JP3061497B2 - エレベーター主索牽引装置 - Google Patents

エレベーター主索牽引装置

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JP3061497B2
JP3061497B2 JP5005034A JP503493A JP3061497B2 JP 3061497 B2 JP3061497 B2 JP 3061497B2 JP 5005034 A JP5005034 A JP 5005034A JP 503493 A JP503493 A JP 503493A JP 3061497 B2 JP3061497 B2 JP 3061497B2
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喜則 広田
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーター主索牽引
装置に係り、特に既設主索を新設主索に交換する際、ま
たは既設主索の切り詰めを行う際に用いられるエレベー
ター主索牽引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーターにおける主索の交換
および切り詰め方法は、例えば特開昭63−27718
7号公報に記載されるように、乗かごとつり合いおもり
とを同等の高さ位置に停止させると共に、この乗かごと
つり合いおもりのそれぞれをチエンブロツク等の吊り具
を介してガイドレールに固定し、その後、吊り具を操作
して乗かごおよびつり合いおもりを吊り上げて主索を弛
め、この状態で主索の両端部を乗かごおよびつり合いお
もりから取り外して新設の主索を取り付けたり、既設主
索の切り詰め作業を行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の主索の交換および切り詰め方法では、乗かごおよび
つり合いおもりの両方をチエンブロツク等の吊り具を介
して吊り上げると共に、吊り具を操作する必要があるた
め、作業が煩雑なものとなり、主索の交換あるいは切り
詰めに要する時間が長くなつてしまう。
【0004】本発明の目的は、吊り具を要することな
く、容易に主索の交換あるいは切り詰めを行うことので
きるエレベーター主索牽引装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するために、少なくともその一方の端部をシンブルロツ
ドを介して懸垂体に連結した主索を牽引するエレベータ
ー主索牽引装置において、上記シンブルロツドの自由端
に螺合連結される棒状連結部材と、固定側部材に対して
可動側部材を可摺動的に構成すると共に、上記棒状連結
部材に上記可動側部材を連結し上記主索の見かけ上の長
さが短くなる方向に上記可動側部材を移動する油圧移動
装置と、上記油圧移動装置の上記固定側部材と上記懸垂
体との間に配置した支持部材と、この支持部材と上記固
定側部材間に設けた座金とから構成したことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明によるエレベーター主索牽引装置は上記
のように構成したので、複数本の主索の交換あるいは切
り詰めを行う際、一本の主索の端部に設けられるシンブ
ルロツドの自由端に棒状連結部材を螺合連結させると共
に、この棒状連結部材を油圧移動装置により主索の見か
け上の長さが短くなる方向に移動させ、この短くなつた
一本の主索の牽引に伴つて懸垂体を仮懸垂して、他の主
索を弛んだ状態とし、他の主索の交換あるいは切り詰め
を行い、次いで、一本の主索の端部に設けられるシンブ
ルロツドから棒状連結部材を取り外し、他の主索の端部
に設けられるシンブルロツドの自由端に棒状連結部材を
螺合連結して同様に作業を行うことができる。油圧移動
装置によつてシンブルロツドに主索の見かけ上の長さが
短くなる方向に力を加えたとき、この力は油圧移動装置
の固定側部材と支持部材間にも作用するが、両者間には
座金が介在されているため、両者の連結状態を良好に保
持することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明によるエレベーター主索牽引装
置の実施例を図面によつて説明する。
【0008】図7は本発明のエレベーター主索牽引装置
を適用するエレベーターの側面図であり、昇降路1内を
昇降する懸垂体、例えば乗かご2およびつり合いおもり
3間は、両端に固設されたソケツト7および9を図示し
ないピンを介してシンブルロツド8および10に連結し
た複数本の主索4によつて連結され、この主索4の中間
は昇降路1の上部に設けられた機械室5の巻上機6に巻
き掛けられている。またシンブルロツド8および10
は、ばね8aおよび10aを介して乗かご2の枠体2a
やつり合いおもり3の枠体3a等の懸垂体に連結されて
いる。
【0009】図1は本発明の一実施例によるエレベータ
ー主索牽引装置を示す斜視図で、乗かご2の枠体2aや
つり合いおもり3の枠体3a等の懸垂体にその上端を当
接して配置する筒状の支持部材19の下端に、座金22
を介して油圧移動装置13を当接連結している。座金2
2の一端22aは支持部材19の内面側に嵌合し、また
他端22bは油圧移動装置13の一般的にはシリンダー
である固定部材14の外面側に嵌合している。他の実施
例では座金22の一端を支持部材19あるいは固定部材
14のいずれか一方に固定すると共に、その他端をいず
れか他方と嵌合するように構成しても良い。油圧移動装
置13は、固定部材14であるシリンダー内に可摺動的
に可動部材15であるピストンが配置されると共に、復
帰ばね23によつて位置保持されて構成され、油圧移動
装置13の中心部を貫通した棒状連結部材11は可動部
材15に連結されている。つまり、棒状連結部材11に
はねじ部が形成されており、このねじ部に螺合したナツ
ト18aを可動部材15の下部15a側に設けている。
従つて、可動部材15が下方向へ駆動されると、ナツト
18aを介して棒状連結部材11も同方向へ駆動される
が、可動部材15の上方向への移動は棒状連結部材11
と無関係に行うことができる。固定部材14と可動部材
15とで形成された油圧室16には、図示しない油圧発
生源に接続されたホース20が連結されている。また油
圧移動装置13の下端に位置する固定部材14には、有
底の張設雇17の上端が当接されており、この張設雇1
7は棒状連結部材11を貫通する底部と、ナツト18a
に対応して形成した窓部17aとを有し、底部の下方に
は棒状連結部材11と螺合したナツト18bが設けられ
ている。油圧移動装置13の中心部を貫通した棒状連結
部材11の上端部にはナツト12の下半分が螺合され、
このナツト12の上半分は、図7に示したシンブルロツ
ド8あるいは10の下端に螺合される。
【0010】このようなエレベーター主索牽引装置を用
いて主索4a,4b,4cの交換を行う場合は、図7に
示すように乗かご2とつり合いおもり3をほぼ同じ高さ
の位置に停止させ、非常止め装置によつてガイドレール
へ固定し、乗かご2上から作業者は手を伸ばして後述す
る作業を行う。すなわち、一本の主索4aの端部に設け
られたつり合いおもり3側のシンブルロツド10の自由
端に、図5に示すように棒状連結部材11の上端部を突
合せ、ナツト12をシンブルロツド10に螺合させて、
シンブルロツド10と棒状連結部材11間を連結する。
さらに、シンブルロツド10に支持部材19を挿通させ
て上端を枠体3aに当接させると共に、棒状連結部材1
1に油圧移動装置13の中心部の貫通孔を挿通させ、ナ
ツト18aを棒状連結部材11の下端から螺合して可動
部材15に棒状連結部材11を当接連結する。この状態
で、油圧発生源21によつて油圧移動装置13の油圧室
16に高圧油を作用させると、図1に示した可動部材1
5は下方に駆動され、ナツト18aを介して同方向に連
結された棒状連結部材11も下方に駆動され、図5およ
び図2の状態となり、つり合いおもり3の荷重を一本の
主索4aに加えていく。このとき、油圧移動装置13の
固定部材14と、支持部材19間には、座金22が設け
られていて、常に両者間を良好に接続するため、これら
両者間のずれによつて棒状連結部材11と可動部材15
間でかじりが発生することがなく、作業を容易に行うこ
とができる。
【0011】次に、ナツト18bを回しながら張設雇1
7を上方へ移動させて、図3の状態にする。その後、油
圧発生源21によつて油圧移動装置13の油圧室16へ
の高圧油を回収する。すると油圧移動装置13の保持力
はなくなるが、棒状連結部材11に螺合したナツト18
bは、支持部材19、油圧移動装置13の固定部材1
4、張設雇17を介して枠体3aに連結されているた
め、棒状連結部材11を同状態に保持する。その後、図
3に示す張設雇17の窓部17aから手を入れて、ナツ
ト18aを回して油圧移動装置13の可動部材15の下
部15aを上方へ押し上げ、油圧移動装置13のみを図
1の状態に復帰させて図4の状態となる。この図4の状
態で、再び油圧発生源21によつて油圧移動装置13の
油圧室16に高圧油を作用させると、図4に示した可動
部材15はさらに下方に駆動され、ナツト18aを介し
て同方向に連結された棒状連結部材11もさらに下方に
駆動され、図6のように他の主索4b,4cを弛めてつ
り合いおもり3の荷重を一本の主索4aで支持する。上
述した油圧移動装置13の繰り返し動作は、可動部材1
5の1回分のストロークで充分な棒状連結部材11の移
動距離が得られないために行つたが、可動部材15の1
回分のストロークで充分な棒状連結部材11の移動距離
が得られるなら繰り返す必要はない。
【0012】他の主索4b,4cが弛んだ状態となつた
ときに油圧発生源21の作動を停止させ、他の主索4
b,4cをシンブルロツド10から取外して機械室5に
引き上げる。このとき一本の主索4aで乗かご2および
つり合いおもり3がつり上げても良い。この状態で、機
械室5から新設主索を吊り下ろして、乗かご2の枠体2
aおよびつり合いおもり3の枠体3aに取り付けられる
それぞれのシンブルロツド8,10とこの新設主索のソ
ケツト7,9とをピンにより連結し、油圧移動装置13
内の圧油を油圧発生源21に戻して上述の操作と逆の操
作を行つて可動部材15を後退させ、新設主索に張力を
掛ける。次いで、一本の主索4aの端部に設けられるシ
ンブルロツド10に螺合するナツト18a,18bを取
り外し、油圧移動装置13を取り外すと共に、ナツト1
2を弛めてシンブルロツド10から棒状連結部材11を
取り外し、これによつて他の主索4b,4cの交換作業
を終了する。
【0013】一方、残りの一本の主索4aの交換は、前
述と同様の手順で、1本の新設主索の端部に設けられる
シンブルロツド10の自由端にナツト12を介して棒状
連結部材11を連結し、この棒状連結部材11に油圧移
動装置13を連結して行う。
【0014】尚、本実施例では棒状連結部材11および
油圧移動装置13をつり合いおもり3側に装着している
が、乗かご2側に装着して主索の交換あるいは切り詰め
を行うこともできる。また、つり合いおもりを具備しな
い油圧エレベーターでは、乗かごを吊り上げておくこと
なく、主索の交換あるいは切り詰めを行うことが可能で
ある。また可動部材15の1回分のストロークで充分な
棒状連結部材11の移動距離が得られるなら、棒状連結
部材11は上端だけにねじ部を有するものであつても良
いが、図3に示すようにして保持すれば、油圧移動装置
13の異常が生じても同状態を機械的に保持できるの
で、棒状連結部材11は下端にねじ部を有するものが望
ましい。また本実施例では支持部材19を筒状にした
が、他の形状であつても良い。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によるエレベーター
主索牽引装置は、シンブルロツドの自由端に螺合連結さ
れる棒状連結部材に連結されて主索の見かけ上の長さが
短くなる方向に移動する油圧移動装置を設けたため、従
来のようにチエンブロツク等の吊り具を用いることな
く、容易に主索の交換あるいは切り詰めを行うことがで
き、また油圧移動装置の固定側部材と上記懸垂体との間
に、支持部材と、この支持部材と固定側部材間に配置し
た座金とを設けたため、かじりを起こすことなく容易に
上述の作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエレベーター主索牽引
装置の斜視図である。
【図2】図1におけるエレベーター主索牽引装置の動作
途中状態を示す斜視図である。
【図3】図1におけるエレベーター主索牽引装置の他の
動作途中状態を示す斜視図である。
【図4】図1におけるエレベーター主索牽引装置の他の
動作途中状態を示す斜視図である。
【図5】図1におけるエレベーター主索牽引装置を取り
付けたエレベーターの要部を示す側面図である。
【図6】図1におけるエレベーター主索牽引装置を取り
付けたエレベーターの他の状態を示す側面図である。
【図7】一般的なエレベーターを示す側面図である。
【符号の説明】
2 乗かご 3 つり合いおもり 4 主索 8,10 シンブルロツド 11 棒状連結部材 13 油圧移動装置 14 固定部材 19 支持部材 22 座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/00 - 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともその一方の端部をシンブルロ
    ツドを介して懸垂体に連結した主索を牽引するエレベー
    ター主索牽引装置において、上記シンブルロツドの自由
    端に螺合連結される棒状連結部材と、固定側部材に対し
    て可動側部材を可摺動的に構成すると共に、上記棒状連
    結部材に上記可動側部材を連結し上記主索の見かけ上の
    長さが短くなる方向に上記可動側部材を移動する油圧移
    動装置と、上記油圧移動装置の上記固定側部材と上記懸
    垂体との間に配置した支持部材と、この支持部材と上記
    固定側部材間に設けた座金とから構成したことを特徴と
    するエレベーター主索牽引装置。
JP5005034A 1993-01-14 1993-01-14 エレベーター主索牽引装置 Expired - Lifetime JP3061497B2 (ja)

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