JP3586347B2 - 集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造 - Google Patents

集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
中層、高層等の多層階の建築物では、排水縦管と各階の排水をこの排水縦管に導く横枝管とが、集合管継手と称される継手を介して接続されている。
図3に示すように、従来の集合管継手100は、大径部111と小径部112とが徐々に下方に縮径する縮径部113によって一体化された形状の縦管路110を有し、大径部111周面に横枝管が接続される複数の横管路120がその一端を開口させるように設けられているとともに、大径部120上面に上方の排水縦管または伸頂通気管の下端が接続される受口130が設けられている。
【0003】
そして、横枝管および横管路120を介して大径部111に流入した排水を縮径部113で集水するとともに、縮径部113の内面のテーパあるいは縮径部内面に設けられた螺旋溝や旋回羽根によって旋回流にして小径部112に接続された排水縦管に流下させるようになっている。
すなわち、この集合管継手100は、各階の排水が横枝管から多量に排水縦管に流入しようとした場合でも、縮径部113で排水を常に旋回流にして小径部112から下方の排水縦管に流入させるようになっているので、集合管継手100および排水縦管の中央に常に空気芯を形成することができ、排水縦管の閉塞をなくすることができる。したがって、排水縦管のつまりによる圧変化によって、各階の排水管に設けられたトラップの封水効果が損なわれることを防止できるようになっている。
【0004】
しかし、マンションなどの多層階建築物では、図3に示すように、上の階200と下の階201とで間取りが異なり、上の階200の室外壁に沿って垂下される伸頂通気管(排水縦管)300と、下の階201の室外壁に沿って垂下される排水縦管400とを垂直に並べることができない場合がある。
このような場合、図3に示すように、従来の集合管継手100では、大径部111の上方に設けられた受口130と、伸頂通気管(あるいは排水縦管)300の下端とを、エルボ301および横管302を介して接続させなければならない。
【0005】
したがって、上の階200と下の階201との間に形成される配管空間500に、エルボ301および横管302の高さ分だけ、他の配管空間600より無駄な高さが必要になり、建築物の建築コストが上がる恐れがある。
そこで、図示していないが、受口130を盲板で塞ぐとともに、伸頂通気管(あるいは排水縦管)300の下端に繋がる横管302を横管路120のうちの1つに接続する方法も考えられるが、この場合でも、受口130および盲板の厚み分だけ、やはり配管空間を余分にとる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みて、上階とその下の階との間取りが異なり、上方から垂下される伸頂通気管あるいは排水縦管と、集合管継手の下方に垂下される排水縦管との位置がずれる場合でも、上階の床とその下の階の天井との間に形成された配管空間を、他の配管空間と同一の高さにすることができる集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる集合管継手は、大径部と小径部とが徐々に縮径する縮径部を介して一体化された形状をし、大径部側を上方にして配管されるようになっているとともに、大径部の上端が閉塞している縦管路と、上端縁が前記大径部の上端に略一致するように縦管路の大径部に排水縦管または伸頂通気管の下端に繋がる横管が連接される1つの横管路と、上階の床とその下の階の天井との間に形成される配管空間に配管される上階の排水の流路となる横枝管が連接される少なくとも1つの横管路とを備える構成とした。
【0008】
本発明にかかる多層階建築物の排水配管構造は、請求項1に記載の集合管継手が、上階の床と、その下の階の天井との間に形成された配管空間に横管路を臨ませるように大径部側を上側にして配置され、この集合管継手の小径部が下の階の室外壁面に沿って配設された排水縦管路を形成する排水縦管に接続されているとともに、前記集合継手の上端縁が前記大径部の上端に略一致するように縦管路の大径部に排水縦管または伸頂通気管の下端に繋がる横管が連接される1つの横管路に、前記排水縦管とずれた位置で上階の室外壁面に沿って垂下される排水縦管または伸頂通気管の下端に繋がる横管が接続され、残りの横管路に前記配管空間に配設された上階の排水の流路となる横枝管が接続されている構成とした。
また、本発明にかかる多層階建築物の排水配管構造は、請求項1に記載の集合管継手が、最上階の床と、その下の階の天井との間に形成された配管空間に横管路を臨ませるように大径部側を上側にして配置され、この集合管継手の小径部が下の階の室外壁面に沿って配設された排水縦管路を形成する排水縦管に接続されているとともに、前記集合継手の上端縁が前記大径部の上端に略一致するように縦管路の大径部に伸頂通気管の下端に繋がる横管が連接される1つの横管路に、前記排水縦管とずれた位置で上階の室外壁面に沿って垂下される伸頂通気管の下端に繋がる横管が接続され、残りの横管路に前記配管空間に配設された最上階の排水の流路となる横枝管が接続されている構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は本発明にかかる集合管継手の実施の形態をあらわし、図2は図1の集合管継手を用いた排水配管構造の実施の形態をあらわしている。
【0010】
図1に示すように、この集合管継手1は、縦管路2と2つの横管路3a,3bとを備えている。
縦管路2は、大径部21と小径部22とが縮径部23を介して接続された形状をしている。
【0011】
大径部21は、上端が閉塞していて、横管路3a,3bが、その上端縁31,31を大径部21の上端面21aに一致させるように連接されている。
縮径部23は、小径部22側に向かって徐々に縮径していて、大径部21に流れ込んだ排水を集水しながら旋回流とするとともに、内面に複数の旋回羽根24が設けられ、大径部21側から流れ込んだ排水をこの旋回羽根24によってより確実な旋回流にして小径部22に流下させるようになっている。
【0012】
小径部22は、その下端が図2に示すように排水縦管8の受口81に接続されるようになっている。
【0013】
この集合管継手1は、以上のようになっており、図2に示すように、最上階5と直下の階6とで間取りが異なり、屋上から最上階5の室外壁51に沿って垂下される伸頂通気管7と下の階6の室外壁61に沿って垂下される排水縦管8とをずれた位置に設けざるを得ない排水配管構造になる場合でも、最上階5の床52と下の階6の天井62との間の配管空間9を他の配管空間9´と略同じ幅にした排水配管構造Aとすることができる。
【0014】
すなわち、この排水配管構造Aは、大径部21側を上にして集合管継手1の横管路3a,3bが配管空間9に臨むとともに、小径部22が排水縦管8に接続されている。また、一方の横管路3aに伸頂通気管7の下端と接続される横管71が接続され、他方の横管路3bに配管空間9に配管された横枝管91が接続されている。
【0015】
そして、横枝管91および伸頂通気管7に接続される横管71の接続される横管路3a,3bの上端縁と大径部21の閉塞部の上面が一致している。
したがって、配管空間9の幅を略横枝管91の配管スペースだけにすることができ、他の配管空間9´と同じにすることができる。
【0016】
因みに、呼び径100mm(外径114.3mm)および呼び径80mm(外径89.1mm)の伸頂通気管7を図2の排水配管構造Aおよび図3の排水配管構造にそれぞれ配管したところ、図3の排水配管構造の場合、配管空間9を200mm程度とらなければならなかったのに対し、図2の排水配管構造Aの場合、110〜170mmと、30〜90mm程度縮めることが可能であった。
【0017】
なお、図2中、93はスラブである。
【0018】
本発明にかかる集合管継手は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の集合管継手1では、2つの横管路3a,3bが同径であったが、異径であっても構わない。また、横管路の数は、3つ以上でも構わない。
また、上記の集合管継手1では、小径部22の下端が排水縦管8の受口81に嵌まり込む差口タイプになっていたが、受口タイプにしても構わない。
【0019】
さらに、上記の集合管継手1では、縮径部23の内壁面に旋回羽根24が設けられていたが、旋回羽根24はなくても構わない。
【0020】
【発明の効果】
以上のように構成されているので、本発明にかかる集合管継手は、無駄な配管空間を採ることなく、上方から垂下された伸頂通気管あるいは排水縦管を接続することができる。
また、本発明にかかる多層階建築物の排水配管構造は、上記本発明の集合管継手を使用して、上の階と下の階の間取りが異なる場合でも、各階の排水配管空間を一定にすることかできるので、建築物の建築コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる集合管継手の実施の形態をあらわす断面図である。
【図2】図1の集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造の1例をあらわす断面図である。
【図3】従来の集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造をあらわす断面図である。
【符号の説明】
A 排水配管構造
1 集合管継手
2 縦管路
21 大径部
21a 上端面
22 小径部
23 縮径部
3a,3b 横管路
31 上端縁
4 排水縦管
5 最上階(上階)
51 室外壁
52 床
6 直下の階(下の階)
61 室外壁
62 天井
7 伸頂通気管
8 排水縦管
9,9´ 配管空間

Claims (3)

  1. 大径部と小径部とが徐々に縮径する縮径部を介して一体化された形状をし、大径部側を上方にして配管されるようになっているとともに、大径部の上端が閉塞している縦管路と、上端縁が前記大径部の上端に略一致するように縦管路の大径部に排水縦管または伸頂通気管の下端に繋がる横管が連接される1つの横管路と、上階の床とその下の階の天井との間に形成される配管空間に配管される上階の排水の流路となる横枝管が連接される少なくとも1つの横管路とを備える集合管継手。
  2. 請求項1に記載の集合管継手が、上階の床と、その下の階の天井との間に形成された配管空間に横管路を臨ませるように大径部側を上側にして配置され、この集合管継手の小径部が下の階の室外壁面に沿って配設された排水縦管路を形成する排水縦管に接続されているとともに、前記集合継手の上端縁が前記大径部の上端に略一致するように縦管路の大径部に排水縦管または伸頂通気管の下端に繋がる横管が連接される1つの横管路に、前記排水縦管とずれた位置で上階の室外壁面に沿って垂下される排水縦管または伸頂通気管の下端に繋がる横管が接続され、残りの横管路に前記配管空間に配設された上階の排水の流路となる横枝管が接続されている多層階建築物の排水配管構造。
  3. 請求項1に記載の集合管継手が、最上階の床と、その下の階の天井との間に形成された配管空間に横管路を臨ませるように大径部側を上側にして配置され、この集合管継手の小径部が下の階の室外壁面に沿って配設された排水縦管路を形成する排水縦管に接続されているとともに、前記集合継手の上端縁が前記大径部の上端に略一致するように縦管路の大径部に伸頂通気管の下端に繋がる横管が連接される1つの横管路に、前記排水縦管とずれた位置で上階の室外壁面に沿って垂下される伸頂通気管の下端に繋がる横管が接続され、残りの横管路に前記配管空間に配設された最上階の排水の流路となる横枝管が接続されている多層階建築物の排水配管構造。
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