JP7010114B2 - グリルシャッタ装置 - Google Patents

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本発明は、グリルシャッタ装置に関する。
特許文献1には、グリルシャッタ装置が開示されている。このグリルシャッタ装置は、車両前部に設けられると共に車両前後方向に開口された開口部と、当該開口部をそれぞれ開閉する複数のフィンと、フィンを開状態と閉状態との間にて移動させる伝達機構とを有している。これにより、パワーユニット等の動作状況に応じて、上記開口部を閉じたり開いたりできるので、適切に空気を取り入れることができる。
特開2014-198506号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、フィンが開口部内の車両後方側に設けられているため、フィンを閉状態にした場合に開口部内に空気が留まることで空気抵抗が増大する可能性がある。これに対応するため、フィンを意匠面に近い位置に配置して、フィンを閉状態にした場合に空気を意匠面上に円滑に流して空気抵抗を低減させることが考えられるが、この場合、フィンを保持するフレーム等も意匠面の近くに配置される。したがって、歩行者衝突時に歩行者が車両前部に衝突した際に、フィンのフレーム等によって歩行者が受ける衝突荷重を低下させることができない可能性があり、上記先行技術はこれらの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、空力性能の向上と歩行者衝突時の衝撃吸収性能の向上とを両立することができるグリルシャッタ装置を得るものである。
請求項1に記載の発明に係るグリルシャッタ装置は、車両前部における車両幅方向外側の意匠面の一部に設けられた開口部と、前記開口部内に設けられると共に、アクチュエータと連動する駆動リンクの作動によって車両幅方向を軸方向として前記開口部を開閉しかつ前記開口部を閉じた閉状態において車両前後方向前側の表面が前記意匠面と連続的な面を形成するフィンと、前記開口部の車両後方側に設けられると共に、前記開口部を囲むように略枠状に形成されかつ前記アクチュエータ、前記駆動リンク及び前記フィンを支持すると共に、前記閉状態の前記フィンの裏面へ向かって突出されかつ前記フィンの車両幅方向外側部を回動可能に支持する軸受け部が設けられたフレームと、前記フレームに設けられると共に、略車両後方側へ向けて延設されかつ略車両前方側から衝突荷重が入力された場合に変形の起点となる変形起点部を備えたフレームダクトと、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、車両前部の意匠面の一部に設けられた開口部の内部には、フィンが設けられている。このフィンは、アクチュエータと連動する駆動リンクの作動によって車両幅方向を軸方向として開口部を開閉し、開口部を閉じた閉状態では車両前後方向前側の表面が前記意匠面と連続的な面を形成している。フィンとアクチュエータと駆動リンクとは、開口部の車両後方側に設けられたフレームに支持されており、このフレームは、開口部を囲むように略枠状に形成されている。したがって、フィンが開状態の際に開口部から入る走行風がフレームに当たり難くなるため、走行風がフレームに当たって空気抵抗が増加するのを抑制できる。
また、フレームには、略車両後方側へ向けて延設されたフレームダクトが設けられており、このフレームダクトによって開口部内に導入された空気をより確実にラジエータ等に案内することができる。一方、フレームダクトには、変形起点部が備えられていることから、歩行者衝突時に歩行者が車両前部に衝突してフレームダクトに衝突荷重が入力されると、フレームダクトは変形起点部を起点として変形する。この変形によって、衝突荷重を吸収することができる。
請求項1記載の本発明に係るグリルシャッタ装置は、空力性能の向上と歩行者衝突時の衝撃吸収性能の向上とを両立することができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係るグリルシャッタ装置を有する車両の一部を示す正面図である。 一実施形態に係るグリルシャッタ装置の閉状態を車両前方側から見た状態を示す斜視図である。 一実施形態に係るグリルシャッタ装置を車両下方側から見た状態を示す斜視図である。 一実施形態に係るグリルシャッタ装置を示す分解斜視図である。 図1におけるA-A線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 図1におけるB-B線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。 一実施形態に係るグリルシャッタ装置の閉状態を車両後方側から見た状態を示す斜視図である。
以下、図1~図7に基づいて本発明の実施形態に係るグリルシャッタ装置10について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、車両の前方向(進行方向)、上方向、車両幅方向の外側をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(全体構成)
図1に示されるように、車両12の前部には、フロントバンパカバー14が設けられている。フロントバンパカバー14は、車体外観の意匠面の一部を構成しており、フロントバンパアブソーバ(不図示)及びフロントバンパリンフォース13(図6参照)を車両前方側から覆っている。この車両12の車両前部の意匠面は、車両幅方向にて車両前方側へ向かって凸状に湾曲されている。また、このフロントバンパカバー14は、一例として樹脂によって薄肉に形成されている。
フロントバンパカバー14の車両幅方向外側かつ車両下方側には、サイドグリル16がそれぞれ左右一対に設けられている(図1では片側のみ図示)。それぞれのサイドグリル16は、車両正面視にて略逆台形状に形成されていると共に、グリルシャッタ装置10が設けられている。グリルシャッタ装置10は、図4に示されるように、開口部18と、フィン20と、フレーム22とを有している。なお、サイドグリル16は、フロントバンパカバー14(図1参照)に沿うように形成されており、車両幅方向外側へ向かうにつれて曲率が大きく湾曲した意匠面を有している。
(開口部)
開口部18は、サイドグリル16に複数形成されている。それぞれの開口部18は、車両前後方向に開口されかつ車両正面視にて車両幅方向を長手方向とした略矩形状に形成されている。なお、開口部18の車両幅方向外側は、サイドグリル16に沿うよう車両後方側へ向けて湾曲されている。複数の開口部18は、車両上下方向に離間して配置されている。
(フレーム及びフレームダクト)
開口部18の車両後方側には、フレーム22が配設されている。フレーム22は、複数の開口部18を囲むように略矩形枠状に形成されている。具体的には、図7に示されるように、車両上方側に設けられた上側枠部22Aと、車両下方側に設けられた下側枠部22Bと、車両幅方向外側に設けられた外側枠部22Cと、車両幅方向内側に設けられた内側枠部22Dと、を有している。上側枠部22Aは、複数設けられた開口部18のうち車両上方側に配置された開口部18より車両上方側にて車両幅方向に延設されており、車両上方側に突出されかつサイドグリル16の車両上方側が結合された上側結合部22AAが車両幅方向に離間して複数(本実施形態では2つ)形成されている。
上側枠部22Aには、図5に示されるように、フレーム22に設けられかつ車両前後方向に延設された略角筒状のフレームダクト23における車両上方側部を構成する上側フレームダクト23Aが形成されている。この上側フレームダクト23Aは、略車両上下方向を板厚方向とする板状に形成されていると共に、略車両前後方向に沿って延設されている。上側フレームダクト23Aは、後述するラジエータダクト36の近傍まで車両後方側へ向けて延設されている。
下側枠部22Bは、複数設けられた開口部18のうち車両下方側に配置された開口部18より車両下方側にて車両幅方向に延設されており(図7参照)、この下側枠部22Bには、フレームダクト23の車両下方側を構成する下側フレームダクト23Bが形成されている。下側フレームダクト23Bは、上側フレームダクト23Aと同様に、略車両上下方向を板厚方向とする板状に形成されていると共に、略車両前後方向に沿って延設されている。なお、下側フレームダクト23Bの後端部23BAは、ラジエータダクト36の車両前方側の端部36Aと車両上下方向に重ねられている(後端部23BAが端部36Aの車両下方側に配置)。以上より、上側枠部22Aと下側枠部22Bとは、車両上下方向にて対向して設けられている。
図7に示されるように、外側枠部22Cは、複数の開口部18より車両幅方向外側にて略車両上下方向に延設されており、上側枠部22Aの車両幅方向外側の端部と下側枠部22Bの車両幅方向外側の端部とを略車両上下方向に連結している。この外側枠部22Cには、図6に示されるように、フレームダクト23の車両幅方向外側を構成する外側フレームダクト23Cが形成されている。外側フレームダクト23Cは、略車両幅方向を板厚方向とする板状に形成されていると共に、略車両前後方向に沿って延設されている。なお、外側フレームダクト23Cの後端部23CAは、ラジエータダクト36の近傍まで車両後方側へ向けて延設されている。
図7に示されるように、内側枠部22Dは、複数の開口部18より車両幅方向内側にて略車両上下方向に延設されており、上側枠部22Aの車両幅方向内側の部位と下側枠部22Bの車両幅方向内側の端部とを略車両上下方向に連結している。内側枠部22Dには、フレームダクト23の車両幅方向内側を構成する内側フレームダクト23Dが形成されている。内側フレームダクト23Dは、外側フレームダクト23Cと同様に、略車両幅方向を板厚方向とする板状に形成されていると共に、略車両前後方向に沿って延設されている。なお、内側フレームダクト23Dの後端部23DAは、ラジエータダクト36の近傍まで車両後方側へ向けて延設されている。
フレームダクト23には、変形起点部としてのスリット24が複数設けられている。具体的には、上側フレームダクト23Aと内側フレームダクト23Dとの間、上側フレームダクト23Aと外側フレームダクト23Cとの間、下側フレームダクト23Bと内側フレームダクト23Dとの間、下側フレームダクト23Bと外側フレームダクト23Cとの間にそれぞれ設けられている。換言すると、略角筒状に形成されたフレームダクト23のコーナー部にそれぞれ設けられている。スリット24は、略車両前後方向に延設された構成とされている。
外側枠部22C及び下側枠部22Bには、軸受け部22Eが形成されている。この軸受け部22Eは、複数設けられており、それぞれの軸受け部22Eは、複数の開口部18に対応して一つずつ設けられている。また、軸受け部22Eは、後述するフィン20の湾曲した車両幅方向外側部20AGの裏面に沿いかつ後述する閉状態時のフィン20の裏面へ向かって突出された軸受け支持部22EA、22EBによって支持されている。なお、複数の開口部18のうち、車両下方側の開口部18に設けられた軸受け部22Eが下側枠部22Bに設けられた軸受け支持部22EBにより支持されており、それ以外の開口部18に設けられた軸受け部22Eは外側枠部22Cに設けられた軸受け支持部22EAにより支持されている。
(フィン)
図2に示されるように、フレーム22の内部には、複数のフィン20が設けられている。このフィン20は、フィン本体部20Aと、内側支持部20B、外側支持部20C(図7参照)とを有している。フィン本体部20Aは、車両幅方向を長手方向とする略矩形板状に形成されており、車両幅方向内側の端部には、内側支持部20Bが設けられている。また、フィン本体部20Aは、図4に示される開口部18を閉塞する閉状態の際に、サイドグリル16の意匠面に沿うように車両幅方向外側へ向かうにつれて曲率が大きく湾曲された側面20Dを有している。つまり、側面20Dは、車両前部の意匠面と連続的な面とされている。以上の構成とされたフィン本体部20Aが、本実施形態では一例として5つ設けられている。
複数のフィン本体部20Aは、閉状態の際に、複数の開口部18をそれぞれ塞ぐように略車両上下方向に並べて配置されている。つまり、複数のフィン本体部20Aのそれぞれの面直方向(向き)は、略車両前後方向とされている。また、前述したように、それぞれのフィン本体部20Aの車両前方の側面20Dは、略車両上下方向に並べて配置された状態で面内方向がサイドグリル16の意匠面と連続的になるように形成されている。換言すると、複数のフィン本体部20Aが略車両上下方向に並べて配置された状態で、側面20Dは車両前部の意匠面の一部を構成している。なお、フィン20のこの状態が請求項1に記載の「閉状態」に相当する。
(内側支持部)
図3に示されるように、内側支持部20Bは、第1内側支持部20BAと、第2内側支持部20BBと、第3内側支持部20BCとを有している。第1内側支持部20BAは、車両幅方向を板厚方向としかつフィン本体部20Aの板厚方向に沿って車両後方側へ立設された略矩形板状に形成されている。第1内側支持部20BAは、フレーム22の内側枠部22Dに形成された略車両幅方向を板厚方向とする略車両前方側へ突出された第1軸受壁部22DAの車両幅方向外側に配置されている。
第2内側支持部20BBは、第1内側支持部20BAの車両後方側の端部に設けられており、第1内側支持部20BAの板厚方向、すなわち、車両幅方向を軸方向として車両幅方向内側へ延設された円柱状に形成されている。この第2内側支持部20BBは、車両幅方向外側の端部が第1軸受壁部22DAにおける略車両前方側へ向けて開口された軸受切込22DB内に挿通されていると共に、車両幅方向内側の端部がフレーム22の内側枠部22Dに形成されかつ第1軸受壁部22DAと対向する第2軸受壁部22DCに軸支されている。したがって、第2内側支持部20BBは車両幅方向を軸方向として回動可能とされている。
第3内側支持部20BCは、第2内側支持部20BBの車両幅方向内側の端部に挿通されており、略車両前方側へ向けて突出されたフィン腕部20BDが形成されている。この第3内側支持部20BCは、第2内側支持部20BBに図示しない爪によって嵌合されており、これによって、フィン腕部20BDを車両上下方向に変位させるとこれに連動して第2内側支持部20BBが回動される。
(外側支持部)
図7に示されるように、外側支持部20Cは、フィン本体部20Aの車両幅方向外側部20AGの裏面かつ車両幅方向外側の縁部20AHと離間した位置に設けられている。外側支持部20Cは、車両後方側へ突出されかつフレーム22に形成された軸受け部22Eに軸支されている。具体的には、外側支持部20Cは、車両幅方向を軸方向として軸受け部22Eに軸支されており、図6に示されるように、軸受け部22Eと内側支持部20Bの第2内側支持部20BBとは、同一軸上に配置されている。
(アクチュエータ)
フレーム22の内側枠部22Dの車両幅方向内側には、アクチュエータ30が設けられている。このアクチュエータ30は、車両幅方向を軸方向として回転可能な回動軸S(図2参照)を有しており、制御装置32に電気的に接続されている。制御装置32は、周知のCPU、ROM、RAM(いずれも不図示)などを備えたコンピュータを主体に構成されており、その入力側にはパワーユニット冷却水の温度センサや車速センサ(いずれも不図示)が制御装置32の入力側に接続されている。一方、制御装置32の出力側には、アクチュエータ30が接続されている。
(駆動リンク)
図3に示されるように、フレーム22の内側枠部22Dの車両前方側には、駆動リンク26が設けられている。この駆動リンク26は、リンク本体部26Aと、フィン連結部26Bと、アクチュエータ連結部26Cと、を有している。リンク本体部26Aは、内側枠部22Dの上端部から下端部に亘って略車両上下方向に延設された角柱とされており、具体的には、車両上方側が車両上下方向に延設されかつ車両下方側が車両下方側に向かうにつれて車両幅方向外側へ延設されている(図2参照)。
フィン連結部26Bは、リンク本体部26Aとフィン20の第3内側支持部20BCとを略車両前後方向に連結するようリンク本体部26Aから延設されている。このフィン連結部26Bは、フィン20の第3内側支持部20BCにおけるフィン腕部20BDに爪部26BAを介して回動可能に嵌合されている。このフィン連結部26Bは、複数のフィン20の全てに対応してそれぞれ設けられている。
アクチュエータ連結部26Cは、図2に示されるように、リンク本体部26Aとアクチュエータ30の回動軸Sとを車両前後方向に連結するようにリンク本体部26Aから延設されている。このアクチュエータ連結部26Cは、アクチュエータ30の回動軸Sに爪部26CA(図3参照)を介して回動可能に嵌合されている。したがって、アクチュエータ30の回動軸Sが回動することで、これと連動して駆動リンク26が車両上下方向に移動する。すなわち、閉状態から駆動リンク26が車両上方側へ移動すると、フィン20の第3内側支持部20BC(図3参照)が車両上方側へ回動することで、フィン20が車両上方側へ回動して開状態となる。一方、開状態から駆動リンク26を車両下方側へ移動させると、フィン20は車両下方側へ回動して図2に示される閉状態となる。
(ラジエータ)
図6に示されるように、開口部18の車両後方側には、ラジエータ34が配置されている。このラジエータ34は、図示しない冷却水が内部を循環するように構成されており、開口部18から導入された空気が当たることで冷却水を冷却する。
ラジエータ34の車両前方側には、ラジエータダクト36が設けられている。ラジエータダクト36は、略矩形筒状に形成されており(図4参照)、車両前方側の端部36Aが外側フレームダクト23C及び内側フレームダクト23Dよりも外側に位置するように車両幅方向にて拡張されている。また、図5に示されるように、ラジエータダクト36の端部36Aは、上側フレームダクト23A及び下側フレームダクト23Bに対応した位置に配置されるように車両上下方向にて拡張されている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図4に示されるように、車両前部の意匠面の一部に設けられた開口部18の内部には、フィン20が設けられている。このフィン20は、アクチュエータ30と連動する駆動リンク26の作動によって車両幅方向を軸方向として開口部18を開閉し、開口部18を閉じた閉状態では意匠面と連続的な面を有している。フィン20とアクチュエータ30と駆動リンク26とは、開口部18の車両後方側に設けられたフレーム22に支持されており、このフレーム22は、開口部18を囲むように略枠状に形成されている。したがって、フィン20が開状態の際に開口部18から入る走行風がフレーム22に当たり難くなるため、走行風がフレーム22に当たって空気抵抗が増加するのを抑制できる。
また、フレーム22には、略車両後方側へ向けて延設されたフレームダクト23が設けられており、このフレームダクト23によって開口部18内に導入された空気をより確実にラジエータ34に案内することができる。一方、フレームダクト23には、スリット24が備えられていることから、歩行者衝突時に歩行者が車両前部に衝突してフレームダクト23に衝突荷重が入力されると、フレームダクト23はスリット24を起点として変形する。この変形によって、衝突荷重を吸収することができる。これにより、空力性能の向上と歩行者衝突時の衝撃吸収性能の向上とを両立することができる。
なお、上述した本実施形態では、変形起点部としてフレームダクト23にスリット24が設けられた構成とされているが、これに限らず、フレームダクト23の厚さを薄くした薄肉部を変形起点部として一部に設けた構成としてもよい。これ以外にも、変形起点部を厚さ方向に貫通された貫通孔を設ける等、その他の応力が集中し易い構成としてもよい。
以上本発明は、上記の形態例に限定されるものではなく、上記の形態例以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 グリルシャッタ装置
18 開口部
20 フィン
20D 側面(フィンにおける意匠面と連続的な面)
22 フレーム
23 フレームダクト
24 スリット(変形起点部)
26 駆動リンク
30 アクチュエータ

Claims (1)

  1. 車両前部における車両幅方向外側の意匠面の一部に設けられた開口部と、
    前記開口部内に設けられると共に、アクチュエータと連動する駆動リンクの作動によって車両幅方向を軸方向として前記開口部を開閉しかつ前記開口部を閉じた閉状態において車両前後方向前側の表面が前記意匠面と連続的な面を形成するフィンと、
    前記開口部の車両後方側に設けられると共に、前記開口部を囲むように略枠状に形成されかつ前記アクチュエータ、前記駆動リンク及び前記フィンを支持するフレームと、
    前記フレームに設けられると共に、略車両後方側へ向けて延設されかつ略車両前方側から衝突荷重が入力された場合に変形の起点となる変形起点部を備えたフレームダクトと、
    を有するグリルシャッタ装置。
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