JP5091524B2 - 排水管システム - Google Patents

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本発明は、多層階建物の排水管システムに係り、詳しくは、そのオフセット部の構造の改良に関する。
通常の集合住宅などの多層階の建物では、図6に示すように、鉛直に配設された立管40に、各階の衛生器具41等を、横枝管42を介して接続している。この横枝管42には、排水管内の排水の逆流を防ぐためのトラップ43を付設している。図中、44は排水集合継手である。
しかしながら、多層階建物の途中の階で、その上層階側、あるいは下層階側とで、住戸の広さや部屋割りなどを異にする場合、立管40を一直線状には配設できず、図7に模式的に示すように、その広さや部屋割りなどが異なる途中階(例えば、図の14階)において、そこに下って来た立管(以下、上流側立管45という)と、それ以降の階に至る立管(以下、下流側立管46という)とに仕切って、かつ、下流側立管46を水平にずらして、この下流側立管46と前者の上流側立管45とを、水平に配設した横管50を介して接続する、というオフセット構造を採る。その際、上流側立管45と横管50、および横管50と下流側立管46は、それぞれ上流側接続管47および下流側接続管48で接続される。このようなオフセット構造では、以下のような問題がある。
すなわち、このようなオフセット構造では、上流側接続管47から横管50を経て下流側接続管48に至るオフセット部が部分的に満水状態になり、オフセット構造を採った階の上層階での横枝管から多量に排水が流下すると、オフセット部直上の上流側立管45内の空気が圧縮され、その間に接続されている衛生器具等のトラップ43が破壊されるおそれがある。
そこで、そのような上流側立管45内の空気の圧縮に基づくトラップ43の破壊を防ぐため、例えば、下記の特許文献1に開示された排水管システムでは、オフセット部の通気用として、図7に示すように、上流側立管45と横管50との間にある排水集合継手44と、下流側立管46と横管50との間にある排水集合継手44とを接続する形のバイパス通気管49を設けた構成が開示されている。
特開2002−220862号公報、段落0004
しかしながら、そのような構成は、上流側、下流側の両立管45、46、横管50およびそれらを接続する上流側、下流側の両接続管47、48から成る基本の排水管システムに、上記バイパス通気管49を別途配設するので、バイパス通気管49自体の材料費が余分に必要となり、また、そのバイパス通路を形成するためには、バイパス通気管49の一部がスラブSを貫通する構造(図7では、15階の床スラブSが貫通されている)も必要となるので、その設置には手間も掛かり、躯体強度のことも考え合わせると、その分、施工費用も増大する、という問題がある。上記特許文献1、段落0004参照。
そこで、この発明の目的は、多層階建物の排水管システムにおけるオフセット構造が、従来に比べ、小さい手間と少ない費用で実現できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、多層階建物の排水管システムの立管が、上下階の排水集合継手間でほぼ水平に配置された横管を介してオフセット配管されている排水管システムにおいて、前記横管の管内断面積が、横管内の通気芯が確保できる程度に、オフセット部の上流側および下流側立管の管内断面積より大きくなされ、前記オフセット部の前記上流側立管と前記横管を接続する上流側接続管が、上流側立管に接続される直管部と、横管に接続される曲がり部とからなる曲がり管であって、前記直管部の、曲がり部の曲率中心側の内壁面に、前記上流側立管からの流下水を、前記曲がり部の曲率中心側とは反対側の内壁面に導くようにした突起が設けられているとともに、前記オフセット部の前記下流側立管と横管を接続する下流側接続管が、上端閉塞、下端開放となって、下端に下流側立管が接続される下流側立管とほぼ同径の円筒の基体と、軸が基体の軸から偏心して設けられ、横管の下流端に接続されて横管からの流下水を基体内壁面に沿う旋回流となるように案内する枝管とを備えている構成を採用したのである。
このようにしたので、オフセット部の横管では通気芯が確保される。
すなわち、上記突起によって、直管部の内壁を伝って流下する排水が曲がり部に衝突する現象が阻止され、直管部内壁面から引き続き、曲がり部の内壁面に沿って流下するようになる。
そして、下流側立管において、流下水は立管内面をその内周に沿って流下するようになる。
さらに、請求項に係る発明では、請求項1に係る発明において、上記下流側接続管に掃除口が設けられている構成を採用したのである。
そのようにすれば、排水中の固形物の最も堆積しやすいこの場所での掃除が容易となる。
本発明は、上記した構成によって横管内の通気芯を確保するようにしたので、従来のオフセット部におけるバイパス通気管を廃止することができ、バイパス通気管自体の材料費を削減でき、また、バイパス通気管を配設する際のスラブSの貫通構造も不要となるので、その分の施工の手間、費用もかからず、躯体強度の設計も容易となる。従って、全体としても、設計・施工が容易で施工費用の少ない排水管システムを構築することができる。
また上流側接続管たる曲がり管内の前記突起の作用、すなわち、直管部の内壁を伝って流下する排水を、引き続き、曲がり部の内壁面に沿って流下させる、という作用により、排水が曲がり部に衝突する現象が阻止され、そのことにより、この上流側接続管内での通気芯が確保され、本発明の目的である、横管内の通気芯の確保、という状態をさらに安定させる、という効果がある。また、この上流側接続管内での排水の衝突による騒音の発生も阻止される。
さらに、下流側接続管の側壁内面の案内面形状による作用、すなわち、横管からの流入排水を、上記下流側立管に対して、立管内周に沿う旋回流の形で流入させる、という作用により、下流側立管の通気芯の確保、という効果も加わるので、排水管システム全体として、管内の異常な空気圧変動を強く抑制でき、トラップの破壊の防止、騒音の防止に有効な手立てとなる、という効果がある。
請求項の発明によれば、堆積物が最も堆積し易い下流側接続管において、排水システム点検の際、その掃除口を介して、管内を容易に清掃できるので、管内の余分な空気圧変動の発生を防止できる、という効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。従来と同じ要素については、同じ符号を付して説明を省略する。図1は本発明のオフセット構造を備えた排水管システムの部分模式図である。なお、以下の配管は、基本的には、その管内断面形状が全て真円のものとしている。
図1に示すように、この排水管システムは最上階から鉛直に下ってきた立管40が、オフセット部の形成された途中階(図では14階)において、横管1によって、上流側立管45と下流側立管46に仕切られ、上流側立管45の下端が上流側接続管20を介して横管1の上流側に、また、下流側立管46の上端が下流側接続管25を介して横管1の下流側に接続されたものが基本構造となっている。この基本構造については、背景技術の項の図7に示した排水管システムのものと変わりはない。
本発明の排水管システムが、図7に示した従来のものと異なるのは、図7におけるバイパス通気管49が廃止され、それに代わる構成として、オフセット部の横管1の内径が上流側、下流側の両立管45、46の内径より大きくなっていることである。
また、それに伴い、上流側立管45と横管1の上流側を接続する上流側接続管20も、その内径が上流側立管45との接続位置では上流側立管45と等しく、それ以降、下流に向かって拡径してゆき、横管1との接続位置において、横管1の内径と等しくなったものとなっている。
他方、横管1の下流側と下流側立管46とを接続する下流側接続管25では、その内径が横管1との接続位置では横管1と等しく、それ以降、下流に向かって縮径してゆき、下流側立管46との接続位置において、下流側立管46の内径と等しくなっている。以上が本発明の排水管システムの基本構成であり、この構成により、横管1内の通気芯を確保しているのであるが、以下、本発明の実施形態の詳細について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、横管1の内径を、上流側、下流側の両立管45、46の内径より大きくするとともに、上流側接続管20として、図2に示すような、直管部21と曲がり部22とから成る大曲がりエルボ継手を用いた。図2(a)はその平面図、図2(b)は、部分断面を含む正面図である。この直管部21の上端の内径が、図中、二点鎖線で示す上流側立管45の内径寸法と等しくなっている。他方、曲がり部22の図の右端の内径が、図中、二点鎖線で示す横管1の内径と等しくなっている。
また、下流側接続管25として、これも図3に示すように、図2の継手を上下逆さまにして用いたものである。この曲がり部26の図の左端の内径が、図中、二点鎖線で示す横管1の内径寸法と等しくなっている。他方、直管部27の下端の内径寸法が、図中、二点鎖線で示す下流側立管46の内径寸法と等しくなっている。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、上流側、下流側の両接続管として、特殊な形状の継手を用いた。図4に第2の実施形態の上流側接続管30、図5に第2の実施形態の下流側接続管35を示す。他の構成は第1の実施形態と同様である。
先ず、上流側接続管30は、図4に示すように、外観は、前記第1の実施形態の図2に示したものと変わりないが、その内部構造に特徴がある。すなわち、上流側立管45の下端と接続される直管部31の内壁の、曲がり部32の曲率中心に近い側の内壁32aに連なる側31aに、上流側立管45から流下してきた排水を、曲がり部32の曲率中心から遠ざかる側の内壁32bに旋回流として導くための案内板33を設けていることである。
このようにすることにより、上流側立管45から、この上流側接続管30に流下する排水は、この案内板33によって、直管部31の内壁面の旋回流が、曲がり部32の底面に落下することなく、引き続き旋回流となって、曲がり部32の内周に沿って流下して行く。
従って、この上流側接続管30内で通気芯がしっかりと確保され、下流側にある横管1に対しても、その通気芯の確保を安定的なものにする。
他方、図5に示す下流側接続管35は、(a)に示すように、図の垂直方向に軸を有し、上端閉塞、下端開放となった円筒の図の左側面の一部が開放となった形状を基体36とするものである。
その基体36の円筒の下端はフランジ形状37になっており、このフランジ形状37に、二点鎖線で示した下流側立管46が接続される。また、基体36の図の左側面の開放部分からは、図5(b)に示すように、平面視、軸が基体36の軸36aから偏心した枝管38が水平方向に突設された形状を成している。
この枝管38の図の左側(上流側)に、二点鎖線で示す横管1の下流側端部が接続される。そして、本発明では、横管1の内径は上流側、下流側の両立管45、46の内径より大きくなっているので、この横管1が接続される枝管38の内径も、横管1の外周が嵌合可能な寸法となっており、下流側立管46の内径より大きな寸法となっている。
この下流側接続管35の前記枝管38の両側壁39の内面39aは、図5(c)に示すように、横管1からの流入排水を、上記下流側立管46に対して、立管内周に沿って旋回してゆく旋回流の形で流入させるために、排水が下流側立管46内に流入する直前に、基体36の円筒内面に沿って旋回するよう、対向する両側壁39、39の内面39aが対の案内面を成している。
このようにすることにより、横管1から下流側接続管35に流入する排水は、この下流側接続管35の基体36内で、図5(c)に示すような基体36内周に沿う旋回流となり、下流側立管46にも、旋回流の形で流入して行くようになる。従って、これらの管内で通気芯がしっかりと確保され、トラップの破壊などが起こりにくい構造となる。
なお、下流側接続管35の基体36の上面は、掃除用の開口が設けられており、そこには蓋36bが設けられている。
また、上記各実施形態では、横管1の断面形状を真円としたが、これを先細りの方を下にした卵形状のものとしてもよい。卵形状にすると、上流側接続管から旋回して横管に流入してきた排水が衝突し合い、排水の旋回エネルギが消失するので、排水は横管の内周に沿って横管内面の上部空間にまでは昇り難く、従って、横管内の空気芯が閉塞されにくくなるからである。次に、本発明の効果を示すための比較実験について述べる。
[実施例と比較例の実験結果]
(実施例1)
実施例1では、第1の実施形態の構成を適用し、上流側接続管として、図2に示した大曲がりエルボ継手20を用いた。その上流側立管45の下端と接続される直管部21の、上流側立管45との接続位置(図の上端)の内径が100mm、横管1の上流側と接続される曲がり部22の接続部(図の右端)の内径が125mmのものを用いた。
また、下流側接続管25として、これも第1の実施形態の図3に示した大曲がりエルボ継手を用い、横管1の下流側端部と接続される曲がり部26の、その横管1との接続位置(図の左端)の内径が125mm、下流側立管46の上端と接続される直管部27と、その下流側立管46との接続位置(図の下端)の内径が100mmのものを用いた。
(実施例2)
実施例2も第1の実施形態の構成を適用し、上流側接続管20として、図2に示した大曲がりエルボ継手20を用いた。その上流側立管45の下端と接続される直管部21の、上流側立管45との接続位置(図の上端)の内径が100mm、横管1の上流側と接続される曲がり部22の接続部(図の右端)の内径が150mmのものを用いた。
また、下流側接続管として、これも第1の実施形態の図3に示した大曲がりエルボ継手25を用い、横管1の下流側端部と接続される曲がり部26の、その横管1との接続位置(図の左端)の内径が150mm、下流側立管46の上端と接続される直管部27の、その下流側立管46との接続位置(図の下端)の内径が100mmのものを用いた
(実施例3)
実施例3では、上流側、下流側それぞれの立管45、46と横管1との接続管に前記第2の実施形態の図4、図5に示した形状のものを用いた。
そして、上流側接続管30の上流側立管45との接続部の内径は80mm、横管1との接続部の内径は100mmとした。
他方、下流側接続管35の横管1との接続部の内径は100mm、下流側立管46との接続部の内径は80mmものを用いた。
(比較例1)
比較例1は、実施例1、2と比較するためのものであって、本発明のように、オフセット部の横管1の内径が上流側、下流側の両立管45、46の内径より大きくなったものではなく、図7に示す構成における通気管49のない排水管システムであって、上流側、下流側の両立管45、46と横管50、およびそれらを接続する上流側、下流側の両接続管47、48の全ての内径が一定の排水管システムである。上流側、下流側の両接続管47、48は全長にわたって内径が一定の大曲がりエルボ継手を用いた。この比較例1では、それら共通の内径寸法を100mmとした。
(比較例2)
比較例2は、実施例3と比較するためのものであって、この場合も、本発明のように、オフセット部の横管1の内径が上流側、下流側の両立管45、46の内径より大きくなったものではなく、図7に示す構成の排水管システムであって、上流側、下流側の両立管45、46と横管50、およびそれらを接続する上流側、下流側の両接続管47、48の全ての内径が一定の排水管システムである。また、上流側、下流側の両接続管47、48は、この場合も、全長にわたって内径が一定の大曲がりエルボ継手を用いた。この比較例2では、それら共通の内径寸法を80mmとした。
以上が、実施例と比較例を比較するための実験用の排水管システムであるが、比較項目は、15階のスラブSにある排水集合継手44内での管内最大発生正圧と14階のスラブSにある排水集合継手44内での管内最大発生負圧とした。
なお、図1や背景技術の項の図7では、これらの排水管システムの、本発明に関連のある主要部のみを描いているが、これらの排水管システムは、後に示す表1にもあるように、最上階が17階で、最下階が1階である多層階建物を想定した実験タワーで行った。この実験用の排水管システムの17階、16階、15階における排水負荷流量も表1に示している。以上の構成の下、比較実験に係る各要素の数値と実験結果を表1に示す。
表1には、左縦欄の実施例1、実施例2、実施例3、比較例1、および比較例2について、それぞれ左から右に順番に、上流側立管45の内径、上流側接続管20、25の両端の内径、横管1の内径、下流側接続管30、35の両端の内径、下流側立管46の内径、17階、16階、15階における排水負荷流量、上記した位置での管内最大発生正圧、および管内最大発生負圧の各数値を示している。
表1から明らかなように、本発明の実施例1の場合、管内の最大発生正圧は判定基準の400Paを下回るところの382Paであるとともに、比較例1の582Paを大きく下回って、約65%に低減され、管内の最大発生負圧も判定基準の−400Paを下回るところの−366Paであるとともに、比較例1の−506Paを大きく下回って、約72%に低減されている。
同様に、実施例2の場合、管内の最大発生正圧は判定基準の400Paを下回るところの358Paであるとともに、比較例1の582Paを大きく下回って、約61%に低減され、管内の最大発生負圧も判定基準の−400Paを下回るところの−349Paであるとともに、比較例1の−506Paを大きく下回って、約69%に低減されている。
また、実施例3の場合も、管内の最大発生正圧は判定基準の400Paを下回るところの342Paであるとともに、比較例2の611Paを大きく下回って、約56%に低減され、管内の最大発生負圧も判定基準の−400Paを下回るところの−345Paであるとともに、比較例2の−531Paを大きく下回って、約65%に低減されている。
以上の比較実験から明らかなように、本発明の「横管1の内径を、横管1内の通気芯が確保できる程度に、上流側および下流側立管45、46の内径より大きくする」という構成だけで、「バイパス通気路」を設けることなく、オフセット部の異常空気圧の発生が阻止され、通気芯が確保される。
従って、従来の、「バイパス通気路」を設けていた場合のように、バイパス通気管49自体の材料費が余分に必要となり、また、そのバイパス通路を形成するためには、バイパス通気管49の一部がスラブSを貫通する構造も必要となって、その設置には手間も掛かり、施工費用も増大する、といった問題が解消される。
本発明は、多層階建物の排水管システムにおけるオフセット部の配管に適用可能である。
本発明のオフセット構造を有した排水管システムを模式的に示したものである。 第1の実施形態の上流側接続管を(a)に平面図で示し、(b)に部分断面を含む正面図で示したものである。 第1の実施形態の下流側接続管を正面図で示したものである。 第2の実施形態の上流側接続管を(a)に平面図で示し、(b)に部分断面を含む正面図で示したものである。 第2の実施形態の下流側接続管を(a)に、正面図で示し、(b)に、平面図で示したものであり、(c)には、(a)のV−V断面をとって、その作用を示したものである。 オフセット構造のない多層階建物の排水管システムの従来例を示したものである。 オフセット構造を有した多層階建物の排水管システムの従来例を模式的に示したものである。
符号の説明
1、50 横管
20、30 上流側接続管
21、31 上流側接続管の直管部
22、32 上流側接続管の曲がり部
25、35 下流側接続管
26 下流側接続管の曲がり部
27 下流側接続管の直管部
33 案内板
36 下流側接続管の基体
37 フランジ形状
38 枝管
39 枝管の側壁
39a 枝管の側壁の内面
43 トラップ
44 集合配管
45 上流側立管
46 下流側立管
47 上流側接続管
48 下流側接続管
49 バイパス通気管

Claims (2)

  1. 多層階建物の排水管システムの立管が、上下階の排水集合継手間でほぼ水平に配置された横管を介してオフセット配管されている排水管システムにおいて、
    前記横管の管内断面積が、横管内の通気芯が確保できる程度に、オフセット部の上流側および下流側立管の管内断面積より大きくなされ
    前記オフセット部の前記上流側立管と前記横管を接続する上流側接続管が、上流側立管に接続される直管部と、横管に接続される曲がり部とからなる曲がり管であって、
    前記直管部の、曲がり部の曲率中心側の内壁面に、前記上流側立管からの流下水を、前記曲がり部の曲率中心側とは反対側の内壁面に導くようにした突起が設けられているとともに、
    前記オフセット部の前記下流側立管と横管を接続する下流側接続管が、上端閉塞、下端開放となって、下端に下流側立管が接続される下流側立管とほぼ同径の円筒の基体と、軸が基体の軸から偏心して設けられ、横管の下流端に接続されて横管からの流下水を基体内壁面に沿う旋回流となるように案内する枝管とを備えていることを特徴とする排水管システム。
  2. 請求項に記載の排水管システムにおいて、
    上記下流側接続管に掃除口が設けられていることを特徴とする排水管システム。
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