JP5164019B2 - 水洗式大便器 - Google Patents
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Description
貯水タンクと、上記便器本体に上記貯水タンクから洗浄水を供給する吐出口を有する水洗式大便器に関する。
また、特許文献2には、ロータンク内にオーバーフロー管とは別に、便器本体側に給水管からのリフィール水を供給する補給水管を設けた水洗式大便器が開示されている。
同様に、特許文献3には、ロータンク内にオーバーフロー管とは別に、便器本体側に給水管からのリフィール水を供給する補給水管を設けた水洗式大便器が開示されている。
このように構成された本発明においては、導気通路を補給水管として利用しているため、便器本体にリフィール水用の通路を新たに設ける必要がなく、スペースを有効活用することが出来る。また、便器本体に複数の通路を設ける構成にしなくて良いため、便器本体の製造コストを削減することが出来る。
先ず、図1により、本発明の実施形態による水洗大便器の構造を説明する。図1は、本発明の実施形態による水洗大便器の断面図である。
ジェット吐水口8は、ボウル部4の底部に形成されており、排水トラップ管路6の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路6に向けて吐水するようになっている。リム吐水口10は、ボウル部4の左側上部後方に形成されており、ボウル部4の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
先ず、導気室24は、導気孔28により排水トラップ管路6と連通しているため、サイホン作用により、導気室24内の溜水は導気孔28を経て排水トラップ管路6内に引き込まれ、導気室24内の水位が降下する。そして、サイホン作用が継続することにより、導気室24内の溜水のほとんどが導気孔28から排水トラップ管路6内に引き出され、導気室24内の水位が導気孔28の上縁よりも降下すると、導気室24内の溜水の排水がほぼ終了する。そして、導気室24内の空気が、導気孔28を経て排水トラップ管路6内へ引き込まれ、大気が導気通路24を通って排水トラップ管路6内に導入され始める。
図2及び図3に示すように、ジェットタンク14の底面には、ジェット吐出口14aを開閉可能なジェット排水弁30が設けられている。このジェット排水弁30は、玉鎖(図示せず)によって、洗浄操作レバー32に連結された操作機構部34に接続されている。そして、洗浄操作レバー32を回すと、このジェット排水弁30が引き上げられて所定時間ジェット吐出口14aが開放され、ジェットタンク14内に収容されている洗浄水がジェット吐水口8に流れるようになっている。
本実施形態では、一度の操作でジェット排水弁30とリム排水弁36を開弁することができるように設定されている。
先ず、本発明の第1実施形態では、リムタンク16はジェットタンク14の内側に配置され、このリムタンク16には給水管48から洗浄水が供給されるようになっている。リムタンク16には、このリムタンク16から洗浄水を溢れ出させてジェットタンク14にその洗浄水を供給するためのジェットタンク洗浄水供給口50が設けられている。ジェットタンク洗浄水供給口50にはジェットタンク14へ洗浄水を導くほぼリムタンク16の外壁に沿って延びるジェットタンク導水路52が接続され、この導水路52の下端はジェットタンク14に貯留された洗浄水の排水後の残留水位(DWL)より下方に位置している。
ここで、従来の細管によるリフィール給水は、径が小さく給水圧によって絞り音がしていたが、今回は補給水管からあふれ出すことによるリフィール給水のため、絞り音が低減されている。
第2実施形態の水洗大便器の構成は第1実施形態と同様であり、この第2実施形態では、ジェットタンク洗浄水給水口50及びジェットタンク導水路52の構成が異なっている。ここでは、第1実施形態と同じ構成については、その説明を省略し、異なる特徴部分について説明する。
なお、板状部材154は、リムタンク16から溢れ出した洗浄水が、リムタンク16の壁面部の一部であるジェットタンク導水路152に向けて流れるように、その全体が傾斜していても良い。
先ず、ジェットタンク洗浄水給水口150から溢れ出た洗浄水は、板状部材154及びその傾斜部分154aとにより、ジェットタンク導水路152に向けて流され、今度は、その洗浄水の粘性或いは表面張力により、ジェットタンク導水路152から離れることなく、ジェットタンク導水路152を伝って下方まで流れるようになっている。そして、ジェットタンク導水路152の下端はジェットタンク14に貯留された洗浄水の排水後の残留水位(DWL)より下方に位置している。従って、リムタンク16から溢れ出た洗浄水は、ジェットタンク14内の洗浄水に滑らかに着水するようになる。
また、このような板状部材154を設けるだけなので、簡易な且つ低コストでリムタンク16から溢れ出た洗浄水をジェットタンク14内の洗浄水に滑らかに着水するようにすることが出来る。
第3実施形態の水洗大便器の構成は第1実施形態と同様であり、この第3実施形態では、ジェットタンク洗浄水給水口50及びジェットタンク導水路52の構成が異なっている。ここでは、第1実施形態と同じ構成については、その説明を省略し、異なる特徴部分について説明する。
先ず、ジェットタンク洗浄水給水口250から溢れ出た洗浄水は、整流部材254により、ジェットタンク洗浄水給水口250の幅方向にわたって、各スリット254を流れる水量がほぼ均一になるようになっている。即ち、整流部材254を設けることにより、リムタンク16から溢れる洗浄水が、その幅方向の位置によって多かったり少なかったりすることなく、幅方向に均一な水量で流れるようになっている。
第4実施形態の水洗大便器の構成は第1実施形態と同様であり、この第4実施形態では、ジェットタンク洗浄水給水口50及びジェットタンク導水路52の構成が異なっている。ここでは、第1実施形態と同じ構成については、その説明を省略し、異なる特徴部分について説明する。
先ず、ジェットタンク洗浄水給水口350から溢れ出た洗浄水は、網状部材354により、より大きな表面張力を得て、ジェットタンク導水路352に向けて流される。そして、その洗浄水の粘性或いは表面張力により、ジェットタンク導水路352から離れることなく、網状部材354が設けられたジェットタンク導水路352を伝って下方まで流れるようになっている。そして、ジェットタンク導水路352の下端はジェットタンク14に貯留された洗浄水の排水後の残留水位(DWL)より下方に位置している。従って、リムタンク16から溢れ出た洗浄水は、ジェットタンク14内の洗浄水に滑らかに着水するようになる。
このように網状部材354によれば、ジェットタンク洗浄水給水口350及びジェットタンク導水路352と、網状部材354との間の表面張力が増すので、リムタンク16から溢れ出した洗浄水が勢いよく飛び出すことなく且つ洗浄水が剥離することなくジェットタンク14内の貯水まで流すことが出来る。
第5実施形態の水洗大便器の構成は第1実施形態と同様であり、この第5実施形態では、ジェットタンク洗浄水給水口50及びジェットタンク導水路52の構成が異なっている。ここでは、第1実施形態と同じ構成については、その説明を省略し、異なる特徴部分について説明する。
先ず、リムタンク16から溢れる洗浄水は、ガイド板454及びガイド面456によって囲まれた空間に流れ込み、この流れ込んだ洗浄水は孔458を通って、中空円筒部材452に流れ込み、さらに、中空円筒部材452に沿って下方に流れるようになる。ここで、中空円筒部材452の下端はジェットタンク14に貯留された洗浄水の排水後の残留水位(DWL)より下方に位置している。従って、リムタンク16から溢れ出た洗浄水は、ジェットタンク14内の洗浄水に滑らかに着水するようになる。
2 便器本体
4 ボウル部
6 排水トラップ管路
8 ジェット吐水口
10 リム吐水口
12 洗浄水タンク
14 ジェットタンク
16 リムタンク
20 導気通路(補給水路)
22 導気管路(補給水路)
24 導気室(補給水路)
30 ジェット排水弁
36 リム排水弁
40 ボールタップ
48 給水管
50、150、250、350、450 ジェットタンク洗浄水供給口
50e 湾曲形状の曲面
52、152、252、352 ジェットタンク導水路
452 中空円筒部材
Claims (2)
- 便器本体の洗浄をするための洗浄水を貯水する貯水タンクと、上記便器本体に上記貯水タンクから洗浄水を供給する吐出口を有する水洗式大便器のタンク構造であって、
上記貯水タンクには上記吐出口への洗浄水の供給及び停止を行うための排水弁が設けられ、
上記貯水タンクには、上記便器本体にリフィール水を供給するための補給水管が設けられ、
この補給水管には、給水管が直接に接続されておらず、上記給水管から上記貯水タンクへ洗浄水が供給され、この貯水タンクの洗浄水の水位が上記補給水管の上端を超えると、上記補給水管内に流入する洗浄水の溢水により便器本体にリフィール水が給水され、その後所定時間経過すると、上記給水管から上記貯水タンクへ供給される洗浄水が止水され、上記便器本体への上記リフィール水の給水が停止されることを特徴とする水洗式大便器。 - 上記補給水管は、上記便器本体のトラップ部に空気を注入するための導気通路を兼ねている請求項1に記載の水洗式大便器。
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