JP5554097B2 - エレベータのレール固定装置 - Google Patents

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この発明は、かごや釣合おもりの昇降を案内するガイドレールの下端部を、ピットにおいて固定するエレベータのレール固定装置に関するものである。
従来のエレベータのガイドレール固定装置では、基台上に固定された受け座に支持ボルトが螺着されており、この支持ボルトの頭部にガイドレールの下端部が当接している。また、基台に固定された当て板がガイドレールの背面に当接されており、複数のレールクリップによりガイドレールが当て板に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のエレベータレールの底部受装置では、ジャッキボルトの頭部に所定の隙間を介してガイドレールの下端部が対向している(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−143121号公報 特開2006−160413号公報
上記のような従来のエレベータのレール固定装置では、受け座にボルトをねじ込む構成となっており、ボルトの締め込み代に制限があるため、調整代が足らなくなり調整不可となることがあった。また、事前に調整代を大きくするために受け座やボルトを長くすると、ピット深さを大きくする必要が生じる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、据付後にさらに調整代が欲しい場合であっても対応でき、また、ピット深さを大きくすることなく調整代を大きくすることができるエレベータのレール固定装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのレール固定装置は、ガイドレールの背面に当接される固定部材、固定部材に対してガイドレールを保持する保持具、ねじ穴を有し、ガイドレールの下端部の真下で固定部材に取り付けられるねじ穴部材、ねじ穴部材を固定部材に取り付ける着脱可能な取付具、及びねじ穴に螺着され、ガイドレールの下端部の真下に配置される調整ボルトを備えている。
この発明のエレベータのレール固定装置は、取付具を緩めたり外したりすることにより、ねじ穴部材を変位させ、調整ボルトを交換可能な状態にすることができ、このため、据付後にさらに調整代が欲しい場合であっても対応でき、また、ピット深さを大きくすることなく、調整代を大きくすることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのレール固定装置を示す斜視図である。 図1のレール固定装置の裏側を示す斜視図である。 図1のレール固定装置のねじ穴部材を変位させた状態を示す斜視図である。 図2のレール固定装置の取付ボルトを取り外した状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのレール固定装置を示す斜視図である。 図5のレール固定装置の裏側を示す斜視図である。 実施の形態1、2のレール固定装置を適用するエレベータの一例を示す構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータのレール固定装置を示す斜視図、図2は図1のレール固定装置の裏側を示す斜視図である。
図において、昇降路内には、断面T字形のガイドレール1が設置されている。昇降路底部のピットには、断面L字形の固定部材2が固定されている。固定部材2は、ピットに水平に設置されるベース部2aと、ガイドレール1の背面に当接された鉛直な当て板部2bとを有している。
当て板部2bには、当て板部2bに対してガイドレール1を保持する一対の保持具3が取り付けられている。保持具3としては、例えばレールクリップ、ボルト及びナットが用いられている。ガイドレール1は、保持具3により当て板部2bに押さえ付けられている。これにより、ガイドレール1の水平方向への移動が規制されている。
また、当て板部2bには、直方体のブロック状のねじ穴部材4が取り付けられている。ねじ穴部材4は、ガイドレール1の下端部の真下に配置されている。また、ねじ穴部材4の下面は、ベース部2a上に当接している。さらに、ねじ穴部材4の上面には、ねじ穴4aが設けられている。
ねじ穴部材4は、着脱可能な取付具としての1本の取付ボルト5により当て板部2bに固定されている。取付ボルト5は、当て板部2bを貫通してねじ穴部材4に螺着されている。当て板部2bには、取付ボルト5が貫通する貫通孔2c(図4)が設けられている。
ねじ穴4aには、調整ボルト6が螺着されている。調整ボルト6は、ガイドレール1の下端部の真下に鉛直に配置されている。また、調整ボルト6の頭部は、ガイドレール1の下端面に所定の隙間を介して対向している。
調整ボルト6のねじ穴部材4へのねじ込み量は、調整可能になっている。これにより、ガイドレール1の下端面と調整ボルト6との間の隙間の大きさは調整可能になっている。
このようなレール固定装置では、通常は、取付ボルト5を締め付けることにより、ねじ穴部材4が当て板部2bに強固に固定されている。これに対して、取付ボルト5を緩めることにより、貫通孔2cの余裕の範囲で、図3に示すように、ねじ穴部材4を傾斜(回転)させることができる。また、図4に示すように、取付ボルト5を取り外すことにより、ねじ穴部材4を固定部材2から完全に取り外すこともできる。
従って、例えば据付後の建物の圧縮等により、ガイドレール1の下端位置が下がり、調整ボルト6との間の隙間の調整代がなくなった場合でも、取付ボルト5を緩めるか取り外して、調整ボルト6を短いものと交換することができる。このため、ピット深さを大きくすることなく、調整代を大きくすることができる。
また、調整代がなくなると、ガイドレール1の下端部を切断する必要があるが、この場合、ガイドレール1の取り外し、切断、再組み付け、及び芯調整という大工事になる。これに対して、実施の形態1のレール固定装置によれば、ガイドレール1の切断が必要になるまでの期間を大幅に延ばすことができるため、保守作業及びエレベータの運転停止を減らすことができる。
なお、実施の形態1では、ねじ穴部材4の上部に調整ボルト6を螺着したが、調整ボルト6とねじ穴部材4とを上下逆に配置し、ねじ穴部材4の当て板部2bへの取付位置を上下方向へ調整可能としてもよい。
実施の形態2.
次に、図5はこの発明の実施の形態2によるエレベータのレール固定装置を示す斜視図、図6は図5のレール固定装置の裏側を示す斜視図である。図において、当て板部2bには、上下方向に長い長穴2dが設けられている。取付ボルト5は、長穴2dを貫通してねじ穴部材4に螺着されている。取付ボルト5を緩めることにより、ねじ穴部材4は、長穴2dに沿って上下方向へ変位可能となる。従って、ねじ穴部材4の固定部材2への取付位置は上下方向へ調整可能である。
また、ねじ穴4aは、ねじ穴部材4を上下方向に貫通している。そして、ねじ穴4aの上部からは第1の調整ボルト7がねじ込まれており、ねじ穴4aの下部からは第2の調整ボルト8がねじ込まれている。即ち、調整ボルトは、ねじ穴部材4の上下に螺着された第1及び第2の調整ボルト7,8を含んでいる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなレール固定装置では、ねじ穴部材4の下部にも第2の調整ボルト8が設けられているため、据付当初のガイドレール1の下端位置をさらに上げることができ、調整代が増大する。また、ねじ穴部材4を固定部材2に設けた長穴2dにより任意の高さ位置に固定できるため、調整ボルト7,8の座屈を防止することができる。
さらに、例えば据付後の建物の圧縮等により、ガイドレール1の下端位置が下がり、調整ボルト6との間の隙間の調整代がなくなった場合でも、調整ボルト7,8を短いものと交換したり、調整ボルト7,8を順次外したり、最後はねじ穴部材4までも外したりして、調整代を拡大することができる。
なお、実施の形態2では、ねじ穴部材4を貫通してねじ穴4aを設けたが、ねじ穴部材4の上面側に第1のねじ穴を設け、ねじ穴部材4の下面側に第2のねじ穴を設け、第1及び第2のねじ穴を連通させなくてもよい。
ここで、図7は実施の形態1、2のレール固定装置を適用するエレベータの一例を示す構成図である。図において、昇降路内には、ガイドレール1として、一対のかごガイドレール1aと、一対の釣合おもりガイドレール1bとが設置されている。かご11は、かごガイドレール1aに沿って昇降路内を昇降される。また、釣合おもり12は、釣合おもりガイドレール1bに沿って昇降路内を昇降される。
昇降路ピットの床上には、基台13が設置されている。固定部材2は、基台13上に固定される。また、基台13上には、かご11及び釣合おもり12を昇降させる巻上機14が設置されている。
かごガイドレール1a及び釣合おもりガイドレール1bの上部には、上部梁15が固定されている。上部梁15には、かご側返し車16、一対の釣合おもり側返し車17a,17bが設けられている。
かご11の下部には、一対のかご吊り車18a,18bが設けられている。釣合おもり12の上部には、釣合おもり吊り車19が設けられている。一方のかごガイドレール1aの上部には、綱止め板20が固定されている。綱止め板20には、第1の綱止め部21が設けられている。上部梁15には、第2の綱止め部22が設けられている。
かご11及び釣合おもり12は、懸架手段23により昇降路内に吊り下げられている。懸架手段23としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架手段23は、第1の綱止め部21から、かご吊り車18a,18b、かご側返し車16、巻上機14、釣合おもり側返し車17a,17b及び釣合おもり吊り車19の順に巻き掛けられ、第2の綱止め部22に至っている。
このような機械室レスエレベータでは、昇降路の頂部までガイドレール1が必要であるため、昇降路ピットでガイドレール1の高さ調整が必要となる。
1 ガイドレール、2 固定部材、3 保持具、4 ねじ穴部材、4a ねじ穴、5 取付ボルト(取付具)、6 調整ボルト、7 第1の調整ボルト、8 第2の調整ボルト。

Claims (1)

  1. ガイドレールの背面に当接される固定部材、
    前記固定部材に対して前記ガイドレールを保持する保持具、
    ねじ穴を有し、前記ガイドレールの下端部の真下で前記固定部材に取り付けられるねじ穴部材、
    前記ねじ穴部材を前記固定部材に取り付ける着脱可能な取付具、及び
    前記ねじ穴に螺着され、前記ガイドレールの下端部の真下に配置される調整ボルト
    を備え
    前記ねじ穴部材の前記固定部材への取付位置が上下方向へ調整可能になっており、
    前記調整ボルトは、前記ねじ穴部材の上下に螺着された第1及び第2の調整ボルトを含むことを特徴とするエレベータのレール固定装置。
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