JP7106326B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタに関する。
従来から、ロール状の印字媒体を装填する際に揺動部材が印字媒体に当接して揺動し保持ピンが印字媒体の管材内に入り込むことで印字媒体を保持し、印字媒体を取り出す際に付勢手段による付勢力により揺動部材及び保持ピンが元の位置に戻る動作をするプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-87861号公報
しかしながら、従来の技術では、印字媒体を装填する際に揺動部材が印字媒体の軸方向から印字媒体を構成する管材内に全て入り込み、前記付勢力により保持ピンが引っ込んでしまい、印字媒体の保持ができない場合があった。
そこで、本発明の一つの態様は、印字媒体の装填及び保持を確実に行うことが可能なプリンタを提供することを目的とする。
本発明の一つの態様によれば、ロール状の印字媒体を挟み込む一対の支持部材と、前記印字媒体を回転自在に保持する保持ピンを備えるとともに揺動軸を介して前記支持部材に揺動自在にそれぞれ取り付けられ、前記印字媒体に当接することで一対の前記保持ピンが互いに近づく方向に揺動する一対の揺動部材と、を備え、前記揺動部材は、前記揺動部材の揺動軸方向の長さが、前記揺動部材の揺動半径方向の長さ及び前記印字媒体の管材の内径よりも長く、且つ前記揺動部材の重心の位置が前記揺動軸よりも高い位置に配置されることで一対の前記揺動部材の上部が重力により互いに離間する方向に揺動可能なプリンタが提供される。
本発明の一つの態様によれば、印字媒体の装填及び保持を確実に行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。 図3は、カバー11を開放した状態を示す図である。 図4は、リボン供給軸33をリボン交換位置にした状態を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の開放状態の斜視図である。 図6は、本発明の実施形態に係るプリンタ100及びそれを構成するロールガイド60の平面図である。 図7は、本発明の実施形態に係るプリンタ100を構成するロールガイド60を示す断面図である。 図8は、図6、図7のVIII矢視図であり、ロールガイド60を構成する支持部材65及び揺動部材70の概略構成図である。 図9は、図8のIX-IX線断面図である。 図10は、図8のX-X線断面図である。 図11は、ロールガイド60を構成する支持部材65の斜視図である。 図12は、ロールガイド60を構成する揺動部材70(アーム部71)の斜視図である。 図13は、図12の裏面図である。 図14は、ロールガイド60を構成する揺動部材70(退避動作部76)の斜視図である。 図15は、図12の右側面図及び図13の左側面図に対応する図であって、第2延出部73を図12及び図13に示す形態よりも延長させた場合の図である。 図16は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(アーム部71揺動後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。 図17は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(アーム部71揺動後)を説明するための図であって、図10に対応するものである。 図18は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(退避動作部76揺動後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。 図19は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(退避動作部76揺動後)を説明するための図であって、図10に対応するものである。 図20は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(ロック後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。 図21は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(ロック後)を説明するための図であって、図10に対応するものである。 図22は、揺動部材70を構成する第1延出部72及び第2延出部73と印字媒体Mとの関係を示す図である。 図23は、ロールガイド60において径の小さい印字媒体Mを装填・保持する動作(揺動部材70揺動後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。 図24は、ロールガイド60から印字媒体M(シート)を取り出す場合の揺動部材70の動作を示す図であり、図24(a)は印字媒体M(シート)が傾斜面751に当接したとき、図24(b)は印字媒体M(シート)から傾斜面751が力を受け、傾斜面751の楔効果を用いて一対の保持ピン78が互いに近接する方向に揺動部材70が揺動したとき、図24(c)は、印字媒体M(シート)が保持ピン78に当接することで一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材が揺動したときを示す。
[プリンタ100の全体構造]
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るプリンタ100について説明する。
プリンタ100は、インクリボンRを熱してインクリボンRのインクを印字媒体Mに転写することで印字を行う熱転写方式のものである。印字媒体Mは、例えば、帯状の台紙に複数のラベルが所定の間隔で連続して仮着されたラベル連続体であり、図2に示すように、管材Pにロール状に巻き回されたものである。
プリンタ100は、図1、図2に示すように、筐体10と、筐体10の開口部を覆うカバー11と、を備える。
印字媒体Mは、図2に示すように、管材P内に入り込んだ保持ピン78に保持される。なお、印字媒体Mとして、台紙なしラベルを使用することもできる。
カバー11は、筐体10に設けられた支持軸13により一端側の端部が揺動自在に支持される。カバー11は、支持軸13を支点として揺動させることで、筐体10の開口部を開放する開放状態(図3参照)と、閉止する閉止状態(図2参照)と、を切り替えることができる。
筐体10には、カバー11を閉止状態に維持するロック機構(図示せず)が設けられる。ロック機構は、図1に示すレバー14を操作することで解除される。
カバー11の他端側の端部と筐体10との間には、図2に示す印字部15で印字された印字媒体Mがプリンタ100から排出される排出口16が形成される。
カバー11には、排出口16に臨むカッタ17が取り付けられる。これにより、排出口16から排出された印字済の印字媒体Mを切断することができる。なお、カバー11には、カッタ17に代えて他の様々なユニットを取り付けることができる。
排出口16と印字部15との間には、印字媒体Mの有無を検出する透過センサ18が設けられる。
透過センサ18は、所定の光を出射する発光ユニット18aと、発光ユニット18aから出射された光を受光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受光ユニット18bと、を有する光学センサである。
印字媒体Mが発光ユニット18aと受光ユニット18bとの間に存在すると、発光ユニット18aから出射された光が遮られ、受光ユニット18bが受光する光の強度が低下する。
これにより、透過センサ18は、印字媒体Mの有無を検出することができる。なお、発光ユニット18aと受光ユニット18bとの位置を入れ替えてもよい。
また、カバー11には、プリンタ100を操作するための操作ユニット19が設けられる。操作ユニット19は、各種操作ボタン、ディスプレイ、近距離無線通信モジュール、LED等を有する。ディスプレイは、タッチパネルであってもよい。
プリンタ100の内部には、図2に示すように、印字媒体Mに印字を行うための印字ユニット30、プリンタ100の動作を制御するコントローラ40等が収容される。
印字ユニット30は、一端側が支持軸13に揺動自在に支持される本体部31と、本体部31に取り付けられるサーマルヘッド32と、を備える。
サーマルヘッド32は、筐体10側に設けられたプラテンローラ20とともに印字媒体Mに印字を行う印字部15を構成する。
印字ユニット30は、サーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に印字媒体Mが挟持される印字位置(図2参照)と、サーマルヘッド32がプラテンローラ20から離間する非印字位置(図3、図4参照)と、の間で揺動自在とされる。
また、印字ユニット30は、印字部15に供給されるインクリボンRをロール状に保持するリボン供給軸33と、使用済のインクリボンRを巻き取るリボン巻取軸34と、インクリボンRと印字媒体Mとの間を仕切る仕切部材35と、リボン供給軸33から印字部15へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸36と、印字部15からリボン巻取軸34へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸37と、を備える。リボン供給軸33は、仕切部材35に着脱可能に取り付けられている。
印字媒体Mは、保持ピン78により保持された位置から印字部15に供給され、サーマルヘッド32とプラテンローラ20との間にインクリボンRとともに挟持される。
印字媒体M及びインクリボンRがサーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に挟持された状態、すなわち、印字ユニット30が印字位置にある状態でサーマルヘッド32の発熱素子への通電が行われると、発熱素子の熱によってインクリボンRのインクが印字媒体Mに転写され、印字媒体Mへの印字が行われる。
また、プラテン駆動モータ(図示せず)によってプラテンローラ20を正回転させると、印字媒体M及びインクリボンRが搬送方向下流側へと搬送されて印字媒体Mが排出口16からプリンタ100の外部に排出される。
また、リボン供給軸33及びリボン巻取軸34も、それぞれ駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される。
仕切部材35は、ベース部35aと、ベース部35aの一端側に設けられた軸部35bと、リボン供給軸33を軸部35bと平行且つ回動自在に支持する支持部35dと、軸部35bの中央部に形成された係合部35eと、を有する。
仕切部材35は、軸部35bにより本体部31に揺動自在に支持される。
係合部35eは、図2に示すように、カバー11に設けられた被係合部11aと係合するように構成される。仕切部材35を係合部35eが被係合部11aと係合する位置(閉止位置)にすると、リボン供給軸33が本体部31内に収容される。これにより、リボン供給軸33が、印字部15にインクリボンRを供給するリボン供給位置になる。
このように、係合部35eと被係合部11aとが係合することで、リボン供給軸33がリボン供給位置になる閉止位置に仕切部材35が維持される。また、印字ユニット30とカバー11とが結合された状態となる。
プリンタ100による印字を行う際は、カバー11は閉止状態とされ、且つ、仕切部材35の係合部35eとカバー11の被係合部11aとが係合した状態とされる。
よって、カバー11を閉止状態から開放状態にすると、印字ユニット30がカバー11と一体となって揺動し、図3に示すように、筐体10の開口部が開放される。
これにより、プリンタ100への印字媒体Mのセットや筐体10内の各部のメンテナンスを行うことができる。
さらに、図3に示す状態から係合部35eと被係合部11aとの係合を解除して仕切部材35を筐体10側に向けて揺動させると、仕切部材35が図4に示す開放位置になる。
仕切部材35が開放位置になるのに伴い、リボン供給軸33及びリボン供給軸33に保持されたロール状のインクリボンRがリボン巻取軸34に対して相対的に移動し、印字媒体Mの排出口16側(図2)に露出する。
これにより、リボン供給軸33がプリンタ100から着脱可能なリボン交換位置となり、インクリボンRの交換作業を行うことができる。
係合部35eと被係合部11aとの係合は、仕切部材35を所定トルク以上のトルクで筐体10側に揺動させると、係合部35e及び被係合部11aが弾性変形して解除される。
なお、係合部35eと被係合部11aとの係合が解除されることで、印字ユニット30自体も、筐体10側に向けて所定の位置まで揺動する。所定の位置は、筐体10における支持軸13の近傍に設けられた揺動規制部(図示せず)と本体部31とが当接する位置である。
揺動規制部による印字ユニット30の位置決めは、印字ユニット30を所定トルク以上のトルクで筐体10側に揺動させると、揺動規制部が弾性変形して本体部31が揺動規制部を乗り越えて解除される。
また、図2に示すように、仕切部材35におけるベース部35aの他端側には、搬送ガイド部35fが設けられる。搬送ガイド部35fは、図2に示すように、印字ユニット30が印字位置にある場合に、反射センサ21と対向して反射センサ21との間に印字媒体Mの搬送路を形成する。
反射センサ21は、所定の光を出射する発光部と、発光部から出射された光の印字媒体Mからの反射光を受光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受光部と、を有する光学センサである。
反射センサ21は、印字媒体Mの印字が施される面とは反対側の面に所定の間隔で予め印刷されているアイマークを検出する。
これにより、反射センサ21は、搬送方向における印字媒体Mの位置を検出することができる。
ここで、搬送中の印字媒体Mに弛みやうねりが発生すると、反射センサ21と印字媒体Mとの距離が大きくなって反射センサ21の検出精度が低下するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、印字ユニット30が印字位置にある場合、つまり、図2に示す状態では、仕切部材35の搬送ガイド部35fが反射センサ21との間に搬送路を形成するので、搬送ガイド部35fによって印字媒体Mがガイドされ、反射センサ21から一定の距離内で印字媒体Mが搬送される。よって、印字媒体Mの弛みやうねりによって反射センサ21と印字媒体Mとの距離が大きくなることを防止でき、反射センサ21の検出精度を安定させることができる。
また、仕切部材35に設けられた搬送ガイド部35fによって印字媒体Mの搬送路が形成されるので、反射センサ21から一定の距離内で印字媒体Mが搬送されるようにする部材を別途設ける必要がなく、当該部材に印字媒体Mを挿通する作業も不要となる。
また、仕切部材35は印字ユニット30に設けられるので、印字ユニット30を非印字位置にすると、印字媒体Mの搬送路全体を露出させることができる。よって、仕切部材35に搬送ガイド部35fを設けることで反射センサ21から一定の距離内で印字媒体Mが搬送されるようにしても、印字媒体Mをプリンタ100にセットする作業を容易に行うことができる。
また、図2に示すように、プリンタ100は、搬送方向における印字媒体Mの位置を検出する透過センサ22を備える。
透過センサ22は、所定の光を出射する発光部としての発光ユニット22aと、発光ユニット22aから出射された光を受光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受光部としての受光ユニット22bと、を有する光学センサである。
例えば、印字媒体Mが、帯状の台紙に複数のラベルが所定の間隔で連続して仮着されたラベル連続体である場合は、隣り合う2つのラベルの間には、台紙のみの部分が存在する。
ラベルが存在する部分と台紙のみの部分とでは、発光ユニット22aから出射された光の透過量が異なるので、受光ユニット22bが受光する光の強度が変化する。これにより、反射センサ21は、搬送方向における印字媒体Mの位置を検出することができる。
本実施形態では、図2に示すように、発光ユニット22aは、搬送ガイド部35fにおける印字媒体Mの搬送路とは反対側、つまり、搬送ガイド部35fの上面側に設けられる。また、搬送ガイド部35fには、発光ユニット22aから出射された光を通す貫通孔35gが形成されている。一方、受光ユニット22bは、図2に示すように、搬送路を挟んで筐体10側に設けられる。
上記したように、印字媒体Mをプリンタ100にセットする作業は、印字ユニット30を非印字位置にして筐体10の開口部を開放した状態で行われる。
つまり、本実施形態では、発光ユニット22aと受光ユニット22bとの間が大きく開放された状態で印字媒体Mをプリンタ100にセットできるので、印字媒体Mをプリンタ100にセットする作業を容易に行うことができる。なお、発光ユニット22aと受光ユニット22bとの位置を入れ替えてもよい。
プリンタ100は、使用する印字媒体Mの態様に応じて、反射センサ21と透過センサ22とのいずれか作動させて搬送方向における印字媒体Mの位置を検出するようになっている。
例えば、アイマークが設けられていない印字媒体Mを使用する場合は、プリンタ100は、透過センサ22によって印字媒体Mの位置を検出する。
コントローラ40は、マイクロプロセッサ、ROMやRAM等の記憶装置、入出力インターフェース、これらを接続するバス等で構成される。コントローラ40には、入出力インターフェースを介して、外部コンピュータからの印字データ、透過センサ18、22からの信号、反射センサ21からの信号等が入力される。
コントローラ40は、記憶装置に格納されている印字制御プログラムをマイクロプロセッサによって実行し、サーマルヘッド32の発熱素子への通電、各駆動モータへの通電等を制御する。
[ロールガイド60の構成]
図5は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の開放状態の斜視図である。図6は、本発明の実施形態に係るプリンタ100及びそれを構成するロールガイド60の平面図である。図7は、本発明の実施形態に係るプリンタ100を構成するロールガイド60を示す断面図である。
図5に示すように、ロールガイド60は、筐体10に形成され上方に開口するロール収納凹部101内に配置されている。
ロールガイド60は、印字媒体Mが上方からその径方向に沿って底部方向(挿入方向)に挿入される一対の支持部材65(65A,65B)を備える(図7)。
支持部材65(65A,65B)は、ロール収納凹部101の底部において、印字媒体Mの繰り出し方向(略水平方向)と直交する方向(以下、幅方向)に間隔をおいて配置される。
図6に示すように、支持部材65A,65Bは、それぞれロール収納凹部101において幅方向に延びるように配置されたガイド溝63に沿って幅方向に摺動可能となっている。
支持部材65A,65Bには、それぞれ幅方向に延びるラック61A,61Bがそれぞれ取り付けられ、ラック61A,ラック61Bは略水平方向に互いにずれた配置となっている。
ラック61Aとラック61Bの間にはピニオン62が挟み込まれ、ラック61Aとラック61Bはピニオン62を介して機械的に結合している。
一対の支持部材65A,65Bは、ピニオン62を回転させることにより、互いに離間する方向、又は互いに接近するように幅方向に摺動可能であり、摺動量は互いに同一となる。
支持部材65Aには、この支持部材65Aを、前記したガイド溝63に沿った任意の位置に係止するための係止機構が設けられている。
この係止機構は、ロール収納凹部101の内壁面で、支持部材65の側面に対向する位置にガイド溝63と平行に形成された鋸刃状の多数の係止溝641と、支持部材65Aの係止溝641に対向する部分に装着され、操作部643を印字媒体Mの繰り出し方向に操作することで係止溝641に係脱させられるストッパ642と、によって構成されている。
ストッパ642を係止溝641に係合させることで、支持部材65A及びラック61Aの摺動は禁止され、ピニオン62がラック61Aにより回転が禁止されることで、ラック61B及び支持部材65Bの摺動も禁止される。
また、ストッパ642を係止溝641から抜き出すことで、支持部材65A及びラック61Aの摺動は許容され、これによりピニオン62の回転も許容されラック61B及び支持部材65Bの摺動も許容される。
図6、図7に示すように、ロールガイド60は、一対の支持部材65と、印字媒体Mを回転自在に保持する保持ピン78を備えるとともに支持部材65に揺動自在に取り付けられた揺動部材70等を有する。
支持部材65には、幅方向及びプリンタ100の上下方向(印字媒体Mの出し入れ方向)に略直交する方向(略水平方向)に延びる揺動軸652(図7参照)が設けられている。
揺動部材70は、揺動軸652を介して支持部材65に揺動自在に取り付けられる。揺動部材70は、その主面(表面)が保持領域(ロール収納凹部101において印字媒体Mが装填・保持される領域)に対向するように支持部材65に取り付けられる。
揺動部材70は、揺動軸652に平行な方向(以後、揺動軸方向という)と、それに垂直な方向(以後、揺動半径方向という)に外形を有する板状の部材であり、揺動半径方向の中央部において揺動軸652に接続され、揺動軸652(揺動軸方向)を中心としてシーソーのように揺動する。
ここで、揺動半径方向とは、揺動軸方向に垂直な方向であって、揺動軸652を中心として回転する軸に沿った方向であり、揺動軸652を中心として回転することにより上下方向(印字媒体Mの出し入れ方向)と平行になる場合や、又は上下方向に対して交差(傾斜)する場合がある。
揺動部材70の揺動軸652よりも上側(印字媒体Mの取り出し方向側)となる位置に保持ピン78が配置されている。
また、揺動部材70の揺動軸652よりも下側(印字媒体Mの挿入方向側)となる位置には第1付勢バネ791(第1付勢手段)が取り付けられている。
第1付勢バネ791は、揺動部材70の揺動軸652よりも下側となる部分を印字媒体Mの保持領域(ロール収納凹部101)側に押し出す方向に付勢する。
これにより、一対の揺動部材70は、第1付勢バネ791により一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動した状態(初期状態)となる。
ここで、保持ピン78は、初期状態において、保持ピン78が支持部材65の表面(保持領域に対向する面)から突出しないように設計される(図7参照)。
一方、第1付勢バネ791を圧縮する方向に揺動部材70を揺動させると、揺動部材70の表面(保持領域側の面)は、保持ピン78が支持部材65の表面から保持領域側に突出した状態となる(図6参照、後述の第2揺動状態)。
後述のように、本実施形態では、保持ピン78が保持領域側に突出する際にその先端が印字媒体Mの端面に当接する場合を考慮して、保持ピン78が揺動部材70の揺動との干渉を回避するように保持ピン78を揺動部材70の表面から突出しない方向に退避させる構成を備える(後述の第1揺動状態、図16、図17参照)。
また、当該構成において、保持ピン78が印字媒体Mの管材P内に対向すると揺動部材70から突出して管材P内に入り込む動作が可能となっている(後述の第2揺動状態、図18、図19参照)。
図8は、図6、図7のVIII矢視図であり、ロールガイド60を構成する支持部材65及び揺動部材70の概略構成図である。図9は、図8のIX-IX線断面図である。図10は、図8のX-X線断面図である。
図11は、ロールガイド60を構成する支持部材65の斜視図である。図12は、ロールガイド60を構成する揺動部材70(アーム部71)の斜視図である。図13は、図12の裏面図である。図14は、ロールガイド60を構成する揺動部材70(退避動作部76)の斜視図である。
図8に示すように、揺動部材70は、支持部材65の上部(支持部材65の印字媒体Mの取り出し方向側の部分)に偏在するように配置されている。
揺動部材70は、その揺動半径方向(図8では、略上下方向)の長さが支持部材65の高さ方向の長さよりも短くなるように寸法が設計されている。
また、揺動部材70の揺動軸方向の長さは、揺動部材70の揺動半径方向の長さよりも長くなるように寸法が設計されている。
支持部材65の上部には、揺動部材70の外形に倣った形状を有し揺動部材70を支持部材65内に収容可能な収容部651が形成されている。また、収容部651内の両側面に揺動軸652(図11参照)が設けられている。
図8(詳細は図12,図13参照)に示すように、揺動部材70は、支持部材65に対して揺動軸652を介して揺動自在に支持されるとともに後述の退避動作部76(図14)を挟み込むように支持するアーム部71(揺動部材本体)と、アーム部71の左右側面から略揺動軸方向に延出する第1延出部72と、第1延出部72の先端から揺動半径方向(略下向き)に延出する第2延出部73と、アーム部71の下部から略下向きに延出する嵌め込み部74及び遮蔽部75と、を有し、これらが一体に形成されている。
アーム部71、第1延出部72、第2延出部73、遮蔽部75は、それぞれの保持領域側の面において同一平面を形成している。
アーム部71は、その主面(表面)が保持領域側に対向し印字媒体Mに対向若しくは接触する。またその裏面には揺動軸652に揺動自在に接続するとともにアーム部71全体を揺動軸652に対して略上下方向に摺動可能な軸受け部711(図13参照)が取り付けられている。
軸受け部711は、揺動半径方向に延びるとともにその上端(正の揺動半径方向側の端部)に揺動軸652を導入する開口部を備えた溝形状を有し、揺動軸652を溝内で摺動させることで、アーム部71全体を揺動半径方向(略上下方向)に摺動させることができる。
図9、図10に示すように、第1付勢バネ791は、略幅方向を長手方向とし、長手方向の一端が支持部材65(収容部651)に取り付けられ他端がアーム部71の軸受け部711よりも下側となる位置に取り付けられ(又は当接して)ている。
アーム部71は、2つのアームを有するが、この2つのアームの間に退避動作部76が配置される(図8参照)。退避動作部76は、初期状態において揺動部材70の揺動半径方向を長手方向とする部材である。
図9に示すように、アームの退避動作部76に対向する面には揺動部材70の裏側に向けて延出しつつ下向きに湾曲してアーム部71の表側に向かいアーム部71の表側に近い位置に先端を有する形状の揺動支点712が配置されている。
退避動作部76の下部であって揺動支点712に対応する位置にはU字型の支点受部761が配置されている。
揺動支点712の先端(下端)が支点受部761の内側に入り込みその底面に当接する態様で揺動支点712と支点受部761が互いに係合している。
退避動作部76は、揺動支点712の先端を中心に揺動軸652と略平行な方向を軸としてアーム部71に対して揺動(回動)することができる(図16参照)。
図9、図10に示すように、アーム部71と退避動作部76の揺動半径方向の間には第2付勢バネ792(第2付勢手段)が取り付けられている。
第2付勢バネ792は、初期状態において揺動半径方向を長手方向とし、当該長手方向の一端がアーム部71に当接し、他端が退避動作部76に当接している。
第2付勢バネ792は、揺動支点712の先端から揺動部材70の裏側に向けて所定距離変位した位置に配置される。
第2付勢バネ792は、アーム部71及び退避動作部76により圧縮応力が付与(印加)されている。
上記配置により、第2付勢バネ792は、支点受部761の揺動支点712との当接位置を中心として退避動作部76がアーム部71に対して保持領域側に相対的に揺動する付勢力を退避動作部76に付与する。
アーム部71は、退避動作部76が所定の揺動位置に到達したときに退避動作部76に当接するストッパ713を備える。
ストッパ713は、退避動作部76の表面(保持ピン78を除く)がアーム部71の表面と略同一平面を形成する位置で退避動作部76に当接するように設計され、このとき保持ピン78はアーム部71の表面から突出した状態で配置される。
なお、本実施形態においてストッパ713は3箇所配置されている(図12参照)。
上記構成により、退避動作部76は、基本的にアーム部71と一体となって揺動軸652を中心として揺動する。
しかし、後述のように退避動作部76に設けられた保持ピン78の先端が印字媒体Mの端面に当接すると、退避動作部76は印字媒体Mに当接する際の反力を利用して揺動支点712の先端を中心として保持ピン78がアーム部71から突出しない方向に相対的に揺動する(図16、図17参照)。
第1延出部72(図8、図12、図13参照)は、アーム部71から揺動軸方向において両方向に延出する部位である。
第1延出部72の先端には、揺動部材70の下側(第1付勢バネ791により保持領域側に突出する側)に延出する第2延出部73を備える。
図22は、揺動部材70を構成する第1延出部72及び第2延出部73と印字媒体Mとの関係を示す図である。
図22等に示すように、2つの第1延出部72の先端を結ぶ線の長さ、即ち揺動部材70の揺動軸方向の長さは、揺動部材70(アーム部71)の揺動半径方向の長さよりも長く設計するのが好適である。
第2延出部73は、揺動部材70が装填する印字媒体Mに当接している場合において、その先端が揺動軸652の延長線から下となる位置(負の揺動半径方向側に離間する位置であって第2付勢バネ792により揺動して印字媒体Mに当接する位置)に配置される。
これにより、印字媒体Mの管材Pの内径がアーム部71の揺動半径方向の長さよりも長く、アーム部71全体が幅方向から見て管材Pの内側に配置されるような場合であっても、第1延出部72の揺動軸方向の端部及び第2延出部73は印字媒体Mに当接する。
さらに、第2延出部73は、揺動軸652の延長線から離間した位置に配置された状態で印字媒体Mに当接するため、印字媒体Mから一定のモーメントを抗力として受けることができる。
これにより、アーム部71が第1付勢バネ791により空回りする、すなわち揺動部材70が初期状態に戻ることを禁止し、保持ピン78が管材P内に入り込んだ状態を維持することができる。
なお、本実施形態では、揺動部材70がアーム部71から第1延出部72及び第2延出部73が延出する形状を有しているが、アーム部71、第1延出部72、第2延出部73の外径を包含する略矩形形状としてもよい。
しかし、本実施形態の形状とすることで前記略矩形形状とした場合よりも揺動部材70を軽量化できるので、印字媒体Mを取り外す際の揺動部材70の第1付勢バネ791による揺動が容易となり、その分、第1付勢バネ791を小型化することができる。
図9、図10に示すように、保持ピン78の下部は、保持ピン78の根元に向かうにつれて保持ピン78の揺動半径方向の厚みが厚くなる傾斜面781となっている。
初期状態において(図7参照)、保持ピン78は、保持ピン78の傾斜面781と支持部材65の表面(保持領域側の面)が略同一平面になるようにし、保持ピン78が支持部材65の表面から突出しないように設計される。
保持ピン78には、根元付近において傾斜面781よりも傾斜角度の小さい傾斜面782が形成されている。
傾斜面782は、保持ピン78が印字媒体Mを保持する状態において、保持ピン78の根元に向かうにつれて印字媒体Mの管材Pに近接するように傾斜している(図18、図19参照)。
上記構成により、印字媒体Mを取り出す際に保持ピン78が印字媒体Mの管材Pに引っ掛かることを防止し、保持ピン78(揺動部材70)の揺動を容易に行うことで印字媒体Mの取り出しを容易に行うことができる。
図10に示すように、嵌め込み部74は、アーム部71の厚みよりも厚みが薄く形成されアーム部71の下面から突出した部位であり、収容部651の下部に形成された被嵌め込み部653にはめ込まれることによりアーム部71の揺動を禁止するものである(図21参照)。
ここで、嵌め込み部74の被嵌め込み部653に対向する面には、例えば凹部74aが形成され、被嵌め込み部653の嵌め込み部74に対向する面には、例えば凸部653aが形成され、凹部74aが凸部653aに嵌め込まれることで、嵌め込み部74が被嵌め込み部653が嵌め込まれる。なお、後述のように、図10等の破線円内に示すように、凹部74a及び凸部653aは省略することができる。
図10に示すように、嵌め込み部74は、揺動部材70の初期状態において、支持部材65の表面から突出する場合がある。
このとき、印字媒体Mをロールガイド60から取り出すときに、印字媒体M(ロール)の一部が撓んで垂れ下がった印字媒体M(シート)が嵌め込み部74に当接する場合がある。
その際、印字媒体M(シート)は、嵌め込み部74を保持領域側にさらに突出させる方向に揺動させることになり、印字媒体Mの取り出しが煩雑となるばかりか、無理に印字媒体Mを取り出すと印字媒体M(シート)が破損するおそれがある。
そこで、アーム部71には、嵌め込み部74に隣接して遮蔽部75(図9、図10)が設けられている。
遮蔽部75は、嵌め込み部74を挟むように一対で形成され(図12、図13参照)、揺動軸方向から見てその外形が嵌め込み部74の外形を内側に配置するように形成されている(図9、図10、図15参照)。
遮蔽部75(揺動部材70)は、揺動部材70が初期状態である場合において、支持部材65から保持領域に突出する部分を有するが、当該部分には、印字媒体Mの取り出し方向に向かうにつれて支持部材65から保持領域側に突出する外形を形成する傾斜面751を備える。
これにより、印字媒体Mをロールガイド60から取り出すときに、嵌め込み部74(揺動部材70)が支持部材65の表面から突出した場合であっても印字媒体M(ロール)の一部が撓んで垂れ下がった印字媒体M(シート)が幅方向に撓むことで嵌め込み部74に引っ掛かることなく傾斜面751を滑って逃げていく。
したがって、印字媒体Mを取り出す際の印字媒体M(シート)の引っ掛かりを防止できる。
図9、図10に示すように、揺動軸方向から見て遮蔽部75(揺動部材70)の外形の一部を形成する傾斜面751の印字媒体Mの挿入方向の端部の外形(図9、図10における破線部分)は揺動部材70の状態に関わらず支持部材65の外形の内側に配置されている。すなわち初期状態であっても支持部材65の表面よりも突出しないように設計されている。
これにより、上記同様に印字媒体M(ロール)の一部が撓んで垂れ下がった印字媒体M(シート)が傾斜面751の下端に当接することで遮蔽部75(揺動部材70)が保持領域側に突出する方向に揺動することを防止し、印字媒体Mを取り出す際の印字媒体M(シート)の引っ掛かりを防止できる。
図15は、図12の右側面図及び図13の左側面図に対応する図であって、第2延出部73を図12及び図13に示す形態よりも延長させた場合の図である。図15に示すように、上記の第2延出部73は、揺動軸652の揺動軸方向から見てその外形が遮蔽部75の外形の内側に配置できる範囲(例えば、図12の破線の矢印で示される位置)まで延出させることができる。
これにより、第2付勢バネ792により付勢された第2延出部73がロールガイド60に装填後の印字媒体Mから確実に抗力を受けることで、アーム部71の第2付勢バネ792による揺動を回避して保持ピン78による印字媒体Mの保持を維持することができる。
さらに、印字媒体Mを取り出す際に印字媒体M(ロール)の一部が撓んで垂れ下がった印字媒体M(シート)が第2延出部73に引っ掛かることを防止できる。
上記のように、揺動部材70(アーム部71、退避動作部76)は、軸受け部711が揺動軸652に対して揺動半径方向に摺動可能なように取り付けられることで、軸受け部711の摺動方向(略上下方向)にしたがって支持部材65に対して摺動可能となっている。
よって、保持ピン78の上部が印字媒体Mの管材Pに当接しその荷重を受けることで揺動部材70が所定距離下方に摺動(移動)する。その際、嵌め込み部74が被嵌め込み部653にはめ込まれた状態(ロック状態)となる(図21参照)。
図9、図10に示すように、退避動作部76の先端領域には、頭部771と括れ部772とを有し、括れ部772の先が頭部771となっている。
一方、収容部651は、図10に示すように、頭部771及び括れ部772を収容可能な形態を有し、頭部771及び括れ部772を収容する位置に係止部654が設けられている。
図14に示すように、係止部654は、揺動軸方向に並んで一対設けられ、退避動作部76(揺動部材70)が揺動する際に、括れ部772が一対の係止部654の間を通過するように配置されている。
また、頭部771は、一対の括れ部772の間隔よりも幅広く形成され、上記のロック状態のときに、係止部654に当接する(若しくは退避動作部76の揺動の際に係止部654に干渉する位置に配置される)ことで退避動作部76(揺動部材70)の揺動を禁止する。
[ロールガイド60の動作(その1)]
図16は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(アーム部71揺動後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。
図17は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(アーム部71揺動後)を説明するための図であって、図10に対応するものである。
図18は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(退避動作部76揺動後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。
図19は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(退避動作部76揺動後)を説明するための図であって、図10に対応するものである。
図20は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(ロック後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。
図21は、ロールガイド60において印字媒体Mを装填・保持する動作(ロック後)を説明するための図であって、図10に対応するものである。
本実施形態のプリンタ100を構成するロールガイド60の動作について説明する。
印字媒体Mを装填する前、ロールガイド60は、初期状態として、第1付勢バネ791により付勢され、一対の揺動部材70が保持ピン78を互いに離間する方向に配置されている(図7、図9、図10参照)。
そして、図16、図17に示すように、ロールガイド60に印字媒体Mを挿入し始めると、印字媒体Mが揺動部材70(アーム部71)に当接し、保持ピン78が互いに近接する方向に揺動部材70が揺動し(図7参照)、保持ピン78の先端が印字媒体Mの端部に当接する。
しかし、保持ピン78を支持する退避動作部76がアーム部71に対して相対的に揺動することで、退避動作部76の揺動が停止した状態でアーム部71は引き続き揺動し、アーム部71の表面と支持部材65の表面が、略同一平面を形成する(第1揺動状態)。
図18、図19に示すように、印字媒体Mの挿入を進行させ保持ピン78が印字媒体Mの管材P内に対向すると保持ピン78は第2付勢バネ792により管材P内に入り込む方向に揺動し、括れ部772が一対の係止部654の間を通過することで揺動が進行し、ストッパ713に当接することで揺動が停止する(第2揺動状態)。
図20、図21に示すように、保持ピン78の上部が管材Pの上側の内壁面に当接して保持ピン78が印字媒体Mから荷重を受けると、保持ピン78を備える揺動部材70は下方に摺動し、アーム部71に配置された嵌め込み部74(凹部74a)は、収容部651に形成された被嵌め込み部653(凸部653a)に嵌め込まれてアーム部71の揺動が禁止される。
なお、嵌め込み部74の下部(負の揺動半径側の端部)には保持領域側に傾斜した傾斜面741があり、収容部651の下部には揺動部材70の裏面側に傾斜した傾斜面655がある。
揺動部材70が下方に摺動すると傾斜面741と傾斜面655が当接し(図19参照)、嵌め込み部74は、傾斜面741により、傾斜面655よりも下方にある被嵌め込み部653にガイドされるようになっている。
したがって、第2揺動状態において揺動部材70の揺動が不十分であったとしても嵌め込み部74(凹部74a)を被嵌め込み部653(凸部653a)に確実に嵌め込むことができる。
なお、図17(第1揺動状態)、図19(第2揺動状態)において、傾斜面741は傾斜面655に当接しているが、傾斜面655から上方に離間した位置にあってもよい。
嵌め込み部74が被嵌め込み部653に嵌め込まれるとき、退避動作部76の頭部771は、収容部651に収容されるとともに、収容部651に形成された係止部654に対向・当接して退避動作部76の揺動が禁止される(ロック状態)。
以上により、印字媒体Mのロールガイド60への装填が終了し、印字媒体Mは保持ピン78により回転自在に保持される。
ここで、退避動作部76は、ロック状態においても保持領域側に揺動する方向の付勢力を第2付勢バネ792から受けている。よって、第2付勢バネ792からの付勢力により保持ピン78が安定的に管材Pの中に入り込んで印字媒体Mの保持を維持できる場合は、係止部654(図11の破線円内の図参照)を省略することができる。この場合、支持部材65の設計が容易になるので、コストを抑制することができる。
もちろん、係止部654を適用することにより、ロック状態において退避動作部76の揺動を確実に禁止できる。
また、図21等に示すように、嵌め込み部74が被嵌め込み部653に当接する限り揺動部材70(アーム部71)の揺動は禁止される。そして、ロック状態において、保持ピン78(揺動部材70)には、印字媒体Mの荷重が付与され、揺動部材70(アーム部71)が持ち上がることはない。したがって、嵌め込み部74の凹部74a及び被嵌め込み部653の凸部653aは省略することができる(図10、図17、図19、図21の破線円内の図参照)。
これにより、揺動部材70が第2揺動状態からロック状態に移行するときに、嵌め込み部74の被嵌め込み部653との対向面が、被嵌め込み部653の嵌め込み部74との対向面に対して何ら障害なく摺動する態様となるので、第2揺動状態からロック状態への移行(又はその逆の移行)をスムーズに行うことができる。
また、頭部771は、第2揺動状態(図19参照)において支持部材65よりも上方に突出した状態になっているが、ロック状態(図21参照)となると収容部651(支持部材65)に収容された形となる。
これにより、使用者は頭部771が収容部651に収容されたか否かによりアーム部71及び退避動作部76の揺動がロックされ、印字媒体Mが保持ピン78に保持されたことを確認することができる。
逆にロールガイド60から印字媒体Mを取り出す際は、印字媒体Mの管材Pの下側の内壁面が保持ピン78の傾斜面782に当接し(図18、図19参照)、印字媒体Mが保持ピン78を持ち上げることで揺動部材70は上方に摺動し、このとき頭部771は支持部材65の上部から突出する。
頭部771が係止部654よりも高くなることで退避動作部76はアーム部71に対して揺動自在となる。同時に、嵌め込み部74の嵌め込みも解除されてアーム部71は揺動自在となり、アーム部71は第1付勢バネ791の付勢力により揺動して印字媒体Mに当接する(第2揺動状態)。
その後、印字媒体Mを引き上げるにつれて、第1付勢バネ791による揺動部材70の揺動が進行して保持ピン78が支持部材65の表面から突出しなくなることで、印字媒体Mをロールガイド60から容易に取り出すことができる。
印字媒体Mを取り出すと、揺動部材70は初期状態に戻る。
なお、第2揺動状態において、利用者が頭部771を支持部材65の裏側に揺動させて保持ピン78を収容部651に引き込ませることで、印字媒体Mをロールガイド60から取り出すこともできる。
本実施形態において、保持ピン78は、印字媒体Mの装填の際に揺動部材70が揺動するとただちに支持部材65から印字媒体Mの保持領域に突出するのではなく、印字媒体Mの管材P内に対向する段階で初めて管材P内に入り込むように動作する。
また、揺動部材70は、支持部材65において上端側に偏在して配置され、揺動部材70よりも下方には印字媒体Mを保持するための空間(保持領域)が確保されている(図7、図8参照)。
よって、本実施形態では、印字媒体Mの直径が揺動部材70(アーム部71)の揺動半径方向の長さよりもかなり大きいものであっても、当該印字媒体Mを確実に装填・保持することができる。
また、揺動部材70(アーム部71)の揺動半径方向の長さは、支持部材65の上下方向の長さよりも短く(例えば半分以下)なるように設計することが好ましい。
これにより揺動部材70の印字媒体Mとの当接位置と保持ピン78との距離を短くすることができ、管材Pの内径が小さい印字媒体Mも確実に装填・保持することができる。
[ロールガイド60の動作(その2)]
図23は、ロールガイド60において径の小さい印字媒体Mを装填・保持する動作(揺動部材70揺動後)を説明するための図であって、図9に対応するものである。
ここでは、印字媒体M(シート)が残り少なく、印字媒体Mが揺動部材70(アーム部71)に当接した段階で保持ピン78が印字媒体Mの管材P内に対向する場合の動作について説明する。
図23に示すように、印字媒体Mがアーム部71に当接すると、保持ピン78は管材P内に対向するので、退避動作部76はアーム部71とともに揺動し、保持ピン78はそのまま管材P内に入り込む。その後は、図20及び図21に示す動作と同様の動作を行う。
また、印字媒体Mを取り出すときは、嵌め込み部74によるアーム部71の揺動及び係止部654による退避動作部76の揺動が許容され、アーム部71はすぐに印字媒体Mから離間した状態となるので、アーム部71及び退避動作部76は、第1付勢バネ791により揺動し、初期状態に戻る。
よって、本実施形態では、印字媒体M(シート)が残り少なくなった状態の印字媒体Mであっても確実に装填・保持することができる。
初期状態における揺動部材70と揺動軸652の配置において、例えば、揺動部材70の揺動半径方向の重心が揺動軸652よりも高い位置に配置されることにより、各揺動部材70の上部が重力により保持領域から離間する方向に揺動して一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動する設計となっている場合は、第1付勢バネ791(第1付勢手段)を省略することができる。
また、例えば、印字媒体Mを装填する際に揺動部材70の下部に当接(押圧)して一対の保持ピン78が互いに近づく方向に揺動部材70が容易に揺動し、印字媒体Mを取り出すときに印字媒体Mの管材Pが保持ピン78(傾斜面781)に当接(押圧)することで一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70が容易に揺動する場合には、第1付勢バネ791(第1付勢手段)を省略することができる。
図24は、ロールガイド60から印字媒体M(シート)を取り出す場合の揺動部材70の動作を示す図であり、図24(a)は印字媒体M(シート)が傾斜面751に当接したとき、図24(b)は印字媒体M(シート)から傾斜面751が力を受け、傾斜面751の楔効果を用いて一対の保持ピン78が互いに近接する方向に揺動部材70が揺動したとき、図24(c)は、印字媒体M(シート)が保持ピン78に当接することで一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70が揺動したときを示す。
第1付勢バネ791を省略した場合、又は第1付勢バネ791の付勢力が小さい場合に印字媒体Mをロールガイド60から取り出す場合であって、印字媒体M(ロール)の一部が撓んで垂れ下がった印字媒体M(シート)がある場合の揺動部材70の動作について説明する。
この場合、印字媒体M(ロール)(図7参照)を引き上げると、まず一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70が遥動し、揺動部材70の傾斜面751が支持部材65から保持領域側に突出する。
このとき、図24(a)に示すように、揺動部材70(傾斜面751)の下端(図24(a)の破線部分)は揺動軸方向から見て支持部材65よりも内側に配置され、支持部材65の保持領域側の面と傾斜面751が鈍角(90度以上)に交差した状態を維持しており、支持部材65と揺動部材70との間に段差は形成されない。このため、揺動部材70(傾斜面751)の下端が印字媒体M(シート)に引っ掛かり、これにより一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70が揺動し、揺動部材70が印字媒体M(シート)に干渉することを回避できる。
よって、図24(a)に示すように、印字媒体M(ロール)(図24では不図示)をさらに引き上げると、印字媒体M(シート)が傾斜面751に当接する。
すると、図24(b)に示すように、傾斜面751(揺動部材70)は、印字媒体M(シート)から力を受けて、いわゆる楔効果により支持部材65側に押し込まれ、一対の保持ピン78が互いに近づく方向に揺動部材70が揺動軸652を軸として揺動する。
さらに、印字媒体M(ロール)を引き上げると印字媒体M(シート)は保持ピン78の傾斜面781に対して当接する。このとき、傾斜面781(保持ピン78)は、印字媒体M(シート)から支持部材65側に押し込まれ、今度は一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70が揺動軸652を軸として揺動する。
また、さらに印字媒体M(ロール)を引き上げると印字媒体M(シート)は保持ピン78の傾斜面782に対して当接する。このとき、傾斜面782(保持ピン78)は、印字媒体M(シート)から支持部材65側にさらに押し込まれ、一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70がさらに揺動する。
よって、図24(c)に示すように、保持ピン78が支持部材65内に押し込まれることで、印字媒体M(シート)が揺動部材70及び保持ピン78に引っかかることなく印字媒体Mを容易にロールガイド60から取り出すことができる。
なお、第1付勢バネ791を備える場合であって、その付勢力が小さい場合において、印字媒体M(シート)が傾斜面751が当接すると、傾斜面751(揺動部材70)は、第1付勢バネ791の付勢力に関わらず印字媒体M(シート)から力を受けて、いわゆる楔効果により支持部材65側に押し込まれ、一対の保持ピン78が互いに近づく方向に揺動部材70が揺動する。そして、印字媒体M(シート)が傾斜面751を通過した段階で、一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70が揺動し始め、揺動軸652近傍に到達した段階で揺動が完了する(図24(c)参照)。
以上のように、第1付勢バネ791の有無に関わらず、印字媒体Mを取り出す際の印字媒体M(シート)の引っ掛かりを防止できる。また、印字媒体Mの取り出し後、揺動部材70は初期状態に戻るので、次の印字媒体Mの装填も容易に行うことができる。
もちろん、第1付勢バネ791(第1付勢手段)を本実施形態に適用することにより、一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70を揺動させる動作を安定的に行うことができる。
[本実施形態の効果]
上記のように、本実施形態によれば、ロール状の印字媒体Mを挟み込む一対の支持部材65と、印字媒体Mを回転自在に保持する保持ピン78を備えるとともに支持部材65に揺動自在にそれぞれ取り付けられ、印字媒体Mに当接することで一対の保持ピン78が互いに近づく方向に揺動する一対の揺動部材70と、を備え、揺動部材70は、揺動部材70の揺動軸方向の長さが、揺動部材70の揺動半径方向の長さよりも長い。
上記構成により、揺動部材70の揺動半径方向の長さが印字媒体Mの管材Pの内径よりも小さくても、揺動部材70の揺動軸方向の長さが当該内径よりも大きくすることが可能であるので、少なくとも揺動部材70の揺動軸方向の端部と印字媒体Mとの当接を維持することができる。
したがって、印字媒体Mが揺動部材70に当接したのちに揺動部材70が第1付勢バネ791(付勢手段)により回動して保持ピン78が支持部材65側に引っ込むことを防止して印字媒体Mの装填及び保持を確実に行うことが可能なプリンタ100となる。
本実施形態において、一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動する付勢力を揺動部材70に付与する第1付勢バネ791(第1付勢手段)を備える。
これにより、一対の保持ピン78が互いに離間する方向に揺動部材70を揺動させる動作を安定的に行うことができる。
本実施形態において、揺動部材70は、保持ピン78を備える揺動部材本体(アーム部71、退避動作部76)と、揺動部材本体から揺動軸方向に延びる第1延出部72と、第1延出部72の先端から揺動半径方向であって付勢手段(第1付勢バネ791)により印字媒体Mの保持領域側に突出する方向に延びる第2延出部73と、を備える。
これにより、揺動部材70を矩形形状で形成する場合よりも軽量化できるので、印字媒体Mを取り外す際の付勢手段(第1付勢バネ791)による付勢を容易に行うことができ、その分、付勢手段(第1付勢バネ791)を小型化することができる。
本実施形態において、揺動部材70は、一対の保持ピン78を互いに離間させる方向に揺動させた初期状態と、印字媒体Mに当接することで一対の保持ピン78が互いに近づく方向に揺動した揺動状態(第1揺動状態、第2揺動状態)と、揺動状態の後保持ピン78が印字媒体Mから荷重を受けることで所定距離下方に移動した移動状態(ロック状態)と、に配置状態を可変可能とされ、初期状態において支持部材65から印字媒体Mの保持領域側に突出するとともに移動状態(ロック状態)において支持部材65(被嵌め込み部653)に嵌め込まれる嵌め込み部74と、揺動軸方向から見て嵌め込み部74の外形を内側に配置する外形を有する遮蔽部75と、を備え、揺動軸方向から見て第2延出部73の外形は遮蔽部75の外形の内側に配置されている。
これにより、嵌め込み部74に印字媒体M(ロール)の一部が撓んで垂れ下がった印字媒体M(シート)が引っ掛かることを防止し、印字媒体Mを取り出す際の煩雑さを解消することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
プリンタ100は、例えば、インクジェット方式、感熱方式等により印字を行うものであってもよい。
100 プリンタ
10 筐体
101 ロール収納凹部
11 カバー
11a 被係合部
13 支持軸
14 レバー
15 印字部
16 排出口
17 カッタ
18 透過センサ
18a 発光ユニット
18b 受光ユニット
19 操作ユニット
20 プラテンローラ
21 反射センサ
22 透過センサ
22a 発光ユニット(発光部)
22b 受光ユニット(受光部)
30 印字ユニット
31 本体部
32 サーマルヘッド
33 リボン供給軸
34 リボン巻取軸
35 仕切部材
35a ベース部
35b 軸部
35d 支持部
35e 係合部
35f 搬送ガイド部
35g 貫通孔
36 ガイド軸
37 ガイド軸
40 コントローラ
50 印字ユニット
55 仕切部材
60 ロールガイド
61A ラック
61B ラック
62 ピニオン
63 ガイド溝
641 係止溝
642 ストッパ
643 操作部
65 支持部材
651 収容部
652 揺動軸
653 被嵌め込み部
653a 凸部
654 係止部
655 傾斜面
70 揺動部材
71 アーム部
711 軸受け部
712 揺動支点
713 ストッパ
72 第1延出部
73 第2延出部
74 嵌め込み部
74a 凹部
741 傾斜面
75 遮蔽部
751 傾斜面
76 退避動作部
761 支点受部
771 頭部
772 括れ部
78 保持ピン
781 傾斜面
782 傾斜面
791 第1付勢バネ
792 第2付勢バネ
M 印字媒体
P 管材
R インクリボン

Claims (4)

  1. ロール状の印字媒体を挟み込む一対の支持部材と、
    前記印字媒体を回転自在に保持する保持ピンを備えるとともに揺動軸を介して前記支持部材に揺動自在にそれぞれ取り付けられ、前記印字媒体に当接することで一対の前記保持ピンが互いに近づく方向に揺動する一対の揺動部材と、
    を備え、
    前記揺動部材は、
    前記揺動部材の揺動軸方向の長さが、前記揺動部材の揺動半径方向の長さ及び前記印字媒体の管材の内径よりも長く、且つ前記揺動部材の重心の位置が前記揺動軸よりも高い位置に配置されることで一対の前記揺動部材の上部が重力により互いに離間する方向に揺動可能なプリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタにおいて、
    一対の前記保持ピンが互いに離間する方向に揺動する付勢力を前記揺動部材に印加する付勢手段を備えるプリンタ。
  3. 請求項2に記載のプリンタにおいて、
    前記揺動部材は、
    前記保持ピンを備える揺動部材本体と、
    前記揺動部材本体から前記揺動軸方向に延びる第1延出部と、
    前記第1延出部の先端から前記揺動半径方向であって前記付勢手段により前記印字媒体の保持領域側に突出する方向に延びる第2延出部と、を備えるプリンタ。
  4. 請求項3に記載のプリンタにおいて、
    前記揺動部材は、
    一対の前記保持ピンを互いに離間させる方向に揺動させた初期状態と、前記印字媒体に当接することで一対の前記保持ピンが互いに近づく方向に揺動した揺動状態と、前記揺動状態の後前記保持ピンが前記印字媒体から荷重を受けることで所定距離下方に移動した移動状態と、に配置状態を可変可能とされ、
    前記初期状態において前記支持部材から前記印字媒体の保持領域側に突出するとともに前記移動状態において前記支持部材に嵌め込まれる嵌め込み部と、
    前記揺動軸方向から見て前記嵌め込み部の外形を内側に配置する外形を有する遮蔽部と、を備え、
    前記揺動軸方向から見て前記第2延出部の外形は前記遮蔽部の外形の内側に配置されているプリンタ。
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