JP7136624B2 - 排水管および雨水排水装置 - Google Patents
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また、本明細書における「縦方向」とは、厳密な意味でなく、社会通念上縦方向と認識可能な範囲であればよく、傾斜があってもよい。「横方向」とは、厳密な意味でなく、社会通念上横方向と認識可能な範囲であればよく、傾斜があってもよい。
<1.構成>
図1は、本実施の形態における雨水排水装置10の構成を示す図である。
雨水排水システム1は、建造物100の屋上105に降った雨水を地面近傍に移動させて下水管に排水する。雨水排水システム1は、図1に示すように、2つの雨水排水装置10を備えている。2つの雨水排水装置10は、建造物100の対向する側面103、104の近傍に配置されている。
雨水排水装置10は、複数の流入口11と、複数のサイフォン誘発部12と、複数の立て配管部13と、横引き配管部14と、立て配管部15と、排水部16と、を有する。
流入口11は、屋上105に形成された開口であり、屋上105に落下した雨水が流入する。
図2に示すように、流入口11は、屋上105に形成された凹部102の底面102aに形成されている。
サイフォン誘発部12は、図2に示すように、流入口11を塞ぐように配置されている。
図4は、雨水排水装置10の模式構成図である。
横引き配管部14は、横方向に沿って配置されており、2つの立て配管部13の下端に繋がっている。横引き配管部14の端には、後述する立て配管部15が接続されている。また、図では示していないが、横引き配管部14は、立て配管部15側の端が、反対側の端よりも低くなるように若干傾斜して配置されており、2つの立て配管部13から流れ込む雨水を立て配管部15に向かって移動させる。
立て配管部15は、縦方向に沿って配置されており、図4に示すように、その上端が接続部53において横引き配管部14に接続されている。立て配管部15はスラブ101を貫通して配置されている。
排水部16は、立て配管部15の下端に接続されており、雨水を建造物100の外側に排出する。排水部16は、エルボ継手71と、配管72とを有する。エルボ継手71は、第2配管63の下端に接続されている。配管72は、エルボ継手71に接続されている。配管72は、建造物100の内側から外側に延ばされており、図示しない雨水マスに接続されている。立て配管部15を通って落下してきた雨水は、配管72を通って建造物100の外側に排出され、図示しない雨水マスを介して下水管に排出される。
建造物100の屋上105に降った雨水が凹部102への流れ込み、流入口11に配置されたサイフォン誘発部12を通って配管21に流れ込む。ここで、サイフォン現象が発生するため、立て配管部13が満管となり、大量の雨水を排水することができる。
次に、実施例を用いて、本発明の雨水排水装置について更に詳しく説明する。
雨水排水装置10´は、図4に示す雨水排水装置10と比較して、配管32が設けられておらず、流入口11、サイフォン誘発部12および立て配管部13が1組だけ設けられている。また、配管34と立て配管部13は、三方継手33ではなく、エルボ継手33´によって接続されている。このエルボ継手33´も上述したEF継手である。すなわち、図8に示す雨水排水装置10´では、横引き配管部14´は、エルボ継手33´、配管32およびエルボ継手35を有している。
実施例1では、呼び径50A、外径60mm、SDR17のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
実施例2では、呼び径50A、外径60mm、SDR23のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
実施例3では、呼び径75A、外径89mm、SDR17のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
実施例4では、呼び径75A、外径89mm、SDR23のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
実施例5では、呼び径100A、外径114mm、SDR17のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
実施例6では、呼び径100A、外径114mm、SDR23のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
実施例7では、呼び径50A、外径60mm、SDR17のポリプロピレン管(PP-R)を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
実施例8では、呼び径50A、外径60mm、SDR23のポリプロピレン管(PP-R)を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)で、融着評価結果は良好(○)であった。
比較例1では、呼び径50A、外径60mm、SDR16のポリエチレン管を配管34として用いた結果、融着評価結果は良好(○)であったが、伸縮評価結果が不良(×)であった。
比較例2では、呼び径50A、外径60mm、SDR24のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)であったが、融着評価結果が不良(×)であった。
比較例3では、呼び径75A、外径89mm、SDR16のポリエチレン管を配管34として用いた結果、融着評価結果は良好(○)であったが、伸縮評価結果が不良(×)であった。
比較例4では、呼び径75A、外径89mm、SDR24のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)であったが、融着評価結果が不良(×)であった。
比較例5では、呼び径100A、外径114mm、SDR16のポリエチレン管を配管34として用いた結果、融着評価結果は良好(○)であったが、伸縮評価結果が不良(×)であった。
比較例6では、呼び径100A、外径114mm、SDR24のポリエチレン管を配管34として用いた結果、伸縮評価結果は良好(○)であったが、融着評価結果が不良(×)であった。
(1)
本実施の形態の配管32、34(排水管の一例)は、雨水を排水する雨水排水装置に用いられる排水管であって、オレフィン製であり、外径と肉厚の比であるSDR値が17以上23以下であり、屋内に配置されている。
本実施の形態の配管32、34(排水管の一例)は、横方向に沿って配置されている。
本実施の形態の雨水排水装置10、10´は、流入口11と、立て配管部13(第1配管部の一例)と、横引き配管部14(第2配管部の一例)と、を更に備える。流入口11は、雨水が流入する。立て配管部13は、流入口11に接続され、縦方向に沿って配置されている。横引き配管部14は、立て配管部13に接続され、横方向に沿って配置されている。配管34(排水管の一例)は、少なくとも横引き配管部14の一部に用いられている。
本実施の形態の雨水排水装置10、10´は、サイフォン誘発部12を更に備える。サイフォン誘発部12は、流入口11に配置され、サイフォン現象を誘発する。
これにより、より確実にサイフォン現象を発現させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施の形態および実施例の雨水排水装置10、10´では、横引き配管部14、14´に用いられている配管の全部に、オレフィン製であり、外径と肉厚の比であるSDR値が17以上23以下の配管32、34が用いられているが、全部ではなく、一部に用いられていてもよい。
上記実施の形態の雨水排水装置10では、接続部51と接続部52の間には1つの配管32が配置されているが、複数の配管が配置され、それらの配管が継手で接続されていてもよい。また、接続部52と接続部53の間も同様に、1つの配管34が配置されているが、複数の配管が配置され、それらの配管が継手で接続されていてもよい。
上記実施の形態では、1つの雨水排水装置10には、流入口11とサイフォン誘発部12と立て配管部13の組が2組設けられており、図8の雨水排水装置10´では、1組のみ設けられているが、3組以上設けられていてもよい。
上記実施の形態では、立て配管部13に用いられる配管21および立て配管部15に用いられる配管61、63のSDRおよび材料は特に限定されるものではないが、オレフィン製であり、外径と肉厚の比であるSDR値が17以上23以下である配管が用いられていてもよい。
上記実施の形態では、雨水排水装置10は、対向する2つの側面にのみ設けられているが、4つの側面全ての近傍に設けられていてもよい。
上記実施の形態の雨水排水装置10では、流路方向に垂直な断面(流路断面)が円形状の配管を用いているが、円形状に限らなくても良く、楕円形状や四角形状等であってもよい。
上記実施の形態の雨水排水装置10では、図3(a)および図3(b)に示すサイフォン誘発部12が設けられているが、これに限られるものではない。また、凹部102や屋上105の形状等の条件によってサイフォン現象が発生する場合には、サイフォン誘発部12が設けられていなくてもよい。
上記実施の形態の雨水排水装置10では、立て配管部15の途中で縮径されているが、縮径されていなくてもよい。
上記実施の形態では、本発明の排水管の一例である配管32、34はポリエチレンで形成されていると説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ポリエチレン以外にも、PP(ポリプロピレン)等の他のオレフィン系樹脂を用いてもよい。
上記実施の形態では、継手はポリエチレンによって形成されていると説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ポリエチレン以外にも、PP(ポリプロピレン)等の他のオレフィン系樹脂を用いてもよい。
11 :流入口
12 :サイフォン誘発部
13 :立て配管部
14 :横引き配管部
15 :立て配管部
32 :配管
34 :配管
Claims (4)
- 雨水を排水する雨水排水装置に用いられる排水管であって、
オレフィン製であり、外径と肉厚の比であるSDR値が17以上23以下であり、
屋内に配置されている、
排水管。 - 前記排水管は、横方向に沿って配置されている、
請求項1に記載の排水管。 - 雨水が流入する流入口と、
前記流入口に接続され、縦方向に沿って配置された第1配管部と、
前記第1配管部に接続され、横方向に沿って配置された第2配管部と、を備え、
請求項1または2に記載の排水管は、少なくとも前記第2配管部の一部に用いられている、
雨水排水装置。 - 前記流入口に配置され、サイフォン現象を誘発するサイフォン誘発部を更に備えた、
請求項3に記載の雨水排水装置。
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