JP2507186Y2 - 樹脂管とマンホ―ルとの接続構造 - Google Patents

樹脂管とマンホ―ルとの接続構造

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JP2507186Y2
JP2507186Y2 JP3252691U JP3252691U JP2507186Y2 JP 2507186 Y2 JP2507186 Y2 JP 2507186Y2 JP 3252691 U JP3252691 U JP 3252691U JP 3252691 U JP3252691 U JP 3252691U JP 2507186 Y2 JP2507186 Y2 JP 2507186Y2
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pipe
manhole
resin pipe
resin
connection structure
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勉 祖母井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地中に埋設された樹脂
管によって成形された管路と、マンホールとの接続構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、合成樹脂材より形成される合成樹
脂管を地中に埋設して下水道などの配管に利用すること
が行われている。
【0003】従来より、このような合成樹脂管として
は、塩化ビニル製もしくは硬質塩化ビニル製の樹脂管が
用いられていた。この樹脂管は、一端部に受口部が形成
され、他端部が挿入部となされたもので、該樹脂管の受
口部に、他の樹脂管の挿入部を挿入して接着接続してい
くことで、管路を形成するようになされていた。
【0004】そして、このような塩化ビニル製もしくは
硬質塩化ビニル製の樹脂管によって構成された管路の管
端と、マンホール等とを接続する場合は、管路の端部外
周面に砂付き部を形成し、この砂付き部とマンホールの
分岐孔とをモルタルで仕上げることによって接続してい
た。この際、砂付き部は、管路の端部に、接着剤と砂と
を混練したものを塗着することによって形成されてい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うに、塩化ビニル製もしくは硬質塩化ビニル製の樹脂管
を用いて管路を成形した場合、接着接続となるため、接
着剤の塗布むらなどによって確実な接続を行うことが困
難であった。また、このような接着剤の塗布むらは、施
工者によってもばらつきがあるため、安定した接続状態
を得ることが困難であった。さらに、ワイヤーロープや
引張機等の接続治具が必要とされるため、掘削溝の狭い
場所や湧水地での接続は、困難になるといった不都合が
あった。
【0006】本考案は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、地中に埋設された樹脂管によって形成された管路
と、マンホールとを確実に接続することのできる接続構
造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の樹脂管とマンホールとの接続構造は、地中に
埋設された樹脂管によって形成された管路と、マンホー
ルとの接続構造であって、樹脂管は、熱可塑性樹脂から
なり、一端部に受口部が形成され、該受口部に通電によ
って発熱するコイルが埋設されてなり、この受口部に他
の樹脂管の他端部が挿入され、この両者が電気融着され
ることによって管路が形成され、かつ、この管路の端部
外周面には、砂が融着されてなる砂付き部が形成され、
この砂付き部がマンホールに形成された分岐孔に挿入さ
れた状態で、この両者がモルタル仕上げされたものであ
る。
【0008】
【作用】本考案の樹脂管とマンホールとの接続構造は、
一端部に受口部を形成し、該受口部に通電によって発熱
するコイルを埋設してなる熱可塑性樹脂管の受口部に他
の樹脂管の他端部を挿入し、この両者を電気融着するこ
とによって管路を形成しているので、管路の接続部分が
すべて熱融着によって強固に接続されることとなる。ま
た、この管路の端部外周面には、砂を融着してなる砂付
き部を形成し、この砂付き部をマンホールに形成された
分岐孔に挿入した状態で、この両者をモルタル仕上げし
ているので、砂付き部と分岐孔とがモルタルによって強
固に接続されることとなる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は樹脂管1とマンホール2との接続構
造の全体構成の概略を示し、図2は同要部を示してい
る。
【0011】すなわち、この接続構造は、樹脂管1同士
を電気融着によって接続して管路10を形成し、この管
路10の端部外周面に形成した砂付き部11をマンホー
ル2に形成された分岐孔21に挿入した状態で、この両
者をモルタル3仕上げしたものである。
【0012】樹脂管1は、ポリエチレン等の熱可塑性樹
脂によって形成されている。この樹脂管1は、一端部が
拡径されて受口部12となされ、該受口部12に樹脂管
1の他端部13が挿入可能となされている。
【0013】受口部12は、その内周面に、通電によっ
て発熱するコイル14が埋設されており、該コイル14
の発熱によって、コイル14周縁の樹脂が溶融するよう
になされている。すなわち、受口部12に、他の樹脂管
1の他端部13を挿入してコイル14に通電することに
よって、受口部12の内周面と他端部13の外周面とが
溶融して融着することとなる。そのため、コイル14
は、受口部12の全体を周回して埋設され、融着による
融着面積を充分に確保できるようになされている。この
コイル14は、その端部が、受口部12の外周に突設さ
れた通電ターミナル15に配線されており、該通電ター
ミナル15から通電できるようになされている。
【0014】なお、この受口部12は、射出成形によっ
て形成することができるが、図3に示すように、拡径さ
れた収納部121内に、融着部材122を嵌着して形成
してもよい。この際、融着部材122は、加熱変形させ
て収納部121内に収納してから元の形状に戻すことで
収納部121内に収納することができる。ただし、収納
部121には、融着部材122の通電ターミナル15を
通すための孔123を穿孔しておく。
【0015】管路10は、上記樹脂管1を、マンホール
2間に合致する適宜な長さとなるように接続することに
よって形成される。
【0016】砂付き部11は、管路10の端部外周面を
溶融状態とし、この溶融部分に砂を付着させることによ
って形成される。この砂付き部11は、図4に示すよう
に、あらかじめ砂付き部11を有する樹脂管1aを用意
しておき、この樹脂管1aを管路10の端部に接続する
ことによって得られる。
【0017】そして、この砂付き部11は、マンホール
2に形成された分岐孔21に挿入され、砂付き部11と
分岐孔21との隙間がモルタル3によって仕上げられ
る。
【0018】この接続構造によると、接着剤を一切使わ
ず、熱融着によって各接続部分を容易に、かつ、強固に
接続することができる。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によると、接
着剤を使用することなく、熱融着によって各接続部分を
強固に接続することができ、均一で安定した接続構造と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る接続構造の全体構成を示す概略構
造図である。
【図2】本考案に係る接続構造の樹脂管同士の接続部分
を示す部分破断側面図である。
【図3】受口部の他の実施例を示す部分断面図である。
【図4】管路の端部に用いられる樹脂管の全体構成の概
略を示す部分破断側面図である。
【符号の説明】 1 樹脂管 10 管路 11 砂付き部 12 受口部 13 他端部 14 コイル 2 マンホール 21 分岐孔 3 モルタル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設された樹脂管によって形成さ
    れた管路と、マンホールとの接続構造であって、樹脂管
    は、熱可塑性樹脂からなり、一端部に受口部が形成さ
    れ、該受口部に通電によって発熱するコイルが埋設され
    てなり、この受口部に他の樹脂管の他端部が挿入され、
    この両者が電気融着されることによって管路が形成さ
    れ、かつ、この管路の端部外周面には、砂が融着されて
    なる砂付き部が形成され、この砂付き部がマンホールに
    形成された分岐孔に挿入された状態で、この両者がモル
    タル仕上げされたことを特徴とする樹脂管とマンホール
    との接続構造。
JP3252691U 1991-05-10 1991-05-10 樹脂管とマンホ―ルとの接続構造 Expired - Fee Related JP2507186Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180906A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seibu Polymer Corp 異種管の接合構造および接合方法
JP2020020172A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 積水化学工業株式会社 排水管および雨水排水装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180906A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Seibu Polymer Corp 異種管の接合構造および接合方法
JP2020020172A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 積水化学工業株式会社 排水管および雨水排水装置
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