JP2021088297A - 走行風導入機構 - Google Patents

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基 梅原
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Abstract

【課題】枠体の有効開口面積を大きく確保しつつ、フラップの回動軸部分への異物噛みこみを防止するが可能な走行風導入機構を提供する。【解決手段】走行風導入機構は、枠体5の内側において開口5aを閉じる位置と開く位置との間で回転自在に設けられた板状のフラップ61を備えている。フラップ61は、板状の本体部6aと、回動軸部12と、回動軸部12の延びる方向に交差するように当該回動軸部12に配設されたプレート部11とを備えている。枠体5の内周面には、回動軸部12が回転自在に挿入される挿入孔15が形成されている。プレート部11は、枠体5の内周面と本体部6aとの間に位置し、挿入孔15を本体部6a側から塞ぐことが可能な大きさを有している。【選択図】図8

Description

本発明は、車両などの走行風導入機構に関する。
従来、自動車等の車両などでは、走行風の導入状態を変えることができるように、車両前部において走行風導入機構が設けられている。
特許文献1記載の走行風導入機構は、枠体と、当該枠体の内側に回転自在に設けられた板状のフラップと、フラップを開く位置と閉じる位置との間で回転駆動する駆動部とを備えている。さらに、フラップの回動軸部分への異物噛みこみ(すなわち、回動軸と枠体の軸受孔との隙間における異物噛みこみ)を防止するために、当該回動軸部分を覆うカバーが設けられている。カバーは、枠体と一体形成されている。
特開2015−93666号公報
しかし、特許文献1に示される走行風導入機構では、フラップの回動軸部分を覆うカバーが枠体と一体形成されているので、枠体の有効開口面積を大きく確保することが困難である。その結果、異物噛みこみ防止と枠体の有効開口面積の確保との両立が難しくなっている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、枠体の有効開口面積を大きく確保しつつ、フラップの回動軸部分への異物噛みこみを防止するが可能な走行風導入機構を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の走行風導入機構は、走行風が導入される開口を形成する枠体と、当該枠体の内側において前記開口を閉じる位置と開く位置との間で回転自在に設けられた板状のフラップとを備えた走行風導入機構であって、前記フラップは、板状の本体部と、前記本体部の少なくとも一端に形成された回動軸部と、前記回動軸部の延びる方向に交差するように当該回動軸部に配設されたプレート部とを備えており、前記枠体の内周面には、前記回動軸部が回転自在に挿入される挿入孔が形成され、前記プレート部は、前記枠体の内周面と前記本体部との間に位置し、前記挿入孔を前記本体部側から塞ぐことが可能な大きさを有していることを特徴とする。
かかる構成では、フラップは、回動軸部の延びる方向に交差するように当該回動軸部に配設されたプレート部を備えている。一方、枠体には、回動軸部が回転自在に挿入される挿入孔が形成されている。このプレート部は、フラップを枠体の内部に取り付けた状態では、従来では使用されていなかったスペース(デッドスペース)である枠体の内周面と本体部との間に配置されているので、枠体の有効開口面積に影響を与えるものではなく、当該有効開口面積を大きく確保することが可能である。しかも、プレート部は、枠体の挿入孔を塞ぐことが可能な大きさを有しているので、挿入孔の全体を閉じることが可能である。その結果、枠体の有効開口面積を大きく確保しつつ、フラップの回動軸部分への異物噛みこみを防止することが可能である。
上記の走行風導入機構において、前記プレート部は、前記枠体に対向する面に突起を有するのが好ましい。
かかる構成では、プレート部と枠体との間に突起が介在することによって、プレート部が枠体に対して面接触することを防止し、プレート部の回動時の摩擦抵抗を低減することが可能である。これにより、フラップを開閉するために必要な動力を低減することが可能である。
上記の走行風導入機構において、前記本体部は、前記回動軸部から当該回動軸部の径方向外側に延びる形状を有しており、前記突起は、前記回動軸部から径方向外側に離れる方向でかつ前記本体部と同じ方向に延びるリブであり、前記リブの寸法は、前記本体部の板幅方向の長さが前記本体部の厚み方向の長さよりも長くなるように設定されているのが好ましい。
かかる構成では、フラップが閉じたときにはプレート部と枠体との隙間がリブによって閉じられて異物の噛みこみを防止することが可能である。一方、フラップが開いたときにはリブがフラップの本体部と共に倒れて開いた位置に移行するので、リブが開いた分だけ開口面積をより大きく確保することが可能である。
上記の走行風導入機構において、前記枠体の内側に複数の前記フラップを備えた構成であって、前記複数のフラップのうちの所定のフラップの前記回動軸部を回転駆動する駆動部であって、前記枠体を構成する壁部分の内部に配置された駆動部と、前記所定のフラップから前記複数の前記フラップのうちの前記所定のフラップ以外の他のフラップへ回転駆動力を伝達して当該他のフラップを前記所定のフラップと連動して回転させる伝達機構と、をさらに備えており、前記プレート部は、前記所定のフラップの前記回動軸部にのみ設けられているのが好ましい。
かかる構成では、駆動部によって回転駆動される所定のフラップの回動軸部にのみプレート部が設けられているので、挿入孔への異物混入によって駆動部が作動できなくなることを確実に抑制することが可能である。一方、駆動部が設けられていない他のフラップにはプレート部が設けられていないことにより、複数のフラップを有する構成においても枠体の有効開口面積を広く確保することが可能である。
上記の走行風導入機構において、前記フラップの前記回動軸部を回転駆動する駆動部をさらに備え、前記駆動部は、前記回動軸部を当該駆動部に連結した状態で初期設定として前記本体部における所定の開位置および閉位置の位置合わせの学習を行う機能を有し、 前記回動軸部の周面には、前記本体部の位置合わせの学習のために用いられる突起が設けられ、前記挿入孔は、前記突起を収容することが可能な大きさを有しているのが好ましい。
かかる構成では、挿入孔が回動軸部の周面に設けられた本体部の位置合わせの学習のための突起を収容することが可能な大きさを有している場合でも、プレート部は、挿入孔の全体を閉じることが可能であるので、大径になった挿入孔においてもプレート部によって異物の侵入を防止することが可能である。
本発明の走行風導入機構によれば、枠体の有効開口面積を大きく確保しつつ、フラップの回動軸部分への異物噛みこみを防止することができる。
本発明の実施形態に係る走行風導入機構を備えた車両前部の主要部の構成を示す側面図である。 図1の走行風導入機構を前面側から見た図である。 図1の走行風導入機構を右前方から見た図である。 図1の走行風導入機構を右後方から見た図である。 図1の走行風導入機構を左後方から見たリンク機構の拡大図である。 図5における複数のフラップのうち駆動部によって直接駆動される所定の駆動側フラップの主要部を示す拡大斜視図である。 図5の枠体の中央柱部分およびその周辺の拡大斜視図である。 図5の枠体の中央柱部分の内部構造を示す断面説明図である。 図5の所定のフラップが閉じている状態を示す図であって、(a)は前面側から見たリブが閉じている状態を示す図、(b)は回動軸部の延びる方向から見たリブが閉じている状態を示す図である。 図5の所定のフラップにおいてリブが開いている状態を前面側から見た図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。
図1には、本発明の実施形態にかかる走行風導入機構1が自動車等の車両の前部に搭載された構造が示されている。この車両前部の構成では、走行風導入機構1がラジエータ2の前部にボルトによる締結などによって連結されている。ラジエータ2は、車両の前後方向に延びるサイドフレーム3およびロアフレーム4のそれぞれの前端部に溶接などによって固定されている。
図1〜5に示されるように、本実施形態の走行風導入機構1は、走行風が導入される複数の開口5aを形成する枠体5と、当該枠体5の内側において開口5aを閉じる位置と開く位置との間で回転自在に設けられた複数の板状のフラップ6と、これら複数の板状のフラップ6を開閉させる機構として駆動部7および伝達機構としてのリンク機構8とを備えている。図4には、開位置のフラップ6を支持する支持体9が示されている。ここで、本発明において「複数の板状のフラップ6によって開口5aを閉じる」とは、開口5aの開口面積を狭める側に開度を変更することを意味するものであり、必ずしも開口5aを完全に塞ぐことを必要としない。また、本発明において「複数の板状のフラップ6によって開口5aを開く」とは、開口5aの開口面積を拡大する側に開度を変更することを意味するものであり、必ずしも開口5aを全開にすることを必要としない。
駆動部7は、ブラシレスモータなど種々の電動モータを備えている。駆動部7は、枠体5における後述の中央柱部分5bの内部に収容されている。また、駆動部7は、複数のフラップ6のうち所定のフラップ、すなわち、駆動側フラップ61(図3参照)の回動軸部12を当該駆動部7に連結したときに初期設定として駆動側フラップ61の本体部6aにおける所定の開位置および閉位置の位置合わせの学習を行う機能を有する。
この走行風導入機構1では、自動車のエンジンの動作状況に応じて多くの空気を必要な場合には、フラップ6を開き(水平に近づく方向へ回動し)、枠体5の開口5aから多くの空気を取り込むことが可能である。一方、多くの空気を必要としないときにはフラップ6を閉じて(垂直になるまで回動し)、開口5aを閉じて走行風による抵抗を低減することが可能である。
図2〜3に示されるように、枠体5は、複数の開口5aを形成するために、上下方向に延びる中央柱部分5bと、当該中央柱部分5bの左右両側に離間して配置された一対の側柱部分5cと、これら中央柱部分5bと側柱部分5cとの端部同士を連結する水平方向に延びる複数の梁とを備えている。複数の板状のフラップ6は、それぞれ中央柱部分5bと側柱部分5cとによって両端支持された状態で、水平方向に延びる軸(後述する回動軸部12および支持軸6c)の周りに回動することにより、枠体5の開口5aを開閉することが可能である。
枠体5の内周面(本実施形態では、中央柱部分5bの側面)には、フラップ6の軸部(後述の回動軸部12および支持軸6c)が回転自在に挿入される孔として、図7に示されるように、挿入孔15および複数の支持孔17が上下方向に並んで形成されている。中央柱部分5bにおける挿入孔15は、上記の駆動部7の嵌合凹部7aと連通するように配置されている。
挿入孔15は、駆動側フラップ61における後述の位置合わせ突起13(図6および図8参照)を収容することが可能な大きさを有している。
また、挿入孔15の内部には、位置合わせ突起13の回転位置を規制する一対の位置合わせ突起16が設けられている。位置合わせ突起16は、駆動側フラップ61の開位置および閉位置のときに上記の位置合わせ突起13に当接することにより駆動側フラップ61の位置決めを行うことが可能である。
なお、図示されていないが、枠体5の中央柱部分5bと水平方向に離間する側柱部分5cにも、各フラップ6の軸部を支持する支持孔が形成されている。
図5に示されるように、複数の板状のフラップ6は、それぞれ板状の本体部6aと、後述するリンクピン22と結合するリンク結合部6bとを備えている点で共通している。複数の板状のフラップ6のうち駆動部7に接続される駆動側フラップ61は、駆動部7からの回転駆動力を直接受けて開閉する。他のフラップ6は、後述するリンク機構8によって駆動側フラップ61と連動して開閉する。
図6に示されるように、駆動側フラップ61は、本体部6aの少なくとも一端(本実施形態では駆動部7に近い側の端部)に形成された回動軸部12と、プレート部11とを備えている。本体部6aは、回動軸部12から当該回動軸部12の径方向外側および軸方向にそれぞれ延びている。
回動軸部12は、周面に複数の凸部を有しており、図7〜8に示される枠体5の中央柱部分5bの挿入孔15を通して、駆動部7の嵌合凹部7aに嵌合することが可能である。回動軸部12は、嵌合凹部7aに嵌合した状態で、駆動部7から回転駆動力を受けて回転することが可能である。
回動軸部12は、図6および図8に示されるように、駆動側フラップ61にのみ設けられている。他のフラップ6は、回動軸部12の代わりに、図5および図8に示されるように、支持軸6cが設けられている。支持軸6cは、枠体5の中央柱部分5bの支持孔17に挿入され、当該支持孔17の内周面によって回転自在に支持されている。
プレート部11は、円板状の部分であり、回動軸部12の延びる方向に交差(本実施形態では直交)するように当該回動軸部12に配設されている。なお、プレート部11は、回動軸部12の延びる向きに直交していなくても、プレート部11の回転に支障がない程度の角度で回動軸部12に交差していればよい。
プレート部11は、回動軸部12の延びる方向において本体部6aと連続して並ぶように、当該本体部6aと一体形成されている。そのため、プレート部11の存在によって、本体部6aと枠体5との隙間を広くする必要がない。
図8に示されるように、プレート部11の外径D2は、枠体5の中央柱部分5bの挿入孔15の内径D1よりも大きくなるように設定されている。すなわち、プレート部11は、挿入孔15を本体部6a側から塞ぐことが可能な大きさを有している。このプレート部11は、フラップ6を枠体5の内部に取り付けた状態では、枠体5の内周面と本体部6aとの間に位置し、挿入孔15を閉じる位置に配置されている。ここで、本発明における「挿入孔15を本体部6a側から塞ぐことが可能な大きさ」は、回動軸部12の軸方向に沿ってプレート部11を見たときに、プレート部11が挿入孔15よりも大きい面積を有していればよい。
本実施形態では、フラップ6の開閉に伴ってプレート部11が回転するときに枠体5の中央柱部分5bの側面との接触による回転時の負荷を低減するために、プレート部11は、図6および図9〜10に示されるように、枠体5の中央柱部分5bに対向する面に突起としてのリブ14を有する。
リブ14は、回動軸部12から径方向外側に離れる方向でかつ本体部6aと同じ方向に延びている。本実施形態では、一対のリブ14が回動軸部12の両側から径方向外側に互いに離れる方向に延びている。
図10に示されるように、リブ14の寸法は、本体部6aの板幅方向の長さが当該本体部6aの厚み方向の長さよりも長くなるように設定されている。
また、図6に示される回動軸部12の側縁には、駆動側フラップ61の本体部6aの位置合わせの学習のために用いられる一対の位置合わせ突起13が設けられている。一対の位置合わせ突起13は、駆動側フラップ61が開位置と閉位置との間で回動するのに伴って枠体5の挿入孔15(図7参照)の内部で回動軸部12の周方向に移動する。駆動側フラップ61の位置合わせ突起13は、挿入孔15の内部に突出する位置合わせ突起16(図7参照)に当接することにより、駆動側フラップ61は、所定の開いた位置(水平面に対して0度の角度)から所定の閉じた位置(90度)までの間の制限された範囲で回転することが可能である。これにより、駆動部7は、フラップ6の回動軸部12が駆動部7の嵌合凹部7a(図7参照)に嵌合した状態で、駆動側フラップ61を0度から90度まで手動で回転させることにより、駆動部7に対して駆動側フラップ61の位置合わせの学習(すなわち、駆動側フラップ61の閉位置および開位置の初期設定)を行うことが可能である。
リンク機構8は、図4〜5および図8に示されるように、複数枚のフラップ6のうちの駆動側フラップ61以外の他のフラップ6を駆動側フラップ61にリンク結合するように構成されている。これにより、リンク機構8は、駆動側フラップ61から複数のフラップ6のうちの駆動側フラップ61以外の他のフラップ6へ回転駆動力を伝達して当該他のフラップ6を駆動側フラップ61と連動して回転させる伝達機構として機能することが可能である。
リンク機構8は、具体的には、枠体5の中央柱部分5bに沿って上下方向に延びるリンクプレート21と、当該リンクプレート21の両側に突出する複数のリンクピン22と、各フラップ6のリンク結合部6bとから構成されている。
リンクプレート21は、枠体5の中央柱部分5bの後面側(走行風の流れ方向の下流側)に配置されている。リンクプレート21は、中央柱部分5bに沿って上下方向に移動可能に配置されている。リンクプレート21の両側縁には、各フラップ6に対応する本数のリンクピン22が左右両側に突出するように設けられている。
各フラップ6のリンク結合部6bは、回動軸部12に対して直交する方向に延びるプレート状の部分である。リンク結合部6bの先端部には、リンク孔6b1(図6参照)が形成されている。リンクピン22がリンク孔6b1に挿入されることにより、駆動側フラップ61以外の他のフラップ6の本体部6aは、リンク結合部6b、リンクピン22、リンクプレート21、および駆動側フラップ61のリンク結合部6bを介して、駆動側フラップ61の本体部6aとリンク結合された状態になっている。したがって、駆動側フラップ61の本体部6aが開閉すれば、リンク機構8介して、他の複数のフラップ6の本体部6aもそれに連動して開閉することが可能である。
(本実施形態の特徴)
(1)
上記のように、本実施形態の走行風導入機構1では、走行風導入機構1は、走行風が導入される開口5aを形成する枠体5と、当該枠体5の内側において開口5aを閉じる位置と開く位置との間で回転自在に設けられた複数の板状のフラップ6とを備えている。複数のフラップ6のうち所定の駆動側フラップ61は、板状の本体部6aと、本体部6aの少なくとも一端に形成された回動軸部12と、回動軸部12の延びる方向に交差(本実施形態では直交)するように当該回動軸部12に配設されたプレート部11とを備えている。枠体5の内周面には、回動軸部12が回転自在に挿入される挿入孔15が形成されている。プレート部11は、枠体5の内周面と本体部6aとの間に位置し、挿入孔15を本体部6a側から塞ぐことが可能な大きさを有している。
この構成では、駆動側フラップ61は、回動軸部12の延びる方向に交差するように当該回動軸部12に配設されたプレート部11を備えている。一方、枠体5には、回動軸部12が回転自在に挿入される挿入孔15が形成されている。このプレート部11は、駆動側フラップ61を枠体5の内部に取り付けた状態では、従来では使用されていなかったスペース(デッドスペース)である枠体5の内周面と本体部6aとの間に配置されているので、枠体5の有効開口面積に影響を与えるものではなく、当該有効開口面積を大きく確保することが可能である。しかも、プレート部11は、枠体5の挿入孔15を塞ぐことが可能な大きさを有しているので、挿入孔15の全体を閉じることが可能である。その結果、枠体5の有効開口面積を大きく確保しつつ、駆動側フラップ61の回動軸部12への異物噛みこみ(すなわち、回動軸部12と挿入孔15(または駆動部7の嵌合凹部7a)との隙間における異物噛みこみ)を防止することが可能である。
(2)
本実施形態の走行風導入機構1では、プレート部11は、枠体5に対向する面に突起としてのリブ14を有する。この構成では、プレート部11と枠体5との間にリブ14が介在することによって、プレート部11が枠体5に対して面接触することを防止し、プレート部11の回動時の摩擦抵抗を低減することが可能である。これにより、駆動側フラップ61を開閉するために必要な動力を低減することが可能である。
(3)
本実施形態の走行風導入機構1では、本体部6aは、回動軸部12から当該回動軸部12の径方向外側に延びる形状を有している。突起として、回動軸部12から径方向外側に離れる方向でかつ本体部6aと同じ方向に延びるリブ14が採用されている。リブ14の寸法は、本体部6aの板幅方向の長さが本体部6aの厚み方向の長さよりも長くなるように設定されている。
この構成では、図9に示されるように駆動側フラップ61が閉じたときには、本体部6aおよびリブ14は、垂直方向に延びる位置になって開口5aを閉じる状態になる。このとき、プレート部11と枠体5との隙間A(図10参照)がリブ14によって閉じられて異物の噛みこみを防止することが可能である。一方、図10に示されるように、駆動側フラップ61が開いたときにはリブ14が駆動側フラップ61の本体部6aと共に水平位置までに倒れて開いた位置に移行するので、リブ14が開いた隙間A(図10参照)の分だけ開口面積をより大きく確保することが可能である。
しかも、本実施形態では、リブ14における本体部6aの厚み方向の長さ(すなわち、図10におけるリブ14の上下方向の長さ)は、本体部6aの厚み(すなわち、図10における本体部10の上下方向の長さ)よりも小さく設定されている。したがって、図10に示されるように、フラップ6が開くことによって形成される隙間Aの開口面積をより一層大きく確保することが可能である。
(4)
本実施形態の走行風導入機構1は、枠体5の内側に複数のフラップ6が設けられた構成において、複数のフラップ6のうちの駆動側フラップ61の回動軸部12を回転駆動する駆動部7であって、枠体5を構成する壁部分(中央柱部分5b)の内部に配置された駆動部7と、駆動側フラップ61から複数のフラップ6のうちの駆動側フラップ61以外の他のフラップ6へ回転駆動力を伝達して当該他のフラップ6を駆動側フラップ61と連動して回転させる伝達機構としてのリンク機構8とをさらに備えている。プレート部11は、駆動側フラップ61の回動軸部12にのみ設けられている。
この構成では、駆動部7によって回転駆動される駆動側フラップ61の回動軸部12にのみプレート部11が設けられているので、挿入孔15への異物混入によって駆動部7が作動できなくなることを確実に抑制することが可能である。一方、駆動部7が設けられていない他のフラップ6にはプレート部11が設けられていないことにより、複数のフラップ6を有する構成においても枠体5の有効開口面積を広く確保することが可能である。
なお、本実施形態では、駆動側フラップ61から他のフラップ6へ回転駆動力を伝達する伝達機構の一例として、リンク機構が示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。伝達機構は、リンク機構以外にも、歯車やワイヤなどによって構成された伝達機構であってもよい。
(5)
本実施形態の走行風導入機構1では、駆動部7は、駆動側フラップ61の回動軸部12を当該駆動部7に連結した状態で初期設定として本体部6aにおける所定の開位置および閉位置の位置合わせの学習を行う機能を有する。回動軸部12の周面には、本体部6aの位置合わせの学習のために用いられる位置合わせ突起13が設けられている。挿入孔15は、位置合わせ突起13を収容することが可能な大きさを有している。
この構成では、挿入孔15が回動軸部12の周面に設けられた本体部6aの位置合わせの学習のための位置合わせ突起13を収容することが可能な大きさを有している場合でも、プレート部11は、挿入孔15の全体を閉じることが可能であるので、大径になった挿入孔15においてもプレート部11によって異物の侵入を防止することが可能である。
(変形例)
(A)
なお、上記の実施形態では、プレート部11に設けられた突起の一例として回動軸部12から離れる方向に延びるリブ14が示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。プレート部11に設けられる突起は、枠体5の内周面に当たる位置に形成されていればよい。
したがって、本発明の変形例として、突起は、リブ14のように回動軸部12から離れる方向に延びている形態だけでなく、挿入孔15の外周縁よりもやや外側に配置された点状の突起としてのリブ14でもよいし、挿入孔15の外周縁よりもやや外側において回動軸部12の周方向に延びる円形のリブ14であってもよい。これらの場合も、プレート部11と枠体5との間に突起が介在することよってプレート部11と枠体5との面接触を防止し、それにより、プレート部11の回動時の摩擦抵抗を低減し、駆動側フラップ61の開閉時に必要な動力を低減することが可能である。
(B)
上記の実施形態では、複数のフラップを備えた構成が示されているが、本発明はこれに限定されない。本発明では、1枚のフラップを備えた構成であっても適用することが可能である。
1 走行風導入機構
5 枠体
5a 開口
6 フラップ
6a 本体部
7 駆動部
8 リンク機構
11 プレート部
12 回動軸部
13 位置合わせ突起
14 リブ(突起)
15 挿入孔
61 駆動側フラップ(フラップ)

Claims (5)

  1. 走行風が導入される開口を形成する枠体と、当該枠体の内側において前記開口を閉じる位置と開く位置との間で回転自在に設けられた板状のフラップとを備えた走行風導入機構であって、
    前記フラップは、板状の本体部と、前記本体部の少なくとも一端に形成された回動軸部と、前記回動軸部の延びる方向に交差するように当該回動軸部に配設されたプレート部とを備えており、
    前記枠体の内周面には、前記回動軸部が回転自在に挿入される挿入孔が形成され、
    前記プレート部は、前記枠体の内周面と前記本体部との間に位置し、前記挿入孔を前記本体部側から塞ぐことが可能な大きさを有している、
    走行風導入機構。
  2. 前記プレート部は、前記枠体に対向する面に突起を有する。
    請求項1に記載の走行風導入機構。
  3. 前記本体部は、前記回動軸部から当該回動軸部の径方向外側に延びる形状を有しており、
    前記突起は、前記回動軸部から径方向外側に離れる方向でかつ前記本体部と同じ方向に延びるリブであり、
    前記リブの寸法は、前記本体部の板幅方向の長さが前記本体部の厚み方向の長さよりも長くなるように設定されている、
    請求項2に記載の走行風導入機構。
  4. 前記枠体の内側に複数の前記フラップを備えた構成であって、
    前記複数のフラップのうちの所定のフラップの前記回動軸部を回転駆動する駆動部であって、前記枠体を構成する壁部分の内部に配置された駆動部と、
    前記所定のフラップから前記複数の前記フラップのうちの前記所定のフラップ以外の他のフラップへ回転駆動力を伝達して当該他のフラップを前記所定のフラップと連動して回転させる伝達機構と、
    をさらに備えており、
    前記プレート部は、前記所定のフラップの前記回動軸部にのみ設けられている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行風導入機構。
  5. 前記フラップの前記回動軸部を回転駆動する駆動部をさらに備え、
    前記駆動部は、前記回動軸部を当該駆動部に連結した状態で初期設定として前記本体部における所定の開位置および閉位置の位置合わせの学習を行う機能を有し、
    前記回動軸部の周面には、前記本体部の位置合わせの学習のために用いられる突起が設けられ、
    前記挿入孔は、前記突起を収容することが可能な大きさを有している、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行風導入機構。
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