JP2006213512A - エレベータの調速機ロープ浮かせツールおよび治具 - Google Patents

エレベータの調速機ロープ浮かせツールおよび治具 Download PDF

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Abstract

【課題】ナットに螺合するボルトの回転トルクをロープ浮かせ力に利用して、軽量化を図り、かつ、作業負荷を軽減し、簡単に調速機ロープを浮かせることができるエレベータの調速機ロープ浮かせ治具およびツールを得る。
【解決手段】ナット部13が一面側に固着された支持板11と、ナット部13に螺合されて支持板11に昇降可能にとりつけられるジャッキボルト15と、を備えている。ジャッキボルト15には、ロープ挿通部18aが軸心位置に穿設され、かつ、連通部18bがロープ挿通部18aと軸方向に直交する方向の外部とを連通するように軸方向の全域にわたって形成されている。さらに、支持板11およびナット部13には、ジャッキボルト15がナット部13に対して所定の回転位置にあるときに、調速機ロープを軸方向に直交する方向の外部から連通部18bを介してロープ挿通部18a内に挿入するための切り欠き12b,14が形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、工事や保守点検時におけるエレベータの調速機の作動速度を試験する際に、調速機ロープを調速機シーブから浮かせるエレベータの調速機ロープ浮かせツールおよび治具に関するものである。
従来のエレベータの調速機ロープ浮かせ治具は、長手端と短手端とが略L字状に接合され、かつ、接合部分において長手端と短手端と一体的に回動可能に支持されており、長手端を立てた状態で短手端が綱車と調速機本体の支持体との間に形成された所定間隔の隙間に挿入されるとともに、長手端を引き倒して短手端を起立させて、調速機ロープを綱車から浮き上がらせるように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−54852号公報
従来のエレベータの調速機ロープ浮かせ治具は、人力により長手端を引き倒して短手端を起立させているので、作業員の作業負荷が大きなものとなってしまう。特に、調速機が大型の場合には、重すぎて人力で短手端を起立できず、調速機ロープを浮き上がらせられない事態が発生する恐れがあった。
そこで、油圧ジャッキを用いて、調速機ロープを浮き上がらせることが考えられる。しかし、油圧ジャッキを用いる場合には、油圧ジャッキの高さ調整が必要となり、作業が煩雑なものとなってしまう。また、作業の度に、大型な重い油圧ジャッキを運搬しなければならず、作業負荷が大きなものとなってしまう。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ナットに螺合するボルトの回転トルクをロープ浮かせ力に利用して、治具の軽量化を図り、かつ、作業負荷を軽減し、簡単に調速機ロープを浮かせることができるエレベータの調速機ロープ浮かせ治具およびツールを得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの調速機ロープ浮かせ治具は、ナット部が一面側に固着された支持板と、上記ナット部に螺合されて上記支持板に昇降可能に取り付けられるジャッキボルトと、を備えている。そして、上記ジャッキボルトには、ロープ挿通部が軸心位置に穿設され、かつ、連通部が該ロープ挿通部と軸方向に直交する方向の外部とを連通するように該軸方向の全域にわたって形成されている。さらに、上記支持板および上記ナット部には、上記ジャッキボルトが上記ナット部に対して所定の回転位置にあるときに、調速機ロープを上記軸方向に直交する方向の外部から上記連通部を介して上記ロープ挿通部内に挿入するための切り欠きが形成されている。
この発明によれば、ジャッキボルトをナット部に対して所定の回転位置となるようにナット部に螺合させることにより、調速機ロープを切り欠きおよび連通部を介してロープ挿通部内に挿入できる。そして、調速機ロープに固定部材を取り付けておき、ジャッキボルトを回転させて上昇させると、ジャッキボルトの上昇力が固定部材を介して調速機ロープを押し上げるように作用し、調速機ロープが調速機シーブから浮き上がる。そこで、ナット部に螺合するジャッキボルトの回転トルクをロープ浮かせ力として活用でき、油圧ジャッキ等の大型、かつ、重量のある機器が不要となり、治具、ツールの小型・軽量化が図られるとともに、調速機ロープを簡易に浮かせることができ、作業負荷が著しく軽減できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを用いた調速機の試験状態を模式的に示す外観図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープ浮かせ治具を示す斜視図、図3はロープ浮かせ治具を構成する支持板の上面図、図4はロープ浮かせ治具を構成するジャッキボルトの上面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープクワエを示す斜視図である。
図1において、調速機4は、エレベータのかご(図示せず)の過速度を検出ものであり、調速機本体としてのハウジング5と、ハウジング5に支持された主軸(図示せず)を中心としてかごの走行速度に応じた速度で回転される調速機シーブ7と、かごの速度が予め設定された過速度に達すると操作される過速スイッチ8と、を有している。この調速機4は、昇降路1の上部の機械室2の床3に固定されて、機械室2内に設置されている。
調速機ロープ9は、調速機シーブ7に掛け渡され、その一側がハウジング5のベース6および機械室2の床3に穿設された開口6a,3aから昇降路1内に降ろされ、昇降路1の底部に設置されている張り車(図示せず)に掛け渡されて上げられ、かごに設置されている非常止め装置(図示せず)に連結され、その他側がベース6および床3に穿設された開口6b,3bから昇降路1内に降ろされ、非常止め装置に連結されている。即ち、調速機ロープ9は、調速機シーブ7と張り車との間にエンドレスに張られ、調速機シーブ7をかごの動きに同期して回転駆動する。なお、ベース6が調速機本体の支持体に相当している。
図2乃至図4において、ロープ浮かせ治具10は、矩形平板状の支持板11と、支持板11に固着されたナット部13と、ナット部13の雌ねじ部13aに螺合されたジャッキボルト15と、を備えている。ここで、支持板11、ナット部13およびジャッキボルト15は、例えば鋼材を用いて作製されている。
そして、ナット部13の雌ねじ部13aと相対する領域に対応する軸部挿通部12aおよび軸部挿通部12aと外部とを連通する切り欠き12bからなるU字状の切り欠き部12が支持板11に形成されている。
また、ナット部13には、雌ねじ部13aと外部とを連通させる切り欠き14が形成されている。そして、ナット部13は、雌ねじ部13aを軸部連通部12a内に位置させ、かつ、切り欠き14を切り欠き部12の切り欠き12bに重ねるように支持板11に、溶接などにより固着されている。
さらに、ジャッキボルト15は、ナット部13の雌ねじ部13aに螺合する雄ねじ部が形成された軸部16と、軸部16の一端に形成された頭部17と、を備えている。そして、ジャッキボルト15の軸心位置に軸部16および頭部17を貫通するロープ挿通部18aおよびロープ挿通部18aと外部とを連通する連通部18bからなるU字状の切り欠き部18がジャッキボルト15に形成されている。この連通部18bは、ロープ挿通部18aと軸方向に直交する方向の外部とを連通するように軸方向の全域にわたって形成されている。
ここで、切り欠き部12の切り欠き12bの幅をL1、切り欠き14の幅をL2、切り欠き部18の連通部18bの幅をL3、調速機ロープ9の直径をRとしたとき、L1≧L2>RおよびL1≧L3>Rの関係を満足している。また、切り欠き14の幅L2は雌ねじ部13aの内径より小さく、軸部挿通部12aの直径は雌ねじ部13aの外径より大きくなっている。なお、切り欠き14の幅L2と切り欠き部18の連通部18bの幅L3との大小関係は問わない。
図5において、固定部材としてのロープクワエ20は、例えばアルミ製の2枚の板部材21,22と、相対するように配置された板部材21,22を締着する締着部材としてのボルト23と、を備えている。そして、板部材21,22の相対する面には、調速機ロープ9を把持するロープ把持溝21a,22aが相対するように形成されている。
つぎに、ロープ浮かせ治具10およびロープクワエ20を用いた調速機ロープ浮かせ方法について説明する。
まず、ジャッキボルト15の軸部16をナット部13の雌ねじ部13aに螺着し、軸部16を軸部挿通部12aから延出させて、ジャッキボルト15の高さが低くなるようにジャッキボルト15を取り付ける。この時、ジャッキボルト15は、ジャッキボルト15の軸方向と直交する方向に関して、その連通部18bが切り欠き12b,14と同一の方向に向く所定の回転位置となるように、ナット部13に螺着されている。
そして、このようにセットされたロープ浮かせ治具10を、調速機ロープ9が切り欠き12b,14および連通部18bを通ってロープ挿通部18a内に入るように、支持板11をベース6に接させてベース6上に設置する。
ついで、ロープ把持溝21a,22a内に調速機ロープ9を入れるように板部材21,22で調速機ロープ9を挟み込み、ボルト23で板部材21,22を締着して、第1固定部材としてのロープクワエ20を調速機シーブ7に掛け渡された調速機ロープ9の一側(張り車側)に、ベース6から所定距離離れた状態で取り付ける。この時、板部材21,22は、ジャッキボルト15の頭部17に略接するように調速機ロープ9に取り付けられる。
同様にして、板部材21,22をベース6の上面に接するように、第2固定部材としてのロープクワエ20を調速機シーブ7に掛け渡された調速機ロープ9の他側(かご側、非常止め装置側)に取り付ける。
これにより、図1に示されるように、ロープ浮かせツールが調速機4にセットされる。
ついで、レンチ(図示せず)を用いて頭部17を回転させ、ジャッキボルト15を上昇させる。このジャッキボルト15の上昇力がロープクワエ20を押し上げ、調速機シーブ7に掛け渡された調速機ロープ9の一側が、例えば10mm程度、引き上げられる。この時、調速機シーブ7に掛け渡された調速機ロープ9の他側に取り付けられたロープクワエ20は、ベース6に当接し、調速機ロープ9の他側の下降は阻止される。これにより、ロープクワエ20間の調速機ロープ9が調速機シーブ7から浮き上がり、調速機シーブ7が手で自由に回転できる状態となる。
そこで、図示していないが、タコメータ、駆動装置、キャッチ動作検出スイッチなどを設置し、調速機4の作動速度を試験することになる。
そして、調速機4の試験が終了すれば、タコメータ、駆動装置、キャッチ動作検出スイッチなどの試験用機器を取り外す。ついで、ロープクワエ20から離れるまでジャッキボルト15を回転して下降させ、ロープ浮かせ治具10を取り外し、さらに2つのロープクワエ20を取り外して、調速機4の試験作業が完了する。
このように、この実施の形態1によれば、ナット部13に螺合するジャッキボルト15の回転トルクをロープ浮かせ力に活用しているので、油圧ジャッキ等の大型、かつ、重量のある機器が不要となり、小型・軽量化が図られるとともに、調速機ロープ9を簡易に浮かせることができ、作業負荷が著しく軽減できる調速機ロープ浮かせ治具およびツールを実現できる。
また、ロープ挿通部18aがジャッキボルト15の軸心位置に穿設され、連通部18bがロープ挿通部18aと軸方向に直交する方向の外部とを連通するようにジャッキボルト15の軸方向の全域にわたって形成されている。そして、切り欠き12bが軸部挿通部12aと外部とを連通するように支持板11に形成され、切り欠き14が雌ねじ部13aと外部とを連通するようにナット部13に形成されている。さらに、雌ねじ部13aが軸部挿通部12a内に位置し、かつ、切り欠き14が切り欠き12bに重なるように、ナット部13が支持板11に固着されている。そこで、連通部18bが切り欠き12b,14と同一方向に向く所定の回転位置となるようにジャッキボルト15をナット部13に螺合させることにより、調速機ロープ9を切り欠き12b,14および連通部18bを介してロープ挿通部18a内に挿入できるので、ナット部13に螺着されたジャッキボルト15の回転トルクを調速機ロープ9の浮かせ力に活用できるロープ浮かせ治具を簡易な構成で実現できる。
また、ロープクワエ20の板部材21,22がアルミ材で作製されているので、軽量化が図られ、作業負荷を軽減できる。
ここで、ジャッキボルト15の頭部17の上面を滑面に形成すれば、調速機ロープ9を浮かせる際に、ジャッキボルト15の頭部17の上面と板部材21,22の底面との間の摩擦抵抗が小さくなるので、ジャッキボルト15を回転させる力が小さくて済み、その分作業負荷が軽減される。
なお、上記実施の形態1では、第1および第2固定部材としてロープクワエ20を用いるものとしているが、第1および第2固定部材はロープクワエ20の構成のものに限定されるものではなく、調速機ロープ9に着脱可能に固着できるものであればよい。
また、上記実施の形態1では、ロープクワエ20の板部材21,22がアルミ製であるものとして説明しているが、板部材の材料はアルミに限定されるものではなく、例えば鋼材を用いてもよい。
また、上記実施の形態1では、ハウジング5のベース6を調速機本体の支持体として用いるものとして説明しているが、調速機本体の支持体はベース6に限定されるものではなく、機械室2の床3を支持体としてもよいし、架台を床3に設置し、支持体として用いてもよい。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープクワエを示す斜視図である。
図6において、第1固定部材としてのロープクワエ20Aは、例えばアルミ製の2枚の板部材21,22と、相対するように配置された板部材21,22を締着するボルト23と、L字状の鋼製の2枚の介在物24と、を備えている。そして、板部材21,22の相対する面には、調速機ロープ9を把持するロープ把持溝21a,22aが相対するように形成され、板部材21の相対する両側面には、雌ねじ部25が形成されている。また、介在物24には、ロープ把持溝21a,22aに把持された調速機ロープ9を挿通するロープ挿通溝24aおよび取付ボルト26を挿通する穴27が形成されている。この2枚の介在物24は、ロープ把持溝21a,22aで調速機ロープ9を把持した状態で、板部材21の両側から板部材21の相対する両側面に宛われ、穴27に通された取付ボルト26を雌ねじ部25に締着して板部材21に取り付けられる。この時、介在物24は板部材21,22の底面に密接している。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2によれば、調速機ロープ9を浮かせる際に、ジャッキボルト15の頭部17の上面は介在物24の裏面に摺接しつつ回転する。そこで、アルミ材で作製された板部材21,22が頭部17でこすられて削り取られることなく、ロープクワエ20Aの耐久性が向上される。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープ浮かせ治具を示す斜視図である。
図7において、回り止め機構部を構成する一対の切り欠き28がナット部13を挟んで支持板11Aに形成され、角度調整機構を構成する角度調整用ボルト29がナット部13に近接して支持板11Aに螺着されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
このように構成されたロープ浮かせ治具10Aは、支持板11Aに形成された切り欠き28をベース6に設けられたボルト等の突起物に嵌合させてベース6上に設置される。そして、角度調整用ボルト29の支持板11Aからの突出量を調整して、ベース6に対する支持板11Aの角度が調整される。
そこで、レンチを用いて頭部17を回転させ、ジャッキボルト15を上昇させる際に、切り欠き28が突起物と係合し、支持板11Aの供回りが阻止されるので、安定した状態で調速機ロープ9を浮かせることができる。
また、角度調整用ボルト29の支持板11Aからの突出量を調整して、ベース6に対する支持板11Aの角度を調整できるので、仮にベース6が傾斜していても、ロープ挿通部18aの穴方向を調速機ロープ9の長さ方向に一致させることができ、調速機ロープ9のロープ挿通部18aへの挿入作業が容易となる。
なお、上記実施の形態3では、1本の角度調整用ボルト29を用いてベース6に対する支持板11Aの角度を調整するものとしているが、角度調整用ボルト29の本数は1本に限定されるものではなく、例えば4本の角度調整用ボルト29を支持板11Aの四隅に螺着するようにしてもよい。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープ浮かせ治具を示す斜視図である。
図8において、ロープ浮かせ治具10Bは、矩形平板状の支持板11に代えて、鋼材をコ字状に折り曲げて作製された支持板11Bを用いている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
このように構成されたロープ浮かせ治具10Bは、支持板11Bがコ字状に作製されている分、ジャッキボルト15の高さ位置の調整範囲が広くなり、第1固定部材としてのロープクワエ20の取付位置の選択度が広くなる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを用いた調速機の試験状態を模式的に示す外観図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープ浮かせ治具を示す斜視図である。 ロープ浮かせ治具を構成する支持板の上面図である。 ロープ浮かせ治具を構成するジャッキボルトの上面図である、 この発明の実施の形態1に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープクワエを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープクワエを示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープ浮かせ治具を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係るエレベータの調速機ロープ浮かせツールを構成するロープ浮かせ治具を示す斜視図である。
符号の説明
5 ハウジング(調速機本体)、6 ベース(支持体)、7 調速機シーブ、9 調速機ロープ、10,10A,10B ロープ浮かせ治具、11,11A,11B 支持板、12b 切り欠き、13ナット部、14 切り欠き、15 ジャッキボルト、18a ロープ挿通部、18b 連通部、20,20A ロープクワエ(第1および第2固定部材)、21,22 板部材、23 ボルト(締着部材)、24 介在物、28 切り欠き(回り止め機構)、29 角度調整用ボルト(角度調整機構)。

Claims (6)

  1. 調速機本体に回転自在に取り付けられた調速機シーブから、この調速機シーブに掛け渡された調速機ロープを浮き上がらせるエレベータの調速機ロープ浮かせ治具であって、
    ナット部が一面側に固着された支持板と、上記ナット部に螺合されて上記支持板に昇降可能に取り付けられるジャッキボルトと、を備え、
    上記ジャッキボルトには、ロープ挿通部が軸心位置に穿設され、かつ、連通部が該ロープ挿通部と軸方向に直交する方向の外部とを連通するように該軸方向の全域にわたって形成されており、
    上記支持板および上記ナット部には、上記ジャッキボルトが上記ナット部に対して所定の回転位置にあるときに、上記調速機ロープを上記軸方向に直交する方向の外部から上記連通部を介して上記ロープ挿通部内に挿入するための切り欠きが形成されていることを特徴とするエレベータの調速機ロープ浮かせ治具。
  2. 上記ジャッキボルトの頭部上面が滑面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータの調速機ロープ浮かせ治具。
  3. 調速機本体に回転自在に取り付けられた調速機シーブから、この調速機シーブに掛け渡された調速機ロープを浮き上がらせるエレベータの調速機ロープ浮かせツールであって、
    上記調速機シーブに掛け渡された上記調速機ロープの一側の部位に、上記支持体から所定距離離れた状態で取り付けられる第1固定部材と、
    上記調速機シーブに掛け渡された上記調速機ロープの他側の部位に、上記調速機本体の支持体に接する状態で取り付けられる第2固定部材と、
    ナット部が一面側に固着された支持板と、上記ナット部に螺合されて上記支持板に昇降可能に取り付けられるジャッキボルトと、を備え、上記ジャッキボルトには、ロープ挿通部が軸心位置に穿設され、かつ、連通部が該ロープ挿通部と軸方向に直交する方向の外部とを連通するように該軸方向の全域にわたって形成されており、上記支持板および上記ナット部には、上記ジャッキボルトが上記ナット部に対して所定の回転位置にあるときに、上記調速機ロープを上記軸方向に直交する方向の外部から上記連通部を介して上記ロープ挿通部に挿入するための切り欠きが形成されており、上記ジャッキボルトが上記所定の回転位置となるように上記ナット部に螺合された状態で、上記調速機ロープを上記切り欠きおよび上記連通部を介して上記ロープ挿通部内に挿入するように、上記支持体と上記第1固定部材との隙間に挿入されて、上記支持板を上記支持体に接して設置され、上記ジャッキボルトを上記ナット部に対して回転させて上記第1固定部材を介して上記調速機ロープを浮かせる調速機ロープ浮かせ治具と、
    を備えていることを特徴とするエレベータの調速機ロープ浮かせツール。
  4. 上記調速機ロープ浮かせ治具は、上記ジャッキボルトを上記ナット部に対して回転させる際における上記支持体に対する上記支持板の回動を阻止する回り止め機構を備えていることを特徴とする請求項3記載のエレベータの調速機ロープ浮かせツール。
  5. 上記調速機ロープ浮かせ治具は、上記支持体に対する上記支持板の角度を調整する角度調整機構を備えていることを特徴とする請求項3記載のエレベータの調速機ロープ浮かせツール。
  6. 上記第1固定部材は、上記調整器ロープを把持するアルミ製の一対の板部材と、上記一対の板部材を締着して上記調整器ロープを加圧保持させる締着部材とから構成され、
    上記板部材と上記ジャッキボルトとの間に介装される鋼製の介在物をさらに備えていることを特徴とする請求項3記載のエレベータの調速機ロープ浮かせツール。
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