JP2009203610A - 屋根上散水配管構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】軒下から屋根上まで敷設される散水管の外観性が優れて建物の品質性が向上する屋根上散水配管構造を提供する。
【解決手段】建物の屋根24に屋根上散水管25を用いて散水する散水配管構造である。軒樋27は略垂直の前面27aと後面27bと略水平の底面27cとから成り、軒樋27の一端部P側の底面27cに孔29が形成され、孔29に対応して貫通継手40が設けられる。貫通継手40は底面27cの上面に取付けられる第一フランジ41に短管42を立設して成る第一継手43と、底面27cの下面に取付けられる第二フランジ45に上下に突出する連通管46を備えて成る第二継手47とで形成される。第二継手47の連通管46が底面27cの孔29を貫通して第一継手43の短管42に嵌入することによって第一継手43と第二継手47が固着される。散水管23は貫通継手40を介して軒樋27の底面27cを容易に貫通できる。
【選択図】 図2
【解決手段】建物の屋根24に屋根上散水管25を用いて散水する散水配管構造である。軒樋27は略垂直の前面27aと後面27bと略水平の底面27cとから成り、軒樋27の一端部P側の底面27cに孔29が形成され、孔29に対応して貫通継手40が設けられる。貫通継手40は底面27cの上面に取付けられる第一フランジ41に短管42を立設して成る第一継手43と、底面27cの下面に取付けられる第二フランジ45に上下に突出する連通管46を備えて成る第二継手47とで形成される。第二継手47の連通管46が底面27cの孔29を貫通して第一継手43の短管42に嵌入することによって第一継手43と第二継手47が固着される。散水管23は貫通継手40を介して軒樋27の底面27cを容易に貫通できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、建築物の屋根に散水するための屋根上散水配管構造に関し、詳しくは、建物下部から屋根上まで敷設される散水管の外観性が優れて建物の品質性が向上する屋根上散水配管構造に関する。
従来、建築物の屋根上に積もった雪の除雪作業を頻繁に実施しないと雪の重みによって建築物が損傷するという問題があった。
この問題を解決する方法が特許文献1に開示されている。図6に示すように、特許文献1の屋根上散水配管構造は、貯水槽1に設けた揚水ポンプP1によってボイラーNに送水され加温された温水が送水ポンプP2から散水管4によって屋根R上に送られ、屋根R上に敷設された散水管2から屋根R上に散水される。
この散水によって雪が溶けて、融雪水は軒樋6、竪樋7を経て再び貯水槽1に戻るように循環する方式が採用されている。貯水槽1には溢水パイプが設けられるので溢れた水は沈澱桝12を通過して側溝13に排出される。
このように、屋根上散水配管構造は、建築物の屋根R上に積もった雪の除去作業を自動的に実施できるので雪の重みによって建築物が損傷することを防止できる。
登録実用新案第3127688号公報
ところが、この屋根上散水配管構造では、散水管4が軒下から屋根R上まで軒樋6の外側を横切って敷設されるので、散水管の外観性が損なわれるため建物の品質性が劣るという問題があった。
そこで、本発明はかかる従来技術の問題に鑑みなされたものであって、軒下から屋根上まで敷設される散水管の外観性が優れて建物の品質性が向上する屋根上散水配管構造を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、建物の屋根に散水管を用いて散水する屋根上散水配管構造であって、建物の軒先に設けられる軒樋の底面に形成された孔に対応して貫通継手が設けられ、前記散水管が前記貫通継手を介して前記底面を貫通して屋根に至ることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の屋根上散水配管構造であって、前記貫通継手は第一フランジに短管を立設して成る第一継手と、第二フランジに上下に突出する連通管を備えて成る第二継手とで形成され、前記第二継手の連通管が前記底面の孔を貫通して前記第一継手の短管に嵌入固着されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2に記載の屋根上散水配管構造であって、前記散水管は円筒形状で、前記貫通継手から突出した前記散水管を矩形筒状の他の散水管に連結するため、下部が円筒形状で上部が矩形筒状の断面変形継手が用いられることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、建物の軒先に設けられる軒樋の底面に形成された孔に対応して貫通継手が設けられ、前記散水管が前記貫通継手を介して前記底面を貫通して屋根に至るので、散水管が軒下から屋根上まで軒樋の外側を横切らずに敷設されるので散水管の外観性が損なわれないため建物の品質性が向上する。
請求項2の発明によれば、前記貫通継手は第一フランジに短管を立設して成る第一継手と、第二フランジに上下に突出する連通管を備えて成る第二継手とで形成され、前記第二継手の連通管が前記底面の孔を貫通して前記第一継手の短管に嵌入固着されるので、前記貫通継手によって散水管が保持されて軒下から屋根上まで容易に安定して貫通できて、請求項1の効果と同様の効果が得られる。
請求項3の発明によれば、前記散水管は円筒形状で、前記貫通継手から突出した前記散水管を矩形筒状の他の散水管に連結するために下部が円筒形状で上部が矩形筒状の断面変形継手が用いられるので、前記散水管は断面変形継手によって円筒形状を矩形筒状に替えて屋根の上に配置できるため、請求項1の発明の効果に加えて屋根上の散水管の断面形状が選択できるので商品価値を向上することができる。
<屋根上散水配管構造の構成>
以下に、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
以下に、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本発明の屋根上散水配管構造21は地上から屋根24に至る散水管23の軒樋27近傍における配管構造である。
図1に示すように、散水の方法は循環式で、貯水槽22に貯められている水が図示しないヒーターで温められて温水となり、温水は図示しない揚水ポンプで散水管23により軒樋27の一端部P側から屋根24上まで送られ、屋根24上に敷設された屋根上散水管25のノズル25aから屋根24上に積もった雪24aに散水される。
散水された温水と融雪水は軒樋27の他端部Q側の底面27cに連結された竪樋28を経て貯水槽22に戻るとともに、貯水槽22からオーバーフローする水は排水管22aから排出される。
図2、図3、図4に示すように、軒樋27は断面凹形状で略垂直の前面27aと後面27bと略水平の底面27cとから成り、前面27aの先端に前耳27dと後面27bの先端に後耳27eを備える。軒樋27はこの前耳27dと後耳27eを介して建物の軒先の鼻板26に固着された図示しない軒樋吊金具によって吊下げられる。
軒樋27の一端部P側の底面27cに形成された孔29に対応して貫通継手40が設けられる。散水管23はこの貫通継手40を介して軒樋27を貫通する。
貫通継手40は底面27cの上面に取付けられる第一フランジ41に短管42を立設して成る第一継手43と、底面27cの下面に取付けられる第二フランジ45に上下に突出する連通管46を備えて成る第二継手47とで形成される。
第二継手47の連通管46が底面27cの孔29を貫通して第一継手43の短管42に嵌入することによって第一フランジ41と第二フランジ45が底面27cを挟持した状態で第一継手43と第二継手47が固着される。なお、連通管46の上方部46aには円周上に複数の溝46bが形成され、溝46bは上方部46aが短管42に固着する際に用いられる接着剤のための溜部である。
貫通継手40の上方にエルボ材33(内径=T2)が設けられ、エルボ材33の下部は垂直で上部が垂直軸から角度βで建物から離れる方向に傾斜する。散水管23(外径=T2)の上端部がエルボ材33の下部に嵌合して連結される。
ここで、屋根24上に敷設される屋根上散水管25は矩形筒状(幅=K1、高さ=K2)で、この屋根上散水管25が直角エルボ材25bを介して屋根24から他の短い散水管25c(幅=K1、高さ=K2)で下垂される。そして、短い散水管25cはエルボ材33の上部に連結された断面変形継手35を介してエルボ材33に連結される。
図5に示すように、断面変形継手35は、エルボ材33(内径=T2)に挿入される下部35aが円筒状(外径=T2)で、上部35bが矩形筒状の屋根上散水管25を挿入するように開口寸法が長幅=K1、短幅=K2の矩形筒状に連続形成される。
屋根上散水配管構造21の各部材の材質は、ステンレスや亜鉛メッキをした金属、あるいは軽量化や耐腐食性を考慮して例えば硬質塩化ビニール樹脂等の合成樹脂材料で形成される。各部材間の接続は溶接又は接着剤を用いて水密的に固着される。
<屋根上散水配管構造の作用>
散水管23が貫通継手40を介して軒樋27の底面27cを貫通し、散水管23が軒樋27の外側に露出しないので外観性が損なわれないため建物の品質性が向上する。
散水管23が貫通継手40を介して軒樋27の底面27cを貫通し、散水管23が軒樋27の外側に露出しないので外観性が損なわれないため建物の品質性が向上する。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、散水管23と竪樋28を軒樋27の同じ端部側に隣接して取付けると、建物の外壁に設けられる散水管23と竪樋28が一箇所に纏まるので外観性が向上して建物の品質性がさらに向上する。エルボ材33と断面変形継手35の形状は連結する散水管23、25cの断面形状に対応して矩形断面や大きさの異なる断面形状に形成される。
貫通継手40は底面27cの上面に第二継手47、底面27cの下面に第一継手43を配置してもよい。また、本実施例の屋根上に水を散水する構成は真夏における建物の冷却用としても使用できるが、その際には貯水槽22に貯められている水用のヒーターは不要である。
24 屋根
25 屋根上散水管
27 軒樋
27a 前面
27b 後面
27c 底面
29 孔
40 貫通継手
41 第一フランジ
42 短管
43 第一継手
45 第二フランジ
46 連通管
47 第二継手
25 屋根上散水管
27 軒樋
27a 前面
27b 後面
27c 底面
29 孔
40 貫通継手
41 第一フランジ
42 短管
43 第一継手
45 第二フランジ
46 連通管
47 第二継手
Claims (3)
- 建物の屋根に散水管を用いて散水する屋根上散水配管構造であって、建物の軒先に設けられる軒樋の底面に形成された孔に対応して貫通継手が設けられ、前記散水管が前記貫通継手を介して前記底面を貫通して屋根に至ることを特徴とする屋根上散水配管構造。
- 請求項1に記載の屋根上散水配管構造であって、前記貫通継手は第一フランジに短管を立設して成る第一継手と、第二フランジに上下に突出する連通管を備えて成る第二継手とで形成され、前記第二継手の連通管が前記底面の孔を貫通して前記第一継手の短管に嵌入固着されることを特徴とする屋根上散水配管構造。
- 請求項2に記載の屋根上散水配管構造であって、前記散水管は円筒形状で、前記貫通継手から突出した前記散水管を矩形筒状の他の散水管に連結するため、下部が円筒形状で上部が矩形筒状の断面変形継手が用いられることを特徴とする屋根上散水配管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008043984A JP2009203610A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | 屋根上散水配管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6959463B1 (ja) * | 2020-09-23 | 2021-11-02 | 積水化学工業株式会社 | 配管構造 |
JP2022052759A (ja) * | 2020-09-23 | 2022-04-04 | 積水化学工業株式会社 | 継手および配管構造 |
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JP7147100B1 (ja) | 2021-09-30 | 2022-10-04 | 積水化学工業株式会社 | 配管構造および建築物 |
-
2008
- 2008-02-26 JP JP2008043984A patent/JP2009203610A/ja active Pending
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