JP2006241713A - 排水継手構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】雨水を排水するに際し、サイホン流れを利用することができる排水継手構造にかかり、排水立管内に空気の吸い込みをできるだけ遅らせる排水継手構造を提供する。
【解決手段】排水立管と排水横管とを連結して横管内の水を立管より排水する排水システムであって、排水立管の上部と排水横管とを排水継手にて連結し、当該排水継手は上向きに開放する開放口と、下向きに縮径した流出口と、その間を開放口より徐々に縮径した流路にて連結してなり、平面視で前記開放口を覆うプレ−トを開放口よりやや離れて配置して両者間に隙間を形成し、水の流れはプレ−トと開放口との間に形成されたかかる隙間を通って水平方向に流入し、その後垂直方向の流れとして排水立管内に流入して排水される排水継手構造。1‥排水立管、2‥排水横管、3‥排水継手、4‥開放口、5‥流出口、6‥流路、7‥プレ−ト、8‥隙間、9‥スプリング、
【選択図】図1
【解決手段】排水立管と排水横管とを連結して横管内の水を立管より排水する排水システムであって、排水立管の上部と排水横管とを排水継手にて連結し、当該排水継手は上向きに開放する開放口と、下向きに縮径した流出口と、その間を開放口より徐々に縮径した流路にて連結してなり、平面視で前記開放口を覆うプレ−トを開放口よりやや離れて配置して両者間に隙間を形成し、水の流れはプレ−トと開放口との間に形成されたかかる隙間を通って水平方向に流入し、その後垂直方向の流れとして排水立管内に流入して排水される排水継手構造。1‥排水立管、2‥排水横管、3‥排水継手、4‥開放口、5‥流出口、6‥流路、7‥プレ−ト、8‥隙間、9‥スプリング、
【選択図】図1
Description
本発明は雨水や浴水における排水立管と排水横管とを連結する排水継手に関するものであり、更に言えば、サイホン流れによる排水に好適な排水継手装置に係るものである。
以下、本発明を雨水排水立管と排水横管に、更に詳しくは、雨水排水立管と雨樋としての排水横管に適用した排水継手装置として説明すると、通常の雨水排水立管と排水横管(雨樋)とを接続する排水継手装置は上向きに開放されており、雨水の流れ抵抗を小さくして排水能力を高めようとすると、他方で吸い込み流れの影響で流入口の真上に渦が発生し、排水立管内に空気の流入が起こってしまう。このため、排水口に滞留水があっても、空気を先に巻き込んでしまう。
一方、雨水や生活排水の排水システムとして、排水横管内の流体を満流流れとし、いわゆるサイホン流れとして従来技術の改良をしようとするものがある(特許文献1)。
特開2000−297447号公報 かかる特許文献1に記載のサイホン流れの特徴は、例えば各階を貫く排水立管と、各階の水周り器具から導かれる排水横管と、排水立管へこれを直接接続する継手とからなる排水システムであって、前記継手のレベルを排水横管のレベルより下げ、排水横管内の流体をサイホン流れとなし垂直速度成分を十分に付与してから排水立管内の流体に合流させる排水システムである。
本発明は、好ましくは、かかる排水システムにおける排水立管を雨水排水立管に、そして、各階の水周り器具から導かれる排水横管を雨樋に置き換え、排水立管内の雨水の排水にもサイホン流れを利用しようとするものである。
しかるに、サイホン流れを利用する上記排水システムにあっては、システム中に空気が入り込むことをできるだけ避け、システムとして満流流れの必要があるが、従来の排水継手にあっては、例え滞留水があっても排水立管内に空気を先に吸い込むことになるため、サイホン流れを利用するシステムとしてはそれほど効果のあるものではない。
本発明は雨水を排水するに際し、サイホン流れを利用することができる排水継手構造にかかり、排水立管内に空気の吸い込みをできるだけ遅らせる排水継手構造を提供するものである。
本発明の要旨は、排水立管と排水横管とを連結して横管内の水を立管より排水する排水システムであって、排水立管の上部と排水横管とを排水継手にて連結し、当該排水継手は上向きに開放する開放口と、下向きに縮径した流出口と、その間を開放口より徐々に縮径した流路にて連結してなり、平面視で前記開放口を覆うプレ−トを開放口よりやや離れて配置して両者間に隙間を形成し、水の流れはプレ−トと開放口との間に形成されたかかる隙間を通って水平方向に流入し、その後垂直方向の流れとして排水立管内に流入して排水されることを特徴とする排水継手構造に係るものである。
好ましくは、プレ−トが垂直方向に弾発性のあるバネ材を介して配置され、排水流量が排水立管におけるサイホン現象に対してこのバネ材が上下し、これに伴ってプレ−トを上下させて排水立管に流れ込む流量を自動調整可能としたものであり、更には、プレ−ト周囲と開放口との間の隙間にメッシュスクリ−ンを配置してごみ等が流入しないようにしたものである。
本発明は以上の通りであり、できるだけ空気の流入を遅らせて雨水の排水に対してもサイホン流れを利用して効果的に排水することができたものである。
雨水排水立管と排水横管とを接続する排水継手は、通常は上向の開放口を有しているが、流水抵抗をできるだけ低くして排水能力を高めようとすると、一方で、排水立管への吸い込み流れの影響で、排水立管の真上に溜まる水面に渦が発生し、これによって排水立管内に空気の流入が起こり、例え、未だ滞留水があっても空気を先に吸い込んでしまい、効率的な(満流)排水流れにならない現象がある。
本発明は、かかる空気の流入をできるだけ阻止して排水効果を高めようとするものであり、排水立管の流入口の真上に円形の(バッフル)プレートを設け、排水立管に流れ込む雨水の流入方向を従来の垂直方向から水平方向に変えることと、流入長を長くして流入速度を極力低く抑えることによって、従来生じていた渦の発生は実質的になくなったもので、渦の発生の点で言えば、滞留水がプレ−トよりも浅くなった際に初めて生じることになり、空気の巻き込み時期は極めて遅い時期となったものである。
従って、排水立管内への空気の巻き込み流入をできるだけ遅くして滞留する水を効果的に排水できるようになったものである。又、これによってこの空気の巻き込みによる流入音の低減をも図れることとなるという効果も期待できるものである。
更には、排水立管内に入り込んでは不都合なごみ等の流入を阻止するために、プレ−ト周囲と開放口との隙間にメッシュスクリ−ンを配置するのが好ましく、これによって立管の詰まりの発生もなく、又、立管内部の洗浄作業の回数も減らすことが可能となったものである。
最も好ましくは、(バッフル)プレ−トと開放口との隙間を排水立管への吸込圧力に応じて調整できるのがよく、サイホンが強く働き排水流量が増大傾向になる状況下で隠蔽配管から発する流水音を抑制するため、排水流入口面積を縮小して一定流量以上の排水流れを調整する機能を持たせるのがよい。このため、プレ−トが垂直方向に弾発性のあるバネ材を介して配置されるのがよく、かかるバネ材の弾発性によってプレ−トを上下させることができるのがよい。この上下動は手動で調整できることは勿論であるが、排水立管への吸込力によってプレ−トが自動的にその位置を上下できるようにして、両者の隙間を調整し、排水流量を自動調整できるようにするのがよい。
図1は本発明の実施例を示す主要部の断面図である。図中、1は排水立管、2は排水横管即ち雨樋である。そして、排水立管1と雨樋2との連結に本発明の排水継手3が採用されたものである。かかる排水継手3は上向きに開放されている開放口4と、下向きの流出口5が備えられ、開放口4は雨樋2に連なり、一方、流出口5は排水立管1に接続されている。従って、雨水は雨樋2に集められて水平方向に流れ、次いで排水継手3の開放口4に至り、ここで、向きを垂直に変えて排水立管1内を流下するものである。尚、かかる排水継手3は通常は雨樋2側の枡内に装着することとなる。
さて、排水継手3は開放口4と流出口5の間を開放口4より徐々に縮径した流路6にて連結してなり、この例では内側に徐々に膨出する湾曲形状としてあり、下端は排水立管1の管径とほぼ等しくしてある。そして、排水立管1の真上で開放口4を覆うようにやや離れた状態で円盤状のプレ−ト7が配置されている。このため、プレ−ト7の周囲に隙間8が形成されている。
従って、滞留する水は従来では排水立管1にストレ−トに垂直方向に流れ込むが、本発明の継手3にあっては、一旦水流は水平方向に変えられ、次いで排水立管1に至って垂直に流下するものである。このため、従来のものでは滞留水に渦が生じ空気が巻き込まれることになるところ、本発明の構造ではプレ−ト7の存在及び水平方向に流れを変更したために、この渦による弊害がなくなるという特徴がある。このため、排水立管1中が満流流れとなったとしても空気の混入はほとんどなく、流れの極く最後にのみ空気が混ざることになるだけである。
図にあって、9はゴム状のスプリングであり、プレ−ト7はこれを介してビス10止めされている。このため、スプリング9によってプレ−ト7の上下動を可能としたもので、ビス10を調整することにより隙間8が広がり或いは狭まり、これによって排水立管1に流れ込む流量が調整されることになる。尚、このスプリング9は排水立管1における吸引力によってプレ−ト7が上下動できる程度の弾発力であるのがよく、こうすることによって隙間8が自動調整可能となる。
又、11はメッシュスクリ−ンであり、前記の隙間8を囲んで、プレ−ト7の端部に配備されたものである。こうすることによって排水立管1内に流れ込もうとするごみや木の葉等の異物がかかる位置にて留められることになる。尚、12は任意に備えられる通気管である。
本発明は以上の通りであり、屋上や屋根からの雨水の排水に主として利用できる継手ではあるが、その他の継手として利用できることは勿論であり、例えば、浴室の洗い場からの排水システムに利用でき、更には雨水集積枡等にも利用可能でありその範囲は広い。
1‥排水立管、
2‥排水横管、
3‥排水継手、
4‥開放口、
5‥流出口、
6‥流路、
7‥プレ−ト、
8‥隙間、
9‥スプリング、
10‥ビス、
11‥メッシュスクリ−ン。
2‥排水横管、
3‥排水継手、
4‥開放口、
5‥流出口、
6‥流路、
7‥プレ−ト、
8‥隙間、
9‥スプリング、
10‥ビス、
11‥メッシュスクリ−ン。
Claims (2)
- 排水立管と排水横管とを連結して横管内の水を立管より排水する排水システムであって、排水立管の上部と排水横管とを排水継手にて連結し、当該排水継手は上向きに開放する開放口と、下向きに縮径した流出口と、その間を開放口より徐々に縮径した流路にて連結してなり、平面視で前記開放口を覆うプレ−トを開放口よりやや離れて配置して両者間に隙間を形成し、水の流れはプレ−トと開放口との間に形成されたかかる隙間を通って水平方向に流入し、その後垂直方向の流れとして排水立管内に流入して排水されることを特徴とする排水継手構造。
- プレ−ト周囲と開口部との隙間にメッシュスクリ−ンが配置された請求項1記載の排水継手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005055030A JP2006241713A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 排水継手構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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2005
- 2005-02-28 JP JP2005055030A patent/JP2006241713A/ja active Pending
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