JP5911041B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば制御盤等の昇降路機器がガイドレールに対して固定されているエレベータ装置に関するものである。
従来のエレベータ装置では、かご又は釣合おもりの昇降を案内するガイドレールに、取付腕等を介して昇降路機器を固定する場合がある。特に、機械室レスエレベータでは、制御盤等の重量物が取付腕を介してガイドレールに固定される。このような場合、昇降路機器の自重だけでなく、地震時に発生する水平荷重も支持できる構造が必要となる。
これに対して、従来の昇降路機器組立体では、取付腕がガイドレールを跨いで左右に張り出すようにガイドレールに固定されている。そして、ガイドレールの左右で取付腕に昇降路機器が取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成では、昇降路機器の自重よって発生するモーメントが互いに打ち消し合うとともに、水平方向に作用する地震時荷重によって発生するモーメントも互いに打ち消し合うため、取付腕を簡素化できる。
また、特許文献1では、取付腕の機能を、ガイドレールを昇降路壁等の建築構造物に固定するレールブラケットに持たせる構造も併せて提案されている。
特開2009−51598号公報
しかし、機器レイアウトによっては、ガイドレールを挟んで2つの昇降路機器を並べて配置できない場合があり、この場合、特許文献1の支持構造が適用できなかった。同様に、機器レイアウトによっては、昇降路機器をガイドレールから離れた位置にしか配置できない場合があり、この場合、水平方向に作用する荷重に対して昇降路機器の水平方向変位を抑え、昇降路機器と近接する機器とのクリアランスを確保する必要がある。このため、ガイドレールを全長に渡ってサイズアップして、ガイドレールのねじり剛性を上げる必要があり、コストが増加する。
一方、取付腕の機能をレールブラケットに持たせる構造では、水平方向の荷重によって発生する変位はガイドレールのねじり剛性に依存しない。しかし、昇降路機器の自重によって発生するモーメントもレールブラケットで支持する必要があるため、レールブラケットのサイズアップ、レールブラケットと壁側ブラケットとの固定強度アップ、及び壁側ブラケットと建築構造物との固定強度アップが必要になる。
また、レールブラケットと壁側ブラケットとは一般的に現地溶接にて固定するため、レールブラケットをサイズアップすると、現地での溶接作業性が悪くなる。さらに、ガイドレールから建築構造物までの距離によって複数種類のレールブラケットを用意するのが一般的であるが、ガイドレールから昇降路機器までの距離によってもレールブラケットの種類を増やす必要があり、レールブラケットの種類が膨大になる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、あらゆる機器レイアウトに対して、ガイドレール及びレールブラケットのサイズを抑えた簡単な構成で昇降路機器をガイドレールに固定することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降される昇降体、昇降路内に設置され、昇降体の昇降を案内するガイドレール、建築構造物に固定されており、ガイドレールがボルトにより固定されているレールブラケット、ボルトにより共締めされてガイドレールに固定されている取付腕、及び取付腕に固定されている昇降路機器を備えている。
また、この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内を昇降される昇降体、昇降路内に互いに対向して設置され、昇降体の昇降を案内する第1及び第2のガイドレール、第1のガイドレールが固定されている第1のブラケット部材と、第2のガイドレールが固定されている第2のブラケット部材と、第1及び第2のブラケット部材間に固定されている繋ぎ部材とをそれぞれ有しており、かつ上下方向に互いに間隔をおいて建築構造物に固定されている複数の門型レールブラケット、門型レールブラケットのうちの1つの繋ぎ部材とその下方に位置する門型レールブラケットの繋ぎ部材との間に固定されている縦柱、及び縦柱に固定されている昇降路機器を備えている。
この発明のエレベータ装置は、取付腕が、ガイドレールをレールブラケットに固定するボルトにより共締めされてガイドレールに固定されているので、昇降路機器の自重は主にガイドレールにより支持することができ、また、昇降路機器に水平方向に作用する荷重は、ガイドレールの固定部でレールブラケットにより受けることができる。このため、あらゆる機器レイアウトに対して、ガイドレール及びレールブラケットのサイズを抑えた簡単な構成で昇降路機器をガイドレールに固定することができる。
また、2つの門型レールブラケットの繋ぎ部材間に固定された縦柱に昇降路機器が固定されているので、昇降路機器の自重は、門型レールブラケットを介して第1及び第2のガイドレールにより支持することができ、また昇降路機器に水平方向に作用する荷重は、第1及び第2のガイドレールの固定部で門型レールブラケットにより受けることができる。このため、あらゆる機器レイアウトに対して、ガイドレール及びレールブラケットのサイズを抑えた簡単な構成で昇降路機器をガイドレールに固定することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す斜視図である。 図1の制御盤及び第1のかごガイドレールを示す正面図である。 図2の第1のかごガイドレールを示す左側面図である。 図3の要部を拡大して示す側面図である。 図4の上側レールブラケットと第1のかごガイドレールとの間に上側取付腕を配置した例を示す側面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を拡大して示す側面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置の制御盤の支持構造を示す正面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図7の第1の縦柱を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータ装置の制御盤の支持構造を示す正面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による機械室レスタイプのエレベータ装置を示す斜視図であり、昇降路内を透視して示している。図において、昇降路1の底部には、かご緩衝器台2及び釣合おもり緩衝器台3が固定されている。かご緩衝器台2上には、かご緩衝器(図示せず)が設置される。釣合おもり緩衝器台3上には、釣合おもり緩衝器(図示せず)が設置される。
昇降路1内には、第1及び第2のかごガイドレール4a,4bと、第1及び第2の釣合おもりガイドレール5a,5bとが設置されている。かごガイドレール4a,4bの下端部は、かご緩衝器台2上に位置している。釣合おもりガイドレール5a,5bの下端部は、釣合おもり緩衝器台3上に位置している。
昇降体であるかご6は、かごガイドレール4a,4bに案内されて昇降路1内を昇降される。昇降体である釣合おもり7は、釣合おもりガイドレール5a,5bに案内されて昇降路1内を昇降される。釣合おもり7は、かご6と同じ高さに位置するときにかご6の背面に対向するように、かご6の後方に配置されている(後ろ落ち式)。
昇降路1内の下部には、かご6及び釣合おもり7を昇降させる巻上機8が設置されている。巻上機8は、駆動シーブと、駆動シーブを回転させる巻上機モータと、駆動シーブの回転を制動する巻上機ブレーキとを有している。
また、巻上機8としては、軸方向寸法が軸方向に直角な方向の寸法よりも小さい薄型巻上機が用いられている。さらに、巻上機8は、かご6の昇降領域と昇降路壁との間の隙間に配置されている。
昇降路1の頂部には、L字形の返し車梁9が設置されている。返し車梁9は、かご返し車梁10と、かご返し車梁10の一端部に直角に連結された釣合おもり返し車梁11とを有している。
かご返し車梁10には、一対のかご返し車12a,12bが支持されている。釣合おもり返し車梁11には、釣合おもり返し車13が支持されている。
かご6の下部には、一対のかご吊り車14a,14bが設けられている。釣合おもり7の上部には、釣合おもり吊り車15が設けられている。
かご6及び釣合おもり7は、懸架体16により昇降路1内に吊り下げられている。懸架体16としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
かごガイドレール4bの上端部近傍と、釣合おもりガイドレール5bの上端部近傍との間には、綱止め梁17が水平に固定されている。綱止め梁17には、かご側綱止め部(図示せず)が設けられている。釣合おもり返し車梁11には、釣合おもり側綱止め部18が設けられている。
懸架体16は、かご側綱止め部に接続された第1の端部と、釣合おもり側綱止め部18に接続された第2の端部とを有している。懸架体16は、第1の端部側から順に、かご吊り車14a,14b、かご返し車12a,12b、巻上機8の駆動シーブ、釣合おもり返し車13、及び釣合おもり吊り車15に巻き掛けられている(2:1ローピング)。
昇降路1内の最下階近傍には、昇降路機器である制御盤19が設置されている。制御盤19には、かご6の運行を制御するエレベータ制御装置が設けられている。制御盤19としては、高さ寸法が幅寸法よりも大きく、厚さ寸法が幅寸法よりも小さい縦長薄型の盤が用いられている。また、制御盤19は、かご6の昇降領域と昇降路壁との間の隙間に配置されている。昇降路1内に固定されたケーブル吊り手とかご6との間には、制御ケーブル20が吊り下げられている。
図2は図1の制御盤19及び第1のかごガイドレール4aを示す正面図、図3は図2の第1のかごガイドレール4aを示す左側面図であり、図3では制御盤19を省略している。かごガイドレール4aには、断面コ字形の上側取付腕21と、上側取付腕21の下方に配置された断面コ字形の下側取付腕22とが固定されている。上側取付腕21及び下側取付腕22は、かごガイドレール4aに対して直角、即ち水平に固定されている。
制御盤19は、上側取付腕21及び下側取付腕22を介してかごガイドレール4aに固定されている。制御盤19の上端部は、上側取付腕21のかごガイドレール4aとは反対側の端部に固定されている。制御盤19の下端部は、下側取付腕22のかごガイドレール4aとは反対側の端部に固定されている。即ち、制御盤19は、片持ち梁構造でかごガイドレール4aに支持されている。
建築構造物である昇降路壁1aには、上側レールブラケット23a及び下側レールブラケット23bを含む複数のレールブラケット23が上下方向に互いに間隔をおいて固定されている。下側レールブラケット23bは、上側レールブラケット23aの下方に配置されている。
各レールブラケット23は、対応する壁側ブラケット24を介して昇降路壁1aに固定されている。各壁側ブラケット24は、昇降路壁1aにアンカボルト等で固定されている。レールブラケット23は、溶接等により壁側ブラケット24に固定されている。また、通常、壁側ブラケット24のレールブラケット23への固定作業は、据付現場で行われる。
各レールブラケット23には、レールブラケット23との間にかごガイドレール4aを挟持するレール保持具としての一対のレールクリップ25と、レールクリップ25をかごガイドレール4aに押し付ける一対の締結具26とが設けられている。
かごガイドレール4aは、断面T字形の複数本のレール部材を上下方向に継ぎ合わせて構成されている。なお、かごガイドレール4b及び釣合もおりガイドレール5a,5bの構造及び昇降路1内への設置構造も、かごガイドレール4aと同じ、又はほぼ同じである。
図4は図3の要部を拡大して示す側面図である。各レールブラケット23は、L字形の部材であり、かごガイドレール4aの背面に当接されたレール当接部と、レール当接部の下端部から昇降路壁1aへ向けて直角に突出した水平部とを有している。各壁側ブラケット24も、L字形の部材である。
各締結具26は、ボルト27と、ボルト27に螺着されたナット28とを有している。上側取付腕21の固定部において、ボルト27は、レールクリップ25、上側レールブラケット23a及び上側取付腕21を貫通している。
即ち、上側取付腕21は、かごガイドレール4aを上側レールブラケット23aに固定するボルト27により共締めされてかごガイドレール4aに固定されている。共締め固定とは、レールクリップ25、上側レールブラケット23a及び上側取付腕21に施工されている孔を一致させ、これらの孔にボルト27を通して締め付ける固定方法である。
同様に、下側取付腕22は、かごガイドレール4aを下側レールブラケット23bに固定するボルト27により共締めされてかごガイドレール4aに固定されている。このため、上側レールブラケット23aから下側レールブラケット23bまでのスパンは、上側取付腕21から下側取付腕22までのスパンと同じになっている。
また、この例では、上側取付腕21とかごガイドレール4aとの間に上側レールブラケット23aが挟み込まれており、下側取付腕22とかごガイドレール4aとの間に下側レールブラケット23bが挟み込まれている。
このようなエレベータ装置では、上側取付腕21及び下側取付腕22が、かごガイドレール4aをレールブラケット23に固定するボルト27により共締めされてかごガイドレール4aに固定されているので、制御盤19の自重は、主にかごガイドレール4aにより支持することができる。そして、かごガイドレール4aに鉛直方向に作用する荷重は、レールクリップ25の保持力によって、かごガイドレール4aを介してピット底面で支持される。
また、制御盤19に水平方向に作用する荷重は、かごガイドレール4aの固定部でレールブラケット23により受けることができる。即ち、水平方向の荷重は、かごガイドレール4aを介さずに、レールブラケット23及び壁側ブラケット24を介して昇降路壁1aで支持される。
このため、鉛直方向の荷重については、レールブラケット23及び壁側ブラケット24には殆ど作用しない構造になり、水平方向の荷重については、かごガイドレール4aのねじり剛性に依存しない構造となる。
従って、あらゆる機器レイアウトに対して、ガイドレール4a,4b,5a,5b及びレールブラケット23のサイズを抑えた簡単な構成で昇降路機器をガイドレール4a,4b,5a,5bに固定することができる。
また、レールブラケット23及び壁側ブラケット24は、昇降路1の全長に渡って全段同一の構造を適用することができる。
さらに、上側取付腕21とかごガイドレール4aとの間に上側レールブラケット23aが挟み込まれており、下側取付腕22とかごガイドレール4aとの間に下側レールブラケット23bが挟み込まれているため、レールブラケット23を施工した後に制御盤19を据え付ける場合に有効である。
なお、図5に示すように、上側レールブラケット23aとかごガイドレール4aとの間に上側取付腕21を挟み込み、下側レールブラケット23bとかごガイドレール4aとの間に下側取付腕22を挟み込んでもよい。
図5の構造は、上側レールブラケット23a及び下側レールブラケット23b以外のレールブラケット23によりかごガイドレール4aを固定した後、制御盤19を据え付け、さらにその後に上側レールブラケット23a及び下側レールブラケット23bを施工する場合に有効である。
実施の形態2.
次に、図6はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の要部を拡大して示す側面図である。実施の形態1では、断面コ字形の取付腕21,22を示したが、実施の形態2では、上側取付腕及び下側取付腕として、断面矩形の筒状の取付腕29が用いられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このような取付腕29を用いることにより、取付腕29の断面形状の自由度が高く、取付腕29の剛性を容易に上げることができる。
なお、実施の形態2の取付腕29とかごガイドレール4aとの間にレールブラケット23を挟み込む構造としてもよい。
また、取付腕の断面形状は、実施の形態1、2に限定されるものではない。
実施の形態3.
次に、図7はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置の制御盤19の支持構造を示す正面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。実施の形態3では、かごガイドレール4aに対して、実施の形態1とは反対側、即ち向かって左側に制御盤19が配置されている。また、上側レールブラケット23aから下側レールブラケット23bまでのスパンが、制御盤19の高さ寸法よりも大きい。
上側取付腕21と下側取付腕22との間には、断面L字形の第1及び第2の縦柱31,32が固定(ボルト止め)されている。第1及び第2の縦柱31,32は、互いに平行かつ鉛直に配置されている。
制御盤19は、上側アダプタ33及び下側アダプタ34を介して第1及び第2の縦柱31,32に固定されている。即ち、制御盤19は、アダプタ33,34及び縦柱31,32を介して、上側取付腕21及び下側取付腕22に固定されている。
また、制御盤19は、正面から見て第1の縦柱31と第2の縦柱32との間に配置されている。制御盤19の上端部は、上側アダプタ33に固定されている。制御盤19の下端部は、下側アダプタ34に固定されている。
上側アダプタ33は、第1及び第2の縦柱31,32間に水平に固定(ボルト止め)されている。下側アダプタ34は、上側アダプタ33の下方で、第1及び第2の縦柱31,32間に水平に固定(ボルト止め)されている。
図9は図7の第1の縦柱31を示す斜視図であり、第2の縦柱32の構成は、第1の縦柱31に対して左右対称である。第1の縦柱31は、断面L字形の部材であり、帯状の第1の平板部35と、第1の平板部35に直角な帯状の第2の平板部36とを有している。
第1の平板部35の中間部よりも上側の領域である第1の上側領域35aには、第1の縦柱31を上側取付腕21に固定するための複数の第1の固定孔37が互いに間隔をおいて設けられている。第1の平板部35の中間部よりも下側の領域である第1の下側領域35bには、第1の縦柱31を下側取付腕22に固定するための複数の第1の縦長孔38が互いに間隔をおいて設けられている。
第2の平板部36の中間部よりも上側の領域である第2の上側領域36aには、第1の縦柱31を上側取付腕21に固定するための複数の第2の固定孔39が互いに間隔をおいて設けられている。第2の平板部36の中間部よりも下側の領域である第2の下側領域36bには、第1の縦柱31を下側取付腕22に固定するための複数の第2の縦長孔40が互いに間隔をおいて設けられている。
第1及び第2の固定孔37,39は単なる丸孔であり、第1及び第2の縦長孔38,40は長孔である。即ち、第1の縦柱31の長手方向に沿う縦長孔38,40の寸法は、同方向に沿う固定孔37,39の寸法よりも大きい。
また、第1及び第2の固定孔37,39は、互いに同位相で配置されている。即ち、第1及び第2の固定孔37,39は、上下方向(第1の縦柱31の長さ方向)の同じ位置に配置されている。
さらに、第1及び第2の縦長孔38,40は、互いに位相をずらして配置されている。即ち、第2の固定孔39は、第1の固定孔37に対して上下方向の位置をずらして配置されている。
図7では、第1及び第2の縦柱31,32の第1の平板部35が、上側取付腕21及び下側取付腕22に固定されている。上側アダプタ33は、第1の固定孔37(又は第2の固定孔39)を利用して、第1及び第2の縦柱31,32に固定されている。下側アダプタ34は第1の縦長孔38(又は第2の縦長孔40)を利用して、第1及び第2の縦柱31,32に固定されている。
このようなエレベータ装置では、制御盤19が第1及び第2の縦柱31,32を介して上側取付腕21及び下側取付腕22に固定されているので、上側レールブラケット23aから下側レールブラケット23bまでのスパンが、制御盤19の高さ寸法よりも大きい場合にも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、壁側ブラケット24の取付誤差を吸収することもできる。
また、第1及び第2の縦柱31,32は、第1の縦長孔38(又は第2の縦長孔40)を利用して、下側取付腕22に固定されているので、上側レールブラケット23aから下側レールブラケット23bまでのスパンの違い、及び壁側ブラケット24の取付誤差等をさらに容易に吸収することができる。
さらに、第1の平板部35に第1の縦長孔38を設けるとともに、第2の平板部36に第2の縦長孔40を設け、第1及び第2の縦長孔38,40の位相をずらしたので、上側レールブラケット23aから下側レールブラケット23bまでのスパンによっては、第1及び第2の縦柱31,32を左右入れ替え、第2の平板部36を上側取付腕21及び下側取付腕22に固定することもできる。即ち、共通の縦柱31,32を用いて、より細かいスパンの変化及び取付誤差等を吸収することができる。
なお、実施の形態1〜3において、レールクリップ25を用いず、かごガイドレール4aに複数の孔を施工しておき、レールブラケット23と取付腕21,22とをボルト27で共締めしてもよい。
また、実施の形態1〜3では、2本の取付腕21,22を用いたが、取付腕の本数は、昇降路機器の重さや大きさによっては1本又は3本以上であってもよい。
さらに、実施の形態1〜3では、制御盤19をかごガイドレール4aに固定したが、この発明は、他のガイドレール、即ちかごガイドレール4b及び釣合おもりガイドレール5a,5bにも適用できる。
実施の形態4.
次に、図10はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置の制御盤19の支持構造を示す正面図、図11は図10のXI−XI線に沿う断面図である。昇降路壁1aには、複数の門型レールブラケット41が上下方向に互いに間隔をおいて固定されている。各門型レールブラケット41は、昇降路1内に水平に配置されている。
また、各門型レールブラケット41は、第1の釣合おもりガイドレール5aが固定された第1のブラケット部材42と、第2の釣合おもりガイドレール5bが固定された第2のブラケット部材43と、第1及び第2のブラケット部材42,43間に固定された繋ぎ部材44とを有している。
第1及び第2のブラケット部材42,43は、断面L字形の部材であり、互いに平行かつ水平に配置されている。繋ぎ部材44は、断面L字形の部材であり、昇降路壁1aとは反対側の第1及び第2のブラケット部材42,43の端部間に固定されている。また、繋ぎ部材44は、第1及び第2のブラケット部材42,43に対して直角に固定されている。
各ブラケット部材42,43は、対応する壁側ブラケット45を介して昇降路壁1aに固定されている。各壁側ブラケット45は、昇降路壁1aにアンカボルト等で固定されている。
門型レールブラケット41のうちの1つの繋ぎ部材44とその下方に位置する門型レールブラケット41の繋ぎ部材44との間には、実施の形態3と同様の第1及び第2の縦柱31,32が固定されている。制御盤19は、実施の形態3と同様に、上側アダプタ33及び下側アダプタ34を介して第1及び第2の縦柱31,32に固定されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、2つの門型レールブラケット41の繋ぎ部材44間に固定された縦柱31,32に制御盤19が固定されているので、制御盤19の自重は、門型レールブラケット41を介して2本の釣合おもりガイドレール5a,5bにより支持することができる。そして、釣合おもりガイドレール5a,5bに鉛直方向に作用する荷重は、ピット底面で支持される。
また、制御盤19に水平方向に作用する荷重は、釣合おもりガイドレール5a,5bの固定部で門型レールブラケット41により受けることができる。即ち、水平方向の荷重は、釣合おもりガイドレール5a,5bを介さずに、門型レールブラケット41及び壁側ブラケット45を介して昇降路壁1aで支持される。
従って、あらゆる機器レイアウトに対して、ガイドレール4a,4b,5a,5b及び門型レールブラケット41のサイズを抑えた簡単な構成で昇降路機器をガイドレール4a,4b,5a,5bに固定することができる。
なお、実施の形態3、4では、2本の縦柱31,32を用いたが、昇降路機器の重さや大きさによっては、縦柱の本数は1本又は3本以上であってもよい。
また、実施の形態3、4では、縦柱31,32の上半分に固定孔37,39を設け、下半分に縦長孔38,40を設けたが、上下逆であってもよい。
さらに、固定孔を設ける領域と縦長孔を設ける領域の比率、固定孔の数、及び縦長孔の数は、特に限定されない。例えば、縦柱に固定孔及び縦長孔を1つずつ設ける構成としてもよい。
さらにまた、縦柱に固定孔及び縦長孔を設けず、例えば溶接など、ボルト止め以外の方法で縦柱を取付腕に固定してもよい。
また、昇降路機器の縦柱への固定方法もボルト止めに限定されるものではない。
さらに、この発明は、既存のエレベータ装置を、ガイドレール及びレールブラケット等を残して改修する場合にも適用できる。
さらにまた、建築構造物は、昇降路壁1aに限定されるものではなく、例えば建築側に固定された柱等であってもよい。
また、上記の例では、昇降路機器として制御盤19を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、補助盤、調速機、張り車装置、制御ケーブル吊り手、又はその他の機器であってもよい。
さらに、エレベータ全体の機器のレイアウト及びローピング方式等は、図1の例に限定されるものではない。
さらにまた、この発明は、例えば機械室を有するエレベータ、ダブルデッキエレベータ、又はワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータに適用できる。

Claims (6)

  1. 昇降路内を昇降される昇降体、
    前記昇降路内に設置され、前記昇降体の昇降を案内するガイドレール、
    建築構造物に固定されており、前記ガイドレールがボルトにより固定されているレールブラケット、
    前記ボルトにより共締めされて前記ガイドレールに固定されている取付腕、及び
    前記取付腕に固定されている昇降路機器
    を備え
    前記レールブラケットは、上側レールブラケットと、前記上側レールブラケットの下方に配置された下側レールブラケットとを含み、
    前記取付腕は、前記上側レールブラケットに固定されている上側取付腕と、前記下側レールブラケットに固定されている下側取付腕とを有しており、
    前記昇降路機器は、前記上側取付腕と前記下側取付腕との間に固定された縦柱を介して前記上側取付腕及び前記下側取付腕に固定されているエレベータ装置。
  2. 前記縦柱には、前記上側取付腕及び前記下側取付腕のいずれか一方に前記縦柱を固定するための固定孔と、前記上側取付腕及び前記下側取付腕の他方に前記縦柱を固定するための縦長孔とが設けられており、
    前記縦柱の長手方向に沿う前記縦長孔の寸法が、前記縦柱の長手方向に沿う前記固定孔の寸法よりも大きい請求項記載のエレベータ装置。
  3. 前記取付腕と前記ガイドレールとの間に前記レールブラケットが挟み込まれている請求項1又は請求項に記載のエレベータ装置。
  4. 前記レールブラケットと前記ガイドレールとの間に前記取付腕が挟み込まれている請求項1又は請求項に記載のエレベータ装置。
  5. 昇降路内を昇降される昇降体、
    前記昇降路内に互いに対向して設置され、前記昇降体の昇降を案内する第1及び第2のガイドレール、
    前記第1のガイドレールが固定されている第1のブラケット部材と、前記第2のガイドレールが固定されている第2のブラケット部材と、前記第1及び第2のブラケット部材間に固定されている繋ぎ部材とをそれぞれ有しており、かつ上下方向に互いに間隔をおいて建築構造物に固定されている複数の門型レールブラケット、
    前記門型レールブラケットのうちの1つの前記繋ぎ部材とその下方に位置する前記門型レールブラケットの前記繋ぎ部材との間に固定されている縦柱、及び
    前記縦柱に固定されている昇降路機器
    を備えているエレベータ装置。
  6. 前記縦柱には、いずれか一方の前記繋ぎ部材に前記縦柱を固定するための固定孔と、他方の前記繋ぎ部材に前記縦柱を固定するための縦長孔とが設けられており、
    前記縦柱の長手方向に沿う前記縦長孔の寸法が、前記縦柱の長手方向に沿う前記固定孔の寸法よりも大きい請求項記載のエレベータ装置。
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