JP7110603B2 - 転舵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車輪を独立して転舵可能な転舵装置に関するものである。
特許文献1に記載の転舵装置は、インホイールモータを有していない車輪を転舵するものであり、車輪を保持するハブキャリアとロアアームとの間に設けられた転舵用モータを含む。転舵用モータは、本体が、ハブキャリアとロアアームとのいずれか一方に固定され、出力軸が、ハブキャリアとロアアームとの他方に一体的に回転可能に、かつ、キングピン軸と同軸上に設けられる。
特開2007-55409号公報
本発明の課題は、車両を駆動する駆動用モータであるインホイールモータを有する車輪を転舵する転舵装置を良好に設けることである。
課題を解決するための手段および効果
本発明に係る転舵装置は、インホイールモータを有する車輪を転舵するものであり、(i)車輪を回転軸線回りに回転可能に保持するキャリアを、キングピン軸回りに回動可能に支持する回動支持部材と、(ii)車輪を含み、車輪とともにキングピン軸回りに回動させられる車輪側部材とのいずれか一方に固定された本体と、キングピン軸から離れた位置に、キングピン軸と平行に伸びて設けられた出力軸とを含む転舵用モータと、出力軸と、回動支持部材と車輪側部材との他方とを連結する連結機構とを含むものとされる。このように、出力軸がキングピン軸から離れて位置するため、転舵用モータをインホイールモータと干渉することなく設けることができる。また、出力軸をキングピン軸と同軸上に設ける必要がないため、その分、転舵用モータの設置の自由度を向上させることができる。
本発明の実施例1に係る転舵装置によって転舵されるホイール(転舵装置は省略した)の断面図である。 上記ホイールを回転軸線回りに回転可能に支持するキャリアと回動支持部材との連結部を示す分解斜視図である。 上記転舵装置および支持装置を示す斜視図である。 上記転舵装置の作動状態を示す斜視図である。 図4とは別の作動状態を示す斜視図である。 上記転舵装置のリンク機構を概念的に示す図である。 本発明の実施例2に係る転舵装置によって転舵されるホイール(転舵装置は省略した)の断面図である。 上記転舵装置を示す斜視図である。 上記転舵装置の作動状態を示す斜視図である。 図9とは別の作動状態を示す斜視図である。 上記転舵装置のリンク機構を概念的に示す図である。 上記ホイールの要部の分解斜視図である。 上記ホイールとは別のホイールの要部の分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両の転舵装置を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本実施例に係る転舵装置8(図3等参照)によって転舵されるホイール10を示す。ホイール10は、ディスク部10aとリム部10bとを含み、ディスク部10aにおいて、ハブ12に、複数対のハブボルト12a、ハブナット12bによって取り付けられる。ハブ12は、ベアリング部13を介してキャリア14に回転軸線Pの回りに回転可能に保持される。
ホイール10には、車両を駆動する駆動用モータとしてのインホイールモータ20が設けられる。本実施例において、インホイールモータ20は、減速機付きモータであり、電動モータ22と減速機24とを含む。インホイールモータ20において、電動モータ22の回転速度が減速機24によって減速されて、出力軸20sが回転させられ、それにより、ハブ12(ホイール10)が回転させられる。インホイールモータ20は、ホイール10の内部(リム10bの内周側の空間)において、キャリア14に保持される。キャリア14には、インホイールモータ20が保持されるとともに、ハブ12を介してホイール10が回転軸線Pの回りに回転可能に保持される。キャリア14は、ホイール10の幅方向の中心付近に配設され、支持装置28を介して車体側部材Bに支持される。
支持装置28は、回動支持部材30と、サスペンションアーム32,34とを含む。回動支持部材30は、キャリア14を相対回動可能に支持するものであり、回動支持部材30がサスペンションアーム32,34を介して車体側部材Bに支持される。
回動支持部材30は、概して枠状を成した部材であり、第1~第4支持部30a~30d等により構成される。第1支持部30a、第2支持部30bは、上下方向に離間して位置し、それぞれ、図2に示すように、第1連結部42、第2連結部44においてキャリア14に連結される。第1連結部42、第2連結部44は、キャリア14の互いに鉛直方向に隔たった位置に設けられる。第1連結部42、第2連結部44は、それぞれ、ベアリング46を含み、第1支持部30a、第2支持部30bとキャリア14とを、互いに鉛直軸線回りに相対回動可能に連結する。第1連結部42と、第2連結部44とを通る線がキングピン軸Kであり、キャリア14は、鉛直方向に伸びたキングピン軸の回りに相対回動可能に回動支持部材30の第1支持部30a、第2支持部30bに支持される。
また、第1支持部30aの他端部、第2支持部30bの他端部は、図3~5に示すように、それぞれ、分岐させられ、分岐させられた部分である分岐他端部同士が、それぞれ、第3支持部30c、第4支持部30dによって連結される。具体的には、第1支持部30aの分岐他端部30p、30qの一方である分岐他端部30pと、第2支持部30bの分岐他端部30r、30sの一方である分岐他端部30rとが、第3支持部30cによって固定的に連結され、第1支持部30aの他方の分岐他端部30qと第2支持部30bの他方の分岐他端部30sとが、第4支持部30dによって固定的に連結される。
さらに、分岐他端部30p、30qの間、分岐他端部30r、30sの間には、それぞれ、連結部36、38が設けられ、連結部36、38において、それぞれ、サスペンションアームであるアッパアーム32、ロアアーム34が揺動可能に連結される。
転舵装置8は、転舵用モータ50、連結機構51等を含む。転舵用モータ50は減速機付きモータであり、電動モータ58と減速機59とを含む。電動モータ58の回転速度が減速機59によって減速されて、出力軸(回転軸と称することもできる)60が回転させられる。本実施例においては、転舵用モータ50の本体52が、車輪側部材としてのキャリア14にブラケット54を介して固定的に支持されるともに、インホイールモータ20の本体20hに爪部56を介して係合させられる。ブラケット54は、アーム部と円環部とを備えた形状を成し、アーム部においてキャリア14に固定され、円環部において転舵用モータ50の本体52に嵌合されて固定される。車輪側部材とは、ホイール10を含み、ホイール10と一体的にキングピン軸回りに回動可能な部材である。
出力軸60は、図3に示すように、キングピン軸Kから離れた位置において、出力軸60を通る軸線Mがキングピン軸Kと平行に伸びて設けられる。出力軸60は、回動支持部材30の第3支持部30cに連結機構51を介して連結される。
連結機構51は、2つのリンク部材70,72等を含む。また、図6に示すように、連結機構51の2つのリンク部材70,72と、第1支持部30aおよび第3支持部30cと、転舵用モータ50の本体52,ブラケット54およびキャリア14とにより、4節のリンク機構74が構成される。上述の転舵用モータ50の本体52,ブラケット54およびキャリア14から構成されるリンク部材をリンク部材76とし、第1支持部30aおよび第3支持部30cから構成されるリンク部材をリンク部材78とした。
リンク機構74において、リンク部材78が固定リンク部材であり、リンク部材78に、リンク部材72であるサブリンク部材が第3支持部30cに設けられた固定連結部82を介して連結され、リンク部材76であるサブリンク部材がキャリア14に設けられた連結部42である固定連結部を介して連結される。また、リンク部材70である中間リンク部材は、リンク部材72とリンク部材76とに、それぞれ、可動連結部86,88を介して連結される。可動連結部88は、転舵用モータ50の出力軸60に設けられ、リンク部材70を出力軸60と一体的に回転可能に連結する。本実施例において、転舵用モータ50はキャリア14に保持されるため、キングピン軸Kの回りに回動させられるものである。そのため、出力軸60に設けられた連結部が可動連結部88とされるのである。
また、本実施例において、固定連結部82の軸線82p(図4参照)、可動連結部86の軸線86pは鉛直軸線と平行に伸び、固定連結部82、可動連結部86は、鉛直軸線回りに、2つのリンク部材を相対回動可能に連結する。換言すれば、固定連結部82、連結部42、可動連結部86,88は、それぞれ、互いに平行な軸線(鉛直軸線であるキングピン軸と平行な軸線)回りに2つのリンク部材を相対回動可能に連結するものである。
以上のように構成された転舵装置8において、車両が直進状態にあり、ホイール10の転舵角度が0である場合には、リンク機構74は、図3に示す状態、図6の実線が示す状態にある。この状態から出力軸60が本体52に対して矢印X0方向に回転させられると、リンク機構74は、図4に示す状態、図6の一点鎖線が示す状態となる。出力軸60の矢印X0方向の回転によりリンク部材76が矢印X1方向に回動させられ、キャリア14、すなわち、ホイール10がX1方向にキングピン軸回りに転舵される。それに対して、出力軸60が矢印Y0方向に回転させられると、リンク機構74は、図5に示す状態、図6の破線が示す状態となる。リンク部材76が矢印Y1方向に回動させられ、キャリア14、すなわち、車輪がY1方向にキングピン軸回りに転舵される。
リンク機構74において、出力軸60の回転角度と、キャリア14の回動角度、すなわち、ホイール10の転舵角度とは1対1に対応する。そのため、出力軸60の回転角度の制御により、ホイール10の転舵角度が制御される。
このように、本実施例に係る転舵装置8は、インホイールモータ20を有するホイール10を転舵するものであるが、転舵装置8において、車輪側部材(ホイール10、キャリア14、インホイールモータ20等、ホイール10とともに一体的にキングピン軸Kの回りに回動可能な部材をいう)であるキャリア14に転舵用モータ50の本体52が固定され、回動支持部材30の第3支持部30cに出力軸60が連結機構51を介して連結される。そのため、出力軸60の転舵用モータ50の本体52に対する相対回転により、ホイール10と支持装置28との間にキングピン軸Kの回りの相対回転が生じさせられ、それにより、ホイール10がキングピン軸回りに転舵されるのである。また、出力軸60が第3支持部30cに連結機構51を介して連結されるため、出力軸60をキングピン軸Kから離すことができる。
本実施例1においては、ホイール10の内部においてインホイールモータ20がキャリア14に保持され、キャリア14がホイール10の内部においてキングピン軸Kの回りに相対回動可能に支持装置28に支持される。そのため、特許文献1に記載の転舵装置におけるように、転舵用モータを、出力軸がキングピン軸と同軸上に位置する状態で設けることは困難である。
一方、例えば、インホイールモータがキャリアに支持され、キャリアが、キャリアのアーム部において、ホイールの外部においてキングピン軸の回りに相対回動可能に支持装置に支持される場合には、転舵用モータを、出力軸がキングピン軸と同軸上に位置する状態で設けることもできるが、転舵用モータが高い位置に設けられることになり、不都合が生じる場合がある。
それに対して、本実施例1に係る転舵装置8においては、転舵用モータ50の出力軸60がキングピン軸Kから離れて設けられるため、ホイール10の内部においてインホイールモータ20がキャリア14に支持され、キャリア14がホイール10の内部を通るキングピン軸Kの回りに相対回動可能に回動支持部材30によって支持される場合であっても、転舵用モータ50を低い位置に良好に設けることができる。また、出力軸60がキングピン軸Kから離れて設けられるため、特許文献1に記載の転舵装置における場合と比較して、転舵用モータ50の設置の自由度を向上させることができる。
なお、出力軸60は、回動支持部材30の第3支持部30c以外の部分(例えば、第1支持部30a、第2支持部30b、第4支持部30d)に連結機構を介して連結されるようにすることもできる。
図7は、転舵装置98によって転舵されるホイール10を示す。また、ホイール10は、キャリア100に回転軸線Pの回りに回転可能に保持され、キャリア100にインホイールモータ20が保持される。また、キャリア100は支持装置110によってキングピン軸Kの回りに相対回動可能に車体側部材Bに支持される。以下、実施例1におけるホイールの構成部材と同様の作用を成す構成部材においては同じ符号を付して説明を省略する。
キャリア100は、円盤部100vと、円盤部100vの上下方向に隔たった部分に固定された第1アーム部102および第2アーム部104とを含む。第1アーム部102、第2アーム部104は、先端部において回動支持部材101によって回動可能に支持され、回動支持部材101がサスペンションアーム105a,105bを介して車体側部材Bに支持される。本実施例において、回動支持部材101、サスペンションアーム105a,105b等により支持装置110が構成される。
回動支持部材101は、第5支持部112a、第6支持部112b等を含む。第5支持部112aは、第1アーム部102、第2アーム部104の先端部同士を、連結部106,108を介して連結する。連結部106,108は、実施例1の連結部42,44と同様にベアリング46を含むものであるが、互いに鉛直方向に対してずれた位置に設けられる。そのため、連結部106,108を通るキングピン軸Kは鉛直方向に対して傾斜して伸びる。本実施例においては、キャリア100が、第1アーム部102、第2アーム部104において、第5支持部112aによって、鉛直方向に対して傾斜して伸びたキングピン軸Kの回りに相対回動可能に連結されるのである。また、第5支持部112aには、第6支持部112bが固定的に取り付けられ、第5支持部112aの第6支持部112bの取付け部近傍に設けられた連結部114,115においてサスペンションアーム105a、105bが揺動可能に連結される。
図8~10に示すように、転舵装置98は、転舵用モータ120と連結機構121とを含む。転舵用モータ120は、実施例1における場合と同様に、減速機付きのモータであり、電動モータ120mと減速機120dとを含む。本実施例においては、転舵用モータ120の本体120mが回動支持部材101の第5支持部112aにブラケット124(図11参照)を介して固定される。転舵用モータ120の出力軸130は、キングピン軸Kから離れた位置において、出力軸130を通る軸線Mがキングピン軸Kと平行に伸びて設けられ、連結機構121によって、キャリア100の第1アーム部102に連結される。連結機構121は、2つのリンク部材132,134等を含む。
図11に示すように、連結機構121(リンク部材132,134)と、第1アーム部102と、転舵用モータ120の本体120m,ブラケット124および第5支持部112aとによって4節のリンク機構140が構成される。転舵用モータ120の本体120m、ブラケット124および第5支持部112aをリンク部材(固定リンク部材)141とした。また、リンク部材141に、固定連結部142を介してリンク部材132であるサブリンク部材が連結され、固定連結部である連結部106を介してサブリンク部材である第1アーム部102が連結される。固定連結部142は出力軸130に設けられるが、本実施例において、転舵用モータ120は、回動支持部材101の構成部材に固定され、移動しないものである。そのため、出力軸130に設けられた連結部142は固定連結部とされる。また、リンク部材134である中間リンク部材は、リンク部材132と、第1アーム部102とに可動連結部146,148を介して連結される。可動連結部148は第1アーム部102に設けられる。
なお、可動連結部146,148の軸線146p、148pは、キングピン軸Kと平行に延び、可動連結部146,148の軸線146p、148p、固定連結部106、142の軸線は、互いに平行(鉛直軸線に対して傾斜したキングピン軸と平行)とされ、これらは2つのリンク部材を互いに平行な軸線回りに相対回転可能に連結する。
以上のように構成された転舵装置において、直進状態において、リンク機構140は、図8に示す状態、図11の実線に示す状態にある。出力軸130をX方向に回転させることにより、リンク機構140は、図9、図11の一点鎖線が示す状態となる。第1アーム部102は固定連結部106の回りにX方向に回動させられ、ホイール10がキングピン軸回りに転舵される。また、出力軸130をY方向に回転させることにより、リンク機構140は、図10に示す状態、図11の破線が示す状態となる。第1アーム部102は、固定連結部106の回りにY方向に回動させられ、ホイール10がY方向にキングピン軸回りに転舵される。
実施例2においても、実施例1における場合と同様に、リンク機構140において、出力軸130の回転角度とホイール10の転舵角度とは1対1に対応し、転舵用モータ120の制御によりホイール10の転舵角が制御される。
なお、転舵用モータ120の本体120mは、第6支持部112に固定的に設けられるようにすることもでき、出力軸130は、ホイール10、キャリア100の円盤部100v,第2アーム部104、インホイールモータ20等の車輪側部材のいずれかに連結機構を介して連結されるようにすることもできる。
また、車輪保持部材としてのキャリアの形状は、上記実施例1,2に記載のキャリア14,100に限らない。
例えば、実施例1においては、キャリア14にインホイールモータ20が保持されるが、図12に示すように、キャリア14と、インホイールモータ20の本体20hの一部である蓋部202(詳細には、減速機24の蓋部)とが別部材とされていた。一方、キャリア100は支持装置28によって車体側部材Bに支持されるため、キャリア14に作用する力は車体側部材Bによって受けられ、インホイールモータ20に作用する力はインホイールモータ20の本体20hによって受けられる。そのため、インホイールモータ20の本体20hの強度を大きくする必要があった。
それに対して、本実施例においては、図13に示すように、キャリアと蓋部とが一体化され、蓋部付きキャリア210とされる。そして、蓋付きキャリア210が、図示しない支持装置により車体側部材Bに支持されるため、蓋部付きキャリア210に作用する力は良好に車体側部材Bによって受けられる。すなわち、インホイールモータ20に作用する力も車体側部材Bによって受けられる。その結果、インホイールモータ20の本体20hの蓋部(202)を除く部分20mの強度を小さくすることができ、軽量化を図ることができる。
その他、本発明は、上記実施例の他、当業者の知識に基づいて、種々の態様で実施することができる。
10:ホイール 14,100:キャリア 20:インホイールモータ 28,111:支持装置 30,101:回動支持部材 32:アッパアーム 34:ロアアーム 30c:第3支持部 30d:第4支持部 42:第1連結部 44:第2連結部 50,120:転舵用モータ 51,121:連結機構 52,120m:本体 54,124:ブラケット 60,130:出力軸 70,72,76,78:リンク部材 82,86,88:連結部 74,140:リンク機構 102:第1アーム部 106,108:連結部 112a:第5支持部 112b:第6支持部 132,134,141:リンク部材 142,146,148:連結部
請求可能な発明
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明について説明する。
(1)車両を駆動する駆動用のモータであるインホイールモータを有する車輪を、キングピン軸回りに転舵する転舵装置であって、
前記キングピン軸から離れた位置において、前記キングピン軸と平行に伸びた出力軸を備えた転舵用モータを含むことを特徴とする転舵装置。
(2)前記転舵用モータの本体が、前記車輪を回転可能に保持するキャリアをキングピン軸回りに相対回転可能に支持する回動支持部材と、前記車輪を含み、前記車輪とともに前記キングピン軸回りに回動させられる部材である車輪側部材とのいずれか一方に固定的に設けられ、
当該転舵装置が、前記回動支持部材と前記車輪側部材との他方と前記転舵用モータの出力軸とを連結する連結機構を含む(1)項に記載の転舵装置。
車輪は、回動支持部材に連結されたサスペンション部材を介して車体側部材に支持されるのであり、回動支持部材およびサスペンション部材等によって車輪をキングピン軸回りに回動可能に支持する支持装置が構成される。
車輪側部材には、車輪、車輪を保持する車輪保持部材としてのキャリア、キャリアに保持されたインホイールモータ等が該当する。転舵用モータの本体と出力軸とのいずれか一方は、これら車輪側部材のいずれかに固定または連結される。
(3)前記連結機構が、前記出力軸と前記他方とを連結する2本以上のリンク部材を含む(1)項または(2)項に記載の転舵装置。
転舵装置は、2本以上のリンク部材を構成要素とする4節のリンク機構を含むものとすることができる。
(4)前記インホイールモータが前記キャリアに保持され、前記キャリアが前記車輪側部材の構成要素の1つであり、
前記転舵用モータの本体と前記出力軸とのいずれか一方が、前記キャリアに固定または連結された(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の転舵装置。
(5)前記インホイールモータが前記キャリアに保持され、
前記キャリアが、前記インホイールモータのハウジングの一部と一体的に形成された(1)項ないし(4)項のいずれか1つに記載の転舵装置。
(6)車両を駆動する駆動用のモータであるインホイールモータを有する車輪を転舵する転舵装置であって、
前記車輪を回転可能に保持するキャリアをキングピン軸回りに相対回転可能に支持する回動支持部材と、前記車輪を含み、前記車輪とともに前記キングピン軸回りに回動させられる車輪側部材との一方に、本体が固定された転舵用モータと、
前記回動支持部材と前記車輪側部材との他方と前記転舵用モータの出力軸とを連結する連結機構と
を含むことを特徴とする転舵装置。
本項の転舵装置には、(1)項ないし(5)項のいずれか1つに記載の技術的特徴を採用することができる。

Claims (2)

  1. 車両を駆動する駆動用のモータであるインホイールモータを有する車輪を転舵する転舵装置であって、
    (i)前記車輪を前記車輪の回転軸線の回りに回転可能に保持するキャリアを、キングピン軸回りに相対回動可能に支持する回動支持部材と、前記車輪を含み、前記車輪とともに前記キングピン軸回りに回動させられる部材である車輪側部材との一方に設けられた本体と、(ii)前記キングピン軸から離れた位置に、前記キングピン軸と平行に伸びた出力軸とを有する転舵用モータと、
    前記回動支持部材と前記車輪側部材との他方と、前記出力軸とを連結する連結機構とを含み、
    前記連結機構が、前記出力軸と前記他方とを連結する2本以上のリンク部材を含み、
    前記インホイールモータが前記キャリアに保持され、
    前記キャリアが前記車輪側部材の構成要素であり、
    前記転舵用モータの本体が、前記キャリアに設けられ、
    前記連結機構が、前記出力軸と前記回動支持部材とを連結する転舵装置。
  2. 前記回動支持部材が、前記車両の車体側部材にサスペンションアームを介して連結されるとともに、概して長手形状を成す第1支持部および第2支持部を備え、
    前記第1支持部および前記第2支持部が、それぞれ、一端部において、上下方向に隔たって、前記キャリアに前記キングピン軸回りに相対回動可能に連結され、他端部において、互いに連結された請求項1に記載の転舵装置。
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