JP6959463B1 - 配管構造 - Google Patents
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このように、竪樋、言い換えると、排水が鉛直方向に流れる排水部材と、軒樋と、が干渉する場合において、排水部材に軒樋を貫通させず、排水部材から軒樋に排水させると、例えば豪雨時などに、軒樋から排水があふれるおそれがある。
なお、このような干渉を回避するため、排水部材と軒樋とが干渉する位置において軒樋を分断し、軒樋に排水部材を回避させる構造が考えられる。しかしながらこの場合、分断位置の決定や各種寸法測定などの手間が増加したり、分断した各軒樋に対して排水口を設けたり、各軒樋に対して分断位置での止水加工が必要となったりと、費用や手間が増加する。
また、第1部材、第2部材を専用品として設けることで、例えば、継手として、単なるパイプの外周面に環状の板を溶接するといった、現場溶接が発生して施工に手間がかかる構成の継手を必要としない。そのため、施工性を高めることができる。
図1に示すように、雨樋50は、マンションなどの建築物40に降る雨を排水する。建築物40は、屋根41と、庇42と、を備えている。
屋根41には、勾配が設けられている。庇42は、建築物40の壁面のうち、屋根41の勾配の下端が位置する壁面に設けられている。庇42は、例えば、建築物40の開口部(例えば、窓や出入口43(玄関))の雨除け等として機能する。庇42は、マンションにおけるベランダ等として機能してもよい。
第1の軒樋51は、屋根41に降る雨水を排水する。第1の軒樋51は、例えば、屋根41の軒先に配置されている。なお以下では、水平方向のうち、第1の軒樋51が延びる方向を第1水平方向という。
第2の排水部材62は、第2の軒樋52の下方に位置する。本実施形態では、第2の排水部材62は、第1の軒樋51から排水する第2竪樋53B(管材、配管、パイプ)である。
第1フランジ12は、第2の軒樋52の底部52aの上面に載置されている。第1フランジ12の下面には接着剤が塗布され、底部52aの上面と固着される。
第1筒11の下端部における外周面には、雄ねじ部11aが形成されている。図示の例では、雄ねじ部11aは、周方向の全周にわたって連続して設けられている。
第2フランジ22は、第2の軒樋52の底部52aの下面に配置され、第1フランジ12との間に、第2の軒樋52の底部52aを挟む。第2フランジ22の上面は、底部52aの下面に固着されている。
まず、第2の軒樋52の底部52aに、貫通孔52bを形成する。この際、貫通孔52bの内径は、第1筒11の係合部14における外周面23aの外径に基づいて設定することができる。
ここで、余分な接着剤が、逃げ部24から内側に流れ出ることで、接着剤が第2フランジ22の上面から径方向の外側に漏れ出て、継手63の外観に影響が生じるのを防ぐことができる。
以上により、配管構造60(竪樋53)が施工される。
また、第1部材10、第2部材20を専用品として設けることで、例えば、継手63として、単なるパイプの外周面に環状の板を溶接するといった、現場溶接が発生して施工に手間がかかる構成の継手63を必要としない。そのため、施工性を高めることができる。
第2フランジ22が、第2の軒樋52の底部52aの下面に配置され、第1フランジ12との間に底部52aを挟む。これにより、第2部材20を第2の軒樋52に高精度に位置決めし、かつ、第2部材20を第2の軒樋52に強固に固定することができる。
例えば配管構造として、呼び樋を備える構成を採用してもよい。この場合、例えば、第1の軒樋51の直下に呼び樋が設けられていてもよい。さらに例えば、図6に示す第1変形例に係る配管構造70のように、第2の軒樋52の直下に呼び樋71が設けられていてもよい。なお図6に示す配管構造70では、呼び樋71が、継手63と第2竪樋53Bとを接続している。呼び樋71と継手63とは第1エルボ72を介して接続されている。呼び樋71と第2竪樋53Bとは第2エルボ73を介して接続されている。この配管構造70では、継手63に接続される第2の排水部材62が、第2竪樋53Bに代えて第1エルボ72となっている。
例えば、図7に示す第2変形例に係る配管構造80のように、第1竪樋53Aと継手63との間に、いわゆる伸縮継手81が配置されていてもよい。伸縮継手81内には、第1竪樋53Aの下端が配置されている。第1竪樋53Aが熱伸縮したとき、第1竪樋53Aの下端は、伸縮継手81内で上下動する。これにより、伸縮継手81は、第1竪樋53Aの熱伸縮を許容する。伸縮継手81の上端内には、パッキンがあってもなくてもよい。なおこの場合、継手63に接続される第1の排水部材61が、第1竪樋53Aに代えて伸縮継手81となっている。
さらに例えば、図8に示す第3変形例に係る配管構造90のように、第1竪樋53Aと継手63との間に、いわゆる更新用継手91が配置されていてもよい。更新用継手91の下端には、第3筒13が配置されている。更新用継手91の上端内には、第1竪樋53Aの下端が配置されている。第1竪樋53Aと第3筒13との間には、短管92が配置されている。更新用継手91は、第1竪樋53Aに対して、上下方向にスライド移動可能である。更新用継手91は、第1竪樋53Aを更新(交換)するために用いられる。第1竪樋53Aの交換時には、更新用継手91を上方に向けてスライド移動させ、更新用継手91の下端を第1竪樋53Aの下端よりも上方に移動させる。その後、更新用継手91から露出された短管92を外部に引き抜く。すると、第1竪樋53Aと継手63との間に、短管92分の隙間が発生する。この隙間を利用して、第1竪樋53Aを第1の軒樋51から取り外し、新たな第1竪樋53Aを取り付ける。なおこの場合、継手63に接続される第1の排水部材61が、第1竪樋53Aに代えて更新用継手91となっている。
ただしこれに代えて、伸縮継手81と第3筒13との間に別途、接続用の短管が更に配置されていてもよい。接続用の短管は、例えば、第1竪樋53Aの下端を分離することで形成することができる。接続用の短管の下端が第3筒13内に嵌め込まれ、接続用の短管の上端が伸縮継手81の下端内に嵌め込まれる。この場合、なおこの場合、継手63に接続される第1の排水部材61が、前記接続用の短管となる。さらにこの場合、第3筒13の内径を、第1竪樋53Aの外径と同等にすることができる。よって、伸縮継手81を適用しない場合には、第1竪樋53Aの下端(差し口)を直接、第3筒13(受け口)内に嵌め込むことができる。
第1フランジ12、第2フランジ22、第3筒13が無くてもよい。
11 第1筒
12 第1フランジ
13 第3筒
20 第2部材
21 第2筒
22 第2フランジ
52 第2の軒樋(軒樋)
52a 底部
52b 貫通孔
60、70、80、90 配管構造
61 第1の排水部材
62 第2の排水部材
63 継手
Claims (7)
- サイフォン現象を発生させる排水部材と、前記排水部材の下方に位置し、底部に貫通孔が設けられた軒樋と、前記排水部材と接続された竪樋と、前記貫通孔の上部に設けられた第1部材と、前記貫通孔の下部に設けられた第2部材と、を備え、前記竪樋が前記軒樋を貫通している配管構造であって、
前記第1部材は、
前記貫通孔内に配置される円筒状の第1筒と、前記第1筒の上端部から径方向の外側に向けて延び、前記底部の上面に配置される第1フランジと、前記第1筒から上方に延びた円筒状の第3筒と、を有し、
前記第2部材は、
前記第1筒の下端部が配置され、かつ、前記貫通孔の下方に配置される円筒状の第2筒と、前記第2筒の上端部から径方向の外側に向けて延び、前記底部の下面に固着される第2フランジと、を有し、
前記第1筒、前記第2筒、前記第3筒および前記貫通孔の中心軸線は、上下方向に延びる共通軸上に配置され、
前記第3筒の外径は、前記第2筒の外径よりも小さく、
前記竪樋は、前記軒樋の上方に位置し、前記排水部材から雨水を排水する第1竪樋と、前記軒樋の下方に位置し、前記第1竪樋から雨水を排水する第2竪樋を有し、
前記第2竪樋と前記第2部材との間に、前記第2竪樋と接続されるインクリーザーが配置されている
ことを特徴とする配管構造。 - 前記第1筒は全長にわたって同径であることを特徴とする請求項1に記載の配管構造。
- 前記第1筒の上端部と前記第1フランジとは直角に交差していることを特徴とする請求項1または2に記載の配管構造。
- 前記第3筒の内径は前記第2筒の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管構造。
- 前記第2筒は全長にわたって同径であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配管構造。
- 前記第2フランジの上面には、下方に向けて窪む凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の配管構造。
- 前記第1フランジおよび前記第2フランジは上下方向から見た平面視で円環状であり、
前記第2フランジの外径は前記第1フランジの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の配管構造。
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CN207079666U (zh) * | 2017-06-30 | 2018-03-09 | 中国一冶集团有限公司 | 一种雨棚雨水收集排放装置 |
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