JP4536236B2 - 排水管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、戸建て、集合住宅、ビルや工場などの建築物に設置される排水管に係り、特に横引き排水管に用いて好適な排水管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種排水管の一般的なものとしては、鋳鉄管,ヒューム管,陶管,鋼管,硬質塩化ビニルなどからなる円形断面の管材が使用されている。そして、近年では、粗度計数が小さくて掃流性に優れた硬質塩化ビニル管が広く利用されている。
このような排水管は、住宅の床下に、ある程度の勾配を持たせていわゆる横引き排水管として設けられる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特に近年、マンションのような集合住宅にあっては、上下階の間における床下高さが狭小化されてきている。
そのため、狭小化された床下スペースに、従来のような円形の排水管を用いた場合、通常の勾配で配管することができなくなるという問題があり、またそれを防ぐために勾配を小さくしようとすると、排水管に排出物が滞留するおそれがある。したがって、限られた狭いスペース及び勾配で如何に良好な排水を得られるかが課題となっていた。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑み、限られたスペース内であっても、良好な排水能力を得ることができる排水管の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明においては、以下の手段を採用した。
【0006】
請求項1記載の排水管は、汚水等の排水処理に用いられる排水管であり、その軸線と直交する断面が概ね略楕円形状をなしていることを特徴とする。
【0007】
上記請求項1記載の排水管によれば、このような楕円断面形状を有する排水管を、例えば床下などに横引き配管し、かつその楕円の長軸が水平となるように配管設置した場合には、排水管の鉛直方向外径寸法が従来の円形排水管に比較して小さくなるので、同じ設置スペース高さであっても、従来の円形排水管よりも勾配を緩やかな状態で設置することができる。換言すれば、従来では十分な勾配が確保できずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を確保しつつ配管施工することができる。しかも、単純に円形管の半径を小さくする場合に比較して、横に広がるような略楕円形状をなしているので、従来の円形管と同じ流路面積を確保できるようになっている。しかも、略楕円形状を採用したことにより、例えば多数本の排水管を平積みして運搬する場合には、積層密度を高めることができるので、従来の円形排水管に比較して、より多くの本数を運ぶことができ、運送コストの低減にも効果的である。
【0008】
また、請求項1記載の排水管は、内面周長を240〜650(mm)、前記略楕円形状の長軸を境とする一方の円弧部の内周側半径をR1(mm)、他方の円弧部の内周側半径をR2(mm)、前記内面周長の値を2πで割り算した値をR(mm)とした場合に、R1=1.2R〜2.0R、かつR2=2.0R〜14.0Rであり、かつ、R2/R1=1.5〜8.0であることを特徴とする。
【0009】
上記請求項1記載の排水管によれば、この排水管を、前記一方の円弧部が鉛直方向下側、前記他方の円弧部が鉛直方向上側を向くように横引き配管した場合には、下側の円弧部(前記一方の円弧部)の内周側半径R1に対して1.2R〜2.0Rの曲率を持たせたことで、下側の円弧部に沿って流れる排出物の掃流性能を確保することができる。従って、円管に比較しても排出物の掃度が低下することなく良好な排水機能を確実に得ることができる。また、上側の円弧部(前記他方の円弧部)においては、内周側半径R2に対して2.0R〜14.0Rの曲率を持たせたことで、例えばこの排水管を他の排水管に継手を使って接続する場合に、前記継手内にこの排水管を挿入接続した際に、上側の円弧部の外周面が、前記継手内の接合内壁面に対して圧迫力を加えるように密着させることができるので、上側の円弧部を単なる平坦形状とした場合に比較して、この接合部分での隙間発生を生じさせないようにすることができる。なお、前記一方の円弧部よりも前記他方の円弧部側の曲率半径を大きくする(R2/R1=1.5〜8.0)とともに、この比較的平たい前記他方の円弧部側の外側面を、例えば建物の外壁面に対して沿うように取り付けるように配管施工することもできる。このように設置した場合には、建物外壁面にマッチして美観上優れた排水管とすることも可能となる。
【0011】
上記請求項1記載の排水管によれば、各内周側半径R1,R2間の比として、R2/R1比を1.5〜8.0に設定することで、その作用効果をより的確に得ることができる。すなわち、従来では十分な勾配が稼げずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を稼ぐように配管施工することができる。しかも、単純に円形管の半径を小さくする場合に比較して、横に広がるような略楕円形状をなしているので、従来の円形管と同じ流路面積を確保できる。
【0012】
請求項2記載の排水管は、請求項1記載の排水管において、前記一方の円弧部が鉛直方向下方を向くとともに、前記他方の円弧部が鉛直方向上方を向くように配設され、建物内の横引き排水管として用いられることを特徴とする。
【0013】
上記請求項2記載の排水管によれば、上述したように、従来では十分な勾配が稼げずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を稼ぐように配管施工することができる。しかも、単純に円形管の半径を小さくする場合に比較して、横に広がるような略楕円形状をなしているので、従来の円形管と同じ流路面積を確保することもできる。
【0014】
請求項3記載の排水管は、請求項1記載の排水管において、前記他方の円弧部が、構築物の壁面に対して沿うように取り付けられて、略垂直方向の排水管として用いられることを特徴とする。
【0015】
上記請求項3記載の排水管によれば、建物外壁面にマッチして美観上優れた排水管とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の排水管は、汚水等の排水処理に用いられる排水管であり、その各実施の形態を、図1〜図22に基づいて説明するが、本発明がこれらに限定解釈されるものでないことは勿論である。なお、図1は本発明に係る排水管を集合住宅に配管した場合を説明する平面図、図2は床下スペースにおける排水管の配管状態を示す図であって、図1のA−A線断面図、図3は排水管の設置状態を示す図2の部分拡大図、図4は図3のB−B線断面図、図5は同排水管をその軸線に垂直な断面で見た断面図である。
【0017】
各実施の形態に示す各排水管は、その軸線に対して垂直な断面形状が、概ね略楕円形状(この定義については後述する)をなしている。そして、この略楕円形状は、その長軸を境とする一方の円弧部の内周側半径をR1(mm)、他方の円弧部の内周側半径をR2(mm)とした場合には、内面周長が300〜650(mm)である従来の円形排水管(図示せず)の前記内面周長を2πで割り算した値である半径R(mm)に対して、R1=1.2R〜2.0R、かつR2=2.0R〜14.0Rであり、かつ、R2/R1=1.5〜8.0の寸法条件を満たしており、これによって後述の効果を得ることが可能となっている。なお、R1,R2間の比としては、R2/R1=1.5〜8.0を採用しているため、前記効果をより確実に得ることが可能である。
【0018】
図1,図2に示すように、集合住宅1には、台所2からの排出物(汚水)を排出(排水)するための第1排水管10Aと、洗面脱衣所3及び浴室4からの排出物(汚水)を排出(排水)するための第2排水管10Bとが配管されている。これら第1排水管10A,第2排水管10Bは、例えば図3及び図4に示すように、両側の支柱6の上部に設けられた取付具5のような吊り形や支柱形により、これまで通り所定の勾配をもって支持された状態で横引き配管されている。
【0019】
そして、これら第1排水管10A及び第2排水管10Bは、図5に示す如く、その軸線と直交する断面が概ね略楕円形状をなして形成されている。なお、本発明で言う「概ね略楕円形状」とは、その長軸(図5に示す水平中心線H)を境とした上下の円弧形状が例えば図5に示したように、前記長軸を境とする上側の円弧部(以下、これを上側円弧部11と称する)よりも下側の円弧部(以下、これを下側円弧部12と称する)の方が曲率半径が小さくなっているような、楕円に類似した形状を言う。なお、上側円弧部11を完全な平坦形状とすることも考えられるが、平坦形状では、他の排水管との間で継手接続する際(図示せず)に、この平坦部分と前記継手との間が密着しにくくて排水漏れを生じる恐れがあるので、これは除外するものとする。また上側円弧部11を完全な平坦形状にすることは、製造上容易でない点においても欠点となる恐れがある。これに対し、本発明では上側円弧部11に少なくとも最低限の曲率を与えているので、他の排水管と継手接続する際の密着性(接合性)を高められる上に、製造を容易としているという点で優れている。一方、これら上側円弧部11及び下側円弧部12間の各境部分の形状については限定せず、曲面であっても、平坦であっても良いものとする。
【0020】
以下、説明の便宜上より第1排水管10A,第2排水管10Bを総称して単に排水管10として述べる。排水管10は、図5に示すように、軸線と直交する断面として、その長軸である水平中心線Hを中心とする上側円弧部11と下側円弧部12とが異形形状をなす楕円状に形成されている。なお、図5にはそれぞれの曲率半径がミリメートル単位で記入されている。この排水管10においては、その長軸(水平中心線H)を境とする上側円弧部11に比較して下側円弧部12の方が曲率半径が小さくなっており、本例では例えば、上側円弧部11の外周側の曲率半径が127.1(mm)、内周側の曲率半径が120(mm)で、また下側円弧部12の外周側の曲率半径が80.1(mm)、内周側の曲率半径が73(mm)をなしている。その場合、排水管10の垂直中心線V方向の最も高い全高が84.2(mm)、肉厚を除いた内部高さが70(mm)をなしており、また上側円弧部11と下側円弧部12とを結ぶ外側の曲率半径が25.1(mm)で、その内側の曲率半径が18(mm)の寸法となっている。そして、この排水管10は、その下側円弧部12(一方の円弧部)が鉛直方向下方を向くとともに、上側円弧部11(他方の円弧部)が鉛直方向上方を向くように配設され、建物内の横引き排水管として用いられるようになっている。
【0021】
このような楕円状の排水管10は、硬質塩化ビニルによって形成され、かつ内周側の半径が50(mm)となる一般的な従来の円管(VP100)を押出成形時に、図5に示す形状に冷却サイジングされることにより製造される。そして、図3及び図4に示すように、下地パネル7を支える支柱6に取付具5を介して排水管10が取付けられることにより、その下地パネル7の面に対して排水管10の長軸(水平中心線H)がほぼ平行に配置されるようになっている。なお、下地パネル7の上面にはフロア8が設けられている。
【0022】
上記の如く、排水管10が、下地パネル7の面に対して前記長軸が平行に配置される概ね略楕円形状に形成されると、排水管10の高さを縮小することができ、床下スペースが狭くなっても、設置傾斜角度を維持したままの配管施工を容易に行うことが可能となる。すなわち、従来では十分な勾配が稼げずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を稼ぐように容易に配管施工することが可能となる。しかも、単純に円形管の半径を小さくする場合に比較して、横に広がるような略楕円形状となっているので、従来の円形管と同じ流路面積も確保可能となっている。
また、略楕円形状を採用したことにより、例えば多数本の排水管10を平積みして運搬する場合には、積層密度を高めることができるので、従来の円形排水管に比較して、より多くの本数を運ぶことができ、運送コストの低減にも効果的である。
【0023】
さらに詳説すると、排水管10においては、上述したように、内面周長を300〜650(mm)、下側円弧部12の内周側半径をR1(mm)、上側円弧部11の内周側半径をR2(mm)、前記内面周長の値を2πで割り算した値をR(mm)とした場合に、R1=1.2R〜2.0R、かつR2=2.0R〜14.0Rであり、かつ、R2/R1=1.5〜8.0である構成を採用したことにより、以下に説明する効果が得られるようになっている。すなわち、下側円弧部12の内周側半径R1に対して、1.2R〜2.0Rの曲率を持たせたことで、下側円弧部12に沿って流れる排出物の流速が、内径Rの円管と略同等の速度となるように確保することができる。従って、円管に比較しても排出物の掃度が低下することなく良好な排水機能を確実に得ることが可能となる。また、上側円弧部11においては、内周側半径R2に対して2.0R〜14.0Rの曲率を持たせたことで、例えばこの排水管10を他の排水管に継手を使って接続する場合に、前記継手内にこの排水管10を挿入接続した際に、上側円弧部11の外周面が、前記継手内の接合内壁面に対して圧迫力を加えるように密着させることができるので、上側円弧部11を単なる平坦形状とした場合に比較して、この接合部分での隙間発生を生じさせないようにすることが可能となる。また、上側円弧部11は、管内に空気層を確保し、排水性能を保持する作用も有している。
【0024】
また、排水管10は、上側円弧部11の曲率半径に比較して下側円弧部12の曲率半径が小さくなっていることにより、特に下側円弧部12に沿って流れる排出物の流速が十分に速くなるように確保することができ、従って、排出物の掃度が低下することなく良好な排水機能を確実に得ることが可能となる。また、上側円弧部11においては、わずかでも曲率を与えておくことで、例えばこの排水管10を他の排水管に継手(図示せず)を使って接続する場合に、前記継手内にこの排水管10を挿入接続した際に、上側円弧部11の外周面が、前記継手内の接合内壁面に対して圧迫を加えるように接合させることができるので、上側円弧部11を平坦形状とした場合に比較して、この接合部分での隙間を生じさせないようにすることが可能となり、より好ましくなっている。
【0025】
また、下側円弧部12よりも大きい曲率半径を有する上側円弧部11の外側の側面は、比較的平坦形状に近いので、この側面を例えば建物の外壁面に対して沿うように取り付けることもできる。このように設置した場合には、建物外壁面にマッチして美観上優れた排水管とすることが可能となる。また、略楕円形状を採用したことにより、例えば多数本の排水管10を平積みして運搬する場合には、積層密度を高めることができるので、従来の円形排水管に比較して、より多くの本数(例えば3割〜4割増しの本数)を運ぶことができ、運送コストの低減にも効果的となっている。また、略楕円形状であるので、平積みした際に転がりにくく、荷積みが容易である点でも優れている。
【0026】
なお、本例で用いた排水管10においては、外周の周長が356.8(mm)、内周の周長が312.2(mm)をなしており、これらは管の内径が100(mm)となる従来の円管VP100にそれぞれ類似しており、従って、流路断面積の大きさがほぼ同じとなることから、この点からも、一般的な円形の排水管と同等の排出機能を果たすことが理解できる。
【0027】
因みに、従来の円管VP100の内周側の半径(50(mm))をRとした場合、本実施の形態の排水管10の上側円弧部11の内周側の曲率半径は120(mm)であることから、2.4Rの大きさとなり、また下側円弧部12の内周側の曲率半径は73(mm)であることから、1.46Rの大きさとなっている。そして、この排水管10における下側円弧部12の内周側曲率半径をR1とし、かつ上側円弧部11の内周側曲率半径をR2とすれば、R2をR1で割った比(R2/R1)が1.64の関係となっている。
【0028】
また、本実施の形態の排水管10は、その軸線を通る断面での、短軸方向(垂直中心線V方向)の内部高さ寸法をh(mm)とした場合(図5参照)、1.4Rとなっており、1.3R≦h≦1.6Rの寸法範囲条件を満たしている。この寸法範囲条件を満たすことにより、本発明の効果(従来では十分な勾配が稼げずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を稼ぐように容易に配管施工することが可能となる。)をより的確に得ることが可能となっている。すなわち、h≦1.6Rとすることで、排水管10の高さを低くできるので、低い設置スペースにおいても、十分な勾配を稼ぐように容易に配管できる。また、1.3R≦hとすることで、必要以上に排水管10を潰すことによる排水流れの阻害を防止できるようになっている。
【0029】
次に、本発明の排水管の他の実施の形態を図6〜図22に示す。これらの図においても、それぞれの寸法をミリメートル単位で記入している。
【0030】
図6に示す排水管10は、上側円弧部11の外周側の曲率半径が187.1(mm)、その内周側の曲率半径が180(mm)であり、また下側円弧部12の外周側の曲率半径が79.1(mm)、内周側の曲率半径が72(mm)である。また、外周の周長が355.6(mm)で、かつ内周の周長が311.0(mm)となっている。
従来の円管VP100の内周側の半径(50(mm))をRとした場合、この排水管10の上側円弧部11の内周側の曲率半径は180(mm)であることから、3.6Rの大きさとなり、また下側円弧部12の内周側の曲率半径は72(mm)であることから、1.44Rの大きさとなっている。
そして、排水管10における下側円弧部12の内周側曲率半径をR1とし、かつ上側円弧部11の内周側曲率半径をR2とすれば、R2/R1比は2.5の関係となっている。したがって、先に説明した図5の排水管10と同様の効果を得ることが可能となっている。
【0031】
図7に示す排水管10は、上側円弧部11の外周側の曲率半径が240.1(mm)、その内周側の曲率半径が233(mm)であり、また下側円弧部12の外周側の曲率半径が75.1(mm)、内周側の曲率半径が68(mm)である。また、外周の周長が357.8(mm)で、かつ内周の周長が313.1(mm)となっている。
この排水管10について、従来の円管VP100の半径R(50(mm))との関係を述べると、上側円弧部11の内周側の曲率半径が233(mm)であることから、4.66Rの大きさとなり、また下側円弧部12の内周側の曲率半径は68(mm)であることから、1.36Rの大きさとなっている。
そして、排水管10における下側円弧部12の内周側曲率半径をR1とし、かつ上側円弧部11の内周側曲率半径をR2とすれば、R2/R1比は約3.4となっている。したがって、先に説明した図5の排水管10と同様の効果を得ることが可能となっている。
【0032】
図8に示す排水管10は、上側円弧部11の外周側の曲率半径が131.2(mm)、その内周側の曲率半径が124.1(mm)で、また下側円弧部12の外周側の曲率半径が80.1(mm)、内周側の曲率半径が73(mm)である。また、外周の周長が357.6(mm)で、かつ内周の周長が313(mm)となっている。
この排水管10において従来の円管VP100の半径R(50(mm))との関係を述べると、上側円弧部11の内周側の曲率半径が2.48Rで、下側円弧部12の内周側の曲率半径が1.46Rの大きさとなっている。
そして、排水管10における下側円弧部12の内周側曲率半径をR1とし、かつ上側円弧部11の内周側曲率半径をR2とすれば、R2/R1比は約1.7の関係となっている。したがって、先に説明した図5の排水管10と同様の効果を得ることが可能となっている。
【0033】
これら図6〜図8に示す各排水管10は、その高さが何れも図5に示す排水管の場合と同様に84.2(mm)であり、従来の円管VP100に比較して、高さ方向の外径が小さい寸法であるので、それだけ狭い床下スペースに確実に収めることができ、前述したように図5の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0034】
次に、このような図5〜図8に示す形状の排水管10と、従来の円管VP100からなる排水管との排出効果を比較した図9について述べる。
なお、比較に際しては、図10に示す如く6mの長さからなる排水管10を用い、この排水管10の一端部にトイレaを接続し、そのトイレaから13リットルの水と、汚物の代用品であるトイレットペーパ(紙)及びみそを流し、それらが排水管10の他端部まで排水される時間(6m到達時間)を計測することで行った。このとき排水管10は、0.5%(1/200),1%(1/100),1.5%(約1/67),2%(1/50)の勾配αを持たせて、その都度計測したものである。
また、図9において、三角(△)印は、従来の円管のVP100に相当するR50(内径の半径50(mm))を用いた場合を示し、また四角(□)印は、R62.5からなる参考用の排水管を用いた場合を示し、さらに丸(○)印は、本実施形態の図5及び図8に相当する排水管10を用いた場合を示す。
【0035】
図9によれば、丸印にて示す本実施形態の排水管10が、従来の円管であるR50よりも大きな曲率の下側円弧部を有する楕円状であっても、従来とほぼ同じ流速を得ていることが判る。従って、上述の如く、断面がほぼ円弧状をなす形状の排水管10でも、従来品とほぼ同じ排水機能を果たせることが確認できる。
【0036】
次に、図11に示すように、上記6mの排水管10に同様にしてトイレaが接続される他、その途中位置に浴槽(フロ)b,流し台(台所)c,洗濯機d,洗面台eに通じる分岐管13がそれぞれ接続されると共に、その下流側に計測トラップfに通じる分岐管13が接続され、計測トラップfにより、それぞれから排出したときの流速(m/s)と全水量(リットル:L)との関係を計測した結果を図12〜図15に示す。なお、分岐管13は、従来の円管VP50を用いている。
【0037】
図12は、それぞれの分岐管に水のみを排水した場合の計測結果であり、図13はそれぞれの分岐管に水を流すと共に、トイレaより汚物を流した場合の計測結果である。これら図12〜図15において、実線の符号は、従来の円管VP100を用いた場合を表し、また破線の符号は図5に示す楕円状の排水管10を用いた場合を表している。つまり、実線の符号はそれぞれ0.5%,1%,2%の勾配で配管された従来例を示し、破線の符号はそれぞれ同様の勾配で配管された本実施の形態を示している。
図12から、水のみを排水した場合には、水量が少ないとその勾配の角度に影響され、また水量が多いと流速の差が小さいものとなっている。図13から、汚物が排出された場合には、水量の多少に拘わることなく、勾配の影響が現れているが、これは従来の円管も本実施の態様の排水管も類似した傾向となっている。
【0038】
図14は汚物が排出されていないときに、それぞれの分岐管13から所望の量が排水された場合の勾配と流速との関係説明図であり、同図において、実線の符号は、従来の円形排水管(VP100)を表し、破線の符号は本実施の形態の排水管を用いた計測結果である。
なお、図14では、実線の四角印が浴槽bからの排出、実線の丸印が洗濯機dからの排出、実線の菱形印がトイレaからの排出、実線の三角印が流し台cからの排出をそれぞれ示し、また破線の四角印が本発明の排水管を用いた浴槽bからの排出、破線の菱形印が同様のトイレaからの排出をそれぞれ示している。
【0039】
また、図15はそれに対し汚物が排出されたときの、それぞれの分岐管からの所望の量が排水された場合の勾配と流速との関係説明図であり、同図において実線の符号は図14に対応して従来の排水管を用いた場合を示し、破線の符号は本発明の排水管を用いた場合をそれぞれ示している。
そして、これら従来の排水管と本発明の排水管とでは、図16〜図18に示す計測結果となった。
【0040】
図16〜図18は、0.5%(1/200)勾配時,1%(1/100)勾配時,2%(1/50)勾配時のものであって、それぞれ(a)が本実施形態を示し、(b)が従来例を示している。また、図中の○印は、汚物が流れたことを意味し、×印は汚物が流れなかったことを意味している。
これらの計測結果によれば、0.5%,1%,2%の勾配時に、従来の円管とほぼ同様の排出効果を得られていることが理解できよう。また、特に図16(b)に示すように、0.5%の勾配時にはトイレから汚物が排出されるとき、汚物が完全に流れなかったのに対して、本実施の形態の排水管では同図(a)に示すように、汚物を排出できる結果となり、その点から勾配が小さくとも良好な排水機能が得られていることがわかる。このように小さい勾配であっても、良好な排水機能を得られることは、床下スペースの狭小化に確実に対応できる効果がある。
【0041】
なお、これまで述べた各実施の形態においては、屋内用として用いられるVP100(内半径R50)に対応する断面積を有する排水管10についてのみ説明したが、それより大きい排水管あるいは小さい排水管にも同様に本発明を適用することができるものである。
即ち、図19に示す排水管10、及び図20に示す排水管10は、何れも直径が125(mm)となる内径を有する従来の円管VP125に対応するものであり、それぞれ所望の曲率で略楕円形状に形成されている。そして、図19に示す排水管10は、全体の高さ方向の外径が80(mm)であり、図20に示す排水管10の高さ方向の外径(85(mm))より低めに形成されている。
また、図21に示す排水管10は、内径が150(mm)の直径をなす従来の円管VP150に対応するものであり、図22に示す排水管10は、内径が200(mm)の直径をなす従来の円管VP200に対応するものである。
これらの図から、大きな径の排水管を用いても、前述の如く概ね略楕円形状に形成することにより、その高さ方向の外径寸法を狭めることができ、また狭めても前述の如き良好な排水機能を果たすことができるので、狭いスペースでも容易に対処することができる。
【0042】
なお、本実施の形態においては、排水管10が床の下方に横引き配管される横引き排水管として使用した例を示したが、これのみに限定されるものではなく、上側円弧部11側の比較的平たい外側面を建造物の外壁面(図示せず)に重ね合わせるとともに、下側円弧部12側の比較的曲率を有する外側面を外方(前記建造物の外壁に面する側と反対側)に向けた状態で取り付けて、垂直壁面の雨水排水管として用いることもできる。このように設置した場合には、建物外壁面にマッチして美観上優れた排水管とすることが可能となる。この他にも、農業用や土木用等における排水用の排水管としても適用出来る。
また、実験に際しては、フロb,台所c等と排水管10とを接続する分岐管13として、円形断面のものを用いた例を示したが、これにも本発明の排水管を適用可能である。
また、各実施の形態では、本発明を塩化ビニル樹脂管である場合について説明したが、これに限らず、金属管(ステンレス管、鋼管等)や樹脂ライニング鋼管のような各種の管に本発明を適用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の排水管は、その軸線と直交する断面が概ね略楕円形状をなしている構成を採用した。この構成によれば、この排水管を例えば床下などに横引き配管し、かつその楕円の長軸が水平となるように配管設置した場合には、従来では十分な勾配が確保できずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を確保しつつ容易に配管施工することが可能となる。しかも、単純に円形管の半径を小さくする場合に比較して、横に広がるような略楕円形状となっているので、従来の円形管と同じ流路面積を確保することも可能となる。
また、略楕円形状を採用したことにより、例えば多数本の排水管を平積みして運搬する場合には、積層密度を高めることができるので、従来の円形排水管に比較して、より多くの本数を運ぶことができ、運送コストの低減にも効果的である。
【0044】
また、請求項1記載の排水管は、内面周長を240〜650(mm)、前記略楕円形状の長軸を境とする一方の円弧部の内周側半径をR1(mm)、他方の円弧部の内周側半径をR2(mm)、前記内面周長の値を2πで割り算した値をR(mm)とした場合に、R1=1.2R〜2.0R、かつR2=2.0R〜14.0Rであり、かつ、R2/R1=1.5〜8.0である構成を採用した。この構成によれば、この排水管を、前記一方の円弧部が鉛直方向下側、前記他方の円弧部が鉛直方向上側を向くように横引き配管した場合には、下側の円弧部(前記一方の円弧部)の内周側半径R1に対して1.2R〜2.0Rの曲率を持たせたことで、下側の円弧部に沿って流れる排出物の流速が、内径Rの円管と略同等の速度となるように確保することができる。従って、円管に比較しても排出物の掃度が低下することなく良好な排水機能を確実に得ることが可能となる。また、上側の円弧部(前記他方の円弧部)においては、内周側半径R2に対して2.0R〜14.0Rの曲率を持たせたことで、例えばこの排水管を他の排水管に継手を使って接続する場合に、前記継手内にこの排水管を挿入接続した際に、上側の円弧部の外周面が、前記継手内の接合内壁面に対して圧迫力を加えるように密着させることができるので、上側の円弧部を単なる平坦形状とした場合に比較して、この接合部分での隙間発生を生じさせないようにすることが可能となる。また、上側円弧部は、管内の上部に空気層を確保し、排水性能を保持する作用も有している。
【0045】
また、請求項1記載の排水管は、各内周側半径R1,R2間の比として、R2/R1=1.5〜8.0である構成を採用した。この構成によれば、その効果をより的確に得ることが可能となる。すなわち、従来では十分な勾配が稼げずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を稼ぐように配管施工することが可能となる。しかも、単純に円形管の半径を小さくする場合に比較して、横に広がるような略楕円形状をなしているので、従来の円形管と同じ流路面積を確保可能となる。
【0046】
また、請求項2記載の排水管は、前記一方の円弧部が鉛直方向下方を向くとともに、前記他方の円弧部が鉛直方向上方を向くように配設され、建物内の横引き排水管として用いられる構成を採用した。この構成によれば、上述したように、従来では十分な勾配が稼げずに配管できないくらい低い設置スペースにおいても、十分な勾配を稼ぐように配管施工することが可能となる。しかも、単純に円形管の半径を小さくする場合に比較して、横に広がるような略楕円形状をなしているので、従来の円形管と同じ流路面積を確保することも可能となっている。
【0047】
また、請求項3記載の排水管は、他方の円弧部が、構築物の壁面に対して沿うように取り付けられて、略垂直方向の排水管として用いられる構成を採用した。この構成によれば、一方の円弧部よりも他方の円弧部側の曲率半径を大きくする(R2/R1=1.5〜8.0)とともに、この比較的平たい前記他方の円弧部側の外側面を、例えば建物の外壁面に対して沿うように取り付けるように配管施工することで、建物外壁面にマッチして美観上優れた雨水用の排水管とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る排水管を集合住宅に適用した場合を説明する平断面図である。
【図2】 床下スペースにおける同排水管の配管状態を示す図1のA−A線断面図である。
【図3】 同排水管の設置状態を示す図2の部分拡大説明図である。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
【図5】 本発明に係る排水管の一実施の形態を示す断面説明図である。
【図6】 同じく排水管の二番目の実施の形態を示す断面説明図である。
【図7】 排水管の三番目の実施の形態を示す断面説明図である。
【図8】 排水管の四番目の実施の形態を示す断面説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態と従来例とを比較するため、排水管の勾配と流速との関係の試験結果を示す説明図である。
【図10】 図9の試験結果に際して用いた排水管とトレイとの接続関係を示す説明図である。
【図11】 図10の排水管に分岐管を介し、浴槽(フロ),流し台(台所),洗濯機等を接続すると共に、そのときの流速を得るための説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態と従来例との排水管を比較するため、各勾配毎の全水量と流速との関係を示す、水だけの排水時の説明図である。
【図13】 図12に対応し、汚物も排出したときの説明図である。
【図14】 本発明の実施の形態と従来例を比較するため、任意の箇所から水だけを排出したときの勾配とそのときの流速との関係を示す説明図である。
【図15】 図14に対応し、汚物も排出したときの説明図である。
【図16】 0.5%勾配で配管したときの本実施の形態と従来例を示す比較説明図である。
【図17】 1%勾配で配管したときの本実施の形態と従来との排水管の比較を示す比較説明図である。
【図18】 2%勾配で配管したときの本実施の形態と従来との排水管の比較を示す比較説明図である。
【図19】 本発明の排水管の五番目の実施の形態を示す、VP125相当の排水管の断面説明図である。
【図20】 本発明の排水管の六番目の実施の形態を示す、VP125相当の排水管の断面説明図である。
【図21】 本発明の排水管の七番目の実施の形態を示す、VP150相当の排水管の説明図である。
【図22】 本発明の排水管の他の実施の形態を示す、VP200相当の排水管の説明図である。
【符号の説明】
10…排水管、11…上側円弧部(他方の円弧部)、12…下側円弧部(一方の円弧部)、H…長軸(水平中心線)、R1,R2・・・内周側半径
Claims (3)
- 汚水等の排水処理に用いられる排水管であり、その軸線と直交する断面が概ね略楕円形状をなし、
内面周長を240〜650(mm)、前記略楕円形状の長軸を境とする一方の円弧部の内周側半径をR1(mm)、他方の円弧部の内周側半径をR2(mm)、前記内面周長の値を2πで割り算した値をR(mm)とした場合に、
R1=1.2R〜2.0R、かつR2=2.0R〜14.0Rであり、
かつ、R2/R1=1.5〜8.0であることを特徴とする排水管。 - 請求項1記載の排水管において、前記一方の円弧部が鉛直方向下方を向くとともに、前記他方の円弧部が鉛直方向上方を向くように配設され、建物内の横引き排水管として用いられることを特徴とする排水管。
- 請求項1記載の排水管において、前記他方の円弧部が、構築物の壁面に対して沿うように取り付けられて、略垂直方向の排水管として用いられることを特徴とする排水管。
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