JP7115107B2 - 車両のシャッタ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両のシャッタ装置に関する。
車両では、グリル開口部からエンジンルーム内に導入される空気が、エンジン冷却水の流れるラジエータの放熱や、車両用空調装置の凝縮器の放熱に利用されている。このような車両には、グリル開口部からエンジンルームへの空気の流れを一時的に遮断することの可能なシャッタ装置が設けられているものがある。シャッタ装置は、例えばエンジンの冷間始動時にエンジンルームへの空気の流入を一時的に遮断することにより、エンジンの早期の暖機を可能とする。また、シャッタ装置は、例えば車両の高速走行時にエンジンルームへの空気の流入を一時的に遮断することにより、車両の空力性能を向上させる。このようなシャッタ装置としては、例えば特許文献1に記載のシャッタ装置がある。
特許文献1に記載のシャッタ装置は、軸部を両端に有する複数のブレードと、各ブレードの軸部を回転可能に嵌合支持するフレームとを有している。各ブレードは、その軸部を中心に回転することにより開閉動作する。このシャッタ装置では、複数のブレードが開状態であるとき、空気が通過することが可能であり、複数のブレードが閉状態であるとき、フレームを通じた空気の流れが遮断される。ブレードの軸部には、その軸方向に沿って伸びるように切欠き部が形成されている。これにより、ブレードの切欠き部とフレームとの間に隙間が形成されるため、仮に軸部とフレームとの間に異物が入り込んだとしても、ブレードの軸部とフレームとの間に形成される隙間を通過する空気により異物を除去することができる。よって、ブレードの動きが悪くなることを抑制できる。
特開2016-55719号公報
ところで、車両のシャッタ装置の構造としては、例えばフレームに沿って配置されるシャフトと、シャフトを回転させるアクチュエータ装置と、シャフトの回転力を複数のブレードに伝達することにより複数のブレードを開閉動作させるリンク部材とを有する構造を採用することが考えられる。このような構造を有するシャッタ装置を用いれば、アクチュエータ装置により複数のブレードを一括で開閉動作させることが可能となる。
一方、このような構造を有するシャッタ装置では、シャフトの回転位置がずれると、ブレードの開位置及び閉位置にずれが生じる可能性がある。そのため、シャフトの回転位置を校正する、いわゆるキャリブレーション動作をシャッタ装置が行うことが好ましい。シャフトの回転位置のキャリブレーションは、例えばシャフトの外周面に形成された校正部をフレームの所定部位に物理的に接触させて、その接触位置におけるシャフトの回転位置をブレードの初期位置として学習することにより行うことが可能である。
一方、このようなシャッタ装置では、シャフトの校正部とフレームの所定部位との間の隙間に異物が入り混んだような場合、上述のようにシャフトの回転位置のキャリブレーションを行った際に、シャフトの校正部が異物に接触した位置をシャフトの初期位置として誤って学習する可能性がある。このようなシャフトの初期位置の誤学習を回避するためには、シャフトの校正部とフレームの所定部位との間の隙間に入り混む異物を除去する必要である。このような異物を除去する方法として、例えば特許文献1に記載されるシャッタ装置のように、空気の流れを利用する方法も考えられる。しかしながら、シャフトの校正部とフレームの所定部位との間に異物が詰まってしまったような場合には、空気の流れだけでは異物を除去することができず、結果としてシャフトの回転位置のキャリブレーションを適切に行うことができない可能性がある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より確実にシャフトの回転位置をキャリブレーションすることの可能な車両のシャッタ装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両のシャッタ装置(10)は、ブレード(30)と、ブレードを回転可能に支持するフレーム(20)と、フレームに沿って配置されるシャフト(50)と、シャフトを回転させるアクチュエータ装置(40)と、シャフトの回転をブレードに伝達することによりブレードを開閉動作させるリンク部材(60)とを有し、シャフトに形成された校正部(53)をフレームの所定の校正面(211a)に接触させることによりシャフトの回転位置のキャリブレーションを行う。フレームには、シャフトの校正部とフレームの校正面との間に存在する異物を排出する排出構造(213,214,221)が形成されている。あるいは、シャフトの校正部には、シャフトの校正部とフレームの校正面との間に存在する異物を排出する排出構造(535)が形成されている。
この構成によれば、シャフトの校正部とフレームの校正面との間に異物が詰まったような場合でも、その異物が排出構造を通じて排出される。これにより、シャフトの校正部が異物に接触した位置に基づいてシャフトの回転位置を誤学習するような状況が生じ難くなるため、より確実にシャフトの回転位置をキャリブレーションすることが可能となる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、より確実にシャフトの回転位置をキャリブレーションすることの可能な車両のシャッタ装置を提供できる。
図1は、車両の概略構成を模式的に示す図である。 図2は、第1実施形態のシャッタ装置の斜視構造を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態のシャッタ装置におけるリンク部材とシャフトとの接続部分周辺の拡大構造を示す拡大図である。 図4は、第1実施形態のシャッタ装置におけるシャフトの先端部周辺の斜視構造を示す斜視図である。 図5は、図4のV-V線に沿った断面構造を示す断面図である。 図6は、第1実施形態のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。 図7は、第1実施形態の変形例のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。 図8は、第1実施形態の変形例のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。 図9は、第1実施形態の変形例のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。 図10は、第1実施形態の変形例のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。 図11は、第2実施形態のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。 図12は、第2実施形態の変形例のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。 図13は、他の実施形態のシャッタ装置におけるシャフトの校正部周辺の断面構造を示す断面図である。
以下、車両のシャッタ装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態のシャッタ装置が搭載される車両の概略構成について説明する。
図1に示されるように、車両Cのボディ1の前方には、グリル開口部2が設けられている。このグリル開口部2を通じて車両ボディ1の前方の空気が車両ボディ1のエンジンルーム3内に導入される。エンジンルーム3には、車両Cのエンジン4の他、ラジエータ5や凝縮器6が配置されている。ラジエータ5は、エンジン4を冷却する冷却水と、グリル開口部2から導入される空気との間で熱交換を行うことにより、冷却水を放熱する。凝縮器6は、車両Cに搭載される空調装置の冷凍サイクルの構成要素であって、冷凍サイクル内を循環する冷媒と、グリル開口部2から導入される空気との間で熱交換を行うことにより、冷媒を放熱する。ラジエータ5及び凝縮器6は、グリル開口部2とエンジン4との間に配置されている。
ラジエータ5と凝縮器6との間には、グリル開口部2からエンジンルーム3への空気の流れを一時的に遮断することの可能なシャッタ装置10が配置されている。シャッタ装置10は、例えばエンジン4の冷間始動時にグリル開口部2からエンジンルーム3への空気の流れを一時的に遮断することにより、エンジン4の早期の暖機を可能とする。また、シャッタ装置10は、例えば車両Cの高速走行時にエンジンルーム3への空気の流れを一時的に遮断することにより、車両Cの空力性能を向上させる。
次に、シャッタ装置10の具体的な構造について説明する。
図2に示されるように、シャッタ装置10は、フレーム20と、複数のブレード30と、アクチュエータ装置40とを備えている。
フレーム20は、四角枠状に形成されており、上側フレーム片21、下側フレーム片22、右側フレーム片23、及び左側フレーム片24を有している。フレーム20は、例えば樹脂材料により形成されている。フレーム20の枠内には、図1に示されるグリル開口部2から導入される空気が流れる。図2に示されるように、フレーム20は、その枠内に、各フレーム片21~24を補強するために十字状に配置される上下補強用フレーム片25及び左右補強用フレーム片26を有している。上下補強用フレーム片25は、上側フレーム片21及び下側フレーム片22のそれぞれの中央部の間を連結するように設けられている。左右補強用フレーム片26は、右側フレーム片23及び左側フレーム片24のそれぞれの中央部の間を連結するように設けられている。これらの補強用フレーム片25,26により、フレーム20の枠内は4つの領域に区画されている。
以下では、上側フレーム片21及び下側フレーム片22のそれぞれの長手方向をX軸方向とも称し、右側フレーム片23及び左側フレーム片24のそれぞれの長手方向をZ軸方向とも称する。本実施形態では、Z軸方向が鉛直方向に相当する。図中には、Z軸方向のうちの一方向をZ1方向で示し、それとは反対側の方向をZ2方向で示している。Z1方向は鉛直方向上方であり、Z2方向は鉛直方向下方である。また、X軸方向及びZ軸方向の両方に直交する方向をY軸方向とも称する。Y軸方向は、空気の流れ方向に相当する。
複数のブレード30は、フレーム20の枠内の4つの領域に配置されている。フレーム20の枠内の4つの領域において、複数のブレード30は、Z軸方向に長手方向を有するように配置されるとともに、X軸方向に並べて配置されている。複数のブレード30のうち、上側フレーム片21と左右補強用フレーム片26との間に配置される各ブレード30は、その上端部に設けられる軸部が上側フレーム片21により回転可能に支持され、その下端部に設けられる軸部が左右補強用フレーム片26により回転可能に支持されている。複数のブレード30のうち、下側フレーム片22と左右補強用フレーム片26との間に配置される各ブレード30は、その上端部に設けられる軸部が左右補強用フレーム片26により回転可能に支持され、その下端部に設けられる軸部が下側フレーム片22により回転可能に支持されている。
左右補強用フレーム片26には、リンク部材60が更に組み付けられている。リンク部材60は、X軸方向に延びるように形成されている。図3に示されるように、リンク部材60には、各ブレード30の一端部に形成された連結部33が連結されている。リンク部材60の一端部には、シャフト50の下端部が連結されている。
図2に示されるように、シャフト50は、右側フレーム片23の中央部から上方に向かって右側フレーム片23に沿って配置されている。シャフト50の上端部は、上側フレーム片21の一端部の上面から突出している。このシャフト50の上端部には、歯車51が形成されている。
アクチュエータ装置40は、上側フレーム片21の一端部の上方にねじ等により固定されている。アクチュエータ装置40は、シャフト50の歯車51に歯合される駆動軸を有しており、電力の供給に基づいてシャフト50を回転させる。シャフト50の回転によりリンク部材60が左右補強用フレーム片26に対してX軸方向に相対変位することにより、複数のブレード30が開閉動作する。すなわち、リンク部材60は、シャフト50の回転力を複数のブレード30に伝達することにより複数のブレード30を開閉動作させる。複数のブレード30が開状態であるとき、各ブレード30の間に隙間が形成されるため、その隙間を通じてグリル開口部2からエンジンルーム3に空気が流れ込むことが可能となる。複数のブレード30が閉状態であるとき、各ブレード30の間の隙間が閉塞されるため、グリル開口部2からエンジンルーム3への空気の流れが一時的に遮断される。
図4に示されるように、シャフト50における歯車51の基端部には、歯車51の外径よりも大きい外径を有する円盤部52が形成されている。円盤部52の外周面には、その径方向外側に突出するように突出形状とした校正部53が形成されている。校正部53は、上側フレーム片21の第1フレーム部210に形成された円弧状の切欠き部211内に配置されている。第1フレーム部210は、上側フレーム片21においてシャフト50の円盤部52の外周に沿って設けられている部分である。このような構造により、校正部53の移動範囲は、切欠き部211の一端に設けられる第1内壁面211aから、切欠き部211の他端部に設けられる第2内壁面211bまでの範囲に規制されている。校正部53が第1内壁面211aに接触する位置までシャフト50が回転することにより、複数のブレードが開状態となる。校正部53が第2内壁面211bに接触する位置までシャフト50が回転することにより、複数のブレードが閉状態となる。
また、本実施形態のシャッタ装置10では、例えば車両Cのイグニッションスイッチがオン操作された際に、シャフト50の回転位置のキャリブレーションを行う。具体的には、車両Cのイグニッションスイッチがオン操作されたとき、アクチュエータ装置40は、図4に矢印Dで示される方向、すなわち校正部53がフレーム部210の第1内壁面211aに接触する方向にシャフト50を回転させる。そして、アクチュエータ装置40は、校正部53が矢印Dで示される方向に変位して停止した位置をシャフト50の初期位置として学習する。以下では、フレーム部210の第1内壁面211aを「校正面211a」とも称する。また、アクチュエータ装置40は、その後にシャフト50を逆方向に回転させて、校正部53がフレーム部210の第2内壁面211bに接触した位置を他方の位置としてキャリブレーションする。
ところで、シャフト50の校正部53とフレーム部210の校正面211aとの間に異物が詰まったような場合、シャフト50の回転位置のキャリブレーションを行った際に、シャフト50の校正部53が異物に当たって停止した位置をシャフト50の初期位置として誤学習する可能性がある。このような誤ったキャリブレーションを回避するために、本実施形態のフレーム部210には、異物を除去するための排出構造が設けられている。
フレーム部210の校正面211aの鉛直方向下方に位置する部分には、Z軸方向に貫通するように排出孔221が形成されている。なお、排出孔221は、図5に示されるように単数の孔により構成されていてもよいし、複数の孔により構成されていてもよい。
また、シャフト50の校正部53において第1フレーム部210の校正面211aに対向する対向面530は、凸状に形成されている。具体的には、シャフト50の校正部53の対向面530は、その鉛直方向の上端部分が最も第1フレーム部210の校正面211aに向かって突出するように形成されている。シャフト50の校正部53の対向面530における先端部531を除く部分は、第1フレーム部210の校正面211aに対して傾斜するようにテーパ状に形成されている。
次に、本実施形態のシャッタ装置10の動作例について説明する。
本実施形態のシャッタ装置10において、図6に示されるように、仮に第1フレーム部210の校正面211aとシャフト50の校正部53との間に泥等の異物Eが詰まったとする。この場合、シャフト50の回転位置のキャリブレーションを行うために、シャフト50の校正部53が第1フレーム部210の校正面211aに向かって変位すると、まずはシャフト50の対向面530の先端部531が異物Eに接触する。そのため、異物Eにおいてシャフト50の先端部531が接触している部分に集中して力が加わることにより、図5に示されるように、異物Eは、シャフト50においてテーパ状に形成された校正部53の対向面530に沿って鉛直方向下方に押し出される。シャフト50の校正部53により押し出された異物Eは、シャフト50から受ける力と自身の重力とにより、第2フレーム部220に形成された排出孔221を通じて外部に排出される。よって、第1フレーム部210の校正面211aとシャフト50の校正部53との間に存在する異物Eを除去することができる。このように、本実施形態のシャッタ装置10では、第2フレーム部220に形成された排出孔221が、異物Eを排出するための排出構造として機能する。
以上説明した本実施形態のシャッタ装置10によれば、以下の(1)~(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)フレーム20には、シャフト50の校正部53と第1フレーム部210の校正面211aとの間に存在する異物を排出する排出構造として、第1フレーム部210の校正面211aに対して鉛直方向下方に排出孔221が形成されている。このような構成によれば、排出孔221を通じて異物を除去することができる。そのため、シャフト50の校正部53が異物に接触した位置に基づいてシャフト50の回転位置を誤学習するような状況が生じ難くなるため、より確実にシャフト50の回転位置をキャリブレーションすることができる。
(2)シャフト50の対向面530において突出した部分の先端部531が第1フレーム部210の校正面211aに接触する。このような構成によれば、異物においてシャフト50の先端部531が接触している部分に集中して力が加わるため、シャフト50の先端部531が異物を突き抜けて第1フレーム部210の校正面211aに接触する可能性が高まる。したがって、シャフト50の校正部53と第1フレーム部210の校正面211aとの間に異物が詰まったような場合でも、シャフト50の回転位置をキャリブレーションすることが可能となる。
(3)シャフト50の対向面530において先端部531を除く部分は、第1フレーム部210の校正面211aに対して傾斜するようにテーパ状に形成されている。このような構成によれば、シャフト50の先端部531により押し出された異物がシャフト50の対向面530に沿って移動するようになるため、異物が除去され易くなる。
(変形例)
次に、第1実施形態のシャッタ装置10の変形例について説明する。
例えば図7に示されるように、シャフト50の校正部53の対向面530は、その鉛直方向の下端部が第1フレーム部210の校正面211aに向かって突出するように凸状に形成されていてもよい。
あるいは、図8に示されるように、シャフト50の校正部53の対向面530は、その鉛直方向の中央部分が第1フレーム部210の校正面211aに向かって突出するように凸状に形成されていてもよい。
あるいは、図9に示されるように、シャフト50の校正部53の対向面530は、その鉛直方向の中央部分が第1フレーム部210の校正面211aに向かって突出し、且つその突出した先端部531に凹状の溝532が設けられるような形状を有していてもよい。
あるいは、図10に示されるように、シャフト50の校正部53の対向面530は、谷部533及び山部534が交互に設けられるような形状を有していてもよい。
なお、シャフト50の対向面530の形状として、図9及び図10に示されるような形状を採用した場合、その形状に合わせて第1フレーム部210の校正面211aの形状を変更してもよい。
シャフト50の校正部53の対向面530の形状として,図7~図10に示されるような形状を採用した場合であっても、上記の第1実施形態のシャッタ装置10と同一又は類似の作用及び効果を得ることができる。
また、シャフト50の対向面530の形状として、図9及び図10に示されるような形状を採用した場合、シャフト50の対向面530には、第1フレーム部210の校正面211aに向かって突出した部分が複数設けられることになる。このような構成によれば、シャフト50の対向面530が異物に接触した際に、凸状に形成された各部分の先端部531が異物を突き抜けて第1フレーム部210の校正面211aに接触する可能性が高まるため、より確実にシャフト50の回転位置をキャリブレーションすることが可能となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のシャッタ装置10について説明する。以下、第1実施形態のシャッタ装置10との相違点を中心に説明する。
本実施形態のシャッタ装置10では、図11に示されるように、シャフト50の対向面530が、第1フレーム部210の校正面211aに対して平行な平面として形成されている。
一方、第1フレーム部210の校正面211aには、その一部を切り欠くように切欠き部213が形成されている。切欠き部213は、第1フレーム部210の校正面211aと第1フレーム部210の底面211cとに開口するように形成されている。なお、切欠き部213は、単数に限らず、複数形成されていてもよい。
また、第2フレーム部220の排出孔221は、第2フレーム部220において第1フレーム部210の校正面211aの鉛直方向下方にあたる部分、及び第2フレーム部220において第1フレーム部210の切欠き部213の鉛直方向下方にあたる部分にわたって形成されている。
次に、本実施形態のシャッタ装置10の動作例について説明する。
本実施形態のシャッタ装置10において、仮に第1フレーム部210の校正面211aとシャフト50の校正部53との間に泥等の異物Eが詰まったとする。この場合、シャフト50の回転位置のキャリブレーションを行うために、シャフト50の校正部53が第1フレーム部210の校正面211aに向かって変位すると、シャフト50の校正部53により異物Eが第1フレーム部210の切欠き部213に押し出される。切欠き部213に押し出された異物Eは第2フレーム部220の排出孔221から外部に排出される。よって、第1フレーム部210の校正面211aとシャフト50の校正部53との間に存在する異物Eを除去することができる。このように、本実施形態のシャッタ装置10では、第2フレーム部220に形成された排出孔221だけでなく、第1フレーム部210に形成された切欠き部213が、異物Eを排出するための排出構造として機能する。
以上説明した本実施形態のシャッタ装置10によれば、以下の(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(4)フレーム20には、シャフト50の校正部53と第1フレーム部210の校正面211aとの間に存在する異物を排出する排出構造として、第1フレーム部210の校正面211aに対して鉛直方向下方に設けられる排出孔221と、第1フレーム部210の校正面211aの一部を切り欠くように設けられる切欠き部213とが形成されている。このような構成によれば、切欠き部213及び排出孔221を通じて異物を除去することができる。そのため、シャフト50の校正部53が異物に接触した位置に基づいてシャフト50の回転位置を誤学習するような状況が生じ難くなるため、より確実にシャフト50の回転位置をキャリブレーションすることができる。
(変形例)
次に、第2実施形態のシャッタ装置10の変形例について説明する。
図12に示されるように、本変形例の第1フレーム部210には、その校正面211aから底面211cに向かって第1フレーム部210の内部を貫通するように貫通孔214が形成されている。本変形例では、第1フレーム部210の底面211cが、校正面211aとは別の外面に相当する。
このような構成であっても、シャフト50の校正部53と第1フレーム部210の校正面211aとの間に存在する異物を、第1フレーム部210の貫通孔214及び第2フレーム部220の排出孔221を通じて外部に排出することができるため、より確実にシャフト50の回転位置をキャリブレーションすることができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第2実施形態のシャッタ装置10では、第1フレーム部210に切欠き部213を形成するといった構成に代えて、図13に示されるように、シャフト50の校正部53に切欠き部535を形成してもよい。すなわち、異物の排出構造をシャフト50の校正部53に形成してもよい。なお、シャフト50の校正部53には、切欠き部535に代えて、図12の第1フレーム部210に形成されるような貫通孔を形成してもよい。また、図11又は図12に示される第1フレーム部210の構造と、図13に示されるシャフト50の構造とを組み合わせることにより、第1フレーム部210及びシャフト50の両方に排出構造が形成されていてもよい。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
C:車両
10:シャッタ装置
20:フレーム
30:ブレード
40:アクチュエータ装置
50:シャフト
53:校正部
60:リンク部材
211a:校正面
213:切欠き部(排出構造)
214:貫通孔(排出構造)
221:排出孔(排出構造)
535:切欠き部(排出構造)

Claims (8)

  1. ブレード(30)と、前記ブレードを回転可能に支持するフレーム(20)と、前記フレームに沿って配置されるシャフト(50)と、前記シャフトを回転させるアクチュエータ装置(40)と、前記シャフトの回転力を前記ブレードに伝達することにより前記ブレードを開閉動作させるリンク部材(60)とを有し、前記シャフトに形成された校正部(53)を前記フレームの所定の校正面(211a)に接触させることにより前記シャフトの回転位置のキャリブレーションを行う車両のシャッタ装置(10)であって、
    前記フレームには、前記シャフトの前記校正部と前記フレームの前記校正面との間に存在する異物を排出する排出構造(213,214,221)が形成されている
    車両のシャッタ装置。
  2. 前記排出構造は、前記フレームの前記校正面に対して鉛直方向下方に設けられる排出孔(221)からなる
    請求項1に記載の車両のシャッタ装置。
  3. 前記排出構造は、前記フレームの前記校正面の一部を切り欠くように設けられる切欠き部(213)、又は前記校正面から前記フレームの別の外面に貫通するように設けられる貫通孔(214)からなる
    請求項1に記載の車両のシャッタ装置。
  4. 前記フレームには、前記排出構造が複数形成されている
    請求項1~3のいずれか一項に記載の車両のシャッタ装置。
  5. ブレード(30)と、前記ブレードを回転可能に支持するフレーム(20)と、前記フレームに沿って配置されるシャフト(50)と、前記シャフトを回転させるアクチュエータ装置(40)と、前記シャフトの回転力を前記ブレードに伝達することにより前記ブレードを開閉動作させるリンク部材(60)とを有し、前記シャフトに形成された校正部(53)を前記フレームの所定の校正面(211a)に接触させることにより前記シャフトの回転位置のキャリブレーションを行う車両のシャッタ装置(10)であって、
    前記シャフトの前記校正部には、前記シャフトの前記校正部と前記フレームの前記校正面との間に存在する異物を排出する排出構造(535)が形成されている
    車両のシャッタ装置。
  6. 前記シャフトの前記校正部において前記フレームの前記校正面に対向する対向面は、その一部が前記フレームの前記校正面に向かって突出するように凸状に形成されており、
    前記シャフトの前記対向面において突出した部分の先端部が前記フレームの前記校正面に接触する
    請求項1~5のいずれか一項に記載の車両のシャッタ装置。
  7. 前記シャフトの前記対向面において前記先端部を除く部分は、前記フレームの前記校正面に対して傾斜するようにテーパ状に形成されている
    請求項6に記載の車両のシャッタ装置。
  8. 前記シャフトの前記対向面には、前記フレームの前記校正面に向かって突出するように形成された部分が複数設けられている
    請求項6又は7に記載の車両のシャッタ装置。
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