JP7130316B2 - 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP7130316B2
JP7130316B2 JP2017132145A JP2017132145A JP7130316B2 JP 7130316 B2 JP7130316 B2 JP 7130316B2 JP 2017132145 A JP2017132145 A JP 2017132145A JP 2017132145 A JP2017132145 A JP 2017132145A JP 7130316 B2 JP7130316 B2 JP 7130316B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
units
image display
formula
independently
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017132145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019014800A5 (ja
JP2019014800A (ja
Inventor
弘二 大皷
康仁 森田
健 砂賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Momentive Performance Materials Japan LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Momentive Performance Materials Japan LLC filed Critical Momentive Performance Materials Japan LLC
Priority to JP2017132145A priority Critical patent/JP7130316B2/ja
Publication of JP2019014800A publication Critical patent/JP2019014800A/ja
Publication of JP2019014800A5 publication Critical patent/JP2019014800A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7130316B2 publication Critical patent/JP7130316B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に関し、特に画像表示装置の画像表示部を有する基部と透光性の保護部との接着に使用する硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に関する。
パネル型の画像表示装置は、通常、少なくとも一方がガラス等の光透過性をもつ一対の基板の間にアクティブ素子を構成する半導体層や蛍光体層、あるいは発光層からなる多数の画素をマトリクス状に配置した表示領域(画像表示部)を有し、この表示領域(画像表示部)とガラスやアクリル樹脂のような光学用プラスチックで形成される保護部との間隙を接着剤で気密に封止して構成されている。そこで使用される接着剤としては、画像表示装置の保護部の外枠部分に遮光性のペイントが施されているといった構造上の理由から、アクリル樹脂を用いた紫外線硬化型樹脂組成物でなく、熱硬化型樹脂組成物が一般に使用されている。
特許文献1には、エポキシ樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂等の封止樹脂により封止されてなる、トランジスタ、ダイオード、コンデンサ、コイル、LSI、IC等の電子部品について封止樹脂と電子部品のリードとの界面にしばしば生じた隙間や、電子部品自体が構造的に有する隙間に、液状の特定の熱硬化型シリコーン樹脂組成物を含浸して熱硬化させ封止状態を回復させる技術が開示されている。
特開平9-169908号公報
特許文献1に開示されている熱硬化型シリコーン樹脂組成物は、オーブンなどの設備が必要であり、室温で硬化させた時には、生産性が劣るという課題があった。また、組成物の硬化物の伸びが大きくない場合、パネル等の反り応力を吸収できないため、硬化物にひび割れが生じる、またはパネル等の部材から剥がれるという問題があった。そして、高い接着力を発揮する組成物に対する要求が有った。
本発明は、高い伸び及び接着力を有する硬化物を与える、室温での硬化性に優れる付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンが、アリール基を有する低分子の直鎖状のポリオルガノハイドロジェンシロキサンを含むことで、室温硬化性に優れ、得られる硬化物は、高い伸び及び接着力を有することを見出した。
本発明は、以下の構成を有する。
[1](A)式(1):
Figure 0007130316000001

(式中、
は、独立して、C-Cアルケニル基であり、
は、独立して、C-Cアルキル基であり、
は、独立して、C-C20アリール基であり、
は、独立して、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基であり、
n1は、2~1500であり、
n2は、0~1000である)で示される、直鎖状ポリオルガノシロキサン;
(B1)式(2):
Figure 0007130316000002

(式中、
は、独立して、C-Cアルキル基であり、
は、独立して、C-C20アリール基であり、
は、独立して、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基である)で示される直鎖状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン;
(B2)一分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を3個以上有する、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン;
並びに
(C)白金系触媒;
を含み、
(HB1+HB2)/Viが0.4~2.5であり、ここで、Viは、(A)のアルケニル基のモル数であり、HB1は、(B1)の水素原子のモル数であり、HB2は、(B2)の水素原子のモル数である、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
[2](B2)が、SiO4/2単位及びRSiO3/2単位(式中、Rは、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基である)からなる群より選択される1以上の単位と、H(RSiO1/2単位(式中、Rは、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基である)とからなる、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンである、[1]の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
[3]HB1/(HB1+HB2)が0.1~0.98である、[1]又は[2]の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
[4]画像表示装置の画像表示部を有する基部と透光性の保護部との接着用である、[1]~[3]のいずれかの硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
[5][1]~[4]のいずれかの硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いて、画像表示装置の画像表示部を有する基部と透光性の保護部とを接着した画像表示装置。
本発明によれば、高い伸び及び接着力を有する硬化物を与える、室温での硬化性に優れる付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物が提供される。
[用語の定義]
シロキサン化合物の構造単位を、以下のような略号によって記載することがある。以下、これらの構造単位をそれぞれ「M単位」「D単位」等ということがある。
M:(CHSiO1/2
:H(CHSiO1/2
:CH=CH(CHSiO1/2
D:(CHSiO2/2
:H(CH)SiO2/2
Ph1:(CH)(C)SiO2/2
Ph2:(CSiO2/2
T:CHSiO3/2
Ph:CSiO3/2
Q:SiO4/2(四官能性)
一般式(1)で示される直鎖状ポリオルガノシロキサンにおいて、中間シロキサン単位(SiR Oで表される単位及びSiROで表される単位)の数を示すn1及びn2は、単に単位数を示すものであり、一般式(1)で示されるとおりに配列している必要はなく、中間シロキサン単位はランダムに配列されていてもよい。後述する一般式(3)におけるn3及びn4ついても同様である。
本明細書において、基の具体例は以下のとおりである。
-Cアルケニル基としては、ビニル基、アリル基、3-ブテニル基及び5-ヘキセニル基等が挙げられる。
-Cアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。
-C20アリール基としては、フェニル基、ナフチル基、トリル基及びキシリル基等が挙げられる。
-Cアルケニル基、C-Cアルキル基及びC-C20アリール基は、塩素、フッ素、臭素等のハロゲンで置換されていてもよい。
本明細書において、粘度は、回転粘度計を用いて測定した値である。また、粘度を測定するためのその他の条件は、JIS K 6249に準拠している。
[硬化性ポリオルガノシロキサン組成物]
硬化性ポリオルガノシロキサン組成物(以下、単に「組成物」ともいう。)は、(A)前記式(1)で示される直鎖状ポリオルガノシロキサン;(B1)前記式(2)で示される直鎖状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン;(B2)一分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を3個以上有する、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン;並びに(C)白金系触媒;を含み、(HB1+HB2)/Viが0.4~2.5であり、ここで、Viは、(A)のアルケニル基のモル数であり、HB1は、(B1)のケイ素原子に結合した水素原子のモル数であり、HB2は、(B2)のケイ素原子に結合した水素原子のモル数である。
組成物の硬化物は、好ましくは、柔軟性に優れる。そのため、画像表示装置に用いられる部材である、カバーパネル及びLCDパネルに貼り合せた組成物の硬化物が、カバーパネルの反りの応力を緩和できる。これにより、組成物の硬化物の割れ、及び組成物の硬化物のパネルからの剥離が抑制できる。更に、組成物は、好ましくは、黄変及び曇りが低減された透明性の高い硬化物を与える。
[(A)式(1)で示される直鎖状ポリオルガノシロキサン]
(A)は、式(1):
Figure 0007130316000003

(式中、R、R、R、R、n1及びn2は、先に定義したとおりである)で示される。(A)は、シロキサン鎖の両方の末端にアルケニル基を有する、両末端アルケニル基含有直鎖状ポリオルガノシロキサンである。
組成物が(A)を含むことで、硬化時に架橋反応による安定した3次元構造を確保し、硬化物の伸び及び接着力を適切な高さに制御できる。
は、合成が容易で、また硬化前の組成物の流動性や、硬化物の耐熱性を損ねないという点から、ビニル基であるのが好ましい。Rは、合成が容易で、組成物の流動性や硬化後の機械的強度等のバランスが優れているという点から、メチル基であるのが好ましい。Rは、合成が容易で、組成物の流動性や硬化後の機械的強度等のバランスが優れているという点から、フェニル基であるのが好ましい。Rは、得られる硬化物の屈折率が高まる点から、C-C20アリール基であるのが好ましく、フェニル基であるのが特に好ましい。よって、(A)は、両末端がM単位で閉塞され、中間単位が、D単位と、DPh2単位及びDPh1単位からなる群より選択される1以上の単位とからなる、直鎖状ポリオルガノシロキサンが好ましい。
n1は、2~1500であり、組成物の安定した液状性を確保する観点から、10~1000であるのが好ましい。n2は、0~1000であり、組成物の安定した液状性を確保する観点から、0~800であるのが好ましく、1~500であるのが特に好ましい。また、n1及びn2の合計が1500以下であると、(A1)の粘度が高くなりすぎず、液の吐出性が良好である。
[(B1)式(2)で示される直鎖状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン]
(B1)は、式(2):
Figure 0007130316000004

(式中、R、R及びRは、先に定義したとおりである)で示される。(B1)は、シロキサン鎖の両方の末端にケイ素に結合する水素原子を有する、両末端SiH基含有直鎖状ポリオルガノシロキサンである。
(B1)は、架橋点間の分子鎖を延長させ、組成物の硬化物の伸び及び接着力を向上させることができる成分である。
、R及びRは、好ましい理由を含め、R、R及びRと同義である。よって、(B1)は、
Figure 0007130316000005

が好ましい。
[(B2)一分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を3個以上有する、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン]
(B2)は、一分子中に、ケイ素に結合した水素原子を3個以上有する、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンである。(B2)は、硬化物を網状化して、硬度を調整することに寄与する成分である。(B2)は、直鎖状であっても、分岐状であっても、環状であってもよい。(B2)は、ケイ素原子に結合した水素原子を、一分子中、3~100個有することが好ましく、3~50個有することが特に好ましい。このような(B2)としては、SiO4/2単位及びR'SiO3/2単位からなる群より選択される1以上の単位と、R'SiO1/2単位及びR'SiO2/2単位からなる群より選択される1以上の単位とからなり、一分子中、少なくとも3個のR'が水素原子である、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンが挙げられる(式中、R'は、独立して、水素原子、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基である)。
(B2)は、入手又は合成が容易である点から、SiO4/2単位及びRSiO3/2単位(式中、Rは、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基である)からなる群より選択される1以上の単位と、H(RSiO1/2単位(式中、Rは、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基である)とからなる、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンであるのが好ましい。
(B2)は、SiO4/2単位及びH(RSiO1/2単位からなるか、RSiO3/2単位及びH(RSiO1/2単位とからなる、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンであるのが特に好ましい。ここで、SiO4/2単位及びRSiO3/2単位の合計とH(RSiO1/2単位との比率(SiO4/2単位及びRSiO3/2単位の合計:H(RSiO1/2単位)は、1:1.2~3.0であるのが好ましい。
(B2)のケイ素に結合した水素原子の含有量は、特に限定されないが、0.1~1.2重量%であるのが好ましく、0.5~1.1重量%であるのが特に好ましい。
[(C)白金系触媒]
(C)は、(A)のアルケニル基と、(B1)及び(B2)のヒドロシリル基(SiH)との間の付加反応を促進するための触媒である。触媒活性が良好な観点から、白金、ロジウム、パラジウムのような白金族金属原子の化合物が好適に用いられ、塩化白金酸、塩化白金酸とアルコールの反応生成物、白金-オレフィン錯体、白金-ビニルシロキサン錯体、白金-ケトン錯体、白金-ホスフィン錯体のような白金化合物、ロジウム-ホスフィン錯体、ロジウム-スルフィド錯体のようなロジウム化合物、パラジウム-ホスフィン錯体のようなパラジウム化合物が好ましく、白金化合物がより好ましく、白金-ビニルシロキサン錯体が特に好ましい。
(C)は、適切な硬化速度の確保の観点から、(A)の配合重量に対して、白金族金属原子換算で、好ましくは0.1~1000重量ppm、より好ましくは0.5~200重量ppmである。
[添加剤]
組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、(D)希釈剤、(E)接着付与剤及び(F)白金系触媒の抑制剤等からなる群より選択される1以上の添加剤を含むことができる。(D)希釈剤、(E)接着付与剤及び(F)白金触媒の抑制剤は、それぞれ単独でも、2種以上の組合せであってもよい。
組成物が(D)希釈剤を含むことで、組成物の粘度が調整される。(D)は、硬化反応に関与するアルケニル基及び水素原子を含有しないシリコーンオイルである。(D)は、直鎖状又は分岐状であり、直鎖状であるのが好ましい。このような(D)は、下記式(3)で示される直鎖状ポリオルガノシロキサンであるのがより好ましい。
Figure 0007130316000006

(式中、
10は、独立して、Rと同義であり、
11は、独立して、Rと同義であり、
12は、独立して、Rと同義であり、
n3は、1~100であり、
n4は、1~100である。)
(D)は、両末端がM単位で閉塞され、中間単位が、D単位と、DPh1位及びDPh2単位からなる群より選択される1以上の単位とからなるポリメチルシロキサンが特に好ましい。(D)の配合量は、組成物における(A1)の100重量部に対して、50重量部以下であるのが好ましく、30重量部以下であるのがより好ましく、20重量部以下であるのが更に好ましい。
組成物が(E)接着付与剤を含むことで、組成物と基材との接着力がより向上する。(E)接着付与剤として、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシランのようなジ、トリ、テトラアルコキシシラン類;3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3-グリシドキシプロピル(メチル)ジメトキシシラン、3-グリシドキシプロピル(メチル)ジエトキシシランのような3-グリシドキシプロピル基含有アルコキシシラン類;2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチル(メチル)ジメトキシシランのような2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチル基含有アルコキシシラン類;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2-メトキシエトキシ)シラン、メチルビニルジメトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、メチルアリルジメトキシシランのようなアルケニルアルコキシシラン類;3-アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3-アクリロキシプロピル(メチル)ジメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3-メタクリロキシプロピル(メチル)ジメトキシシランのような(メタ)アクリロキシプロピルアルコキシシラン類;1,1,3,5,7-ペンタメチルシクロテトラシロキサンと3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシランとの反応生成物などの有機ケイ素化合物が挙げられる。
有機ケイ素化合物として、例えば、具体的には、下記式:
Figure 0007130316000007

(式中、Q及びQは、互いに独立して、アルキレン基、好ましくはC-Cアルキレン基を表し、R13は、C-Cアルキル基を表す)で示される側鎖を有する有機ケイ素化合物が挙げられる。
このような有機ケイ素化合物としては、下記の化合物が好ましい。
Figure 0007130316000008
組成物が(F)白金系触媒の抑制剤を含むことで、組成物の硬化速度が調整される。(F)白金系触媒の抑制剤は、アセチレン性シラン、3-ヒドロキシ-1-プロペニル(OH-C(CH-CH=CH-)基を有するオレフィン性シロキサン及びビニルオルガノシロキサンからなる群より選択される1種以上が挙げられる。このような白金系触媒の抑制剤は、特開昭52-47053号公報に記載されている。
(組成等)
組成物において、(HB1+HB2)/Viは、0.4~2.5である。(HB1+HB2)/Viが、0.4未満であると、組成物の室温硬化性が劣る。(HB1+HB2)/Viが、2.5超であると、硬化物の高温高湿下で発泡が発生する恐れがある。(HB1+HB2)/Viは、好ましくは0.5~2.0であり、より好ましくは0.6~1.4であり、特に好ましくは0.7~1.2である。
組成物において、HB1/(HB1+HB2)が、好ましくは0.1~0.98であり、より好ましくは0.2~0.98であり、特に好ましくは0.3~0.95である。HB1/(HB1+HB2)が、0.1以上であると、硬化時に架橋反応による3次元構造の密度を程よく低下でき、組成物の硬化物の伸び及び接着力がより高まり、0.98以下であると、組成物の速硬化性が向上する傾向がある。
組成物は、アルケニル基含有ポリオルガノシロキサンが(A)のみからなることが好ましく、この場合、組成物は、(A)以外のアルケニル基含有ポリオルガノシロキサンを含まない。また、組成物は、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンが(B1)及び(B2)のみからなることが好ましく、この場合、組成物は、(B1)及び(B2)以外のポリオルガノハイドロジェンシロキサンを含まない。
組成物は、(A)、(B1)、(B2)及び(C)、並びに任意成分を配合することにより得ることができる。組成物は、(A)及び(C)を含み、(B1)及び(B2)を含まない第1部分と、(A)、(B1)及び(B2)を含み、(C)を含まない第2部分とからなる、2液型の組成物であるのが好ましい。そして、第1部分と第2部分とを混合し、均一な組成物とすることが好ましい。任意成分は適宜添加することができる。
組成物は、23℃における粘度が、塗布時の展延性の点から、100,000mPa・s以下であることが好ましく、50mPa・s~50,000mPa・sであることが特に好ましい。組成物が、第1部分及び第2部分からなる2液型の組成物である場合、第1部分及び第2部分の粘度は、10mPa・s~100,000mPa・sであることが好ましく、50mPa・s~50,000mPa・sであることがより好ましく、100mPa・s~20,000mPa・sであることが特に好ましい。
組成物は、低温(例えば、5~40℃であり、好ましくは室温(25℃)である)で硬化させることができる。また、組成物は、加熱することによって、硬化させてもよい。加熱温度は、例えば、40℃超80℃以下とすることができ、60~70℃が好ましい。また、加熱時間は、例えば、0.5~10時間とすることができ、0.5~2時間が好ましい。
組成物は、組成物からなる画像表示装置用シール剤として利用することができる。画像表示装置用シール剤を画像表示部と保護部の間に介在させ、加熱により硬化させて、画像表示部と保護部とを封止することができる。
組成物は、画像表示装置において好適に使用することができ、特に、フラットパネル型の画像表示装置の保護部と画像表示部との間に介在させる樹脂として好ましい。よって、組成物を用いた画像表示装置は、本発明の対象である。また、光学用プラスチック等で形成される透明な保護部を構成する保護パネル上に、組成物を塗布した後、画像表示部を構成する画像表示パネルを貼り合わせ、加熱する工程を含む、画像表示装置の製造方法により製造される画像表示装置は、本発明の対象である。
次に、実施例、参考例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。ただし、本発明は、これらの実施例によって限定されるものではない。表示は、特に断りがない限り、重量部、重量%である。表1~4に示す組成で、各成分を、混合することにより、実施例、参考例及び比較例の(A)及び(B)からなる組成物を調製した。表1~表4において、「Mix」は「(A)」及び「(B)」の合計に対する量を意味する。
A1:下記の混合物。この混合物中、A1-1が87重量%であり、D1が13重量%である。
A1-1:下式で示される直鎖状ポリオルガノシロキサン(M83Ph2 34
Figure 0007130316000009

D1:下式で示される直鎖状ポリオルガノシロキサン(MD1.5Ph2 1.5M)
Figure 0007130316000010

B1-1:式(b1-1)で示される直鎖状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン
Figure 0007130316000011

B1-2:式(b1-2)で示される直鎖状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン
Figure 0007130316000012

B2-1:平均単位式がM で示されるポリオルガノハイドロジェンシロキサン(有効水素量1重量%)
B2-2:平均単位式がM Ph で示されるポリオルガノハイドロジェンシロキサン(有効水素量0.65重量%)
B3:式(b3)で示される直鎖状ポリメチルハイドロジェンシロキサン
Figure 0007130316000013

C1:塩化白金酸を1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンとモル比1:4で加熱することによって得られ、白金含有量が4.9重量%である錯体
物性の評価は、下記のようにして行った。
(1)粘度
回転粘度計(ビスメトロン VDA-L)(芝浦システム株式会社製)を用いて、23℃における粘度(mPa・s)を測定した。JIS K 6249に準拠して測定を行った。
(2)RI(屈折率)
屈折計(DR-M2/1550)(株式会社アタゴ製)を用いて、25℃、589nmにおける屈折率を測定した。
(3)G’G”クロスポイント
粘弾性測定装置(ARES-G2)(TAインスツルメントジャパン株式会社製)を用いて、23℃において、下のパラレルプレート(直径25mm)上に(A)及び(B)からなる組成物を混合吐出した。その後、組成物の厚みが1mmになるように上のパラレルプレートで挟み込み、周波数10Hz、歪1%で6秒毎にG’(Pa)、G”(Pa)を測定し、G’がG”と等しくなるまでの時間(分)をG’G”クロスポイントとし、組成物の硬化時間とした。
(4)針入度
組成物40mlを、容量50mlの耐熱ガラスビーカーにとり、60℃で30分加熱して硬化させることにより、組成物の硬化物を得た。室温(25℃)に冷却した後、JIS K 6249により、1/4コーンを用いて、針入度を測定した。
(5)せん断接着力(MPa)及び伸び(%)
平行に並べた2枚のガラス板(長さ80mm、幅25mm、厚さ2mm)の間に、組成物を縦25mm、横10mm、厚さ150μmとなるように貼り合せ、これを60℃で30分間加熱して硬化させて、せん断接着力測定用の試験体を作製した。得られた試験体を接着面に対して垂直方向に10mm/分の速度で引っ張り、接着力及び伸びを測定した。
(6)イエローインデックス(YI)
基材として、ガラス板(5cm×5cm×1mm厚)2枚を使用した。予め基材に配置したスペーサーによって、組成物の厚みが180μmになるようにした。組成物を介して2枚のガラス板を、組成物の寸法が50mm×50mm、厚さが180μmになるように貼り合わせ、これを60℃で30分加熱して硬化させて、イエローインデックス測定用の試験体を得た。得られた試験体について、分光測式計(コニカミノルタジャパン株式会社製CM-3500d)を用いて、イエローインデックスの測定を行なった。
(7)ヘーズ(Haze)
「(6)イエローインデックス」と同様にして、試料を作製した。作製した試料について、JIS K 7105に準拠し、ヘーズメータNDH5000(日本電色工業株式会社製)を用いて、ヘーズを測定した。
(8)L*、a*及びb*
「(6)イエローインデックス」と同様にして、試料を作製した。作製した試料について、L*、a*及びb*を測定した。
結果を、表1~表4に示す。比較例1における「H」は、(B2)及び(B3)のケイ素原子に結合した水素原子のモル数の合計を表す。
Figure 0007130316000014
Figure 0007130316000015
Figure 0007130316000016
Figure 0007130316000017
参考例1~3、9及び11、並びに、実施例4~8及び10の各組成物は、室温での速硬化性に優れ、組成物の硬化物は、高い伸び及び接着力を有していた。また、参考例1~3、9及び11、並びに、実施例4~8及び10の組成物の硬化物は、針入度が高く、柔軟性が高かった。
参考例1~3、実施例8、及び参考例9の比較により、(HB1+HB2)/Viが増加すると、室温硬化性がより向上した。
実施例6及び10の比較により、(HB1+HB2)/Viがほぼ同じである場合、HB1/(HB1+HB2)が増加すると、より柔軟な硬化物が得られた。
実施例4及び参考例11の比較により、フェニルメチルシロキサン単位を有する(B1)成分を用いた場合、ジフェニルシロキサン単位を有するB1成分を用いた場合に比べて、室温硬化性がより高まった。
比較例1及び2の組成物は、(B1)を含まないため、室温硬化性が非常に劣っていた。比較例2においては、硬化物が得られたが、得られた硬化物の伸び及び接着性に劣っていた。また、比較例の組成物の硬化物は、針入度が低く、柔軟性が低かった。

Claims (3)

  1. (A)式(1):
    Figure 0007130316000018

    (式中、
    は、独立して、C-Cアルケニル基であり、
    は、独立して、C-Cアルキル基であり、
    は、独立して、C-C20アリール基であり、
    は、独立して、C-C20アリール基又はC-Cアルキル基であり、
    n1は、2~1500であり、
    n2は、0~1000である)で示される、直鎖状ポリオルガノシロキサン;
    (B1)式(2):
    Figure 0007130316000019

    (式中、
    は、独立して、C-Cアルキル基であり、
    は、独立して、C-C20アリール基であり、
    は、独立して、C-Cアルキル基である)で示される直鎖状ポリオルガノハイドロジェンシロキサン;
    (B2)一分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を3個以上有する、ポリオルガノハイドロジェンシロキサンであって、SiO4/2単位と、H(RSiO1/2単位(式中、R、C -Cアルキル基である)とからなる、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン;
    並びに
    (C)白金系触媒;
    を含み、
    (HB1+HB2)/Vi0.71.2であり、HB1/(HB1+HB2)が0.6800.95であり、ここで、Viは、(A)のアルケニル基のモル数であり、HB1は、(B1)のケイ素原子に結合した水素原子のモル数であり、HB2は、(B2)のケイ素原子に結合した水素原子のモル数である、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
  2. 画像表示装置の画像表示部を有する基部と透光性の保護部との接着用である、請求項1記載の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
  3. 請求項1又は2記載の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いて、画像表示装置の画像表示部を有する基部と透光性の保護部とを接着した画像表示装置。
JP2017132145A 2017-07-05 2017-07-05 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 Active JP7130316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132145A JP7130316B2 (ja) 2017-07-05 2017-07-05 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017132145A JP7130316B2 (ja) 2017-07-05 2017-07-05 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019014800A JP2019014800A (ja) 2019-01-31
JP2019014800A5 JP2019014800A5 (ja) 2020-05-21
JP7130316B2 true JP7130316B2 (ja) 2022-09-05

Family

ID=65358444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017132145A Active JP7130316B2 (ja) 2017-07-05 2017-07-05 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7130316B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7285238B2 (ja) 2020-08-14 2023-06-01 信越化学工業株式会社 シリコーン接着剤組成物、及びシリコーンゴム硬化物
CN117751165A (zh) * 2021-07-19 2024-03-22 迈图高新材料公司 光学用途紫外线活性型液状硅酮组合物
JP2023095285A (ja) * 2021-12-24 2023-07-06 信越化学工業株式会社 太陽電池素子コーティング組成物および太陽電池モジュール

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063092A (ja) 2004-07-29 2006-03-09 Dow Corning Toray Co Ltd 硬化性オルガノポリシロキサン組成物、その硬化方法、光半導体装置および接着促進剤
JP2012117059A (ja) 2010-11-12 2012-06-21 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 付加硬化型シリコーン接着剤組成物
WO2012086404A1 (ja) 2010-12-22 2012-06-28 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 熱硬化型ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2013159671A (ja) 2012-02-02 2013-08-19 Dow Corning Toray Co Ltd 硬化性シリコーン組成物、その硬化物、および光半導体装置
WO2013191279A1 (ja) 2012-06-22 2013-12-27 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 二剤型の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2014005354A (ja) 2012-06-22 2014-01-16 Momentive Performance Materials Inc 二剤型の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2014156532A (ja) 2013-02-15 2014-08-28 Dow Corning Toray Co Ltd 硬化性シリコーン組成物、その硬化物、および光半導体装置
WO2014192969A1 (ja) 2013-05-29 2014-12-04 東レ・ダウコーニング株式会社 半導体装置および半導体素子封止用硬化性シリコーン組成物
JP2015003986A (ja) 2013-06-20 2015-01-08 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 二剤型の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
WO2015056725A1 (ja) 2013-10-17 2015-04-23 東レ・ダウコーニング株式会社 硬化性シリコーン組成物および光半導体装置
JP2015091948A (ja) 2013-10-04 2015-05-14 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物の硬化物、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体の製造方法、並びにその使用
JP2016534162A (ja) 2013-08-29 2016-11-04 ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation 硬化性シリコーン組成物、その硬化物、および光半導体装置
JP2016216685A (ja) 2015-05-26 2016-12-22 信越化学工業株式会社 付加硬化型シリコーン組成物および半導体装置
JP2017031141A (ja) 2015-07-31 2017-02-09 信越化学工業株式会社 ヒドロシリル基含有オルガノポリシロキサン及びその製造方法並びに付加硬化型シリコーン組成物
WO2017217510A1 (ja) 2016-06-15 2017-12-21 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
WO2018043270A1 (ja) 2016-09-01 2018-03-08 東レ・ダウコーニング株式会社 硬化性オルガノポリシロキサン組成物および電気・電子部品の保護剤または接着剤組成物

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063092A (ja) 2004-07-29 2006-03-09 Dow Corning Toray Co Ltd 硬化性オルガノポリシロキサン組成物、その硬化方法、光半導体装置および接着促進剤
JP2012117059A (ja) 2010-11-12 2012-06-21 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 付加硬化型シリコーン接着剤組成物
WO2012086404A1 (ja) 2010-12-22 2012-06-28 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 熱硬化型ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2012144705A (ja) 2010-12-22 2012-08-02 Momentive Performance Materials Inc 熱硬化型ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2013159671A (ja) 2012-02-02 2013-08-19 Dow Corning Toray Co Ltd 硬化性シリコーン組成物、その硬化物、および光半導体装置
WO2013191279A1 (ja) 2012-06-22 2013-12-27 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 二剤型の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2014005354A (ja) 2012-06-22 2014-01-16 Momentive Performance Materials Inc 二剤型の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2014156532A (ja) 2013-02-15 2014-08-28 Dow Corning Toray Co Ltd 硬化性シリコーン組成物、その硬化物、および光半導体装置
WO2014192969A1 (ja) 2013-05-29 2014-12-04 東レ・ダウコーニング株式会社 半導体装置および半導体素子封止用硬化性シリコーン組成物
JP2015003986A (ja) 2013-06-20 2015-01-08 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 二剤型の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP2016534162A (ja) 2013-08-29 2016-11-04 ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation 硬化性シリコーン組成物、その硬化物、および光半導体装置
JP2015091948A (ja) 2013-10-04 2015-05-14 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物の硬化物、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体の製造方法、並びにその使用
WO2015056725A1 (ja) 2013-10-17 2015-04-23 東レ・ダウコーニング株式会社 硬化性シリコーン組成物および光半導体装置
JP2016216685A (ja) 2015-05-26 2016-12-22 信越化学工業株式会社 付加硬化型シリコーン組成物および半導体装置
JP2017031141A (ja) 2015-07-31 2017-02-09 信越化学工業株式会社 ヒドロシリル基含有オルガノポリシロキサン及びその製造方法並びに付加硬化型シリコーン組成物
WO2017217510A1 (ja) 2016-06-15 2017-12-21 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
WO2018043270A1 (ja) 2016-09-01 2018-03-08 東レ・ダウコーニング株式会社 硬化性オルガノポリシロキサン組成物および電気・電子部品の保護剤または接着剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019014800A (ja) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5920766B2 (ja) 熱硬化型ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP5524017B2 (ja) 付加硬化型シリコーン組成物、及び該組成物の硬化物により半導体素子が被覆された半導体装置
US8895678B2 (en) Cross-linkable silicone composition and cross-linked product thereof
JPWO2009044763A1 (ja) 表示素子用シール剤
JP7130316B2 (ja) 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2015214703A (ja) 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物の硬化物、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体の製造方法、並びにその使用
KR20170057330A (ko) 경화성 실리콘 수지 조성물 및 그의 경화물
JP2014031394A (ja) 付加硬化型シリコーン組成物、及び該組成物の硬化物により半導体素子が被覆された半導体装置
JP6243567B1 (ja) 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
JP5824130B2 (ja) 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物の硬化物、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物を用いた接着体の製造方法、並びにその使用
TWI816893B (zh) 紫外線硬化型聚矽氧黏著劑組成物及層合體之製造方法
JP6645823B2 (ja) 付加硬化性ポリフルオロオルガノシロキサン組成物
JP5368379B2 (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物及びそれを用いた半導体装置
WO2022102622A1 (ja) 紫外線硬化性オルガノポリシロキサン組成物およびその用途
JP7172805B2 (ja) 付加硬化型シリコーン接着剤組成物
KR101169033B1 (ko) 광 반도체 칩 접착용 투명 실리콘 조성물
KR20200024719A (ko) 부가 경화형 실리콘 조성물 및 반도체 장치
JP2013231160A (ja) 硬化性組成物、硬化物および光半導体装置
US20220396699A1 (en) Curable silicone resin composition, silicone resin cured material, dam material, encapsulant, and semiconductor device
JP6763105B1 (ja) 接着性ポリオルガノシロキサン組成物
JP5968691B2 (ja) 熱硬化型ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用
US20240084138A1 (en) Addition curable silicone resin composition and die attachment material for semiconductor device
JP2023100224A (ja) 付加硬化性シリコーン樹脂組成物及び半導体装置用ダイアタッチ材
JP2015074664A (ja) 二剤型の硬化性ポリオルガノシロキサン組成物及びその使用

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200406

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211228

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211228

C11 Written invitation by the commissioner to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11

Effective date: 20220118

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220214

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7130316

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150