JP5540693B2 - 冷却ファン及び電子機器 - Google Patents
冷却ファン及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5540693B2 JP5540693B2 JP2009290782A JP2009290782A JP5540693B2 JP 5540693 B2 JP5540693 B2 JP 5540693B2 JP 2009290782 A JP2009290782 A JP 2009290782A JP 2009290782 A JP2009290782 A JP 2009290782A JP 5540693 B2 JP5540693 B2 JP 5540693B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- cooling
- blade member
- cooling fan
- outer shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
電子機器内部の冷却における品質向上の方法の一つとして、たとえば、複数の冷却回転ファンを直列実装するなど、冷却回転ファンを複数設けて強制空冷を行うことによる冷却機構の冗長化があり、現在の殆どのコンピュータ装置に採用されている。
例えば、冗長化の一方法として複数の冷却回転ファンを直列実装した場合、そのうちの1つが異常などにより停止すると、停止した冷却回転ファンの羽が、冗長稼動している他の冷却回転ファンからの冷却風の物理的障害となり、通風抵抗が上昇する。これは、電子機器の冷却性能の低下につながり、冗長化の目的が充分に果たせないことがある。
本発明の他の目的は、冷却機能と冷却機構の冗長化とがより高いレベルで両立された電子機器を提供することである。
また、本発明の電子機器によれば、冷却機能と冷却機構の冗長化とがより高いレベルで両立された構成とすることができる。
冷却ファン1は、所定の回転軸回りに回転することにより送風を行うもので、冷却機能の冗長化に好適に使用できるものである。冗長化に使用される場合は、図1に示すように、複数の冷却ファン1を互いの回転軸が同軸(略同軸を含む)となるように直列配置するのが好ましい。
係合部23の形状は、上述の2つの機能を発揮できる程度に被係合部と係合可能であれば特に制限はない。本実施形態では、係合部23は、中心軸22の延在方向に延びる板状に形成されている。
ヒンジ部32は、平面31の長手方向に延びる2辺にそれぞれ一箇所形成されて一組となっている。一組のヒンジ部32を結ぶ直線L1は、外軸30の軸線に対して角度をなすように傾斜しており、直線L1が羽根部材40の回動軸となる(以降の説明において、直線L1を「回動軸L1」と称することがある。)。
貫通孔33は、直線L1に直交する方向に延びる長孔であり、平面31を貫通して外軸30の内腔に達している。貫通孔33は、直線L1の延在方向に離間して2箇所形成されている。
なお、冷却ファン1使用時の羽根部材40の動きについては、後述する冷却ファン1の使用時の動作において詳しく説明する。
冷却ファン1の通常運転時には、駆動部12が回転軸を図5に示す第1の方向A1に回転させる。すると、回転軸とともに内軸20が回転軸回りに第1の方向A1に回転する。
このとき、他方の冷却ファン1Bは、通常運転を継続している。冗長化のために冷却ファンを直列配置する場合、各々の冷却ファンが同一方向に送風(すなわち同一方向に回転)するように配置される。その結果、停止した冷却ファン1Aの羽根部材40は、送風面41に冷却ファン1Bが発生させる風の風圧を受けて、外軸30のみが第1の方向A1に回転する。
内軸が固定されている場合、各羽根部材40が第2の位置に移動したところで、外軸20は停止し、冷却ファン1Bの風圧によって、係合部23と被係合部43Bとが係合した状態が保持される。
一方、内軸20が自由回転可能に構成された場合、方向A1に回転した外軸30は、内軸20を方向A1に押圧する。そして、羽根部材40が第2の位置に保持されつつ、外軸30と内軸20とが一体となって方向A1に回転する。
このような回転を可能にするためには、羽根部材40が第2の位置にあるときに、一対の被係合部43の少なくとも一方が係合部23と係合可能な程度に外軸30の内腔に突出している必要があるが、この場合、停止した冷却ファン1Aの通風抵抗をさらに小さくすることができる。
なお、以下の説明においては、従来型ファンの風量・静圧特性は、本発明の冷却ファンにおいて各羽根部材が第1の位置に保持されて通常運転されているときの風量・静圧特性と同一とする。
したがって、従来型冷却ファン2台が配置され、そのうち1台が故障等により停止した時の風量は、曲線G1と曲線C1との交点の横軸座標Q1として示され、上述のQ3よりも大きく低下することがわかる。これは、冗長化自体は達成されているものの、冷却ファンの冗長稼動時における冷却効率が大きく低下することを意味する。
例えば、上述の実施形態では、内軸が外軸の内部に収容される例を示したが、内軸は外軸内に完全に収容される必要はなく、回転軸の延在方向において、一部が外軸の外に位置するように配置されてもよい。
また、羽根部材の送風面や外軸の外周面の形状は平面に限られず、曲面状に形成されてもよい。
さらに、被係合部及び貫通孔の数も、上記実施形態の2つに限定されるものではなく、1箇所であっても、3箇所以上であってもよい。
このとき、第2の位置の設定によっては、羽根部材が第2の位置に回動したときに係合部と被係合部との係合が外れる場合も考えられる。このような場合、羽根部材は常に第2の位置に保持されず、重力や遠心力等により第1の位置に向かってある程度回動するが、その過程において再び係合部と係合し、逐次第2の位置に向かって回動されるので、通風抵抗は一定量減少される。もちろん、羽根部材が第2の位置に回動した状態が保持される方が、通風抵抗の減少効果が安定し、より好ましい。
20 内軸
23 係合部
30 外軸
33 貫通孔
40 羽根部材
41 送風面
43、43A、43B 被係合部
100 電子機器
Claims (4)
- 所定の回転軸回りに回転する冷却ファンであって、
自身の軸線から離間する方向に突出する係合部を有し、前記回転軸と同軸に取り付けられた内軸と、
前記内軸と同軸に配置され、前記内軸に対して前記回転軸回りに相対回転可能な筒状の外軸と、
送風面と、前記係合部と係合する被係合部とを有し、前記外軸に回動可能に取り付けられた複数の羽根部材と、
を備え、
前記羽根部材は、前記送風面が前記外軸の外周面から離間した第1の位置と、前記第1の位置よりも前記送風面が前記外周面に接近した第2の位置との間で回動可能であり、
前記内軸が前記外軸に対して第1の方向に相対回転するときは、前記係合部と前記被係合部とが係合して前記羽根部材が前記第1の位置に回動し、前記内軸が前記外軸に対して前記第1の方向と反対の第2の方向に相対回転するときは、前記係合部と前記被係合部とが係合して前記羽根部材が前記第2の位置に向かって回動することを特徴とする冷却ファン。 - 前記羽根部材が前記第2の位置まで回動したときに、前記係合部が前記被係合部との係合状態を保持し、前記羽根部材が前記第2の位置に保持されることを特徴とする請求項1に記載の冷却ファン。
- 前記外軸は、外周面に貫通孔を有し、前記被係合部は、前記貫通孔を通って前記外軸の内腔側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の冷却ファン。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載の冷却ファンが複数直列配置され、
複数の前記冷却ファンの少なくとも1つが停止して通風抵抗が上昇したときに、他の前記冷却ファンが発生させる風の風圧を受けて、停止した前記冷却ファンの前記内軸が前記外軸に対して前記第2の方向に相対回転し、前記通風抵抗を小さくする
ことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009290782A JP5540693B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 冷却ファン及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009290782A JP5540693B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 冷却ファン及び電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011132825A JP2011132825A (ja) | 2011-07-07 |
JP5540693B2 true JP5540693B2 (ja) | 2014-07-02 |
Family
ID=44345843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009290782A Expired - Fee Related JP5540693B2 (ja) | 2009-12-22 | 2009-12-22 | 冷却ファン及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5540693B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104728130A (zh) * | 2013-12-19 | 2015-06-24 | 孙黎明 | 一种便携式降温器 |
DE102014101673B4 (de) * | 2014-02-11 | 2016-12-15 | Leica Instruments (Singapore) Pte. Ltd. | Beleuchtungseinheit und Energieversorgungseinheit zur Versorgung der Beleuchtungseinheit mit elektrischer Energie |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07158590A (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-20 | Fuji Facom Corp | 空冷用ファン |
JP2978915B1 (ja) * | 1998-10-01 | 1999-11-15 | 茨城日本電気株式会社 | ファン |
US7054156B2 (en) * | 2003-09-02 | 2006-05-30 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fan rotor systems having collapsible fan blades |
JP2006070837A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Japan Servo Co Ltd | 軸流ファン |
JP4973539B2 (ja) * | 2008-02-20 | 2012-07-11 | 富士通株式会社 | 冷却用ファン及び電子機器 |
-
2009
- 2009-12-22 JP JP2009290782A patent/JP5540693B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011132825A (ja) | 2011-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9523432B2 (en) | Air valve for electronics enclosures | |
US6181557B1 (en) | Electronic component, method of cooling, and damper therefor | |
US9521765B2 (en) | Flow-guiding apparatus and electronic device including the flow-guiding apparatus | |
JP2006152921A (ja) | 冷却用送風ファン及び映像表示装置 | |
JP2011151154A (ja) | 逆流防止装置、電子装置および逆流防止装置の製造方法 | |
US7405934B2 (en) | Fan and cooling apparatus | |
JP5540693B2 (ja) | 冷却ファン及び電子機器 | |
US7054156B2 (en) | Fan rotor systems having collapsible fan blades | |
JP2008070050A (ja) | 風向変更装置及びこれを備えた空気調節装置 | |
US11555541B2 (en) | Cooling tower speed reducer | |
CN107606704B (zh) | 一种柜式空调器 | |
JP4992006B2 (ja) | モータ内蔵ローラ | |
JP2017007433A (ja) | 風向調整装置 | |
US20210321532A1 (en) | Fan module and electronic device | |
WO2020021964A1 (ja) | 車両のシャッタ装置 | |
JP2014017517A (ja) | 逆流防止装置、電子装置および逆流防止装置の製造方法 | |
JP2011228461A (ja) | 冷却装置および電子機器 | |
JP6153029B2 (ja) | 軸流送風機および空気調和機の室外機 | |
JP2020523520A (ja) | ファン用の駆動アセンブリ及びファン用の駆動アセンブリを備えるファン | |
JP2006194207A (ja) | 送風装置および送風装置の制御システム | |
US20120093655A1 (en) | Impeller | |
CN211503187U (zh) | 空调器的面板组件以及具有其的空调器 | |
KR20110097165A (ko) | 축류팬 | |
JP2008302548A (ja) | 発熱体の冷却構造及び画像形成装置 | |
JP2656898B2 (ja) | 風向調節装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130830 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140421 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5540693 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |