JP7291286B2 - 雨水排水装置 - Google Patents
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Description
すなわち、上記公報に開示された雨水排水装置では、軒先に取り付けられた集水管の底部に、家屋の外壁材に沿って縦方向に配設された3~13cm2の開口面積を有するサイフォン管の上端が接続されている。
ここでは、底面と蓋部との間の隙間の大きさ(高さ)hと、ベース部に設けられた落とし口の内径aとの関係を規定している。
第7の発明に係る雨水排水装置は、第1から第6の発明のいずれか1つに係る雨水排水装置であって、隙間の大きさhは、15mm以上40mm以下である。
これにより、蓋部の周囲から蓋部とベース部の底面との間に流入してくる雨水を、ほぼ均等に落とし口へと流入させることができる。
雨水排水システム50は、図1に示すように、雨水排水装置10と、ルーフドレン21(排水管の一部)と、集水管22と、排水口23とを備えている。
雨水排水装置10は、図1に示すように、各ルーフドレン21の直上に配置されている。
本実施形態の雨水排水装置10では、上述した構成において、ベース部11の落とし口11bに対向する円形の蓋部12の直径b、所定の隙間Gの大きさ(高さ)hとすると、以下の関係式(1)を満たすように構成されている。
このように、蓋部12の直径bと、ベース部11の底面11aと蓋部12との間の隙間Gの大きさhとの関係が関係式(1)を満たすように構成されていることで、ベース部11の底面11aと蓋部12との間から落とし口11bを介してルーフドレン21に落下していく雨水の流量を、ルーフドレン21の内部において満流の状態になるようにコントロールすることができる。
このように、ベース部11の底面11aと蓋部12との間の隙間Gの大きさhに対する落とし口11bの内径aの比率が、関係式(2)を満たすように構成されていることで、ベース部11の底面11aと蓋部12との間から落とし口11bを介してルーフドレン21に落下していく雨水の流量を安定化させて、ルーフドレン21の内部において満流の状態になるようにコントロールすることができる。
<実施例1~7と比較例1~4との比較>
図3は、本発明の実施例1~7と、比較例1~4とを、ルーフドレン21に流入する際に雨水の渦の発生の有無、ルーフドレン21におけるサイフォン現象の発生の有無という観点で比較した結果を示す。
(実施例1~7のまとめ)
以上のように、実施例1~7の構成によれば、いずれの場合も、ルーフドレン21に流入する雨水に渦が発生することなく、サイフォン現象の作用によって効率よく雨水を排水することができた。
(まとめ)
(b/hについて)
以上の実施例1~7の結果、蓋部12の直径bと蓋部12の高さ(隙間Gの大きさh)との比率b/hは、7.5以上10.0以下であれば、ルーフドレン21内において渦が発生することなく、サイフォン現象を発生させることができた。
(h/aについて)
次に、以上の実施例1~7の結果、落とし口11bの内径aと蓋部12の高さ(隙間Gの大きさh)との比率h/aは、0.22以上0.37以下であれば、排水管14内において渦が発生することなく、サイフォン現象を発生させることができた。
(隙間Gの大きさhについて)
次に、以上の実施例1~7の結果、隙間Gの大きさhについては、15mm以上40mm以下であれば、ルーフドレン21内において渦が発生することなく、サイフォン現象を発生させることができた。
さらに、以上の実施例1~7の結果、蓋部12の直径bについては、130mm以上300mm以下であれば、排水管14内において渦が発生することなく、サイフォン現象を発生させることができた。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、雨水排水装置10のベース部11の底面11aの外周部分に沿って、複数の整流フィン13を放射状に設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、雨水排水装置10のベース部11の底面11aの外周部分に沿って、8枚の整流フィン13を放射状に設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
さらに、整流フィンは、ベース部11の落とし口11bを中心とする円の径方向に沿って放射状に配置されている構成に限定されるものではなく、径方向に対して斜めに配置されていてもよい。
上記実施形態では、蓋部12として、平滑な板状の部材を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態では、円形の板状部材によって構成される蓋部12を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、蓋部が円形以外の形状である場合には、落とし口に対向する蓋部の面に内接する円の直径をbとして、上記関係式を満たすように構成されていればよい。
上記実施形態では、雨水排水装置10を、屋根Rの下端部の近傍に略水平方向に沿って配置された集水管22の内部に設置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
11 ベース部
11a 底面
11b 落とし口
11c 筒状部
12 蓋部
13 整流フィン
14 排水管
20 スラブ
21 ルーフドレン
22 集水管
23 排水口
30 建造物
50 雨水排水システム
110 雨水排水装置
210 雨水排水装置
310 雨水排水装置
312 蓋部
410 雨水排水装置
412 蓋部
a 内径
b 直径
h 隙間の大きさ
G 隙間
R 屋根
Claims (8)
- 雨水を集めて排水管から排水させる雨水排水装置であって、
底面と、前記底面の略中心部分に雨水を落下させる落とし口とを有し、前記落とし口が前記排水管に接続されるベース部と、
前記ベース部の前記落とし口の上方に、前記底面から所定の隙間をあけて配置された蓋部と、
を備え、
前記落とし口の内径が53.5mm以上であって、
前記所定の隙間の大きさhが、40mm以下であって、
前記落とし口に対向する前記蓋部の面に内接する仮想円の直径bは、130mm以上300mm以下である、
雨水排水装置。 - 前記ベース部の底面における外周側に配置されており、前記落とし口に流入する雨水の流れを整える複数の整流フィンを、さらに備えている、
請求項1に記載の雨水排水装置。 - 複数の前記整流フィンは、それぞれ前記仮想円の径方向に沿って配置されている、
請求項2に記載の雨水排水装置。 - 前記蓋部は、前記落とし口と対向する面が凹状に形成されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の雨水排水装置。 - 前記所定の隙間の大きさh、前記落とし口の内径aとすると、以下の関係式(2)を満たす、
請求項1から4のいずれか1項に記載の雨水排水装置。
0.22≦h/a≦0.37 ・・・・・(2) - 以下の関係式(1)を満たす、
請求項1から5のいずれか1項に記載の雨水排水装置。
7.5≦b/h≦10.0 ・・・・・(1) - 前記隙間の大きさhは、15mm以上である、
請求項1から6のいずれか1項に記載の雨水排水装置。 - 前記蓋部は、円形の板状の部材である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の雨水排水装置。
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- 2022-12-09 JP JP2022197021A patent/JP7291286B2/ja active Active
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