JP2005332501A - 情報再生装置、情報再生方法、情報再生プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

情報再生装置、情報再生方法、情報再生プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、偏心した情報記録媒体や面ぶれが生じる情報記録媒体などの情報記録媒体の再生時に再生エラーが発生するという課題を解決しようとするものである。
【解決手段】 この発明は、情報再生が可能な情報記録媒体1に対して複数のスピードでの読み出しが可能である情報再生装置において、情報記録媒体1の欠陥を検出する欠陥検出手段9と、この欠陥検出手段9の欠陥検出信号に基づいて情報記録媒体1の欠陥部分では情報再生に関する制御設定を切り替える機能9を備え、読み出しエラーが起こった場合には情報記録媒体1の状態に合わせて情報記録媒体1のスピードを変速してリトライするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は情報再生装置、情報再生方法、情報再生プログラム及び情報記録媒体に関する。
DVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)などの情報記録媒体が普及するとともに規格値を越えてしまうような粗悪な情報記録媒体も増えてきている。偏心した情報記録媒体、面ぶれが大きい情報記録媒体は、その粗悪な情報記録媒体の中に含まれる。これらの粗悪な情報記録媒体では情報の記録・再生時の条件が厳しくなってくる。また、使用中に傷や指紋、汚れなどがついてしまった情報記録媒体も同様に記録・再生時の条件が厳しい条件となる。情報記録媒体には規格が定めてあるが、実際に情報記録媒体を使うユーザは粗悪な情報記録媒体に気づきにくいため、粗悪な情報記録媒体に対するクレームが情報記録媒体記録・再生装置へのクレームとなってしまう。
情報記録媒体再生・記録装置側は、これまでは規格内の情報記録媒体の情報記録再生が行えれば良かったが、上述の状況や多機種との差別化・優位化の意味も含め、上記粗悪な情報記録媒体や使用中に傷や指紋、汚れなどがついてしまった情報記録媒体といった限界情報記録媒体に対してどの程度の記録・再生能力が確保できるかが情報記録媒体記録・再生装置の仕様上で重要となってきている。
偏心した情報記録媒体は、同心円となっているトラックの中心と回転中心とがずれている。このため、記録、再生時には、情報記録媒体の回転周期にあわせて情報記録媒体の半径方向へアクチュエータ部を駆動して対物レンズを移動させ、レーザ光を情報記録媒体上のトラックの動きに追従させてあげなければならない。情報記録媒体の偏心量が多ければ、アクチュエータ部の駆動量や加速度も大きくなるためにサーボが厳しくなり、対物レンズの移動による信号への影響も考えられる。アクチュエータ部の加速度は、情報記録媒体の回転速度が速くなると大きくなる。
面ぶれが生じる情報記録媒体は上下方向の揺れが生じる情報記録媒体である。このため、情報記録媒体の回転周期にあわせて情報記録媒体の上下方向(フォーカス方向)にアクチュエータ部を駆動することで、レーザ光の焦点を情報記録媒体の記録層位置に追従させる必要がある。
情報記録媒体の面ぶれ量が大きければ、偏心した情報記録媒体と同様に、アクチュエータ部の駆動量や加速度も大きくなる。また、アクチュエータ部の加速度は、情報記録媒体の回転速度が速くなると大きくなる。
これらの偏心した情報記録媒体や面ぶれが生じる情報記録媒体は駆動に周期性があるため、制御信号(アクチュエータ駆動電圧)を保存する学習メモリは有効である。また、情報記録媒体の偏心や面ぶれの周期が早いと、サーボ誤差が大きくなるばかりでなくサーボの引き込みが厳しくなるため、リトライに失敗した場合には情報記録媒体の回転速度を落としてサーボの再引き込みを行うことが有効になってくる。
一般に、DVD、CDの再生を行う場合には基準の再生速度よりも早い速度でのデータ読み取りが可能であり、読み取ったデータはバッファに溜めておくことができる。この場合、読み取りは断続的に行いながら、連続的に再生を行っている。バッファの容量にもよるが、早く読み取った分はリードエラー時のリトライ動作に当てることができる。このため、情報記録媒体の回転速度を落とすことはリトライにかけられる時間を削っていることになる。
一方で、情報記録媒体に傷や汚れなどの欠陥箇所があると、情報記録媒体から反射して戻ってくるレーザ光がその欠陥箇所で乱れたり減衰したりしてしまうため、レーザ光が欠陥箇所を通過する期間はアクチュエータの動きを固定してしまうサーボホールド状態にする処置が有効である。サーボホールドの前後でアクチュエータの振られ防止処理やホールド遅延処理など行うことでサーボホールド直後のサーボ乱れを緩和する対策もある。
特許文献1には、既にデータが記録された光ディスクのデータを消去するときに、セクタ単位もしくはトラック単位で消去を行うモードと、フォーカスオフセット手段によりフォーカスを最適状態からオフセットさせることにより消去ビーム径を大きくし、消去パワーの切り替え手段により消去パワーを大きくし、トラックジャンプの切り替え手段により、1回転毎に複数トラックのジャンプを行うことにより、一度に複数トラックの消去を行うモードを切り替え可能であるように構成した光ディスク記録再生装置が記載されている。
特許文献2には、回転速度が速いことによりトラックはずれが生じたことを検知したときは、トラックはずれが生じない回転数で光ディスクの回転数を連続的に低下させる光学的情報記録再生装置が記載されている。特許文献3には、光ディスクの偏心または面ぶれを検出して検出信号を出力するディスク偏差検出器と、検出信号により光ディスクとスピンドルモータが装着する相対位置を示す変更位置信号を出力する位置変更信号発生器とを有し、変更位置信号により光ディスクとスピンドルモータの装着位置を変える光ディスク装置が記載されている。
特許文献4には、光ディスクのトラックに対する、記録再生の移動方向の反転を検出し、光ディスクが1回転する期間のうちの、所定の期間のトラバース信号の振幅および振動回数を算出し、所定の期間のトラバース信号の振幅を基に、トラッキングエラー信号のレベルを調整し、反転が検出された所定の期間、またはトラバース信号の振動回数が所定の値以上である所定の期間のトラバース信号に基づいて、調整処理を行う光ディスク装置が記載されている。
特許文献5には、光ディスクの回転位相情報に基づいて、光ディスクの回転周波数に同期した信号を識別して、面ぶれおよび偏心補正データを生成して保存し、前記回転周波数に同期した信号に基づいて、前記保存された面ぶれ補正データを出力することにより面ぶれを補正する光ディスク装置が記載されている。特許文献6には、フォーカス誤差信号のクロストーク成分を相殺するように補正する光ディスク再生装置が記載されている。
特許文献7には、アクチュエータ制御ループの周波数特性を必要最小に設定し、アクチュエータで駆動される対物レンズの動作に起因して発生する動作音を低減し、さらにフォーカスおよびトラッキングの各誤差信号レベルを時間監視し、フォーカス制御及びトラッキング制御を中断して上記動作音を低減する光ディスク装置が記載されている。
特許文献8には、フィードバック制御系の周波数特性と振動を考慮して面ぶれおよび偏心補正信号を生成するように動作することで、フォーカスおよびトラッキング制御系の追従性能を向上させる光ディスク装置が記載されている。特許文献9には、光ピックアップ装置により得られた再生信号の書き込み品質を判定すると共に再生信号から光ディスクの偏心、面ぶれによる信号成分を除去する光ディスク装置が記載されている。
特開平3−273547号公報 特開平5−347068号公報 特開平6−4989号公報 特開2000−339728 特開2001−118271 特開2001−222827 特開2001−344786 特開2002−92912 特開2002−367176
偏心した情報記録媒体や面ぶれが生じる情報記録媒体などの情報記録媒体の再生時に再生エラーが発生した場合にはほとんどの場合がサーボ引き込みに失敗している場合である。
偏心した情報記録媒体や面ぶれが生じる情報記録媒体の対策として有効な学習メモリは、サーボを引き込んだ後に制御信号(アクチュエータ駆動電圧)を保存する記憶するため、最初の引き込み時には意味を成さない。このため、偏心した情報記録媒体や面ぶれが生じる情報記録媒体の場合には、引き込みにくさを緩和するために情報記録媒体の回転スピードを落としてリトライをすると良い。
一方で情報記録媒体の傷や汚れ箇所で信号が劣化している間はレンズ位置を固定するサーボホールドが行われているが、再生エラーによって情報記録媒体の回転スピードを落としてしまうと、レーザ光が情報記録媒体の傷や汚れを通過するまでに時間がかかるため、長い間サーボホールドを行わなければならなくなる。サーボホールド時間が長くなれば、サーボホールド終了後のサーボ誤差が大きくなり、場合によってはサーボが外れてしまう可能性もある。
情報記録媒体である光ディスクのフォーマットには訂正機能が備わっているため、光ディスクは傷や汚れによって部分的に情報がなくなっていても元のデータに再生することが可能である。ただし、訂正能力には限界があるので、それを越えてデータが光ディスクから読み出せないと、読み取りエラーとなる。光ディスク上の欠陥によるデータ読み取りエラーは、欠陥そのものデータ欠落とレーザ光の欠陥通過後のサーボ乱れによって起こる。
情報記録媒体の欠陥箇所ではレーザ光の反射による反射光が小さくなるため、AGC(Auto Gain Controller)などを備えたシステムであれば、反射光により得られる信号が小さくなった分をAGCで補うためにAGCのゲインが上がってしまうはずである。AGCのゲイン上昇はサーボループゲインの上昇につながるので、レーザ光の欠陥通過後からAGCのゲインが定常状態に戻るため、サーボ誤差を補正するために通常よりもアクチュエータに大きな駆動電圧がかかってしまい、レーザ光の欠陥通過後に発振ぎみになってしまったりする。このようなサーボの乱れによって欠陥部分データの欠落だけでなくデータの読み出し再開が遅れることによるデータの欠落も加わってしまう。
本発明の目的は、情報の読み出しが難しい情報記録媒体に対して情報の読み出しを改善することができ、様々な情報記録媒体に対応することができる情報再生装置、情報再生方法、情報再生プログラム及び情報記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、情報記録媒体の回転速度を落としても情報記録媒体の傷や汚れなどに対してサーボ性能が落ちないように対応することができる情報再生装置、情報再生方法、情報再生プログラム及び情報記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、情報再生が可能な情報記録媒体に対して複数のスピードでの読み出しが可能である情報再生装置において、前記情報記録媒体の欠陥を検出する欠陥検出手段と、この欠陥検出手段の欠陥検出信号に基づいて前記情報記録媒体の欠陥部分では情報再生に関する制御設定を切り替える機能を備え、読み出しエラーが起こった場合には前記情報記録媒体の状態に合わせて前記情報記録媒体のスピードを変速してリトライするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の情報再生装置において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライを行う時に前記欠陥検出手段により前記情報記録媒体の欠陥が検出された場合には、前記情報記録媒体の内周では線速一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では角速度一定で読み出しを行うものである。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の情報再生装置において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライ行う時に前記欠陥検出手段により前記情報記録媒体の欠陥が検出されない場合には、前記情報記録媒体の内周では角速度一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では線速度一定で読み出しを行うものである。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の情報再生装置において、一度読み出しエラーが起こった前記情報記録媒体のスピード設定でも、前記情報記録媒体の再生箇所が変われば、前記情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の情報再生装置において、リトライ時に前記情報記録媒体の減速を行って読み出しが可能であった場合に、一定時間読み出しを行った後に前記情報記録媒体のスピードを初期のスピード設定に戻すものである。
請求項6に係る発明は、情報再生が可能な情報記録媒体に対して複数のスピードでの読み出しが可能である情報再生方法において、前記情報記録媒体の欠陥を検出する欠陥検出段階と、この欠陥検出段階の欠陥検出結果に基づいて前記情報記録媒体の欠陥部分では情報再生に関する制御設定を切り替える制御設定切替段階とを有し、読み出しエラーが起こった場合には前記情報記録媒体の状態に合わせて前記情報記録媒体のスピードを変速してリトライする。
請求項7に係る発明は、請求項6記載の情報再生方法において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライを行う時に前記欠陥検出段階で前記情報記録媒体の欠陥を検出した場合には、前記情報記録媒体の内周では線速一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では角速度一定で読み出しを行う。
請求項8に係る発明は、請求項6記載の情報再生方法において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライを行う時に前記欠陥検出段階で前記情報記録媒体の欠陥を検出しない場合には、前記情報記録媒体の内周では角速度一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では線速度一定で読み出しを行う。
請求項9に係る発明は、請求項6記載の情報再生方法において、一度読み出しエラーが起こった前記情報記録媒体のスピード設定でも、前記情報記録媒体の再生箇所が変われば、前記情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライする。
請求項10に係る発明は、請求項6乃至9のいずれか1つに記載の情報再生方法において、リトライ時に前記情報記録媒体の減速を行って読み出しが可能であった場合に、一定時間読み出しを行った後に前記情報記録媒体のスピードを初期のスピード設定に戻す。
請求項11に係る発明は、コンピュータに、情報再生が可能な情報記録媒体に対して複数のスピードのいずれかでの読み出しを行う手順と、前記情報記録媒体の欠陥を検出する欠陥検出手順と、この欠陥検出手順の欠陥検出結果に基づいて前記情報記録媒体の欠陥部分では情報再生に関する制御設定を切り替える制御設定切替手順と、読み出しエラーが起こった場合には前記情報記録媒体の状態に合わせて前記情報記録媒体のスピードを変速してリトライする手順とを実行させる。
請求項12に係る発明は、請求項11記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、リトライを行う時に前記欠陥検出手順で前記情報記録媒体の欠陥を検出した場合には、前記情報記録媒体の内周では線速一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では角速度一定で読み出しを行う手順を実行させる。
請求項13に係る発明は、請求項11記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、リトライを行う時に前記欠陥検出手順で前記情報記録媒体の欠陥を検出しない場合には、前記情報記録媒体の内周では角速度一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では線速度一定で読み出しを行う手順を実行させる。
請求項14に係る発明は、請求項11記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、一度読み出しエラーが起こった前記情報記録媒体のスピード設定でも、前記情報記録媒体の再生箇所が変われば、前記情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライする手順を実行させる。
請求項15に係る発明は、請求項11乃至14のいずれか1つに記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、リトライ時に前記情報記録媒体の減速を行って読み出しが可能であった場合に、一定時間読み出しを行った後に前記情報記録媒体のスピードを初期のスピード設定に戻す手順を実行させる。
請求項16に係る発明は、請求項11乃至15のいずれか1つに記載の情報再生プログラムを記録したものである。
情報の読み出しが難しい情報記録媒体の場合に変速によって読み出し可能となることがあり、つまり、減速によって読み出し可能となる情報記録媒体と加速によって読み出し可能となる情報記録媒体があるが、本発明によれば、情報記録媒体の状態に合わせて情報記録媒体のスピードを変速してリトライすることにより、情報の読み出しが難しい情報記録媒体に対して情報の読み出しを改善することができ、様々な情報記録媒体に対応することができる。
サーボは情報記録媒体の回転が高速になるほど厳しくなってくる。しかし、情報記録媒体の欠陥部分に関してはなるべく短い時間で通過しサーボホールドを行う時間を短くした方がよい。本発明によれば、情報記録媒体の回転速度を落としても情報記録媒体の傷や汚れなどに対してサーボ性能が落ちないように対応することができ、つまり、情報記録媒体の外周部分では角速度一定で読み出すことにより、線速度を高く保つことができ、情報記録媒体の傷や汚れなどに対してサーボ性能が落ちないように対応することができる。
情報記録媒体の欠陥が検出されていないのに読み出しエラーが起きているのであればサーボが外れやすい情報記録媒体である可能性が高い。そうであれば情報記録媒体の線速度を削ってでも回転速度を下げたい。本発明によれば、リトライを行う時に情報記録媒体の欠陥が検出されない場合には、情報記録媒体の外周では線速度一定で読み出しを行うことにより低回転でもある程度線速を低く保つことができ、情報記録媒体の外周部分でのサーボはずれを低減できる。
情報記録媒体によっては偏心、面ぶれや傷などを複合して持ち合わせているものもある。情報記録媒体の再生位置によっては傷や汚れなどの状態が変わってくるため、一度ダメだったスピード設定でも再生位置がかわれば再生可能である可能性は高い。本発明によれば、一度読み出しエラーが起こった情報記録媒体のスピード設定でも、情報記録媒体の再生箇所が変われば情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライすることにより、一度ダメだったスピード設定でも再生可能となる可能性が高くなる。
情報記録媒体の変速は救済処置であり、デメリットを含んでいるため、リトライの一定時間後に初期設定に戻すことで再生性能を最適に保つことができる。
図1は本発明の実施形態1の概略を示す。この実施形態1は、情報再生装置としての光ディスク装置からなり、情報記録媒体としての光ディスク1を回転させるモータ2と、光ディスク1に対する情報の記録及び再生を行う光ピックアップ装置3と、この光ピックアップ装置3を光ディスク1の半径方向に移動させる粗動モータ4と、信号処理系5と、モータ2を制御する回転制御系6と、光ピックアップ装置3を制御する光ピックアップ装置制御系7と、粗動モータ4を制御する粗動モータ制御系8と、本実施形態1の回転制御系6,光ピックアップ装置制御系7及び粗動モータ制御系8などの各部を制御する制御手段としてのコントローラ9と、記録媒体としてのキャッシュメモリ10などを有する。
情報再生時には、光ディスク1から光ピックアップ装置3により信号が読み出され、この信号が信号処理系5で処理されてデータが再生される。このデータはキャッシュメモリ10に蓄えられ、コントローラ9はキャッシュメモリ10に蓄えられたデータを外部インターファースを介してホストに転送する。
情報記録時には、コントローラ9は外部インターフェースを介してホストから転送されてきたデータをキャッシュメモリ10に蓄え、このキャッシュメモリ10に蓄えられたデータは信号処理系5により処理されて所定フォーマットの信号として光ピックアップ装置3に送られる。光ピックアップ装置3は、信号処理系5からの信号により所定記録波形のレーザ光を光ディスク1の記録層に照射して該記録層に情報を記録させる。
図6は、本実施形態1の光ディスク装置11を示す。なお、図6は、粗動モータ4及び粗動モータ制御系8の図示が省略されている。光ディスク装置11は、光ディスク1(本実施形態1ではDVD+RWであるが、CDなどの光ディスクでもよい)を回転駆動するためのスピンドルモータ2、光ピックアップ装置3、レーザコントロール回路12、エンコーダ13、モータドライバ14、再生信号処理回路15、サーボコントローラ16、バッファRAM10、バッファマネージャ17、インターフェース18、CPU19、記録手段としてのフラッシュメモリ20、RAM21などを備えている。CPU19、フラッシュメモリ20及びRAM21はコントローラ9を構成し、CPU19はフラッシュメモリ20内に格納されたプログラムに従って後述する図2に示す処理フローなどを実行する。なお、図6における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
光ピックアップ3は、波長が660nmのレーザ光を出射する半導体レーザと、この半導体レーザから出射される光束を光ディスク1の記録面に導くとともに、該記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系と、前記受光位置に配置されて前記戻り光束を受光する受光器と、駆動系(図示しないフォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ(上記粗動モータ4))などを含んで構成されている。そして、上記受光器は、その受光量に応じた電流(電流信号)を再生信号処理回路15に出力する。
光ピックアップ装置3は、対物レンズを含む光学系を介して光ディスク1のスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、該記録面からの反射光を受光する。この光ピックアップ装置3は、一例として図7に示されるように、光源ユニット22、コリメートレンズ23、ビームスプリッタ24、対物レンズ25、2つの検出レンズ26,27)、2つの受光器28,29、反射ミラー30、及び駆動系(図示しないフォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ4)などを備えている。
光源ユニット22は、波長が約660nmのレーザ光を発光する光源としての半導体レーザ22aを含んで構成されている。なお、本実施形態では、光源ユニット22から出射されるレーザ光の光束(以下、光束と略述する)の最大強度出射方向を+X方向とする。コリメートレンズ23は、光源ユニット22の+X側に配置され、光源ユニット22から出射された光束を略平行光とする。
反射ミラー30は、コリメートレンズ23の近傍に配置され、光源ユニット22から出射された光束の一部をモニタ用光束として−Z方向に反射する。ビームスプリッタ24は、コリメートレンズ23の+X側に配置され、コリメートレンズ23で略平行光とされた光束をそのまま透過させる。ビームスプリッタ24は、光ディスク1で反射されて対物レンズ25を介して入射する光束(戻り光束)を−Z方向に分岐する。
対物レンズ25は、ビームスプリッタ24の+X側に配置され、ビームスプリッタ24を透過した光束を光ディスク1の記録面に集光する。検出レンズ26は、ビームスプリッタ24の−Z側に配置され、ビームスプリッタ24で−Z方向に分岐された戻り光束を受光器28の受光面に集光する。受光器28としては、通常の光ディスク装置と同様に、例えば、4つの部分受光素子に分かれた4分割受光素子が用いられる。なお、ここでは、Y軸方向が光ディスク1におけるトラックの接線方向とほぼ一致している。各部分受光素子はそれぞれ光電変換により受光量に応じた電流信号を生成して該電流信号を再生信号処理回路15に出力する。
検出レンズ27は、反射ミラー30の−Z側に配置され、反射ミラー30で−Z方向に反射されたモニタ用光束を受光器29の受光面に集光する。受光器29は、光電変換により受光量に応じた電流信号を生成し、該電流信号をパワーモニタ信号としてレーザコントロール回路12に出力する。また、光ピックアップ装置3はさらに上記半導体レーザを駆動してレーザ光を生成するためのLD(レーザダイオード:半導体レーザ)ドライバを有する。
再生信号処理回路15は、光ディスク1の種類に対応して光ピックアップ装置3の受光器28からの出力信号である電流信号を電圧信号に変換し、該電圧信号に基づいてウォブル信号、再生信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する。そして、再生信号処理回路15では、ウォブル信号からアドレス情報及び同期信号等を抽出する。ここで抽出されたアドレス情報はCPU19に出力され、同期信号はエンコーダ13に出力される。さらに、再生信号処理回路15では、検出した再生信号に対して誤り訂正処理等を行なった後、該再生信号をバッファマネージャ17を介してバッファRAM10に格納する。また、サーボ信号は再生信号処理回路15からサーボコントローラ16に出力される。なお、再生信号処理回路15では、CPU19の指示により、光ディスク1の種類に対応したサーボパラメータ(例えば、信号レベル調整用ゲインなど)を設定する。
サーボコントローラ16では、再生信号処理回路15からのサーボ信号に基づいて光ピックアップ装置3を制御する制御信号を生成し、この制御信号をモータドライバ14に出力する。バッファマネージャ17では、バッファRAM10へのデータの入出力を管理し、バッファRAM10に蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU19に通知する。
モータドライバ14は、サーボコントローラ16からの制御信号及びCPU19の指示に基づいて、光ピックアップ装置3及びスピンドルモータ2を制御する。サーボコントローラ16は、再生信号処理回路15からのフォーカスエラー信号によりモータドライバ14を介して光ピックアップ装置3のフォーカシングアクチュエータを制御することで光ピックアップ装置3の対物レンズ25を光軸方向に移動させてフォーカス制御を行い、再生信号処理回路15からのトラックエラー信号によりモータドライバ14を介して光ピックアップ装置3のトラッキングアクチュエータを制御することで光ピックアップ装置3の対物レンズ25を光ディスクのトラックと直交する方向に移動させてトラッキング制御を行う。
エンコーダ13では、CPU19の指示に基づいて、バッファRAM10に蓄積されているデータをバッファマネージャ17を介して取り出し、このデータにエラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク1への書き込みデータを作成する。そして、エンコーダ13では、CPU19からの指示に基づいて、再生信号処理回路15からの同期信号に同期して、書き込みデータをレーザコントロール回路12に出力する。
レーザコントロール回路12は、エンコーダ13からの書き込みデータに基づいて、光ピックアップ装置3のレーザ光出力を制御する。すなわち、レーザコントロール回路12は、書き込みデータに基づいてLDドライバの駆動制御を行う。インターフェース18は、ホスト(例えば、パーソナルコンピュータ)との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェースに準拠している。
フラッシュメモリ20には、CPU19にて解読可能なコードで記述されたプログラムが格納されている。フラッシュメモリ20は、不揮発性のメモリであり、CPU19からの書き込み及び読み出しが可能であるとともに、電源が切られても記録された内容は保持される。CPU19は、フラッシュメモリ20内のプログラムに従って本実施形態1の各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM21に保存する。なお、光ディスク装置11に電源が投入されると、フラッシュメモリ20に格納されているプログラムは、CPU19のメインメモリ(図示省略)にロードされる。また、光ディスク装置11では、一例としてDVD+RWへのアクセスが可能であるものとする。
図2は本実施形態1におけるCPU19の処理フローを示すフローチャートである。CPU19は、外部のホストからの再生開始の命令(ステップS1)により初期設定で本実施形態1の各部(回転制御系6,光ピックアオオウ装置制御系7及び粗動モータ制御系8など)を制御して上述のリード動作(情報再生動作)を開始させる(ステップS2)。CPU19は、信号処理系5の出力から再生エラーが発生したか否かを判断し(ステップS3)、再生エラーが発生しなければステップS2に戻って継続してリード動作を続ける。
ここに、再生エラーは、サーボエラーとEDC(error-detectiong code)エラーの2種類のエラーがある。CPU19は、再生信号処理回路15からの再生信号(RF信号)に基づいてサーボエラー(フォーカスサーボエラー)を検出し、例えば光ディスク1の反射率(ミラーレベル)が所定量a以下に低下した場合をRF信号に基づいて検出することによりサーボエラー(フォーカスサーボエラー)を検出する。EDCエラーは再生中のデータがエラー訂正不可能な場合に生じるエラーであり、CPU19は、再生中のデータがエラー訂正不可能な場合にEDCエラーが発生したとする。
また、CPU19は、再生信号処理回路15からの再生信号(RF信号)に基づいて光ディスク1の反射率(ミラーレベル)が所定量b以下に低下した場合に、その光ディスク1の反射率(ミラーレベル)が所定量b以下に低下した箇所を光ディスク1の欠陥箇所として検出する。上記サーボエラー(フォーカスサーボエラー)と上記欠陥箇所との違いについては、上記サーボエラー(フォーカスサーボエラー)の方が上記欠陥箇所に比べてミラーレベルが長期に渡って、より低いレベル(b>a)にあるので、CPU19は、再生信号処理回路15からの再生信号(RF信号)がミラーレベルの値とより低いレベルの少なくとも一方にある期間を観測することにより上記サーボエラー(フォーカスサーボエラー)か上記欠陥箇所かを区別する。CPU19は、光ディスク1の欠陥箇所を検出した場合には、光ピックアップ装置3からのレーザ光が光ディスク1の欠陥箇所を通過する期間にはサーボコントローラ16に指示してフォーカスアクチュエータの動きを固定してしまうサーボホールド状態にする。なお、後述のスレッシュ値A、Bは、光ディスク1の半径位置を間接的に示すアドレスである。
CPU19は、もし再生エラーが起きた場合には本実施形態1の各部を制御して光ディスク1の再生エラー箇所の手前からリード動作のリトライを行わせ(ステップS4)、このリトライが成功したか否かを再生信号処理回路15の出力信号に基づいて判断して(ステップS5)リトライが成功すればステップS2に戻って通常のリード動作を続けさせる。CPU19は、リトライにも失敗した場合には回転制御系6に指示して光ディスク1の変速を行う(ステップS6)。この変速は通常、減速である。CPU19は、光ディスク1の変速を行った後にもう一度本実施形態1の各部を制御してリトライを行わせ(ステップS7)、リトライが成功したか否かを再生信号処理回路15の出力信号に基づいて判断して(ステップS8)リトライが成功すれば本実施形態1の各部を制御してリード動作を再開させる(S9)。CPU19は、リトライが成功しない場合には上記欠陥検出があるか否かを調べて(ステップS11)欠陥検出があれば回転制御系6に指示して光ディスク1を加速し(ステップS12)、ステップS7に戻ってリトライさせる。CPU19は、欠陥検出が無ければ回転制御系6に指示して光ディスク1を減速し(ステップS10)、ステップS7に戻ってリトライさせる。
情報の読み出しが難しい光ディスクの場合に変速によって読み出し可能となることがあり、減速によって読み出し可能となる光ディスクと、加速によって読み出し可能となる光ディスクがある。これまでは、読めない光ディスクは減速してリトライしていたので、欠陥のある光ディスクにとってはさらに不利な状況を作っていた。しかし、この実施形態1によれば、情報記録媒体の状態に合わせて情報記録媒体のスピードを変速してリトライすることにより、情報の読み出しが難しい情報記録媒体に対して情報の読み出しを改善することができ、様々な情報記録媒体に対応することができる。
図3は本発明の実施形態2におけるCPU19の処理フローを示すフローチャートである。この実施形態2では、上記実施形態1において、CPU19は、図2に示す処理フローの代りに、フラッシュメモリ20内に格納されたプログラムに従って図3に示す処理フローを実行する。CPU19は、図2に示すステップS1〜S11と同様な図3に示すステップS1〜S11の処理を行い、ステップS11の欠陥検出の調べで欠陥検出があればさらに再生信号処理回路15からのアドレス情報から光ディスク1の現在の半径位置(現在の再生位置の半径)を検出して該現在の半径位置とあらかじめ決めておいたスレッシュ値Aを比較する(ステップS13)。CPU19は、現在の半径位置がスレッシュ値Aよりも大きくて光ディスク1上の現在の再生位置が光ディスク1の外周側であれば回転制御系6を制御して角速度一定にて光ディスク1の速度制御を行い(ステップS14)、ステップS7に戻ってリトライを行わせ、光ディスク1の現在の半径位置(現在の再生位置の半径)がスレッシュ値Aよりも大きくなくて再生位置が光ディスク1の内周側であれば回転制御系6を制御して線速度一定にて光ディスク1の速度制御を行い(S15)、ステップS7に戻ってリトライを行わせる。
サーボは光ディスクの回転が高速になるほど厳しくなってくる。しかし、光ディスクの欠陥部分に関しては、なるべく短い時間でレーザ光が通過し、フォーカスアクチュエータの動きを固定するサーボホールド時間を短くした方がよい。光ディスクの外周部分では角速度一定で読み出すことにより、線速度を高く保てるので、傷などを有するディスクに有利である。本実施形態2によれば、情報記録媒体の回転速度を落としても情報記録媒体の傷や汚れなどに対してサーボ性能(フォーカスサーボ性能)が落ちないように対応することができ、つまり、情報記録媒体の外周部分では角速度一定で読み出すことにより、線速度を高く保つことができ、情報記録媒体の傷や汚れなどに対してサーボ性能が落ちないように対応することができる。
図4は本発明の実施形態3におけるCPU19の処理フローを示すフローチャートである。この実施形態3では、上記実施形態1において、CPU19は、図2に示す処理フローの代りに、フラッシュメモリ20内に格納されたプログラムに従って図4に示す処理フローを実行する。CPU19は、図2に示すステップS1〜S9、S11と同様な図4に示すステップS1〜S9、S11の処理を行い、ステップS11の欠陥検出の調べで欠陥検出があれば回転制御系6を制御して光ディスク1を加速させて(ステップS12)ステップS7に戻り、欠陥検出がなければ、さらに再生信号処理回路15からのアドレス情報から光ディスク1の現在の半径位置(現在の再生位置の半径)を検出して該現在の半径位置(現在の再生位置の半径)があらかじめ決めておいたスレッシュ値Bと比較する(ステップS16)。
CPU19は、光ディスク1の現在の半径位置がスレッシュ値Bよりも大きくて再生位置が光ディスク1の外周側であれば回転制御系6を制御して線速度一定にて光ディスク1の速度制御を行って(ステップS17)ステップS7に戻り、光ディスク1の現在の半径位置がスレッシュBよりも大きくなくて再生位置が光ディスク1の内周側であれ回転制御系6を制御して角線速度一定にて光ディスク1の速度制御を行って(ステップS18)ステップS7に戻る。
情報記録媒体の欠陥が検出されていないのに読み出しエラーが起きているのであればサーボが外れやすい情報記録媒体である可能性が高い。そうであれば情報記録媒体の線速度を削ってでも情報記録媒体の回転速度を下げたい。本実施形態3によれば、情報記録媒体の外周部分では低回転でもある程度線速を低くく保てるので、情報記録媒体の外周部分でのサーボはずれを低減できる。
本発明の実施形態4では、上記実施形態1において、CPU19は、一度読み出しエラーが起こった光ディスク1のスピード設定でも、光ディスク1の再生箇所が変われば、本実施形態4の各部を制御して光ディスク1のスピード設定を再設定してリトライさせる。
情報記録媒体によっては偏心、面ぶれや傷などを複合して持ち合わせているものもある。情報記録媒体の再生位置によっては傷や汚れなどの状態が変わってくるため、一度ダメだった速度設定でも再生位置がかわれば再生可能である可能性は高い。本実施形態4によれば、一度読み出しエラーが起こった情報記録媒体のスピード設定でも、情報記録媒体の再生箇所が変われば情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライすることにより、一度ダメだったスピード設定でも再生可能となる可能性が高くなる。
図5は本発明の実施形態5におけるにおけるCPU19の処理フローを示すフローチャートである。この実施形態5では、上記実施形態1において、CPU19は、図2に示す処理フローの代りに、フラッシュメモリ20内に格納されたプログラムに従って図5に示す処理フローを実行する。CPU19は、図2に示すステップS1〜S9と同様な図5に示すステップS1〜S9の処理を行い、ステップS9で一定時間の情報読み出しを行わせた後にスピード設定を初期状態に戻して(ステップS21)からリード動作を再開する(ステップS20)。
また、CPU19は、ステップS11の欠陥検出の調べで欠陥検出があればさらに再生信号処理回路15からのアドレス情報から光ディスク1の現在の半径位置(現在の再生位置の半径)を検出して該現在の半径位置(現在の再生位置の半径)とあらかじめ決めておいたスレッシュ値Aを比較する(ステップS13)。CPU19は、現在の半径位置がスレッシュ値Aよりも大きくて光ディスク1上の現在の再生位置が外周側であれば回転制御系6を制御して角速度一定にて光ディスク1の速度制御を行い(ステップS14)、ステップS7に戻ってリトライを行わせ、光ディスク1の現在の半径位置(現在の再生位置の半径)がスレッシュ値Aよりも大きくなくて光ディスク1の内周側であれば回転制御系6を制御して線速度一定にて光ディスク1の速度制御を行い(S15)、ステップS7に戻ってリトライを行わせる。
CPU19は、上記欠陥検出がなければ、さらに光ディスク1の現在の半径位置(現在の再生位置の半径)をあらかじめ決めておいたスレッシュ値Bと比較する(ステップS16)。CPU19は、光ディスク1の現在の半径位置がスレッシュ値Bよりも大きくて再生位置が光ディスク1の外周側であれば回転制御系6を制御して線速度一定にて光ディスク1の速度制御を行って(ステップS17)ステップS7に戻り、光ディスク1の現在の半径位置がスレッシュBよりも大きくなくて再生位置が光ディスク1の内周側であれ回転制御系6を制御して角線速度一定にて光ディスク1の速度制御を行って(ステップS18)ステップS7に戻る。
本実施形態5によれば、変速は救済処置であってデメリットを含んでいるため、リトライの一定時間後に初期設定に戻すことで再生性能を最適に保つことができる。
本発明の実施形態1の概略を示すブロック図である。 上記実施形態1におけるCPUの処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2におけるCPUの処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態3におけるCPUの処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態5におけるCPUの処理フローを示すフローチャートである。 上記実施形態1の光ディスク装置を示すブロック図である。 上記実施形態1の光ピックアップ装置を示す概略図である。
符号の説明
1 光ディスク1
2 モータ
3 光ピックアオオウ装置
4 粗動モータ
5 信号処理系
6 回転制御系
7 光ピックアップ装置制御系
8 粗動モータ制御系
9 コントローラ
10 キャッシュメモリ

Claims (16)

  1. 情報再生が可能な情報記録媒体に対して複数のスピードでの読み出しが可能である情報再生装置において、前記情報記録媒体の欠陥を検出する欠陥検出手段と、この欠陥検出手段の欠陥検出信号に基づいて前記情報記録媒体の欠陥部分では情報再生に関する制御設定を切り替える機能を備え、読み出しエラーが起こった場合には前記情報記録媒体の状態に合わせて前記情報記録媒体のスピードを変速してリトライすることを特徴とする情報再生装置。
  2. 請求項1記載の情報再生装置において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライを行う時に前記欠陥検出手段により前記情報記録媒体の欠陥が検出された場合には、前記情報記録媒体の内周では線速一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では角速度一定で読み出しを行うことを特徴とする情報再生装置。
  3. 請求項1記載の情報再生装置において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライを行う時に前記欠陥検出手段により前記情報記録媒体の欠陥が検出されない場合には、前記情報記録媒体の内周では角速度一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では線速度一定で読み出しを行うことを特徴とする情報再生装置。
  4. 請求項1記載の情報再生装置において、一度読み出しエラーが起こった前記情報記録媒体のスピード設定でも、前記情報記録媒体の再生箇所が変われば、前記情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライすることを特徴とする情報再生装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の情報再生装置において、リトライ時に前記情報記録媒体の減速を行って読み出しが可能であった場合に、一定時間読み出しを行った後に前記情報記録媒体のスピードを初期のスピード設定に戻すことを特徴とする情報再生装置。
  6. 情報再生が可能な情報記録媒体に対して複数のスピードでの読み出しが可能である情報再生方法において、前記情報記録媒体の欠陥を検出する欠陥検出段階と、この欠陥検出段階の欠陥検出結果に基づいて前記情報記録媒体の欠陥部分では情報再生に関する制御設定を切り替える制御設定切替段階とを有し、読み出しエラーが起こった場合には前記情報記録媒体の状態に合わせて前記情報記録媒体のスピードを変速してリトライすることを特徴とする情報再生方法。
  7. 請求項6記載の情報再生方法において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライを行う時に前記欠陥検出段階で前記情報記録媒体の欠陥を検出した場合には、前記情報記録媒体の内周では線速一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では角速度一定で読み出しを行うことを特徴とする情報再生方法。
  8. 請求項6記載の情報再生方法において、前記情報記録媒体に対して線速一定、および角速度一定での読み出しが可能であり、リトライを行う時に前記欠陥検出段階で前記情報記録媒体の欠陥を検出しい場合には、前記情報記録媒体の内周では角速度一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では線速度一定で読み出しを行うことを特徴とする情報再生方法。
  9. 請求項6記載の情報再生方法において、一度読み出しエラーが起こった前記情報記録媒体のスピード設定でも、前記情報記録媒体の再生箇所が変われば、前記情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライすることを特徴とする情報再生方法。
  10. 請求項6乃至9のいずれか1つに記載の情報再生方法において、リトライ時に前記情報記録媒体の減速を行って読み出しが可能であった場合に、一定時間読み出しを行った後に前記情報記録媒体のスピードを初期のスピード設定に戻すことを特徴とする情報再生方法。
  11. コンピュータに、情報再生が可能な情報記録媒体に対して複数のスピードのいずれかでの読み出しを行う手順と、前記情報記録媒体の欠陥を検出する欠陥検出手順と、この欠陥検出手順の欠陥検出結果に基づいて前記情報記録媒体の欠陥部分では情報再生に関する制御設定を切り替える制御設定切替手順と、読み出しエラーが起こった場合には前記情報記録媒体の状態に合わせて前記情報記録媒体のスピードを変速してリトライする手順とを実行させることを特徴とする情報再生プログラム。
  12. 請求項11記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、リトライを行う時に前記欠陥検出手順で前記情報記録媒体の欠陥を検出した場合には、前記情報記録媒体の内周では線速一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では角速度一定で読み出しを行う手順を実行させることを特徴とする情報再生プログラム。
  13. 請求項11記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、リトライを行う時に前記欠陥検出手順で前記情報記録媒体の欠陥を検出しない場合には、前記情報記録媒体の内周では角速度一定で読み出しを行い、前記情報記録媒体の外周では線速度一定で読み出しを行う手順を実行させることを特徴とする情報再生プログラム。
  14. 請求項11記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、一度読み出しエラーが起こった前記情報記録媒体のスピード設定でも、前記情報記録媒体の再生箇所が変われば、前記情報記録媒体のスピード設定を再設定しリトライする手順を実行させることを特徴とする情報再生プログラム。
  15. 請求項11乃至14のいずれか1つに記載の情報再生プログラムにおいて、前記コンピュータに、リトライ時に前記情報記録媒体の減速を行って読み出しが可能であった場合に、一定時間読み出しを行った後に前記情報記録媒体のスピードを初期のスピード設定に戻す手順を実行させることを特徴とする情報再生プログラム。
  16. 請求項11乃至15のいずれか1つに記載の情報再生プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140525A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Hitachi Ltd 包絡線異常検出機能を備えた光ディスクドライブ
JP2008204520A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Alpine Electronics Inc 光ディスクのピックアップ検出信号の増幅装置及び光ディスク再生装置
JP2012033224A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Teac Corp ディスク検査装置およびディスク検査方法

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