JP2003090075A - サイホン式便器 - Google Patents

サイホン式便器

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JP2003090075A
JP2003090075A JP2001283315A JP2001283315A JP2003090075A JP 2003090075 A JP2003090075 A JP 2003090075A JP 2001283315 A JP2001283315 A JP 2001283315A JP 2001283315 A JP2001283315 A JP 2001283315A JP 2003090075 A JP2003090075 A JP 2003090075A
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water
siphon
trap
pipe
type toilet
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JP2001283315A
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English (en)
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Takehiro Kosugi
建博 小杉
Taiji Sugita
泰司 杉田
Koichi Ogawa
孝一 小川
Hiroyuki Tokunaga
博之 徳永
Takayuki Otani
孝幸 大谷
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない洗浄水量で早期にサイホン作用を発生
し、かつ充分な汚物排出性能を確保でき、デザイン性の
高いサイホン式便器を提供する。 【解決手段】 汚物を受ける溜水部を有するボール部
と、溜水部に連通しサイホン作用を利用して前記汚物を
洗浄水と共に外部に排出するトラップ管路とを有するサ
イホン式便器において、前記トラップ管路は、前記溜水
部より斜め上方に延伸する上昇管部と、前記溜水部の溜
水面より上方に位置する前記上昇管部上端から下方へと
屈曲する屈曲部と、前記屈曲部の下流かつ近傍にて水を
保持する水ため部と、前記水ため部を通過した汚物を下
方へ排出する下降管部を有し、かつ前記水ため部は、前
記屈曲部と前記下降管部とを空気で連通する空隙部を有
することを特徴とするサイホン式便器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非洗浄時には洗浄
水を貯留し汚物を受ける溜水部を有するボール部と、該
溜水部に連通し、洗浄時に新たに供給された洗浄水によ
り前記汚物と洗浄水をサイホン作用を利用して外部へと
排出するトラップ管路とを有するサイホン式便器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、溜水部に貯留された汚物を、
サイホン作用を利用してトラップ管路から外部に排出す
るサイホン式便器は良く知られている。一般的なサイホ
ン式便器の構造とその働きは以下のような物である。汚
物を受ける容器としてのボール部は、その底部より斜め
上方に上昇管路が連通し、この上昇管路から下方へ向け
て管路が屈曲し、この屈曲部より下方へ向けた下降管路
が連通し下方開口部は汚物を排出する排水管へ接続され
ている。この上昇管路・屈曲部・下降管路からなる略逆
U字型の経路がトラップ管路となる。ボール部に汚物を
貯留する際に、ボール部内には洗浄水が貯留されている
が(以下、洗浄水が貯留されている部分を溜水部とい
う)、この貯留水の水表面(以下、溜水面という)の高
さは、トラップ管路の屈曲部底面に形成される堰部の高
さと等しくなる。また、ボール部と上昇管の連通部は溜
水面よりも下に形成されているので溜水部に貯留された
洗浄水により、排水管からの臭気等の逆流を防止するト
ラップ機能を有することとなる。
【0003】汚物を外部に排出するためにボール部に新
たな洗浄水を供給すると、溜水面の水位が上昇するが、
堰部を越えた洗浄水は下降管へと流れ込み、外部へと排
出される。この際、堰部を越える洗浄水の単位時間あた
りの水量がトラップの外部へ排出される洗浄水量より大
きくなると、屈曲部から下降管部にかけての管路が洗浄
水で満水状態となる。トラップ管路が満水状態になる
と、ボール部溜水面高さと満水管路の下端との高低差に
より発生するサイホン作用によりボール部の貯留水は、
トラップ管路の堰部を越えて外部へ排出され、洗浄水と
共に汚物も外部へ排出される。洗浄水の排出に伴い溜水
面が低下し、管路を満水に出来なくなった所でサイホン
作用は終了し、洗浄水の排出も終了する。この後、溜水
面が初期の高さに戻るまでボール部に洗浄水を補給し
て、トラップ機能を回復して一回の洗浄動作は完了す
る。
【0004】ところが、近年便器の節水化への要求の高
まりから、このようなサイホン式便器にも、より少ない
洗浄水量で汚物を確実に排出するための改良が各種なさ
れている。特に、サイホン作用により汚物を排出するサ
イホン式便器に於いては、サイホン作用を少ない洗浄水
で早期に開始するためのトラップ構造が多数検討されて
いる。たとえば、トラップ管路の径を小さくしサイホン
作用開始までに洗浄水で満水にしなければならない容積
を減少することで、少ない洗浄水でサイホン作用を開始
出来るような工夫がなされている。また、トラップ管路
入口より大量のジェット水流をトラップ内に供給し瞬時
にトラップ管路を満水にする技術も知られている。さら
に、特開平8−326136のようにトラップ管路出口
近辺に屈曲部や絞り部、段部などを設けて、洗浄水を一
時的に滞留させるものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トラップ管路
の径を小さくしすぎると、管路を通過する汚物が詰まり
やすくなり、便器本来の性能が損なわれてしまうため、
大きな節水効果が見られるほどに管路径を縮小すること
は困難である。ジェット水流を供給する方法にしても、
ジェット水流を多量に使用すると汚物を受けるボール部
を洗浄する洗浄水が不足し、ボール部の壁面に付着した
汚物を洗い流すことが出来なくなるという問題点が存在
する。また、大量のジェット水流を短時間で供給するた
めには洗浄水の供給圧力が高くなければならず、たとえ
ば重力式タンクにより洗浄水を供給する場合は、タンク
水位を高く取ることで高い供給圧力を確保するため、タ
ンクの高さを高くする必要があり、ワンピース便器のよ
うなデザイン性の高いローシルエットな便器への適応が
困難であるし、フラッシュバルブや加圧タンクなど水道
直圧で洗浄水を供給する場合は、水道圧力が低い場所に
は設置できないといった制約が生じることになる。さら
に、トラップ管路出口近辺に屈曲部や絞り部、段部など
を設ける場合、ほぼトラップ管路全体を満水にしなけれ
ばならないため、サイホン作用開始までに必要な洗浄水
が比較的多くなると言った欠点や、トラップ管路出口近
辺の構造が複雑になり制作コストが増大するという問題
点がある。
【0006】上記の問題点の他に、従来のサイホン式便
器においては、便器洗浄時にはサイホン作用によりボー
ル部の貯留水がトラップ管路を経て外部へ排出されるの
に伴い溜水面が低下し、最終的には溜水面がトラップ入
口上端より低下した時点でトラップ管路内に空気が流入
しトラップ管路を満水に出来なくなりサイホン作用は終
了するので、サイホン作用終了時にトラップ管路に空気
が流入する際にゴボゴボという洗浄騒音が発生すること
が問題として上げられている。
【0007】そこで本発明は、上記の問題点を鑑み、よ
り少ない洗浄水量で早期にサイホン作用を発生し、充分
な汚物排出性能を確保でき、さらにはローシルエット便
器にも適応可能なサイホン式便器を提供することを目的
とする。また併せて、サイホン作用の終了時の洗浄騒音
を低減したサイホン式便器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1においては、汚物を受ける溜水部を
有するボール部と、溜水部に連通しサイホン作用を利用
して前記汚物を洗浄水と共に外部に排出するトラップ管
路とを有するサイホン式便器において、前記トラップ管
路は、前記溜水部より斜め上方に延伸する上昇管部と、
前記溜水部の溜水面より上方に位置する前記上昇管部上
端から下方へと屈曲する屈曲部と、前記屈曲部の下流か
つ近傍にて水を保持する水ため部と、前記水ため部を通
過した汚物を下方へ排出する下降管部を有し、かつ前記
水ため部は、前記屈曲部と前記下降管部とを空気で連通
する空隙部を有することを特徴とするサイホン式便器を
提供するものである。
【0009】このような構成とすることにより、少量の
洗浄水の流入によって水ため部近辺のトラップ管路を満
水化する事が出来ると共に、トラップ上昇管から水ため
部の間のトラップ管路内容積を小さくすることが出来る
ので、洗浄時にトラップ管路に流入した洗浄水はトラッ
プ上昇管から屈曲部、水ため部までを早期に満水とし、
サイホン作用を発生させることが可能となる。また、前
記水ため部には前記屈曲部と前記下降管部とを空気で連
通する空隙部を有するため、排水管の圧力変動に起因す
る誘導サイホン現象によりトラップ内の洗浄水が排水管
へと排出されトラップが破封されることもない。
【0010】さらに加えて、請求項2に記載のように前
記下降管部を別体にすることにより下記のような効果を
有することも可能となる。すなわち、本発明のサイホン
式便器においては水ため部が屈曲部近傍に配されている
ため、水ため部出口から床面の排水管までの距離を大き
く取ることが可能である。そのため、下降管部の長さも
長くなり、水ため部出口より排水管までの下降管部の経
路を比較的自由に設定することが可能となり、下降管部
を別体にすることで、異なる形状の下降管部を状況に応
じて付け替えることが可能となる。言い換えると、下降
管部の形状を変更することで、排水管位置が異なる複数
の施工条件に対応可能となりる。例えば、日本において
はトイレルームの壁面から200mmの位置に排水管が設
置されるのが一般的であり、アメリカにおいては壁面か
ら305mmの位置に排水管が設置されることが多いとい
う異なる設置条件に対し、便器本体に変更を加えること
なく対応できる。
【0011】また、本発明の請求項3に記載のサイホン
式便器においては、汚物を受ける溜水部を有するボール
部と、溜水部に連通しサイホン作用を利用して前記汚物
を洗浄水と共に外部に排出するトラップ管路とを有する
サイホン式便器で、前記トラップ管路は、前記溜水部よ
り斜め上方に延伸する上昇管部と、前記溜水部の溜水面
より上方に位置する前記上昇管上端から下方へと屈曲す
る屈曲部と、前記屈曲部の下流かつ近傍にて水を保持す
る水ため部と、前記水ため部を通過した汚物を下方へ排
出する下降管部を有し、かつ前記水ため部は、前記屈曲
部と前記下降管部とを空気で連通する空隙部を有し、さ
らに前記トラップ管路の屈曲部に前記上昇管部を経由し
た洗浄水を水ため部に導く案内部を有することを特徴と
するものである。
【0012】このような構造にすることにより、洗浄水
を効率的に水ため部へと導くことが出来、水ため部から
下降管部にあふれる洗浄水の量を減じながら、水ため部
に貯留した洗浄水の水位を上昇させて、水ため部の空隙
部を速やかに満水状態にすることが可能なので、より少
ない洗浄水量でサイホン作用を発生することが出来る。
この際、請求項4に記載のように案内部に洗浄水の流れ
を剥離させる剥離部を設けることにより、さらに早期に
サイホン作用を発生させることが可能となる。
【0013】次に、本発明の請求項5において、汚物を
受ける溜水部を有するボール部と、溜水部に連通しサイ
ホン作用を利用して前記汚物を洗浄水と共に外部に排出
するトラップ管路とを有するサイホン式便器で、前記ト
ラップ管路は、前記溜水部より斜め上方に延伸する上昇
管部と、前記溜水部の溜水面より上方に位置する前記上
昇管上端から下方へと屈曲する屈曲部と、前記屈曲部の
下流かつ近傍にて水を保持する水ため部と、前記水ため
部を通過した汚物を下方へ排出する下降管部を有し、か
つ前記水ため部は、前記屈曲部と前記下降管部とを空気
で連通する空隙部を有し、さらに前記溜水部に貯留され
た洗浄水に旋回を付与する旋回付与手段を有することを
特徴とするサイホン式便器を提供する。
【0014】このような構成にすることにより、以下の
ような効果を得ることが出来る。汚物を洗浄する際にボ
ール部に供給された洗浄水と共に、溜水部に貯留された
洗浄水に旋回を付与されると、旋回による遠心力の効果
でボール部に貯留される洗浄水の水位が旋回のない場合
に比して高い位置まで上昇する。また、ボール部に供給
された洗浄水がトラップ管路へ到達するまでの移動距離
が大きくなるため、洗浄の初期にトラップ管路へ供給さ
れる洗浄水は制限されることになる。本発明が提供する
サイホン式便器においては、水ため部が屈曲部の近傍に
あるため少量の洗浄水でサイホン作用を発生することが
可能なので、旋回により制限された洗浄水の供給により
サイホン作用を発生させることが出来る。さらに、サイ
ホン作用が発生するまでに旋回による遠心力の効果によ
りボール部の洗浄水位が上昇するため、いったんトラッ
プ管路の上昇管から水ため部までが満水になり、サイホ
ン作用が発生したときの、トラップ満水部の水位高さ、
すなわち溜水部の洗浄水の水位とトラップ管路内の満水
部の下端との水頭差を大きく取ることが出来、したがっ
て強いサイホン作用力を得ることが出来る。ボール部に
貯留された汚物はこのサイホン作用力により排出される
ので、上記構成により強いサイホン作用力を得られるこ
とにより、便器の洗浄性能も向上することになる。
【0015】また、ボール部に貯留される汚物の中でも
微細な浮遊汚物は、サイホン作用による汚物排出の際に
洗浄水の流れの後に遅れてトラップ管路へ異動するた
め、便器の外部に排出するためにはトラップ管路へ向か
う強い押し込み流れを追加するなどの工夫が一般的に必
要であるが、本発明の構成によれば微細な浮遊汚物は旋
回する流れに乗って旋回中心方向へ集められた後順次ト
ラップ管路へと流されるため、良好に排出する事ができ
る。
【0016】上記に述べた本発明の提供するサイホン式
便器において、下降管部にトラップ管路を通過する洗浄
水を一時的に滞留させる滞留手段を配することも有効で
ある。このような構成にすることで、サイホン作用発生
時にトラップ管路の管内を満水状態で流下する洗浄水が
下降管部にて一時滞留されるため、満水状態の管路の水
頭差を大きく取ることが出来ると共に、排水管からの空
気の逆流を防止することができ、強いサイホン作用を長
時間持続させることが可能となり、便器の洗浄性能が向
上する。
【0017】この滞留手段としてトラップ管路の通水断
面積を急減させる絞り部を下降管部に設けることもでき
る。下降管部を流下する洗浄水は絞り部で通水断面積が
急減されるため、絞り部を通過する際に水勢が減じら
れ、一時的に絞り部入口近辺で洗浄水が対流することに
なる。このように、トラップ管路の通水断面積を急減さ
せる絞り部を下降管部に設けることにより、単純な構成
で安価に対流手段を実現することが可能となる。加え
て、この絞り部を下降管部と別体にて形成した後、下降
管部に取り付ける構造とすることで、下降管部・絞り部
それぞれの成型時の型割りが単純化され、一体では成形
不可能な形状も作成可能となる上、製造コストの低減も
可能となる。
【0018】また上述の本発明によるサイホン式便器に
おいて、さらに水ため部の上壁面最下端の高さが初期溜
水面とトラップ入口上端の間に設定することを特徴とす
るサイホン式便器を提供するものである。トラップ管路
の形状をこのようにすることで、以下のような効果を得
ることができる。サイホン作用が持続している間は、ボ
ール部に貯留された洗浄水がトラップ管路に流れ込み上
昇管部から屈曲部を経て水ため部までを満水状態として
いる。この際、ボール部の溜水面の水位と満水管路の下
端との高低差により洗浄水は外部へと排出されるが、洗
浄水の排出が進むに従い溜水面の水位は低下してゆくた
め、サイホン作用による洗浄水のトラップ管路の通過速
度も低下してゆく。そのため初期には水ため部より下流
まで伸長していた満水部分も徐々短くなって行き、最終
的には水ため部の上壁面の最下端までが満水状態となっ
た状態でサイホン作用が持続することになる。この間に
溜水面の水位が低下し、その水位が水ため部の上壁面の
最下端と等しくなったところで満水管路の両端の水位が
等しくなるのでサイホン作用は終了し、排水管路側から
の空気の流入により管路を満水としていた洗浄水は空気
と置換され洗浄開始前の状態に復帰する。本発明のサイ
ホン式便器においては、このサイホン作用終了の時点で
トラップ入口上端は未だ溜水面の水位より低い位置にあ
り、洗浄水により満水となっているため、トラップ入口
よりトラップ管路に空気が流入することはなく、したが
ってサイホン作用終了時にトラップ管路に空気が流入す
る際のゴボゴボという洗浄騒音が発生することを防止す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明のサイホン式
便器の構成及び作用について、その実施の形態を図面に
基づき説明する。図1乃至図3は、本発明の実施例のサ
イホン式便器における洗浄水の流れを示す断面図であ
り、図4はトラップ管路案内部に剥離部を有するサイホ
ン式便器の断面図である。図5、図6、図7はそれぞれ
旋回付与手段を有するサイホン式便器の一例の上面図、
図8はトラップ管路下降管部に絞り部を有するサイホン
式便器の一例の断面図である。
【0020】以下、図1乃至図3に基づき、本発明のサ
イホン式便器の実施の形態における構成と、洗浄水の流
れの様子を説明する。サイホン式便器Aは、便器使用時
に汚物を受けるための洗浄水を貯留した溜水部5を含む
ボール部4と、ボール部に供給する洗浄水を貯留するた
めの洗浄水貯留タンク1と、汚物を外部に排出する経路
でありかつ外部からの汚臭や異物の進入を防止するため
の水封構造を有するトラップ管路7とを有するものであ
る。トラップ管路7はボール部4から下方排水管17へ
と連続する管路として上昇管部10・屈曲部11・水た
め部12・下降管路14などにより構成されている。水
封構造を保つため、ボール部4との接続部であるトラッ
プ入口8は、溜水部5に貯留された洗浄水の洗浄前の定
常水位面である初期溜水面RS0の下方に水没状態に設
けられている。また溜水部5に貯留された洗浄水を保持
するためトラップ入口8から続く上昇管部10は、初期
溜水面RS0の上方までいったん伸延し、続く屈曲部1
1にて下方へと方向を転換した後、水ため部12・下降
管路14を経由して下方排水管17へ接続されている。
【0021】図1においては、待機状態で洗浄水の流動
が無い状態を示している。図示無き給水配管より供給さ
れた洗浄水は一旦便器上部にある洗浄水貯留タンク1に
貯留される。また、ボール部4には、その底部にあたる
溜水部5に水封構造を保つための溜水として洗浄水が貯
留されており、この状態の溜水の水面を初期の溜水面位
置RS0として示している。さらに本発明のサイホン式
便器においては、屈曲部11の下流かつ近傍に水ため部
12を有し、この水ため部12は屈曲部11と下降管路
14を空気で連通する空隙部を有しているので、水ため
部12の底部にも洗浄水が貯留され、その上部が空隙部
16となっている。
【0022】図2に示すように便器の洗浄を行うに当た
っては、図示無き操作手段によりタンク排水弁6の開弁
操作が行われると、洗浄水貯留タンク1に貯留された洗
浄水が、タンク排水弁6の開口部よりリム導水路2を経
由して洗浄水吐出口3からボール部4に吐出される。吐
出された洗浄水は、詳細は後に述べる旋回付与手段によ
り溜水面に旋回を付与するよう溜水へと流れ込む。旋回
を始めた溜水は、流れ込んだ洗浄水によりその水位を上
昇させると共に、旋回中心からトラップ入口8へ洗浄水
と共に汚物を押し込む。この状態での溜水面の上昇位置
を、サイホン開始時期の溜水面位置RS1として示す。
この溜水の水位上昇の際に図4に示すように溜水面が大
きく拡大しないよう溜水を取り囲む周壁面を急傾斜にす
ることで、溜水面に浮遊する汚物がトラップから離れた
ところで浮遊し、排出しずらくなるという問題点を防止
することができる。
【0023】トラップ入口8へ押し込まれた洗浄水は、
上昇管部10内の溜水を押し上げ、堰部15を越えた洗
浄水は屈曲部11を経た後すぐに水ため部12に落下
し、下降管部14に流れ込むと共に、水ため部12に貯
留された洗浄水の水位を上昇させる。洗浄開始前の待機
時には、水ため部12に貯留された洗浄水の水面と水た
め部上壁面最下端13の間には、空隙部16が存在し、
屈曲部11と下降管部14を空気で連通しているが、洗
浄が開始されトラップ内へ押し込まれる洗浄水の水勢が
強くなるのに従って水ため部12の洗浄水の水位が上昇
し、ついには水ため部上壁面最下端13まで達し空隙部
16が無くなるが、この課程で、トラップの屈曲部11
に残存していた空気が洗浄水に押し出され、空隙部16
を通過して下降管部14・下方排水管17へと排出さ
れ、上昇管部10から屈曲部11を経て水ため部12ま
での管路が洗浄水で満水状態の水柱が形成される。この
際、図4に示すようにトラップ管路の案内部32に剥離
部28を有すると、堰部15を越えた洗浄水は剥離部2
8にて管路壁面から剥離して水ため部12に落下する。
このため、管路壁面による流動抵抗を低減でき、かつ落
下の勢いを効率的に水ため部12に与えられるので、水
ため部12に貯留された洗浄水の水位は、より少ない洗
浄水量で効率的に上昇できる。
【0024】図2に示すように、このときトラップ管路
7に形成された水柱の両端は、一方はボール部4内の溜
水面RS1、他方は水ため部12下端に位置するので、
両端の高低差に由来するサイホン力により、洗浄水はボ
ール部4から下降管部14に向けて流動を開始する。こ
のサイホン作用の開始により、旋回力による押し込みと
ともにサイホン力により引き込みで、洗浄水および汚物
がトラップ管路7に流れ込む。トラップ管路7内に形成
された水柱は、重力の作用でさらにトラップの下降管部
14の方へ空気を押し出しながら成長してゆき、ついに
はトラップ管7全体にわたって満水となるので、RS1
との高低差が拡大され、ますますサイホン力が増大す
る。この課程に置いて、トラップ管路7に流れ込んだ洗
浄水およ汚物は下方排水管17に排出される。
【0025】この水柱の形成とサイホン作用による洗浄
水・汚物の排出は、洗浄水吐出口3からの溜水部5への
洗浄水の吐出が強い水勢で行われている間持続して行わ
れるが、洗浄の終盤になり、洗浄水の吐出が弱くなって
くると、溜水面が低下すると共に、旋回力によるトラッ
プ管路7への洗浄水の押し込みが弱くなり、トラップ管
路7へ流入する洗浄水量が下方排水管17から流出する
洗浄水量より少なくなると、トラップ管路7全体の水柱
形成ができなくなり、トラップ管路7へ空気が流入しサ
イホンが終了する。この様子を図3に示す。このとき、
従来のサイホン式便器においては、溜水面がトラップ入
口上端9まで低下し、ここから空気が流入するため、ゴ
ボゴボという空気の流入音が使用者に聞こえるが、本例
のサイホン式便器においては、洗浄水が滞留する水ため
部12の上壁面最下端13が初期溜水面位置RS0とト
ラップ入口上端9の間にあるため、溜水面がトラップ入
口上端9まで低下する前にRS2の位置に達すると、水
ため部上壁面最下端13から屈曲部11へ下方排水管1
7からの空気が流入し、空隙部16を再度形成してサイ
ホン作用が終了する。このため、トラップ入口上端9か
らのゴボゴボという空気の流入音が使用者に聞こえるこ
となく、サイホン作用により汚物を良好に下方排水管1
7に排出することができる。
【0026】次に図5に基づき、本例の旋回付与手段の
1実施例について説明する。図5は、本発明のサイホン
式便器のリム導水路2を上方から透視したものである。
本実施例における旋回付与手段として洗浄水吐出口3の
形態を説明する。リム導水路2はボール部4を洗浄しな
がら溜水面へと洗浄水を吐出する複数の洗浄水吐出口3
を導水路底部に有し、そのうちの図中便器下側の一部を
第1旋回用長孔18、第2旋回用長孔19、旋回用水平
孔20として備えるほか、図中便器上側の一部を矯正用
吐出孔22、複数の矯正用吐出小孔21として備える。
【0027】リム導水路2に流れ込んだ洗浄水は、リム
導水路2を導水路経路に沿って通過し、各吐水孔に到達
した時点では、リム導水路周りの吐水孔位置に応じた方
向性を持っている。よって、上記の各吐水孔は、図5に
模式的に示すように、洗浄水が有する方向性を反映させ
ながら、洗浄水を便器のボール部4の表面に沿って溜水
部5の側に吐出する。リム導水路2においてはさらに、
図中便器上下の略中央部付近で導水路底部を隆起し、洗
浄水の流れ方向に対して下流側の導水路断面積を上流に
対して急減させる構造となし、この面積急減部のうち便
器下側の略垂直に立ち上がった立ち上がり底面部24に
旋回用水平孔20が略水平に開孔され、また矯正用吐出
孔22は面積急減部のうち便器上側の略垂直に立ち上が
った立ち上がり底面部25の下流直下に略鉛直に開孔さ
れている。
【0028】次に、洗浄水吐出を行った際の洗浄水挙動
について説明する。第1旋回用長孔18と第2旋回用長
孔19は、図5に示すように、その形成位置が図中便器
左方側に開口しているので、洗浄水を便器図中右方側に
向けて溜水に対して斜め上方から吐出する。この場合、
両吐水孔は、それぞれ長孔形状とされているので、洗浄
水を幅広く、また、長孔形状より拡がるように吐出す
る。そして、この両吐水孔は、隣接形成されていること
から、吐出後の洗浄水の流れを合流させるので、こうし
た合流により正確な方向性と強い水勢を持った流れの主
流(第1主流S1)を形成し、この第1主流S1を溜水
に対し便器斜め右上方に向けて合流させる。
【0029】また、旋回用水平孔孔20は、リム導水路
2に導かれた洗浄水を図中便器下側の立ち上がり底面部
24から図5中の便器右方へ向けて吐出する。ところが
この洗浄水の流れは、矯正用吐出小孔21からボール部
4に吐出された洗浄水と略垂直に合流するため、その水
量を増しながら、ボール部4の表面形状に沿って周回
し、図中便器左方へと向かった流れの主流(第2主流S
2)となる。さらに第2主流S2は、矯正用吐出孔22
から吐出された溜水に向かう洗浄水の流れと合流して第
1主流S1に対して略平行かつ同一回転方向で溜水へ合
流するため、お互いの主流が干渉することなく溜水の旋
回を促進し、吐出洗浄水のエネルギ(水勢)を旋回流生
成に無駄なく用い、溜水面に旋回を付与することができ
る。 また、第1主流S1が溜水面に合流した地点に、
溜水の流れを旋回方向に導く案内段部23を設けること
で、さらに効率よく回転方向の旋回を付与することがで
き、旋回によるトラップ管路7への洗浄水の押し込みを
効率よく行いサイホンの発生を促すことができる。
【0030】また、図6および図7に基づいて本例の旋
回付与手段の別の実施例を説明する。図6に示す旋回用
ジェット吐出口30は、溜水部5に貯留された溜水中に
開口しており、タンク排水弁6より排出された洗浄水を
図示なき導水路を経由して溜水中に吐出する。この際、
吐出の方向が溜水部5の周方向に指向しているため溜水
に効率よく旋回を与えることができる。また、図7に示
すようにリム導水路2からボール部4へ洗浄水を吐出す
るための洗浄水吐出口31の吐出方向を、洗浄水が溜水
面に対して斜めに合流するよう同一の向きに傾斜させる
こともできる。この場合、溜水面に合流する洗浄水の全
体の合力として溜水に旋回を与えることになる。ここで
揚げた旋回付与手段は、それぞれ単独で実施することも
可能であれば、複数の旋回付与手段を、同時に一のサイ
ホン式便器に適応することも可能である。
【0031】次に図8を用いて、本発明による対流手段
の実施例について説明する。本実施例では、先に説明し
た図1のサイホン式便器に加えて、トラップ下降管部1
4に別途樹脂にて成形された絞り部材29をはめ込みに
て付設している。図1に基づき先に説明したサイホン作
用の発生の際、本実施例では下記のような追加の効果を
得ることができる。即ち、洗浄初期にトラップ内に洗浄
水が流入して水ため部12に貯留された洗浄水がトラッ
プ下降管部14から流下する際に絞り部材29による管
路断面積急減の為に、流速が増加した洗浄水がトラップ
内部の空気を絞り部材29の下流側まで排出し、絞り部
材29の上流側のトラップ管路7内を減圧して上昇管部
10の洗浄水を屈曲部11から水ため部12の方向へ吸
引する作用を発生させると共に、一旦絞り部材29上部
にて洗浄水を滞留させ、この部分で部分的な水柱を形成
するため、下降管部14全体における水柱形成がより早
期にでき、サイホン力による汚物の引き込みを早期に行
うことができる。
【0032】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例や実施の形態に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施しうることは言うまでもない事である。
【0033】
【発明の効果】上述のように本発明によるサイホン式便
器においては、少ない洗浄水量で早期にサイホン作用を
発生し、充分な汚物排出性能を確保でき、さらにはロー
シルエット便器にも適応可能なサイホン式便器を提供
し、さらにサイホン作用の終了時の洗浄騒音を低減した
サイホン式便器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるサイホン式便器の縦断面
で洗浄開始時の洗浄水の状態を示す説明図である。
【図2】図1のサイホン式便器のサイホン作用開始時の
洗浄水の状態の説明図である。
【図3】図1のサイホン式便器のサイホン作用終了直前
の洗浄水の状態の説明図である。
【図4】本発明の別の実施例であるサイホン式便器の縦
断面を示す説明図である。
【図5】旋回付与手段を有するサイホン式便器の一例を
一部透過で上面視して示す説明図である。
【図6】旋回付与手段を有するサイホン式便器の別の一
例を上面視して示す説明図である。
【図7】旋回付与手段を有するサイホン式便器のさらに
別の一例を上面視して示す説明図である。
【図8】絞り部を有する本発明のサイホン式便器の実施
例の縦断面を示す説明図である。
【符号の説明】
A…便器本体 1…洗浄水貯留タンク 2…リム導水路 3…洗浄水吐出口 4…ボール部 5…溜水部 6…タンク排水弁 7…トラップ管路 8…トラップ入口 9…トラップ入口上端 10…上昇管部 11…屈曲部 12…水ため部 13…水ため部上壁面最下端 14…下降管部 15…堰部 16…空隙部 17…下方排水管 18…第1旋回用長孔 19…第2旋回用長孔 20…旋回用水平孔 21…矯正用吐出小孔 22…矯正用吐出孔 23…案内段部 24…立ち上がり底面部 25…立ち上がり底面部 26…内部タンク 27…ジェットポンプ部 28…剥離部 29…絞り部材 30…旋回用ジェット吐出口 31…洗浄水吐出口 32…案内部 RS0…初期の溜水面位置 RS1…サイホン開始時期の溜水面位置 RS2…サイホン終了前の溜水面位置 S1…第1主流 S2…第2主流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 孝一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 徳永 博之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 大谷 孝幸 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AC03 AD04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚物を受ける溜水部を有するボール部
    と、溜水部に連通しサイホン作用を利用して前記汚物を
    洗浄水と共に外部に排出するトラップ管路とを有するサ
    イホン式便器において、前記トラップ管路は、前記溜水
    部より斜め上方に延伸する上昇管部と、前記溜水部の溜
    水面より上方に位置する前記上昇管部上端から下方へと
    屈曲する屈曲部と、前記屈曲部の下流かつ近傍にて水を
    保持する水ため部と、前記水ため部を通過した汚物を下
    方へ排出する下降管部を有し、かつ前記水ため部は、前
    記屈曲部と前記下降管部とを空気で連通する空隙部を有
    することを特徴とするサイホン式便器。
  2. 【請求項2】 前記下降管部が、便器本体とは別体にて
    形成されることを特徴とする請求項1に記載のサイホン
    式便器。
  3. 【請求項3】 前記屈曲部は、前記上昇管部を経由した
    洗浄水を水ため部に導く案内部を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のサイホン式便器。
  4. 【請求項4】 前記案内部は、前記水ため部へ導く洗浄
    水の水流を前記案内部から剥離させる剥離部を有するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のサイホン式便器。
  5. 【請求項5】 前記溜水部に貯留された洗浄水に旋回を
    付与する、旋回付与手段を有することを特徴とする、請
    求項1に記載のサイホン式便器。
  6. 【請求項6】 前記下降管部にトラップ管路を通過する
    洗浄水を一時的に滞留させる滞留手段を有することを特
    徴とする、請求項1乃至請求項5に記載のサイホン式便
    器。
  7. 【請求項7】 前記滞留手段は、管路の断面積を急減さ
    せるための絞り部を有することを特徴とする、請求項6
    に記載のサイホン式便器。
  8. 【請求項8】 前記絞り部が前記下降管部と別体にて形
    成されてなることを特徴とする、請求項7に記載のサイ
    ホン式便器。
  9. 【請求項9】 前記水ため部の上壁面最下端の高さが、
    前記溜水部の初期溜水面とトラップ入口上端の間に設定
    されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項5に
    記載のサイホン式便器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019056209A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 積水化学工業株式会社 排水配管システム
CN114454319A (zh) * 2022-01-24 2022-05-10 唐山泰科科技有限公司 一种马桶成型结构及成型方法

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