JP2018086823A - 積層フィルム - Google Patents

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秀夫 荘司
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功 真鍋
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【課題】
フィルムに離型層を積層し転写に用いた場合にも高度な低光沢調外観を転写可能であり、かつ離型層に積層する機能層として光硬化性樹脂を用いた場合にも低光沢外観の転写性に優れ、粒子脱落やけずれといった不具合の発生しにくい良好な加工工程適性を有する、積層フィルムを提供する。
【解決手段】
基材層の少なくとも片面に樹脂層を有する積層フィルムであって、該樹脂層が少なくとも一方の表層にあり、該樹脂層の表面が下記(1)および(2)を満足する、積層フィルム。
(1)下記測定方法で測定される、中心線を基準とした0.25μm以上の高さを有するピーク数(Pc1)が30以上、かつ、0.75μm以上の高さを有するピーク数(Pc2)が20以下であること。
(2)表面粗さSRaが100nm以上、1000nm以下であること。
【選択図】なし

Description

本発明は、積層フィルムに関するものである。
従来、スマートフォン、タブレットの拡大に伴う回路の集積化により、プリント配線基板の高精度、高密度化が進んでいる。プリント配線基板の製造工程において、絶縁基材(ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等)表面に回路を設けた上で、絶縁および回路保護を目的として、接着層を有する耐熱樹脂フィルムであるカバーレイを被覆し、離型フィルムを介して、プレスラミネートによる成形を行うが、この際、プリント配線板材料、プレス板との離型性、対形状追従性、均一な成形性、マット調外観の転写性等に優れた離型フィルムが求められている。また、回路基板表面に、加熱プレスにより、絶縁層やハードコート層、電磁波シールド層などの機能層を転写させる基材としても、マット調フィルムのニーズが高まっている。
従来、マット調のフィルムとしてはサンドマットフィルムやケミカルマット、コーティングマットなどの加工品が一般的であるが、工程増加によるコストアップや、品位の課題についての改善が望まれていた。これらの課題については、多量の粒子を樹脂とともに押し出す方法で製造される粒子練り込みフィルムに優位性が認められるが、近年求められる高い水準の低光沢外観を達成することが難しい。また、フィルムの光線透過率が低いために、積層する機能層として光硬化性の樹脂を適用する場合に硬化が不十分となり、適用範囲が限定される課題があった。
従来使用されるマット調の転写基材として、無機粒子または、有機粒子を高濃度に含有するポリエステルフィルムが提案されている(例えば特許文献1、2)。また、高度なマット調外観を有するフィルムとして、表面に樹脂層をコーティングにより設けたフィルムが提案されている(例えば特許文献3)。
特開2013−129076号公報 特開2014−24341号公報 特開2005−24942号公報
特許文献1、2に記載されたフィルムは、多量に添加された粒子、および粒子周縁に形成されるボイドでの反射により光線透過率が低下するため、機能層として光硬化性の樹脂を適用できない課題があった。また、多量に添加された粒子により、加熱工程においてフィルムを構成する樹脂の結晶化が進行した場合に、フィルムが脆化し取り扱い性が大幅に悪化する工程適合性の課題があった。
また、特許文献3に記載のフィルムは、光沢度が非常に低く外観に優れるが、転写用途に用いた場合には、粗大粒子の脱落により、転写表面の品位低下や粒子付着などの不具合が生じる場合があった。また、離型層をコーティングにより設けた場合に、積層した離型層がフィルム表面の凹部を埋め光沢度が増加するため、転写後の光沢度が低下せず目的のマット調外観が得られない課題があった。
本発明の課題は上記した従来技術の問題点を解消することにある。すなわち、フィルムに離型層を積層し転写に用いた場合にも高度な低光沢調外観を転写可能であり、かつ離型層に積層する機能層として光硬化性樹脂を用いた場合にも低光沢外観の転写性に優れ、粒子脱落やけずれといった不具合の発生しにくい良好な加工工程適性を有する、積層フィルムを提供することにある。
かかる課題を解決するために本発明は、以下の構成をとる。すなわち、基材層の少なくとも片面に樹脂層を有する積層フィルムであって、該樹脂層が少なくとも一方の表層にあり、該樹脂層の表面が下記(1)を満足する、積層フィルムである。
(1)下記測定方法で測定される、中心線を基準とした0.25μm以上の高さを有するピーク数(Pc1)が30以上、かつ、0.75μm以上の高さを有するピーク数(Pc2)が20以下であり、表面粗さSRaが100nm以上、1000nm以下であること。
[測定方法]
フィルムの任意の方向をX方向とし、該方向に直交する方向をY方向とする。X方向に40mm、Y方向に10mmの矩形にフィルムを切り出し、測定サンプルとして用い、X方向を中心に30度刻みで150度回転させ、それぞれの方向においてサンプルを切り出し測定を行う(6方向)。
触針法の高精細微細形状測定器(3次元表面粗さ計)を用いてJIS−B0601(1994年)に準拠して、下記条件にて樹脂層の表面形態を測定する。
・測定装置 :3次元微細形状測定器(型式ET−4000A)(株)小坂研究所製
・解析機器 :3次元表面粗さ解析システム(型式TDA−31)
・触針 :先端半径0.2μmR、径2μm、ダイヤモンド製
・針圧 :100μN
・X測定長さ:1.0mm
・X送り速さ:0.1mm/s(測定速度)
・Y送りピッチ:5μm(測定間隔)
・Yライン数:81本(測定本数)
・Z倍率 :20倍(縦倍率)
・低域カットオフ:0.20mm(うねりカットオフ値)
・高域カットオフ:R+Wmm(粗さカットオフ値)R+Wとはカットオフしないことを
意味する。
・フィルタ方式:ガウシアン空間型
・レベリング:あり(傾斜補正)
・基準面積 :1mm
(ピークカウントPc1解析条件)
・解析領域長さ1mm
・上下レベル間隔0.25μm
(ピークカウントPc2解析条件)
・解析領域長さ1mm
・上下レベル間隔0.75μm
上記条件にて測定を行い、その後解析システムを用いてサンプルの表面ピークカウントPc1、Pc2、SRaを算出する。方向を変え切り出したサンプルも同様に測定し、各方向のサンプルにて得られた全ての値の平均値をPc1、Pc2、SRaとして求める。
本発明の積層フィルムは、表面の凹凸を与える突起の数と表面粗さを特定範囲に制御することにより、離型層を積層し転写フィルムとして用いた場合にも、低光沢外観の転写性と工程適合性に優れる。そのため、回路形成工程においてマット調外観の転写性に優れた転写用離型フィルムとして好適に用いることができる。
本発明の積層フィルムは、基材層の少なくとも片面に樹脂層が積層されている必要がある。
基材層に用いられる樹脂は特に限定されないが、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー ト、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、フッ素樹脂、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリウレタンおよび環状オレフィン系樹脂等が使用できる。中でも、フィルムの取り扱い性や寸法安定性、製造時の経済性の観点から、ポリエステルが好ましく用いられる。
本発明においてポリエステルとは、主鎖中の主要な結合をエステル結合とする高分子の総称であって、通常、ジカルボン酸成分とグリコール成分を重縮合反応させることによって得ることができる。
ここで使用するジカルボン酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル酸などの脂肪族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸、パラオキシ安息香酸などのオキシカルボン酸などの各成分を挙げることができる。また、ジカルボン酸エステル誘導体成分として、上記ジカルボン酸化合物のエステル化物、たとえばテレフタル酸ジメチル、テレフタル酸ジエチル、テレフタル酸2−ヒドロキシエチルメチルエステル、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、ダイマー酸ジメチルなどの各成分を挙げることができる。本発明の樹脂フィルムを構成するポリエステル樹脂において、全ジカルボン酸成分中の、テレフタル酸および/またはナフタレンジカルボン酸の割合は、好ましくは95モル%以上、より好ましくは98モル%以上であることが耐熱性、生産性の点から好ましい。
また、グリコール成分としては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールなどの脂肪族ジヒドロキシ化合物、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどのポリオキシアルキレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、スピログリコールなどの脂環族ジヒドロキシ化合物、ビスフェノールA、ビスフェノールSなどの芳香族ジヒドロキシ化合物など各成分が挙げられる。中でも、成形性、取り扱い性の点で、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールの各成分が好ましく用いられる。本発明の樹脂フィルムを構成するポリエステル樹脂において、全ジオール成分中の、エチレングリコールの割合が、65モル%以上であると、耐熱性、生産性の点から好ましい。
これらのジカルボン酸成分、グリコール成分は2種以上を併用してもよい。
本発明の積層フィルムは、基材層の少なくとも片面に樹脂層を有しており、該樹脂層が少なくとも一方の表層にあり、該樹脂層側の表面が下記(1)を満足する必要がある。
(1)下記測定方法で測定される、中心線を基準とした0.25μm以上の高さを有するピーク数(Pc1)が30以上、かつ、0.75μm以上の高さを有するピーク数(Pc2)が20以下であり、表面粗さSRaが100nm以上、1000nm以下であること。
(サンプル)
フィルムの任意の方向をX方向とし、該方向に直交する方向をY方向とする。X方向に40mm、Y方向に10mmの矩形にフィルムを切り出し、測定サンプルとして用いた。また、X方向を中心に30度刻みで150度回転させ、それぞれの方向においてサンプルを切り出し測定を行う(6方向)。
(測定方法)
触針法の高精細微細形状測定器(3次元表面粗さ計)を用いてJIS−B0601(1994年)に準拠して、下記条件にて樹脂層の表面形態を測定する。
・測定装置 :3次元微細形状測定器(型式ET−4000A)(株)小坂研究所製
・解析機器 :3次元表面粗さ解析システム(型式TDA−31)
・触針 :先端半径0.2μmR、径2μm、ダイヤモンド製
・針圧 :100μN
・X測定長さ:1.0mm
・X送り速さ:0.1mm/s(測定速度)
・Y送りピッチ:5μm(測定間隔)
・Yライン数:81本(測定本数)
・Z倍率 :20倍(縦倍率)
・低域カットオフ:0.20mm(うねりカットオフ値)
・高域カットオフ:R+Wmm(粗さカットオフ値)R+Wとはカットオフしないことを
意味する。
・フィルタ方式:ガウシアン空間型
・レベリング:あり(傾斜補正)
・基準面積 :1mm
(ピークカウントPc1解析条件)
・解析領域長さ1mm
・上下レベル間隔0.25μm
(ピークカウントPc2解析条件)
・解析領域長さ1mm
・上下レベル間隔0.75μm
上記条件にて測定を行い、その後解析システムを用いてサンプルの表面ピークカウントPc1、Pc2、SRaを算出した。方向を変え切り出したサンプルも同様に測定し、各方向のサンプルにて得られた全ての値の平均値をPc1、Pc2、SRaとして求める。
積層フィルムの樹脂層側表面において、中心線を基準とした0.25μm以上の高さを有するピーク数(Pc1)が30以上であることにより、離型層を積層した場合にも表面の凹凸形状が平坦化されることなくマット調外観の転写性に優れたフィルムとすることができる。また、Pc1は光を拡散する表面突起の密度に相当するが、表面突起を高密度に配列することで、より均一な低光沢感を得ることができる。Pc1が30未満の場合、転写後の表面外観のマット調が十分でなく、かつ見る角度によってぎらつきが生じてしまう。Pc1は好ましくは50以上であり、より好ましくは70以上である。一方、Pc1の値が大きすぎる場合は、コーティングを実施する際にぬれ性が悪化する傾向があるため、上限としては100以下であることが好ましい。
積層フィルムの樹脂層側表面において、中心線を基準とした0.75μ以上の高さを有するピーク数(Pc2)が20以下であると、紫外光照射時の表面での反射、拡散を抑制し、積層する機能層として光硬化性樹脂を用いた場合にも良好な光沢度の転写性を得ることができる。Pc2が20より大きい場合には、製膜や加工工程中のロール搬送時に削れが生じてしまい好ましくない。Pc2は10以下であると好ましく、5以下であるとさらに好ましい。
積層フィルムの樹脂層側表面において、表面粗さSRaが100nm以上1000nm以下であることにより、離型層を積層し転写した後の低光沢感とフィルム製膜、加工における搬送および離型時の削れ抑制を両立することができる。SRaが100nm未満では離型層の積層時に表面が平坦化してしまい、SRaが1000nmより大きい場合には、離型層の積層時に削れが生じやすくなるため好ましくない。SRaは150nm以上800nm以下であると好ましく、200nm以上600nm以下であると最も好ましい。
上記の特性を満たす方法として、(イ)本発明の積層フィルムの樹脂層に無機粒子および/または有機粒子を含有する方法、(ロ)ナノインプリントのようにモールドを用いて表面に形状を転写させる方法、(ハ)UV照射やアーク放電によるコロナ処理、グロー放電によるプラズマ処理などの表面処理樹脂層表面を微細エンボス加工を行い制御する方法、(ニ)これらの方法を組み合わせることなどが挙げられる。樹脂層に粒子を含有せしめる方法としては、溶融押し出しにより得られるフィルムに粒子を含有する層を設ける方法や、粒子を含有した特定組成の塗液をコーティングする方法が挙げられる。
本発明の積層フィルムの樹脂層を溶融押し出しにより設ける方法について詳述する。樹脂層に使用する無機粒子および/または有機粒子としては特に限定されるものではないが、たとえば、無機粒子としては、湿式および乾式シリカ、コロイダルシリカ、ケイ酸アルミ、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、酸化アルミ、ベンガラ、モリブデンレッド、カドミウムレッド、赤口黄鉛、クロムパーミリオン、群青、紺青、コバルトブルー、セルリアンブルーなどの青色顔料、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、コバルトグリーン、黄鉛、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、チタンイエロー、マンガンバイオレット、ミネラルバイオレット、二酸化チタン、硫酸バリウム、亜鉛華、硫酸亜鉛、カーボンブラック、黒色酸化鉄など、有機粒子としては、スチレン、シリコーン、アクリル酸類、メタクリル酸類、ポリエステル類、ジビニル化合物、縮合アゾ、フタロシアニン、キナクリドン、ジオキサジン、イソインドリノン、キノフタロン、アンスラキノンなどを構成成分とする粒子を使用することができる。なかでも、耐熱性湿式および乾式シリカ、コロイダルシリカ、ケイ酸アルミなどの無機粒子およびスチレン、シリコーン、アクリル酸、メタクリル酸、ポリエステル、ジビニルベンゼンなどを構成成分とする粒子を使用することが好ましい。マット外観、経済性の観点からは、湿式および乾式シリカ、コロイダルシリカ、ケイ酸アルミが特に好ましく用いられる。なお、これらの外部添加粒子は二種以上を併用してもよい。また、本発明の樹脂フィルムの樹脂層に用いられる無機粒子および/または有機粒子の含有量は、Pc1、Pc2、SRaを上記の範囲とし、マット調外観を達成するために、樹脂層全体を100質量%として1質量%以上30質量%以下含有することが好ましいが、マット調外観、剥離時のフィルム破れを防止する観点から、樹脂層全体を100質量%として2質量%以上26質量%以下含有することが好ましく、3質量%以上22質量%以下含有するとより好ましい。また、本発明の積層フィルムの樹脂層に用いられる無機粒子および/または有機粒子は、平均粒径が2μm以上10μm以下であると、Pc1、Pc2、SRaを上記の範囲とすることが容易となるため好ましい。3μm以上9μ、以下であればさらに好ましく、4μm以上8μm以下であれば最も好ましい。なお、本発明における平均粒径とは、D=ΣDi/N(Di:粒子の円相当径、N:粒子の個数)で表される数平均径Dのことを指す。
上記の粒子を含有する樹脂層は、光線透過率を向上せしめる目的より、実質的に粒子を含有しない基材層に積層することが好ましい。
溶融押し出しにより樹脂層を設ける場合、樹脂層に粒子と疎水性のポリエステル樹脂を含有することが好ましい。ここでいう疎水性のポリエステル樹脂とは、適量添加することにより樹脂フィルムの樹脂層表面の表面エネルギーを38mN/mm以上44mN/mm以下とするポリエステル樹脂と定義される。ポリエステル樹脂に粒子を多量に含有し溶融押し出しを行う場合、口金に粒子が堆積し、スジが発生する課題がある。この口金スジにより、表面品位の悪化や、スジ部分とそれ以外の部分で生じる結晶化状態の斑に起因した加熱時のフィルムの脆化が課題となっていた。この課題に対して、疎水性の樹脂を粒子とともに同時に溶融押し出しすることにより、口金スジを低減可能であることを見出した。疎水性樹脂としては、ポリブチレンテレフタレートやポリオキシアルキレングリコール共重合ポリエステルなどが好ましく用いられる。疎水性樹脂の含有量としては、樹脂層の耐熱性を良好とする目的より、樹脂層全体に対して5重量%以上25重量%以下であると好ましく、10重量%以上20重量%以下であると最も好ましい。
次に本発明の積層フィルムの樹脂層をコーティングにより設ける方法について説明する。
樹脂層をコーティングにより設ける場合において、樹脂層に含有する無機粒子および/または有機粒子としては、特に限定されるものではないが、シリカ、アルミナ、カオリン、炭酸カルシウム、酸化チタン、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、タルク、クレー、マイカ、アジルコニア、アルミノケイ酸塩粒子などの無機粒子や、架橋ポリスチレン粒子、アクリル粒子、ポリエステル粒子などの有機粒子が挙げられる。回路製造工程における工程汚染、転写性と高度なマット調外観を両立する目的より、架橋ポリスチレン粒子を用いることが好ましい。
コーティングにより設けられる樹脂層は、上述の粒子を均一かつ強固に基材表面に担持する目的から、樹脂層を構成する成分として、バインダー樹脂、架橋剤を添加することが好ましい。
バインダー樹脂を含むと、粒子をフィルム表面に固定することで脱落を抑制するとともに、粒子の凝集状態を変化させることにより表面凹凸の大きさを制御することができる。バインダー樹脂の具体例としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリビニル、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンイミン、セルロース類、でんぷん類等が挙げられるが、粒子分散性の観点からアクリル樹脂が好ましく用いられる。なお、本発明におけるアクリル樹脂成分とは、アクリル樹脂だけでなく、アクリル樹脂同士、または、アクリル樹脂と他樹脂が反応して得られる成分を含む。
本発明において好適に用いることができるアクリル樹脂としては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリス酸イソブチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒドロキシブチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸−ヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、グリシジルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、マレイン酸、イタコン酸などをモノマーとし、複数種のモノマーを共重合した樹脂のことである。このアクリル樹脂には必要応じて親水性向上や反応基導入などの目的としてスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、アクリルニトリルなどが共重合されてもよい。これらのアクリル樹脂は、例えば、日本カーバイド工業株式会社製“ニカゾール”(登録商標)シリーズなど市販の樹脂を入手して用いることができる。
本発明の樹脂層において、上記アクリル樹脂はガラス転移温度(Tg)が5℃以上異なる2以上の成分を含有することが好ましい。Tgが異なる2成分のアクリル樹脂が分布することで、後述するインラインコート法を併用することで樹脂の延伸追従性の差を反映した粒子の粗密分布を表面に形成せしめることができ、所望の突起形状、分布を実現することができる。
アクリル樹脂のガラス転移温度(Tg)は、共重合させるモノマーの種類および配合率を変更することで容易に制御することができ、その関係は式(1)、(2)により表すことができる。
1/Tg=w/Tg+w/Tg+・・・・・+w/Tg ・・・式(1)
+w+・・・・・+w=1 ・・・式(2)
ここでTgは共重合体であるアクリル樹脂のガラス転移温度であり、Tg、Tg、・・・、Tgは各モノマーの単独重合体のガラス転移温度、w、w、・・・、wは各モノマーの質量%を表している。作成した共重合体のガラス転移温度は示差走査熱量測定(DSC)を行い求めることができる。
また、バインダー樹脂に加えて架橋剤を添加することで、分子鎖間に拘束構造を形成し、樹脂層の強度を高めることができる。架橋剤はオキサゾリン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、カルボジイミド樹脂、イソシアネート樹脂が好ましい。樹脂層の溶剤耐久性の観点からメラミン樹脂がさらに好ましく用いられる。架橋剤は任意の比率で混合して用いることができるが、架橋剤は、バインダー樹脂100重量部に対し5〜50重量部添加が耐久性向上の点で好ましく、より好ましくは10〜40重量部添加である。架橋剤の添加量が5重量部未満の場合、架橋剤の添加効果が不十分となり加工時に使用される溶剤への耐性が低下することや、ロール搬送時にキズが発生する場合がある。また、50重量部を越える場合、塗布時に斑が発生し品位が悪化する場合があるため好ましくない。
さらに本発明の主旨を損なわない範囲において、必要に応じて消泡剤、離型剤、塗布性改良剤、増粘剤、有機系潤滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、染料等が含有されてもよい。
最終的に樹脂層を形成する塗膜組成物を基材層上に設ける際に、溶媒を用いても良い。すなわち、塗膜組成物を溶媒に溶解または分散せしめて、塗液とし、これを基材層に塗布しても良い。塗布後に、溶媒を乾燥させ、且つ加熱を施すことで樹脂層が積層されたフィルムを得ることができる。本発明では、溶媒として水系溶媒を用いることが好ましい。水系溶媒を用いることで、加熱工程での溶媒の急激な蒸発を抑制でき、均一な樹脂層を形成できるだけでなく、環境負荷の点で優れている。
ここで、水系溶媒とは水、または水とメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類など水に可溶である有機溶媒が任意の比率で混合させているものを指す。
本発明の樹脂層は、基材層の片面、もしくは両面に積層することができる。片面に樹脂層を積層した場合には、反対側の面に帯電防止層を積層してもよい。帯電防止層には、例えば、カーボンブラック、酸化スズ、酸化スズアンチモンドープ、ポリチオフェンおよびポリアニリンなどの帯電防止剤を含有させることができる。透明性を考慮すると、酸化スズ系の帯電防止剤が好ましい。
塗膜組成物の基材層への塗布方法はインラインコート法、オフコート法のどちらでも用いることができるが、好ましくはインラインコート法である。インラインコート法とは、ポリエステルフィルムの製造の工程内で塗布を行う方法である。具体的には、基材層を構成する樹脂を溶融押し出ししてから二軸延伸後熱処理して巻き上げるまでの任意の段階で塗布を行う方法を指し、通常は、溶融押出し後・急冷して得られる実質的に非晶状態の未延伸(未配向)フィルム、その後に長手方向に延伸された一軸延伸(一軸配向)フィルム、またはさらに幅方向に延伸された熱処理前の二軸延伸(二軸配向)フィルムの何れかのフィルムに塗布する。
本発明の積層フィルムは、波長360nmの透過率が80%以上であることが好ましい。機能層を積層した本発明の積層フィルムをFPC基板などに熱プレスなどにより貼り付け、光照射により機能層樹脂を硬化させる工程では、積層フィルムの透過率が低いと光を遮蔽し、機能樹脂の硬化が十分に進行しない場合がある。結果、剥離時に硬化性樹脂層が凝集破壊し、樹脂フィルムのマット調外観、すなわち表面の凹凸形状を転写することができない場合がある。波長360nmの透過率は83%以上であると好ましく、85%以上であると最も好ましい。積層フィルムがマット調外観を具備し、かつ光線透過率を80%以上とする方法として、積層フィルムを実質的に粒子を含有しない透明層と薄膜の樹脂層の複合構成とする方法などが挙げられる。
本発明の積層フィルムは、前記樹脂層の表面が、中心線を基準とした0.25μm以上の高さのピーク数のフィルム面内における最大値Pc1maxと最小値Pc1minの比(Pc1min/Pc1max)が0.98未満であることが好ましい。
Pc1min/Pc1maxが0.98未満であることは面内で表面の突起数に異方性があることを意味する。本発明者らが鋭意検討した結果、フィルム表面の突起の粗密が方向ごとに異なることで、マット調外観を与える表面凹凸の形状転写性が良好となることを見出した。その原理は明らかでないが、高密度突起のアンカー効果が微小平坦部による剥離速度の増加により相殺され、過度な剥離負荷による突起の脱落、転写を抑制するためと推定している。Pc1min/Pc1maxは0.80以下であるとさらに好ましく、0.70以下であると最も好ましい。
本発明の積層フィルムは、前記樹脂層に粒子を含有し、樹脂層表面の十点平均粗さRzjisと樹脂層に含有する粒子の平均粒径Rの比(Rzjis/R)が3以上30以下であることが好ましい。
Rzjis/Rは粒子の大きさと表面に形成された突起の大きさの比を表す式である。粒子によって形成される突起の大きさは、通常粒子の大きさに比例して大きくなる。しかしながら、フィルムの透明性を維持し、かつ光沢度の転写性に寄与する大きな突起を形成する場合、大きな粒子の添加により透明性が損なわれ、また転写時の粒子脱落が顕著となる。他方小さな粒子の添加では、突起の大きさが不十分となる。本発明の発明者らが鋭意検討した結果、Rzjis/Rを上記の範囲とすることで、透明性、粒子脱落抑制と光沢度の転写性が両立可能であることを見出した。Rzjis/Rを上記の範囲とする方法として、インラインコーティングにより樹脂層を形成し、平均粒子径が100nm以上800nm以下の大きさの粒子とガラス転移温度が45℃以下、および50℃以上の樹脂をバインダーとして用いる方法があげられる。ガラス転移温度の高い樹脂はインラインコーティングにおける延伸追従性が低く、該樹脂の近傍では粒子が疑似的な凝集状態を形成し、大きな突起を形成することができる。同時にガラス転移温度の低い樹脂により疑似凝集突起間に延伸追従性が良好な領域が得られることにより、表面のレベリング性を良好とすることができる。小径粒子が凝集して形成される大突起により、離型層を積層した場合にも凹凸形状を維持することができ、かつ小粒径であることにより透明性を両立することができる。Rzjis/Rは5以上30以下であるとより好ましく、7以上30以下であると最も好ましい。
本発明の積層フィルムの製造方法の具体的な例について記載するが、本発明はかかる例に限定して解釈されるものではない。
樹脂層と基材層とを溶融押し出しにて形成する積層フィルムとする場合、まず、樹脂層に使用するポリエステルAとして、ポリエチレンテレフタレート樹脂(a)とポリエチレンテレフタレート樹脂(a)に平均粒径5μmのシリカ粒子を含有させた粒子含有ポリエチレンテレフタレート樹脂(a’)を所定の割合で計量する。また、ポリエステルB層に使用するポリエステルBとして、ポリエチレンテレフタレート樹脂(a)を使用する。これらの原料樹脂を真空乾燥し、混合したのち単軸押出機に供給し溶融押出する。この際、樹脂温度は265℃〜295℃に制御することが好ましい。その後、冷却固化せしめて未延伸(未配向)PETフィルムを作製する。このフィルムを80〜120℃に加熱したロールで長手方向に3〜4.2倍延伸して一軸配向PETフィルムを得る。その後、PETフィルムの端部をクリップで把持して80〜130℃の予熱ゾーンへ導き、90℃〜160℃の温度にて、幅方向に3〜4.2倍延伸する。引き続き、150〜240℃の熱処理ゾーンへ導き1〜60秒間の熱処理を行う。この際、加熱工程(熱処理工程)で、幅方向、あるいは長手方向に3〜15%の弛緩処理を行うとフィルム使用時の加熱工程における寸法変化を抑制することができ好ましい。
また、樹脂層をコーティングにより設ける場合について説明する。まずポリエチレンテレフタレート樹脂(a)を真空乾燥し、単軸押出機に供給し溶融押出する。この際、樹脂温度は265℃〜295℃に制御することが好ましい。その後、冷却固化せしめて未延伸(未配向)PETフィルムを作製する。このフィルムを80〜120℃に加熱したロールで長手方向に3〜4.2倍延伸して一軸配向PETフィルムを得る。このフィルムの片面に所定の濃度に調製した、樹脂組成物を有する塗液を塗布する。この時、塗布前にPETフィルムの塗布面にコロナ放電処理等の表面処理を行ってもよい。コロナ放電処理等の表面処理を行うことで、PETフィルム上への樹脂組成物の塗布性が向上するため、濡れ性を向上させ、樹脂組成物のはじきを防止し、均一な塗布厚みを達成することができる。塗布後、PETフィルムの端部をクリップで把持して80〜130℃の予熱ゾーンへ導き、塗液の溶媒を乾燥させる。乾燥後の延伸、熱処理は前記溶融押し出しによる製膜と同様に実施することができる。
本発明の積層フィルムは、表面の凹凸を与える突起の数と表面粗さを特定範囲に制御することにより、離型層を積層し転写フィルムとして用いた場合にも、低光沢外観の転写性と工程適合性に優れ、回路形成工程においてマット調外観の転写性に優れた転写用離型フィルムとして好適に用いることができる。
(1)粒子含有層の特定
ポリマー1gを1N−KOHメタノール溶液200mlに投入して加熱還流し、ポリマーを溶解した。溶解が終了した該溶液に200mlの水を加え、ついで該液体を遠心分離器にかけて粒子を沈降させ上澄み液を取り除くことで、層中の粒子の有無を確認した。粒子にはさらに水を加えて洗浄、遠心分離を2回繰り返した。このようにして得られた粒子を乾燥させ、その質量を量ることで粒子の含有量を算出した。積層フィルムの場合は、積層厚みに応じて、フィルムの各層を削り取ることで、各層単体を構成する成分を採取し、評価することができる。
(2)平均粒子径R
フィルムから樹脂をプラズマ低温灰化処理法で除去し、粒子を露出させる。処理条件は樹脂が灰化するが、粒子がダメージを受けない条件を選択する。これを走査型顕微鏡で粒子数5,000〜10,000個を観察し、粒子画像を画像処理装置により円相当径から数平均粒子径を求めた。
(3)360nmの光線透過率
分光光度計U−3410((株)日立製作所製)を用い、波長360nmの範囲において光線透過率を測定した。
(4)表面粗さSRa,十点平均粗さRzjis、中心線を基準とした0.25μm以上の高さを有するピーク数(Pc1)、中心線を基準とした0.75μm以上の高さを有するピーク数Pc2
(サンプル)
フィルムの任意の方向をX方向とし、該方向に直交する方向をY方向とする。X方向に40mm、Y方向に10mmの矩形にフィルムを切り出し、測定サンプルとして用い、X方向を中心に30度刻みで150度回転させ、それぞれの方向においてサンプルを切り出し測定を行う(6方向)。
(測定方法)
触針法の高精細微細形状測定器(3次元表面粗さ計)を用いてJIS−B0601(1994年)に準拠して、下記条件にて樹脂層の表面形態を測定する。
・測定装置 :3次元微細形状測定器(型式ET−4000A)(株)小坂研究所製
・解析機器 :3次元表面粗さ解析システム(型式TDA−31)
・触針 :先端半径0.2μmR、径2μm、ダイヤモンド製
・針圧 :100μN
・X測定長さ:1.0mm
・X送り速さ:0.1mm/s(測定速度)
・Y送りピッチ:5μm(測定間隔)
・Yライン数:81本(測定本数)
・Z倍率 :20倍(縦倍率)
・低域カットオフ:0.20mm(うねりカットオフ値)
・高域カットオフ:R+Wmm(粗さカットオフ値)R+Wとはカットオフしないことを
意味する。
・フィルタ方式:ガウシアン空間型
・レベリング:あり(傾斜補正)
・基準面積 :1mm
(ピークカウントPc1解析条件)
・解析領域長さ1mm
・上下レベル間隔0.25μm
(ピークカウントPc2解析条件)
・解析領域長さ1mm
・上下レベル間隔0.75μm
上記条件にて測定を行い、その後解析システムを用いてサンプルの表面ピークカウントPc1、Pc2、SRa、Rzjisを算出した。方向を変え切り出したサンプルも同様に測定し、各方向のサンプルにて得られた全ての値の平均値をPc1、Pc2、SRa、Rzjisとして求める。また、各方向のサンプルの測定にて得られたPc1の最小値と最大値をそれぞれPc1min、Pc1maxとする。
(5)削れ性
積層フィルムにメチルエチルケトンを2ml滴下し、30秒放置する。その後ハイゼガーゼでメチルエチルケトンをふき取り、その拭き跡を以下の基準で評価し、B以上を合格とした。
S:拭き跡が全く見られない。
A:わずかに拭き跡がみられる。
B:はっきりと拭き跡がみられる。
(6)マット調外観の転写性
積層フィルムを250mm角に切り出し用いた。下記の離型層形成溶液をグラビアコート法にて塗布し、オーブンにて180℃で20秒間乾燥した。さらに、ハードコート層形成用塗料組成物を、乾燥後の厚みが5μmになるように流量を制御してスロットダイコーターを用いて塗布し、100℃で1分間乾燥して溶剤を除去した。次いで、ハードコート層を塗布したフィルムに、高圧水銀灯を用いて300mJ/cmの紫外線を照射し、ハードコート層が積層された積層体を得た。
得られた積層フィルム/離型層/ハードコート層積層体を上金型温度、下金型温度ともに温度160℃に加熱したプレス機を使用し、厚さ0.2mmのアルミニウム板/厚さ0.125mmのポリイミドフィルム(東レデュポン製カプトン500H/V)/積層体/厚さ0.125mmのポリイミドフィルム(東レデュポン製カプトン500H/V)/厚さ0.2mmのアルミニウム板の構成体を1.5MPaの条件下で1時間加熱プレスを行った。加熱プレス後に、積層体/ポリイミドフィルムを取り出し、高圧水銀灯を用いて300mJ/cmの紫外線を積層体側から照射し、硬化性樹脂を硬化させサンプルを得る。このサンプルを樹脂フィルム、硬化性樹脂界面にて剥離し、得られた硬化性樹脂層の剥離面側の光沢度を以下に記載の方法で測定する。得られた数値を以下の基準にて評価した。
(離型層形成用溶液) メチル化メラミン:パラトルエンスルホン酸アミン:アクリルモノマー共重合体=20 :0.4:1の質量比で調製し、トルエンで希釈した。
(ハードコート層形成用塗料組成物)
下記材料を混合し、メチルエチルケトンを用いて希釈し固形分濃度40質量%のハードコート層形成用塗料組成物を得た。
トルエン 30質量部
多官能ウレタンアクリレート 25質量部
(ダイセルオルネクス株式会社製 KRM8655)
ペンタエリスリトールトリアクリレート混合物 25質量部
(日本化薬株式会社製 PET30)
多官能シリコーンアクリレート 1質量部
(ダイセルオルネクス株式会社製 EBECRYL1360)
光重合開始剤 3質量部
(チバスペシャリティーケミカルズ社製 イルガキュア184)
(光沢度測定方法)
スガ試験機(株)製、デジタル変角光沢計UGV−5Bを用い、入射角60度、受光角60度(60度光沢度)で、JIS Z8741に準じて光沢度を測定した。測定は、まず任意の測定位置において行い、該測定位置を中心に10度刻みでシートを350度回転させ、それぞれの方向において測定し、得られた全ての方向の測定値の平均を光沢度とした。
(評価基準)
SS:光沢度が5以下
S:光沢度が5を超えて10以下
A:光沢度が10を超えて15以下
B:光沢度が15より大きい、もしくは機能層へ粒子の移行やスジなどの外観不良がある
(ポリエステルの製造)
製膜に供したポリエステル樹脂は以下のように準備した。
(ポリエステルA)
テレフタル酸およびエチレングリコールから、三酸化アンチモンを触媒として、常法により重合を行い、固有粘度0.65のポリエステルAを得た。
(ポリエステルB)
ポリエステルA中に数平均粒子径4.5μmの凝集シリカ粒子を粒子濃度10質量%で含有した固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート粒子マスター。
(ポリエステルC)
ポリエステルA中に数平均粒子径3.0μmの凝集シリカ粒子を粒子濃度25質量%で含有した固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート粒子マスター。
(ポリエステルD)
ポリエステルA中に数平均粒子径7.0μmの凝集シリカ粒子を粒子濃度50質量%で含有した固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート粒子マスター。
(ポリエステルE)
東レ−デュポン社製ハイトレル7247を使用した。
(コーティング層形成用溶液)
以下に示す、バインダー樹脂:架橋剤:添加剤:粒子:界面活性剤をそれぞれ表に記載の質量比、固形分濃度となるように純水で希釈して調整した。
・バインダー樹脂1:アクリル樹脂A
ステンレス容器にメタクリル酸メチル(単独重量体のTg:105℃)130質量部およびアクリル酸エチル(単独重量体のTg:−22℃)110重量部、メタクリル酸(単独重量体のTg:130℃)60重量部、連鎖移動剤としてn−ドデシルメルカプタン3重量部を仕込み、攪拌混合した。
撹拌機、環流冷却管、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器に、上記混合液の内60重量部及びイソプロピルアルコール200重量部、重合開始剤として2-2’-アゾビス-2,4-ジメチルバレロニトリル0.6重量部を仕込みリフラックスするまで昇温した。
リフラックス状態にて、20分間保持した後、混合液の残りとイソプロピルアルコール
50重量部、2-2’-アゾビス-2,4-ジメチルバレロニトリル1.7重量部の混合液を120分間にて滴下した。滴下終了20分後、イソプロピルアルコール40重量部と2-2’-アゾビス-2,4-ジメチルバレロニトリル1.7重量部の混合液を120分間で滴下し、滴下終了後、120分間リフラックスを保持した。
反応液を50℃以下に冷却した後、攪拌機、減圧設備を備えた容器に移し、25%アン
モニア水60重量部及び脱イオン水900重量部を仕込み、60℃減圧下にてイソプロピ
ルアルコール及び未反応モノマーを回収し、アクリル系水分散液を得た。
撹拌機、環流冷却管、温度計及び滴下ロートを備えた反応容器に、脱イオン水326重量部、アクリル系水分散液313重量部、N−メチロールアクリルアミド3重量部を仕込み、窒素フローしながら80℃に昇温した。
次に、別の容器にアクリル酸エチル75重量部及びメタクリル酸メチル219重量部、アクリル酸(単独重合体のTg:106℃)3重量部を計量し攪拌混合した。
重合開始剤として2重量%過硫酸カリウム水溶液10重量部および、2重量%炭酸水素アンモニウム水溶液10重量部を添加して、直ちに単量体混合液の滴下及び2重量%過硫酸カリウム水溶液40重量部及び2重量%炭酸水素アンモニウム水溶液40重量部を2時間で滴下し、同温度にて4時間保持した。
続けて、40℃以下に冷却しアンモニア水適量にてpHを約8〜9に調整し、固形分濃度が25重量%になるように水適量を加えて、アクリル系共重合体水性分散液(アクリル樹脂1)を得た。アクリル樹脂1を乾燥し、THFに溶解後GPC測定を行った結果、重量平均分子量は15,000(ポリスチレン換算)であり、またDSC測定を行った結果アクリル樹脂1のガラス転移温度は58℃であった。
・バインダー樹脂2:アクリル樹脂B
アクリル系水分散液に添加するモノマー配合比をアクリル酸エチル115重量部及びメタクリル酸メチル179重量部に変更した以外はアクリル樹脂1と同様にしてアクリル樹脂2を得た。重量平均分子量は16,000であり、ガラス転移温度は42℃であった。
・架橋剤1:メチル化メラミン/尿素共重合の架橋製樹脂((株)三和ケミカル製“ニカラック” (登録商標)「MW12LF」)
・架橋剤2:オキサゾリン系化合物((株)日本触媒製“エポクロス(登録商標)”WS500)
・粒子1:数平均粒子径500nmの架橋ポリスチレン粒子を固形分濃度が15重量%となるように純水で希釈して得られた水分散体。
・粒子2:数平均粒子径300nmのシリカ粒子を固形分濃度が40重量%となるように純水で希釈して得られた水分散体。
・粒子3:数平均粒子径1000nmの架橋ポリスチレン粒子を固形分濃度25%となるように純粋で希釈して得られた水分散体。
・粒子4:数平均粒子径6000nmの架橋アクリル粒子。
・界面活性剤:フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製 プラスコート(登録商標)「RY−2」)
(実施例1)
表に記載の質量比、固形分濃度にて樹脂組成物を含む溶液を調整した。
ポリエステルAを真空乾燥機にて180℃4時間乾燥し、水分を十分に除去した。この原料を単軸押出機に供給し、275℃で溶融し、フィルター、ギヤポンプを通し、異物の除去、押出量の均整化を行った後、Tダイより25℃に温度制御した冷却ドラム上にシート状に吐出した。その際、直径0.1mmのワイヤー状電極を使用して静電印加し、冷却ドラムに密着させ未延伸フィルムを得た。次いで、長手方向への延伸前に加熱ロールにてフィルム温度を上昇させ、予熱温度を90℃、延伸温度を95℃で長手方向に3.3倍延伸し、すぐに40℃に温度制御した金属ロールで冷却した。その後、コロナ放電処理を施し、表に示した組成のコーティング層形成用溶液(水分散体)をメタリングバーを用いて塗布した。次いでテンター式横延伸機にて予熱温度100℃、延伸温度120℃で幅方向に3.5倍延伸し、そのままテンター内にて定長にて温度240℃で熱処理を行い、その後同温度にて3%の弛緩処理を行い、さらに温度200℃にて2%の弛緩処理を行い、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例2)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例3)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例4)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例5)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例6)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例7)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例8)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例9)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例10)
A層/B層/A層の3層構成の積層フィルムとした。組成を表の通りとして、原料をそれぞれ酸素濃度0.2体積%とした別々の単軸押出機に供給し、A層押出機シリンダー温度を270℃、B層押出機シリンダー温度を270℃で溶融し、A層とB層合流後の短管温度を275℃、口金温度を280℃に設定しで、樹脂温度280℃で、Tダイより25℃に温度制御した冷却ドラム上にシート状に吐出した。その際、直径0.1mmのワイヤー状電極を使用して静電印加し、冷却ドラムに密着させ未延伸シートを得た。次いで、長手方向への延伸前に加熱ロールにてフィルム温度を上昇させ、延伸温度85℃で長手方向に3.1倍延伸し、すぐに40℃に温度制御した金属ロールで冷却化した。その後、テンター式横延伸機にて延伸前半温度110℃、延伸中盤温度125℃、延伸後半温度140℃で幅方向に3.5倍延伸し、そのままテンター内にて、熱処理前半220℃、熱処理後半240℃で熱処理を行った後、徐冷温度170℃で幅方向に5%のリラックスを掛けながら熱処理を行い、フィルム厚み25μm(積層比は表の通り)、のA層/B層/A層の3層構成の積層フィルムを得た。
(実施例11)
組成を表の通りに変更した以外は、実施例10と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(実施例12)
組成を表の通りに変更した以外は、実施例10と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。 (比較例1)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(比較例2)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(比較例3)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(比較例4)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(比較例5)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
(比較例6)
コーティング層形成溶液の組成を表の通りに変更した以外は実施例1と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。

(比較例7)
組成を表の通りに変更した以外は、実施例10と同様にして、フィルム厚み25μmの積層フィルムを得た。
Figure 2018086823
Figure 2018086823
Figure 2018086823
本発明の積層フィルムは、表面の凹凸を与える突起の数と表面粗さを特定範囲に制御することにより、離型層を積層し転写フィルムとして用いた場合にも、低光沢外観の転写性と工程適合性に優れ、回路形成工程においてマット調外観の転写性に優れた転写用離型フィルムとして好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. 基材層の少なくとも片面に樹脂層を有する積層フィルムであって、該樹脂層が少なくとも一方の表層にあり、該樹脂層の表面が下記(1)および(2)を満足する、積層フィルム。
    (1)下記測定方法で測定される、中心線を基準とした0.25μm以上の高さを有するピーク数(Pc1)が30以上、かつ、0.75μm以上の高さを有するピーク数(Pc2)が20以下であり、表面粗さSRaが100nm以上、1000nm以下であること。
    [測定方法]
    フィルムの任意の方向をX方向とし、該方向に直交する方向をY方向とする。X方向に40mm、Y方向に10mmの矩形にフィルムを切り出し、測定サンプルとして用い、X方向を中心に30度刻みで150度まで回転させ、それぞれの方向においてサンプルを切り出し測定を行う(6方向)。
    触針法の高精細微細形状測定器(3次元表面粗さ計)を用いてJIS−B0601(1994年)に準拠して、下記条件にて樹脂層の表面形態を測定する。
    ・測定装置 :3次元微細形状測定器(型式ET−4000A)(株)小坂研究所製
    ・解析機器 :3次元表面粗さ解析システム(型式TDA−31)
    ・触針 :先端半径0.2μmR、径2μm、ダイヤモンド製
    ・針圧 :100μN
    ・X測定長さ:1.0mm
    ・X送り速さ:0.1mm/s(測定速度)
    ・Y送りピッチ:5μm(測定間隔)
    ・Yライン数:81本(測定本数)
    ・Z倍率 :20倍(縦倍率)
    ・低域カットオフ:0.20mm(うねりカットオフ値)
    ・高域カットオフ:R+Wmm(粗さカットオフ値)R+Wとはカットオフしないことを
    意味する。
    ・フィルタ方式:ガウシアン空間型
    ・レベリング:あり(傾斜補正)
    ・基準面積 :1mm
    (ピークカウントPc1解析条件)
    ・解析領域長さ1mm
    ・上下レベル間隔0.25μm
    (ピークカウントPc2解析条件)
    ・解析領域長さ1mm
    ・上下レベル間隔0.75μm
    上記条件にて測定を行い、その後解析システムを用いてサンプルの表面ピークカウントPc1、Pc2、SRaを算出する。方向を変え切り出したサンプルも同様に測定し、各方向のサンプルにて得られた全ての値の平均値をPc1、Pc2、SRaとして求める。
  2. 360nmの光線透過率が80%以上である、請求項1に記載の積層フィルム。
  3. 該樹脂層の表面が、中心線を基準とした0.25μm以上の高さのピーク数のフィルム面内における最大値Pc1max(6方向におけるPc1の値のうちの最大値)と最小値Pc1min(6方向におけるPc1の値のうちの最小値)の比(Pc1min/Pc1max)が0.98未満である、請求項1または2に記載の積層フィルム。
  4. 該樹脂層が粒子を含有しており、該樹脂層表面の十点平均粗さRzjisと該樹脂層に含有する粒子の数平均粒径Rの比(Rzjis/R)が3以上30以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の積層フィルム。
  5. 離型用途に用いられる、請求項1〜4のいずれかに記載の積層フィルム。
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