JPH10231544A - 集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造 - Google Patents

集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造

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JPH10231544A
JPH10231544A JP9036106A JP3610697A JPH10231544A JP H10231544 A JPH10231544 A JP H10231544A JP 9036106 A JP9036106 A JP 9036106A JP 3610697 A JP3610697 A JP 3610697A JP H10231544 A JPH10231544 A JP H10231544A
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pipe
diameter portion
floor
pipe joint
horizontal
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Takashi Kusano
隆 草野
Katsumi Take
克己 武
Takamitsu Ejima
孝光 江嶋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上階とその下の階との間取りが異なり、上方か
ら垂下される伸頂通気管あるいは排水縦管と、集合管継
手の下方に垂下される排水縦管との位置がずれる場合で
も、上階の床とその下の階の天井との間に形成された配
管空間を、他の配管空間と同一の高さにすることができ
る集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層階建築
物の排水配管構造を提供することを目的としている。 【解決手段】大径部21と小径部22とが徐々に縮径さ
れる縮径部23を介して一体化された形状をし、大径部
21側を上方にして配管されるようになっているととも
に、大径部21の上端が閉塞している縦管路2と、上端
縁31が大径部21の上端21aに略一致するように大
径部21に連接された横管路3a,3bとを備える構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合管継手および
この集合管継手を用いた多層階建築物の排水配管構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】中層、高層等の多層階の建築物では、排
水縦管と各階の排水をこの排水縦管に導く横枝管とが、
集合管継手と称される継手を介して接続されている。図
3に示すように、従来の集合管継手100は、大径部1
11と小径部112とが徐々に下方に縮径する縮径部1
13によって一体化された形状の縦管路110を有し、
大径部111周面に横枝管が接続される複数の横管路1
20がその一端を開口させるように設けられているとと
もに、大径部120上面に上方の排水縦管または伸頂通
気管の下端が接続される受口130が設けられている。
【0003】そして、横枝管および横管路120を介し
て大径部111に流入した排水を縮径部113で集水す
るとともに、縮径部113の内面のテーパあるいは縮径
部内面に設けられた螺旋溝や旋回羽根によって旋回流に
して小径部112に接続された排水縦管に流下させるよ
うになっている。すなわち、この集合管継手100は、
各階の排水が横枝管から多量に排水縦管に流入しようと
した場合でも、縮径部113で排水を常に旋回流にして
小径部112から下方の排水縦管に流入させるようにな
っているので、集合管継手100および排水縦管の中央
に常に空気芯を形成することができ、排水縦管の閉塞を
なくすることができる。したがって、排水縦管のつまり
による圧変化によって、各階の排水管に設けられたトラ
ップの封水効果が損なわれることを防止できるようにな
っている。
【0004】しかし、マンションなどの多層階建築物で
は、図3に示すように、上の階200と下の階201と
で間取りが異なり、上の階200の室外壁に沿って垂下
される伸頂通気管(排水縦管)300と、下の階201
の室外壁に沿って垂下される排水縦管400とを垂直に
並べることができない場合がある。このような場合、図
3に示すように、従来の集合管継手100では、大径部
111の上方に設けられた受口130と、伸頂通気管
(あるいは排水縦管)300の下端とを、エルボ301
および横管302を介して接続させなければならない。
【0005】したがって、上の階200と下の階201
との間に形成される配管空間500に、エルボ301お
よび横管302の高さ分だけ、他の配管空間600より
無駄な高さが必要になり、建築物の建築コストが上がる
恐れがある。そこで、図示していないが、受口130を
盲板で塞ぐとともに、伸頂通気管(あるいは排水縦管)
300の下端に繋がる横管302を横管路120のうち
の1つに接続する方法も考えられるが、この場合でも、
受口130および盲板の厚み分だけ、やはり配管空間を
余分にとる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、上階とその下の階との間取りが異なり、
上方から垂下される伸頂通気管あるいは排水縦管と、集
合管継手の下方に垂下される排水縦管との位置がずれる
場合でも、上階の床とその下の階の天井との間に形成さ
れた配管空間を、他の配管空間と同一の高さにすること
ができる集合管継手およびこの集合管継手を用いた多層
階建築物の排水配管構造を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる集合管継手は、大径部と小径
部とが徐々に縮径する縮径部を介して一体化された形状
をし、大径部側を上方にして配管されるようになってい
るとともに、大径部の上端が閉塞している縦管路と、上
端縁が前記大径部の上端に略一致するように縦管路の大
径部に連接された少なくとも2つの横管路とを備える構
成とした。
【0008】本発明にかかる多層階建築物の排水配管構
造は、請求項1に記載の集合管継手が、上階の床と、そ
の下の階の天井との間に形成された配管空間に横管路を
臨ませように大径部側を上側にして配置され、この集合
管継手の小径部が下の階の室外壁面に沿って配設された
排水縦管路を形成する排水縦管に接続されているととも
に、前記集合継手の1つの横管路に、前記排水縦管とず
れた位置で上階の室外壁面に沿って垂下される排水縦管
または伸頂通気管の下端に繋がる横管が接続され、残り
の横管路に前記配管空間に配設された上階の排水の流路
となる横枝管が接続されている構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る集合管継手の実施の形態をあらわし、図2は図1の集
合管継手を用いた排水配管構造の実施の形態をあらわし
ている。
【0010】図1に示すように、この集合管継手1は、
縦管路2と3つの横管路3a,3bとを備えている。縦
管路2は、大径部21と小径部22とが縮径部23を介
して接続された形状をしている。
【0011】大径部21は、上端が閉塞していて、横管
路3a,3bが、その上端縁31,31を大径部21の
上端面21aに一致させるように連接されている。縮径
部23は、小径部22側に向かって徐々に縮径してい
て、大径部21に流れ込んだ排水を集水しながら旋回流
とするとともに、内面に複数の旋回羽根24が設けら
れ、大径部21側から流れ込んだ排水をこの旋回羽根2
4によってより確実な旋回流にして小径部22に流下さ
せるようになっている。
【0012】小径部22は、その下端が図2に示すよう
に排水縦管8の受口81に接続されるようになってい
る。
【0013】この集合管継手1は、以上のようになって
おり、図2に示すように、最上階5と直下の階6とで間
取りが異なり、屋上から最上階5の室外壁51に沿って
垂下される伸頂通気管7と下の階6の室外壁61に沿っ
て垂下される排水縦管8とをずれた位置に設けざるを得
ない排水配管構造になる場合でも、最上階5の床52と
下の階6の天井62との間の配管空間9を他の配管空間
9´と略同じ幅にした排水配管構造Aとすることができ
る。
【0014】すなわち、この排水配管構造Aは、大径部
21側を上にして集合管継手1の横管路3a,3bが配
管空間9に臨むとともに、小径部22が排水縦管8に接
続されている。また、一方の横管路3aに伸頂通気管7
の下端と接続される横管71が接続され、他方の横管路
3bに配管空間9に配管された横枝管91が接続されて
いる。
【0015】そして、横枝管91および伸頂通気管7に
接続される横管71の接続される横管路3a,3bの上
端縁と大径部21の閉塞部の上面が一致している。した
がって、配管空間9の幅を略横枝管91の配管スペース
だけにすることができ、他の配管空間9´と同じにする
ことができる。
【0016】因みに、呼び径100mm(外径114.3
mm)および呼び径80mm(外径89.1mm)の伸頂通気
管7を図2の排水配管構造Aおよび図3の排水配管構造
にそれぞれ配管したところ、図3の排水配管構造の場
合、配管空間9を200mm程度とらなければならなかっ
たのに対し、図2の排水配管構造Aの場合、110〜1
70mmと、30〜90mm程度縮めることが可能であっ
た。
【0017】なお、図2中、93はスラブである。
【0018】本発明にかかる集合管継手は、上記の実施
の形態に限定されない。たとえば、上記の集合管継手1
では、2つの横管路3a,3bが同径であったが、異径
であっても構わない。また、横管路の数は、3つ以上で
も構わない。また、上記の集合管継手1では、小径部2
2の下端が排水縦管8の受口81に嵌まり込む差口タイ
プになっていたが、受口タイプにしても構わない。
【0019】さらに、上記の集合管継手1では、縮径部
23の内壁面に旋回羽根24が設けられていたが、旋回
羽根24はなくても構わない。
【0020】
【発明の効果】以上のように構成されているので、本発
明にかかる集合管継手は、無駄な配管空間を採ることな
く、上方から垂下された伸頂通気管あるいは排水縦管を
接続することができる。また、本発明にかかる多層階建
築物の排水配管構造は、上記本発明の集合管継手を使用
して、上の階と下の階の間取りが異なる場合でも、各階
の排水配下空間を一定にすることかできるので、建築物
の建築コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる集合管継手の実施の形態をあら
わす断面図である。
【図2】図1の集合管継手を用いた多層階建築物の排水
配管構造の1例をあらわす断面図である。
【図3】従来の集合管継手を用いた多層階建築物の排水
配管構造をあらわす断面図である。
【符号の説明】
A 排水配管構造 1 集合管継手 2 縦管路 21 大径部 21a 上端面 22 小径部 23 縮径部 3a,3b 横管路 31 上端縁 4 排水縦管 5 最上階(上階) 51 室外壁 52 床 6 直下の階(下の階) 61 室外壁 62 天井 7 伸頂通気管 8 排水縦管 9,9´ 配管空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江嶋 孝光 佐賀県鳥栖市轟木町1760 九州積水工業株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径部と小径部とが徐々に縮径する縮径部
    を介して一体化された形状をし、大径部側を上方にして
    配管されるようになっているとともに、大径部の上端が
    閉塞している縦管路と、上端縁が前記大径部の上端に略
    一致するように縦管路の大径部に連接された少なくとも
    2つの横管路とを備える集合管継手。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の集合管継手が、上階の床
    と、その下の階の天井との間に形成された配管空間に横
    管路を臨ませように大径部側を上側にして配置され、こ
    の集合管継手の小径部が下の階の室外壁面に沿って配設
    された排水縦管路を形成する排水縦管に接続されている
    とともに、前記集合継手の1つの横管路に、前記排水縦
    管とずれた位置で上階の室外壁面に沿って垂下される排
    水縦管または伸頂通気管の下端に繋がる横管が接続さ
    れ、残りの横管路に前記配管空間に配設された上階の排
    水の流路となる横枝管が接続されている多層階建築物の
    排水配管構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004084212A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Kubota Corp 伸頂通気管用の配管部材及び伸頂通気管の配管構造
CN107724484A (zh) * 2017-08-28 2018-02-23 福建统豪卫浴有限公司 一种快速导流装置及应用其的冲水水箱

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