JP2007063838A - 排水構造 - Google Patents

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【課題】排水口の大きさを変えることなく、雨水等の排水が流れ込む排水口の排水をスムーズに行うようにする。
【解決手段】排水が流れ込む排水口に整流棒体を突設したことを特徴とする排水構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、雨水等の排水が流れ込む排水口の排水をスムーズに行うための排水構造に関する。
一般に、排水が流れ込む排水口は、単に円形に開設されており、この排水口に管状の排水管が連結された構造になっている。例えば、屋根上の雨水を排水する排水構造では、雨樋の下流端に雨樋集水器が設置され、この雨樋集水器の底面には、円形の排水口が開設されるとともに、前記排水口に、竪樋を連通させ、前記雨樋集水器に集水された雨水等を前記竪樋を通じて排水される構造にしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−109714号
ところが、前記雨樋集水器に集水された雨水等は、その排水口の大きさに比例して排水されるが、豪雨などのように多量の雨水等が流れ込んだ場合には、前記雨樋集水器の排水口から排水される量よりも、前記雨樋集水器に集水される雨量の方が多くなってしまい、雨樋集水器から雨水等が溢れ出すという問題がある。
また、前記雨樋集水器に限らず、例えば、雨水を処理する下水管等の排水構造であっても同様の問題が生じる。
一方、排水口の口径を大きくすれば、排水量も増すが、これでは、前記雨樋集水器(或いは下水管等)が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、かかる課題を解決することを目的としたものであり、排水口の大きさを変えることなく、雨水等の排水が流れ込む排水口の排水をスムーズに行うことができる排水構造を提供する。
上記目的を達成するため、
請求項1に係る排水構造は、排水が流れ込む排水口に整流棒体を突設したことを特徴とする。
請求項2に係る排水構造は、請求項1において、整流棒体の外周胴部にらせん溝を形成したことを特徴とする。
請求項3に係る排水構造は、請求項1又は2の何れかにおいて、整流棒体が中空管体にて形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る排水構造は、請求項1〜3の何れかにおいて、排水口が、雨樋集水器の排水口であることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る排水構造によれば、排水が流れ込む排水口に整流棒体を突設してなるので、排水口近傍に集水された排水が、整流棒体によって排水管に誘導され、排水口の大きさを変えることなく、排水口の排水をスムーズに行うことができる。従って、豪雨などのように多量の雨水等が生じた場合でも、雨樋集水器から雨水等が溢れ出したり、或いは、下水管に通じる排水口で雨水等が溢れ出すことを防止できる。
請求項2に係る排水構造によれば、整流棒体の外周胴部にらせん溝を形成しているので、雨水等の排水が、らせん溝によって誘導され易くなり、排水口の排水を更にスムーズに行うことができる。
請求項3に係る排水構造によれば、整流棒体が中空管体にて形成されているので、整流棒体を軽量化でき、屋根上に設置される雨樋集水器などでは、その設置を容易にできる。
請求項4に係る排水構造によれば、排水口が、雨樋集水器の排水口であるので、雨樋集水器から雨水等が溢れ出したりすることを防止できる。
以下、本発明に係る排水構造Aを図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る排水構造Aの一実施例を示す使用状態図、図2は、図1で示した排水構造Aの要部を拡大した概略断面図である。
ここでは、屋根上の雨水を排水する雨樋集水器の排水構造Aを例示して説明するが、下水管等に通じる排水口等にも用いることができる。
この排水構造Aは、雨水等の排水が流れ込む排水口1に整流棒体2を突設したことを特徴とする。
すなわち、家屋等の屋根には、屋根上の雨水を雨樋Tに集水し、この雨樋Tの下流端に集水器Sを連結している。
集水器Sは、上方が開放された箱状に形成されており、その一側壁には、雨樋Tの下流端が連通され、また、中央底面には、貫通された円形の排水口1が形成されている。
ここで、集水器Sとは、本実施例で例示した雨樋集水器に限定されるものではなく、例えば、受け升、ドレン、チーズ等の雨樋集水器具の総称を意味している。なお、集水器Sの形状も丸型、角型などに限定されるものではない。
また、排水口1には、これを竪樋T1に連結させるためのドレンエルボ3が介在されており、このドレンエルボ3の上端を排水口1に外嵌すると共に、その下端を竪樋T1の上端部に内嵌している。
このドレンエルボ3は、断面略L型或いは略T型に形成しており、排水口1の直下に位置される曲部31には、開口部32を開設している。
この開口部32は、これを封止可能な蓋体33が着脱自在に取り付けられる構造にしており、この蓋体33が開口部32に着脱自在に取り付けられるものであれば、その構造は問わない。具体的には、例えば、開口部32の外面に係止溝34を形成し、蓋体33の内面に、係止溝34に係止可能な係止部35を形成しておき、この係止部35を係止溝34に係脱することで蓋体33を開口部32に着脱自在にしたり、或いは、開口部32の外面に溝部(不図示)を形成し、蓋体33の内面に、前記溝部(不図示)に螺合するネジ山(不図示)を形成して、蓋体33を開口部32に着脱自在にすれば良い。
このように形成された蓋体33内面の中央には、棒状の整流棒体2が鉛直方向に向けて立設されており、この整流棒体2の上端は、少なくとも排水口1よりも上方に突設されている。
ここでの整流棒体2は、蓋体32の底壁中央に固着したものを例示しているが、この整流棒体2を蓋体32と着脱可能に形成しても構わない。
また、整流棒体2は、図1で示すような単なる棒体であっても構わないが、図3(a)、(b)で示すように、整流棒体2の外周胴部に、らせん溝21を形成しても良い。
更に、整流棒体2は、中実の棒体であっても構わないが、この整流棒体2を中空管体にて形成すれば、軽量化できるので、屋根上に設置される集水器Sなどには好ましい。
上記の如く構成した本発明の排水構造Aは、以下のように作用する。
すなわち、図1、2で示す通り、雨樋T等で集水された雨水は、集水器Sに集水されるが、この集水器Sの排水口1の中央には、整流棒体2が突設されている。
そのため、集水器S内に流れ込んだ雨水は、整流棒体2の整流作用によって排水口1内に誘導され、集水器S内に雨水が滞留することなく、排水口1からスムーズに排水されるのである。
図4は、本発明に係る排水構造Aの他の実施例を示す概略図であり、図4(a)は、単なる曲管3’に整流棒体2を鉛直方向に向けて立設した場合の側面図及び縦断面図、図4(b)は、直管3’’に整流棒体2を鉛直方向に向けて立設した場合の側面図、縦断面図、及び要部の横断面図を各々示している。
なお、図1〜図3と共通する部位には、同一の番号を付し、ここでは、本実施例の特徴についてのみ説明する。
すなわち、図4(a)では、単なる曲管3’における排出口1中心の鉛直下の内壁に、整流棒体2の下端を固着し、この整流棒体2を排出口1の中心に立設したものを示している。また、図4(a)では、直管3’’における排出口1下方に、この直管3’’の内壁から中心に向けて4本の支持片22を延設し、これら支持片22の先端に整流棒体2を固着し、この整流棒体2を排出口1の中心に立設したのものを示している。
このように、排水口1が、どのような形状或いは構造のものに形成されていても、この排水口1の中心位置に整流棒体2を突設することができるので、排水口1近傍に集水された排水は、整流棒体2によって下流側にスムーズに誘導され、排水口1の排水をスムーズに行うことができる。従って、豪雨などのように多量の雨水等が生じた場合でも、雨樋集水器Sから雨水等が溢れ出したり、或いは、下水管に通じる排水口1で雨水等が溢れ出すことを防止できる。
図5は、本発明に係る排水構造Aの排水試験データを示す試験結果図である。
この排水試験図の(A)は、長さ2mの雨樋(軒とい)の中間に集水器Sを図1、2のように設置しておき、これに160mm/hの雨水に相当する水を流し込んだ際の排出時間を測定したものである。
この試験結果図からも理解できる通り、通常エルボによる排水時間が平均11.06秒であるのに対し、本発明に係る排水構造A(ここでは、「ドレンエルボ棒付」、「ドレンエルボに上部よりパイプ」と表示)によれば、平均8.73秒又は8.56秒で排水処理することができ、その排水がスムーズに行われていることが証明されている。
なお、排水試験表の(B)は、雨樋(軒とい)の長さを3、6mに伸ばして、更に集水量を増したものであるが、その排水処理の結果は、前記(A)と同じく、本発明に係る排水構造Aの方が、スムーズに排水されることが証明されている。
本発明に係る排水構造Aの一実施例を示す使用状態図である。 図1で示した排水構造Aの要部を拡大した概略断面図である。 (a)、(b)は、本発明に係る整流棒体2の他の実施例を示す斜視図である。 (a)、(b)は、本発明に係る排水構造Aの他の実施例を示す概略図である。 本発明に係る排水構造Aの排水試験データを示す試験結果図である。
符号の説明
A 排水構造
S 雨樋集水器
T 雨樋
1 排水口
2 整流棒体
21 らせん溝

Claims (4)

  1. 排水が流れ込む排水口に整流棒体を突設したことを特徴とする排水構造。
  2. 請求項1において、
    整流棒体の外周胴部にらせん溝を形成したことを特徴とする排水構造。
  3. 請求項1又は2の何れかにおいて、
    整流棒体が中空管体にて形成されていることを特徴とする排水構造。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、
    排水口が、雨樋集水器の排水口であることを特徴とする排水構造。
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KR102249356B1 (ko) * 2019-11-28 2021-05-07 김성우 빗물받이 홈통 구조체

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