JP7117642B2 - 光ディスクドライブ装置、及び、再生装置 - Google Patents

光ディスクドライブ装置、及び、再生装置 Download PDF

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Description

本開示は、光ディスクドライブ装置、及び、これを備える再生装置に関する。
特許文献1には、光ディスク装置が開示されている。近年では、4k解像度の画像コンテンツなど、データ量の多い画像コンテンツを記録するための光ディスクである、Ultra HD BD-ROM(以下、UHD BD-ROMとも記載する)が規格化されている。また、UHD BD-ROMに対応して、光ディスクを高速で回転させる光ディスクドライブ装置の製品化が行われている。
特開2008-146763号公報
本開示は、光ディスクの回転によって生じる騒音が低減された光ディスクドライブ装置を提供する。
本開示の光ディスクドライブ装置は、光ディスクドライブ装置であって、光ディスクを回転させるモータと、光ヘッドと、前記モータ及び前記光ヘッドを制御することにより、回転中の前記光ディスクから記録データを読み出す制御部と、読み出された前記記録データを、前記光ディスクドライブ装置の外部に配置された信号処理装置に出力する出力部とを備え、前記出力部によって出力された前記記録データは、前記信号処理装置が備えるバッファに記憶され、前記制御部は、前記バッファの空き容量を示す空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させる。
本開示によれば光ディスクの回転によって生じる騒音が低減された光ディスクドライブ装置が実現される。
図1は、実施の形態1に係る再生装置の外観図である。 図2は、実施の形態1に係る光ディスクドライブ装置の外観図である。 図3は、実施の形態1に係る再生装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る光ディスクドライブ装置の記録データの読み出し動作を説明するための模式図である。 図5は、読み出し位置と記録データの転送レートとの関係を示す図である。 図6は、読み出し位置と光ディスクの回転数との関係を示す図である。 図7Aは、読み出し命令が取得されるごとに行われる回転数に関する処理のフローチャートである。 図7Bは、実施の形態1に係る回転数の制御のフローチャートである。 図8は、光ディスクの回転数が第一回転数よりも低下しているときの記録データの読み出し動作を説明するための模式図である。 図9は、実施の形態2に係る回転数の制御のフローチャートである。 図10は、実施の形態3に係る回転数の制御のフローチャートである。 図11は、実施の形態3に係る回転数の制御において、光ディスクの回転数が低下する場合を説明するための図である。 図12は、実施の形態3に係る回転数の制御において、光ディスクの回転数が増加する場合を説明するための図である。 図13は、実施の形態4に係る回転数の制御のフローチャートである。 図14は、実施の形態4に係る回転数の制御においてバッファに記憶されている記録データの量を示す図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。添付図面は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、添付図面において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[再生装置の構成]
以下、実施の形態1に係る再生装置について図面を参照しながら説明する。まず、実施の形態1に係る再生装置の構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る再生装置の外観図である。図2は、実施の形態1に係る光ディスクドライブ装置の外観図である。図3は、実施の形態1に係る再生装置の機能構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、実施の形態1に係る再生装置10は、光ディスク40を再生する装置である。再生装置10は、具体的には、BDプレーヤであり、表示装置(図示せず)に映像信号を出力する。再生装置10は、光ディスクドライブ装置20と、信号処理装置30とを備える。
[光ディスクドライブ装置]
まず、光ディスクドライブ装置20の詳細な構成について図2及び図3を参照しながら説明する。図2に示されるように、光ディスクドライブ装置20は、光ディスク40を回転させ、光ディスク40に記録された記録データを読み出す装置である。光ディスク40は、例えば、UHD BD-ROMであるが、BD-ROMまたはBD-R等その他の光ディスクであってもよい。実施の形態1では、光ディスク40は、データ記録済みの光ディスクであり、例えば、動画コンテンツなどが記録データとして記録されている。
図3に示されるように、光ディスクドライブ装置20は、光ヘッド21と、光ヘッド制御回路22と、スピンドルモータ23と、スレッドモータ24と、モータ制御回路25と、第一制御部26と、第一通信部27と、記憶部28とを備える。
光ヘッド21は、光ヘッド制御回路22に従い光ディスク40の記録層にレーザ光を集光し、光ディスク40の記録層で反射したレーザ光を受光する。また、光ヘッド21は、受光したレーザ光を電気信号に変換して光ヘッド制御回路22へ出力する。光ヘッド21は、電気信号として、ウォブル信号の基となる信号、サーボエラー信号の基となる信号、及び、データ信号(RF信号)などを出力する。光ヘッド21は、具体的には、光ピックアップ装置であり、レーザ光を出射するレーザ光源、及び、レーザ光を電気信号に変換するフォトディテクタなどを備える。
ウォブル信号は、記録型の光ディスク40にのみ存在し、光ディスク40のウォブリング構造に応じた信号であり、光ディスク40のトラック内でレーザ光が集光されている位置のアドレスを示す信号である。ウォブル信号は、光ヘッド21から得られた信号を基に光ヘッド制御回路22内部で生成される。なお、データ記録済みの光ディスク40または再生専用の光ディスク40の場合、アドレスは、光ディスク40のトラック内に存在するデータ信号(RF信号)から取得される。以下では、光ディスク40のトラック内でレーザ光が「集光されている位置」は、「集光位置」または「読み出し位置」とも記載される。サーボエラー信号は、レーザ光を記録層にフォーカスし、かつ、集光位置をトラックに追従させるための信号であり、光ヘッド21から得られた信号を基に光ヘッド制御回路22内部で生成される。データ信号は、トラックに記録されたデータを示す信号である。以下の実施の形態では、データ信号は、記録データとも記載される。
サーボエラー信号は光ヘッド21により生成される集光位置(光ビームスポット)を光ディスク40の所望位置に制御するための信号の総称である。サーボエラー信号には、フォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とが含まれる。
光ヘッド制御回路22は、第一制御部26が光ヘッド21を制御するために用いられる回路である。光ヘッド制御回路22は、例えば、光ヘッド21から出力されるサーボエラー信号の基となる信号からフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成する。光ヘッド制御回路22は、フォーカスエラー信号に基づいて、レーザ光を記録層にフォーカスし、かつ、トラッキングエラー信号に基づいて、集光位置をトラックに追従させる。また、光ヘッド制御回路22は、光ヘッド21が有するレーザ発光素子を駆動するための駆動回路を含む。なお、レーザ発光素子を駆動するための駆動回路は光ヘッド21の外部に設けられる場合もある。
また、光ヘッド制御回路22は、ウォブル信号、または、データ信号を信号処理してアドレスを取得し、第一制御部26に出力する。また、光ヘッド制御回路22は、データ信号のデータ部からデータを取得し、第一制御部26に出力する。光ヘッド制御回路22は、具体的には、ウォブル信号を信号処理して集光位置を示すアドレス情報を出力する回路、及び、データ信号を二値化する回路などを含む。
スピンドルモータ23は、光ディスク40を回転させるモータである。スレッドモータ24は、光ヘッド21を光ディスク40の径方向に沿って移動させるモータである。
モータ制御回路25は、第一制御部26がスピンドルモータ23及びスレッドモータ24を制御するための回路である。モータ制御回路25は、例えば、スピンドルモータ23の回転数、及び、スレッドモータ24の回転方向と回転量とを制御する。
第一制御部26は、光ヘッド制御回路22を用いて光ヘッド21を制御し、モータ制御回路25を用いてスピンドルモータ23及びスレッドモータ24を制御する。第一制御部26は、例えば、スピンドルモータ23及び光ヘッド21を制御することにより、回転中の光ディスク40から記録データを読み出す。第一制御部26は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路などによって実現される。第一制御部26は、プロセッサ、マイクロコンピュータ、及び、専用回路のうち2以上の組み合わせによって実現されてもよい。
第一通信部27は、光ディスクドライブ装置20が信号処理装置30と通信を行うための通信モジュールである。通信モジュールは、言い換えれば、通信回路である。第一通信部27は、例えば、信号処理装置30が備える第二通信部31と有線通信を行う。第一通信部27は、具体的には、取得部27aと、出力部27bとを備える。
取得部27aは、信号処理装置30によって送信される読み出し命令を取得する。第一制御部26は、取得部27aによって取得された読み出し命令に基づいて記録データを読み出す。
出力部27bは、読み出された記録データを、光ディスクドライブ装置20の外部に配置された信号処理装置30に出力する。
記憶部28は、第一制御部26が実行する制御プログラムなどが記憶される記憶装置である。記憶部28は、具体的には、半導体メモリなどによって実現される。
[信号処理装置]
次に、信号処理装置30について説明する。信号処理装置30は、光ディスクドライブ装置20から出力される記録データに信号処理を行う装置であり、光ディスクドライブ装置20とは別体の装置である。信号処理装置30は、具体的には、回路部品及び集積回路などが実装された基板である。つまり、信号処理装置30は、具体的には、回路モジュールである。図3に示されるように、信号処理装置30は、第二通信部31と、第二制御部32と、バッファ33と、信号処理部34とを備える。
第二通信部31は、信号処理装置30が光ディスクドライブ装置20と通信を行うための通信モジュールである。通信モジュールは、言い換えれば、通信回路である。第二通信部31は、例えば、光ディスクドライブ装置20が備える第一通信部27と有線通信を行う。
第二通信部31は、具体的には、出力部27bから出力される記録データを受信する。また、第二通信部31は、第二制御部32の制御に基づいて、読み出し命令を第一通信部27に送信する。
第二制御部32は、第二通信部31によって受信された記録データをバッファ33に記憶する記憶制御を行う。第二制御部32は、バッファ33の空き容量をモニタし、バッファの空き容量に応じて第二通信部31に読み出し命令を送信させる。これにより、読み出し命令に応じて光ディスクドライブ装置20から信号処理装置30に記録データが転送されてくるため、バッファ33が空になってしまうことが抑制される。
第二制御部32は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路などによって実現される。第二制御部32は、プロセッサ、マイクロコンピュータ、及び、専用回路のうち2以上の組み合わせによって実現されてもよい。
バッファ33は、記録データが一時的に記憶される記憶装置である。バッファ33は、具体的には、半導体メモリなどによって実現される。
バッファ33によれば、光ディスク40に記録された記録データが表示装置において再生されているときに、映像が途切れることを抑制することができる。
例えば、光ディスク40に記録データとしてファイルA及びファイルBの2つのファイルが記録されており、ファイルA及びファイルBが連続再生(シームレス再生)される場合には、光ディスクドライブ装置20は、ファイルAを読み出した後ファイルBを読み出す。このとき、光ディスクドライブ装置20がファイルAを読み出した後ファイルBにアクセスするまでのアクセス期間には光ディスクドライブ装置20から信号処理装置30へ記録データの転送ができない。
そこで、信号処理装置30は、ファイルAに対応する記録データを先読みしてバッファ33に記憶しておくことにより、アクセス期間においては、バッファ33に記憶されたファイルAに対応する記録データを用いて表示装置に映像信号を送る。これにより、映像が途切れることが抑制される。
また、光ディスク40の記録面が汚れている場合、または、光ディスクドライブ装置20への外的要因(振動または衝撃など)により、光ディスクドライブ装置20が読み出し命令によって指定された読み出し位置のデータが読めない場合がある。このとき、光ディスクドライブ装置20は、必要に応じて光ディスク40の同じ場所を再度読み出そうとするリトライ処理を行う。このような場合、読み出し命令が取得されてから記録データが転送されるまでの時間は通常より長くなる。このような場合も、バッファ33に記憶された記録データを用いて表示装置に映像信号が転送されることにより、映像が途切れることが抑制される。
なお、このような特殊な場合を除いて、バッファ33への記録データの入力量は、バッファ33からの記録データの出力量以上になるように設計されている。このため、通常は、バッファ33には、記録データが徐々に蓄積されていく(溜まっていく)。
信号処理部34は、バッファ33に記憶された記録データを読み出し、信号処理装置30から映像信号を出力するために、読み出した記録データに対して各種信号処理を行う。信号処理部34は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路などによって実現される。信号処理部34は、プロセッサ、マイクロコンピュータ、及び、専用回路のうち2以上の組み合わせによって実現されてもよい。なお、第二制御部32及び信号処理部34は一つの処理部として実現されてもよい。
[記録データ読み出し動作]
次に、光ディスクドライブ装置20の記録データの読み出し動作について説明する。図4は、光ディスクドライブ装置20の記録データの読み出し動作を説明するための模式図である。図4における縦軸は、第一制御部26によって読み出され、出力部27bによって出力される記録データの転送レートを示す。図4における横軸は時間を示す。
上述のように、記録データの読み出しは、信号処理装置30の第二通信部31によって送信される読み出し命令をトリガとして行われる。図4では、取得部27aによって読み出し命令が取得されたタイミングが破線矢印で示されている。
第一制御部26は、読み出し命令が取得されると、取得された読み出し命令に対応する記録データの読み出しを開始する。このとき、第一制御部26は、具体的には、光ヘッド21及びスレッドモータ24を制御することにより、読み出し命令において指定される読み出し位置にレーザ光を集光し、かつ、スピンドルモータ23を制御することにより光ディスク40を所定の回転数で回転させる。
所定の回転数は、光ディスク40ごとに個別に定められ、例えば、当該光ディスク40の記録層のうち最内周のディスク情報領域に記録されている。所定の回転数は、インデックスファイルなどの所定のファイルを構成する記録データにも含まれている。
図5に示されるように、所定の回転数は、記録データの転送レート[Mbps]が一定になるような回転数である。図5は、読み出し位置と記録データの転送レートとの関係を示す図である。
光ディスク40は、読み出し位置に応じて1周あたりの記録データの量が異なり、読み出し位置が内周寄りであるほど1周あたりの記録データの量は少なくなる。このため、図6に示されるように、所定の回転数は、読み出し位置に応じて変化し、読み出し位置が内周寄りに位置するほど多くなる。図6は、読み出し位置と光ディスク40の回転数との関係を示す図である。このような回転数の制御方式は、CLV(Constant Linear Velocity)と呼ばれる。
上記図4の例では、読み出し命令は、期間T1ごとに信号処理装置30から送信される。第一制御部26は、読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する記録データを光ディスク40から転送レートR1で読み出す。読み出し命令においては、読み出しの対象となる記録データの、論理アドレス及びデータ長が指定されている。
図4に示される休止期間T2は、記録データの読み出しが休止される期間である。休止期間T2は、一の読み出し命令に対応する記録データの読み出しが完了した第一タイミングから、一の読み出し命令の次の読み出し命令に対応する記録データの読み出しを開始する第二タイミングまでの期間である。第二タイミングは、上記次の読み出し命令が取得されたタイミングと実質的に同一のタイミングである。なお、光ディスク40は、休止期間T2においても所定の回転数で回転している。
[騒音を低減するための回転数の制御]
ところで、光ディスク40の回転数の増加は、騒音の原因となる。特に、光ディスク40がUHD BD-ROMである場合には、光ディスク40がBD-ROMである場合よりも光ディスク40の回転数が増えているため、風切り音及びスピンドルモータ23のガタつきによる騒音が大きい。これに対して、光ディスク40周辺を金属製の筐体で囲む防音対策、及び、光ディスクドライブ装置20へ防音シートを貼り付ける防音対策などが考えられる。しかしながら、いずれの防音対策も部品数が増えるためコストアップが生じてしまう。
そこで、光ディスクドライブ装置20は、騒音を低減するために、光ディスク40の回転数の制御を行う。以下このような回転数の制御について説明する。まず、読み出し命令が取得されるごとに行われる回転数に関する処理について説明する。図7Aは、読み出し命令が取得されるごとに行われる回転数に関する処理のフローチャートである。なお、以下の説明では、上述の所定の回転数は第一回転数とも記載される。
取得部27aによって読み出し命令が取得されると、第一制御部26は、取得された読み出し命令において指定される論理アドレスを物理アドレスに変換する処理を行う(S11)。また、第一制御部26は、物理アドレスを光ディスク40の半径位置に変換する処理を行う(S12)。
次に、第一制御部26は、倍速指定値とステップS12において得られる半径位置とに基づいて、第一回転数を算出する(S13)。倍速指定値は、例えば、光ディスク40内の所定のファイルを構成する記録データを取得した第二制御部32から第一制御部26に通知される。倍速指定値は、光ディスク40に対して定められる値である。そして、第一制御部26は、以下に述べる回転数の制御において用いられる、変動下限の回転数である第二回転数を算出する(S14)。第二回転数は、例えば、第一回転数に1未満の所定の係数が乗算されることによって算出される。第二回転数は、例えば、第一回転数を数%から10%程度低下させた回転数である。
次に、光ディスクドライブ装置20の回転数の制御について説明する。図7Bは、光ディスクドライブ装置20の回転数の制御のフローチャートである。
まず、第一制御部26は、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40を第一回転数で回転させる(S21)。光ディスク40が第一回転数で回転している間、第一制御部26は、上記図4に示されるように、読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する記録データを光ディスク40から読み出す。また、第一制御部26は、読み出し命令が取得されるごとに、図7Aに示される回転数に関する処理を行う。
次に、第一制御部26は、休止期間T2の長さを検出する(S22)。そして、第一制御部26は、休止期間T2の長さが第一閾値以上であるか否かを判定する(S23)。第一閾値の具体的な値は、経験的または実験的に適宜定められるとよい。
休止期間T2の長さが長いときには、バッファ33に記憶された記録データの量が多い、つまり、バッファ33の空き容量は少ないと推定される。したがって、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまう可能性は低く、記録データを高速で転送する必要は無いと考えられる。
そこで、第一制御部26は、休止期間T2の長さが第一閾値以上であると判定すると(S23でYes)、現在の回転数から所定数A、回転数を低下させた回転数の演算値を算出する(S24)。所定数Aは、経験的または実験的に適宜定められる。続いて、第一制御部26は、算出した演算値が第二回転数未満であるか否かを判定する(S25)。
第一制御部26は、算出した演算値が第二回転数未満であると判定すると(S25でYes)、演算値を第二回転数に変更する(S26)。ステップS25及びステップS26によれば演算値が変動下限の第二回転数にクリップされる。
ステップS25で演算値が第二回転数以上であると判定された場合(S25でNo)、及び、ステップS26の処理が行われた後には、第一制御部26は、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40を演算値(0より大きく第一回転数よりも少ない回転数)で回転させ(S27)、ステップS22の処理に戻る。つまり、第一制御部26は、光ディスク40の回転数を現在の回転数から低下させて第二回転数に近づける。この結果、記録データの転送レートは、低下する。図8は、光ディスク40の回転数が第一回転数よりも低下しているときの記録データの読み出し動作を説明するための模式図である。図8における縦軸は記録データの転送レートを示し、横軸は時間を示す。図8は、図4に対応する図であり、図4の転送レート、つまり、光ディスク40の回転数が第一回転数であるときの転送レートが破線で示されている。
一つの読み出し命令によって指示されるデータ量が同一であるとすると、図8に示されるように、光ディスク40が第一回転数よりも少ない回転数で回転しているときには、転送レートがR1からR2に低下し、休止期間T2も短くなる。
このように、第一制御部26は、休止期間T2の長さをバッファの空き容量を示す空き容量情報として使用し、空き容量情報に基づいて光ディスク40の回転数を低下させる。第一制御部26は、具体的には、バッファ33の空き容量が少ないために記録データを高速で転送する必要が無いと推定される場合に回転数を低下させる。これにより、光ディスクドライブ装置20は、バッファ33に記憶された記録データを枯渇させずに、騒音を低減することができる。また、このように回転数の制御によって騒音が低減される場合、光ディスクドライブ装置20の部品点数が増加しないため、光ディスクライブ装置20のコストアップが抑制される。
一方、ステップS22で検出された休止期間T2の長さが短いときには、バッファ33に記憶された記録データの量が少ない、つまり、バッファ33の空き容量は多いと推定される。したがって、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまう可能性があるため、記録データの転送速度を低下させることはできないと考えられる。
そこで、第一制御部26は、低下させた回転数を第一回転数に近づける制御も行う。第一制御部26は、具体的には、ステップS23において休止期間T2の長さが第一閾値未満であると判定すると(S23でNo)、休止期間T2の長さが第二閾値未満であるか否かを判定する(S28)。第二閾値は、第一閾値よりも小さい値に設定される。第二閾値が第一閾値よりも小さい値に設定されることは、言い換えれば、回転数の制御にヒステリシス特性を与えることになる。このため、頻繁に回転数の変更が行われることが抑制される。第二閾値の具体的な値は、経験的または実験的に適宜定められるとよい。
第一制御部26は、休止期間T2の長さが第二閾値未満であると判定すると(S28でYes)、現在の回転数から所定数B、回転数を増加させた回転数の演算値を算出する(S29)。所定数Bは、経験的または実験的に適宜定められる。続いて、第一制御部26は、算出した演算値が第一回転数よりも高いか否かを判定する(S30)。
第一制御部26は、算出した演算値が第一回転数より高いと判定すると(S30でYes)、演算値を第一回転数に変更する(S31)。ステップS30及びステップS31によれば演算値が変動上限の第一回転数にクリップされる。
ステップS30で回転数の演算値が第一回転数以下であると判定された場合(S30でNo)、及び、ステップS31の処理が行われた後には、第一制御部26は、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40を演算値で回転させ(S27)、ステップS22の処理に戻る。つまり、第一制御部26は、光ディスク40の回転数を現在の回転数から増加させて第一回転数に近づける。
このように、第一制御部26は、光ディスク40の回転数が第一回転数よりも低下している間における休止期間T2の長さに基づいて、光ディスク40の回転数を増加させる。言い換えれば、記録データの転送レートを増加させる。これにより、光ディスクドライブ装置20は、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制することができる。
なお、光ディスク40の回転数が低下している間において、第一制御部26は、取得部27aによって取得された読み出し命令において指定される論理アドレスの連続性に基づいて回転数を即座に第一回転数に戻してもよい。
第一制御部26は、具体的には、第一の読み出し命令に対応する記録データが、第一の読み出し命令の直前に取得された第二の読み出し命令に対応する記録データと論理アドレスが連続しない記録データであるか否かを判定する。第一制御部26は、論理アドレスが連続しないと判定した場合、光ディスク40の回転数を第一回転数、つまり、光ディスク40に対して定められた回転数で回転させる。
例えば、第二の読み出し命令において論理アドレスA1、データ長L1が指定されている場合、第一制御部26は、第一の読み出し命令において指定される論理アドレスA2がA1+L1であれば、論理アドレスに連続性があると判定できる。第一の読み出し命令において指定される論理アドレスA2がA1+L1でなければ、第一制御部26は、論理アドレスに連続性が無いと判断できる。
例えば、ユーザが再生装置10のリモートコントローラのスキップボタンまたは戻るボタンを押した場合、論理アドレスに連続性が無くなる。この場合、バッファ33に蓄積されていた記録データは破棄され、新たにバッファ33に記録データを蓄積する必要がある。このような場合に回転数が即座に第一回転数まで引き上げられることにより、バッファ33への記録データの蓄積が促進される。
なお、光ディスク40が多層ディスクである場合、読み出し位置が2つの記録層にまたがって変わる場合(例えば、L0層からL1層に読み出し位置が変わるような場合)は、物理アドレスは連続しないが、読み出し命令において指定される論理アドレスは連続する。
[実施の形態1の変形例]
上記回転数の制御においては、休止期間T2の長さが空き容量情報として使用されたが、読み出し命令の頻度が空き容量情報として使用されてもよい。第一制御部26は、具体的には、休止期間T2の長さに代えて上記図4の期間T1の長さと第一閾値との比較により、光ディスク40の回転数を低下させてもよい。同様に、第一制御部26は、期間T1の長さと第二閾値との比較により光ディスク40の回転数を増加させてもよい。
また、期間T1に対する休止期間T2の割合が空き容量情報として使用されてもよい。第一制御部26は、期間T1に対する休止期間T2の割合と第一閾値と比較により、光ディスク40の回転数を低下させてもよい。同様に、第一制御部26は、期間T1に対する休止期間T2の割合と第二閾値との比較により光ディスク40の回転数を増加させてもよい。
(実施の形態2)
上記図6に示されるように、第一回転数は、読み出し位置が内周寄りに位置するほど大きくなる。つまり、光ディスク40が第一回転数で回転しているときには、読み出し位置が内周側であるほど騒音が大きくなる。
そこで、上記回転数の制御は、読み出し位置が所定位置よりも内周側に位置するとき、つまり、騒音が大きくなる場合にのみ、選択的に行われてもよい。以下、このような実施の形態2に係る回転数の制御について説明する。図9は、実施の形態2に係る回転数の制御のフローチャートである。なお、以下では、図7Bに示される実施の形態1に係る回転数の制御との相違点を中心に説明が行われ、既出事項の説明は適宜省略される。
図9に示されるように、第一制御部26は、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40を当該光ディスク40に対して定められた第一回転数で回転させる(S41)。光ディスク40が所定の第一回転数で回転している間、第一制御部26は、読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する記録データを光ディスク40から読み出す。
続いて、第一制御部26は、読み出し位置を特定する(S42)。上述の図7Aに示されるように、読み出し位置は、読み出し命令において指定される論理アドレスに基づいて特定される。
次に、第一制御部26は、特定された読み出し位置が所定位置よりも内周側であるか否かを判定する(S43)。所定位置は、騒音レベルの実測値等に基づいて経験的または実験的に適宜定められるとよい。
第一制御部26は、読み出し位置が所定位置よりも内周側であると判定すると(S43でYes)、図7Bに示される処理を行う(S44)。第一制御部26は、読み出し位置が所定位置よりも外周側であると判定すると(S43でNo)、回転数の制御を終了する。
以上説明したように、図7Bに示される処理が、読み出し位置が所定位置よりも内周側に位置するときにのみ選択的に行われることで、光ディスクドライブ装置20は、効率的に騒音を低減することができる。
(実施の形態3)
上記実施の形態1及び2では、回転数の制御には、休止期間T2など、光ディスクドライブ装置20側で検出される、バッファ33の容量を間接的に示す空き容量情報が使用された。ここで、空き容量情報は、信号処理装置30から送信される情報であってもよい。実施の形態3では、信号処理装置30から送信される空き容量情報に基づく光ディスク40の回転数の制御について説明する。図10は、実施の形態3に係る回転数の制御のフローチャートである。
実施の形態3の回転数の制御においては、空き容量情報は、バッファ33の空き容量が少ないことを示すバッファフル通知である。信号処理装置30の第二制御部32は、バッファ33の空き容量をモニタし、バッファの空き容量が所定容量よりも少なくなると、第二通信部31にバッファフル通知を送信させる。所定容量は、経験的または実験的に適宜定められればよい。
図10に示されるように、第一制御部26は、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40を当該光ディスク40に対して定められた所定の第一回転数で回転させる(S51)。光ディスク40が所定の第一回転数で回転している間、取得部27aは、読み出し命令を取得する(S52)。なお、図示されないが、第一制御部26は、読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する記録データを光ディスク40から読み出す。
次に、第一制御部26は、取得された読み出し命令の直前にバッファフル通知が取得されていたか否かを判定する(S53)。第一制御部26は、取得された読み出し命令の直前にバッファフル通知が取得されていたと判定した場合(S53でYes)、現在の回転数が所定の第二回転数よりも高いか否かを判定する(S54)。第一制御部26は、現在の回転数が第二回転数以下であると判定した場合(S54でNo)、読み出し命令の取得を継続する(S52)。
一方、第一制御部26は、現在の回転数が第二回転数よりも高いと判定した場合(S54でYes)、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40の回転数を低下させる(S55)。なぜなら、バッファフル通知が取得されている場合、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまう可能性は低く、記録データを高速で転送する必要は無いと考えられるからである。
ステップS55において、第一制御部26は、例えば、光ディスク40の回転数を、所定の第一回転数の第一所定割合だけ低下させる。第一所定割合は、例えば、1%である。ステップS55における処理は、図11に模式的に図示される。図11は、実施の形態3に係る回転数の制御において、光ディスク40の回転数が低下する場合を説明するための図である。
図11に示されるように、第一制御部26は、直前にバッファフル通知が存在する読み出し命令が取得されるごとに、光ディスク40の回転数を、所定の第一回転数の第一所定割合だけ低下させる。これにより、光ディスクドライブ装置20は、バッファ33に記憶された記録データを枯渇させずに、騒音を低減することができる。
一方、第一制御部26は、取得された読み出し命令の直前にバッファフル通知が取得されていなかったと判定した場合(S53でNo)、現在の回転数が所定の第一回転数よりも低いか否かを判定する(S56)。第一制御部26は、現在の回転数が所定の第一回転数以上であると判定した場合(S56でNo)、読み出し命令の取得を継続する(S52)。
一方、第一制御部26は、現在の回転数が所定の第一回転数よりも低いと判定した場合(S56でYes)、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40の回転数を増加させる(S57)。なぜなら、バッファフル通知が取得されていないため、記録データの転送速度を下げてしまうと、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまう可能性があるからである。言い換えれば、ステップS57の処理によれば、光ディスクドライブ装置20は、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制することができる。
ステップS57において、第一制御部26は、例えば、光ディスク40の回転数を、所定の第一回転数の第二所定割合だけ増加させる。第二所定割合は、例えば、3%である。ステップS57における処理は、図12に模式的に図示される。図12は、実施の形態3に係る回転数の制御において、光ディスク40の回転数が増加する場合を説明するための図である。
図12に示されるように、第一制御部26は、直前にバッファフル通知が存在しない読み出し命令が取得されるごとに、光ディスク40の回転数を、所定の第一回転数の第二所定割合だけ増加させる。なお、ステップS57において、第一制御部26は、光ディスク40の回転数が所定の第一回転数を超えないように増加量を調整してもよい。
[実施の形態3の変形例]
なお、実施の形態3に係る回転数の制御は、信号処理装置30から送信される空き容量情報を用いた回転数の制御の一例である。空き容量情報は、バッファフル通知に限定されず、その他の態様であってもよい。
例えば、空き容量情報は、バッファの空き容量が所定容量よりも多いことを示す通知であってもよい。この場合、第一制御部26は、取得された一の読み出し命令の直前に他の読み出し命令が取得されていた場合に、光ディスク40の回転数を低下させ、取得された一の読み出し命令の直前に上記通知が取得されていた場合に、光ディスク40の回転数を増加させる。
また、信号処理装置30からは、バッファ33の空き容量を直接的に示す情報が空き容量情報が送信されてもよい。この場合、第一制御部26は、例えば、取得された空き容量情報と閾値とを比較することにより、回転数を低下または増加させる。
また、実施の形態3に係る回転数の制御は、実施の形態2の回転数の制御と組み合わされてもよい。つまり、実施の形態3の回転数の制御においても、ステップS52以降の回転数の制御が、読み出し位置が所定位置よりも内周側に位置するときにのみ選択的に行われてもよい。これにより、光ディスクドライブ装置20は、効率的に騒音を低減することができる。
(実施の形態4)
信号処理装置30からは、バッファフル通知に加えてバッファ33の空き容量が多いことを示すバッファ不足通知が送信されてもよい。以下では、バッファフル通知及びバッファ不足通知を用いた光ディスク40の回転数の制御について説明する。図13は、実施の形態4に係る回転数の制御のフローチャートである。
実施の形態4の回転数の制御において、信号処理装置30の第二制御部32は、バッファ33の空き容量をモニタし、バッファ33に記憶されている記録データの量が第一閾値よりも多くなると、第二通信部31にバッファフル通知を送信させる。また、第二制御部32は、バッファ33の空き容量をモニタし、バッファ33に記憶されている記録データの量が第一閾値よりも小さい第二閾値よりも少なくなると、第二通信部31にバッファ不足通知を送信させる。バッファフル通知は、第一情報の一例であり、バッファ不足通知は、第二情報の一例である。第一閾値及び第二閾値は、経験的または実験的に適宜定められればよい。第二通信部31は、バッファフル通知もしくはバッファ不足通知を受信すると光ディスクドライブ装置20の第一通信部27に上記通知を送信する。
図13に示されるように、まず、第一制御部26は、スピンドルモータ23を制御することにより、光ディスク40を第一回転数で回転させる(S61)。光ディスク40が第一回転数で回転している間、第一制御部26は、取得部27aによってバッファフル通知が取得されたか否かを判定する(S62)。第一制御部26は、取得部27aによってバッファフル通知が取得されたと判定した場合(S62でYes)、光ディスク40の回転数を第一回転数から第二回転数に低下させる(S63)。第一制御部26は、取得部27aによってバッファフル通知が取得されていないと判定した場合(S62でNo)、光ディスク40の回転数を維持し、光ディスク40を第一回転数で回転させる(S61)。
光ディスク40が第二回転数で回転している間(S63)、第一制御部26は、取得部27aによってバッファ不足通知が取得されたか否かを判定する(S64)。第一制御部26は、取得部27aによってバッファ不足通知が取得されたと判定した場合(S64でYes)、光ディスク40の回転数を第二回転数から第一回転数に増加させる(S61)。第一制御部26は、取得部27aによってバッファ不足通知が取得されていないと判定した場合(S64でNo)、光ディスク40の回転数を維持し、光ディスク40を第二回転数で回転させる(S63)。
図14は、このような実施の形態4に係る回転数の制御におけるバッファ33に記憶されている記録データの量を示す図である。図14の(a)は、バッファ33に記憶されている記録データの量を示し、図14の(b)は、回転数を示す。
図14に示されるように、光ヘッド21が光ディスク40の所望のデータ記録位置に向かいシーク動作をしている期間(アクセス中)には、記録データがバッファ33に記憶されないが信号処理部34に記録データを出力し続けるため、バッファ33に記憶されている記録データの量は低下する。バッファ33に記憶されている記録データの量が第二閾値を下回るタイミングt1またはt3において、第二制御部32は、第二通信部31にバッファ不足通知を送信させる。第一制御部26は、取得部27aによってバッファ不足通知が取得されたことをトリガとして、光ディスク40の回転数を第二回転数から第一回転数に増加させる。これにより、アクセス完了後のリードにより急速にバッファ33に記録データが蓄積でき、次のアクセスが発生した際バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことが抑制される。
一方、光ヘッド21が光ディスク40から記録データを読み出しているリード中の期間には、記録データがバッファ33に記憶されるため、バッファ33に記憶されている記録データの量は増加する(図14の(a)の「リード中(高倍速)」)。バッファ33に記憶されている記録データの量が第一閾値を上回るタイミングt2において、第二制御部32は、第二通信部31にバッファフル通知を送信させる。第一制御部26は、取得部27aによってバッファフル通知が取得されたことをトリガとして、光ディスク40の回転数を第一回転数から第二回転数に減少させる。
これにより、バッファ33に記憶される記録データの増加は緩やかになる(図14の(a)の「リード中(低倍速)」)。また、騒音が低減される。
なお、実際には、光ディスク40の規格において最大アクセス時間T3が定められており、アクセス中の期間の長さは、最大アクセス時間T3(図14に図示)を超えてはならない。また、光ディスク40の規格においては、アクセス中の期間にバッファ33に記憶された記録データの量が低下する傾きも定められている。第二閾値は、例えば、このような最大アクセス時間T3及び傾きに基づいてバッファ33に記憶された記録データが枯渇しないような値に定められる。
(まとめ)
以上説明したように、光ディスクドライブ装置20は、光ディスク40を回転させるスピンドルモータ23と、光ヘッド21と、スピンドルモータ23及び光ヘッド21を制御することにより、回転中の光ディスク40から記録データを読み出す第一制御部26と、読み出された記録データを、光ディスクドライブ装置20の外部に配置された信号処理装置30に出力する出力部27bとを備える。出力部27bによって出力された記録データは、信号処理装置30が備えるバッファ33に記憶される。第一制御部26は、バッファ33の空き容量を示す空き容量情報に基づいて、光ディスク40の回転数を低下させる。スピンドルモータ23は、モータの一例であり、第一制御部26は、制御部の一例である。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。つまり、光ディスク40の回転によって生じる騒音が低減された光ディスクドライブ装置20が実現される。
また、光ディスクドライブ装置20は、さらに、信号処理装置30によって送信される読み出し命令を取得する取得部27aを備えてもよい。第一制御部26は、読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する記録データを光ディスク40から読み出し、第一制御部26は、取得された一の読み出し命令に対応する記録データの読み出しが完了したタイミングから、一の読み出し命令の次の読み出し命令に対応する記録データの読み出しを開始するタイミングまでの休止期間T2の長さを空き容量情報として使用してもよい。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、休止期間T2を用いてバッファ33の空き容量を推定することにより、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。
また、第一制御部26は、休止期間T2の長さが第一閾値以上である場合に、光ディスク40の回転数を低下させてもよい。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、休止期間T2と第一閾値とを比較することにより、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。
また、第一制御部26は、光ディスク40の回転数が低下している間における休止期間T2の長さが第二閾値未満である場合、光ディスク40の回転数を増加させてもよい。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、休止期間T2と第二閾値とを比較することにより、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制することができる。
また、第二閾値は、第一閾値よりも小さくてもよい。
これにより、回転数の制御にヒステリシス特性を与えられるため、頻繁に回転数の変更が行われることが抑制される。
また、光ディスクドライブ装置20は、さらに、信号処理装置30によって送信される空き容量情報を取得する取得部27aを備えてもよい。第一制御部26は、取得された空き容量情報に基づいて、光ディスク40の回転数を低下させてもよい。空き容量情報は、例えば、バッファフル通知である。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、信号処理装置30から送信される空き容量情報を用いて、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。
また、取得部27aは、さらに、信号処理装置30によって送信される読み出し命令を取得してもよい。第一制御部26は、読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する記録データを光ディスク40から読み出し、取得された一の読み出し命令の直前にバッファフル通知が取得されていたか否かに基づいて、光ディスク40の回転数を低下させてもよい。例えば、第一制御部26は、取得された一の読み出し命令の直前に空き容量情報が取得されていた場合に、光ディスク40の回転数を低下させてもよい。また、第一制御部26は、取得された一の読み出し命令の直前に他の読み出し命令が取得されていた場合に、光ディスク40の回転数を増加させてもよい。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、信号処理装置30から送信されるバッファフル通知を用いて、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。
また、第一制御部26は、光ディスク40における記録データの読み出し位置が所定位置よりも内周側であるか否かをさらに判定してもよい。第一制御部26は、記録データの読み出し位置が所定位置よりも内周側であると判定された場合に、空き容量情報に基づいて、光ディスク40の回転数を低下させてもよい。
このように、回転数の制御が、読み出し位置が所定位置よりも内周側に位置するときにのみ選択的に行われることで、光ディスクドライブ装置20は、効率的に騒音を低減することができる。
また、第一制御部26は、空き容量情報に基づいて、光ディスク40の回転数を光ディスク40に対して定められた回転数よりも低下させてもよい。このような回転数は、例えば、上記所定の第一回転数である。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、光ディスク40の回転数を光ディスク40に対して定められた回転数よりも低下させることによって、騒音を低減することができる。
また、光ディスクドライブ装置20は、さらに、信号処理装置30によって送信される読み出し命令を取得する取得部27aを備えてもよい。第一制御部26は、読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する記録データを光ディスク40から読み出し、空き容量情報に基づいて、光ディスク40の回転数を光ディスク40に対して定められた回転数よりも低下させてもよい。また、第一制御部26は、光ディスク40の回転数が低下している間において、取得された第一の読み出し命令に対応する記録データが、第一の読み出し命令の直前に取得された第二の読み出し命令に対応する記録データとアドレスが連続しない記録データである場合、光ディスク40の回転数を光ディスク40に対して定められた回転数で回転させてもよい。
これにより、バッファ33に蓄積されていた記録データは破棄される場合に、回転数が低下前の回転数まで引き上げられるため、バッファ33への記録データの蓄積が促進される。
また、第一制御部26は、バッファ33に記憶されている記録データの量が第一閾値よりも多い場合に、光ディスク40の回転数を低下させ、バッファ33に記憶されている記録データの量が第一閾値よりも小さい第二閾値よりも低い場合に、光ディスク40の回転数を増加させてもよい。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。
また、光ディスクドライブ装置20は、さらに、バッファ33に記憶されている記録データの量が第一閾値よりも多くなったことを示すバッファフル通知、及び、バッファ33に記憶されている記録データの量が第一閾値よりも小さい第二閾値よりも低くなったことを示すバッファ不足通知を取得する取得部27aを備えてもよい。バッファフル通知は、第一情報の一例であり、バッファ不足通知は、第二情報の一例である。第一制御部26は、取得部27aによってバッファフル通知が取得された場合に、光ディスク40の回転数を低下させ、取得部27aによってバッファ不足通知が取得された場合に、光ディスク40の回転数を増加させる。
これにより、光ディスクドライブ装置20は、バッファフル通知及びバッファ不足通知を用いて、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。
また、再生装置10は、光ディスクドライブ装置20と、信号処理装置30とを備える。
これにより、再生装置10は、バッファ33に記憶された記録データが枯渇してしまうことを抑制しつつ、騒音を低減することができる。つまり、光ディスク40の回転によって生じる騒音が低減された再生装置10が実現される。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態をまとめて説明する。
例えば、上記実施の形態において、第一制御部及び第二制御部などの構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態で説明された、光ヘッド制御回路、モータ制御回路、第一制御部、第一通信部、第二通信部、第二制御部、バッファ、及び、信号処理部は、SoC(System-on-a-chip)として1つの集積回路チップとして実現されてもよい。この集積回路チップは、例えば、信号処理装置の一部とされる。
また、上記実施の形態で説明された光ディスクの種類は、特に限定されない。光ディスクは、例えば、AD(Archival Disc(登録商標))、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)などであってもよい。
また、上記実施の形態において説明された光ディスクの回転数の制御における複数の処理の順序は一例である。複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理のうち一部の処理が並行して実行されてもよい。
また、本開示の包括的または具体的な態様は、光ディスクドライブ装置及び再生装置に限定されるものではなく、システムまたは方法として実現されてもよい。また、本開示の包括的または具体的な態様は、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。
例えば、本開示は、上記実施の形態で説明された光ディスクドライブ装置の制御方法として実現されてもよい。また、本開示は、上記制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、当該プログラムが記録された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、騒音が低減された光ディスクドライブ装置として有用である。
10 再生装置
20 光ディスクドライブ装置
21 光ヘッド
22 光ヘッド制御回路
23 スピンドルモータ
24 スレッドモータ
25 モータ制御回路
26 第一制御部
27 第一通信部
27a 取得部
27b 出力部
28 記憶部
30 信号処理装置
31 第二通信部
32 第二制御部
33 バッファ
34 信号処理部
40 光ディスク
T1 期間
T2 休止期間

Claims (15)

  1. 光ディスクドライブ装置であって、
    光ディスクを回転させるモータと、
    光ヘッドと、
    前記モータ及び前記光ヘッドを制御することにより、回転中の前記光ディスクから記録データを読み出す制御部と、
    読み出された前記記録データを、前記光ディスクドライブ装置の外部に配置された信号処理装置に出力する出力部とを備え、
    前記出力部によって出力された前記記録データは、前記信号処理装置が備えるバッファに記憶され、
    前記制御部は、前記バッファの空き容量を示す空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させ
    前記光ディスクドライブ装置は、さらに、前記信号処理装置によって送信される前記空き容量情報を取得する取得部を備え、
    前記制御部は、取得された前記空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させる
    光ディスクドライブ装置。
  2. 前記取得部は、さらに、前記信号処理装置によって送信される読み出し命令を取得し、
    前記制御部は、
    前記読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する前記記録データを前記光ディスクから読み出し、
    取得された一の読み出し命令の直前に前記空き容量情報が取得されていたか否かに基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させる
    請求項に記載の光ディスクドライブ装置。
  3. 前記制御部は、取得された前記一の読み出し命令の直前に前記空き容量情報が取得されていた場合に、前記光ディスクの回転数を低下させる
    請求項に記載の光ディスクドライブ装置。
  4. 前記制御部は、取得された前記一の読み出し命令の直前に他の読み出し命令が取得されていた場合に、前記光ディスクの回転数を増加させる
    請求項2または3に記載の光ディスクドライブ装置。
  5. 光ディスクドライブ装置であって、
    光ディスクを回転させるモータと、
    光ヘッドと、
    前記モータ及び前記光ヘッドを制御することにより、回転中の前記光ディスクから記録データを読み出す制御部と、
    読み出された前記記録データを、前記光ディスクドライブ装置の外部に配置された信号処理装置に出力する出力部とを備え、
    前記出力部によって出力された前記記録データは、前記信号処理装置が備えるバッファに記憶され、
    前記制御部は、前記バッファの空き容量を示す空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させ
    前記制御部は、
    前記光ディスクにおける前記記録データの読み出し位置が所定位置よりも内周側であるか否かをさらに判定し、
    前記記録データの読み出し位置が前記所定位置よりも内周側であると判定された場合に、前記空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させる
    光ディスクドライブ装置。
  6. 光ディスクドライブ装置であって、
    光ディスクを回転させるモータと、
    光ヘッドと、
    前記モータ及び前記光ヘッドを制御することにより、回転中の前記光ディスクから記録データを読み出す制御部と、
    読み出された前記記録データを、前記光ディスクドライブ装置の外部に配置された信号処理装置に出力する出力部とを備え、
    前記出力部によって出力された前記記録データは、前記信号処理装置が備えるバッファに記憶され、
    前記制御部は、前記バッファの空き容量を示す空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させ
    前記光ディスクドライブ装置は、さらに、前記信号処理装置によって送信される読み出し命令を取得する取得部を備え、
    前記制御部は、
    前記読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する前記記録データを前記光ディスクから読み出し、
    前記空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を前記光ディスクに対して定められた回転数よりも低下させ、
    前記光ディスクの回転数が低下している間において、取得された第一の読み出し命令に対応する前記記録データが、前記第一の読み出し命令の直前に取得された第二の読み出し命令に対応する前記記録データとアドレスが連続しない記録データである場合、前記光ディスクの回転数を前記光ディスクに対して定められた回転数で回転させる
    光ディスクドライブ装置。
  7. 光ディスクドライブ装置であって、
    光ディスクを回転させるモータと、
    光ヘッドと、
    前記モータ及び前記光ヘッドを制御することにより、回転中の前記光ディスクから記録データを読み出す制御部と、
    読み出された前記記録データを、前記光ディスクドライブ装置の外部に配置された信号処理装置に出力する出力部とを備え、
    前記出力部によって出力された前記記録データは、前記信号処理装置が備えるバッファに記憶され、
    前記制御部は、前記バッファの空き容量を示す空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を低下させ
    前記バッファには、先読みされた前記記録データが、前記記録データが使用されるまで一時的に記憶される
    光ディスクドライブ装置。
  8. さらに、前記信号処理装置によって送信される読み出し命令を取得する取得部を備え、
    前記制御部は、
    前記読み出し命令が取得されるごとに、当該読み出し命令に対応する前記記録データを前記光ディスクから読み出し、
    前記制御部は、取得された一の読み出し命令に対応する前記記録データの読み出しが完了したタイミングから、前記一の読み出し命令の次の読み出し命令に対応する前記記録データの読み出しを開始するタイミングまでの期間の長さを前記空き容量情報として使用する
    請求項7に記載の光ディスクドライブ装置。
  9. 前記制御部は、前記空き容量情報に基づいて、前記光ディスクの回転数を前記光ディスクに対して定められた回転数よりも低下させる
    請求項7または8に記載の光ディスクドライブ装置。
  10. 光ディスクドライブ装置であって、
    光ディスクを回転させるモータと、
    光ヘッドと、
    前記モータ及び前記光ヘッドを制御することにより、回転中の前記光ディスクから記録データを読み出す制御部と、
    読み出された前記記録データを、前記光ディスクドライブ装置の外部に配置された信号処理装置に出力する出力部とを備え、
    前記出力部によって出力された前記記録データは、前記信号処理装置が備えるバッファに記憶され、
    前記制御部は、
    前記バッファに記憶されている前記記録データの量が第一閾値よりも多い場合に、前記光ディスクの回転数を低下させ、
    前記バッファに記憶されている前記記録データの量が前記第一閾値よりも小さい第二閾値よりも低い場合に、前記光ディスクの回転数を増加させ、
    前記バッファには、先読みされた前記記録データが、前記記録データが使用されるまで一時的に記憶される
    光ディスクドライブ装置。
  11. さらに、前記バッファに記憶されている前記記録データの量が前記第一閾値よりも多くなったことを示す第一情報、及び、前記バッファに記憶されている前記記録データの量が前記第一閾値よりも小さい前記第二閾値よりも低くなったことを示す第二情報を取得する取得部を備え、
    前記制御部は、
    前記取得部によって前記第一情報が取得された場合に、前記光ディスクの回転数を低下させ、
    前記取得部によって前記第二情報が取得された場合に、前記光ディスクの回転数を増加させる
    請求項10に記載の光ディスクドライブ装置。
  12. 前記信号処理装置は、
    前記バッファから前記記録データを取得し、映像信号を出力する信号処理部を備え、
    前記制御部は、
    前記バッファから前記信号処理部へ出力されていく前記記録データの量より、前記バッファに入力される前記記録データの量が多くなるように設定された第一回転数を備え、前記光ディスクの回転数を増加させる場合は、前記第一回転数を超える回転数に制御する
    請求項7~11のいずれか1項に記載の光ディスクドライブ装置。
  13. 前記制御部は、
    前記光ヘッドにシーク動作を行わせるシーク処理部を有するとともに、
    あらかじめ把握している前記シーク処理部が要する最大時間をもとに前記バッファが枯渇しないように設定された第二回転数を備え、前記光ディスクの回転数を低下させる場合は、前記第二回転数と同じ、もしくは、それ以上の回転数に制御する
    請求項7~12のいずれか1項に記載の光ディスクドライブ装置。
  14. 前記制御部は、
    前記光ヘッドにシーク動作を行わせるシーク処理部を有し、
    前記信号処理装置は、
    前記バッファの前記記録データの量がフル状態近傍であることを示す前記第一閾値と、前記バッファの前記記録データの量が前記シーク処理部が要する最大時間に相当するデータ量近傍であることを示す前記第二閾値と、を備える
    請求項10または11に記載の光ディスクドライブ装置。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載の光ディスクドライブ装置と、
    前記信号処理装置とを備える
    光ディスク再生装置。
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