JP2006264871A - ガバナロープ引上げ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調速機の形式やサイズにかかわりなく、ガバナロープを浮き上がらせるための部材を適切な領域に位置させることができ、また、ガバナロープを浮き上がらせる動作を従来とは異なる手段により、容易かつ確実に行うことのできるガバナロープ引上げ装置を提供する。
【解決手段】ガバナロープ引上げ装置11は、ジャッキ31によりガバナロープ5を持ち上げるようにしている。ガバナシーブに掛けられた無端状のガバナロープ5の一端を把持固定し、ジャッキ31により前記ガバナロープ5と共に持ち上げられる固定具12と、前記固定具12と係合し、前記固定具12を水平方向に摺動可能に案内する水平ガイド部材16と、前記ジャッキを載置する底板20とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータの安全装置の一つであるエレベータ用調速機(ガバナ)を点検する際に、ガバナシーブに掛けられているガバナロープを、ガバナシーブから浮き上がらせるために使用されるガバナロープ引上げ装置に関する。
通常エレベータには、安全装置として調速機が備えられている。図12の調速機の説明図に示されるように、この調速機1は、機械室の床2に設置された台座3に載置されており、回動自在なガバナシーブ4を有している。そして、このガバナシーブ4には、無端状のガバナロープ5が掛けられており、ガバナロープ5は、ガバナシーブ4を頂点として機械室の下側の昇降路内に吊り下げられ、下側の折り返し部にはプーリ6を介してガバナテンショナ7が設けられている。また、ガバナロープ5の一部は、乗りかご8の側面に設けられた取付具9に固定されている。
乗りかご8は、図示しない巻上機により巻上げ、巻下げられるメインロープ10によって吊り下げられているので、巻上機の駆動により乗りかご8が昇降路内を昇降すると、それに応じて取付具9に固定されているガバナロープ5も一緒に昇降移動し、これに従ってガバナシーブ4が回転する。このようにして、乗りかご8の昇降速度に同期して調速機1が回転駆動されるので、乗りかご8の速度が調速機1で検出される。そして、調速機1にて乗りかご8の昇降速度が異常に増大したことが検出されると、調速機1は非常止め装置を作動させて、乗りかご8を停止させることになる。
このように調速機1は、エレベータにとって重要な安全装置であり、正常に作動することを確認するための日頃の保守点検と定期的な点検作業は欠かすことのできないものである。そして、調速機1が所定の速度を正しく検出するかどうかを点検する際は、ガバナシーブ4に掛けられているガバナロープ5を、ガバナシーブ4から浮き上がらせて、ガバナロープの負荷がガバナシーブ4にかからないようにした状態で、ガバナシーブ4に点検のための駆動力を加えて、調速機の作動状況を調べることになる。そのための、ガバナシーブ4からガバナロープ5を浮き上がらせるためのガバナロープ用ジャッキ装置として、特許文献1(実開昭63−123569号公報)に記載されたものが知られていた。この従来のガバナロープ用ジャッキ装置を、図13ないし図15に示してある。
すなわち、図13は、特許文献1に記載されている従来のガバナロープ用ジャッキ装置111の使用状態を示した斜視図であり、図14は、図13に示したガバナロープ用ジャッキ装置の平面図、図15は、その正面図である。これらの図に示すように、特許文献1に記載された従来のガバナロープ用ジャッキ装置111は、ガバナロープ5を挟圧固定する平金具112及び溝金具113と、これらを止着して挟圧力を生じさせるボルト114、並びに平金具112の両端に設けられたジャッキ金具115とから構成されている。そして、平金具112にはその長手方向に延びる長穴116が穿設され、溝金具113にはガバナロープ5を挿入するための台形状の溝117が形成されている。なお、溝金具113の溝117に挿入されたガバナロープ5は、ボルト114の締め付け加減によって、平金具112と溝金具113とによって挟圧固定される。また、ジャッキ金具115は、平金具112の両端に固定されたナット118に螺合され回転軸が上下方向になるボルト119と、このボルト119の上端部に固着され、ボルト119を回転させるためのつまみ120と、ボルト119の下部に設けられた台121およびルーフナット122とから構成されている。
このような従来のガバナロープ用ジャッキ装置111は、調速機1の検査時には、図12に示すように、調速機1の台座3の両側に1台ずつ載置され、それぞれがガバナロープ5を挟圧固定する。すなわち、1台のガバナロープ用ジャッキ装置111は、乗りかご8に連結されている側のガバナロープ5を挟圧固定し、他の1台のガバナロープ用ジャッキ装置111は、乗りかご8に連結されていない側のガバナロープ5を挟圧固定する。そして、この乗りかご8に連結されていない側のガバナロープ5を挟圧固定しているガバナロープ用ジャッキ装置111のつまみ120を回転させることにより、平金具112を上方へ移動させ、その結果、平金具112と溝金具113によって挟圧固定されているガバナロープ5を、ガバナシーブ4から浮き上がらせるものである。
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたガバナロープ用ジャッキ装置111は、ガバナロープ5を平金具112と溝金具113とによって挟圧固定する際に、必要以上にボルト114を締め付けてしまい、ガバナロープ5をつぶしてしまうという危険があった。また、長期間の使用によりガバナロープ5の径が細くなっているような場合は、十分な挟圧固定力を作用させることができなくなるおそれがあった。
また、つまみ120は、作業員が手動で回すことが想定されているので、ガバナロープ5の張力に抗してガバナロープ5を浮き上がらせるための作業員の負担が大きく、調速機1の検査作業に大きな労力と長時間を要するという問題があった。さらに、作業員の手の力だけでつまみ120を回さなければならないので、高速エレベータで使用されるような大重量のガバナテンショナ7が吊り下げられている場合には特に、ガバナロープを引上げるのは極めて困難だという問題もあった。
このような特許文献1のガバナロープ用ジャッキ装置111の問題を解決するガバナロープ用ジャッキ装置が、特許文献2(特開2001−31345号公報)に提案されている。この特許文献2に記載された従来のガバナロープ用ジャッキ装置を、図16ないし図21に示す。
図16は、特許文献2に記載されたガバナロープ用ジャッキ装置の使用状態を説明するために示した調速機1近傍の正面図である。特許文献2に記載されたガバナロープ用ジャッキ装置131は、機械室の床2上に設置され、ガバナロープ5のうち乗りかご8に連結されていない側のガバナロープ5bに取り付けられる。
ガバナロープ用ジャッキ装置131の平面図を図17に、正面図を図18にそれぞれ示す。ガバナロープ用ジャッキ装置131は、昇降作用を果たす一対の脚部132と、両端部がこの一対の脚部132に掛け渡された被昇降部133と、この被昇降部133に着脱可能に取付けられたV溝部134aを有する第一のV溝付金具134と、この第一のV溝付金具134に対峙するように被昇降部133に着脱可能に締結スペーサ135bを介して取付けられるとともに、第一のV溝付金具のV溝部134aに対向するようにV溝部135aが形成された第二のV溝付金具135とを具備し、第一のV溝付金具134のV溝部134aと第二のV溝付金具135のV溝部135aとの間に、ガバナロープ5を把持するようにしたものである。
前記被昇降部133は、一対の脚部132に掛け渡され、両端部で脚部132のそれぞれと螺合された基台133aと、この基台133aに垂直に立設されてねじ133bによって固定された垂直板133cとから形成されている。また、被昇降部133の基台133aには、図19に示すように、水平方向へ突出する受け部133dが形成されている。なお、図19は、第2のV溝付金具135を除いた場合の、図17と同様な平面図である。
調速機1の点検時には、乗りかごを最上階に止めエレベータの運転を停止した後、先ず図20に示すようなハンドバイス141を、調速機1の台座3上で乗りかご8に連結された側のガバナロープ5aに把持させる。このハンドバイス141は、鰐口のように形成されて開閉される先端部142と、この先端部142を開閉操作するための握り部143とを有する治具であり、先端部142にガバナロープ5の太さに適合するような径の異なる幾つかの孔144が形成されている。なお、このハンドバイス141は、握り部143を閉じることにより、先端部142を閉じた状態に維持することができるものである。そこで、先端部142を開いた状態でガバナロープ5aの径よりも若干小さい孔144にガバナロープ5aを嵌め合わせ、握り部143を閉じて、ガバナロープ5aを把持固定しておく。
次に、ガバナロープ用ジャッキ装置131を、図16に示して既に述べたように、機械室の床2上に設置し、乗りかご8に連結されていない側のガバナロープ5bを、第1のV溝付金具134のV溝部134aと第2のV溝付金具135のV溝部135aとの間に挟持させる。
そして、被昇降部133の垂直板133cに第1のV溝付金具134を、2本の取付けねじ134bで取付けた状態で、被昇降部133の垂直板133cが調速機1に対して反対側に位置するように、一対の脚部132を機械室の床2上に置き、第1のV溝付金具134のV溝部134aにガバナロープ5bを当接させる。さらに、第2のV溝付金具135の取っ手部135dを持って、そのV溝部135aがガバナロープ5bを挟んで第1のV溝付金具134のV溝部134aに対峙するように位置させ、締結スペーサ135bを介して第2のV溝付金具135を、4本のボルト135cで被昇降部133の垂直板133cに取り付ける。このとき、締結スペーサ135bが垂直板133cと第2のV溝付金具135の間に介在しているので、ボルト135cをきつく締めても、ガバナロープ5bに損傷を与えることなく把持固定することができる。これにより、ガバナロープに必要以上の把持力を加えることなく確実に把持し、ガバナロープを損傷させる危険を回避することができる。
また、ガバナロープ5が長期間の使用により摩耗して細くなって必要な把持力が得られない場合は、図19に示したように、被昇降部133の垂直板133cと第1のV溝付金具134との間に、補償スペーサ136を介在させることにより、第1のV溝付金具134を第2のV溝付金具135側へ押し出して、V溝部134aとV溝部135aとの間隔を狭めることにより、対処することができる。この補償スペーサ136は、図21(a)に平面図を示すように、取付けねじ134bを逃げるための水平方向の溝136aや、図6(b)に示すように斜め方向の溝136bの形成された薄い板であればよい。
また、昇降作用を果たす一対の脚部132は、基台133aの両側部に螺合された回転自在のボルト132aを備え、ボルト132aの下部に台132bおよびルーフナット132cが設けられ、ボルト132aの上部にはダブルナット132dが固定されている。よって、ダブルナット132dに図示しないソケットレンチなどを当てて、一対の脚部132のボルト132aを交互に回転させることにより、ボルト132aに螺合されている基台133a、すなわち被昇降部133を容易に上昇あるいは下降させることができる。
実開昭63−123569号公報 特開2001−31345号公報
上述した特許文献2(特開2001−31345号公報)に記載されたガバナロープ用ジャッキ装置は、ソケットレンチ等を使用して、特許文献1に記載されているガバナロープ用ジャッキ装置111に比べて容易に、ガバナロープ5を浮き上がらせることができる。
とはいえ、特許文献2に記載のガバナロープ用ジャッキ装置131では、ダブルナット132dに工具(ソケットレンチ等)を付け替え、一対の脚部132のボルト132aを交互に回転させなければならないから、ガバナロープ5をガバナシーブ4から浮き上がらせるために、多少の労力と時間は要していた。
また、このガバナロープ用ジャッキ装置131は、ガバナロープ5の把持位置が、一対の脚部132に掛け渡されたV溝付金具134のV溝部134aの位置で決定するから、脚部132を構成する回転自在のボルト132aの下部に設けられている台132bの設置位置も相対的に決定される。ところが、ガバナ形式によっては、ガバナロープ5が垂下している位置より定められる台132bの位置が、適正位置にならず、すなわち、調速機1の台座3上から逸脱した位置になる場合があり、ガバナロープを浮き上がらせる作業が不安定になる可能性がある。
また、被昇降部132に形成されたねじ孔に螺合するボルト132aを回してガバナロープ5を浮き上がらせるようにするガバナロープ用ジャッキ装置131では、作業中にはボルト132aに軸心方向の負荷が掛かることになり、よって過負荷の場合にはボルト132aのねじ部が噛み込んで回らなくなったりすることもある。作業中にこのような事態になったときには、作業の全てが最初からやり直しとなってしまう。また、ボルトの交換すらできないガバナロープ用ジャッキ装置の破損であるので、このような破損が生じることは避けなければならない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、調速機の形式やサイズにかかわりなく、ガバナロープを浮き上がらせるための部材を適切な領域に位置させることができ、また、ガバナロープを浮き上がらせる動作を従来とは異なる手段により、容易かつ確実に行うことのできるガバナロープ引上げ装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決する本発明のガバナロープ引上げ装置は、ガバナシーブに掛けられた無端状のガバナロープの一端を把持固定しジャッキにより前記ガバナロープと共に持ち上げられる固定具と、前記固定具と係合し前記固定具を水平方向に摺動可能に案内する水平ガイド部材と、前記ジャッキを載置する底板とを備えることを特徴とする。
本発明のガバナロープ引上げ装置によれば、ガバナロープの一端を把持固定する固定具を、ジャッキにより持ち上げるようにし、この固定具を水平方向に摺動可能に案内する水平ガイド部材を備えることから、固定具は左右方向に自在に摺動することができ、よってガバナロープ引上げ装置を、設置の多少のズレを気にせず、ガバナロープ位置で迷うことなく設置することができる。
本発明に係わるガバナロープ引上げ装置の第1の実施形態について、図1ないし図6を参照して具体的に説明する。なお、これらの図において、図12と同一部分には同一符号を付して示してある。
図1に示す本実施形態のガバナロープ引上げ装置11は、ガバナロープを挟持している部材を持ち上げるのに、従来技術として特許文献1及び特許文献2に開示されているような、螺合されたボルトの旋回による軸方向移動によるのではなく、別途に用意したジャッキ31を用いて行うものである。
図1において、調速機1は、機械室の床2に設置された台座3に載置されており、回動自在なガバナシーブ4を有している。このガバナシーブ4には、無端状のガバナロープ5が掛けられている。なお、図示した調速機1は、フライボール型の調速機を示しているが、ディスク型の調速機の場合にも本発明のガバナロープ引上げ装置が適用できることはいうまでもない。
ガバナロープ5は、図12に示して説明したように、ガバナシーブ4を頂点として機械室の下側の昇降路内に吊り下げられて、下側の折り返し部にはプーリ6を介してガバナテンショナ7が設けられている。また、ガバナロープ5の一部は、乗りかご8の側面に設けられた取付具9に固定されている。図1に示すガバナロープ5は、便宜的に、乗りかご8に連結された側のガバナロープに符号5aを付し、この乗りかご8に連結されていない側のガバナロープに符号5bを付して示すものである。
さて、本実施形態のガバナロープ引上げ装置11を図2〜4に、それぞれ平面図、正面図、側面図で示す。また、図5は、図3のX−X矢視の断面図である。これらの図面において、ガバナロープ引上げ装置11は、ガバナロープ5を挟圧固定するための固定具12を備えている。この固定具12は、ガバナロープ5を当接させる縦溝を有する第1の金具12aと、ガバナロープ5を挟んで第1の金具12aに対向して設けられてガバナロープ5を当接させる縦溝を有する第2の金具12bとを備え、第1の金具12a及び第2の金具12bのそれそれの縦溝でガバナロープ5を挟持するようにしている。第1の金具12aは、その縦溝が形成された面とは反対側の面に設けられた垂直板12cに対し、取付けねじ12dによって着脱可能に取り付けられている。また、第1の金具12aと第2の金具12bとは、この第1の金具12aの両側に設けられた締結スペーサ12eを介して、複数のボルト12fによって着脱可能に締結固定されている。なお、第2の金具12bの上端部近傍には、作業性を向上させるための取っ手13が設けられている。また、垂直板12cの下端部には、図5に示すように鉄板よりなる側縁板14が、外面側に延出するように設けられている。
以上述べたような部材を備える固定具12は、締結スペーサ12eが第1の金具12aが取り付けられた垂直板12cと、第2の金具12bとの間に介在しているので、ガバナロープ5bを挟圧固定するためのボルト12fをきつく締めても、ガバナロープ5bに損傷を与えることなく把持固定することができる。これにより、ガバナロープに必要以上の把持力を加えることなく確実に把持し、ガバナロープを損傷させる危険を回避することができる。このような作用効果は、特許文献1に示された被昇降部の作用効果と同様である。
なお、ガバナロープ5が長期間の使用で摩耗およびロープの伸びにより細くなっており、必要な把持力が得られない場合は、図6に示すような補償スペーサ24を、第1の金具12aと垂直板12cとの間に介在させることにより、第1の金具12aと第2の金具12bとの間隔が狭められ、細くなったロープでも適正な把持力で把持固定することができる。この補償スペーサ24は、図6に示すように取付けねじ12dを逃げるために垂直方向に溝24aが形成された薄い板でできている。そして、この補償スペーサ24は、取付けねじ12dを若干緩めた状態で、第1の金具12aと垂直板12cとの間に上方向から挿入し、取付けねじ12dを締め付けて固定される。
そして、本実施形態のガバナロープ引上げ装置11は、垂直板12cの背面に、貫通孔を有するガイド板15が突設されている。また、このガイド板15が突設された固定具12を水平方向に摺動可能に案内する水平ガイド部材として、このガイド板15の貫通孔を貫通して水平方向に延びる水平ガイド棒16が、このガイド棒16の両端部のそれぞれに設けられたコの字形の支持金具17に対して、ナット18によって締結固定することによって取り付けられている。
本実施形態においては、図3に示されているように2本の水平ガイド棒16が上下方向に平行に配列されており、水平ガイド棒16に案内されて、ガイド板15が取り付けられている固定具12は、水平方向に自在に摺動することができるようになっている。
また、水平ガイド棒16を固定しているコの字形の支持金具17の上側水平部17a及び下側水平部17bには、垂直方向に位置をそろえた貫通孔17が形成されていて、支持金具17のそれぞれについて、この貫通孔17を貫く垂直ガイド棒(垂直ガイド部材)19が、鉄板よりなる底板20から垂直に立設され、コの字形の支持金具17がこの垂直ガイド棒19に案内されて、垂直方向に摺動することができるようになっている。この垂直ガイド棒19の下端部には雄ねじが形成され、この雄ねじが、2本の垂直ガイド棒19が立設されている底板20に形成されているねじ孔と螺合するとともにナット21と螺合しており、このナット21により垂直ガイド棒19は、底板20に締結固定されている。
2本の垂直ガイド棒19の上端部には、これらの垂直ガイド棒19が互いに平行な関係を保てるように連結板22が掛け渡されていて、この連結板22の端部に形成された貫通孔に垂直ガイド棒19の上端部を貫通させ、この垂直ガイド棒19の上端部に形成されている雄ねじに連結板22を挟み、両側からナット21で締結することにより固定されている。これにより、2本の垂直ガイド棒19の平行状態が維持されることになる。なお、連結板22は、図2の平面図に図示されているように、2本の垂直ガイド棒19の間でガバナロープ5bを迂回するように掛け渡されており、2本の垂直ガイド棒19とガバナロープ5bとが、ほぼ同一直線上に配列されるようになっている。これにより、2本の垂直ガイド棒に案内されてコの字形の支持金具17が垂直方向に摺動するときのの抵抗を少なくしている。
コの字形の支持金具17の大きさ、形状については、この支持金具17の下端部と、この支持金具17に取り付けられた水平ガイド棒16に案内されて水平方向に移動可能な固定具12の下端部との垂直方向の相対位置関係について、支持金具17の下端部の下側水平部17bが、固定具12の下端部の側縁板14よりも下側に位置するように構成されている。このような位置関係により、前記コの字形の支持金具17が垂直ガイド棒19に案内されて降下する限界であるところの、下側水平部17bが底板20に螺合されたナット21と接した状態のときにも、底板20と固定具12の側縁板14との間には、ジャッキの爪部が挿入され得る所定の空間ができるようになっている。
また、概略凹形の平面形状を有している底板20において、垂直ガイド棒19が立設されている側とは対辺側の両端部近傍に、垂直方向に雌ねじが形成されている貫通孔が形成されていて、この貫通孔にジャッキボルト23が螺合され、このジャッキボルト23のねじ部が底板20より下側に突出するようになっている。ねじ部が底板20より下側に突出する程度は、ジャッキボルト23の回転により調整可能となっていて、底板20の一部が調速機の台座3を構成するアングル部材3aに載置されない場合であっても、ジャッキボルト23を機械室の床面に達するまで突出させることにより、台座3の上面と機械室の床面との段差を解消できるようになっている。そして、このジャッキボルト23の回動を防止するためのナット21がジャッキボルト23に取り付けられている。
さらに、前記固定具12の下端部には、前述したように側縁板14が設けられているから、油圧爪付きジャッキ31の爪部を挿入したときに、その爪部と係合して、油圧爪付きジャッキ31を作動したときに、その爪部との接地面が大きく当たるようになっている。
次に、上述のように構成された本実施形態のガバナロープ引上げ装置11の作用効果について説明する。
調速機1の点検時には、乗りかごを最上階に止めエレベータの運転を停止した後、先ず図7に示すようなハンドバイス41を、調速機1の台座3上で乗りかご8に連結された側のガバナロープ5aに把持させる。このハンドバイス41は、鍔口のように形成されて開閉される先端部42と、この先端部42を開閉操作するための握り部43とを有する治具であり、先端部42にガバナロープ5の太さに適合するような径の異なる幾つかの孔44が形成されている。なお、このハンドバイス41は、握り部43を閉じることにより、先端部42を閉じた状態に維持することができるものである。そこで、先端部42を開いた状態でガバナロープ5aの径よりも若干小さい孔44にガバナロープ5aを嵌め合わせ、握り部43を閉じて、ガバナロープ5aを把持固定しておく。
次に、ガバナロープ引上げ装置11を、図1に示して既に述べたように、乗りかご8に連結されていない側のガバナロープ5bに近接させる。具体的には、図2に示したように概略凹形の平面形状を有している底板20の窪み領域にガバナロープ5bが位置するようにガバナロープ引上げ装置11を配置する。このとき、本実施形態のガバナロープ引上げ装置11は、ガバナロープ5を挟持する固定具12が、水平ガイド棒16に案内されて水平方向に自在に摺動することができるので、ガバナロープ引上げ装置11を配置するときに、固定具12の位置を気にせずに、ガバナロープ引上げ装置11の底板20を、調速機1の台座3上にちょうど良いと思われる位置で設置し、固定具12をガバナロープ5の位置まで移動させてガバナロープ5を挟持することができる。このようにして、ガバナロープ引上げ装置11を、厳密に位置決めする必要がなく、多少のずれを気にせずに迷うことなく設置することができる。したがって、ガバナロープ引上げ装置11を設置するときの自由度が増し、また、作業性が向上する。
また、ガバナロープ引上げ装置11をガバナロープ5bに近接して設けたときに、調速機1の種類、サイズによっては、ガバナロープ引上げ装置11の底板20が、調速機1の台座3上には部分的にしか載置されず、底板20の上にジャッキ31を載せることが不安定になったり、また、ガバナロープ引き上げ作業も不安定になることが考えられる。この点、本実施形態のガバナロープ引き上げ装置においては、底板20にジャッキボルト23が螺合して取り付けられ、このジャッキボルト23の先端を機械室の床面まで突出させることができる。これにより底板20が、調速機1の台座3上には部分的にしか載置されない場合であっても、底板20上のジャッキ31が不安定になることはなく、安定して作業を行うことができる。また、調速機1の種類、サイズにより、ガバナロープ引上げ装置11の底板20が、調速機1の台座3上に全く載置されないような場合であっても、底板20のジャッキボルト23の突出量をゼロとし、機械室の床面上にそのまま底板20を載置することにより、底板20上のジャッキ31が不安定になることはなく、安定して作業を行うことができる。
次に、ガバナロープ5を固定具12で挟込むときには、固定具12の第2の金具12bの上端部近傍に設けられた取っ手13を持って、この第2の金具12bをガバナロープ5bの裏側(調速機寄り)に位置させ、その縦溝をガバナロープ5bに当てる。また、第1の金具12aが取付けねじ12dにより取り付けられた垂直板12cを、第1の金具12aの縦溝をガバナロープ5bに当てて第2の金具12bに対向配置し、この垂直板12cと第1の金具12aとを、締結スペーサ12eを介して、複数のボルト12fで締結固定する。この締結スペーサ12eが介在していることから、ガバナロープ5bに損傷を与えることなく把持固定することができる。
このようにして、ガバナロープ5bを把持固定した後、ジャッキ31を用いて固定具12を垂直方向に持ち上げることにより、ガバナロープ5をガバナシーブ4から浮き上がらせる。このとき、コの字形の支持金具17が2本の垂直ガイド棒19に案内されて、固定具12をスムーズに垂直方向へ移動させることができる。
また、2本の垂直ガイド棒19の上端部が連結板22で掛け渡されて2本の垂直ガイド棒19の平行な関係が保たれていることから、固定具12を摺動の抵抗なく安定して移動させることができる。
固定具12を垂直方向に持ち上げるジャッキは、例えば、油圧爪付きジャッキ31を用いることができる。図1に示した油圧爪付きジャッキ31は、下端部に昇降可能な昇降爪を備え、操作レバー31aの操作によりこの昇降爪を油圧で垂直方向に駆動させることができるものである。このような油圧爪付きジャッキ31の昇降爪を、本実施形態の固定具12の下端部に配設して、ガバナロープ5bを挟持している固定具12を垂直方向に持ち上げる。
油圧爪付きジャッキ31の昇降爪を、本実施形態の固定具12の下端部に配設するとき、本実施形態のガバナロープ引上げ装置では、支持金具17の下端部が固定具12の下端部よりも下側に位置するように構成されているから、支持金具17が、最も下側に降下している場合であっても、固定具12の下端部と底板20との間には、ジャッキの爪部が挿入され得る所定の空間が形成されている。そこで、この形成されている空間に油圧爪付きジャッキ31の昇降爪を挿入するように油圧爪付きジャッキ31を配設することができるから、油圧爪付きジャッキ31の設置が楽であり、配設時の作業性を向上させることができる。
また、固定具12の下端部と底板20との間に形成された空間に、油圧爪付きジャッキ31の昇降爪を挿入して、固定具12を押し上げるときに、固定具12を構成する垂直板12cの下端部には、図5に示すように鉄板よりなる側縁板14が、外面側に延出するように設けられているから、この側縁板14と油圧爪付きジャッキ31の昇降爪とが係合した状態でジャッキを作動させる。これにより、固定具12と油圧爪付きジャッキ31の昇降爪との接触面積が大きくなり、ジャッキにより固定具12を押し上げることを安全かつ容易に行うことができる。
次に、図8〜11を用いて、本発明のガバナロープ引上げ装置の他の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態の平面図、図9は、図8の正面図、図10は、図8の側面図、図11は図9のY−Y矢視の断面図である。なお、図8〜図11において、図1〜図8と同一部材については同一符号を付して、以下では重複する記述を省略する。
図8ないし図11においては、ガバナロープ引上げ装置51は、第1の実施形態と同じ構成の固定具12を備えている。この固定具12の垂直板12cの背面に、貫通孔を有するガイド板15が突設されている。また、このガイド板15の貫通孔を貫通して水平方向に延びる水平ガイド棒16Aが設けられている。本実施形態においては、図9に示されているように1本の水平ガイド棒16Aが設けられ、この水平ガイド棒16Aに案内されて、ガイド板15が取り付けられている固定具12は、水平方向に自在に摺動することができるようになっている。
このガイド棒16Aの一方の端部は、この端部に形成された雄ねじと螺合する2個のナット18で締結固定されている。また、ガイド棒16Aの他方の端部には、この端部に形成された雄ねじと螺合する雌ねじを有する摺動部材25が設けられ、この水平ガイド棒16Aと螺合するとともにナット18により締結固定されている。この摺動部材25は、ガイド棒16Aの軸方向と直交する貫通孔を有しており、この貫通孔にガイド棒16Aと直交する第2の水平ガイド棒26が、貫通して設けられ、この第2の水平ガイド棒26に案内されて、摺動部材25が、ガイド棒16Aとは直交する方向に摺動可能となっている。なお、この第2の水平ガイド棒26の両端部は、図8の平面図でコの字形状を示している第2の支持金具27の端面に形成された貫通孔に挿入され、ナット28により締結固定されている。この第2の支持金具27は、コの字形の支持金具17に固着されている。
図8〜11に図示した本実施形態のガバナロープ引上げ装置51では、固定具12が、水平ガイド棒16Aに案内されて水平方向に摺動可能であること、また、垂直ガイド棒19に案内されて固定具12をスムーズに垂直方向へ移動可能であること等は、第1〜図8に示した第1の実施形態と同様である。そして、本実施形態においては、水平ガイド棒16A及び垂直ガイド棒19と直交する方向に第2の水平ガイド棒26が設けられ、この第2の水平ガイド棒に案内されて水平ガイド棒16A及びこの水平ガイド棒16Aに取り付けられた固定具12が、水平ガイド棒16Aの軸方向と直交する方向に移動可能になっている。そのため、ガバナロープ引上げ装置51を配置するときに、水平面内において固定具12の位置を気にせずに、ガバナロープ引上げ装置51の底板20を、調速機1の台座3上にちょうど良いと思われる位置で設置し、固定具12をガバナロープ5の位置まで移動させてガバナロープ5を挟持することができる。したがって、ガバナロープ引上げ装置51を設置するときの自由度が、第1の実施形態よりも増し、また、作業性がいっそう向上する。
なお、図示した本実施形態においては、水平ガイド棒16Aの一端部のみが摺動可能に取り付けられ、もう一方の端部は拘束されていない。そのため、水平ガイド棒16Aは、ガバナロープ5bを把持するまでは、第2の水平ガイド26に取り付けられた摺動部材25を回転軸として、もう一方の端部が底板20側に傾いた状態となっている。この状態から、取っ手13を持ち上げて水平ガイド棒16Aを水平にしつつ、第1の金具12a及び第2の金具12bの縦溝をガバナロープ5bに合わせ、固定具12で把持固定する。摺動部材25は、図9に示すように、第2の支持金具27に形成された逆L形の切欠き部で係止され、水平ガイド棒16Aが水平方向より上方に回動することを規制している。この状態で油圧爪付きジャッキ31を固定具12の下側に挿入して、油圧爪付きジャッキ31の爪部と係合するように設けられた側縁板14と係合させ、油圧爪付きジャッキ31を作動させたときに、その爪で固定具12を押上げるようになっている。このようにして、本実施形態のガバナロープ引上げ装置51は、固定具12に挟持されたガバナロープ5bを油圧爪付きジャッキ31により持ち上げることができる。
以上、図面を用いて説明したように、本発明のガバナロープ引上げ装置によれば、調速機1の保守、点検時などにおいて、ガバナシーブ4からガバナロープ5を浮き上がらせる場合に、ガバナロープ5を潰したり傷つけたりすることなく作業することが可能となり、また短時間に作業が実施できるので、安全性および作業効率を向上することができる。
また、固定具12は左右、あるいは前後に可動するのでベースとなる底板20の位置を特定しておく必要がなくなる。
更に、ガバナロープ5の引上げについては、従来技術のようなジャッキボルトを使用していないので、ジャッキボルトの摩耗による交換もなく、また過負荷によるジャッキボルトのねじ部の噛み込みでジャッキボルトが回らなくなるようなこともなくなり、作業中にこのようなトラブルが起きたときの最悪事態を免れることもできる。
本発明に係わるガバナロープ用引上げ装置の使用状態を説明するために示した調速機の正面図である。 本発明に係わるガバナロープ用引上げ装置の一実施の形態を示した平面図である。 本発明に係わるガバナロープ用引上げ装置の一実施の形態を示した正面図である。 図3に示した装置の側面図である。 図3に示した装置のX−X矢視の断面図である。 本発明に係わるガバナロープ用引上げ装置の補償スペーサの平面図である。 ハンドバイスの一例を示した平面図である。 本発明に係わるガバナロープ用引上げ装置の他の実施形態を示した平面図である。 本発明に係わるガバナロープ用引上げ装置の他の実施形態を示した正面図である。 図9に示した装置のY−Y矢視の断面図である。 図9に示した装置のZ−Z矢視の断面図である。 調速機を備えたエレベータを説明するための構成図である。 旧来のガバナロープ用ジャッキ装置の使用状態を示した斜視図である。 図13に示したガバナロープ用ジャッキ装置の平面図である。 図13に示したガバナロープ用ジャッキ装置の正面図である。 従来のガバナロープ用ジャッキ装置の使用状態を説明するために示した調速機の正面図である。 従来のガバナロープ用ジャッキ装置の、一実施の形態を示した平面図である。 図17に示したガバナロープ用ジャッキ装置の正面図である。 図17に示した装置の要部拡大平面図である。 ハンドバイスの一例を示した平面図である。 図19に示した補償スペーサの平面図である。
符号の説明
1 調速機
2 機械室床(シンダーコンクリート)
3 台座
4 ガバナシーブ
5、5a、5b ガバナロープ
11 ガバナロープ用ジャッキ装置
12 固定具
14 側縁板
15 ガイド板15
16 水平ガイド棒(水平ガイド部材)
17 支持金具(支持部材)
19 垂直ガイド棒(垂直ガイド部材)
20 床板
22 連結板(連結部材)
23 ジャッキボルト
26 第2の水平ガイド棒(第2の水平ガイド部材)
31 油圧爪付きジャッキ

Claims (7)

  1. ガバナシーブに掛けられた無端状のガバナロープの一端を把持固定し、ジャッキにより前記ガバナロープと共に持ち上げられる固定具と、
    前記固定具と係合し、前記固定具を水平方向に摺動可能に案内する水平ガイド部材と、
    前記ジャッキを載置する底板と
    を備えることを特徴とするガバナロープ引上げ装置。
  2. 前記水平ガイド部材の端部に固着された支持部材と、
    前記固定具の側方にて前記底板から立設され、前記支持部材を垂直方向に摺動可能に案内する垂直ガイド部材と
    を、更に備えることを特徴とする請求項1記載のガバナロープ引上げ装置。
  3. 前記垂直ガイド部材が前記固定具の両側にそれぞれ立設され、これらの垂直ガイド部材の上端部に掛け渡されてこれらの垂直ガイド部材の平行を維持する連結部材と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2記載のガバナロープ引上げ装置。
  4. 前記支持部材は、この支持部材の下端部が、前記水平ガイド部材を介して連結する前記固定具の下端部よりも低く位置する形状を有し、前記支持部材が前記垂直ガイド部材に案内されて最下端まで降下したときに前記固定具の下端部と前記底板との間にジャッキの爪部が挿入され得る空間が形成されることを特徴とする請求項2又は3記載のガバナロープ引上げ装置。
  5. 前記底板に垂直方向に螺合し、前記底板から垂直方向下向きに突出する突出量を調整可能なジャッキボルトを更に備えることを特徴とする請求項1記載のガバナロープ引上げ装置。
  6. 前記固定具の下端部に固着され、前記ジャッキの爪部と係合する側縁板を更に備えることを特徴とする請求項1記載のガバナロープ引上げ装置。
  7. 前記水平ガイド部材を、前記水平ガイド部材の軸方向とは直交する方向に水平移動させる第2の水平ガイド部材を更に備えることを特徴とする請求項1記載のガバナロープ引上げ装置。

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