JP6789359B1 - 雨水排水配管構造 - Google Patents
雨水排水配管構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6789359B1 JP6789359B1 JP2019178362A JP2019178362A JP6789359B1 JP 6789359 B1 JP6789359 B1 JP 6789359B1 JP 2019178362 A JP2019178362 A JP 2019178362A JP 2019178362 A JP2019178362 A JP 2019178362A JP 6789359 B1 JP6789359 B1 JP 6789359B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- drainage
- rainwater
- reduced diameter
- confluence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
Description
その結果、排水を本管に合流させることが可能な箇所は限定され、管内圧力が正圧となる下層階での合流は不可能となっている。
[1]建築物に配置され上層階から階下に向かって雨水を排水する雨水排水配管構造であって、
上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、
前記サイフォン式排水部材から流入する雨水を前記上層階から前記階下に向かって流下する本管と、
前記本管の高さ方向における途中に位置する合流部に接続され、前記合流部に外部から排水を流入させる枝管と、を備え、
前記合流部、または前記本管の前記合流部の上方に縮径部が設けられている、雨水排水配管構造。
[2]前記縮径部が前記本管の前記合流部の上方に設けられている、[1]に記載の雨水排水配管構造。
[3]前記縮径部が前記合流部に設けられている、[1]に記載の雨水排水配管構造。
[4]前記縮径部が、前記合流部を形成する継手に設けられている、[3]に記載の雨水排水配管構造。
以下、図1〜図4を参照し、第1実施形態に係る雨水排水配管構造(雨水排水システム)について説明する。
図1は第1実施形態に係る雨水排水配管構造の概略構成の一例を説明する概念図である。また、図2は第1実施形態に係る雨水排水配管構造に適用するサイフォン式排水部材の概略構成の一例を説明する斜視図であり、図3はその側面図である。また、図4は第1実施形態に係る雨水排水配管構造の概略構成を説明する概略構成図である。
建築物10としては、例えば、高さ20m以上の工場やショッピングセンター、倉庫や大型の駐車場等を例示できる。
雨水排水配管構造100は、図4に示すように、上層階から流下した排水と枝管150から合流した排水を地中に埋設された雨水ます160に排水するように構成されている。雨水ます160に流入した雨水は、配管161を介して系外に排出されるようになっている。
ベースプレート部111は、略円形状であり、中央部に円形の流通孔110Hが形成されている。複数の縦リブ112は、ベースプレート部111の上面に一体に形成され、上方に向かって立ち上がり、ベースプレート部111の周方向に間隔をあけて配置されている。筒部113は、流通孔110Hの周縁部から下方に向かって延びるように設けられている。
雨樋11は、屋根の軒先から流下した雨水を受けて排水する。雨樋11は、硬質塩化ビニル樹脂やABS、AES等の合成樹脂の押出成形品である。雨樋11は、平坦な底壁11Aの前端から前壁11Bが立設され、かつ底壁11Aの後端から後壁11Cが立設された溝形断面に形成されている。雨樋11は、例えば、不図示の鼻隠し板に取り付けられた雨樋吊具(図示省略)により吊設される。
蓋部材21は、複数の縦リブ23を介して装着筒22に支持される。蓋部材21は、雨樋11の内側に配置され、落し口部22aから上方に離間した位置に設置される。
なお、サイフォン式排水部材20の構成は一例であり、構成については任意に設定することが可能である。
なお、第1縦配管123及び第2縦配管125の材料及びサイズ(呼び径)については任意に設定することが可能である。
T字継手124の継手本管部124aの上下の管端部の受口124c,124eには第1縦配管123と第2縦配管125がそれぞれ受け入れられて接続される。T字継手124の継手枝管部124bには枝管150が受け入れられて接続される。
T字継手124のサイズとしては、例えば、呼び径100Aとすることができる。
なお、T字継手124の材料及びサイズ(呼び径)については任意に設定することが可能である。
本実施形態において、合流部120Tは、例えば、建築物10の3階に位置されていて、例えば、地表からの高さは10m以下に設定されている。
縮径部材130は、管状の縮径部131と、縮径部131の上端部から径方向に張り出すフランジ部132とを備えている。縮径部131は、フランジ部132の内縁から下方に向かうにつれて漸次縮径する円錐状の第1縮径部133と、第1縮径部133の下端から下方に延びる円筒状の第2縮径部134とを備えている。
縮径部131の内径は、継手本管部124aの合流部120Tの内径よりも小さくなっている。
この実施形態において、合流部120Tは、例えば、建築物10の3階に位置されていて、例えば、地表からの高さは10m以下に設定されている。
なお、枝管150の材料及びサイズ(呼び径)については任意に設定することが可能である。
また、雨水排水配管構造100によれば、建築物10の3階以下の低層階に合流部120Tを形成することができるので、雨水排水配管構造100の設計上の自由度を向上させることができる。
第2実施形態に係る雨水排水配管構造200は、図6に示すように、雨水排水配管構造100におけるT字継手124の継手本管部124aの内部に、縮径部材130の代わりに縮径部材140が設けられている。雨水排水配管構造200は、縮径部材130の代わりに縮径部材140が設けられている以外は、雨水排水配管構造100と同じ態様である。雨水排水配管構造200における雨水排水配管構造100と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。
受口141は第1縦配管123を受け入れる。挿口142は、受口141よりも外径が小さくなっており、T字継手124の上側の受口124cに受け入れられる。縮径部143は挿口142よりも外径が小さくなっている。縮径部143の内径は、継手本管部124aの合流部120Tの内径よりも小さくなっている。
また、雨水排水配管構造200によれば、建築物10の3階以下の低層階に合流部120Tを形成することができるので、雨水排水配管構造200の設計上の自由度を向上させることができる。
第3実施形態に係る雨水排水配管構造300は、図7に示すように、雨水排水配管構造100におけるT字継手124の継手本管部124aの内部に、縮径部材130の代わりに縮径部材170が設けられている。雨水排水配管構造300は、縮径部材130の代わりに縮径部材170が設けられている以外は、雨水排水配管構造100と同じ態様である。雨水排水配管構造300における雨水排水配管構造100と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。
縮径部173は、断面形状が円弧状の湾曲部173aと、平板部173bとを備えている。下端側から見た底面視での縮径部173の形状は、円の一部が直線的に切り欠かれた形状になっている。
また、雨水排水配管構造300によれば、建築物10の3階以下の低層階に合流部120Tを形成することができるので、雨水排水配管構造300の設計上の自由度を向上させることができる。
第4実施形態に係る雨水排水配管構造400は、図9に示すように、雨水排水配管構造100におけるT字継手124の継手本管部124aの内部に、縮径部材130の代わりに縮径プレート180が設けられている。雨水排水配管構造400は、縮径部材130の代わりに縮径プレート180が設けられている以外は、雨水排水配管構造100と同じ態様である。雨水排水配管構造400における雨水排水配管構造100と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。
開口181の直径d4は、継手本管部124aの合流部120Tの内径Dよりも小さくなっている。これにより、縮径プレート180の開口181が縮径部182となる。
本管122では、排水が流下する際に下層階に近づくにつれて管内圧力が上昇するが、縮径部182を通過するときに管内圧力が下降する。合流部120Tに縮径部182が設けられていることで、本管122における縮径部182の下端側で管内圧力が正圧まで上昇することが抑制される。その結果、枝管150からの排水が本管122に合流しやすくなる。
また、雨水排水配管構造400によれば、建築物10の3階以下の低層階に合流部120Tを形成することができるので、雨水排水配管構造400の設計上の自由度を向上させることができる。
第5実施形態に係る雨水排水配管構造500は、図10に示すように、雨水排水配管構造100におけるT字継手124の継手本管部124aの内部に縮径部材140を設ける代わりに、第1縦配管123に第1インクリーザ191及び第2インクリーザ192が設けられている。雨水排水配管構造500は、縮径部材130の代わりに第1インクリーザ191及び第2インクリーザ192が設けられている以外は、雨水排水配管構造100と同じ態様である。雨水排水配管構造500における雨水排水配管構造100と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。
また、雨水排水配管構造500によれば、建築物10の3階以下の低層階に合流部120Tを形成することができるので、雨水排水配管構造500の設計上の自由度を向上させることができる。
第6実施形態に係る雨水排水配管構造100Aは、図11に示すように、例えば、8階建て(例えば、高さ24m)の建築物10Aに適用されている。
建築物10Aとしては、例えば、高さ20m以上の工場やショッピングセンター等を例示できる。
雨水排水配管構造100Aは、上層階から流下した排水と枝管150から合流した排水を地中に埋設された雨水ます160(第1実施形態参照)に排水するように構成されている。
ベースプレート部111は、略円形状であり、中央部に円形の流通孔110Hが形成されている。複数の縦リブ112は、ベースプレート部111の上面に一体に形成され、上方に向かって立ち上がり、ベースプレート部111の周方向に間隔をあけて配置されている。筒部113は、流通孔110Hの周縁部から下方に向かって延びるように設けられている。
サイフォン式排水部材110は、例えば、屋上スラブ15の上面に配置(例えば、埋設)されている。
縦リブ112は、U字形状の底部から開口側に向かって形成され互いに対向する一対の立上がり壁部が、流通孔110Hの中心から径方向外方に向かって放射状に延在し、径方向外方に向かうにしたがって互いの間隔が広くなるように形成されている。
筒部113は、接続短管121A、T字継手121Tを介して後述の横配管121に接続され、サイフォン式排水部材110に流入する雨水を横配管121に流すように構成されている。
なお、サイフォン式排水部材110の構成は一例であり、構成については任意に設定することが可能である。
Claims (4)
- 建築物に配置され上層階から階下に向かって雨水を排水する雨水排水配管構造であって、
高さ20m以上の上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、
前記サイフォン式排水部材から流入する雨水を前記上層階から前記階下に向かって流下する本管と、
前記本管の高さ方向における途中に位置する合流部に接続され、前記合流部に外部から排水を流入させる枝管と、を備え、
前記合流部、または前記本管の前記合流部の上方に縮径部が設けられ、
前記合流部は高さ10m以下の位置に設けられている、雨水排水配管構造(ただし、前記枝管にサイフォン式排水部材を備えたものを除く)。 - 前記縮径部が前記本管の前記合流部の上方に設けられている、請求項1に記載の雨水排水配管構造。
- 前記縮径部が前記合流部に設けられている、請求項1に記載の雨水排水配管構造。
- 前記縮径部が、前記合流部を形成する継手に設けられている、請求項3に記載の雨水排水配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019178362A JP6789359B1 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 雨水排水配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019178362A JP6789359B1 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 雨水排水配管構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6789359B1 true JP6789359B1 (ja) | 2020-11-25 |
JP2021055357A JP2021055357A (ja) | 2021-04-08 |
Family
ID=73455293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019178362A Active JP6789359B1 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 雨水排水配管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6789359B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021055348A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 積水化学工業株式会社 | 雨水排水配管構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006132287A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Sekisui Chem Co Ltd | 竪樋用継手 |
JP5735808B2 (ja) * | 2011-01-07 | 2015-06-17 | 積水化学工業株式会社 | 竪樋用継手及びそれを用いた雨樋構造 |
JP2016223695A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 丸一株式会社 | 電気温水器の配管構造 |
JP6921693B2 (ja) * | 2017-09-20 | 2021-08-18 | 積水化学工業株式会社 | 排水配管システム |
-
2019
- 2019-09-30 JP JP2019178362A patent/JP6789359B1/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021055348A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 積水化学工業株式会社 | 雨水排水配管構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021055357A (ja) | 2021-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7566715B2 (ja) | 雨水排水配管構造 | |
EP3303724B1 (en) | Cover for water flow inlet | |
JP7284778B2 (ja) | 排水部材および雨樋 | |
JP6789359B1 (ja) | 雨水排水配管構造 | |
JP2016194214A (ja) | 雨水排水システム | |
JP6279795B1 (ja) | 排水部材 | |
JP2024103744A (ja) | 雨水排水構造 | |
JP2019007340A5 (ja) | 排水部材及び雨樋 | |
JP5117043B2 (ja) | 縦樋管における雨水流下促進装置 | |
JP6835995B1 (ja) | 雨樋システム | |
JP6297298B2 (ja) | 最下階用排水管継手およびそれを用いた排水配管構造 | |
CN210003967U (zh) | 上排水立管连接件和单立管同层排水管件 | |
JP2000008468A (ja) | 排水管用継手 | |
JP7147100B1 (ja) | 配管構造および建築物 | |
CN210798172U (zh) | 一种可以快捷安装的地漏预装下水装饰板 | |
JP7249460B2 (ja) | 配管構造および建築物 | |
JP7121178B1 (ja) | 配管構造および建築物 | |
JP6959463B1 (ja) | 配管構造 | |
JP2010101495A (ja) | 器具接続管の接続構造 | |
CN203878886U (zh) | 一种多层钢结构公建屋面的排水结构 | |
Lucke | In the pipeline | |
Lucke | A fluid situation: In the pipeline | |
AU667227B2 (en) | Drain outlet | |
JP2023152746A (ja) | 排水部材及び排水配管システム | |
JP2002339423A (ja) | 排水用集合管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200508 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200508 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20200619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200623 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201102 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6789359 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |