JP7010114B2 - グリルシャッタ装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、車両12の前部には、フロントバンパカバー14が設けられている。フロントバンパカバー14は、車体外観の意匠面の一部を構成しており、フロントバンパアブソーバ(不図示)及びフロントバンパリンフォース13(図6参照)を車両前方側から覆っている。この車両12の車両前部の意匠面は、車両幅方向にて車両前方側へ向かって凸状に湾曲されている。また、このフロントバンパカバー14は、一例として樹脂によって薄肉に形成されている。
開口部18は、サイドグリル16に複数形成されている。それぞれの開口部18は、車両前後方向に開口されかつ車両正面視にて車両幅方向を長手方向とした略矩形状に形成されている。なお、開口部18の車両幅方向外側は、サイドグリル16に沿うよう車両後方側へ向けて湾曲されている。複数の開口部18は、車両上下方向に離間して配置されている。
開口部18の車両後方側には、フレーム22が配設されている。フレーム22は、複数の開口部18を囲むように略矩形枠状に形成されている。具体的には、図7に示されるように、車両上方側に設けられた上側枠部22Aと、車両下方側に設けられた下側枠部22Bと、車両幅方向外側に設けられた外側枠部22Cと、車両幅方向内側に設けられた内側枠部22Dと、を有している。上側枠部22Aは、複数設けられた開口部18のうち車両上方側に配置された開口部18より車両上方側にて車両幅方向に延設されており、車両上方側に突出されかつサイドグリル16の車両上方側が結合された上側結合部22AAが車両幅方向に離間して複数(本実施形態では2つ)形成されている。
図2に示されるように、フレーム22の内部には、複数のフィン20が設けられている。このフィン20は、フィン本体部20Aと、内側支持部20B、外側支持部20C(図7参照)とを有している。フィン本体部20Aは、車両幅方向を長手方向とする略矩形板状に形成されており、車両幅方向内側の端部には、内側支持部20Bが設けられている。また、フィン本体部20Aは、図4に示される開口部18を閉塞する閉状態の際に、サイドグリル16の意匠面に沿うように車両幅方向外側へ向かうにつれて曲率が大きく湾曲された側面20Dを有している。つまり、側面20Dは、車両前部の意匠面と連続的な面とされている。以上の構成とされたフィン本体部20Aが、本実施形態では一例として5つ設けられている。
図3に示されるように、内側支持部20Bは、第1内側支持部20BAと、第2内側支持部20BBと、第3内側支持部20BCとを有している。第1内側支持部20BAは、車両幅方向を板厚方向としかつフィン本体部20Aの板厚方向に沿って車両後方側へ立設された略矩形板状に形成されている。第1内側支持部20BAは、フレーム22の内側枠部22Dに形成された略車両幅方向を板厚方向とする略車両前方側へ突出された第1軸受壁部22DAの車両幅方向外側に配置されている。
図7に示されるように、外側支持部20Cは、フィン本体部20Aの車両幅方向外側部20AGの裏面かつ車両幅方向外側の縁部20AHと離間した位置に設けられている。外側支持部20Cは、車両後方側へ突出されかつフレーム22に形成された軸受け部22Eに軸支されている。具体的には、外側支持部20Cは、車両幅方向を軸方向として軸受け部22Eに軸支されており、図6に示されるように、軸受け部22Eと内側支持部20Bの第2内側支持部20BBとは、同一軸上に配置されている。
フレーム22の内側枠部22Dの車両幅方向内側には、アクチュエータ30が設けられている。このアクチュエータ30は、車両幅方向を軸方向として回転可能な回動軸S(図2参照)を有しており、制御装置32に電気的に接続されている。制御装置32は、周知のCPU、ROM、RAM(いずれも不図示)などを備えたコンピュータを主体に構成されており、その入力側にはパワーユニット冷却水の温度センサや車速センサ(いずれも不図示)が制御装置32の入力側に接続されている。一方、制御装置32の出力側には、アクチュエータ30が接続されている。
図3に示されるように、フレーム22の内側枠部22Dの車両前方側には、駆動リンク26が設けられている。この駆動リンク26は、リンク本体部26Aと、フィン連結部26Bと、アクチュエータ連結部26Cと、を有している。リンク本体部26Aは、内側枠部22Dの上端部から下端部に亘って略車両上下方向に延設された角柱とされており、具体的には、車両上方側が車両上下方向に延設されかつ車両下方側が車両下方側に向かうにつれて車両幅方向外側へ延設されている(図2参照)。
図6に示されるように、開口部18の車両後方側には、ラジエータ34が配置されている。このラジエータ34は、図示しない冷却水が内部を循環するように構成されており、開口部18から導入された空気が当たることで冷却水を冷却する。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
18 開口部
20 フィン
20D 側面(フィンにおける意匠面と連続的な面)
22 フレーム
23 フレームダクト
24 スリット(変形起点部)
26 駆動リンク
30 アクチュエータ
Claims (1)
- 車両前部における車両幅方向外側の意匠面の一部に設けられた開口部と、
前記開口部内に設けられると共に、アクチュエータと連動する駆動リンクの作動によって車両幅方向を軸方向として前記開口部を開閉しかつ前記開口部を閉じた閉状態において車両前後方向前側の表面が前記意匠面と連続的な面を形成するフィンと、
前記開口部の車両後方側に設けられると共に、前記開口部を囲むように略枠状に形成されかつ前記アクチュエータ、前記駆動リンク及び前記フィンを支持するフレームと、
前記フレームに設けられると共に、略車両後方側へ向けて延設されかつ略車両前方側から衝突荷重が入力された場合に変形の起点となる変形起点部を備えたフレームダクトと、
を有するグリルシャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018071108A JP7010114B2 (ja) | 2018-04-02 | 2018-04-02 | グリルシャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018071108A JP7010114B2 (ja) | 2018-04-02 | 2018-04-02 | グリルシャッタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019181994A JP2019181994A (ja) | 2019-10-24 |
JP7010114B2 true JP7010114B2 (ja) | 2022-01-26 |
Family
ID=68338344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018071108A Active JP7010114B2 (ja) | 2018-04-02 | 2018-04-02 | グリルシャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7010114B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012236504A (ja) | 2011-05-12 | 2012-12-06 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用エアガイド |
DE102012100537A1 (de) | 2012-01-19 | 2013-07-25 | Hbpo Gmbh | Vorrichtung zur Einstellung einer Kühlluftströmung zu einem Motorraum eines Kraftfahrzeuges |
JP2013203315A (ja) | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Fuji Heavy Ind Ltd | 可変ダクト取付構造 |
JP2014065462A (ja) | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Fuji Heavy Ind Ltd | 開口調整装置の取付構造 |
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2018
- 2018-04-02 JP JP2018071108A patent/JP7010114B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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DE102012100537A1 (de) | 2012-01-19 | 2013-07-25 | Hbpo Gmbh | Vorrichtung zur Einstellung einer Kühlluftströmung zu einem Motorraum eines Kraftfahrzeuges |
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