JP4273693B2 - 情報記録及び/又は再生方法、及び、情報記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は情報記録及び/又は再生方法、及び、情報記録及び/又は再生装置に係り、特に、記録媒体を駆動しつつ、情報の記録及び/又は再生を行う情報記録及び/又は再生方法、及び、情報記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
近年、CD−ROM/CD−R/CD−RWドライブには再生速度の高速化が要求されている。ドライブの再生速度を高速化することにより、ディスクの回転速度を高速化する必要がある。これに伴い、ドライブの騒音及び消費電力の増加が課題となっている。
【0003】
ドライブの騒音及び消費電力を低減するためには、データの転送レートが低いときにディスクの回転を低減すればよい。
【0004】
【従来の技術】
従来、ドライブの再生速度を最適化する方法として、バッファのデータ量を監視してディスクの回転速度を制御する方法が特開平9−17116号公報に開示されている。特開平9−17116号公報に開示されている技術は、オーディオデータなどを読み取る際にバッファ内のオーディオデータ量を検出して、バッファ内のオーディオデータ量が大きくなるとディスクの回転速度が低減させ、バッファ内のオーディオデータ量が小さくなるとディスクの回転速度を増加させるように制御するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特開平9−17116号公報に示されるようにバッファのデータ量に応じてディスクの回転速度を制御する方法では、オーディオデータなどシーケンシャルにアクセスを行う場合には有効になるものの、通常データのようにランダムにアクセスを行う場合には作用しない。
【0006】
ランダムアクセスを行う場合には、バッファに記憶されたデータがコマンド毎に破棄されるため、バッファにデータが埋まることがない。よって、上記の制御方法では、常に最高速度でディスクが回転しつづけることになり、騒音、消費電力が低減することはない。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、ランダムアクセス時でも電力消費及び騒音を低減できる情報記録及び/又は再生方法、及び、情報記録及び/又は再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上位装置からのコマンドの実行が終了してから次のコマンドの実行を開始するまでのコマンド間時間間隔を検出し、コマンド間時間間隔をコマンドにより送出した情報のブロック数で除算した結果又は複数回検出したコマンド間時間間隔の総和を送出した情報の総ブロック数で割った値に基づいて情報の記録及び/又は再生速度を制御し、前記制御された記録及び/又は再生速度で情報を記録及び/再生することを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、コマンドの実行が終了してから次のコマンドの実行を開始するまでのコマンド間時間間隔を検出し、コマンド間時間間隔をコマンドにより送出した情報のブロック数で除算した結果又は複数回検出したコマンド間時間間隔の総和を送出した情報の総ブロック数で割った値に基づいて記録媒体への情報の記録速度及び/又は記録媒体からの情報の再生速度を制御し、制御された記録及び/又は再生速度で前記情報を記録及び/再生することにより、記録及び/又は再生速度をコマンド間時間間隔が少なくなるように制御でき、よって、消費電力、騒音を低減できるとともに、情報の転送量に応じて記録及び/又は再生速度を制御することができ、よって、実際の情報の転送量に応じた記録及び/又は再生速度で記録及び/又は再生を行える。
【0013】
本発明によれば、コマンド間時間間隔を複数回検出し、その平均、あるいは、複数回検出したコマンド間時間間隔の総和を要求されたデータの総ブロック数で割った値に基づいて情報の記録及び/又は再生速度を制御することにより、記録及び/又は再生速度の急激な変化を防止できる。よって、消費電力、騒音を低減できる。
【0016】
また、本発明は、記録及び/又は再生速度は、所定ステップ単位で制御されることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、記録及び/又は再生速度を所定ステップ単位で制御することにより、記録及び/又は再生速度の急激な変化を防止できる。よって、消費電力、騒音を低減できる。
【0018】
また、本発明は、記録媒体がスピンドルモータにより記録及び/又は再生速度に応じた速度で回転されるディスクであり、検出されたコマンド間時間間隔に基づいてスピンドルモータの回転速度を制御することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、ディスクを回転させるスピンドルモータの回転を制御することにより、記録及び/又は再生速度をコマンド間時間間隔が少なくなるように制御でき、よって、消費電力、騒音を低減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例のシステム構成図を示す。
【0021】
本実施例は、本発明の情報記録及び/又は再生装置1をホストコンピュータ2にIDE(integrated device electronics)、SCSI(small computer system interface)、USB(universal serial bus)などのインタフェース3を介して接続した構成とされている。
【0022】
本実施例は、本発明の情報記録及び/又は再生装置1の一例としてCD−ROM、CD−R/RWなどの光ディスク装置を例にとって説明する。
【0023】
図2は情報記録及び/又は再生装置1のブロック構成図を示す。
【0024】
本実施例の情報記録及び/又は再生装置1は、複数の記録及び/再生速度で記録及び/又は再生可能な構成とされたものであり、ターンテーブル11、スピンドルモータ12、光ピックアップ13、スレッドモータ14、ウォブル信号処理部15、RF(radio frequency)アンプ16、CDエンコード/デコード回路17、インタフェース回路部18、RAM(random access memory)19、 フォーカス/トラッキングサーボ回路20、送りサーボ回路21、スピンドルサーボ回路22、制御用マイコン23、LD(LASER diode)コントローラ24を含む構成とされている。
【0025】
ターンテーブル11には、記録媒体であるディスク30が装着される。ターンテーブル11は、スピンドルモータ12に連結されており、スピンドルモータ12の回転に応じて回転されて、ディスク30を回転させる。ディスク30には、光ピックアップ13が対向して配置されている。
【0026】
光ピックアップ13は、発光素子31、光学系32、対物レンズ33、受光素子34、フォーカス/トラッキングアクチュエータ35を含む構成とされている。発光素子31は、レーザダイオードなどから構成され、LDコントローラ24から供給される駆動信号に応じてレーザ光を発光する。発光素子31で発光されたレーザ光は、光学系32に供給される。
【0027】
光学系32は、発光素子31からのレーザ光を断面形状が円形となるように整形したり、分光したりする。光学系32で整形されたレーザ光は、対物レンズ33に供給される。対物レンズ33は、光学系32からのレーザ光をディスク30上に収束させる。このとき、対物レンズ33は、フォーカス/トラッキングアクチュエータ35によりディスク30の半径方向、すなわち、矢印A方向及びディスク30の面に直交する方向、すなわち、矢印B方向に揺動可能とされている。
【0028】
フォーカス/トラッキングアクチュエータ35は、フォーカス/トラッキングサーボ回路20から供給されるサーボ信号に基づいて駆動され、対物レンズ33を矢印A方向に揺動させトラッキング制御を行うとともに、対物レンズ33を矢印B方向に揺動させてフォーカス制御を行う。
【0029】
ディスク30に照射されたレーザ光は、ディスク30で反射され、再び対物レンズ33を介して光学系32に供給される。ディスク30の反射光は、光学系32で、折曲され、受光素子34に供給される。
【0030】
受光素子34は、ディスク30からの反射光を電気信号に変換する。受光素子34で変換された電気信号は、ウォブル信号処理部15及びRFアンプ16に供給される。
【0031】
ウォブル信号処理部15には、受光素子34からの信号に加えて、制御用マイコン23からクロックが供給されている。ウォブル信号処理部15は、受光素子34からの信号から制御用マイコン23からのクロックを用いてウォブル信号を抽出する。ウォブル信号処理部15で抽出されたウォブル信号は、CDエンコード/デコード回路17に供給される。また、RFアンプ16は、受光素子34からの信号を増幅して、CDエンコード/デコード回路17に供給する。
【0032】
CDエンコード/デコード回路17は、ウォブル信号処理部15からのウォブル信号からATIP情報を取得する。CDエンコード/デコード回路17は、取得したATIP情報に基づいてエンコード時の制御を行う。また、CDエンコード/デコード回路17は、再生時にはディスク30がCDの場合にRFアンプ16からの信号から音声情報をデコードし、音声情報に応じた音声信号を音声出力端子Taout及びインタフェース回路部18に供給する。さらに、CDエンコード/デコード回路17には、音声情報記録時にインタフェース回路部18から音声情報が供給される。CDエンコード/デコード回路17は、記録時には音声情報のエンコードを行う。エンコードされた情報は、LDコントローラ24に供給される。
【0033】
インタフェース回路部18は、CD−ROMエンコード/デコード回路41及びインタフェース回路42を含む構成とされている。CD−ROMエンコード/デコード回路41は、ディスク30がCD−ROMディスクの場合にRFアンプ16からの信号から情報をデコードする。デコードされた信号は、インタフェース回路42に供給される。
【0034】
また、記録時には、CD−ROMエンコード/デコード回路41には、インタフェース回路42から記録情報が供給される。CD−ROMエンコード/デコード回路41は、インタフェース回路42からの記録情報をエンコードする。エンコードされた情報は、LDコントローラ24に供給される。
【0035】
LDコントローラ24には、CDエンコード/デコード回路17又はCD−ROMエンコード/デコード回路41でエンコードされた情報が供給されている。LDコントローラ24は、エンコードされた情報に基づいて発光素子31を駆動する。これにより、ディスク30にエンコードされた情報が記録される。
【0036】
インタフェース回路42は、ホストコンピュータ2とCD−ROMエンコード/デコード回路41とのインタフェースをとっている。また、インタフェース回路42は、再生時にはCD−ROMエンコード/デコード回路41からの再生情報をRAM19にバッファリングし、記録時にはホストコンピュータ2から情報をRAM19にバッファリングする。さらに、インタフェース回路42は、ホストコンピュータ2からのコマンドを検出し、制御用マイコン23に供給する。
【0037】
制御用マイコン23は、ホストコンピュータ2からのコマンドの間隔を検出し、検出されたコマンドの間隔に基づいてディスク30への情報の記録速度及び/又は記録媒体からの情報の再生速度を制御する。
【0038】
また、制御用マイコン23は、ホストコンピュータ2からのコマンドの間隔をコマンドにより送出した情報のブロック数で除算した結果に基づいて情報の記録及び/又は再生速度を制御する。このとき、制御用マイコン23は、複数のコマンド間隔の平均に基づいて情報の記録及び/又は再生速度を制御したり、送出した情報のブロック数が所定ブロック数に達したときに、情報の記録及び/又は再生速度を制御したりしている。
【0039】
制御用マイコン23は、記録及び/又は再生速度を制御するときに、記録及び/又は再生速度を所定ステップ単位で制御している。具体的には、制御用マイコン23は、検出されたコマンドの間隔に基づいてディスク30を回転させるスピンドルモータ12の回転速度を制御する。
【0040】
ここで、制御用マイコン23の動作を詳細に説明する。
【0041】
図3は制御用マイコン23のアイドルループ処理の処理フローチャートを示す。図3は、再生時の動作を示す。
【0042】
制御用マイコン23は、ステップS1−1で通常のアイドルループ処理を行い、ステップS1−2でホストコンピュータ2から再生要求があると、ステップS1−3で再生動作処理を実行する。
【0043】
ステップS1−3の再生動作処理について詳細に説明する。
【0044】
図4は制御用マイコン23の再生動作処理の処理フローチャートを示す。
【0045】
制御用マイコン23は、再生動作処理では、まず、ステップS2−1でコマンド間時間間隔測定を終了する。次に、制御用マイコン23は、ステップS2−2でコマンド間時間間隔測定を10回行ったか否かを判定する。
【0046】
ステップS2−2でコマンド間時間間隔の測定を10回、測定した場合には、ステップS2−3で、平均値を算出する。ステップS2−3の平均値の算出は、10回のコマンド間時間間隔の測定値の総和を10回のコマンドで要求されたデータの総ブロック数で割った値を求める。
【0047】
次に、制御用マイコン23は、ステップS2−4で、算出した平均値の基づいて回転制御処理を行う。
【0048】
図5は制御用マイコン23の回転制御処理、すなわち、再生速度制御処理の処理フローチャートを示す。
【0049】
回転速度制御処理では、まず、ステップS3−1で、ステップS2−3で算出された平均値が40msec以上か否かを判定する。ステップS3−1で平均値が40msec以上の場合には、ステップS3−2でコマンド間隔が長いため、遅い再生速度でもこれに対応できるため、再生速度を1ステップ下げる。再生速度は、スピンドルモータ12の回転速度を低下させるとともに、フォーカス/トラッキングサーボ回路20、送りサーボ回路21、スピンドルサーボ回路22などのサーボ系のゲインを回転速度に応じたゲインに変化させることにより下げることができる。このとき、再生速度は、例えば、再生速度が4倍速、8倍速、16倍速、24倍速、32倍速、40倍速、48倍速で再生可能なドライブにおいては、48倍速で再生していたときには40倍速に、40倍速で再生していたときには32倍速に、32倍速で再生していたときには再生速度を24倍速に、24倍速で再生していたときには再生速度を16倍速に、16倍速で再生していたときには再生速度を8倍速に、8倍速で再生していたときには再生速度を4倍速になるように制御される。
【0050】
また、ステップS3−1で、ステップS2−3で算出された平均値が40msec未満のときには、次に、ステップS3−3で算出された平均値が10msec以下か否かを判定する。ステップS3−3で、平均値が10msec以下である場合には、ステップS3−4で再生速度を1ステップ上げる。また、ステップS3−3で算出された平均値が10msecより大きい場合には、再生速度は変更せずに処理を終了する。
【0051】
再生速度は、スピンドルモータ12の回転速度を上昇させるとともに、フォーカス/トラッキングサーボ回路20、送りサーボ回路21、スピンドルサーボ回路22などのサーボ系のゲインを回転速度に応じたゲインに変化させることにより上げることができる。このとき、再生速度は、例えば、再生速度が4倍速、8倍速、16倍速、24倍速、32倍速、40倍速、48倍速で再生可能なドライブにおいては、4倍速で再生していたときには8倍速に、8倍速で再生していたときには再生速度を16倍速に、16倍速で再生していたときには再生速度を24倍速に、24倍速で再生していたときには再生速度を32倍速に、32倍速で再生していたときには再生速度を40倍速に、40倍速で再生していたときには48倍速になるように制御される。
【0052】
以上のように、1ステップずつ徐々に再生速度を変化させることにより再生速度の急激な変化を防止できる。このため、再生速度の変化による電力の消費及び騒音の発生の上昇を低減できる。
【0053】
以上により回転制御処理S2−4が終了する。
【0054】
ここで、回転制御処理時の最適回転速度について説明する。
【0055】
図6はリードコマンドの時間間隔を説明するための図を示す。図6(A)は高速回転状態、図6(B)、(C)は中速回転状態、図6(D)は低速回転状態のリードコマンドの状態を示す。
【0056】
リードコマンドの実行速度に対してディスクの回転が高速の場合には、図6(A)に示すコマンド実行時間T1に比較してアイドル状態の時間T2が大きくなる。この状態では、アイドル状態の時間T2が長いため、無駄な時間が多くなる。
【0057】
図6(A)に示す状態からディスクの回転速度を低減させると、図6(B)に示すようにコマンド実行時間T1が長くなり、アイドル状態の時間T2が短くなる。また、図6(B)に示す状態からさらに、ディスクの回転速度を低減させると、図6(C)に示すようにさらにコマンド実行時間T1が長くなり、アイドル状態の時間T2が短くなり、これ以上回転速度は低減することはできない状態となる。
【0058】
図6(C)に示す状態からさらにディスクの回転速度を低減させると、図6(D)に示すようにコマンド実行時間T1が長くなり、アイドル状態の時間T2が無くなる。この状態はリードがホストコンピュータ2からの要求を満たすことができない状態であり、ディスク30の回転速度を大きくする必要がある。
【0059】
図7はディスク30の回転速度に対する消費電流の特性図、図8はディスク30の回転速度に対する騒音の特性図を示す。
【0060】
図7、図8に示すようにディスク30の回転速度が小さくなるに従って消費電流及び騒音が低減することがわかる。
【0061】
よって、図6(B)あるいは、図6(C)に示すような状態がディスク30の最適回転速度となるため、図6(B)あるいは、図6(C)に示すような状態となるように回転制御処理を行うことにより、消費電流及び騒音が低減する。
【0062】
ここで、図4に戻って説明を続ける。
【0063】
制御用マイコン23は、ステップS2−2でコマンド間時間間隔の測定が10回未満の場合、及びステップS2−4で回転制御処理を行った後にステップS2−5で再生動作を行う。
【0064】
次に、制御用マイコン23は、ステップS2−6で再生されたデータをホストに転送する。制御用マイコン23は、ステップS2−7でホストコンピュータ2に要求された全ブロックのデータを転送したか否かを判定する。
【0065】
制御用マイコン23は、ステップS2−7で要求された全ブロックのデータがホストコンピュータ2に転送されていない場合には、次にステップS2−8で通算256ブロック以上のデータを転送したか否かを判定する。ステップS2−8で256ブロック以上のデータを転送した場合には、ステップS2−9で図5に示す回転制御処理を行う。
【0066】
また、制御用マイコン23は、ステップS2−7でホストコンピュータ2に全ブロックのデータを転送したと判定した場合には、ステップS2−10で転送終了割込処理を行う。
【0067】
ここで、ステップS2−10の転送終了割込処理について説明する。
【0068】
図9は制御用マイコン23の転送終了割込処理の処理フローチャートを示す。
【0069】
転送終了割込処理では、まず、制御用マイコン23に対してステップS4−1で要求されたコマンドを終了させるための転送終了割込を行う。制御用マイコン23は、コマンドに応じた転送終了割込を行う。
【0070】
次に、制御用マイコン23は、ステップS4−2でコマンド間時間間隔の測定を開始する。
【0071】
ステップS4−2で次のコマンドまでの時間間隔の測定が開始されてから、ステップS2−1でコマンド間時間間隔測定が終了するまでの間の時間がコマンド間時間間隔とされる。
【0072】
以上、本実施例によれば、コマンド間時間間隔を測定し、コマンド間時間間隔が短ければ、再生速度を高くし、コマンド間時間間隔が長ければ、再生速度を低くすることにより、装置の再生速度を最適化できる。
【0073】
本実施例によれば、シーケンシャルリードだけでなく、ランダムリードの場合でも最適な再生速度で再生を行うことができる。
【0074】
なお、本実施例では、情報記録及び/又は再生装置の一例として、CD−ROM、CD−R、CD−RWドライブなどの光ディスク装置について説明したが、これに限定されるものではなく、磁気ディスク装置など他のディスクドライブに適用することもできる。また、ディスク装置だけでなく、記録及び/又は再生速度可変のドライブ一般に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、コマンドの実行が終了してから次のコマンドの実行を開始するまでのコマンド間時間間隔を検出し、コマンド間時間間隔をコマンドにより送出した情報のブロック数で除算した結果又は複数回検出したコマンド間時間間隔の総和を送出した情報の総ブロック数で割った値に基づいて記録媒体への情報の記録速度及び/又は記録媒体からの情報の再生速度を制御し、前記制御された記録及び/又は再生速度で前記情報を記録及び/再生することにより、消費電力、騒音を低減できるとともに、情報の転送量に応じて記録及び/又は再生速度を制御することができ、よって、実際の情報の転送量に応じた記録及び/又は再生速度で記録及び/又は再生を行える。
【0076】
本発明によれば、コマンド間時間間隔を送出した情報のブロック数で除算した結果に基づいて情報の記録及び/又は再生速度を制御することにより情報の転送量に応じて記録及び/又は再生速度を制御することができ、よって、実際の情報の転送量に応じた記録及び/又は再生速度で記録及び/又は再生を行える。
【0077】
本発明によれば、コマンド間時間間隔を複数回検出し、その平均、あるいは、複数回検出したコマンド間時間間隔の総和を送出した情報の総ブロック数で割った値に基づいて情報の記録及び/又は再生速度を制御することにより、記録及び/又は再生速度の急激な変化を防止でき、よって、消費電力、騒音を低減できる。
【0079】
本発明によれば、記録及び/又は再生速度を所定ステップ単位で制御することにより、記録及び/又は再生速度の急激な変化を防止でき、よって、消費電力、騒音を低減できる。
【0080】
本発明によれば、ディスクを回転させるスピンドルモータの回転を制御することにより、記録及び/又は再生速度をコマンド間時間間隔が少なくなるように制御でき、スピンドルモータの回転速度が急激に変化することがなく、よって、消費電力、騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】 情報記録及び/又は再生装置1のブロック構成図である。
【図3】 制御用マイコン23のアイドルループ処理の処理フローチャートである。
【図4】 制御用マイコン23の再生動作処理の処理フローチャートである。
【図5】 制御用マイコン23の回転制御処理の処理フローチャートである。
【図6】 リードコマンドの時間間隔を説明するための図である。
【図7】 ディスク30の回転速度に対する消費電流の特性図である。
【図8】 ディスク30の回転速度に対する騒音の特性図である。
【図9】 制御用マイコン23の転送処理割込処理の処理フローチャートである。
【符号の説明】
1:情報記録及び/又は再生装置、2:ホストコンピュータ
3:インタフェース
11:ターンテーブル、12:スピンドルモータ、13:光ピックアップ
14:スレッドモータ、15:ウォブル信号処理部、16:RFアンプ
17:CDエンコード/デコード回路、18:インタフェース回路部
19:RAM、20:フォーカス/トラッキングサーボ回路
21:送りサーボ回路、22:スピンドルサーボ回路、23:制御用マイコン
24:LDコントローラ
30:ディスク
31:発光素子、32:光学系、33:対物レンズ、34:受光素子
35:フォーカス/トラッキングアクチュエータ
41:CD−ROMエンコード/デコード回路、42:インタフェース回路
Claims (8)
- 記録媒体に情報を記録及び/又は該記録媒体から情報を再生する情報記録及び/又は再生方法において、
上位装置からのコマンドの実行が終了してから次のコマンドの実行を開始するまでのコマンド間時間間隔を検出し、前記コマンド間時間間隔を前記コマンドにより送出した情報のブロック数で除算した結果に基づいて前記情報の記録及び/又は再生速度を制御し、前記制御された記録及び/又は再生速度で前記情報を記録及び/又は再生することを特徴とする情報記録及び/又は再生方法。 - 記録媒体に情報を記録及び/又は該記録媒体から情報を再生する情報記録及び/又は再生方法において、
上位装置からのコマンドの実行が終了してから次のコマンドの実行を開始するまでのコマンド間時間間隔を複数回検出し、前記複数回検出したコマンド間時間間隔の総和を送出した情報の総ブロック数で割った値に基づいて前記情報の記録及び/又は再生速度を制御し、前記制御された記録及び/又は再生速度で前記情報を記録及び/又は再生することを特徴とする情報記録及び/又は再生方法。 - 前記記録及び/又は再生速度は、所定ステップ毎に制御されることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録及び/又は再生方法。
- 前記記録媒体は、スピンドルモータにより記録及び/又は再生速度に応じた速度で回転されるディスクであり、検出されたコマンド間時間間隔に基づいて前記スピンドルモータの回転速度を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の情報記録及び/又は再生方法。
- 記録媒体に情報を記録及び/又は該記録媒体から情報を再生する情報記録及び/又は再生装置において、
上位装置からのコマンドの実行が終了してから次のコマンドの実行を開始するまでのコマンド間時間間隔を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出されたコマンド間時間間隔を前記コマンドにより送出した情報のブロック数で除算した結果に基づいて前記情報の記録及び/又は再生速度を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段で制御された記録及び/又は再生速度で前記情報を記録及び/再生することを特徴とする情報記録及び/又は再生装置。 - 記録媒体に情報を記録及び/又は該記録媒体から情報を再生する情報記録及び/又は再生装置において、
上位装置からのコマンドの実行が終了してから次のコマンドの実行を開始するまでのコマンド間時間間隔を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出されたコマンド間時間間隔を複数回検出し、前記複数回検出したコマンド間時間間隔の総和を送出した情報の総ブロック数で割った値に基づいて前記情報の記録及び/又は再生速度を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段で制御された記録及び/又は再生速度で前記情報を記録及び/再生することを特徴とする情報記録及び/又は再生装置。 - 前記制御手段は、前記記録及び/又は再生速度を所定ステップ単位で制御することを特徴とする請求項5又は6項記載の情報記録及び/又は再生装置。
- 前記記録媒体は、スピンドルモータにより記録及び/又は再生速度に応じた速度で回転されるディスクであり、
前記制御手段は、検出されたコマンド間時間間隔に基づいて前記スピンドルモータの回転速度を制御することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項記載の情報記録及び/又は再生装置。
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