JP2014213975A - ダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法 - Google Patents

ダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法 Download PDF

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尚輝 春山
長瀬 厚史
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厚史 長瀬
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Abstract

【課題】内かごガイドレールの芯出し作業を容易化すること。
【解決手段】外かご枠ガイドレール10と上かごガイドレール30A(内かごガイドレール)または下かごガイドレール30B(内かごガイドレール)との間に配置され、上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bから外かご枠ガイドレール10までの間隔寸法が規定寸法よりも短くなることを、外かご枠ガイドレール10に当接することにより規制する間隔保持体70と、間隔保持体70を上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bに固定するレールクリップ100とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、昇降路内を昇降する外かご枠内に内かごが上下方向に移動可能に設けられたダブルデッキエレベータに適用され、外かご枠に対する内かごの上下方向の移動をガイドする内かごガイドレールを外かご枠に取り付ける際に用いられるダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法に関する。
特許文献1には、エレベータの縦枠芯出し治具が開示されている。この治具は、昇降路の内壁面に固定されたガイドレール(外かご枠ガイドレール)に対して、乗かごの縦枠(外かご枠における縦枠)の芯出しを行う際に使用されるものである。
特開2008−037513号公報
外かご枠の縦枠には、内かごの上下方向の移動をガイドする内かごガイドレールが固定される。内かごガイドレールに対しても芯出しが行われる。従来、内かごガイドレールの芯出し作業は、外枠ガイドレールから内かごガイドレールまでの間隔寸法が、適切な間隔寸法として規定された規定寸法となるように、その間隔寸法を計測しながら内かごガイドレールの位置を調整する作業であり、煩雑な作業であった。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、内かごガイドレールの芯出し作業を容易化できるダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明に係るダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法は次のように構成されている。
本発明に係るダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇は、昇降路内を昇降する外かご枠と、この外かご枠の昇降をガイドする外かご枠ガイドレールと、前記外かご枠内に位置し、その外かご枠に対して上下方向に移動可能に設けられた内かごと、前記外かご枠に設けられ、その外かご枠に対する前記内かごの移動をガイドする内かごガイドレールとを有するダブルデッキエレベータを建物に据え付ける作業において、前記外かご枠ガイドレールから前記内かごガイドレールまでの間隔寸法を規定寸法に調整する内かごガイドレールの芯出し作業を行う際に使用されるダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇であって、前記外かご枠ガイドレールと前記内かごガイドレールとの間に配置され、前記外かご枠ガイドレールから前記内かごガイドレールまでの間隔寸法が前記規定寸法よりも短くなることを規制する間隔保持体と、前記間隔保持体を前記内かごガイドレールに固定する固定具とを有することを特徴とする。
本発明に係るダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し方法は、前述の本発明に係る芯出し雇を用いたダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し方法であって、前記外かご枠の所定部位に仮固定された前記内かごガイドレールに前記間隔保持体を前記固定具により固定する工程と、前記昇降路に設けられた前記外かご枠ガイドレールに対して前記間隔保持体を当接させた状態を保持して、前記内かごガイドレールを前記外かご枠の所定部位に本固定する工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係るダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法は、外枠ガイドレールから内かごガイドレールまでの間隔寸法を計測することを作業員に省かせることができ、これによって、内かごガイドレールの芯出し作業を容易化できる。
本発明の一実施形態に係るダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法が適用されるダブルデッキエレベータの外かご枠およびその周辺を示す図である。 図1に示した外かご枠の縦枠および内かごガイドレールを昇降路内に設ける様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る芯出し雇の斜視図である。 図3に示した芯出し雇が内かごガイドレールに固定された状態を示す図である。 図4に示した状態の上面図である。 本発明の一実施形態に係る芯出し方法を示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係るダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇および芯出し方法について図1〜図6を用いて説明する。
本実施形態が適用されるダブルデッキエレベータ1は、一般的に高層ビルに据え付けられるものであり、昇降路(図示してない)の省スペース化と輸送能力向上を図るために、図1に示すように、1つの昇降路内において一体的に昇降する2台のかご、すなわち上かご2(内かご)と下かご3(内かご)とを有する。
上かご2と下かご3は昇降路内において上下方向に並んで位置するとともに、外かご枠4の内側に位置する。外かご枠4は上かご2および下かご3を、かごドア2a,3a側を前面側とした場合における左側方および右側方と、上方および下方との4方から包囲している。この外かご枠4は、左右方向において対向して対を成す2個の縦枠5と、2個の縦枠5の上端部間に架け渡された上梁(図示してない)と、2個の縦枠5の中間部間に架け渡された中間梁6と、2個の縦枠5の下端部間に架け渡された下梁7とを有する。上かご2は上梁と中間梁6との間に位置し、下かご3は中間梁6と下梁7との間に位置する。
外かご枠4は、上かご2および下かご3と一体的に昇降路内を昇降する。ダブルデッキエレベータ1は、昇降路内での外かご枠4の昇降をガイドする構造として、昇降路の右側壁および左側壁のそれぞれに上下方向に延びて設けられ、対を成す2条の外かご枠ガイドレール10と、外かご枠4の右上部、左上部、右下部、左下部のそれぞれに設けられて外かご枠ガイドレール10に対し当接して位置する4個の外かご枠ガイドローラ装置14とを有する。なお、下側の外枠ガイドローラ装置の図示は省略した。
外かご枠ガイドレール10は、図4,図5に示すように、昇降路内の側壁に添え当てられた状態で固定されるフランジ部11と、このフランジ部11から突出したガイド部12とを有する。昇降路内において、2条の外かご枠ガイドレール10は互いにガイド部12を向い合せて位置する。
右側の外かご枠ガイドローラ装置14は、右側の外かご枠ガイドレール10のガイド部12に対して前方と後方と左方の3方のそれぞれの方向から当接して位置する3個のローラを有する。左側の外かご枠ガイドローラ装置14は、左側の外かご枠ガイドレール10のガイド部12に対して前方と後方と右方の3方のそれぞれの方向から当接して位置する3個のローラを有する。
ビルの内部構造は様々であり、連続する階床間の垂直寸法、すなわち階高が一定でないものがある。この内部構造に対応するために、上かご2と下かご3は外かご枠4に対して上下方向に移動可能に設けられている。つまり、上かご2と下かご3の上下方向における間隔は、階高に応じて調整可能になっている。
上かご2と下かご3は外かご枠4内においてロープ(図示してない)で吊られていて、外かご枠4の上部にはロープの巻上機20が設けられている。この巻上機20が階高に応じて制御されることによって、上かご2と下かご3の間隔が調整されることになる。
ダブルデッキエレベータ1は、外かご枠4内での上かご2および下かご3の上下方向への移動をガイドする構造として、外かご枠4における1対の縦枠5のそれぞれの上側半分の範囲内に上下方向に延びて設けられて対を成す2条の上かごガイドレール30A(内かごガイドレール)と、同じく1対の縦枠5のそれぞれの下側半分の範囲内に上下方向に延びて設けられて対を成す下かごガイドレール30B(内かごガイドレール)と、上かご2の右上部、左上部、右下部、左下部のそれぞれに設けられて上かごガイドレール30Aに当接して位置する4個の上かごガイドローラ装置(図示してない)と、下かご3の右上部、左上部、右下部、左下部のそれぞれに設けられて下かごガイドレール30Bに当接して位置する下かごガイドローラ装置(図示してない)とを有する。
上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bは、図4,図5に示すように、縦枠5に固定されるフランジ部31と、このフランジ部31から突出したガイド部32とを有する。外かご枠4の内側において、2条の上かごガイドレール30Aも2条の下かごガイドレール30Bも、互いにガイド部32を向い合せて位置する。
右側の上かごガイドローラ装置は、右側の上かごガイドレール30Aのガイド部32に対して前方と後方と左方の3方のそれぞれの方向から当接して位置する3個のローラを有する。右側の下かごガイドローラ装置は、右側の下かごガイドレール30Bのガイド部32に対して前方と後方と左方の3方のそれぞれの方向から当接して位置する3個のローラを有する。左側の上かごガイドローラ装置は、左側の上かごガイドレール30Aに対して前方と後方と右方の3方のそれぞれの方向から当接して位置する3個のローラを有する。左側の下かごガイドローラ装置は、左側の下かごガイドレール30Bに対して前方と後方と右方の3方のそれぞれの方向から当接して位置する3個のローラを有する。
このように構成されたダブルデッキエレベータ1を建物に据え付ける据付作業においては、次のことが行われる。
作業員は、縦枠5、上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bを昇降路内に設ける前に、図2に示すように外かご枠ガイドレール10を取り付け、次に昇降路の底部200に2本の四角支柱201を立設し、それらの四角支柱201の上部に外かご枠4の下梁7を載置して固定する。
前述のように下梁7を設けた後、作業員は、縦枠5、上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bを昇降路内に設ける。この際、中間梁6の近傍から上側に位置する縦枠5の部分を成す縦枠上部41に、上かごガイドレール30Aが仮固定されて成る組物40と、縦枠上部41よりも下側の縦枠5の部分を成す縦枠下部51に、下かごガイドレール30Bが仮固定されて成る組物50とを、下側の組物50、上側の組物40の順番で昇降路内に運び入れる。
作業員は、下側の組物50を運び入れた段階で、この組物50における縦枠下部51の下端部を下梁7に結合する。次に、作業員は、下側の組物50における下かごガイドレール30Bの下部に内かご固定治具203を取り付け、この内かご固定治具203を用いて、その下かごガイドレール30Bの下部に下かご3の床3bを固定する。
その後、作業員は、上側の組物40を昇降路内に運び入れ、昇降路内をゴンドラ202に乗って昇降しながら、その組物40における縦枠上部41を下側の組物50における縦枠下部51に連結する。
このようにして組物40,50を昇降路内に設けた後、作業者は、下かごガイドレール30Bに対する芯出しを行ってから、下側の組物50における縦枠下部51に対して下かごガイドレール30Bを本固定し、上かごガイドレール30Aに対する芯出しを行ってから、上側の組物40における縦枠上部41に対して上かごガイドレール30Aを本固定する。ここで、下かごガイドレール30Bに対する芯出しとは、外かご枠ガイドレール10から下かごガイドレール30Bまでの間隔寸法を、適切な間隔寸法として規定された規定寸法に調整することであり、上かごガイドレール30Aに対する芯出しとは、外かご枠ガイドレール10から上かごガイドレール30Aまでの間隔寸法を、同じく規定寸法に調整することである。
上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bの芯出し作業の際に、本実施形態に係る芯出し雇、すなわち、図2〜図5に示す芯出し雇60が用いられる。
芯出し雇60は、上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bから外かご枠ガイドレール10までの間隔寸法が規定寸法よりも短くなることを規制する間隔保持体70と、この間隔保持体70を上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bに装着するための固定具である2個のレールクリップ100とを有する。
間隔保持体70は、外かご枠ガイドレール10と上かごガイドレール30Aとの間に配置されたり、外かご枠ガイドレール10と下かごガイドレール30Bとの間に配置されたりするものであり、上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bに当接して配置される第1当接部材80と、この第1当接部材80に取り付けられ、外かご枠ガイドレール10に当接して配置される第2当接部材90とを有する。
第1当接部材80は平板状の部材であり、上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bの表面であるガイド部32側の面とは反対側の裏面30a、すなわち外かご枠ガイドレール10に対向する面に添え当てられる平面80aを表面として有する。この第1当接部材80は、平面80aを上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bの裏面30aに添え当てられた状態で、2個のレールクリップ100によってフランジ部31に固定される。
第1当接部材80には、ボルト101が挿通される2個の貫通孔(図示してない)が設けられている。2個のレールクリップ100はそれぞれ、第1当接部材80の貫通孔に挿通されるボルト101と、第1当接部材80の裏面80b側においてボルト101に螺合するナット102とによって、第1当接部材80に取り付けられている。これらの2個のレールクリップ100は上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bに対して、そのガイドレールの幅方向(前後方向)においてフランジ部31を挟んで配置されるものであり、第1当接部材80の平面80aとの間でフランジ部31を挟持する挟持片100aを有する。
第1当接部材80における平面80a(表面)側と反対側の裏面80bには、2個の取付部83が突出して設けられている。これらの取付部83は板状であり、第1当接部材80が上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bのフランジ部31に対し2個のレールクリップ100により取り付けられた状態において、そのガイドレールの幅方向に広がった姿勢を成すとともに、その幅方向に並んで位置する。
第2当接部材90は矩形の平板から成り、2個の取付部83間に架け渡された状態で、それらの取付部83に取り付けられる。第2当接部材90の一辺90aは、取付部83の突端83aよりも第1当接部材80から離れて配置される。上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bの芯出し作業の際、第2当接部材90の一辺90aは、外かご枠ガイドレール10のガイド部12の突端12aに当接して配置される。
第2当接部材90において、2個の取付部83のそれぞれに取り付けられる箇所には、ボルト84が挿通される丸孔(図示してない)が貫通して設けられている。
取付部83において、第2当接部材90が取り付けられる箇所には、第2当接部材90の丸孔に挿通されたボルト84が挿通される長孔83bが貫通して設けられている。長孔83bは、第1当接部材80の平面80a(表面)に直交する方向に長く形成されている。ボルト84は、第2当接部材90の丸孔と取付部83の長孔83bに挿通されて第2当接部材90と取付部83とを貫通して位置し、ナット(図示しない)に螺合している。つまり、長孔83bを含む2個の取付部83と、第2当接部材の2個の丸孔と、2個のボルト84と、2個のナットとは、上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bに対する第1当接部材80の当接箇所である平面80a(表面)から外かご枠ガイドレール10に対する第2当接部材90の当接箇所である一辺90aまでの間隔寸法を調節可能に、第1当接部材80に対して第2当接部材90を取り付ける取付構造を構成している。
本実施形態に係る芯出し方法を採用した上かごガイドレール30Aの芯出し作業について図6を用いて説明する。
工程S1において作業員は、上かごガイドレール30A(内かごガイドレール)に対する第1当接部材80の当接箇所(平面80a)から、外かご枠ガイドレール10に対する第2当接部材90の当接箇所(1辺90a)までの間隔寸法を、規定寸法に調整する。つまり、芯出し雇60における2個のボルト84を緩め、2個の取付部83に対する第2当接部材90の取付位置をずらすことによって、第1当接部材80の平面80a(表面)から第2当接部材90の一辺90aまでの間隔寸法を、外かご枠ガイドレール10のガイド部12から上かごガイドレール30Aの裏面30aまでの適切な間隔寸法として規定された規定寸法に調節した後、2個のボルト84を締めて第2当接部材90を2個の取付部83に固定する。
次に、工程S2において作業員は、縦枠上部41に仮固定された上かごガイドレール30Aに対して間隔保持体70をレールクリップ100により固定する。つまり、間隔保持体70を外かご枠ガイドレール10と上かごガイドレール30Aとの間に配置し、上かごガイドレール30Aの裏面30aに第1当接部材80の平面80a(表面)を添え当てた状態を保持しながら、2個のレールクリップ100により第1当接部材80をフランジ部31に固定する。作業員は、ステップS2の作業を、必要に応じて上かごガイドレール30Aの複数個所に対して行う。
次に、工程S3において作業員は、外かご枠ガイドレール10に対して間隔保持体70を当接させた状態を保持して、上かごガイドレール30Aを縦枠上部41に本固定する。つまり、間隔保持体70における第2当接部材90の一辺90aを外かご枠ガイドレール10のガイド部12の突端12aに当接させた状態を保持しながら、外かご枠4の縦枠上部41に上かごガイドレール30Aを本固定する。なお、縦枠上部41は、本発明における外かご枠の所定部位に相当する。
作業者は、下かごガイドレール30Bに対する芯出し作業も、前述した上かごガイドレール30Aに対する芯出し作業と同様にして行う。なお、作業の開始時において、下かごガイドレール30Bは縦枠下部51に仮固定されている。その縦枠下部51は、本発明における外かご枠の所定部位に相当する。
上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bからの芯出し雇60の取外し作業は、次のようにして行われる。
はじめに作業員は、2個のボルト101を緩めて、第2当接部材90を外かご枠ガイドレール10から離れる方向にずらす。次に、2個のレールクリップ100の一方を第1当接部材80に固定するボルト101およびナット102を、第1当接部材80から取り除き、その一方のレールクリップ100をフランジ部31から取り外す。次に、他方のレールクリップ100を緩めて芯出し雇60全体を、その他方のレールクリップ100からフランジ部31が抜ける方向にずらす。これにより、作業員は、上かごガイドレール30Aまたは下かごガイドレール30Bから芯出し雇60を取り外すことができる。
本実施形態に係るダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇60および芯出し方法によれば、次の効果を得られる。
本実施形態に係る芯出し雇60および芯出し方法を採用した上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bの芯出し作業において、作業員は、縦枠上部41に仮固定された上かごガイドレール30Aに間隔保持体70を2つのレールクリップ100により固定し、昇降路に設けられた外かご枠ガイドレール10に対して間隔保持体70を当接させた状態を保持して、上かごガイドレール30Aを縦枠上部41に本固定し、また、縦枠下部51に仮固定された下かごガイドレール30Bに間隔保持体70を2つのレールクリップ100により固定し、昇降路に設けられた外かご枠ガイドレール10に対して間隔保持体70を当接させた状態を保持して、下かごガイドレール30Bを縦枠下部51に本固定する。したがって、本実施形態に係る芯出し雇60および芯出し方法は、外かご枠ガイドレール10から上かごガイドレール30Aまでの間隔寸法を計測すること、および、外かご枠ガイドレール10から上かごガイドレール30Aまでの間隔寸法を計測することを作業員に省かせることができ、これによって、上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bの芯出し作業を容易化できる。
本実施形態に係る芯出し雇60および芯出し方法を採用した上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bの芯出し作業において、作業員は、上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bに対する第1当接部材80の当接箇所(平面80a)から、外かご枠ガイドレール10に対する第2当接部材90の当接箇所(一辺90a)までの間隔寸法を調節する。したがって、本実施形態に係る芯出し雇60および芯出し方法は、外かご枠ガイドレール10から上かごガイドレール30Aおよび下かごガイドレール30Bまでの間隔寸法の規定寸法が異なる複数種類のダブルデッキエレベータに適応することができる。
1 ダブルデッキエレベータ
2 上かご(内かご)
3 下かご(内かご)
4 外かご枠
5 縦枠
10 外かご枠ガイドレール
30A 上かごガイドレール(内かごガイドレール)
30B 下かごガイドレール(内かごガイドレール)
41 縦枠上部(外かご枠の所定部位)
51 縦枠下部(外かご枠の所定部位)
60 芯出し雇
70 間隔保持体
80 第1当接部材
80a 平面(内かごガイドレールに対する第1当接部材の当接箇所)
83 取付部(取付構造)
83b 長孔(取付構造)
84 ボルト(取付構造)
90 第2当接部材
90a 一辺(外かご枠ガイドレールに対する第2当接部材の当接箇所)
100 レールクリップ(固定具)

Claims (4)

  1. 昇降路内を昇降する外かご枠と、この外かご枠の昇降をガイドする外かご枠ガイドレールと、前記外かご枠内に位置し、その外かご枠に対して上下方向に移動可能に設けられた内かごと、前記外かご枠に設けられ、その外かご枠に対する前記内かごの移動をガイドする内かごガイドレールとを有するダブルデッキエレベータを建物に据え付ける作業において、前記外かご枠ガイドレールから前記内かごガイドレールまでの間隔寸法を規定寸法に調整する内かごガイドレールの芯出し作業を行う際に使用されるダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇であって、
    前記外かご枠ガイドレールと前記内かごガイドレールとの間に配置され、前記外かご枠ガイドレールから前記内かごガイドレールまでの間隔寸法が前記規定寸法よりも短くなることを規制する間隔保持体と、前記間隔保持体を前記内かごガイドレールに固定する固定具とを有する
    ことを特徴とするダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇。
  2. 請求項1に記載のダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇において、
    前記間隔保持体は、
    前記内かごガイドレールに当接して配置される第1当接部材と、
    前記外かご枠ガイドレールに当接して配置される第2当接部材と、
    前記内かごガイドレールに対する前記第1当接部材の当接箇所から、前記外かご枠ガイドレールに対する前記第2当接部材の当接箇所までの間隔寸法を調節可能に、前記第1当接部材に対して前記第2当接部材を取り付ける取付構造とを有する
    ことを特徴とするダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し雇。
  3. 請求項1または2に記載の芯出し雇を用いたダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し方法であって、
    前記外かご枠の所定部位に仮固定された前記内かごガイドレールに前記間隔保持体を前記固定具により固定する工程と、
    前記昇降路に設けられた前記外かご枠ガイドレールに対して前記間隔保持体を当接させた状態を保持して、前記内かごガイドレールを前記外かご枠の所定部位に本固定する工程とを含む
    ことを特徴とするダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し方法。
  4. 請求項2記載の芯出し雇を用いたダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し方法において、
    前記内かごガイドレールに対する前記第1当接部材の当接箇所から、前記外かご枠ガイドレールに対する前記第2当接部材の当接箇所までの間隔寸法を、前記規定寸法に調整する工程と、
    前記外かご枠の所定部位に仮固定された前記内かごガイドレールに前記間隔保持体を前記固定具により固定する工程と、
    前記昇降路に設けられた前記外かご枠ガイドレールに対して前記間隔保持体を当接させた状態を保持して、前記内かごガイドレールを前記外かご枠の所定部位に本固定する工程とを含む
    ことを特徴とするダブルデッキエレベータの内かごガイドレールの芯出し方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102001A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 株式会社日立ビルシステム ガイドレールの継ぎ目板脱着治具
JP2017043437A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 株式会社日立ビルシステム エレベーター用ガイドレールの吊り雇

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