JP7144198B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP7144198B2
JP7144198B2 JP2018106522A JP2018106522A JP7144198B2 JP 7144198 B2 JP7144198 B2 JP 7144198B2 JP 2018106522 A JP2018106522 A JP 2018106522A JP 2018106522 A JP2018106522 A JP 2018106522A JP 7144198 B2 JP7144198 B2 JP 7144198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing unit
printer
cover
ink ribbon
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018106522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019209557A (ja
Inventor
康秀 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to JP2018106522A priority Critical patent/JP7144198B2/ja
Publication of JP2019209557A publication Critical patent/JP2019209557A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7144198B2 publication Critical patent/JP7144198B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

本発明は、プリンタに関する。
特許文献1には、プリンタに開閉可能に装着された外装カバーが閉じられていない場合には、「カバーオープン」というエラー表示が実行されて、印字動作が行われないように構成されたプリンタが開示されている。
特開2004-230610号公報
例えば、熱転写により印字を行うプリンタでは、インクリボンの搬送状態を調整する作業が行われる。このとき、作業者は、インクリボンの搬送状況を確認しながら、インクリボンの送り動作(すなわち、印字動作)が実行できることが好ましい。
しかし、上述のようなプリンタでは、外装カバーが開放された状態では、印字が実行できないように構成されている。このため、作業者は、インクリボンの状態を確認した後、外装カバーを閉じ、試験印字を行って、印字状態を確認した後、外装カバーを開放してインクリボンの調整作業を行い、外装カバーを閉じてから、再度試験印字を行って、印字状態を確認する、という作業を繰り返さねばならない。このような作業は、作業者にとって非効率であり、依然として改良の余地が残されていた。
そこで、本発明は、作業者にとってインクリボンの調整作業を行い易いプリンタを提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、熱転写により印字を行うプリンタであって、プラテンローラを有する筐体と、前記筐体の一方側に前記筐体に対して開閉可能に取り付けられ、インクリボンを保持し、サーマルヘッドと、前記インクリボンの搬送状態を調整するためのリボン調整機構とを有する印字ユニットと、前記筐体の一方側に前記筐体に対して開閉可能に取り付けられ、前記印字ユニットを覆うカバーと、前記筐体に対する前記印字ユニットの開閉状態を検出する検出部と、を備え、前記リボン調整機構は、前記印字ユニットの閉状態且つ前記カバーの開状態において露呈される位置に配置されており、前記検出部は、発光ユニットと、受光ユニットと、前記筐体に対して前記印字ユニットが閉状態であるときに前記発光ユニットと前記受光ユニットとの間に位置するように構成された凸部と、を有し、前記検出部は、前記発光ユニットから発光されて前記受光ユニットにおいて受光される検出光が前記凸部によって遮られた場合に、前記筐体に対して前記印字ユニットが閉状態であることを検出するものであり、前記カバーの開状態及び前記筐体に対する前記印字ユニットの開状態から、前記検出部において、前記筐体に対して前記印字ユニットが閉状態であることが検出された場合に、前記インクリボンの搬送動作が実行可能に構成された、プリンタが提供される。
本発明によれば、作業者にとってインクリボンの調整作業を行い易いプリンタを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。 図2は、プリンタ100の概略構成図である。 図3は、プリンタ100のカバー11及び印字ユニット30をともに開放した状態を説明する図である。 図4は、プリンタ100のカバー11及び印字ユニット30をともに開放した状態から印字ユニット30をカバー11から引き離した状態を説明する図である。 図5は、プリンタ100のカバー11を開放し、印字ユニット30を閉止した状態を説明する図である。 図6は、プリンタ100のカバー11を開放し、印字ユニット30を閉止した状態を正面からみた斜視図である。 図7は、リボン調整機構38によるインクリボンRの搬送状態の調整を説明する模式図である。 図8は、インクリボンRの搬送状態を調整するための動作を説明するフローチャートである。 図9は、リボン調整機構38におけるプレート部材38pの変形例を説明する平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態に係るプリンタ100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ100の斜視図である。図2は、プリンタ100の概略構成図である。図3は、プリンタ100のカバー11及び印字ユニット30をともに開放した状態を説明する図である。図4は、プリンタ100のカバー11及び印字ユニット30をともに開放した状態から印字ユニット30をカバー11と筐体10との間に位置した中間状態を説明する図である。図5は、プリンタ100のカバー11を開放し、印字ユニット30を閉止した状態を説明する図である。
プリンタ100は、インクリボンRを熱してインクリボンRのインクを印字媒体Mに転写することで印字を行う熱転写方式のプリンタである。印字媒体Mは、例えば、帯状の台紙に複数のラベルが連続して仮着されたラベル連続体である。
プリンタ100は、図1及び図2に示すように、筐体10と、筐体10の開口部を覆うカバー11と、を備える。ここで、筐体10には、プリンタ100本体を構成する内部構造の一部も含まれる。
印字媒体Mは、図2に示すように、ロール状に巻き回された状態で媒体供給軸12に保持される。なお、印字媒体Mとして、台紙なしラベルやファンフォールド型媒体を使用することもできる。
カバー11は、筐体10に設けられた支持軸13により一端側の端部が揺動自在に支持される。カバー11は、支持軸13を支点として揺動することで、筐体10に対して開閉可能とされている。すなわち、筐体10の開口部を閉止する閉止状態(図2参照)と、開放する開放状態(図3,図4及び図5参照)と、を切り替えることができる。
筐体10には、カバー11を閉止状態に維持するロック機構(図示せず)が設けられる。ロック機構は、図1に示すレバー14を操作することで解除される。
カバー11の他端側の端部と筐体10との間には、図2に示す印字部15で印字された印字媒体Mがプリンタ100から排出される排出口16が形成される。
本実施形態のカバー11には、排出口16に臨むカッタ17が取り付けられる。これにより、排出口16から排出された印字済の印字媒体Mを切断することができる。なお、カバー11には、カッタ17に代えて、剥離ユニットや検証機等の他の様々なユニットを取り付けることができる。
また、カバー11には、プリンタ100を操作するための操作ユニット19が設けられる。操作ユニット19は、各種操作ボタン、ディスプレイ、近距離無線通信モジュール、LED等を有する。ディスプレイは、タッチパネルであってもよい。
プリンタ100の内部には、印字媒体Mに印字を行うための印字ユニット30、プリンタ100の動作を制御するコントローラ40等が収容される。
印字ユニット30は、一端側が支持軸13に揺動自在に支持される本体部31と、本体部31に取り付けられるサーマルヘッド32と、を備える。
印字ユニット30は、筐体10に設けられた支持軸13により一端側の端部が揺動自在に支持される。印字ユニット30は、支持軸13を支点として揺動することで、筐体10に対して開閉可能とされている。すなわち、図2及び図5に示す閉状態と、図3及び図4に示す開状態とを切り替えることができる。
すなわち、プリンタ100は、筐体10に対して、カバー11と印字ユニット30とがともに閉じられた状態(図2に示す状態)と、筐体10に対してカバー11と印字ユニット30とがともに開かれた状態であってカバー11の内側に印字ユニット30が位置する状態(図3に示す状態)と、筐体10に対してカバー11が開かれた状態であって印字ユニット30が閉じられた状態(図5に示す状態)と、筐体10に対してカバー11が開かれた状態であって印字ユニット30がカバー11と筐体10との間に位置する中間状態(図4に示す状態)と、を取り得る。
図2に示す状態は、プリンタ100が印字動作することが可能な状態である。図3に示す状態では、印字媒体Mの交換作業が行われる。
また、図4に示す状態では、インクリボンRの交換作業が行われる。図5に示す状態では、インクリボンRの搬送状態を確認しながらインクリボンRの搬送動作が行われる。
印字ユニット30において、サーマルヘッド32は、筐体10に設けられたプラテンローラ20とともに、印字媒体Mに印字を行う印字部15を構成する。
また、印字ユニット30は、印字部15に供給されるインクリボンRをロール状に保持するリボン供給軸33と、使用済のインクリボンRを巻き取るリボン巻取軸34と、インクリボンRと印字媒体Mとの間を仕切る仕切部材35と、リボン供給軸33から印字部15へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸36と、印字部15からリボン巻取軸34へのインクリボンRの搬送路を規定するガイド軸37と、を備える。リボン供給軸33は、仕切部材35に着脱可能に取り付けられている。なお、本実施形態のインクリボンRは、インクが塗布された面が外側になる表巻きのインクリボンである。
印字媒体Mは、媒体供給軸12から印字部15に供給され、サーマルヘッド32とプラテンローラ20との間にインクリボンRとともに挟持される。
また、印字ユニット30は、ガイド軸37とサーマルヘッド32との間に、インクリボンRの搬送状態を調整するためのリボン調整機構38を備える。リボン調整機構38の詳細は、後述する。
印字媒体M及びインクリボンRがサーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に挟持された状態でサーマルヘッド32の発熱素子への通電が行われると、発熱素子の熱によってインクリボンRのインクが印字媒体Mに転写され、印字媒体Mへの印字が行われる。
また、プラテン駆動モータ(図示せず)によってプラテンローラ20を正回転させると、印字媒体M及びインクリボンRが搬送方向下流側へと搬送されて印字媒体Mが排出口16からプリンタ100の外部に排出される。
また、図2に示すように、プリンタ100は、反射センサ21を備える。反射センサ21は、印字媒体Mの印字が施される面とは反対側の面に所定の間隔で予め印刷されているアイマークを検出するセンサである。これにより、印字媒体Mの搬送方向における位置を検出することができる。
プリンタ100は、搬送方向における印字媒体Mの位置を検出する透過センサ22を備える。
透過センサ22は、所定の光を出射する発光部としての発光ユニット22aと、発光ユニット22aから出射された光を受光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受光部としての受光ユニット22bと、を有するセンサである。
例えば、印字媒体Mが、帯状の台紙に複数のラベルが所定の間隔で連続して仮着されたラベル連続体である場合は、隣り合う2つのラベルの間には、台紙のみの部分が存在する。
ラベルが存在する部分と台紙のみの部分とでは、発光ユニット22aから出射された光の透過量が異なるので、受光ユニット22bが受光する光の強度が変化する。これにより、透過センサ22は、搬送方向における印字媒体Mの位置を検出することができる。
また、プリンタ100は、印字ユニット30の開閉状態を検出する検出部としてのフォトセンサ23を有する。本実施形態に係るプリンタ100では、フォトセンサ23は、発光ユニットと受光ユニットとを有しており、筐体10側に設けられている。そして、閉状態において、印字ユニット30側に設けられた凸部(図示しない)が発光ユニットと受光ユニットとの間を遮ることにより、閉状態であることが検出されるようになっている。
仕切部材35は、図2に示すように、ベース部35aと、ベース部35aの一端側に設けられた軸部35bと、リボン供給軸33を軸部35bと平行且つ回転自在に支持する支持部35dと、軸部35bの中央部に形成された係合部35eと、を有する。
仕切部材35は、軸部35bにより本体部31に揺動自在に支持される。
また、図2に示すように、仕切部材35のベース部35aは、筐体10に設けられた反射センサ21と対向する位置まで延伸している。これにより、反射センサ21と仕切部材35における反射センサ21と対向する部位との間に、印字媒体Mの搬送路が形成される。
反射センサ21は、印字媒体Mの印字が施される面とは反対側の面に所定の間隔で予め印刷されているアイマークを検出するセンサである。これにより、印字媒体Mの搬送方向における位置を検出することができる。
係合部35eは、図2に示すように、カバー11に設けられた被係合部11aと係合するように構成される。仕切部材35を係合部35eが被係合部11aと係合する位置(閉止位置)にすると、リボン供給軸33が本体部31内に収容される。これにより、リボン供給軸33が、印字部15にインクリボンRを供給するリボン供給位置になる。
プリンタ100による印字を行う際は、カバー11は閉止状態とされ、且つ、仕切部材35の係合部35eがカバー11の被係合部11aと係合した状態とされる。
本実施形態では、仕切部材35が印字媒体Mをガイドすることで、反射センサ21から一定の距離内で印字媒体Mが安定して搬送される。これにより、反射センサ21の検出精度を向上させることができる。
なお、プリンタ100を印字可能な状態、つまり、図2に示す状態にすると、仕切部材35が印字媒体Mをガイドする状態となる。
このように、仕切部材35によって印字媒体Mがガイドされるので、反射センサ21から一定の距離内で印字媒体Mが搬送されるようにするためのガイド部材を別途設ける必要がなく、ガイド部材に印字媒体Mを挿通する作業も不要となる。
また、プリンタ100は、カバー11が開状態に移行される際、印字ユニット30を連動して開状態に移行するようにカバー11と印字ユニット30とを係合する係合部35eを備えるため、カバー11を閉じた状態から開いた状態にすると、印字ユニット30がカバー11と一体となって揺動し、筐体10の開口部が開放される。
これにより、プリンタ100への印字媒体Mのセットや筐体10内の各部のメンテナンスを行うことができる。
さらに、筐体10の開口部が開いた状態から係合部35eと被係合部11aとの係合を解除して仕切部材35を筐体10側に向けて揺動させると、仕切部材35が印字ユニット30に対して開放されるとともに、図4に示すように、開いた状態にあるカバー11から印字ユニット30がカバー11と筐体10との間に位置するように移動されて、中間状態にすることができる。
仕切部材35が開放位置になるのに伴い、リボン供給軸33及びリボン供給軸33に保持されたロール状のインクリボンRがリボン巻取軸34に対して相対的に移動し、印字媒体Mの排出口16側に露出する。
これにより、リボン供給軸33がプリンタ100から着脱可能なリボン交換位置となり、インクリボンRの交換作業を行うことができる。
また、インクリボンRの交換作業の際には、インクリボンRがサーマルヘッド32の発熱素子に平行に搬送されるように、リボン調整機構38が作業者によって調整される。リボン調整機構38の詳細は、後述する。
コントローラ40は、マイクロプロセッサ、ROMやRAM等の記憶装置、入出力インターフェース、これらを接続するバス等で構成される。コントローラ40には、入出力インターフェースを介して、外部コンピュータからの印字データ、透過センサ18からの信号、反射センサ21からの信号等が入力される。
コントローラ40は、記憶装置に格納されている印字制御プログラムをマイクロプロセッサによって実行し、サーマルヘッド32の発熱素子への通電、プラテン駆動モータへの通電等を制御する。
また、コントローラ40は、印字ユニット30及びカバー11の開閉状態に応じて、インクリボンRの搬送動作の実行を制御する。一例として、コントローラ40は、印字ユニット30が閉じた状態であり且つカバー11が開いた状態において、インクリボンRの搬送動作を実行するように構成されている。
[リボン調整機構の説明]
図6は、プリンタ100のカバー11を開放し、印字ユニット30を閉止した状態を正面からみた斜視図である。図7は、リボン調整機構38によるインクリボンRの搬送状態の調整を説明する模式図である。
リボン調整機構38は、図3に示された、筐体10に対してカバー11と印字ユニット30とがともに開かれた状態であって、カバー11の内側に印字ユニット30が位置する状態において、カバー11に覆われる位置に配置されている。リボン調整機構38は、図4に示された中間状態、或いは図6に示されたカバー11のみが開かれた状態で、プリンタ100の正面側に露呈されるように形成されている。
なお、図6では、説明の便宜上、インクリボンR及びガイド軸37は記されていない。
印字ユニット30にインクリボンRが装着された状態では、インクリボンRは、リボン調整機構38よりも外側(図6においてはプリンタの正面側)を通って搬送される。
リボン調整機構38は、プレート部材38pと、プレート部材38pを印字ユニット30に係止するための係止部材38rとを有する。プレート部材38pは、一方の長尺辺の端部38eがインクリボンRの幅方向に亘って当接するように配置されている。インクリボンRは、印字部15からリボン調整機構38の外側(プリンタの正面側)を通って搬送されるため、プレート部材38pの端部38eがインクリボンRに当接する。また、プレート部材38pの所定位置には、長孔38hが形成されている。係止部材38rは、長孔38hに挿通されて、プレート部材38pを印字ユニット30に係止するように構成されている。
本実施形態では、長孔38hは、プレート部材38pの幅方向の両端部に一対形成されており、係止部材38rとしては、ねじが用いられる。
長孔38hの長軸長は、係止部材38rのねじ部(図示しない)の径より大きく形成されている。また、長孔38hの短軸長は、係止部材38rのねじ頭部38aより狭く、ねじ部の径よりも僅かに大きく形成されている。このため、プレート部材38pは、長孔38hの開孔範囲内において動かすことができ、所定位置で印字ユニット30に対して係止可能とされている。
具体的には、図7に示すように、プレート部材38pは、係止部材38rが長孔38hに挿通された状態で、長孔38hの長軸方向及び短軸方向(図7における上下方向、左右方向に相当する)に動かすことができる。
これにより、図7に示すように、インクリボンRの表面に対するプレート部材38pの端部38eの当接角度を調整することができる。
インクリボンRは、薄いシートであるため、プレート部材38pの端部38eがインクリボンRに当接する角度に応じて、インクリボンRにかかるテンションを変えることができる。これにより、インクリボンRの搬送状態を調整することができる。
インクリボンRは、リボン調整機構38によって、サーマルヘッド32に対して平行に搬送されるように調整されている。
[インクリボンRの搬送状態を調整するための動作の説明]
本実施形態に係るプリンタ100は、インクリボンRを交換した後、インクリボンRの搬送状態を調整するための動作を実行することができる。図8は、インクリボンRの搬送状態を調整するための動作を説明するフローチャートである。
ステップS1において、コントローラ40は、印字ユニット30が閉状態か否か判別する。印字ユニット30が閉状態であれば、コントローラ40は、ステップS2の待機状態に移行する。
ステップS3において、コントローラ40は、テスト動作の実行が入力されたか判定する。
テスト動作が入力された場合には、ステップS4に進み、テスト動作を実行する。テスト動作では、コントローラ40は、サーマルヘッド32の発熱素子への通電を行わない状態で、プラテンローラ20を回転させることによって、サーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に挟まれたインクリボンR及び印字媒体Mを搬送する。
一方、ステップS3において、テスト動作の実行が入力されない場合には、ステップS5に進み、コントローラ40は、印字動作が入力されたか否か判定する。
印字動作が入力された場合には、ステップS6に進み、通常の印字動作を実行する。印字動作では、コントローラ40は、サーマルヘッド32の発熱素子へ通電を行うとともに、プラテンローラ20を回転させることによって、サーマルヘッド32とプラテンローラ20との間に挟まれたインクリボンR及び印字媒体Mを搬送する。発熱素子の熱によってインクリボンRのインクが印字媒体Mに転写される。
コントローラ40は、ステップS4又はS6の実行中に、ステップS7として停止操作があるか否か判定し、停止操作があった場合には、ステップS2の待機状態に戻る。一方、停止操作がなければ、テスト動作又は印字動作を終了する。
[効果]
本実施形態に係るプリンタ100は、インクリボンRを保持する印字ユニット30と、インクリボンRの搬送状態を調整するためのリボン調整機構38とを備え、リボン調整機構38は、印字ユニット30の閉状態且つカバー11の開状態において、露呈されるように印字ユニット30に配置されている。これにより、作業者は、カバー11を開状態にして、印字媒体Mとともに搬送されるインクリボンRの状態を確認することができる。
また、プリンタ100において、リボン調整機構38は、プリンタ100の使用者がインクリボンRを交換する作業を行う場合や、プリンタ100のメンテナンス作業を行うことのできる作業者がインクリボンRの搬送状体を調整する作業を行う場合に露呈される。このため、プリンタ100のカバー11及び印字ユニット30を開いた状態で行う作業のなかでは、頻度の高い作業である印字媒体Mの交換作業時には、リボン調整機構38は、露呈しないようになっている。
したがって、頻度の高い印字媒体Mの交換作業時などに、不意にリボン調整機構38に触れたりすることを防止できる。
また、本実施形態に係るプリンタ100は、印字ユニット30の閉状態且つカバー11の開状態において、インクリボンRの搬送動作が実行可能に構成されている。
このため、プリンタ100によれば、従来、作業者がインクリボンの搬送状態を調整する作業の際に行っていた、インクリボンの搬送状態を確認した後、外装カバーを閉じて、試験印字を行い、印字状態を確認した後、外装カバーを再び開いて、インクリボンの調整作業を行い、外装カバーを閉じた後、再度試験印字を行って印字状態を確認する、という一連の作業において、カバー11を閉じなくてもインクリボンRを搬送できる。
したがって、インクリボンの搬送状態の調整作業の効率を向上できる。
また、上述した、インクリボンRの搬送を調整するための動作では、印字ユニット30の閉状態且つカバー11の開状態において、ステップS4において、サーマルヘッド32の発熱素子への通電を行わない状態でのインクリボンRと印字媒体Mとを搬送するテスト動作が実行される。これにより、作業者は、印字媒体Mとともに搬送されるインクリボンRの搬送状態を確認することができる。
また、ステップS6においては、印字ユニット30の閉状態且つカバー11の開状態において、サーマルヘッド32の発熱素子への通電を行ってインクリボンRと印字媒体Mとを搬送する印字動作が実行される。この動作によれば、印字媒体Mに実際に印字が行われるため、作業者は、インクリボンRの皺の有無を確認し易くなる。
また、プリンタ100は、筐体10に対する印字ユニット30の開閉状態を検出するためのフォトセンサ23を備え、フォトセンサ23において印字ユニット30が閉状態であることが検出されている場合に、インクリボンRの搬送動作が実行可能に構成されている。
プリンタ100によれば、フォトセンサ23により、印字ユニット30の閉状態が検出されるため、例えば、図4に示す中間状態のように、カバー11が開いた状態であって、印字ユニット30が筐体10に収まっていない状態でインクリボンRの搬送が行われる誤動作を防止できる。
また、プリンタ100は、カバー11が開状態に移行される際、印字ユニット30を連動して開状態に移行するようにカバー11と印字ユニット30とを係合する係合部35eを備えため、カバー11を閉じた状態から開いた状態にすると、印字ユニット30がカバー11と一体となって揺動し、筐体10の開口部を開放することができる。
これにより、使用者及び作業者は、カバー11と印字ユニット30とをワンアクションで開放できるため、筐体10内部にアクセスし易くなる。また、プリンタ100への印字媒体Mの交換作業や筐体10内の各部のメンテナンスを容易に行うことができる。
プリンタ100において、リボン調整機構38は、インクリボンRに当接し、一部に長孔38hが形成されたプレート部材38pと、プレート部材38pの長孔38hに挿通されて印字ユニット30に係止される係止部材38rとを有し、プレート部材38pは、長孔38hの開孔範囲内において印字ユニット30に対して動かすことができ、所定位置で係止可能とされている。
これにより、作業者は、インクリボンRの搬送状態を調整するためのリボン調整機構38の操作を簡便に行うことができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本実施形態に係るプリンタ100において、印字ユニット30の開閉状態を検出する検出部としては、フォトセンサ23のほかマイクロスイッチセンサ等であってもよい。印字ユニット30の開閉が検出可能な検出器であれば使用可能である。
本実施形態に係るプリンタ100では、プレート部材38pを印字ユニット30に係止するための係止部材38rとしては、ねじが用いられる。ねじ以外の係止部材であってもよい。一般の使用者が簡単に操作することができないものであることが好ましい。
本実施形態に係るプリンタ100において、プレート部材38pは、別の形態を取り得る。図9は、リボン調整機構38に用いられるプレート部材38pの変形例を説明する平面図である。
プレート部材38pの変形例として示すプレート部材39pは、一方の端部39e側に、インクリボンRの幅方向における中央部分をプリンタの正面側からプリンタの背面側に向けて湾曲させるための凹部39cが形成されている。
プレート部材39pによれば、インクリボンRは、凹部39cに沿うことで湾曲させられた状態で、端部39eにおいてプリンタの正面側からプリンタの背面側に向けて搬送方向を変更される。これにより、インクリボンRの中央部分は、プレート部材39pの端部39eにおいて撓みにくくなり、インクリボンRの搬送状態を好適に保持する効果が得られる。
ステップS4において、印字ユニット30が閉状態でなかった場合、作業者に印字ユニット30を閉じるように促すメッセージを表示したり、音声により報知したりするステップが用意されていてもよい。
本実施形態に係るプリンタ100のインクリボンRの搬送動作において、インクリボンRの調整を行うためのリボン調整モードが用意されていてもよい。この場合、プリンタ100は、例えば、作業者からのモード切り替えのための入力を受け付けて、リボン調整モードを実行する。
リボン調整モードとは、例えば、図8に示したステップS6において説明した印字動作として、テスト用の印字を所定距離行うモードであってもよい。
これにより、実際に使用される印字内容を印字させなくともよい。また、皺を発見しやすくするような印字内容をテスト印字用データとして用意しておくことで、作業者にとって、インクリボンRの状態を判断しやすくなり、利便性が高められる。
また、テスト印字用データの一例としては、黒のベタ塗り印字を所定距離行うことが挙げられる。インクリボンRの皺は、印字後の印字媒体上に、白筋として現れることが多いため、黒のベタ塗り印字を行うようにすることで、インクリボンRの皺による白筋を、一層発見し易くなるという効果を奏する。
10 筐体
11 カバー
11a 被係合部
12 媒体供給軸
13 支持軸
14 レバー
15 印字部
16 排出口
17 カッタ
18 透過センサ
19 操作ユニット
20 プラテンローラ
21 反射センサ
22 透過センサ
22a 発光ユニット
22b 受光ユニット
23 フォトセンサ
23a 発光ユニット
23b 受光ユニット
30 印字ユニット
31 本体部
32 サーマルヘッド
33 リボン供給軸
34 リボン巻取軸
35 仕切部材
35a ベース部
35b 軸部
35d 支持部
35e 係合部
36 ガイド軸
37 ガイド軸
38 リボン調整機構
38a ねじ頭部
38e 端部
38h 長孔
38p プレート部材
38r 係止部材
39p プレート部材
39c 凹部
39e 端部
40 コントローラ
100 プリンタ

Claims (6)

  1. 熱転写により印字を行うプリンタであって、
    プラテンローラを有する筐体と、
    前記筐体の一方側に前記筐体に対して開閉可能に取り付けられ、インクリボンを保持し、サーマルヘッドと、前記インクリボンの搬送状態を調整するためのリボン調整機構とを有する印字ユニットと、
    前記筐体の一方側に前記筐体に対して開閉可能に取り付けられ、前記印字ユニットを覆うカバーと、
    前記筐体に対する前記印字ユニットの開閉状態を検出する検出部と、
    を備え、
    前記リボン調整機構は、前記印字ユニットの閉状態且つ前記カバーの開状態において露呈される位置に配置されており、
    前記検出部は、発光ユニットと、受光ユニットと、前記筐体に対して前記印字ユニットが閉状態であるときに前記発光ユニットと前記受光ユニットとの間に位置するように構成された凸部と、を有し、
    前記検出部は、前記発光ユニットから発光されて前記受光ユニットにおいて受光される検出光が前記凸部によって遮られた場合に、前記筐体に対して前記印字ユニットが閉状態であることを検出するものであり、
    前記カバーの開状態及び前記筐体に対する前記印字ユニットの開状態から、前記検出部において、前記筐体に対して前記印字ユニットが閉状態であることが検出された場合に、前記インクリボンの搬送動作が実行可能に構成された、
    プリンタ。
  2. 請求項1に記載のプリンタであって、
    前記リボン調整機構は、前記カバーと前記印字ユニットとがともに開状態のとき、前記印字ユニットにおいて前記カバーに覆われる位置に配置された、
    プリンタ。
  3. 請求項1または2に記載のプリンタであって、
    前記カバーが開状態に移行される際、前記印字ユニットを連動して開状態に移行するように前記カバーと前記印字ユニットとを係合する係合部を備えた、
    プリンタ。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記リボン調整機構は、
    前記インクリボンに当接し、一部に長孔が形成されたプレート部材と、
    前記プレート部材の前記長孔に挿通されて前記印字ユニットに係止される係止部材とを有し、
    前記プレート部材は、前記長孔の開孔範囲内の所定位置で前記印字ユニットに係止可能に構成された
    プリンタ。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記印字ユニットの閉状態閉且つ前記カバーの開状態において、前記サーマルヘッドに通電しない状態で前記インクリボンと印字媒体とを搬送するテスト動作モードを有する、
    プリンタ。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載のプリンタであって、
    前記印字ユニットの閉状態且つ前記カバーの開状態において、前記サーマルヘッドに通電して前記インクリボンと印字媒体とを搬送する印字動作モードを有する、
    プリンタ。
JP2018106522A 2018-06-01 2018-06-01 プリンタ Active JP7144198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018106522A JP7144198B2 (ja) 2018-06-01 2018-06-01 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018106522A JP7144198B2 (ja) 2018-06-01 2018-06-01 プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019209557A JP2019209557A (ja) 2019-12-12
JP7144198B2 true JP7144198B2 (ja) 2022-09-29

Family

ID=68846221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018106522A Active JP7144198B2 (ja) 2018-06-01 2018-06-01 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7144198B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7483438B2 (ja) 2020-03-24 2024-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000334991A (ja) 1992-05-25 2000-12-05 Sony Corp 熱転写プリンター
JP2004299213A (ja) 2003-03-31 2004-10-28 Citizen Watch Co Ltd サーマルプリンタ
JP2006321130A (ja) 2005-05-19 2006-11-30 Seiko Epson Corp プリンタの制御方法およびプリンタ
JP2009234120A (ja) 2008-03-27 2009-10-15 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute サーマルプリンタ
JP2009285999A (ja) 2008-05-29 2009-12-10 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタ
JP2010214631A (ja) 2009-03-13 2010-09-30 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタ
JP2012096389A (ja) 2010-10-29 2012-05-24 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタ
US20150145941A1 (en) 2012-06-06 2015-05-28 Shandong New Beiyang Information Technology Co., Ltd. Thermal transfer printer
JP2016032906A (ja) 2014-07-31 2016-03-10 東芝テック株式会社 サーマルプリンタ
JP2016036971A (ja) 2014-08-07 2016-03-22 サトーホールディングス株式会社 サーマルプリント装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05301355A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Tokyo Electric Co Ltd サーマルプリンタ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000334991A (ja) 1992-05-25 2000-12-05 Sony Corp 熱転写プリンター
JP2004299213A (ja) 2003-03-31 2004-10-28 Citizen Watch Co Ltd サーマルプリンタ
JP2006321130A (ja) 2005-05-19 2006-11-30 Seiko Epson Corp プリンタの制御方法およびプリンタ
JP2009234120A (ja) 2008-03-27 2009-10-15 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute サーマルプリンタ
JP2009285999A (ja) 2008-05-29 2009-12-10 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタ
JP2010214631A (ja) 2009-03-13 2010-09-30 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタ
JP2012096389A (ja) 2010-10-29 2012-05-24 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute プリンタ
US20150145941A1 (en) 2012-06-06 2015-05-28 Shandong New Beiyang Information Technology Co., Ltd. Thermal transfer printer
JP2016032906A (ja) 2014-07-31 2016-03-10 東芝テック株式会社 サーマルプリンタ
JP2016036971A (ja) 2014-08-07 2016-03-22 サトーホールディングス株式会社 サーマルプリント装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019209557A (ja) 2019-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7121025B2 (ja) プリンタ
JP7105803B2 (ja) プリンタ
JPWO2019065655A1 (ja) プリンタ
JP7197740B2 (ja) プリンタ
US7999836B2 (en) System and method of print media back-feed control for a printer
JP7144198B2 (ja) プリンタ
JPWO2020012672A1 (ja) プリンタ
JPWO2020012670A1 (ja) プリンタ
JP7067988B2 (ja) プリンタ
JP6460761B2 (ja) プリンタ
JPWO2020012673A1 (ja) プリンタ
WO2014192480A1 (ja) プリンタ
JP7235910B2 (ja) プリンタ
JP7043309B2 (ja) プリンタ
JP7076240B2 (ja) プリンタ
JP7161860B2 (ja) プリンタ
JP7039228B2 (ja) プリンタ
JP7011430B2 (ja) プリンタ
JP6723336B2 (ja) プリンタ
JP7160545B2 (ja) プリンタ
JP6403966B2 (ja) プリンタ
JP7106326B2 (ja) プリンタ
JP7096045B2 (ja) プリンタ
JP2019059581A (ja) プリンタ
JPWO2020012671A1 (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220322

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7144198

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150