JPH10238685A - 集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造 - Google Patents

集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造

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Publication number
JPH10238685A
JPH10238685A JP9043718A JP4371897A JPH10238685A JP H10238685 A JPH10238685 A JP H10238685A JP 9043718 A JP9043718 A JP 9043718A JP 4371897 A JP4371897 A JP 4371897A JP H10238685 A JPH10238685 A JP H10238685A
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JP
Japan
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pipe
floor
vertical
pipe joint
connection port
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Withdrawn
Application number
JP9043718A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Take
克己 武
Koji Okumura
浩二 奥村
Takamitsu Ejima
孝光 江嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】上階とその下の階との間取りが異なり、上の階
の室外壁に沿って垂下される排水縦管と、下の階の室外
壁に沿って垂下される排水縦管との位置がずれている場
合に、上階の床とその下の階の天井との間隔を従来より
小さくすることが可能な排水配管構造とすることができ
る集合管継手提供することを目的としている。 【解決手段】下端部14が開口端17に向かって90°湾曲
していて、下端部14の開口端17上面と上端部12の側面に
設けられた横枝管接続口13の下端との間隔がスラブ4の
厚みと略同じか少し大きめに形成された集合管継手1
を、上の階5の床52と下の階6の天井62との隙間D3に配
設されたスラブ4に横枝管接続口13の下端を係止させ、
下端部14の開口端17にスラブ4の下面に略密着するよう
に配した横管91の一端を接続し、横管91の他端を曲管継
手92を介して下の階6の室外壁61に沿って設けられた排
水縦管2に接続するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合管継手および
この集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】中層、高層等の多層階の建築物では、排
水縦管と各階の排水をこの排水縦管に導く横枝管とが、
集合管継手と称される継手を介して接続されている。図
3に示すように、従来の集合管継手100は、上端に排
水縦管(または伸頂通気管)500の下端を接続する縦
管接続口102が形成され、上端部103の側壁面に横
枝管600を接続する横枝管接続口104が形成される
とともに、上端部103が大径、下端部105が小径で
なっていて、上端部103と下端部105とが中間の縮
径部106を介して接続されている。
【0003】そして、縦管接続口102および横枝管接
続口103から上端部に流入した排水が縮径部106で
集水されるとともに、旋回流となって下端部に流下し、
集合管継手100および下方に接続された排水縦管50
0の中央に常に空気芯を形成して、排水縦管路の閉塞を
なくすることができるようになっている。すなわち、排
水縦管路のつまりによる圧変化によって、各階の排水管
に設けられたトラップの封水効果が損なわれることを防
止できるようになっている。
【0004】また、集合管継手100は、通常、図3に
示すように、上の階200の床201と下の階300の
天井301との隙間に配設されたスラブ400に、横枝
管接続口103の下端あるいはその近傍を係止すること
よって、建築物に支持固定することによって配管施工さ
れるようになっている。
【0005】ところで、マンションの多層階建築物など
では、図3に示すように、上の階200と下の階300
とで間取りが異なり、上の階200の室外壁に沿って垂
下される排水縦管(または伸頂通気管)500と、下の
階300の室外壁に沿って垂下される排水縦管500と
の位置がずれて垂直に並べて配管することができない場
合がある。
【0006】このような場合、従来の集合管継手100
では、図3に示すように、集合管継手100の下端と、
下の階300側の排水縦管500の上端とを、接続管7
01、曲管継手(エルボ)702、横管703、曲管継
手702等を介して接続するような配管構造を採らなけ
ればならない。
【0007】しかし、上記のような配管構造では、下の
階300の床302と排水縦管500同士が垂直に並ぶ
さらに下の階800の天井801との隙間D1より、上
の階200の床201と、下の階300の天井301と
の隙間D2を、接続管701および曲管継手702の部
分だけ大きくしなければならない。したがって、上の階
200と下の階300との間取りが異なるような場合に
は、建築物の建築コストが高くならざるを得なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、上階とその下の階との間取りが異なり、
上の階の室外壁に沿って垂下される伸頂通気管あるいは
排水縦管と、下の階の室外壁に沿って垂下される排水縦
管との位置がずれている場合でも、上階の床とその下の
階の天井との間隔を従来の集合管継手を用いた時に比べ
て小さくすることができる集合管継手およびこの集合管
継手を用いた多層階建築物の排水配管構造を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる集合管継手は、上の階の床と
下の階の天井との隙間に配設されたスラブに係止されて
配管施工されるようになっていて、上端に排水縦管また
は伸頂通気管の下端を接続する縦管接続口が形成され、
上端部側壁面に横枝管を接続する横枝管接続口が形成さ
れている集合管継手において、下端部が開口端に向かっ
て90°湾曲していて、下端部の開口端上面と前記横枝
管接続口の下端との間隔が前記スラブの厚みと略同じか
少し大きめに形成されている構成とした。
【0010】本発明にかかる多層階建築物の排水配管構
造は、上記本発明の集合管継手が、上の階と下の階との
隙間に配設されたスラブに、横枝管接続口の下端が係止
され、縦管接続口に、上の階の室外壁に沿って垂下され
た排水縦管または伸頂通気管の下端が接続されていて、
集合管継手の下端部の開口端にスラブの下端面に沿って
配管された横管の一端が接続され、この横管の他端に前
記縦管接続口に接続された排水縦管または伸頂通気管と
ずれた位置で下の階の室外壁に沿って垂下された排水縦
管の上端が接続されている構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る集合管継手の実施の形態をあらわし、図2は図1の集
合管継手を用いた排水配管構造の実施の形態をあらわし
ている。
【0012】図1に示すように、この集合管継手1は、
上端に排水縦管(または伸頂通気管)2の下端を接続す
る縦管接続口11が形成され、上端部12の側壁面に横
枝管3を接続する横枝管接続口13が形成されている。
そして、上端部12が大径に、下端部14が小径になっ
ていて、上端部12と下端部14とが縮径部15を介し
て連接されている。
【0013】縮径部15は、縦管接続口11または横枝
管接続口13から上端部12に流入した排水を集水する
とともに、旋回流として下端部14に流下させることが
できるようになっている。
【0014】下端部14は、その開口端17と縦管接続
口11とが直交するように90°に湾曲し、開口端17
に後述する横管91の一端が接続されるようになってい
る。また、下端部14の開口端17側の上面と、横枝管
接続口13と下端との間隔は、後述するスラブ4の厚み
と略同一になっている。
【0015】この集合管継手1は、以上のようになって
おり、図2に示すように、上の階5と下の階6とで間取
りが異なり、上の階5の室外壁51に沿って垂下される
排水縦管2と下の階6の室外壁61に沿って垂下される
排水縦管2とをずれた位置に設けざるを得ない場合で
も、上の階5の床52と下の階6の天井62との隙間D
3を、図3に示す従来の集合管継手100を用いた場合
の隙間D2に比べ小さくすることができる。
【0016】すなわち、集合管継手1は、スラブ4に横
枝管接続口13の下端が係止されて上の階5の室外壁5
1に沿って垂下された排水縦管2の直下に配置され、排
水縦管2の下端が縦管接続口11に接続されるととも
に、横枝管接続口13に上の階5で排水された排水の流
路となる横枝管3が接続される。そして、下端部14の
開口端17に横管91の一端が接続され、この横管91
の他端に曲管継手92を介して排水縦管8の上端が接続
されるようになっているが、集合管継手1の横枝管接続
口13の下端と下端部14の上端との隙間が、スラブ4
の厚みと略同じであるので、横管91がスラブ4の下面
に略密着するように配管される。
【0017】したがって、この集合管継手1を用いれ
ば、スラブ4と下の階6の天井62との間隔を集合管継
手1の下端部14または横管91の外径と略同じにした
排水配管構造とすることができ、従来のように、接続管
や曲管継手の厚み分までスラブ4と下の階6の天井61
との間隔を設けることがなくなり、建築物の建築コスト
を最小限のコストアップに止めることができる。
【0018】本発明にかかる集合管継手は、上記の実施
の形態に限定されない。たとえば、上記の集合管継手1
では、縮径部15が縮径しているだけであったが、上端
部12に流入した排水を縮径部15でより強い旋回流と
するために、縮径部15の内壁面に旋回羽根を設けた
り、螺旋溝を設けるようにしても構わない。また、下端
部14の内壁面にも必要に応じて螺旋溝等を設けるよう
にしても構わない。
【0019】また、上記の集合管継手1では、横枝管接
続口13が2つ設けられていたが、1つでもでも構わな
いし、3つ以上でも構わない。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成されているので、本発
明にかかる集合管継手は、上の階の室外壁に沿って垂下
される伸頂通気管あるいは排水縦管と下の階の室外壁に
沿って垂下される排水縦管との位置がずれている場合に
おいても、無駄な配管空間を採ることなく接続すること
ができる。
【0021】また、本発明にかかる多層階建築物の排水
配管構造は、上記本発明の集合管継手を使用するので、
上の階と下の階の間取りが異なる場合でも、上の階の床
と下の階の天井との間隔を小さな増加に止めることがで
き、建築物の建築コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる集合管継手の実施の形態をあら
わす断面図である。
【図2】図1の集合管継手を用いた多層階建築物の排水
配管構造の1例をあらわす断面図である。
【図3】従来の集合管継手を用いた多層階建築物の排水
配管構造をあらわす断面図である。
【符号の説明】
1 集合管継手 11 縦管接続口 12 上端部 13 横枝管接続口 14 下端部 15 縮径部 2 排水縦管 3 横枝管 4 スラブ 5 上の階 51 室外壁 52 床 6 下の階 61 室外壁 62 天井 91 横管
フロントページの続き (72)発明者 江嶋 孝光 佐賀県鳥栖市轟木町1760 九州積水工業株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上の階の床と下の階の天井との隙間に配設
    されたスラブに係止されて配管施工されるようになって
    いて、上端に排水縦管または伸頂通気管の下端を接続す
    る縦管接続口が形成され、上端部側壁面に横枝管を接続
    する横枝管接続口が形成されている集合管継手におい
    て、下端部が開口端に向かって90°湾曲していて、下
    端部の開口端上面と前記横枝管接続口の下端との間隔が
    前記スラブの厚みと略同じか少し大きめに形成されてい
    ることを特徴とする集合管継手。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の集合管継手が、上の階と
    下の階との隙間に配設されたスラブに、横枝管接続口の
    下端が係止され、縦管接続口に上の階の室外壁に沿って
    垂下された排水縦管または伸頂通気管の下端が接続され
    ていて、集合管継手の下端部の開口端にスラブの下面に
    沿って配管された横管の一端が接続され、この横管の他
    端に前記縦管接続口に接続された排水縦管または伸頂通
    気管とずれた位置で下の階の室外壁に沿って垂下された
    排水縦管の上端が接続されている多層階建築物の排水配
    管構造。
JP9043718A 1997-02-27 1997-02-27 集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造 Withdrawn JPH10238685A (ja)

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