JP2880324B2 - 間接式油圧エレベータ - Google Patents

間接式油圧エレベータ

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JP2880324B2
JP2880324B2 JP17358991A JP17358991A JP2880324B2 JP 2880324 B2 JP2880324 B2 JP 2880324B2 JP 17358991 A JP17358991 A JP 17358991A JP 17358991 A JP17358991 A JP 17358991A JP 2880324 B2 JP2880324 B2 JP 2880324B2
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実 小野寺
隆三 黒沢
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は間接式油圧エレベータに
係り、特に、乗かごの昇降を案内する2本の案内レール
間に配置した油圧プランジャによって前記乗かごを昇降
させる間接式油圧エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータの非常停止装置は、例
えば、実公昭54−8529号公報に記載のように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエレベータ
の非常停止装置は、調速機のロープのロープ取付けレバ
ーとの連結位置が案内レールの近傍に位置するために、
2本の案内レールが昇降路の壁と乗かご間に位置し2本
の案内レール間に油圧プランジャが位置する間接式油圧
エレベータには、調速機のロープの張架スペースが確保
できず、適用することはできなかった。
【0004】本発明の目的は、非常停止装置を備えた間
接式油圧エレベータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、昇降路の一
側に接近して配置された平行な2本の案内レールと、こ
の2本の案内レールに案内されて昇降する乗かごと、前
記2本の案内レール間に位置し前記乗かごを昇降させる
油圧プランジャと、前記乗かごに取付けられ前記案内レ
ールに対向して位置する二つの摺動子保持部分と、これ
ら二つの摺動子保持部分内に夫々装着され前記案内レー
ルに隙間をもって対向する摺動子と、調速機の作動によ
り前記各摺動子保持部分内の摺動子を引上げるための二
つの引上げレバーと、これら引上げレバーを夫々回転可
能に軸支する二つのレバー軸と、前記二つの引上げレバ
ーを上方へ同時に回転させるために前記二つのレバー軸
を結ぶ連結ロッドと、前記二つのレバー軸の一方に固定
され前記調速機のロープに連結されるロープ取付けレバ
ーとを備えた間接式油圧エレベータにおいて、前記ロー
プ取付けレバーを、前記レバー軸の一方に一端を固定し
他端を前記2本の案内レール間の油圧プランジャとは反
対側に延在する第一のレバーと、この第一のレバーと同
じ長さで一端を第一のレバーと異なる回転中心に軸支し
他端を前記第一のレバーと同方向に延在する第二のレバ
ーと、前記第一のレバーと第二のレバーとの他端に、前
記第一のレバーと第二のレバーとが平行となるように、
回転可能に連結し先端を前記第一と第二のレバーの延在
方向に延在させた第三のレバーとで構成し、この第三の
レバーの先端に前記調速機のロープを連結したことによ
り達成できる。
【0006】
【作用】上記構成によれば、第三のレバーの先端を2本
の案内レール間の油圧プランジャとは反対側に延在させ
たので、この第三のレバー先端に連結される調速機のロ
ープの張架位置を案内レールから離れた位置に確保する
ことができ、その結果、間接式油圧エレベータにおい
て、非常停止装置の設置を可能となった。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図5に沿
って説明する。図5に示すように、昇降路(図示せず)
の一側に接近して配置された平行な2本の案内レール1
A,1Bの間に油圧プランジャ2が配置されており、こ
れら案内レール1A,1Bと油圧プランジャ2に接近し
て乗かご3が位置する。
【0008】この乗かご3は、図4に示すように、下枠
4Aと、上枠4Bと、これら下枠4A,上枠4Bを連結
する縦枠4C,4Dから構成されるかご枠によって支持
されている。前記油圧プランジャ2側に位置する縦枠4
Cは、図3に示すように、前記案内レール1A,1Bと
平行な一対の縦部材5A,5Bからなり、これら縦部材
5A,5Bの上下部には、夫々前記案内レール1A,1
Bの反乗かご側に接触して転動する案内ローラ6A,6
Bと、案内レール1A,1Bの乗かご側に接触して転動
する案内ローラ7A,7Bを備えている。また、この縦
部材5A,5Bの下部で前記案内ローラ7A,7Bに接
近する位置に非常停止装置の摺動子保持部分8A,8B
を形成している。
【0009】さらに、乗かご3の底部からフォーク9が
案内レール1A,1B間に突出しており、図示しない
が、このフォーク9先端部に油圧プランジャ2の伸縮に
より駆動される主ロープを連結することにより前記乗か
ご3を吊下げている。
【0010】一方、前記下枠4Aの構成部材4a,4b
間に支持部材10を固定し、この支持部材10に、間隔
をおいて略対象位置に二つのレバー軸11A,11Bを
軸支している。このレバー軸11A,11Bは前記フォ
ーク9の突出方向に平行となるように軸支されている。
これらレバー軸11A,11Bの一方には、下方に延在
する小レバー12の一端が、他方には、上向きに延在す
る小レバー13の一端が固定されている。そして両小レ
バー12,13の他端部間を連結ロッド14で回動自在
に連結している。
【0011】さらに、前記レバー軸11A,11Bに
は、夫々引上げレバー15A,15Bの一端が固定さ
れ、縦部材5A,5B側に延在されている。この引上げ
レバー15A,15Bの他端には夫々下方に延在する引
上げロッド16A,16Bが回動自在に連結されてい
る。これら引上げロッド16A,16Bの下端は、前記
摺動子保持部分8A,8Bに内蔵された摺動子17,1
7を保持している。この摺動子17,17は各案内レー
ル1A,1Bを挟むように隙間をもって対向しており、
引上げロッド16A,16Bの上方移動により持上げら
れて案内レール1A,1Bを挟圧するように構成されて
いる。
【0012】前記レバー軸11Aには、また、第一のレ
バー18の一端が固定されており、他端は前記引上げレ
バー15Aと略同じ方向に延在している。この第一のレ
バー18と同じ長さの第二のレバー19の一端が縦部材
5Aに軸20によって回転自在に支持されている。そし
て、第一及び第二のレバー18,18の他端は、夫々第
三のレバー21に軸22,23で回転自在に連結され、
前記レバー軸11A,軸20,22,23を結ぶ線が平
行四辺形を形成するようにしている。
【0013】そして、第三のレバー21の延在端部に
は、図示しない昇降路の上部に設置された調速機のプー
リに巻掛けられ前記案内レール1A,1Bと平行に張架
された調速機ロープ25を連結する連結具24が設けら
れている。
【0014】次に上記構成の動作を説明する。仮に、乗
かご3が通常下降速度以上の速度で下降した場合、調速
機が動作して、乗かご3と共に移動する調速機ロープ2
5の移動を停止させる。調速機ロープ25の移動を停止
させても乗かご3は下降を続けるので、第三のレバー2
1は、図1の2点鎖線で示すように、上方に持ち上げら
れて変位する。この第三のレバー21の変位により、第
一のレバー18,第二のレバー19を介してレバー軸1
1Aは矢印a方向(図示時計回り方向)に回動する。こ
の第三のレバー21の回動により、小レバー12を介し
て連結ロッド14は矢印b方向に引っ張られ、小レバー
13を介してレバー軸11Bを矢印c方向(図示反時計
回り方向)に回動する。これら両レバー軸11A,11
Bの回動により、各引上げレバー15A,15Bを同方
向に回動させ、各引上げレバー15A,15Bに連結さ
れた引上げロッド16A,16Bを矢印d方向に引上げ
る。この引上げロッド16A,16Bの上方への変位に
より、下端に保持された摺動子17,17を摺動子保持
部分8A,8B内にて持上げ、摺動子17,17を摺動
子保持部分8A,8Bと案内レール1A,1B間に楔を
打ち込むように挿入する。この摺動子17,17の摺動
子保持部分8A,8Bと案内レール1A,1B間への挿
入により、乗かご3は制動力を得て下降を停止する。
【0015】本実施例によれば、第一,第二,第三のレ
バー18,19,21を、図に示すように、乗かご3の
端部側に延在させ、そこに調速機ロープ25を張架させ
ることができるので、調速機ロープ25が油圧ジャッキ
2や案内レール1A,1Bと緩衝することはなくなり、
60m/min 以上の間接式油圧エレベータに対して非常
停止装置を設けることができる。
【0016】尚、第一のレバー18を長く延在させて調
速機ロープ25の張架位置を乗かご3端部側にすること
もできるが、第一のレバー18を長くすると、長くした
分だけ動作ストロークが長くなるので、調速機ロープ2
5が調速機で拘束されてから乗かご3がある程度下降し
なければレバー軸11A,11Bを回動することはでき
ない。その結果、調速機が動作して調速機ロープ25を
拘束してから乗かご3が停止するまでの制動距離が長く
なり、乗かご3の下降速度が大きくなる危険がある。そ
のために、第一,第二,第三のレバー18,19,21
で平行リンク機構を構成して第一のレバー18と第三の
レバー21の動作回転角度を同じにし、調速機が動作し
て調速機ロープ25を拘束した場合、直ちに乗かご3を
非常停止させるようにしたのである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、非常停止装置を備えた
間接式油圧エレベータを提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による間接式油圧エレベータに適用する
非常停止装置を示す側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】非常停止装置を取付けた本発明による間接式油
圧エレベータの乗かごを示す側面図。
【図4】非常停止装置を取付けた本発明による間接式油
圧エレベータの乗かごを示す正面図。
【図5】図4の平面図。
【符号の説明】
1A,1B…案内レール、2…油圧プランジャ、3…乗
かご、8A,8B…摺動子保持部分、11A,11B…
レバー軸、14…連結ロッド、15A,15B…引上げ
レバー、17…摺動子、18…第一のレバー、19…第
二のレバー、21…第三のレバー、25…調速機ロー
プ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 隆三 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立エ レベータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 桜井 健二 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立シ ステムプラザ勝田 日立水戸エンジニア リング株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−100472(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 5/04 B66B 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路の一側に接近して配置された平行な
    2本の案内レールと、この2本の案内レールに案内され
    て昇降する乗かごと、前記2本の案内レール間に位置し
    前記乗かごを昇降させる油圧プランジャと、前記乗かご
    に取付けられ前記案内レールに対向して位置する二つの
    摺動子保持部分と、これら二つの摺動子保持部分内に夫
    々装着され前記案内レールに隙間をもって対向する摺動
    子と、調速機の作動により前記各摺動子保持部分内の摺
    動子を引上げるための二つの引上げレバーと、これら引
    上げレバーを夫々回転可能に軸支する二つのレバー軸
    と、前記二つの引上げレバーを上方へ同時に回転させる
    ために前記二つのレバー軸を結ぶ連結ロッドと、前記二
    つのレバー軸の一方に固定され前記調速機のロープに連
    結されるロープ取付けレバーとを備えた間接式油圧エレ
    ベータにおいて、前記ロープ取付けレバーを、前記レバ
    ー軸の一方に一端を固定し他端を前記2本の案内レール
    間の油圧プランジャとは反対側に延在する第一のレバー
    と、この第一のレバーと同じ長さで一端を第一のレバー
    と異なる回転中心に軸支し他端を前記第一のレバーと同
    方向に延在する第二のレバーと、前記第一のレバーと第
    二のレバーとの他端に、前記第一のレバーと第二のレバ
    ーとが平行となるように、回転可能に連結し先端を前記
    第一と第二のレバーの延在方向に延在させた第三のレバ
    ーとで構成し、この第三のレバーの先端に前記調速機の
    ロープを連結したことを特徴とする間接式油圧エレベー
    タ。
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