JP2003119859A - 排水システムと排水マス - Google Patents
排水システムと排水マスInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 排水の逆流を防止することができる排水シス
テムとそのための排水マスを提供する。 【解決手段】 排水システム10は、排水入口12a、
12bと排水出口12cを持つ排水マス12を2以上用
いる。上流側の排水マスの排水出口12cが排水配管1
1によって下流側の排水マスの排水入口12aに接続さ
れている。各排水マスには排水入口と排水出口よりも上
方位置に通気接続口12fが形成され、その通気接続口
12fが通気配管15によって大気に連通されている。
この排水システム10では、排水マス内の空間が通気配
管15を介して大気に開放されているために、大量の排
水が短時間に排水マスに流れ込んでも、排水マス内の圧
力が過大に上昇することはなく、トラップ封水の破封を
防止することができる。
テムとそのための排水マスを提供する。 【解決手段】 排水システム10は、排水入口12a、
12bと排水出口12cを持つ排水マス12を2以上用
いる。上流側の排水マスの排水出口12cが排水配管1
1によって下流側の排水マスの排水入口12aに接続さ
れている。各排水マスには排水入口と排水出口よりも上
方位置に通気接続口12fが形成され、その通気接続口
12fが通気配管15によって大気に連通されている。
この排水システム10では、排水マス内の空間が通気配
管15を介して大気に開放されているために、大量の排
水が短時間に排水マスに流れ込んでも、排水マス内の圧
力が過大に上昇することはなく、トラップ封水の破封を
防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、排水システムと
そのシステムを構成する排水マスに関するものである。
特に、トラップ封水の破封を防止する技術に関するもの
である。
そのシステムを構成する排水マスに関するものである。
特に、トラップ封水の破封を防止する技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 複数の排水配管を合流させるために排
水マスが利用される。また、この排水マスから排水配管
の清掃や点検が行われている。図9は排水マスの断面を
示し、この排水マス112は、2個の排水入口112
a、112bと1個の排水出口112cを有する。排水
は、特に朝のように排水器具(台所、浴室、トイレ等)
の使用頻度が高くなる状態では、勢いよく排水マス11
2内に流れ込む。この排水の勢いと、排水とともに送ら
れてくる空気によって排水マス112の内部の圧力が高
くなる。各住戸の排水器具には、排水配管が曲げられた
(例えば、U字状やS字状)トラップが設けられてお
り、ここに水が溜められている。このトラップが設けら
れていることによって、配管内の臭気が室内に洩れるこ
とが防止されている。しかし、排水マス112内の圧力
が過大になるとトラップに溜められている水(以下、ト
ラップ封水と言う)が破られてしまう(破封されてしま
う)。
水マスが利用される。また、この排水マスから排水配管
の清掃や点検が行われている。図9は排水マスの断面を
示し、この排水マス112は、2個の排水入口112
a、112bと1個の排水出口112cを有する。排水
は、特に朝のように排水器具(台所、浴室、トイレ等)
の使用頻度が高くなる状態では、勢いよく排水マス11
2内に流れ込む。この排水の勢いと、排水とともに送ら
れてくる空気によって排水マス112の内部の圧力が高
くなる。各住戸の排水器具には、排水配管が曲げられた
(例えば、U字状やS字状)トラップが設けられてお
り、ここに水が溜められている。このトラップが設けら
れていることによって、配管内の臭気が室内に洩れるこ
とが防止されている。しかし、排水マス112内の圧力
が過大になるとトラップに溜められている水(以下、ト
ラップ封水と言う)が破られてしまう(破封されてしま
う)。
【0003】排水時の排水マス内の圧力上昇を抑制する
ために、排水マス112には円筒状の立上管112dが
形成されており、排水マス112内に充分な容積を持つ
空間112eが確保されるようにする。充分な容積を持
つ空間112eが確保されていると、大量の排水が短時
間に排水マス112内に流れ込んでも、空間112eが
チャンバーとして作用して圧力変動を吸収するので、排
水マス112内の圧力上昇が小さく抑えられて逆流の発
生が防止できる。
ために、排水マス112には円筒状の立上管112dが
形成されており、排水マス112内に充分な容積を持つ
空間112eが確保されるようにする。充分な容積を持
つ空間112eが確保されていると、大量の排水が短時
間に排水マス112内に流れ込んでも、空間112eが
チャンバーとして作用して圧力変動を吸収するので、排
水マス112内の圧力上昇が小さく抑えられて逆流の発
生が防止できる。
【0004】排水マスは、複数の排水配管を合流して排
水するために、あるいは、排水配管の点検や清掃のため
に用いられるが、臭気の問題から密封しておく必要があ
り、それでも逆流の発生を防止できるようにするため
に、内部に充分な容積を持つ空間112eを確保してお
かなければならない。
水するために、あるいは、排水配管の点検や清掃のため
に用いられるが、臭気の問題から密封しておく必要があ
り、それでも逆流の発生を防止できるようにするため
に、内部に充分な容積を持つ空間112eを確保してお
かなければならない。
【0005】近年、図8に示すように、複数の排水マス
を用いて排水システムを構成する場合が多くなってい
る。この排水システムは集合住宅の排水システムによく
用いられる。図8に示す排水システムでは複数の排水マ
スを用いており、上流側(左側)の排水マスの排水出口
112cが排水配管110によって下流側の排水マスの
排水入口112aに接続されている。排水配管110の
最下流端は、図示されない排水本管に接続されている。
各排水マス112の排水入口112bには、家屋等から
の排水配管126、124、122が接続されている。
を用いて排水システムを構成する場合が多くなってい
る。この排水システムは集合住宅の排水システムによく
用いられる。図8に示す排水システムでは複数の排水マ
スを用いており、上流側(左側)の排水マスの排水出口
112cが排水配管110によって下流側の排水マスの
排水入口112aに接続されている。排水配管110の
最下流端は、図示されない排水本管に接続されている。
各排水マス112の排水入口112bには、家屋等から
の排水配管126、124、122が接続されている。
【0006】図9に示したように、排水マス112の立
上管112d内には空間112eが設けられている。こ
の空間112eが設けられているために、大量の排水が
短時間に排水マス112に流れ込んでも、空間112e
がチャンバーとして作用して圧力変動を吸収するので、
排水マス112内の圧力上昇が小さく抑えられ、排水の
逆流が防止される。しかしながら空間112eが容積が
不足していると、大量の排水が短時間に流れ込むときの
排水マス112内の圧力上昇が過大となる。排水マス1
12内の圧力上昇が過大となると、その圧力上昇によっ
てトラップ封水が破封してしまう。
上管112d内には空間112eが設けられている。こ
の空間112eが設けられているために、大量の排水が
短時間に排水マス112に流れ込んでも、空間112e
がチャンバーとして作用して圧力変動を吸収するので、
排水マス112内の圧力上昇が小さく抑えられ、排水の
逆流が防止される。しかしながら空間112eが容積が
不足していると、大量の排水が短時間に流れ込むときの
排水マス112内の圧力上昇が過大となる。排水マス1
12内の圧力上昇が過大となると、その圧力上昇によっ
てトラップ封水が破封してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 排水中に大量の洗剤
が含まれていると、緻密な泡が発生して立上管112d
内の空間112eに充満する。排水元(台所や浴室等)
が上層階にあって排水マス112との高低差が大きい場
合には、排水の勢いが強くなるので、より多くの泡が発
生して空間112eに充満する。空間112eに泡が充
満すると、空間112e内の空気量が減少するので、大
量の排水が短時間に排水マス112に流れ込む場合の圧
力変動吸収効果が低下する。このため、大量の排水が短
時間に排水マス112に流れ込むとその内部の圧力上昇
が過大となって、トラップ封水が破封してしまう。上記
の問題は、図8に示した複数のマスを用いる排水システ
ムで深刻であり、よほどに大きな空間を排水マスに用意
しておかないと過大な圧力の発生を防止することができ
ず、トラップ封水の破封を防止することができない。し
かしながら、排水マスを大型化すると、設置工事に手間
がかかり、設置位置も制約されてしまう。
が含まれていると、緻密な泡が発生して立上管112d
内の空間112eに充満する。排水元(台所や浴室等)
が上層階にあって排水マス112との高低差が大きい場
合には、排水の勢いが強くなるので、より多くの泡が発
生して空間112eに充満する。空間112eに泡が充
満すると、空間112e内の空気量が減少するので、大
量の排水が短時間に排水マス112に流れ込む場合の圧
力変動吸収効果が低下する。このため、大量の排水が短
時間に排水マス112に流れ込むとその内部の圧力上昇
が過大となって、トラップ封水が破封してしまう。上記
の問題は、図8に示した複数のマスを用いる排水システ
ムで深刻であり、よほどに大きな空間を排水マスに用意
しておかないと過大な圧力の発生を防止することができ
ず、トラップ封水の破封を防止することができない。し
かしながら、排水マスを大型化すると、設置工事に手間
がかかり、設置位置も制約されてしまう。
【0008】本発明は、かかる問題を解決するためにな
されたものであり、排水マスの容積を大型化させないで
トラップ封水の破封を防止することができる排水システ
ムとそのシステムを実現する排水マスを提供することを
課題とする。
されたものであり、排水マスの容積を大型化させないで
トラップ封水の破封を防止することができる排水システ
ムとそのシステムを実現する排水マスを提供することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 請求項1
の排水システムでは、それぞれが排水入口と排水出口を
有する排水マスを少なくとも2個用い、上流側排水マス
の排水出口が排水配管によって下流側排水マスの排水入
口に接続されている。各排水マスの排水入口と排水出口
よりも上方位置に通気接続口が形成され、その通気接続
口が通気配管によって大気に連通されている。この排水
システムでは、排水マス内の空間が通気配管を介して大
気に開放されている。排水マス内の空間が大気に開放さ
れていると、排水マス内の空間に洗剤の泡が充満した状
態で大量の排水が短時間に排水マスに流れ込んでも、排
水マス内の圧力が過大に上昇することはない。排水マス
内の圧力が過大に上昇しないために、トラップ封水の破
封を防止できる。このシステムでは排水臭気が大気に開
放されるが、通気配管の開放端の位置等を工夫すること
によって、排水臭気の問題を克服することができる。
の排水システムでは、それぞれが排水入口と排水出口を
有する排水マスを少なくとも2個用い、上流側排水マス
の排水出口が排水配管によって下流側排水マスの排水入
口に接続されている。各排水マスの排水入口と排水出口
よりも上方位置に通気接続口が形成され、その通気接続
口が通気配管によって大気に連通されている。この排水
システムでは、排水マス内の空間が通気配管を介して大
気に開放されている。排水マス内の空間が大気に開放さ
れていると、排水マス内の空間に洗剤の泡が充満した状
態で大量の排水が短時間に排水マスに流れ込んでも、排
水マス内の圧力が過大に上昇することはない。排水マス
内の圧力が過大に上昇しないために、トラップ封水の破
封を防止できる。このシステムでは排水臭気が大気に開
放されるが、通気配管の開放端の位置等を工夫すること
によって、排水臭気の問題を克服することができる。
【0010】請求項2に記載の排水システムでは、それ
ぞれが排水入口と排水出口を有する排水マスを少なくと
も2個用い、上流側排水マスの排水出口が排水配管によ
って下流側排水マスの排水入口に接続されている。各排
水マスの排水入口と排水出口よりも上方位置に通気接続
口が形成されており、上流側排水マスの通気接続口が通
気配管によって下流側排水マスの通気接続口に連通され
ている。この排水システムでは、上流側排水マスと下流
側排水マスが通気配管によって連通しているために、上
流側排水マスと下流側排水マスと両者を連通させる通気
配管の容積によって大きな空間が確保される。このため
に、大量の排水が短時間に排水マスに流れ込んでも、排
水マス内の圧力が過大に上昇することはない。排水マス
内の圧力が過大に上昇しないために、トラップ封水の破
封を防止できる。
ぞれが排水入口と排水出口を有する排水マスを少なくと
も2個用い、上流側排水マスの排水出口が排水配管によ
って下流側排水マスの排水入口に接続されている。各排
水マスの排水入口と排水出口よりも上方位置に通気接続
口が形成されており、上流側排水マスの通気接続口が通
気配管によって下流側排水マスの通気接続口に連通され
ている。この排水システムでは、上流側排水マスと下流
側排水マスが通気配管によって連通しているために、上
流側排水マスと下流側排水マスと両者を連通させる通気
配管の容積によって大きな空間が確保される。このため
に、大量の排水が短時間に排水マスに流れ込んでも、排
水マス内の圧力が過大に上昇することはない。排水マス
内の圧力が過大に上昇しないために、トラップ封水の破
封を防止できる。
【0011】請求項3に記載の排水システムでは、それ
ぞれが排水入口と排水出口を有する排水マスを少なくと
も2個用い、上流側排水マスの排水出口が排水配管によ
って下流側排水マスの排水入口に接続されている。各排
水マスの排水入口と排水出口よりも上方位置に複数個の
通気接続口が形成され、一方の通気接続口が通気配管に
よって大気に連通され、他方の通気接続口が通気配管に
よって近接する排水マスの通気接続口に連通されてい
る。この排水システムでは、請求項1に記載の排水シス
テムと請求項2に記載の排水システムの作用が重複して
得られ、小さな排水マスでトラップ封水の破封を防止す
ることができる。
ぞれが排水入口と排水出口を有する排水マスを少なくと
も2個用い、上流側排水マスの排水出口が排水配管によ
って下流側排水マスの排水入口に接続されている。各排
水マスの排水入口と排水出口よりも上方位置に複数個の
通気接続口が形成され、一方の通気接続口が通気配管に
よって大気に連通され、他方の通気接続口が通気配管に
よって近接する排水マスの通気接続口に連通されてい
る。この排水システムでは、請求項1に記載の排水シス
テムと請求項2に記載の排水システムの作用が重複して
得られ、小さな排水マスでトラップ封水の破封を防止す
ることができる。
【0012】請求項1または3に記載の排水システムに
おいて、排水の臭の防臭手段が通気接続口と大気とを連
通させている通気配管に設けられていることを特徴とす
る請求項1または3に記載の排水システム(請求項
4)。このように構成されていると、通気配管を通じて
排水の臭いが大気中に拡散してしまうことを防止するこ
とができる。
おいて、排水の臭の防臭手段が通気接続口と大気とを連
通させている通気配管に設けられていることを特徴とす
る請求項1または3に記載の排水システム(請求項
4)。このように構成されていると、通気配管を通じて
排水の臭いが大気中に拡散してしまうことを防止するこ
とができる。
【0013】請求項5の排水マスは、排水入口と、排水
出口と、それらよりも上方位置に形成された通気接続口
とを備えることを特徴とする。従来から排水マスは密封
しておくことが常識とされており、積極的に大気に連通
させることは非常識であるとされてきた。本発明の排水
マスはこの技術常識を覆すものであり、この排水マスを
用いると、請求項1と2に記載した排水システムを簡単
に構成することができる。
出口と、それらよりも上方位置に形成された通気接続口
とを備えることを特徴とする。従来から排水マスは密封
しておくことが常識とされており、積極的に大気に連通
させることは非常識であるとされてきた。本発明の排水
マスはこの技術常識を覆すものであり、この排水マスを
用いると、請求項1と2に記載した排水システムを簡単
に構成することができる。
【0014】請求項6の排水マスでは、複数の通気接続
口が形成されている。この排水マスを用いると、請求項
3に記載した排水システムを簡単に構成することができ
る。
口が形成されている。この排水マスを用いると、請求項
3に記載した排水システムを簡単に構成することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) 本発明の第1
実施形態に係る排水システム10を図1〜図3を参照し
ながら説明する。図1に示されているように、排水シス
テム10は、複数の排水マス12と、この排水マス12
間を接続する排水配管11と、各排水マス12に接続さ
れた通気配管15等を備えている。通気配管を排水配管
から区別する為に、通気配管を破線で示す。この排水シ
ステムは地中に埋設されているか、配管ピット内に配管
されている。
実施形態に係る排水システム10を図1〜図3を参照し
ながら説明する。図1に示されているように、排水シス
テム10は、複数の排水マス12と、この排水マス12
間を接続する排水配管11と、各排水マス12に接続さ
れた通気配管15等を備えている。通気配管を排水配管
から区別する為に、通気配管を破線で示す。この排水シ
ステムは地中に埋設されているか、配管ピット内に配管
されている。
【0016】排水マス12は、図2に示されているよう
に、円筒状の立上管12dの下部に2つの排水入口12
a、12bと1つの排水出口12cが形成されている。
立上管12dの上部開口は、開閉可能な蓋18によって
密封されている。排水マス12は、蓋18の上面が地表
面19と一致する深さに埋設されている。図1に示すよ
うに、上流側の排水マス12の排水出口12cは排水配
管11によって下流側の排水マス12の排水入口12a
に接続されている。なお、最上流(図1の左側が上流、
その反対側が下流)の排水マス12の排水入口12a
は、図示しない蓋によって閉塞されている。また最下流
の排水配管11は、その下流端で図示しない排水本管に
接続されている。図1に示されているように、排水マス
12の排水入口12bには、住戸等からの排水配管2
6、24、22が接続されている。
に、円筒状の立上管12dの下部に2つの排水入口12
a、12bと1つの排水出口12cが形成されている。
立上管12dの上部開口は、開閉可能な蓋18によって
密封されている。排水マス12は、蓋18の上面が地表
面19と一致する深さに埋設されている。図1に示すよ
うに、上流側の排水マス12の排水出口12cは排水配
管11によって下流側の排水マス12の排水入口12a
に接続されている。なお、最上流(図1の左側が上流、
その反対側が下流)の排水マス12の排水入口12a
は、図示しない蓋によって閉塞されている。また最下流
の排水配管11は、その下流端で図示しない排水本管に
接続されている。図1に示されているように、排水マス
12の排水入口12bには、住戸等からの排水配管2
6、24、22が接続されている。
【0017】図2に示すように、立上管12dの上部側
面には通気接続口12fが形成されている。図1に示す
ように、その通気接続口12fにL字状通気配管15の
一端が接続されている。L字状通気配管15の他端15
aは、地面から上方に突き出して大気に開口している。
すなわち、立上管12d内の空間12eは通気配管15
を介して大気に開放されている。
面には通気接続口12fが形成されている。図1に示す
ように、その通気接続口12fにL字状通気配管15の
一端が接続されている。L字状通気配管15の他端15
aは、地面から上方に突き出して大気に開口している。
すなわち、立上管12d内の空間12eは通気配管15
を介して大気に開放されている。
【0018】図3に示すように、通気配管15の他端1
5a(大気開放端)は、植え込みや物陰に配置すること
が好ましい。このように構成すると、通気配管15が人
目に触れないので美観上好ましい。また、通気配管15
の他端15aの上方にベントキャップ17を設けてもよ
い。カバー17を設けると、雨が通気配管15を通って
排水マス12に流れ込むことを防止できる。さらに、通
気配管15内や他端15a近傍に防臭装置ないし防臭器
具を設置することが好ましい。このように構成すると、
排水臭気が防臭されるために気にならなくなる。防臭装
置と防臭器具は、臭気を吸い込んで防臭する装置や、活
性炭等によって臭気を吸収する器具等によって実現でき
る。
5a(大気開放端)は、植え込みや物陰に配置すること
が好ましい。このように構成すると、通気配管15が人
目に触れないので美観上好ましい。また、通気配管15
の他端15aの上方にベントキャップ17を設けてもよ
い。カバー17を設けると、雨が通気配管15を通って
排水マス12に流れ込むことを防止できる。さらに、通
気配管15内や他端15a近傍に防臭装置ないし防臭器
具を設置することが好ましい。このように構成すると、
排水臭気が防臭されるために気にならなくなる。防臭装
置と防臭器具は、臭気を吸い込んで防臭する装置や、活
性炭等によって臭気を吸収する器具等によって実現でき
る。
【0019】この排水システム10では、排水配管2
6、24、22からの排水が排水マス12に流れ込み、
排水配管11と下流側の排水マス12を経由して排水本
管に排水される。台所等から大量の洗剤を含んだ排水が
流されてくると、排水マス12の立上管12d内の空間
12eに泡が充満する。空間12eに泡が充満した状態
で大量の排水が短時間に排水マス12に流れ込んでも、
立上管12d内の空間12eが大気に開放されているの
で、排水マス12内の圧力は上昇しない(排水マス内の
圧力が大気に抜ける)。排水マス12内の圧力が上昇し
ないために、浴室や台所等にトラップ封水が破封してし
まうことが防止される。なお、蓋18を開けることによ
り、排水マス12内に溜まった汚物を清掃したり、点検
したりすることができる。
6、24、22からの排水が排水マス12に流れ込み、
排水配管11と下流側の排水マス12を経由して排水本
管に排水される。台所等から大量の洗剤を含んだ排水が
流されてくると、排水マス12の立上管12d内の空間
12eに泡が充満する。空間12eに泡が充満した状態
で大量の排水が短時間に排水マス12に流れ込んでも、
立上管12d内の空間12eが大気に開放されているの
で、排水マス12内の圧力は上昇しない(排水マス内の
圧力が大気に抜ける)。排水マス12内の圧力が上昇し
ないために、浴室や台所等にトラップ封水が破封してし
まうことが防止される。なお、蓋18を開けることによ
り、排水マス12内に溜まった汚物を清掃したり、点検
したりすることができる。
【0020】(第2実施形態) 本発明の第2実施形態
に係る排水システム30を図4〜図6を参照しながら説
明する。図4に示すように、この排水システム30は、
複数の排水マス32を備えている。隣接する排水マス3
2間は、排水配管11と通気配管35によって接続され
ている。図5に示されているように、立上管32dの下
部に2つの排水入口32a、32bと、1つの排水出口
32cが形成されている。立上管32dの上部側面に、
2つの通気接続口32fが形成されている。排水配管1
1は、上流側の排水マス32の排水出口32cと下流側
の排水マス32の排水入口32aを接続している。排水
マス32の排水入口32bには、図4に示すように、排
水配管26、24、22が接続されている。
に係る排水システム30を図4〜図6を参照しながら説
明する。図4に示すように、この排水システム30は、
複数の排水マス32を備えている。隣接する排水マス3
2間は、排水配管11と通気配管35によって接続され
ている。図5に示されているように、立上管32dの下
部に2つの排水入口32a、32bと、1つの排水出口
32cが形成されている。立上管32dの上部側面に、
2つの通気接続口32fが形成されている。排水配管1
1は、上流側の排水マス32の排水出口32cと下流側
の排水マス32の排水入口32aを接続している。排水
マス32の排水入口32bには、図4に示すように、排
水配管26、24、22が接続されている。
【0021】通気配管35の端部が、隣接する排水マス
32の通気接続口35fに接続されることにより、隣接
する排水マス35同士は連通されている。排水配管22
が接続されている排水マス32は、通気配管35によっ
て更に下流側の図示されない排水マス32と接続されて
いる。配管26に接続されている排水マス32の2つの
通気接続口32fのうちの片方は、図示されない蓋によ
って閉塞されている。また、配管26に接続されている
排水マス32の排水入口32aも図示されない蓋によっ
て閉塞されている。
32の通気接続口35fに接続されることにより、隣接
する排水マス35同士は連通されている。排水配管22
が接続されている排水マス32は、通気配管35によっ
て更に下流側の図示されない排水マス32と接続されて
いる。配管26に接続されている排水マス32の2つの
通気接続口32fのうちの片方は、図示されない蓋によ
って閉塞されている。また、配管26に接続されている
排水マス32の排水入口32aも図示されない蓋によっ
て閉塞されている。
【0022】以上説明したように、隣接する排水マス3
2同士は通気配管35によって連通されている。このた
め、排水マス32の空間32eに洗剤の泡が充満した状
態で大量の排水が排水マス32に流れ込んでも、それに
よって生じようとする圧力上昇は通気配管35を経由し
て隣の排水マス32に抜け、排水マス32内の圧力上昇
は小さく抑えられる。排水マス32内の圧力上昇が小さ
く抑えられるために、トラップ封水の破封を防止するこ
とができる。また、この排水システム30は、第1実施
形態の排水システム10とは相違して排水マス12内と
大気が連通していないので、排水臭気が大気に拡散する
ことがない。
2同士は通気配管35によって連通されている。このた
め、排水マス32の空間32eに洗剤の泡が充満した状
態で大量の排水が排水マス32に流れ込んでも、それに
よって生じようとする圧力上昇は通気配管35を経由し
て隣の排水マス32に抜け、排水マス32内の圧力上昇
は小さく抑えられる。排水マス32内の圧力上昇が小さ
く抑えられるために、トラップ封水の破封を防止するこ
とができる。また、この排水システム30は、第1実施
形態の排水システム10とは相違して排水マス12内と
大気が連通していないので、排水臭気が大気に拡散する
ことがない。
【0023】図6は、隣接する2つの排水マス32を1
つの通気配管35で連通させている簡易な構成に係る排
水システムの斜視図である。このように簡易な構成であ
っても、排水マス32内の圧力上昇を小さく抑えること
ができる。
つの通気配管35で連通させている簡易な構成に係る排
水システムの斜視図である。このように簡易な構成であ
っても、排水マス32内の圧力上昇を小さく抑えること
ができる。
【0024】(第3実施形態) 本発明の第3実施形態
に係る排水システム50を図7を参照しながら説明す
る。図7の排水システムでは、排水配管11と排水マス
52、54を経て図示されない排水本管に排水される。
近接する上流側排水マス52と下流側排水マス54は通
気配管35によって連通されている。また、下流側排水
マス54は通気配管15によって大気にも開放されてい
る。このように構成されているので、排水マス52内は
通気配管35と通気配管15を介して大気に開放され、
排水マス54は通気配管15を介して大気に開放されて
いる。従って、排水マス52、54内に洗剤の泡が充満
した状態で大量の排水が短時間に排水マス52や54に
流れ込んでも、その内部の圧力が過度に上昇することは
ない。排水マス52、54内の圧力が過度に上昇するこ
とがないために、トラップ封水が破封することもない。
また、図7に示されているように、排水の流れ方向が変
化する位置に配置される排水マス52、54は、これら
の中を流れる排水の方向変化によって流れが乱されるの
で、洗剤の泡が大量に発生する。従って、このような位
置に配置される排水マス52、54に、これらの間を連
通させる通気配管35や、大気に開放する通気配管15
を設けることが特に望ましい。排水マス54の構造は基
本的に図5に示したものと同じである。3本の通気配管
を接続して上流側の排水マスと下流側の排水マスと大気
に連通させる場合には、排水マスの立上管の上部側面の
3方向に通気接続口を設ける。
に係る排水システム50を図7を参照しながら説明す
る。図7の排水システムでは、排水配管11と排水マス
52、54を経て図示されない排水本管に排水される。
近接する上流側排水マス52と下流側排水マス54は通
気配管35によって連通されている。また、下流側排水
マス54は通気配管15によって大気にも開放されてい
る。このように構成されているので、排水マス52内は
通気配管35と通気配管15を介して大気に開放され、
排水マス54は通気配管15を介して大気に開放されて
いる。従って、排水マス52、54内に洗剤の泡が充満
した状態で大量の排水が短時間に排水マス52や54に
流れ込んでも、その内部の圧力が過度に上昇することは
ない。排水マス52、54内の圧力が過度に上昇するこ
とがないために、トラップ封水が破封することもない。
また、図7に示されているように、排水の流れ方向が変
化する位置に配置される排水マス52、54は、これら
の中を流れる排水の方向変化によって流れが乱されるの
で、洗剤の泡が大量に発生する。従って、このような位
置に配置される排水マス52、54に、これらの間を連
通させる通気配管35や、大気に開放する通気配管15
を設けることが特に望ましい。排水マス54の構造は基
本的に図5に示したものと同じである。3本の通気配管
を接続して上流側の排水マスと下流側の排水マスと大気
に連通させる場合には、排水マスの立上管の上部側面の
3方向に通気接続口を設ける。
【0025】
【実施例】 排水マス内の空間を開放することによる排
水流入時の排水配管内の圧力上昇低減効果を確認する目
的で、排水マスを大気に通気した状態(以下、通気有り
と言う)と通気しない状態(以下、通気無しと言う)の
排水配管内圧力を計測したので、この計測結果を図1
0、図11を参照しながら説明する。なお、この計測に
用いた排水マスは曲がり部(図7において符号52で示
されている排水マス配置)に配置され、計測したのは排
水マスの直上流の排水配管内圧力である。
水流入時の排水配管内の圧力上昇低減効果を確認する目
的で、排水マスを大気に通気した状態(以下、通気有り
と言う)と通気しない状態(以下、通気無しと言う)の
排水配管内圧力を計測したので、この計測結果を図1
0、図11を参照しながら説明する。なお、この計測に
用いた排水マスは曲がり部(図7において符号52で示
されている排水マス配置)に配置され、計測したのは排
水マスの直上流の排水配管内圧力である。
【0026】図10は、排水マスの通気有りと通気無し
の状態における排水流入流量に対する排水配管内圧力の
変化を示している。図10の横軸は排水マスへの排水流
入流量(リッター/秒)、縦軸は配管内圧力(Pa)で
あり、通気有りと通気無しの状態をプロットしてある。
図10から明らかなように、排水流入流量が増加するの
に従って排水配管内圧力も上昇し、通気無しよりも、通
気有りの方が排水配管内圧力が低い傾向を示した。この
計測結果からも、排水マス内の空間を開放することによ
って排水配管内圧力を低減することができ、トラップ封
水の破封防止に効果があることが確認できた。
の状態における排水流入流量に対する排水配管内圧力の
変化を示している。図10の横軸は排水マスへの排水流
入流量(リッター/秒)、縦軸は配管内圧力(Pa)で
あり、通気有りと通気無しの状態をプロットしてある。
図10から明らかなように、排水流入流量が増加するの
に従って排水配管内圧力も上昇し、通気無しよりも、通
気有りの方が排水配管内圧力が低い傾向を示した。この
計測結果からも、排水マス内の空間を開放することによ
って排水配管内圧力を低減することができ、トラップ封
水の破封防止に効果があることが確認できた。
【0027】図11は、排水マスの通気有りと通気無し
の状態における排水流入流量分の洗濯槽台数に対する排
水配管内圧力の変化を示している。図11の横軸は排水
マスに流入させた排水流入量分の洗濯槽の台数であり、
縦軸が配管内圧力(Pa)であり、通気有りと通気無し
の状態をプロットしてある。図11から明らかなよう
に、洗濯槽台数が増加するのに従って排水配管内圧力も
上昇し、通気無しよりも通気有りの方が排水配管内圧力
が低い傾向を示した。
の状態における排水流入流量分の洗濯槽台数に対する排
水配管内圧力の変化を示している。図11の横軸は排水
マスに流入させた排水流入量分の洗濯槽の台数であり、
縦軸が配管内圧力(Pa)であり、通気有りと通気無し
の状態をプロットしてある。図11から明らかなよう
に、洗濯槽台数が増加するのに従って排水配管内圧力も
上昇し、通気無しよりも通気有りの方が排水配管内圧力
が低い傾向を示した。
【0028】以上、本発明の具体例を詳細に説明した
が、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定する
ものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上
に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれ
る。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、
単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性
を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組み合わ
せに限定されるものではない。また、本明細書または図
面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであ
り、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的
有用性を持つものである。従って、例えば以下に記載す
るように構成してもよい。
が、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定する
ものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上
に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれ
る。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、
単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性
を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組み合わ
せに限定されるものではない。また、本明細書または図
面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであ
り、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的
有用性を持つものである。従って、例えば以下に記載す
るように構成してもよい。
【0029】(1)排水システムは地中に埋設されるも
のに限られず、地表上や家屋内に設置することもでき
る。 (2)排水マスの材質は樹脂製又はコンクリート性であ
る。 (3)通気させる排水マスは通常上流と下流の関係にあ
るが、上流と下流の関係にない排水マスが近接している
場合には、それらを連通させてもよい。
のに限られず、地表上や家屋内に設置することもでき
る。 (2)排水マスの材質は樹脂製又はコンクリート性であ
る。 (3)通気させる排水マスは通常上流と下流の関係にあ
るが、上流と下流の関係にない排水マスが近接している
場合には、それらを連通させてもよい。
【図1】本発明の第1実施形態に係る排水システムの模
式図。
式図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る排水マスと排水配
管の縦断面図。
管の縦断面図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る排水システムの斜
視図。
視図。
【図4】本発明の第2実施形態に係る排水システムの模
式図。
式図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る排水マスと排水配
管と通気配管の断面図。
管と通気配管の断面図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る排水システムの斜
視図。
視図。
【図7】本発明の第3実施形態に係る排水システムの模
式図。
式図。
【図8】従来の排水システムの模式図。
【図9】従来の排水システムの排水マスと排水配管の縦
断面図。
断面図。
【図10】本発明の実施例に係るグラフであって、排水
マスへの排水流入流量と排水配管内圧力との関係を示
す。
マスへの排水流入流量と排水配管内圧力との関係を示
す。
【図11】本発明の実施例に係るグラフであって、排水
マスへの洗濯槽分の排水流入流量と排水配管内圧力との
関係を示す。
マスへの洗濯槽分の排水流入流量と排水配管内圧力との
関係を示す。
10:排水システム(第1実施形態)
11:排水配管
12:排水マス、12a:排水入口、12b:排水入
口、12c:排水出口、12d:立上管、12e:空
間、12f:通気接続口 15:通気配管、15a:他端 17:ベントキャップ 18:蓋 19:地表面 22、24、26:排水配管 30:排水システム(第2実施形態) 32:排水マス、32a:排水入口、32b:排水入
口、32c:排水出口、32d:立上管、32e:空
間、32f:通気接続口 35:通気配管 50:排水システム(第3実施形態) 52:排水マス 54:排水マス
口、12c:排水出口、12d:立上管、12e:空
間、12f:通気接続口 15:通気配管、15a:他端 17:ベントキャップ 18:蓋 19:地表面 22、24、26:排水配管 30:排水システム(第2実施形態) 32:排水マス、32a:排水入口、32b:排水入
口、32c:排水出口、32d:立上管、32e:空
間、32f:通気接続口 35:通気配管 50:排水システム(第3実施形態) 52:排水マス 54:排水マス
Claims (6)
- 【請求項1】 それぞれが排水入口と排水出口を有する
排水マスを少なくとも2個用い、上流側排水マスの排水
出口が排水配管によって下流側排水マスの排水入口に接
続されている排水システムであって、 各排水マスの排水入口と排水出口よりも上方位置に通気
接続口が形成されており、その通気接続口が通気配管に
よって大気に連通されている排水システム。 - 【請求項2】 それぞれが排水入口と排水出口を有する
排水マスを少なくとも2個用い、上流側排水マスの排水
出口が排水配管によって下流側排水マスの排水入口に接
続されている排水システムであって、 各排水マスの排水入口と排水出口よりも上方位置に通気
接続口が形成されており、上流側排水マスの通気接続口
が通気配管によって下流側排水マスの通気接続口に連通
されている排水システム。 - 【請求項3】 それぞれが排水入口と排水出口を有する
排水マスを少なくとも2個用い、上流側排水マスの排水
出口が排水配管によって下流側排水マスの排水入口に接
続されている排水システムであって、 各排水マスの排水入口と排水出口よりも上方位置に複数
の通気接続口が形成されており、各排水マスの1つの通
気接続口が通気配管によって大気に連通されており、各
排水マスの他の通気接続口が通気配管によって近接する
排水マスの通気接続口に連通されている排水システム。 - 【請求項4】 排水の臭いの防臭手段が通気接続口と大
気とを連通させている通気配管に設けられていることを
特徴とする請求項1または3に記載の排水システム。 - 【請求項5】 排水入口と、排水出口と、それらよりも
上方位置に形成された通気接続口とを備えている排水マ
ス。 - 【請求項6】 通気接続口が複数形成されている請求項
5に記載の排水マス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001311015A JP2003119859A (ja) | 2001-10-09 | 2001-10-09 | 排水システムと排水マス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001311015A JP2003119859A (ja) | 2001-10-09 | 2001-10-09 | 排水システムと排水マス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003119859A true JP2003119859A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19129910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001311015A Pending JP2003119859A (ja) | 2001-10-09 | 2001-10-09 | 排水システムと排水マス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003119859A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009228812A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Aron Kasei Co Ltd | 逆流防止弁、逆流防止弁付き管構造、逆流防止弁付き管継手、および逆流防止弁を備えたます |
KR101458519B1 (ko) * | 2013-10-04 | 2014-11-12 | 정일테크 (주) | 층상 매립형 이중 배수배관 연결 장치 |
JP2016216944A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 株式会社ブリヂストン | サイホン排水システム |
JP2018096135A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | アロン化成株式会社 | 集合ます、集合ますの配管構造、および集合ますの施工方法 |
JP2018096136A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | アロン化成株式会社 | 集合ます |
JP2020020173A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 積水化学工業株式会社 | 雨水排水装置 |
IT201800010360A1 (it) * | 2018-11-15 | 2020-05-15 | Koaladesign S A S Di Vandini Aldo & C | Sifone per il deflusso di un fluido in un impianto igienico sanitario. |
-
2001
- 2001-10-09 JP JP2001311015A patent/JP2003119859A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009228812A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Aron Kasei Co Ltd | 逆流防止弁、逆流防止弁付き管構造、逆流防止弁付き管継手、および逆流防止弁を備えたます |
KR101458519B1 (ko) * | 2013-10-04 | 2014-11-12 | 정일테크 (주) | 층상 매립형 이중 배수배관 연결 장치 |
JP2016216944A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 株式会社ブリヂストン | サイホン排水システム |
JP2018096135A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | アロン化成株式会社 | 集合ます、集合ますの配管構造、および集合ますの施工方法 |
JP2018096136A (ja) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | アロン化成株式会社 | 集合ます |
JP2020020173A (ja) * | 2018-08-01 | 2020-02-06 | 積水化学工業株式会社 | 雨水排水装置 |
JP7188931B2 (ja) | 2018-08-01 | 2022-12-13 | 積水化学工業株式会社 | 雨水排水装置 |
IT201800010360A1 (it) * | 2018-11-15 | 2020-05-15 | Koaladesign S A S Di Vandini Aldo & C | Sifone per il deflusso di un fluido in un impianto igienico sanitario. |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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