JP6921693B2 - 排水配管システム - Google Patents
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Description
すなわち、上記公報に開示された構成において、サイフォン現象を利用して排水を行う複数の排水配管(主管と枝管)を、立て管の一部において合流させる排水配管システムを構成すると、主管とこれに合流する枝管のそれぞれの流入口の高さ位置に落差がある場合には、サイフォン排水を効果的に合流させて排水を行うことが困難である。
本発明の一実施形態に係る排水配管システムについて、図1および図2を用いて説明すれば以下の通りである。
よって、本実施形態の排水配管システム10では、主管11側において第1配管部11b内を移動する排水が、枝管13側の第1配管部13b内を移動する排水よりも大きな位置エネルギーを有する。よって、これらの排水同士をそのまま合流させたのでは、主管11側の排水の圧力が枝管13側の排水の圧力よりも大きいため、枝管13側から主管11側へ排水が入っていかないため、効率よく排水を実施することが難しくなるおそれがある。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、排水にサイフォン現象を誘発させる第1・第2誘発部として、流入口11a,13a内に設置された第1・第2誘発部12,14を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、主管11に対して枝管13を合流させる合流部15が、主管11の立て管(略鉛直方向に沿って配置された第1・第2配管部11b,11c)の部分に設けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、1本の主管11に対して1本の枝管13を合流させる構成を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
この場合には、主管と複数の枝管とが合流する複数の合流部の直上流側に、それぞれ縮径部を設けることで、上記と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、主管11に対して枝管13が略水平方向から接続された構成を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施例に係る排水配管システム10は、図3に示すように、主管11側の流入口11aと枝管13側の流入口13aとの高低差hが4〜9mの範囲になるように設定されている。
具体的には、図4に示すように、実施例1では、高低差hが4m、縮径部16の長さ(縮径長)0.5m、縮径長/高低差が0.125の場合について、排水性能を評価した。
次に、実施例4では、高低差hが5m、縮径部16の長さ(縮径長)0.5m、縮径長/高低差が0.1の場合について、排水性能を評価した。
次に、実施例5では、高低差hが6m、縮径部16の長さ(縮径長)0.5m、縮径長/高低差が0.0833の場合について、排水性能を評価した。
次に、実施例8では、高低差hが8m、縮径部16の長さ(縮径長)0.5m、縮径長/高低差が0.0625の場合について、排水性能を評価した。
次に、実施例9では、高低差hが8m、縮径部16の長さ(縮径長)4m、縮径長/高低差が0.5の場合について、排水性能を評価した。
次に、実施例11では、高低差hが9m、縮径部16の長さ(縮径長)9m、縮径長/高低差が1の場合について、排水性能を評価した。
一方、比較例1〜3の構成では、主管側の流入口と枝管側の流入口との高低差hが4,8,10mになるように設定されている。
図5に示すグラフでは、横軸を縮径部16の長さ、縦軸を縮径長/高低差とし、好ましい結果が得られた範囲を破線で示している。
11 主管
11a 流入口(第1流入口)
11b 第1配管部
11c 第2配管部
12 第1誘発部
13 枝管
13a 流入口(第2流入口)
13b 第1配管部
13c 第2配管部
14 第2誘発部
15 合流部
16 縮径部
h 高低差
Claims (3)
- サイフォン現象を誘発させて排水を行う複数の配管を合流させて排水を行う排水配管システムであって、
第1流入口を有する主管と、
前記主管においてサイフォン現象を誘発させる第1誘発部と、
前記第1流入口よりも低い位置に配置される第2流入口を有する枝管と、
前記枝管においてサイフォン現象を誘発させる第2誘発部と、
前記主管と前記枝管とが合流する合流部と、
前記合流部の上流に設けられており、前記主管の断面積を縮小した縮径部と、
を備え、
前記第1流入口および前記第2流入口の高低差は、4〜9mの範囲になるように設定されるとともに、
前記合流部は、前記主管における略鉛直方向に沿って配置された部分に設けられている、
排水配管システム。 - 前記縮径部は、前記第1流入口と前記第2流入口との高さの差の6.25〜100%の長さを有している、
請求項1に記載の排水配管システム。 - 前記縮径部は、前記主管の断面積の45〜75%の断面積を有している、
請求項1または2に記載の排水配管システム。
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JP2017179866A JP6921693B2 (ja) | 2017-09-20 | 2017-09-20 | 排水配管システム |
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