JP7011430B2 - プリンタ - Google Patents

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本発明は、プリンタに関する。
特許文献1には、印字部に供給されるインクリボンをロール状に保持するリボン供給軸と、使用済のインクリボンを巻き取るリボン巻取軸と、を備え、インクリボンを熱してインクリボンのインクを印字媒体に転写して印字する熱転写方式のプリンタが開示されている。
特許文献1のプリンタでは、インクリボンの交換の際に、新たなインクリボンを供給軸から巻取軸に架け渡ししやすいように、インクリボンの挿通路が拡がるように構成されている。
特開2009-179010号公報
特許文献1のプリンタでは、インクリボンが巻回されたスプール軸の両端は、スプール軸装着部によって挟持されている。スプール軸装着部は、コイルバネを備え、スプール軸を両端から内側に向けて付勢している。
このため、スプール軸を取り替える際には、スプール軸の一方の端部をコイルバネを縮める方向に移動させて、他方の端部をスプール軸装着部から離脱させた後、スプール軸を抜き出すことが必要である。
特許文献1のプリンタによれば、ユーザによるインクリボンの架け渡し作業は、行い易くなったものの、ユーザは、印字ユニットが開放された状態の限られたスペースを使って上述したようなスプール軸の着脱操作を行わなければならない。このため、スプール軸の着脱操作には、依然として改良の余地が残されていた。
そこで、本発明は、インクリボンの交換作業性を向上できるプリンタの提供を目的とする。
本発明のある態様によれば、インクリボンを用いて印字媒体に印字するプリンタであって、筐体と、前記筐体の開口部を覆う閉止状態と前記開口部を開放する開放状態とを切り替えるカバーと、前記インクリボンを前記プリンタに着脱可能に取り付けるためのリボン軸と、前記リボン軸の一方の端部側を前記プリンタに装着した状態又は前記プリンタから取り外し可能にする状態に移行させる着脱機構と、前記カバーの前記開放状態において前記着脱機構前記リボン軸の一方の端部側を装着した状態及び、前記カバーの前記開放状態において前記着脱機構前記リボン軸の一方の端部側を前記取り外し可能にする状態において、前記リボン軸の他方の端部側を保持するとともに、前記リボン軸の前記他方の端部側と前記プリンタとを係合する保持機構と、を備える、プリンタが提供される。
本発明によれば、プリンタにおけるインクリボンの交換作業性を向上できる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係るプリンタ100のカバー11及び印字ユニット30を開放した状態を示す概略構成図である。 図4は、リボン交換位置にある仕切部材35の正面図である。 図5は、仕切部材35を説明する斜視図である。 図6は、リボン軸310(リボン供給軸33)を説明する斜視図である。 図7は、リボン軸310(リボン供給軸33)を外した状態を説明する斜視図である。 図8は、別の実施形態として示す仕切部材400の正面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るプリンタ100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。また、図2は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。
プリンタ100は、インクリボンRを熱してインクリボンRのインクを印字媒体Mに転写することで印字を行う熱転写方式のプリンタである。印字媒体Mは、例えば、帯状の台紙に複数のラベルが連続して仮着されたラベル連続体である。
プリンタ100は、図1、図2に示すように、筐体10と、筐体10の開口部を覆うカバー11と、を備える。ここで、筐体10には、プリンタ100本体を構成する内部構造の一部も含まれる。
印字媒体Mは、図2に示すように、ロール状に巻き回された状態で媒体供給軸12に保持される。なお、印字媒体Mとして、台紙なしラベルやファンフォールド型媒体を使用することもできる。
カバー11は、筐体10に設けられた支持軸13により一端側の端部が揺動自在に支持される。カバー11は、支持軸13を支点として揺動させることで、筐体10の開口部を閉止する閉止状態(図2参照)と、開放する開放状態(図3参照)と、を切り替えることができる。
筐体0には、カバー11を閉止状態に維持するロック機構(図示せず)が設けられる。ロック機構は、図1に示すレバー14を操作することで解除される。
カバー11の他端側の端部と筐体10との間には、図2に示す印字部15で印字された印字媒体Mがプリンタ100から排出される排出口16が形成される。
本実施形態のカバー11には、排出口16に臨むカッタ17が取り付けられる。これにより、排出口16から排出された印字済の印字媒体Mを切断することができる。なお、カバー11には、カッタ17に代えて、剥離ユニットや検証機等の他の様々なユニットを取り付けることができる。
また、カバー11には、プリンタ100を操作するための操作ユニット19が設けられる。操作ユニット19は、各種操作ボタン、ディスプレイ、近距離無線通信モジュール、LED等を有する。ディスプレイは、タッチパネルであってもよい。
プリンタ100の内部には、印字媒体Mに印字を行うための印字ユニット30、プリンタ100の動作を制御するコントローラ40等が収容される。
印字ユニット30は、一端側が支持軸13に揺動自在に支持される本体部31と、本体部31に取り付けられるサーマルヘッド32と、を備える。
サーマルヘッド32は、筐体10に設けられたプラテンローラ20とともに、印字媒体Mに印字を行う印字部15を構成する。
また、印字ユニット30は、印字部15に供給されるインクリボンRをロール状に保持するリボン供給軸33と、使用済のインクリボンRを巻き取るリボン巻取軸34と、インクリボンRと印字媒体Mとの間を仕切る仕切部材35と、リボン供給軸33から印字部15へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸36と、印字部15からリボン巻取軸34へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸37と、を備える。リボン供給軸33は、仕切部材35に着脱可能に取り付けられている。なお、本実施形態のインクリボンRは、インクが塗布された面が外側になる表巻きのインククリボンである。
印字媒体Mは、媒体供給軸12から印字部15に供給され、サーマルヘッド32とプラテンローラ20との間にインクリボンRとともに挟持される。
印字媒体M及びインクリボンRがサーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に挟持された状態でサーマルヘッド32の発熱素子への通電が行われると、発熱素子の熱によってインクリボンRのインクが印字媒体Mに転写され、印字媒体Mへの印字が行われる。
また、プラテン駆動モータ(図示せず)によってプラテンローラ20を正回転させると、印字媒体M及びインクリボンRが搬送方向下流側へと搬送されて印字媒体Mが排出口16からプリンタ100の外部に排出される。
また、図2に示すように、プリンタ100は、反射センサ21を備える。反射センサ21は、印字媒体Mの印字が施される面とは反対側の面に所定の間隔で予め印刷されているアイマークを検出するセンサである。これにより、印字媒体Mの搬送方向における位置を検出することができる。
また、プリンタ100は、搬送方向における印字媒体Mの位置を検出する透過センサ22を備える。
透過センサ22は、所定の光を出射する発光部としての発光ユニット22aと、発光ユニット22aから出射された光を受光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受光部としての受光ユニット22bと、を有するセンサである。
例えば、印字媒体Mが、帯状の台紙に複数のラベルが所定の間隔で連続して仮着されたラベル連続体である場合は、隣り合う2つのラベルの間には、台紙のみの部分が存在する。
ラベルが存在する部分と台紙のみの部分とでは、発光ユニット22aから出射された光の透過量が異なるので、受光ユニット22bが受光する光の強度が変化する。これにより、透過センサ22は、搬送方向における印字媒体Mの位置を検出することができる。
仕切部材35は、図2に示すように、ベース部35aと、ベース部35aの一端側に設けられた軸部35bと、リボン供給軸33を軸部35bと平行且つ回動自在に支持する支持部35cと、軸部35bの中央部に形成された係合部35eと、を有する。
仕切部材35は、軸部35bにより本体部31に揺動自在に支持される。
また、図2に示すように、仕切部材35のベース部35aは、筐体10に設けられた反射センサ21と対向する位置まで延伸している。これにより、反射センサ21と仕切部材35における反射センサ21と対向する部位との間に、印字媒体Mの搬送路が形成される。
反射センサ21は、印字媒体Mの印字が施される面とは反対側の面に所定の間隔で予め印刷されているアイマークを検出するセンサである。これにより、印字媒体Mの搬送方向における位置を検出することができる。
係合部35eは、図2に示すように、カバー11に設けられた被係合部11aと係合するように構成される。仕切部材35を係合部35eが被係合部11aと係合する位置(閉止位置)にすると、リボン供給軸33が本体部31内に収容される。これにより、リボン供給軸33が、印字部15にインクリボンRを供給するリボン供給位置になる。
プリンタ100による印字を行う際は、カバー11は閉止状態とされ、且つ、仕切部材35の係合部35eがカバー11の被係合部11aと係合した状態とされる。
本実施形態では、仕切部材35が印字媒体Mをガイドすることで、反射センサ21から一定の距離内で印字媒体Mが安定して搬送される。これにより、反射センサ21の検出精度を向上させることができる。
なお、プリンタ100を印字可能な状態、つまり、図2に示す状態にすると、自動的に仕切部材35が印字媒体Mをガイドする状態となる。
このように、仕切部材35によって印字媒体Mがガイドされるので、反射センサ21から一定の距離内で印字媒体Mが搬送されるようにするためのガイド部材を別途設ける必要がなく、ガイド部材に印字媒体Mを挿通する作業も不要となる。
また、カバー11を閉止状態から開放状態にすると、印字ユニット30がカバー11と一体となって揺動し、筐体10の開口部が開放される。
これにより、プリンタ100への印字媒体Mのセットや筐体10内の各部のメンテナンスを行うことができる。
さらに、筐体10の開口部が開放された状態から係合部35eと被係合部11aとの係合を解除して仕切部材35を筐体10側に向けて揺動させると、仕切部材35が図3に示す開放位置になる。
仕切部材35が開放位置になるのに伴い、リボン供給軸33及びリボン供給軸33に保持されたロール状のインクリボンRがリボン巻取軸34に対して相対的に移動し、印字媒体Mの排出口16側に露出する。
これにより、リボン供給軸33がプリンタ100から着脱可能なリボン交換位置となり、インクリボンRの交換作業を行うことができる。
コントローラ40は、マイクロプロセッサ、ROMやRAM等の記憶装置、入出力インターフェース、これらを接続するバス等で構成される。コントローラ40には、入出力インターフェースを介して、外部コンピュータからの印字データ、透過センサ22からの信号、反射センサ21からの信号等が入力される。
コントローラ40は、記憶装置に格納されている印字制御プログラムをマイクロプロセッサによって実行し、サーマルヘッド32の発熱素子への通電、プラテン駆動モータへの通電等を制御する。
[インクリボンがセットされる仕切部材の説明]
続いて、本実施形態に係るプリンタ100において、インクリボンRがセットされる仕切部材35について説明する。
図4は、リボン交換位置にある仕切部材35の正面図である。図5は、仕切部材35を説明する斜視図である。図6は、リボン軸310(リボン供給軸33)を説明する斜視図である。また、図7は、リボン軸310(リボン供給軸33)を外した状態を説明する斜視図である。
プリンタ100は、リボン軸310を仕切部材35に着脱するための着脱機構320と、リボン軸310を仕切部材35に保持するための保持機構330とを備える。
図4に示すように、仕切部材35において、着脱機構320は、インクリボンRをプリンタ100に着脱可能に取り付けるためのリボン軸310の一方の端部311側をプリンタ100に装着した状態又はプリンタ100から取り外し可能にする状態に移行させるものである。
また、保持機構330は、リボン軸310の他方の端部312側を保持するとともに、着脱機構320においてリボン軸310の一方の端部311側を装着した状態及び取り外し可能にする状態において、リボン軸310の他方の端部312側とプリンタ100とを係合するものである。
なお、図4に示すリボン軸310は、図2及び図3におけるリボン供給軸33に相当する。
続いて、仕切部材35の各部について説明する。
図6に示すように、リボン軸310は、一方の端部311と他方の端部312とを有する。端部311の外周311rは、後述する着脱機構320によって着脱可能に仕切部材35に装着される。
また、リボン軸310の端部312の外周312rには、溝部342が形成されている。溝部342は、後述する第2切欠部323に対応する位置に形成されており、第2切欠部323に形成された延出部341が嵌まるようになっている。
リボン軸310の端部312側において、溝部342のリボン軸310の軸方向外側には、リボン軸310を回転させるための駆動力が伝達されるギア314を備える。
リボン軸310には、インクリボンRが巻回された、例えば、紙製のスプール軸が装着されるようになっており、ギア314によって伝達される回転駆動によって必要量が繰り出されるように構成されている。
図7に示すように、着脱機構320は、リボン軸310の端部311が対応する位置に、第1切欠部321と、第1開口部322が形成されている。
第1切欠部321は、リボン軸310の端部311の外周311rが当接する形状に形成されている。また、第1開口部322は、第1切欠部321に形成されており、リボン軸310の一方の端部311の外周311rが通過可能な幅で形成されている。
また、保持機構330は、リボン軸310の端部312が対応する位置に、第2切欠部323と、第2開口部324が形成されている。
第2切欠部323は、リボン軸310の端部312の外周312rが当接する形状に形成されている。また、第2開口部324は、第2切欠部323に形成されており、リボン軸310の外周312rが通過可能な幅で形成されている。
すなわち、第1切欠部321及び第1開口部322、第2切欠部323及び第2開口部324は、それぞれC字型に形成されている。
第2切欠部323には、第2切欠部323の開口中央に向けて起立する延出部341が形成されている。
延出部341は、上述したリボン軸310に形成される溝部342に回転自在に嵌合されるように形成されている。
第1切欠部321の開口である第1開口部322の幅は、リボン軸310の端部311の外径が通過可能であるが、第1開口部322の幅は、リボン軸310の端部311の直径よりも僅かに小さく形成されている。
このため、リボン軸310の端部311を第1切欠部321に収める際には、第1開口部322が形成された材料の弾性を利用して、リボン軸310の端部311によって第1開口部322の間隔を押し広げながら通過させて第1切欠部321に位置させる。
同様に、第2切欠部323の開口である第2開口部324の幅は、リボン軸310の端部312に形成された溝部342に延出部341が嵌まりながら通過可能なサイズに形成されているが、延出部341の外径よりも僅かに小さく形成されている。
本実施形態に係るプリンタ100においては、着脱機構320として、第1切欠部321に装着されたリボン軸310を第1開口部322側に押し出す押出部331と、ユーザによって押出部331を動作させるための操作が行われる操作部332とを有する。
押出部331は、操作部332が押し込まれると、操作部332の押し込み方向とは反対側に移動するように構成されている。すなわち、操作部332が押し込まれることにより、押出部331は、リボン軸310の端部311を第1切欠部321から第1開口部322側に押し出す方向に移動する。
また、本実施形態に係るプリンタ100は、保持機構330として、延出部341と、端部312の外周312rに形成されて延出部341を受け入れる溝部342と、を有する。すなわち、本実施形態に係るプリンタ100では、延出部341と、リボン軸310に形成された溝部342とにより、保持機構330が構成されている。
[効果]
本発明の実施形態に係るプリンタ100は、リボン軸310の一方の端部311側に設けられて端部311を装着又は離脱するための着脱機構320と、リボン軸310の他方の端部312側に設けられており、離脱されたリボン軸310を保持する保持機構330とを備える。
これにより、リボン軸310は、ユーザによるインクリボンRの交換作業の際、着脱機構320から離脱されたリボン軸310が保持機構330によって保持される。このため、リボン軸310が落下することがなく、プリンタ100の限られたスペースのなかでのインクリボンRの着脱操作が行い易くなる。したがって、インクリボンRの交換作業性を向上できる。
本実施形態に係るプリンタ100では、保持機構330において、リボン軸310に形成された溝部342に、延出部341が進入するように形成されており、回転自在に嵌合されている。
このため、第1切欠部321からリボン軸310の一方の端部311が外れると、リボン軸310の自重によって、リボン軸310が印字動作位置に対して傾いた状態になる。このとき、延出部341がリボン軸310に形成された溝部342の内壁に当接し、保持機構330に保持される。
したがって、仕切部材35のリボン交換位置において、リボン軸310が着脱機構320から外される操作が行われた場合、リボン軸310が直ちに着脱機構320から外れて落下することがない。
さらに、リボン軸310を保持する部分は、第2切欠部323と第2開口部324によって、C字型に形成されているため、リボン軸310の端部312は、第2切欠部323から自ずと外れることがなく、ユーザによって取り外されるまで、第2切欠部323に留まることができる。
本実施形態では、着脱機構320において、ユーザによって、操作部332が押し込まれると、リボン軸310の端部311が第1開口部322に向けて押し出される。第1開口部322は、リボン軸310の端部311の外径が通過可能であるが、僅かに端部311の外径よりも小さく形成されている。
このため、リボン軸310の端部311が押出部331によって押し出されると、リボン軸310の端部311が第1開口部322が形成された材料の弾性を利用して、第1開口部322の間隔を押し広げながら、第1開口部322を通過する。
これにより、リボン軸310の端部311が第1開口部322を通過し終えると、第1開口部322の間隔が元に戻ろうとする付勢力により、リボン軸310の端部311が第1開口部322から弾き出され、第1開口部322の開口方向に飛び出してくる。
この飛び出しに対して、本実施形態では、上述したように、リボン軸310は、リボン軸310の他方の端部312において、保持機構330に保持されているため、リボン軸310が直ちに落下することがない。
すなわち、本実施形態では、リボン軸310をプリンタ100から離脱させる際に、ユーザが操作部332を押下すると、リボン軸310の端部311がユーザに向かって飛び出しつつ、端部312は保持機構330に保持される。
これにより、ユーザにとっては、操作部332を押下するだけでリボン軸310を取り外すことができ、スプール軸を外すことができる。このため、リボン軸310に装着されたスプール軸を取り替える際、従来のように、スプール軸の一方の端部をコイルバネを縮める方向に移動させて、他方の端部をスプール軸装着部から離脱させた後、スプール軸を抜き出す必要がない。
このように、本実施形態によれば、プリンタ100におけるインクリボンRの交換作業性が大幅に向上させることができる。
[保持機構の別の実施形態]
次に、本発明の別の実施形態について説明する。図8は、本発明の別の実施形態として示す仕切部材400の正面図である。
図8に示すように、リボン軸410は、一方の端部411と他方の端部412とを有する。端部411の外周411rは、着脱機構430によって装着される。
保持機構440は、リボン軸410の端部412が対応する位置に、第2切欠部423と、第2開口部424が形成されている。
また、リボン軸410の端部412の外周412rには、軸に交差する方向に向けて起立する延出部413を備える。また、リボン軸410は、延出部413よりも端部412におけるリボン軸410の軸方向外側に、リボン軸410を回転するための駆動力を伝達するギア414を備える。
また、第2切欠部423の内側の縁部分には、リボン軸410の延出部413を受け入れる溝部415が形成されている。
すなわち、本実施形態では、第2切欠部423に形成された溝部415と、リボン軸410に形成された延出部413とにより、保持機構440が構成されている。
仕切部材400を用いた場合には、保持機構440は、溝部415に、リボン軸410に形成された延出部413が進入するように形成される。
このため、第1切欠部321からリボン軸410の一方の端部411が外されると、リボン軸410の自重によって、リボン軸410が印字動作位置から傾いた状態になる。
これにより、リボン軸410に形成された延出部413が溝部415の内壁に当接し、リボン軸410が保持される。
したがって、リボン交換位置において、リボン軸410が着脱機構320から外された場合であっても、リボン軸410がプリンタ100から直ちに外れて落下することがない。
したがって、ユーザは、プリンタ100の限られたスペースのなかでのインクリボンRの着脱操作が行い易くなる。これにより、インクリボンRの交換作業性を向上できる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
リボン軸310を押し出す押出部331及び操作部332を含む構造は、図示した構造に限定されない。リボン軸310を離脱可能な構造であれば、適用可能である。
また、本実施形態のインクリボンRは、インクが塗布された面が内側になる裏巻きのリンクリボンであってもよい。
10 筐体
11 カバー
11a 被係合部
12 媒体供給軸
13 支持軸
14 レバー
15 印字部
16 排出口
17 カッタ
19 操作ユニット
20 プラテンローラ
21 反射センサ
22 透過センサ
22a 発光ユニット
22b 受光ユニット
30 印字ユニット
31 本体部
32 サーマルヘッド
33 リボン供給軸
34 リボン巻取軸
35 仕切部材
35a ベース部
35b 軸部
35c 支持部
35e 係合部
36 ガイド軸
37 ガイド軸
40 コントローラ
100 プリンタ
310 リボン軸
311 端部
311r 外周
312 端部
312r 外周
314 ギア
320 着脱機構
321 第1切欠部
322 第1開口部
323 第2切欠部
324 第2開口部
330 保持機構
331 押出部
332 操作部
341 延出部
342 溝部
400 仕切部材
410 リボン軸
411 端部
411r 外周
412 端部
412r 外周
413 延出部
414 ギア
415 溝部
423 第2切欠部
424 第2開口部
430 着脱機構
440 保持機構

Claims (5)

  1. インクリボンを用いて印字媒体に印字するプリンタであって、
    筐体と、
    前記筐体の開口部を覆う閉止状態と前記開口部を開放する開放状態とを切り替えるカバーと、
    前記インクリボンを前記プリンタに着脱可能に取り付けるためのリボン軸と、
    前記リボン軸の一方の端部側を前記プリンタに装着した状態又は前記プリンタから取り外し可能にする状態に移行させる着脱機構と、
    前記カバーの前記開放状態において前記着脱機構前記リボン軸の一方の端部側を装着した状態及び、前記カバーの前記開放状態において前記着脱機構前記リボン軸の一方の端部側を前記取り外し可能にする状態において、前記リボン軸の他方の端部側を保持するとともに、前記リボン軸の前記他方の端部側と前記プリンタとを係合する保持機構と、
    を備える、プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記保持機構は、
    前記リボン軸の前記他方の端部側の外周が当接するように形成された切欠部と、
    前記リボン軸の外周が通過可能に前記切欠部に形成された開口部と、が形成されており、
    前記切欠部における前記リボン軸の外周が当接する位置に前記切欠部の開口中央に向けて延出された延出部と、
    前記リボン軸の前記他方の端部側に形成されており前記延出部と回転自在に係合される溝部と、
    を有する、プリンタ。
  3. 請求項2に記載のプリンタであって、
    前記リボン軸は、前記溝部よりも前記リボン軸の軸方向外側に前記リボン軸を回転させるための駆動力を伝達するギアを有する、プリンタ。
  4. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記保持機構は、
    前記リボン軸の前記他方の端部側の外周が当接するように形成された切欠部と、
    前記リボン軸の外周が通過可能に前記切欠部に形成された開口部と、が形成されるとともに、
    前記リボン軸の前記他方の端部側の外周から前記リボン軸に交差する方向に向けて延出された延出部と、
    前記切欠部における前記リボン軸の外周が当接する位置に形成されており前記延出部と回転自在に係合される溝部と、
    を有する、プリンタ。
  5. 請求項4に記載のプリンタであって、
    前記リボン軸は、前記延出部よりも前記リボン軸の軸方向外側に前記リボン軸を回転させるための駆動力を伝達するギアを有する、プリンタ。
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