であ
り、図3は図2のB−B線に沿った縦断面図であり、図
4は図1のA−A線に沿った縦断面図である。
【0021】本実施形態による調速機40は、昇降路2
の上部の機械室3に設置されるものであり(図13参
照)、図1及び図2に示したようにこの調速機40は、
昇降路3内に垂下されたロープ5が巻掛けされたプーリ
7を備えている。このプーリ7は軸41で支持されてお
り、軸41は、フレーム14の上部14aに固設された
軸受支持体15で支持されている。
【0022】また、調速機40は、プーリ7を上下方向
に移動させるプーリ移動手段50を備えており、このプ
ーリ移動手段50はネジ式ジャッキ23を有している。
フレーム14と上板20との間に設置されたこのネジ式
ジャッキ23は、フレーム14及び上板20に基部24
を介してそれぞれ取り付けられている。
【0023】さらに、調速機40は、プーリ7の両側か
ら昇降路2内に垂下されたロープ5を固定するストッパ
ー(ロープ固定手段)29を有している。
【0024】図3及び図4に示したように、フレーム1
4の下部14bには、スライド16、及び先端部17a
に雄ネジが形成されたストッパー軸17がそれぞれ下方
へ延びるように接合されている。スライド16は、中央
にロープ5の通る穴16aが形成された中空円筒軸であ
り、外形は3段の段付である。すなわち、下方に向かっ
て順次径が大きくなっており、中段16bには雄ネジが
形成され、下段(摺動部)16cは滑らかに仕上げられ
ている。
【0025】スライド中段16bにはナット18、19
が螺合されており、ナット18が上板20の上面20a
に接してフレーム14の下降を制限する。また、ストッ
パー軸先端部17aにはナット21、22が螺合されて
おり、ナット21が上板20の下面20bに接してフレ
ーム14の上昇を制限する。これらのナット18、19
及び21、22はそれぞれ緩みを防止するダブルナット
構造である。
【0026】フレーム支持台25は、上板20と下板2
6とを中空円筒軸であるガイド部27で結合して構成さ
れている。ガイド部27の穴径は、スライド下段(摺動
部)16cの外径とほぼ同一で、ガイド部27の内面2
7aは滑らかに仕上げられている。ガイド部27とスラ
イド下段16cとがはめ合わされることにより、摺動で
きるようになっている。
【0027】このように、フレーム14の移動を実現す
るための構造はフレーム14と支持台25との間に設け
られることになるため、装置の小型化を図ることができ
る。ガイド部27の外面に形成された耳27bには、ボ
ルト28の径よりも若干大きめの穴27cが形成されて
いる。
【0028】図5は、図3のC−C線に沿った横断面図
であり、ストッパー29がロープ5を挟んでいない状態
を示している。図5に示したように、ストッパー29は
断面半円状をした2個の部品29a、29bが、バネ2
9cを間に挟んで、ガイド部27に結合されている。各
半円状部品29a、29bには、挟持部29a、29b
が形成されている。
【0029】ボルト28は、部品29aに形成されたボ
ルト28の径よりも若干大きめの穴29d、バネ29
c、及び耳27bの穴27cを貫通し、部品29bに形
成されたボルト28と同一規格の雌ネジ29eに螺合さ
れ、先端部にはナット30、31が螺合されてダブルナ
ットを構成している。
【0030】次に、本実施形態によるエレベータの安全
装置用調速機の作用について説明する。
【0031】まず、図示しないスパナにより、ストッパ
ー29のボルト28をバネ29cの力に逆らって締め込
む。すると、図6乃至図10に示したように、ロープ5
が部品29a、29bの挟持部29f、29gによって
挟持され、ロープ5はフレーム支持台25に対して動か
ないように固定される。なお、図6は図7のD−D線に
沿った断面図である。
【0032】次に、図示しないスパナにより、スライド
16の中段16bに螺合されているナット18、19を
緩めて上方に移動させる。これにより、フレーム14を
下降させることができる状態になる。
【0033】この状態で、フレーム14と上板20との
間に設置されているプーリ移動手段50のネジ式ジャッ
キ23により、フレーム14を下降させる。すると、ス
トッパー29によってフレーム支持台25に固定された
ロープ5を残して、フレーム14と共にプーリ7も下降
する。このようにネジ式ジャッキ23を作動させるだけ
でプーリ7の移動が実現し、作業の簡略化を図ることが
できる。
【0034】ネジ式ジャッキ23によってフレーム14
をさらに下降させると、ロープ5はプーリ7から離れ
て、図7に示したようにロープ5とプーリ7との間に隙
間32が生じる。そして、この隙間32を十分に大きく
することにより、プーリ7からロープ5を外すことがで
きる。
【0035】上述した一連のロープ取り外し作業の間
は、ロープ5の引き上げ作業が必要ないので、作業の安
全性が向上する。また、かごの安全装置の誤動作を防止
することができる。さらに、ロープ5を引き上げるため
の空間が不要となるので、そのような空間を確保できな
い場合でも、調速機40の設置が可能となる。
【0036】一方、調速機40を図1乃至図5に示した
初期状態に復帰する場合には、まず、プーリ移動手段5
0のネジ式ジャッキ23によりフレーム14を上昇させ
る。すると、プーリ7がロープ5に近づき、やがて接す
る。これとほぼ同時に、ストッパー軸17に螺合された
ナット21が上板20の下面20bに接し、フレーム1
4を上昇させることができなくなる。
【0037】ここで、スライド中段16bに螺合された
ナット18、19を、図示しないスパナにより締め込ん
でダブルナット構造とし、次いで図示しないスパナによ
りストッパー29のボルト28を緩める。すると、ロー
プ5を挟んでいた挟持部29f、29gはバネ29cの
作用によりロープ5から離れ、ロープ5が取り付けられ
た初期状態への復帰が完了する。
【0038】なお、プーリ移動手段50には、ネジ式ジ
ャッキ23に代えて油圧ジャッキを設けることもでき
る。このようにすれば、小さな力で大きな力を得ること
ができる油圧ジャッキの特長によって、フレーム14の
重量の大小に拘わらず、プーリ7の移動を可能とするこ
とができる。
【0039】また、ネジ式ジャッキ23に代えてジャッ
キボルトを設けることもできる。このようにすれば、装
置のさらなる小型化を図ることができる。
【0040】以上述べたように本実施形態によるエレベ
ータの安全装置用調速機によれば、ストッパー29でロ
ープ5を固定し、プーリ移動手段50によってプーリ7
を移動させるだけでロープ5とプーリ7とが分離するの
で、狭い場所でも設置が可能であり、ロープ取り外しの
際にロープ5を引き上げる必要がないので、プーリ7か
らのロープ取り外し作業を容易かつ安全に行うことがで
きる。また、ロープ5には引き上げるような力を加えな
いので、かごの安全装置の誤動作を防止することができ
る。
【0041】また、プーリ移動手段50及びストッパー
(ロープ固定手段)29が調速機40に常設されている
ので、ロープ取り外し作業に際してその都度プーリ移動
手段等を調速機40へ装着する必要がなく、作業の手間
を省くことができる。
【0042】さらに、プーリ7の移動は上下方向のみで
あるため、性能試験の後のロープ5のプーリ7への巻掛
け作業を簡単に行うことができる。
【0043】第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態によるエレベータの安全装
置用調速機について図11を参照して説明する。なお、
本実施形態は上述した第1実施形態の構成を一部変更し
たものであり、図11において上記第1実施形態と同一
構成要素には同一符号を付す。
【0044】本実施形態による調速機60は、フレーム
14の一端が支持軸33を介してフレーム支持台25に
回転可能に枢着されている。フレーム14の他端はプー
リ移動手段51のジャッキ34の可動上端に接続されて
いる。
【0045】そして、ジャッキ34を作動させて支持軸
33を中心としてフレーム14を回転移動させることに
より、プーリ7を上下方向に移動させるようになってい
る。プーリ7からロープ5を取り外す際には、まず初め
にジャッキ34から遠い方のストッパー(ロープ固定手
段)29によってロープ5の一方の側を固定する。次
に、ジャッキ34を作動させて支持軸33を中心として
フレーム14を回転させ、ロープ5の他方の側を引き上
げ、この状態でジャッキ34に近い方のストッパー29
によってロープ5の他方の側を固定する。
【0046】このようにしてロープ5の両側を固定した
ら、ジャッキ34を逆に作動させてフレーム14を逆方
向に回転させ、これによってロープ5とプーリ7との間
に間隙を形成し、ロープ5をプーリ7から取り外す。
【0047】本実施形態による調速機60によれば、上
記第1実施形態の場合に比してプーリ7等を回転させる
ためのスペースが必要となるというデメリットがある
が、フレーム14の移動を実現するための構造は支持軸
(支点部)33だけなので、構造を簡素化できるという
メリットがあり、さらに、てこの原理を利用することに
より少ない力でプーリ7を持ち上げることができる。
【0048】なお、プーリ移動手段51には、ジャッキ
34に代えて油圧ジャッキ又はジャッキボルトを設ける
こともできる。
【0049】第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態によるエレベータの安全装
置用調速機について図12を参照して説明する。なお、
本実施形態は上述した第1実施形態の構成を一部変更し
たものであり、図12において上記第1実施形態と同一
構成要素には同一符号を付す。
【0050】本実施形態による調速機70は、軸受支持
体15を2分割して上部支持体15aと下部支持体15
bとすると共に、両支持体15a、15bの間にプーリ
移動手段52のネジ式ジャッキ23を設けて構成されて
いる。
【0051】そして、ネジ式ジャッキ23を作動させる
ことによって軸受支持体15の上部支持体15を上下方
向に移動させ、これによってプーリ7を上下方向に移動
させる。
【0052】ロープ5をプーリ7から取り外す際には、
まず初めに両方のストッパー(ロープ固定手段)29、
29によってロープ5の両側を固定し、しかる後、ネジ
式ジャッキ23を作動させてプーリ7を下方に移動させ
る。すると、ロープ5とプーリ7との間に間隙が形成さ
れるので、この間隙を利用してプーリ7からロープ5を
取り外す。
【0053】本実施形態による調速機70によれば、調
速機70の動作機構に影響を与えないように復旧時に初
期位置からの移動がないようにする必要があり、各部を
精密に構成しなければならないというデメリットがある
が、フレーム14の移動を実現するための構造はフレー
ム14とプーリ7との間の軸受支持体15の部分に設け
られているので、構造の簡素化及び小型化を図ることが
できるというメリットがある。
【0054】なお、プーリ移動手段52には、ネジ式ジ
ャッキ23に代えて油圧ジャッキ又はジャッキボルトを
設けることもできる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるエレベー
タの安全装置用調速機によれば、ロープ固定手段によっ
てロープを固定すると共に、プーリ移動手段によってプ
ーリを上下動させることができるのて、狭い場所でも設
定が可能で、プーリからのロープ取り外し作業を容易か
つ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるエレベータの安全
装置用調速機の正面図。
【図2】図1に示した調速機の側面図。
【図3】図2のB−B線に沿った縦断面図。
【図4】図1のA−A線に沿った縦断面図。
【図5】図3のC−C線に沿った横断面図。
【図6】図1に示した調速機においてストッパーでロー
プを固定した状態を示した図であり、図7のD−D線に
沿った横断面図。
【図7】図3に示した調速機においてロープを取り外す
際の作用を説明するための縦断面図。
【図8】図4に示した調速機においてロープを取り外す
際の作用を説明するための縦断面図。
【図9】図1に示した調速機においてストッパーでロー
プを固定した状態を説明するための部分正面図。
【図10】図1に示した調速機においてストッパーでロ
ープを固定した状態を説明するための部分側面図。
【図11】本発明の第2実施形態によるエレベータの安
全装置用調速機の正面図。
【図12】本発明の第3実施形態によるエレベータの安
全装置用調速機の正面図。
【図13】エレベータの概略構成を示した縦断面図。
【図14】従来のエレベータの安全装置用調速機を示し
た図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
はロープを取り外す際の作用を説明するための側面図。
【符号の説明】
1 かご 2 昇降路 5 ロープ 6 安全装置 7 プーリ 14 フレーム 15 軸受支持体 16 スライド 16c スライド下段(摺動部) 23 ネジ式ジャッキ 25 フレーム支持台 27 ガイド部 28 ボルト 29 ストッパー(ロープ固定手段) 29c バネ 29f、29g 挟持部 33 支持軸 34 ジャッキ 40、60、70 調速機 41 プーリの軸 50、51、52 プーリ移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 林 英 彦 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 3F304 BA07 DA21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路の上部に設置されるエレベータの安
    全装置用調速機において、前記昇降路の内部に垂下さ
    れ、かごの安全装置に接続されたロープが巻掛けされた
    プーリと、前記プーリを上下方向に移動させるプーリ移
    動手段と、前記プーリの両側から前記昇降路内に垂下さ
    れた前記ロープを固定するロープ固定手段と、を備えた
    ことを特徴とするエレベータの安全装置用調速機。
  2. 【請求項2】前記プーリを支持するフレームをさらに有
    し、前記プーリ移動手段は前記フレームを上下方向に移
    動させることによって前記プーリを上下方向に移動させ
    ることを特徴とする請求項1記載のエレベータの安全装
    置用調速機。
  3. 【請求項3】前記フレームを支持するフレーム支持台を
    さらに有し、前記フレームは前記フレーム支持台に枢着
    されており、前記プーリ移動手段は前記フレームを前記
    フレーム支持台に対して回転移動させることによって前
    記プーリを上下方向に移動させることを特徴とする請求
    項2記載のエレベータの安全装置用調速機。
  4. 【請求項4】前記フレームを支持するフレーム支持台を
    さらに有し、前記フレームは摺動部を有し、前記フレー
    ム支持台は、前記摺動部の上下方向の移動を案内するガ
    イド部を有することを特徴とする請求項2記載のエレベ
    ータの安全装置用調速機。
  5. 【請求項5】前記プーリを支持する軸の軸受支持体をさ
    らに有し、前記プーリ移動手段は前記軸受支持体を上下
    方向に移動させることによって前記プーリを上下方向に
    移動させることを特徴とする請求項1記載のエレベータ
    の安全装置用調速機。
  6. 【請求項6】前記プーリ移動手段は、ネジ式ジャッキを
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    か一項に記載のエレベータの安全装置用調速機。
  7. 【請求項7】前記プーリ移動手段は、油圧ジャッキを有
    することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    一項に記載のエレベータの安全装置用調速機。
  8. 【請求項8】前記プーリ移動手段は、ジャッキボルトを
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    か一項に記載のエレベータの安全装置用調速機。
JP10373617A 1998-12-28 1998-12-28 エレベ―タの安全装置用調速機 Withdrawn JP2000198637A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2845365A1 (fr) * 2002-10-07 2004-04-09 Emile Kadoche Regulateur de vitesse multifonctions pour ascenseur
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