JP6962983B2 - 雨水排水配管構造および配管部材 - Google Patents
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Description
その結果、排水を本管に合流させることが可能な箇所は限定され、管内圧力が正圧となる下層階での合流は不可能となっている。
請求項1に記載の発明は、建築物に配置され上層階から階下に向かって雨水を排水する雨水排水配管構造であって、上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、前記サイフォン式排水部材から流入する雨水を前記上層階から前記階下に向かって流下する本管と、前記本管の高さ方向における途中に位置される合流部に接続され、前記合流部に外部から排水を流入させる枝管と、を備え、前記本管は、上方側に配置され前記サイフォン式排水部材に接続される第1縦配管と、前記第1縦配管の下方側に配置され前記第1縦配管よりも大きな流路面積を有する第2縦配管と、を備えることを特徴とする。
その結果、建築物の低い位置や下層階において、本管に枝管を接続することができる。
その結果、雨水排水配管構造の設計上の自由度を向上させることができる。
その結果、雨水排水配管構造の設計上の自由度を向上させることができる。
以下、図1〜図4を参照し、第1実施形態に係る雨水排水システム(雨水排水配管構造)について説明する。
図1は第1実施形態に係る雨水排水システムの概略構成の一例を説明する概念図である。また、図2は第1実施形態に係る雨水排システムに適用するサイフォン式排水部材の概略構成の一例を説明する縦断面図であり、図3は斜視図である。また、図4は第1実施形態に係る雨水排水システムの概略構成を説明する概略構成図である。
建築物10としては、例えば、高さ20m以上の工場やショッピングセンター、倉庫や大型の駐車場等に適用することが可能である。
そして、雨水排水システム100は、上層階から流下した排水と枝管150から合流した排水を地中に埋設された雨水ます160に排水するように構成されている。
そして、雨水ます160に流入した雨水は、配管161を介して系外に排出されるようになっている。
雨樋11は、屋根の軒先から流下した雨水を受けて排水する。雨樋11は、硬質塩化ビニル樹脂やABS、AES等の合成樹脂の押出成形品である。雨樋11は、平坦な底壁11Aの前端から前壁11Bが立設され、かつ底壁11Aの後端から後壁11Cが立設された溝形断面に形成されている。雨樋11は、例えば、不図示の鼻隠し板に取り付けられた雨樋吊具(図示省略)により吊設される。
蓋部材21は、複数の縦リブ23を介して装着筒22に支持される。蓋部材21は、雨樋11の内側に配置され、落し口部22aから上方に離間した位置に設置される。
なお、サイフォン式排水部材20の構成は一例であり、構成については任意に設定することが可能である。
また、本管(縦配管)122には、高さ方向の途中に合流部120Tが形成され、枝管150からの排水を合流させることが可能に構成されている。合流部120Tは、本管122のうち、この合流部120Tよりも上側に位置する部分と、この合流部120Tよりも下側に位置する部分と、を接合する継手である。合流部120Tは、チーズ(90°Y管)により形成され、合流部120Tの受口の1つが、枝管150に接続される。
そして、横配管121は、サイフォン式排水部材20から流入した雨水を、本管122に流すようになっている。
また、この実施形態では、第1縦配管123の高さ方向の途中に合流部120Tが形成されている。
また、第1縦配管123の下側部分は、養生管(第2縦配管)125に間隔をあけて挿入されている。
なお、第1縦配管123の材料及びサイズ(呼び径)については任意に設定することが可能である。また、第1縦配管123と養生管(第2縦配管)125の間に間隔を形成しない構成としてもよい。
具体的には、養生管125は、この実施形態において、第1縦配管123よりも1サイズ大きい呼び径125Aに形成されている。
また、養生管(第2縦配管)125の上側開口部は、例えば、建築物10の3階よりも低い位置に開口していることが好適である。
また、養生管125の上側開口部は、例えば、建築物10の2階以下に配置されていることがより好適であり、1階に配置されていることがさらに好適である。
また、養生管125は、例えば、エルボ126、接続管127、エルボ128を介して雨水ます160に接続されていて、第1縦配管123から流下した排水を雨水ます160に排出するようになっている。
また、エルボ126と第1縦配管123の下側開口部は、1m以上、好ましくは300mm以上の間隔が形成されていることが好適である。
また、養生管(第2縦配管)125のサイズ(呼び径)や流路面積については任意に設定することが可能である。例えば、養生管125の呼び径を第1縦配管123の呼び径に対して2サイズ以上大きく設定してもよい。
また、養生管125の流路面積を、第1縦配管123の流路面積に対して呼び径で1サイズ未満の面積差で大きく設定してもよいし、1サイズよりも大きい面積差に設定してもよい。
また、養生管(第2縦配管)125を第1縦配管123と同心とするかどうかは任意に設定することが可能であり、養生管125と第1縦配管123とを偏心させて配置してもよい。
この実施形態において、合流部120Tは、例えば、建築物10の3階に位置されていて、例えば、地表からの高さは10m以下に設定されている。
その結果、合流部120Tにおいて、枝管150から本管222に安定して排水を合流させることができる。
その結果、建築物10の低い位置や下層階において、本管122に枝管150を接続することができる。
また、第1実施形態に係る雨水排水システム100によれば、建築物10の3階以下の低層階に合流部120Tを形成することができるので、雨水排水システム(雨水排水配管構造)100の設計上の自由度を向上させることができる。
以下、図5を参照し、本発明の第2実施形態に係る雨水排水システム(雨水排水配管構造)について説明する。
図5は、第2実施形態に係る雨水排水システムの概略構成を説明する概略構成図である。図5において、符号200は雨水排水システム(雨水排水配管構造)を、符号220は雨水配管本体を、符号121は横配管を、符号222は本管を、符号223は第1縦配管を、符号225は第2縦配管を、符号222Sはインクリーザを、符号220Tは合流部を、示している。
また、雨水排水システム200は、例えば、サイフォン式排水部材(不図示)と、サイフォン式排水部材から流入する雨水を下層階に向かって排水する雨水配管本体220と、途中階(例えば、3階)において雨水配管本体220の合流部220Tに接続される枝管150と、を備えている。
なお、サイフォン式排水部材、雨水ます160については、第1実施形態におけるサイフォン式排水部材110、雨水ます160と同様であるので説明を省略する。
また、本管(縦配管)222には合流部220Tが形成され、枝管150からの排水が合流するように構成されている。合流部220Tは、本管222のうち、この合流部220Tよりも上側に位置する部分と、この合流部220Tよりも下側に位置する部分と、を接合する継手である。合流部220Tは、チーズ(90°Y管)により形成され、合流部220Tの受口の1つが、枝管150に接続される。
横配管121については、第1実施形態と同様であるので、同じ符号を付して説明を省略する。
また、この実施形態では、第1縦配管223の高さ方向の途中に合流部220Tが形成されている。
また、第1縦配管223の下端は、インクリーザ222Sを介して、第2縦配管225に接続されている。
なお、第1縦配管223の材料及びサイズ(呼び径)については任意に設定することが可能である。
具体的には、第2縦配管225は、例えば、第1縦配管223よりも1サイズ大きい呼び径125Aに形成されている。
そして、第1縦配管223と第2縦配管225とを接続して、本管222に呼び径100Aから呼び径125Aに流路面積が拡大される部分を構成している。
なお、インクリーザ222Sを形成する材料については任意に設定することが可能である。
また、インクリーザ222Sの高さは、例えば、建築物10の3階以下に配置されていることが好適であり、2階以下に配置されていることがより好適であり、1階に配置されていることがさらに好適である。
また、第2縦配管225のサイズ(呼び径)や流路面積については任意に設定することが可能である。例えば、第2縦配管225の呼び径を第1縦配管223の呼び径に対して2サイズ以上大きく設定してもよい。
また、第2縦配管225の流路面積を、第1縦配管223の流路面積に対して呼び径で1サイズ未満の面積差で大きく設定してもよいし2サイズよりも大きい面積差に設定してもよい。
この実施形態において、合流部220Tは、例えば、建築物10の3階に位置されていて、例えば、地表からの高さは10m以下に設定されている。
以下、図6を参照し、本発明の第3実施形態に係る雨水排水システム(雨水排水配管構造)について説明する。図6は第3実施形態に係る雨水排水システム(雨水排水配管構造)の概略構成を説明する概略構成図である。
図6において、符号300は雨水排水システム(雨水排水配管構造)を、符号320は雨水配管本体を、符号121は横配管を、符号322は本管を、符号323は第1縦配管を、符号325は第2縦配管を、符号322Sはインクリーザを、符号320Tは合流部を、符号150Aは枝管を、示している。
また、雨水排水システム300は、例えば、サイフォン式排水部材(不図示)と、サイフォン式排水部材から流入する雨水を下層階に向かって排水する雨水配管本体320と、途中階(例えば、3階)において雨水配管本体320の合流部320Tに接続される枝管150Aと、を備えている。
そして、雨水排水システム300は、上層階から流下した排水と枝管150Aから合流した排水を地中に埋設された雨水ます160に排水するように構成されている。
なお、サイフォン式排水部材、雨水ます160については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
また、本管(縦配管)322には合流部320Tが形成され、枝管150Aからの排水が合流するように構成されている。合流部320Tは、本管322のうち、この合流部320Tよりも上側に位置する部分と、この合流部320Tよりも下側に位置する部分と、を接合する継手である。合流部320Tは、チーズ(90°Y管)により形成され、合流部320Tの受口の1つが、枝管150Aに接続される。
なお、横配管121については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
また、この実施形態において、第1縦配管323の下端には、インクリーザ322S、合流部320Tが、この順に接続されている。
また、第1縦配管323は、インクリーザ322S、合流部320Tを介して第2縦配管325に接続されている。
なお、第1縦配管323の材料及びサイズ(呼び径)については任意に設定することが可能である。
具体的には、第2縦配管325は、例えば、第1縦配管323よりも1サイズ大きい呼び径125Aに形成されている。
そして、第1縦配管323と第2縦配管325とを合流部320Tを介して接続して、本管322に呼び径100Aから呼び径125Aに流路面積が拡大される部分を構成している。
なお、インクリーザ322Sを形成する材料については任意に設定することが可能である。
また、インクリーザ322Sの高さは、例えば、建築物10の3階以下に配置されていることが好適であり、建築物10の2階以下に配置されていることがより好適であり、1階に配置されていることがさらに好適である。
また、第2縦配管325のサイズ(呼び径)や流路面積については任意に設定することが可能である。例えば、第2縦配管325の呼び径を第1縦配管323の呼び径に対して2サイズ以上大きく設定してもよい。
また、第2縦配管325の流路面積を、第1縦配管323の流路面積に対して呼び径で1サイズ未満の面積差で大きく設定してもよいし、1サイズよりも大きな面積差に設定してもよい。
この実施形態において、合流部320Tは、例えば、建築物10の3階に位置されていて、例えば、地表からの高さは10m以下に設定されている。
また、本管322内の流路面積が合流部320Tにおいて既に大きいので、合流部320Tで合流する排水の流量を大きくすることができる。なおこの場合、枝管150Aから合流部320Tに合流する排水の流量は、5L/s(リットル/秒)以上であっても、枝管150からの排水が本管122に確実に合流されるのが確認されている。
以下、図7から図9を参照し、本発明の第4実施形態に係る雨水排水システム(雨水排水配管構造)について説明する。
図7は第4実施形態に係る雨水排水システムの概略構成の一例を説明する概念図である。また、図8は第4実施形態に係る雨水排システムに適用するサイフォン式排水部材の概略構成の一例を説明する縦断面図であり、図9は斜視図である。
建築物10Aとしては、例えば、高さ20m以上の工場やショッピングセンター等に適用することが可能である。
そして、雨水排水システム100Aは、上層階から流下した排水と枝管150から合流した排水を地中に埋設された雨水ます160(第1実施形態参照)に排水するように構成されている。
また、サイフォン式排水部材110は、例えば、屋上スラブ15の上面に配置(例えば、埋設)されている。
また、縦リブ112は、例えば、U字形状の底部から開口側に向かって形成され互いに対向する一対の立上がり壁部が、流通孔111Hの中心から径方向外方に向かって放射状に延在していて、径方向外方に向かうにしたがって互いの間隔が広くなるように形成されている。
そして、筒部113は、接続短管121A、T字継手121Tを介して横配管121に接続され、サイフォン式排水部材110に流入する雨水を横配管121に流すように構成されている。
なお、サイフォン式排水部材110の構成は一例であり、構成については任意に設定することが可能である。
実施例は、比較例、本発明例1〜5を用いて、下記の検証試験1、検証試験2を実施して雨水排水システムの効果を確認した。
図10は、実施例に使用した雨水排水システムの概略構成を説明する概念図であり、図11は、実施例における雨水排水システムの具体的構成を説明する概念図である。
雨水排水システム(雨水排水配管構造)は、透明な樹脂材料で形成した配管により構成した。
また、雨水排水システムは、図10に示すように、地上8階建の実験施設(建築物)に設置されている。
また、サイフォン式排水部材は、8階の床面から1.0mに設置されている。
また、雨水排水システムは、本管(縦配管)の図10に示す圧力測定位置に、本管の管内圧力を測定するための圧力センサを設置した。また、図10に示すように、本管の途中に伸縮継手を配置した。
比較例は、図11に示すように、上下方向に配置された流路面積に変化がない本管の高さ方向の途中位置に枝管を接続して合流部を設置した。
本管:呼び径100A
枝管:呼び径100Aの90°Y管
合流部:GL+6.5m(3階床面+1700mm)
本発明例1は、第1実施形態と対応し、上側に配置した第1縦配管と、第1縦配管の下側に配置される養生管(第2縦管)と、を用いて、第1縦配管の下部を養生管内に挿入して本管を構成した。
そして、養生管(第2縦配管)の上端開口部よりも上方において第1縦配管に枝管を接続して合流部を設置した。
第1縦配管:呼び径100A
養生管(第2縦配管):呼び径125A
養生管(第2縦配管):呼び径125A
第1縦配管と養生管(第2縦配管)の接続部の高さ:GL+1000m
枝管:呼び径100Aの90°Y管
なお、第1縦配管と養生管(第2縦配管)の間に間隙を設けた。
合流部:GL+5.5m(3階床面+700mm)
本発明例2は、第1実施形態と対応し、本発明例1と同様に構成した。具体的には本発明例1と合流部の高さが相違する。
第1縦配管:呼び径100A
養生管(第2縦配管):呼び径125A
第1縦配管と養生管(第2縦配管)の接続部の高さ:GL+1000m
枝管:呼び径100Aの90°Y管
なお、第1縦配管と養生管(第2縦配管)の間に間隙を設けた。
合流部:GL+1.86m(2階床面+860mm)
本発明例3は、第2実施形態と対応し、上側に配置した第1縦配管と、第1縦配管の下側に配置される第2縦管と、を用いて、第1縦配管と第2縦配管とをインクリーザによって接続して本管を構成した。そして、第2縦配管よりも上方で第1縦配管に枝管を接続して合流部を設置した。
第1縦配管:呼び径100A
第2縦配管:呼び径125A
枝管:呼び径100Aの90°Y管
インクリーザの高さ:GL+450mm
枝管:呼び径100Aの90°Y管
合流部:GL+2.86m(2階床面+1860mm)
本発明例4は、第2実施形態と対応し、本発明例3と同様に構成した。具体的には本発明例3と合流部で用いた接続継手が相違する。
第1縦配管:呼び径100A
第2縦配管:呼び径125A
枝管:呼び径100Aの90°Y管
インクリーザの高さ:GL+450mm
枝管:呼び径100Aの45°Y管
合流部:GL+2.86m(2階床面+1860mm)
本発明例5は、第3実施形態と対応し、上側に配置した第1縦配管と、第1縦配管の下側に配置される第2縦管と、を用いて、第1縦配管と第2縦配管とをインクリーザによって接続して本管を構成した。そして、第2縦配管の途中で第2縦配管に枝管を接続して合流部を設置した。
第1縦配管:呼び径100A
第2縦配管:呼び径125A
インクリーザの高さ:GL+450mm
枝管:呼び径100Aの大曲90°Y管(LT管)
合流部:GL+2.86m(2階床面+1860mm)
以下、図12を参照して、実施例における検証試験1の検証結果について説明する。
図12は、実施例における検証試験1に係る雨水排水システムの本管の管内圧力を説明する圧力分布図である。
比較例、本発明例1〜3を用いて、サイフォン式排水部材から横管を介して本管に雨水を供給して本管における管内圧力の変化を検証した。
しかしながら、比較例は、下層階に下がるにつれて、管内圧力が直線的に上昇し、3階床面(GL+約6m)付近で管内圧力がゼロとなり、1階及び2階では管内圧力は正圧に上昇する。
そして、本発明例1〜3は、2階床面まで下がっても、本管の管内圧力が負圧のまま維持されることが確認された。
したがって、本発明例1〜3では、枝管からの排水を本管に安定して合流させることが可能である。
以下、図13を参照して、実施例における検証試験2の検証結果について説明する。
図13は、実施例における検証試験2に係る雨水排水システムの枝管の合流流量を説明する図である。図13において、○はスムースに合流可能であることを、■△は時折逆流が発生しているが合流可能であることを示している。
検証試験2は、本発明例3〜5を用いて、サイフォン式排水部材から横管を介して本管に雨水を供給するとともに、枝管から本管に流量を変化させながら排水を合流させて、合流部における排水の合流状態を目視によって観察することにより、枝管から本管に合流可能な排水流量を検証することにより評価した。
なお、サイフォン式排水部材から本管に流した雨水の流量は40L/Sである。
一方、本発明例3では、図13に示すように、枝管からの排水流量が3L/Sの場合には、1L/S〜2L/Sの場合に比較すると合流しにくくなる。
また、本発明例4は、枝管からの排水流量が5L/Sの場合にも、排水を本管に安定して合流可能であるといえる。
また、本発明例5は、枝管からの排水流量が10L/Sの場合にも、排水を本管に安定して合流可能であるといえる。
以上のように、本発明例4、5は、枝管から合流可能な排水流量が大きい点においても、本発明例3よりも有利であることが確認できた。
また、養生管125、第2縦配管225、325の呼び径を、第1縦配管123の流路面積に対して呼び径で1サイズ未満の面積差で大きく設定してもよいし、1サイズよりも大きい面積差に設定してもよい。
100、100A、200、300 雨水排水システム(雨水排水配管構造)
20、110 サイフォン式排水部材
120、220、320 雨水配管本体
120T、220T、320T 合流部
121 横管
122、222、322 本管
123、223、323 第1縦配管
125 養生管(第2縦配管)
150、150A 枝管
160 雨水ます
222S、322S インクリーザ
225、325 第2縦配管
Claims (2)
- 建築物に配置され上層階から階下に向かって雨水を排水する雨水排水配管構造であって、
上層階に配置されたサイフォン式排水部材と、
前記サイフォン式排水部材から流入する雨水を前記上層階から前記階下に向かって流下する本管と、
前記本管の高さ方向における途中に位置される合流部に接続され、前記合流部に外部から排水を流入させる枝管と、
を備え、
前記本管は、
上方側に配置され前記サイフォン式排水部材に接続される第1縦配管と、前記第1縦配管の下方側に配置され前記第1縦配管よりも大きな流路面積を有する第2縦配管と、
を備え、
前記合流部は前記第2縦配管に形成され、
前記第2縦配管は、前記合流部よりも上方側に配置されたインクリーザを介して前記第1縦配管に接続されている
ことを特徴とする雨水排水配管構造(ただし、前記枝管にサイフォン式排水部材を備えたものを除く)。 - 請求項1に記載の雨水排水配管構造を組み立てるための配管部材であって、
前記サイフォン式排水部材と、
前記第1縦配管と、
前記第1縦配管よりも大きな流路面積を有する前記第2縦配管と、
前記第1縦配管の下端に設けられる前記インクリーザと、
前記インクリーザの下方に配置され、3つの受口を備える前記合流部としてのチーズと、
前記チーズの受口の1つに接続される前記枝管と、
を備え、
前記第2縦配管の呼び径は、前記第1縦配管の呼び径よりも1サイズ以上大きいことを特徴とする配管部材。
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