JP7155647B2 - 離型シートおよび樹脂製物品 - Google Patents

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Description

本開示は、離型シートおよびそれを用いて製造される樹脂製物品に関する。
合成皮革、人工皮革等の皮革様シートは、例えば、離型シートの離型性を有する面に、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂等の樹脂組成物を塗布して硬化させた後に、当該離型シートを剥離することで製造することができる。皮革様シートは、樹脂表皮層により、天然皮革に似た質感や色合い等を有する。
皮革様シートの製造に用いられる離型シートとしては、例えば、基材層の一方の面に離型性を有する樹脂層が配置された構成が知られている。
皮革様シートは、外観、触感、意匠性等の付加価値を高めるために、種々の凹凸模様等の型付加工が行われている。例えば、離型シートの樹脂層の表面に凹凸模様の型付加工を施し、その離型シートを用いて皮革様シートを製造することにより、皮革様シートの表面に目的とする凹凸模様を賦型する方法が知られている。
このような型付加工の一つとしてマット調やピーチスキン調の型付加工がある。
例えば、特許文献1には、合成皮革の表面に優れたマット調の表面を形成することができる離型紙として、基材紙と、基材紙の一方の面に設けられた離型層と、基材紙および離型層の間に設けられた離型性平滑化層とを有し、離型層が無機及び/又は有機の微粒子を含有する離型性樹脂の塗膜層で形成され、離型層表面の算術平均表面粗さ(Ra)が0.5~15μmとなるように形成されている離型紙が提案されている。
また、例えば、特許文献2には、合成皮革の表面にピーチスキン感に優れた外観と触感を付与できる離型紙として、基材紙と、基材紙の一方の面に設けられた離型性樹脂層とを有する離型紙であって、離型紙が、離型性樹脂層の表面に微細な凹凸を備えると共に、微細な凹凸面に合成樹脂が塗工され、かつ、塗工された合成樹脂層が剥離されることにより、離型性樹脂層の表面の微細な凹凸の凹部に、塗工された合成樹脂の一部が残存するように形成されており、離型性樹脂層表面の微細な凹凸の算術平均粗さ(Ra)が0.5~15μmであり、凹凸の平均間隔(Sm)が0.5~10μmであり、凹凸の平均傾斜(θa)が45°以上90°未満である離型紙が提案されている。
特開2002-361815号公報 特開2002-86633号公報
特許文献1によれば、高度のマット調が要望される場合、離型シートにおいて、微細かつ深い凹凸を広い面積に均一に形成する必要があるとされている。しかし、マット感を高めるために、凹凸の深さを大きくする、つまり表面粗さを大きくすると、皮革様シートに転写された凹凸構造が視認され得るようになり、あたかも表面が荒れているように見えてしまう。そのため、皮革様シートの質感が低下し、しっとりとして落ち着いたマット調の質感(艶消し感)を奏する皮革様シートを製造することが困難であるという問題がある。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、しっとりとして落ち着いたマット調の質感を奏することのできる樹脂製物品を製造可能な離型シート、およびしっとりとして落ち着いたマット調の質感を奏し得る樹脂製物品を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態は、樹脂製物品の製造に用いられる離型シートであって、基材層と、上記基材層の一方の面に配置された樹脂層と、を有し、上記樹脂層は、上記基材層とは反対側の面に、凹凸構造を有し、上記凹凸構造は不規則な構造であり、上記凹凸構造は、算術平均粗さ(Sa)が0.2μm以上0.6μm以下であり、最短の自己相関距離(Sal)が60μm以上200μm以下である、離型シートを提供する。
本開示の一実施形態は、支持層と、上記支持層の一方の面に配置された樹脂表皮層と、を有し、上記樹脂表皮層は、上記支持層とは反対側の面に、凹凸構造を有し、上記凹凸構造は不規則な構造であり、上記凹凸構造は、算術平均粗さ(Sa)が0.2μm以上0.6μm以下であり、最短の自己相関距離(Sal)が60μm以上200μm以下である、樹脂製物品を提供する。
本開示においては、しっとりとして落ち着いたマット調の質感を奏することのできる樹脂製物品を製造可能な離型シート、およびしっとりとして落ち着いたマット調の質感を奏し得る樹脂製物品を提供することができる。
本開示の離型シートを例示する概略断面図である。 凹凸構造を説明するための模式図である。 本開示の樹脂製物品を例示する概略断面図である。
下記に、図面等を参照しながら本開示の実施の形態を説明する。ただし、本開示は多くの異なる態様で実施することが可能であり、下記に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。また、図面は説明をより明確にするため、実際の形態に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表わされる場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
本明細書において、ある部材の上に他の部材を配置する態様を表現するにあたり、単に「上に」、あるいは「下に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある部材に接するように、直上、あるいは直下に他の部材を配置する場合と、ある部材の上方、あるいは下方に、さらに別の部材を介して他の部材を配置する場合との両方を含むものとする。また、本明細書において、ある部材の上に他の部材を配置する態様を表現するにあたり、単に「面に」と表記する場合、特に断りの無い限りは、ある部材に接するように、直上、あるいは直下に他の部材を配置する場合と、ある部材の上方、あるいは下方に、さらに別の部材を介して他の部材を配置する場合との両方を含むものとする。
また、本明細書において、「シート」には、「フィルム」等と呼ばれる部材も含まれる。また、「フィルム」には、「シート」等と呼ばれる部材も含まれる。
本開示は、離型シートおよび樹脂製物品に関する技術である。以下、詳細を説明する。
A.離型シート
本開示の離型シートは、樹脂製物品の製造に用いられる離型シートであって、基材層と、上記基材層の一方の面に配置された樹脂層と、を有し、上記樹脂層は、上記基材層とは反対側の面に、凹凸構造を有し、上記凹凸構造は不規則な構造であり、上記凹凸構造は、算術平均粗さ(Sa)が0.2μm以上0.6μm以下であり、最短の自己相関距離(Sal)が60μm以上200μm以下である。
本開示の離型シートについて、図面を参照して説明する。図1は本開示の離型シートの一例を示す概略断面図である。図1に示すように、本開示の離型シート1は、基材層2と、基材層2の一方の面に配置された樹脂層3と、を有する。樹脂層3は、基材層2とは反対側の面に、凹凸構造4を有する。凹凸構造4は、不規則な構造であり、また算術平均粗さ(Sa)および最短の自己相関距離(Sal)が所定の範囲内である。
ここで、算術平均粗さ(Sa)とは、ISO25178によって定義される三次元の表面性状を表すパラメータの一つであって、直線上で評価した算術平均粗さ(Ra)を面に拡張したパラメータである。表面の平均面に対して、各点の高さの差の絶対値の平均を表す。
また、最短の自己相関距離(Sal)とは、ISO25178によって定義される三次元の表面性状を表すパラメータの一つであって、表面の自己相関が相関値s(s=0.2)に減衰する最も近い横方向の距離を表す。
一般に、算術平均粗さ(Sa)が大きいほど、表面の凹凸構造の高さが大きくなるため、マット感が高くなることが知られている。一方で、算術平均粗さ(Sa)が大きくなると、凹凸構造が視認されやすくなり、あたかも表面が荒れているように見えやすくなる。そのため、本開示の離型シートを用いて得られる樹脂製物品の質感が低下するおそれがある。よって、マット感と、凹凸構造の視認し難さとは、相反する関係にあり、算術平均粗さ(Sa)を規定するだけでは、しっとりとして落ち着いたマット調の質感を有する樹脂製物品は得られないことがわかった。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、凹凸構造の算術平均粗さ(Ra)が、凹凸構造が視認され難い程度に小さい場合であっても、凹凸構造の最短の自己相関距離(Sal)を所定の範囲とすることにより、しっとりとして落ち着いたマット調の質感が得られることを見出した。
すなわち、最短の自己相関距離(Sal)とは、上述したように、表面の自己相関が相関値s(s=0.2)に減衰する最も近い横方向の距離を表す。自己相関とは、画像処理においては、画像がそれ自身の座標をずらした画像とどれだけ良く整合するかを測る尺度である。簡単に説明すると、自己相関関数は、画像がそれ自身の座標をずらした画像と重なる部分を求める。重なる部分が大きいと、自己相関が大きくなり、一方、重なる部分が小さいと、自己相関が小さくなる。最短の自己相関距離(Sal)は、最も速く自己相関が減衰するまでの距離を求めている。
具体的に、凹凸構造の断面形状が、図2(a)に示すような半円状である場合と、図2(b)に示すような台形状である場合とを考える。図2(a)に示すような半円状のように、なだらかな形状の場合、重なる部分の変化が緩やかであるため、自己相関関数は緩やかに減衰する。そのため、この場合は、最短の自己相関距離(Sal)は比較的大きくなる。一方、図2(b)に示すような台形状のように、急激な段差がある形状の場合、重なる部分の変化が急峻であるため、自己相関関数は急峻に減衰する。そのため、この場合は、最短の自己相関距離(Sal)は比較的小さくなる。
凹凸構造がなだらかな形状の場合には、凹凸構造の高さが緩やかに変化しているといえる。例えば、凹凸構造の断面形状において、樹脂層の基材層とは反対側の面の部分が、曲線を有する形状であり、角を有さないような形状であるといえる。この場合、例えば、凹凸構造の凹部または凸部は、曲面を有するような形状となる。
一方、凹凸構造が急激な段差がある形状の場合には、凹凸構造の高さが急激に変化している部分があるといえる。例えば、凹凸構造の断面形状において、樹脂層の基材層とは反対側の面の部分が、角を有する形状であり、直線を有する形状であるといえる。この場合、凹凸構造の凹部または凸部は、平面を有するような形状となる。
そのため、凹凸構造がなだらかな形状の場合には、凹凸構造が急激な段差がある形状の場合と比較して、反射光の広がりが大きくなり、光沢感が小さくなり、艶消しの効果が得られると考えられる。
本開示においては、凹凸構造の最短の自己相関距離(Sal)が所定の範囲内であり、比較的大きい。そのため、本開示においては、凹凸構造がなだらかな形状であるといえ、凹凸構造が急激な段差がある形状の場合と比較して、反射光の広がりが大きくなり、光沢感が小さくなり、艶消しの効果が得られると考えられる。したがって、本開示においては、凹凸構造の算術平均粗さ(Ra)が比較的小さくても、凹凸構造の最短の自己相関距離(Sal)を比較的大きくすることにより、十分にマット感を得ることが可能であり、しっとりとして落ち着いたマット調の質感を得ることができる。
以下、本開示の離型シートの各構成について説明する。
1.樹脂層
本開示における樹脂層は、基材層の一方の面に配置され、基材層とは反対側の面に、凹凸構造を有する部材である。
(1)凹凸構造
凹凸構造は、不規則な構造である。凹凸構造に規則性があると、回折光によって虹が生じてしまい、しっとりとして落ち着いたマット調の質感が得られないからである。
ここで、「凹凸構造が不規則な構造である」とは、凹凸構造が、樹脂層の面内方向(x方向およびy方向)ならびに樹脂層の厚み方向(z方向)に不規則であることをいい、例えば、凹凸構造の凹部の深さおよびピッチや凸部の高さおよびピッチ等が不規則であることをいう。具体的には、回折光による虹が生じない程度に凹凸構造が不規則であることをいう。
より具体的には、凹凸構造の最大山高さ(Sp)と算術平均粗さ(Sa)との差分が、1.0μm以上であることが好ましく、中でも1.5μm以上であることが好ましく、特に2.0μm以上であることが好ましい。なお、最大山高さ(Sp)と算術平均粗さ(Sa)との差分が大きいほど、凹凸構造の不規則性が大きい。最大山高さ(Sp)と算術平均粗さ(Sa)との差分が上記範囲であることにより、回折光による虹の発生を抑制することができる。
凹凸構造の算術平均粗さ(Sa)は、0.2μm以上0.6μm以下であり、中でも、0.25μm以上0.55μm以下であることが好ましい。Saが小さいと、光沢感が強くなり、マット感が得られにくくなるおそれがある。また、Saが大きいと、凹凸構造が視認されやすくなり、あたかも表面が荒れているかのように見えてしまい、本開示の離型シートを用いて得られる樹脂製物品の質感が低下してしまうおそれがある。
凹凸構造の最短の自己相関距離(Sal)は、60μm以上200μm以下であり、中でも、70μm以上180μm以下であることが好ましい。Salが小さいと、凹凸構造が視認されやすくなり、あたかも表面が荒れているかのように見えてしまい、本開示の離型シートを用いて得られる樹脂製物品の質感が低下してしまうおそれがある。また、Salが大きいと、光沢感が強くなり、マット感が得られにくくなるおそれがある。
ここで、最大山高さ(Sp)、算術平均粗さ(Sa)および最短の自己相関距離(Sal)は、ISO25178に準拠して測定した値である。例えば、最大山高さ(Sp)、算術平均粗さ(Sa)および最短の自己相関距離(Sal)は、レーザー顕微鏡(オリンパス(株)製、「OLS4000」)を用いて測定することができる。より具体的には、645μm角エリアを計測して算出することができる。
また、凹凸構造の密度は、20,000個/mm以上200,000個/mm以下であることが好ましく、中でも30,000個/mm以上150,000個/mm以下であることが好ましく、特に40,000個/mm以上100,000個/mm以下であることが好ましい。凹凸構造の密度が上記範囲であり、すなわち凹凸構造の密度を比較的高くすることにより、算術平均粗さ(Ra)が比較的小さくても、十分にマット感を得ることができると考えられるからである。
ここで、凹凸構造の密度の測定は、例えば、レーザー顕微鏡で観察した画像を粒子径解析し、粒子数をカウントする方法を用いることができる。
凹凸構造の形状としては、上記の算術平均粗さ(Sa)および最短の自己相関距離(Sal)を満たす形状であればよいが、中でも、凹凸構造の凹部または凸部が、曲面を有する形状であることが好ましい。曲面を有する形状としては、例えば、半球状等が挙げられる。具体的には、半球状の凹部または凸部が二次元的に連続した形状等を挙げることができる。
(2)樹脂層の特性
本開示によれば、マット感を得るために、樹脂層の拡散反射強度が比較的低いことが好ましい。具体的には、樹脂層のSCE方式で測定されるL表色系における明度L値は、16以上30以下であることが好ましい。なお、明度L値が小さいほど、拡散反射強度が小さい。明度L値が上記範囲内であれば、樹脂層の拡散反射強度が低くなるため、算術平均粗さ(Ra)が比較的小さくても、十分にマット感を得ることができる。
ここで、樹脂層のSCE方式で測定されるL表色系における明度L値は、JIS Z 8781-4:2013(測色-第4部:CIE 1976L色空間)に準拠し、正反射光を除去して色を測る方法(SCE方式)により測定することができる。L表色系における明度L値は、例えば、分光測色計(コニカミノルタ(株)製、「CM-2600d」)を用いて計測することができる。
(3)樹脂層の材料
樹脂層に用いられる樹脂としては、表面に所望の凹凸構造を有する樹脂層を得ることができ、また本開示の離型シートを用いた樹脂製物品の製造に際し、樹脂製物品を容易に剥離可能な樹脂であればよく、例えば、熱可塑性樹脂、硬化樹脂が挙げられる。硬化樹脂とは、熱硬化性樹脂を加熱して硬化した樹脂(熱硬化樹脂)、または電離放射線硬化性樹脂を電離放射線の照射により硬化した樹脂(電離放射線硬化樹脂)をいう。また、電離放射線硬化樹脂としては、紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂を挙げることができる。
ここで、「電離放射線」とは、電磁波または荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有する放射線をいい、例えば、紫外線や電子線の他、X線、γ線等の電磁波、α線、イオン線等の荷電粒子線が挙げられる。中でも紫外線、電子線が好ましい。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂;ポリスチレン等のスチレン系樹脂;ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;シリコーン樹脂;ポリビニルアルコール;特開2015-27811号公報等に開示される共重合体等の、従来公知の樹脂を用いることができる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、不飽和ポリエステル、メラミン、エポキシ、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン系アクリレート等が挙げられる。
電離放射線硬化性樹脂としては、例えば、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、エステル系樹脂、アクリル系樹脂、アクリル酸エステル共重合体等が挙げられる。
樹脂層は、透明であってもよく、半透明や不透明であってもよい。また、樹脂層は着色されていてもよい。
樹脂層の厚みとしては、所望の凹凸構造を表面に有することが可能な厚みであればよく、例えば、1μm以上200μm以下とすることができ、中でも20μm以上50μm以下であることが好ましい。樹脂層の厚みが上記範囲よりも大きいと、樹脂層の形成に用いられる材料量およびその費用、ならびに離型シート全体の製造コストが増大する場合がある。一方、樹脂層の厚みが上記範囲よりも小さいと、樹脂層が所望の凹凸構造を表面に有することができない場合がある。
2.基材層
本開示における基材層は、上記樹脂層を支持する部材である。
基材層としては、上記樹脂層を支持することが可能であれば特に限定されず、一般に皮革様シート製造用の離型シートや工程紙に用いられる従来公知の材質の基材が挙げられる。基材層としては、具体的には、クラフト紙、上質紙、キャストコート紙等の紙、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル、各種ナイロン等のポリアミド、ポリプロピレン等の樹脂フィルム、合成紙、金属箔、織布、不織布等を使用することができる。これらは単独、または適宜積層して使用することができる。
中でも、上記基材層は、樹脂フィルムであることが好ましい。樹脂フィルムは、紙のように紙目が無く、平坦性に優れていることから、樹脂層に基材層によるムラが生じるのを抑制することができる。
また、基材層が樹脂フィルムである場合、樹脂フィルムに用いられる樹脂は、上述した樹脂層に用いられる樹脂と同じであってもよい。この場合、基材層と樹脂層とが一体であってもよい。
基材層の厚みとしては、特に限定されず、基材層の材質等に応じて適宜設定することができる。基材層の厚みは、例えば、50μm以上200μm以下とすることができる。
基材層の樹脂層側の面は、樹脂層との密着性を向上させる目的で、コロナ放電処理、オゾン処理等の易接着性処理やプライマーコート等の表面処理が施されていてもよい。
3.任意の層
本開示の離型シートは、少なくとも基材層および樹脂層を有するが、必要に応じて任意の層を有していてもよい。
例えば、基材層表面が平滑でない場合は、均一な樹脂層を得るために、基材層と樹脂層との間に平滑化層を有していてもよい。平滑化層としては、例えば特開2002-86622号公報に開示される平滑性向上層、特開2002-361815号公報等に開示される離型性平滑化層等が挙げられる。
また、基材層と樹脂層との間に密着層を有していてもよい。基材層と樹脂層との密着性を向上させることができるからである。密着層の材料としては、例えば、フッ素系コーティング剤、シランカップリング剤等が挙げられる。
また、樹脂層の凹凸構造側の面に剥離層を有していてもよい。樹脂製物品の製造に際し、剥離性を高めることができるからである。剥離層の材料としては、例えば、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂が挙げられる。剥離層は、例えば、上記材料を樹脂層の凹凸構造側の面に塗布し乾燥させて形成することができる。
剥離層の厚みとしては、樹脂層の凹凸構造側の面の形状を損なわない厚みであればよく、例えば、0.1μm以上3μm以下とすることができる。剥離層の厚みが小さいと、剥離力が不十分になる可能性があり、一方、剥離層の厚みが大きいと、形状の乖離が大きくなるおそれがあるからである。
また、剥離層に代えて、樹脂層に離型剤を含有させてもよい。離型剤としては、従来公知の材料が挙げられ、例えば、特開2015-039847号公報に開示される離型剤を用いることができる。
4.離型シートの製造方法
本開示の離型シートの製造方法は、基材層の一方の面に配置された樹脂層の表面に、所望の凹凸構造の形状を付すことが可能な方法であれば特に限定されず、樹脂層に用いられる樹脂の種類等に応じて適宜選択することができる。
例えば、樹脂層用組成物に含まれる樹脂が電離放射線硬化性樹脂であれば、基材層の一方の面に樹脂層用組成物を塗布後、塗布膜に所望の凹凸構造の形状に相当する凹凸構造が形成された転写版を押し当てて電離放射線を照射して硬化することで、表面に凹凸構造を有する樹脂層を形成することができる。
一方、樹脂層用組成物に含まれる樹脂が熱可塑性樹脂であれば、基材層の表面に樹脂層用組成物である樹脂を押出ラミネートしながら、所望の凹凸構造の形状に相当する凹凸構造が形成された転写版を押し当てることで、表面に凹凸構造を有する樹脂層を形成する方法を用いることができる。また、基材層の一方の面に、樹脂層用組成物を塗布後、塗布膜に所望の凹凸構造の形状に相当する凹凸構造が形成された転写版で加熱押圧することで、表面に凹凸構造を有する樹脂層を形成する方法等を用いることができる。
転写版に、所望の凹凸構造の形状に相当する凹凸構造を形成する方法としては、特に限定されず、例えば、めっき加工、ブラスト加工等が挙げられる。めっき加工の場合、めっき条件を適宜選択することにより、凹凸構造の算術平均粗さ(Sa)および最短の自己相関距離(Sal)等を調整することができる。また、ブラスト加工の場合、研磨材の種類や大きさ、および圧力等を適宜調整することにより、凹凸構造の算術平均粗さ(Sa)および最短の自己相関距離(Sal)等を調整することができる。
5.用途
本開示の離型シートは、樹脂製物品の製造に用いられるものである。本開示の離型シートは、合成皮革や人工皮革等の皮革様シートの製造に用いられる離型シートとして好適であるが、これに限定されない。本開示の離型シートは、皮革様シート製造用の離型シートとしての用途以外に、例えば、ゴムシート、カーボンシート、その他樹脂シートやフィルムの製造型として用いることができる。
B.樹脂製物品
本開示の樹脂製物品は、支持層と、上記支持層の一方の面に配置された樹脂表皮層と、を有し、上記樹脂表皮層は、上記支持層とは反対側の面に、凹凸構造を有し、上記凹凸構造は不規則な構造であり、上記凹凸構造は、算術平均粗さ(Sa)が0.2μm以上0.6μm以下であり、最短の自己相関距離(Sal)が60μm以上200μm以下である。
図3は本開示の樹脂製物品の一例を示す概略断面図である。図3に示すように、本開示の樹脂製物品10は、支持層11と、支持層11の一方の面に配置された樹脂表皮層12と、を有する。樹脂表皮層12は、支持層11とは反対側の面に、凹凸構造13を有する。凹凸構造13は、不規則な構造であり、また算術平均粗さ(Sa)および最短の自己相関距離(Sal)が所定の範囲内である。
本開示によれば、上記「A.離型シート」の項に記載したのと同様に、凹凸構造の算術平均粗さ(Ra)が比較的小さくても、凹凸構造の最短の自己相関距離(Sal)を比較的大きくすることにより、十分にマット感を得ることが可能であり、しっとりとして落ち着いたマット調の質感を得ることができる。
以下、本開示の樹脂製物品の各構成について説明する。
1.樹脂表皮層
本開示における樹脂表皮層は、支持層の一方の面に配置され、支持層とは反対側の面に、凹凸構造を有する部材である。例えば、本開示の樹脂製物品が皮革様シートである場合、樹脂表皮層は、皮革様シートの表皮として天然皮革に似た質感や色合いを有する。
(1)凹凸構造
樹脂表皮層が有する凹凸構造については、上記「A.離型シート」の項で説明した樹脂層が有する凹凸構造と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
(2)樹脂表皮層の特性
樹脂表皮層の特性については、上記「A.離型シート」の項で説明した樹脂層の特性と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
(3)樹脂表皮層の材料
樹脂表皮層に用いられる樹脂としては、一般的な合成皮革や人工皮革の製造に用いられる合成樹脂を適用することができ、例えばナイロン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。樹脂は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、樹脂表皮層は、可塑剤、安定剤、着色剤等の添加剤を含んでいてもよい。
樹脂表皮層の厚みとしては、表面に所望の凹凸構造を有することが可能な厚みであれば特に限定されず、用途等に応じて適宜設計することができる。
2.支持層
本開示における支持層は、上記樹脂表皮層を支持する部材である。
支持層としては、例えば、木綿、麻、羊毛等の天然繊維、レーヨン、アセテート等の再生または半合成繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリオレフィンなどの合成繊維の繊維からなる織布、不織布、網布、紙、ポリエステルやポリオレフィンの樹脂フィルム、金属板、金属箔、ガラス板、ガラス織布等、一般に合成皮革や人工皮革に用いられる材料から、樹脂製物品の種類や用途に応じて適宜選択することができる。
支持層の厚みとしては、樹脂表皮層を支持可能な厚さであれば特に限定されない。
3.樹脂製物品の製造方法
本開示の樹脂製物品の製造方法としては、上記「A.離型シート」の項で説明した離型シートを用い、樹脂製物品の樹脂表皮層表面に所望の凹凸構造を賦型することが可能な方法であれば特に限定されず、例えば、離型シートを用いた従来公知の合成皮革または人工皮革の製造方法を用いることができる。樹脂製物品の製造方法は、乾式法であってもよく、湿式法であってもよい。
例えば、乾式法により樹脂製物品を製造する場合、「A.離型シート」の項で説明した離型シートの樹脂層表面に、樹脂表皮層用組成物を塗布し乾燥して樹脂表皮層を形成し、上記樹脂表皮層上に接着層を介して支持層を積層させて乾燥および熟成後、離型シートを剥離することで、樹脂製物品を製造することができる。接着層としては、合成皮革または人工皮革の製造に用いられる従来公知の組成を用いることができる。
樹脂表皮層用組成物としては、所望の樹脂表皮層を形成可能であればよく、樹脂製物品の種類に応じて適宜選択される。例えば、樹脂製物品がポリウレタンレザーの場合であれば、樹脂表皮層用組成物として、ポリウレタンおよび任意の添加剤を含み、固形分が20質量%以上50質量%以下程度のポリウレタンペースト等が用いられる。また、樹脂製物品がポリ塩化ビニルレザーの場合であれば、樹脂表皮層用組成物として、ポリ塩化ビニルおよび任意の添加剤を含むゾル等が用いられる。
樹脂表皮層用組成物の塗布方法としては、樹脂表皮層用組成物の組成に応じて既知の方法を用いることができる。
4.用途
本開示の樹脂製物品は、一般に合成皮革が用いられる用途に用いることができる。また、天然皮革の代替品として用いることも可能である。具体的な用途としては、衣料、鞄、靴、財布、スマートフォンカバー表皮材、インテリア資材、インスツルメントパネル材、カーシート表皮材、ステアリングホイール表皮材等の車両用内装材や自動二輪車のシート材等が挙げられる。
なお、本開示は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本開示の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本開示の技術的範囲に包含される。
以下に実施例および比較例を示し、本開示をさらに詳細に説明する。
[実施例1~4および比較例1~4]
1.転写版の準備
厚さ2.0mmの銅板の表面に、ホワイトアルミナ粒子を用いてブラスト加工を施し、転写版を得た。ブラスト加工では、ホワイトアルミナ粒子の粒子径および圧力を調整することで、銅板の表面に、下記表1に示す表面粗さとなるように凹凸構造を形成した。
2.離型シートの作製
厚さ75μmのPET基材の一方の面に、紫外線硬化性樹脂を厚みが10μmとなるように塗布して塗布膜を形成した。次に、上記転写版を塗布膜に押し当て、UVコンベアにて紫外線を照射し、紫外線硬化性樹脂を硬化させて、樹脂層を形成した。これにより、離型シートを得た。
3.合成皮革の作製
上記離型シートの樹脂層上に、下記組成の樹脂表皮層用組成物をバーコート法で塗布し、100℃以上120℃以下の範囲で2分間、加熱乾燥させた。その後、塗布膜上に接着剤を用いて基布(支持層)を貼り合せ、乾燥、熟成後、離型シートを剥離して、合成皮革を得た。
(樹脂表皮層用組成物)
・ポリウレタン(レザミンNE-8811 大日精化工業(株)製)…100質量部
・着色剤(セイカセブンNET-5794ブラック 大日精化工業(株)製)…15質量部
・トルエン…25質量部
・イソプロピルアルコール(IPA)…25質量部
[実施例5~6]
下記に示すように転写版を作製したこと以外は、実施例1と同様にして、離型シートを得た。
銅板の表面に、下記条件にてクロムめっき加工を施し、転写版を得た。クロムめっき加工では、めっき時間を調整することで、銅板の表面に、下記表1に示す表面粗さとなるように凹凸構造を形成した。
(めっき条件)
・電流密度:60A/dm
・めっき浴温度:30℃
[評価]
1.離型シートの表面性状
得られた離型シートの樹脂層の表面を、レーザー顕微鏡(OLS4000 オリンパス(株)製)で観察し、ISO25178に準拠して算術平均粗さ(Sa)、最短の自己相関距離(Sal)および最大山高さ(Sp)を算出した。計測エリアは645μm角とした。
2.マット感
得られた合成皮革について、目視でマット感の評価を行った。
・良好:○
・不十分:×
3.凹凸の視認性
得られた合成皮革について、目視で凹凸の視認性(凹凸の視認し難さ)の評価を行った。
・良好:○
・凹凸が見える:×
4.明度L
得られた合成皮革について、JIS Z 8781-4:2013(測色-第4部:CIE 1976L色空間)に準拠し、SCE方式により、L表色系における明度L値を測定した。測定には、分光測色計(CM-2600d、コニカミノルタ(株)製)を用いた。
5.凹凸構造の密度
得られた離型シートの樹脂層の表面を、レーザー顕微鏡(OLS4000 オリンパス(株)製)で観察し、その画像を粒子径解析し、粒子数をカウントした。
Figure 0007155647000001
1 … 離型シート
2 … 基材層
3 … 樹脂層
4 … 凹凸構造
10 … 樹脂製物品
11 … 支持層
12 … 樹脂表皮層
13 … 凹凸構造

Claims (5)

  1. 樹脂製物品の製造に用いられる離型シートであって、
    基材層と、前記基材層の一方の面に配置された樹脂層と、を有し、
    前記樹脂層は、前記基材層とは反対側の面に、凹凸構造を有し、
    前記凹凸構造は不規則な構造であり、
    前記凹凸構造は、算術平均粗さ(Sa)が0.2μm以上0.6μm以下であり、最短の自己相関距離(Sal)が60μm以上200μm以下である、離型シート。
  2. 前記樹脂層のSCE方式で測定されるL表色系における明度L値が16以上30以下である、請求項1に記載の離型シート。
  3. 前記凹凸構造の最大山高さ(Sp)と算術平均粗さ(Sa)との差分が1.0μm以上である、請求項1または請求項2に記載の離型シート。
  4. 前記凹凸構造の凹部または凸部が、曲面を有する形状である、請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の離型シート。
  5. 前記凹凸構造の密度が20,000個/mm以上200,000個/mm以下である、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の離型シート。
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