JP2016036971A - サーマルプリント装置 - Google Patents

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Yoshiteru Momomoto
好輝 百本
長澤 大輔
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Abstract

【課題】インクリボンに皺を発生させることなく、インクリボンの交換等の作業を簡単に行うことができるようにする。
【解決手段】サーマルプリント装置100は、サーマルヘッド1を保持し、第1揺動軸15に一端側が揺動自在に支持され、ヘッドクローズ位置とヘッドオープン位置とに移動可能なヘッドユニット9と、第2揺動軸17に一端側が揺動自在に支持され、リボン当接位置とリボン開放位置とに移動可能に、インクリボン5の搬送経路における印字部3よりも印字媒体2の搬送方向下流側に設けられるリボン当接部材16と、を備え、リボン当接部材16は、ヘッドユニット9がヘッドオープン位置であって、かつ、リボン当接部材16がリボン当接位置である場合に、インクリボン5がサーマルヘッド1およびヘッドユニット9と当接することなくリボン当接部材16と当接する位置に設けられる。

【選択図】 図1

Description

本発明は、サーマルプリント装置に関する。
特許文献1には、サーマルヘッドを保持するヘッドユニットの一端側を、揺動軸を介して制御ボックスのフレームに揺動自在に連結したプリンタが開示されている。
上記のプリンタでは、揺動軸を中心にヘッドユニットを揺動させると、ヘッドユニットの他端側がプラテンローラから大きく離間する。これによれば、作業空間を確保でき、印字媒体の交換や位置調整を容易に行うことができる。
特開2013−169744号公報
上記のプリンタでは、ヘッドユニットを開いた状態では、揺動軸から遠いヘッドユニットの他端側はプラテンローラからの離間距離が長いが、揺動軸から近いヘッドユニットの一端側はプラテンローラからの離間距離が前記他端側に比べて短く、ヘッドユニットが斜めに傾いた状態となる。つまり、インクリボンを保持するリボン供給軸およびインクリボンを巻き取るリボン回収軸とヘッドユニットとの間に角度差がある状態(リボン供給軸およびリボン回収軸とヘッドユニットが平行でない状態)で、インクリボンの交換や位置調整を行うことになる。
インクリボンの交換等の作業時に、リボン供給軸とリボン回収軸とに掛け回したインクリボンがサーマルヘッドやヘッドユニットに当接した場合は、インクリボンに斜めに当接することになり、インクリボンがヘッドユニットの一端側に偏りインクリボンに皺が発生する可能性がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、インクリボンに皺を発生させることなく、インクリボンの交換等の作業を簡単に行うことができるようにすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、サーマルプリント装置であって、発熱素子を有するサーマルヘッドと、印字媒体に印字を行う印字部を前記サーマルヘッドとともに構成するプラテンローラと、前記印字部に供給されるインクリボンをロール状に保持するリボン供給軸と、前記リボン供給軸と平行に設けられ、印字後の前記インクリボンをロール状に巻き取るリボン回収軸と、前記サーマルヘッドを保持し、前記印字部における前記印字媒体の搬送方向に延びる第1揺動軸に一端側が揺動自在に支持され、前記サーマルヘッドが前記プラテンローラに当接するヘッドクローズ位置と、前記サーマルヘッドが前記プラテンローラから離間するヘッドオープン位置と、に移動可能なヘッドユニットと、前記印字部における前記印字媒体の搬送方向に延びる第2揺動軸に一端側が揺動自在に支持され、前記リボン供給軸および前記リボン回収軸と平行なリボン当接位置と、前記リボン当接位置よりも前記プラテンローラから離間したリボン開放位置と、に移動可能に、前記インクリボンの搬送経路における前記印字部よりも前記印字媒体の搬送方向下流側に設けられるリボン当接部材と、を備え、前記リボン当接部材は、前記ヘッドユニットが前記ヘッドオープン位置であって、かつ、前記リボン当接部材が前記リボン当接位置である場合に、前記インクリボンが前記サーマルヘッドおよび前記ヘッドユニットと当接することなく前記リボン当接部材と当接する位置に設けられるサーマルプリント装置が提供される。
上記態様によれば、インクリボンの交換等の作業時に、リボン当接部材をリボン当接位置にすることで、インクリボンをサーマルヘッドおよびヘッドユニットに当接させることなく、リボン供給軸からリボン回収軸まで掛け回すことができる。そして、この状態からヘッドユニットをヘッドクローズ位置にすることで、サーマルヘッドがリボン供給軸およびリボン回収軸と平行になってから、または平行に近くなってから、サーマルヘッドとインクリボンとを当接させることができる。これによれば、インクリボンに皺を発生させることなく、インクリボンの交換等の作業を簡単に行うことができる。
本発明の実施形態に係るサーマルプリント装置の概略構成図である。 ヘッドユニットをヘッドクローズ位置にした状態を示す図である。 ヘッドユニットをヘッドオープン位置にした状態を示す図である。 図2のIV−IV断面図である。 インクリボンの交換作業を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るサーマルプリント装置100の概略構成図である。サーマルプリント装置100は、発熱素子を有するサーマルヘッド1と、印字媒体2に印字を行う印字部3をサーマルヘッド1とともに構成するプラテンローラ4と、印字部3に供給されるインクリボン5を保持するリボン供給軸6と、印字後のインクリボン5を巻き取るリボン回収軸7と、印字部3に供給される印字媒体2を保持する媒体供給軸8と、サーマルヘッド1を保持するヘッドユニット9と、を備える。
サーマルプリント装置100は、サーマルヘッド1の発熱素子に電流を流して発熱させることで、インクリボン5のインクを印字媒体2に転写する。また、印字媒体2は、対向位置に配置されたサーマルヘッド1とプラテンローラ4との間に挟持され、プラテンローラ4を回転駆動することで搬送されながら印字されて排出口10から外部に排出される。排出口10の近傍にはカッター11が設けられ、必要に応じて連続状に形成された印字媒体2を単葉状に切断することができる。サーマルプリント装置100は、ラベルプリンタ等のプリンタに組み込まれることが多いが、その他の装置に組み込まれていてもよい。
印字媒体2としては、例えば、ロール紙や、帯状の台紙にラベルを剥離可能に貼付けてロール状にしたロールラベル、表面に剥離剤を設けた帯状のラベルをロール状にしたライナーレスラベル(台紙なしラベル)等が用いられる。
印字媒体2は、媒体供給軸8に保持され、印字部3に供給される。媒体供給軸8から印字部3までの搬送経路は、ガイド軸12により規定される。印字媒体2は、上記のように、プラテンローラ4を回転駆動することで搬送される。
インクリボン5は、インクが塗布されたフィルム等をロール状にした熱転写リボンである。
インクリボン5は、リボン供給軸6に保持され、印字部3に供給される。インクリボン5は、サーマルヘッドとプラテンローラとで印字媒体2と同様に挟持され、プラテンローラ4を回転駆動することで、印字媒体2とともに搬送される。印字後のインクリボン5は、リボン回収軸7を回転駆動することで、その外周に巻き取られる。
リボン供給軸6から印字部3までのインクリボン5の搬送経路は、ガイド軸13により規定される。また、印字部3からリボン回収軸7までの搬送経路は、ガイド軸14により規定される。リボン供給軸6、リボン回収軸7、ガイド軸13、ガイド軸14、およびプラテンローラ4は、インクリボン5に皺が発生することを防止するために、平行に設けられる。
リボン供給軸6には、インクリボン5に所定の張力を付与する張力付与機構(図示せず)が内蔵される。これにより、リボン供給軸6と印字部3との間でインクリボン5に弛みが発生しないようになっている。
ヘッドユニット9は、図1〜図3に示すように、印字部3における印字媒体2の搬送方向に延びる第1揺動軸15に、一端側が揺動自在に支持される。第1揺動軸15は、サーマルプリント装置100のフレーム(図示せず)に支持される。
また、サーマルプリント装置100は、プラテンローラ4から離間する方向にヘッドユニット9を付勢する付勢機構(図示せず)と、サーマルヘッド1がプラテンローラ4とともに印字部3を構成する位置にヘッドユニット9をロックするロック機構(図示せず)と、を備える。ヘッドユニット9は、ロック機構によりロックされていない状態では、付勢機構により付勢され、第1揺動軸15を中心に自動的に揺動してプラテンローラ4から離間する。
このように、ヘッドユニット9は、図2に示すサーマルヘッド1がプラテンローラ4に当接するヘッドクローズ位置と、図3に示すサーマルヘッド1がプラテンローラ4から離間するヘッドオープン位置と、に切り換え可能(移動可能)に構成される。
ヘッドオープン位置とは、図3に示すように、第1揺動軸15から近いヘッドユニット9の一端側よりも第1揺動軸15から遠いヘッドユニット9の他端側がプラテンローラ4からの離間距離が長い位置、すなわちプラテンローラ4(リボン供給軸6および/またはリボン回収軸7)に対してヘッドユニット9が傾いた状態となる位置である。
サーマルプリント装置100は、ヘッドユニット9をヘッドオープン位置にすることで、印字媒体2およびインクリボン5の交換や位置調整等の作業を行うことができる。
また、図1〜図3に示すように、インクリボン5の搬送経路における印字部3よりも印字媒体2の搬送方向下流側であって、インクリボン5よりもヘッドユニット9側には、インクリボン5の交換等の作業時に使用するリボン当接部材16が設けられる。インクリボン5の交換等の作業については後述する。
リボン当接部材16は、ヘッドユニット9における排出口10側の面に設けられた第2揺動軸17に、一端側が揺動自在に支持される。第2揺動軸17は、印字部3における印字媒体2の搬送方向に延びる軸であって、第1揺動軸15と同軸に設けられる。
また、サーマルプリント装置100は、リボン当接部材16とヘッドユニット9とを連結してリボン当接部材16とヘッドユニット9との相対移動を規制する連結機構18を備える。
連結機構18は、例えば、図4に示すように、リボン当接部材16に設けられた凹部16cと、ヘッドユニット9に取り付けられたボールプランジャ19と、を備える。
ボールプランジャ19のボール19aがリボン当接部材16の凹部16cと係合した状態、つまり、連結機構18によりリボン当接部材16とヘッドユニット9とが連結された状態でヘッドユニット9を揺動させると、リボン当接部材16がヘッドユニット9と一体となって揺動する。
連結機構18は、例えば、手動で連結を解除するようにしてもよいし、ボタンを押下すると連結が解除される解除機構等を設けてもよい。
また、図2に示すように、第2揺動軸17の外周であって、リボン当接部材16とヘッドユニット9との間には、ねじりばね20が圧縮状態で装着される。ねじりばね20は、リボン当接部材16とヘッドユニット9とを、互いに離れる方向に付勢する。
具体的には、ねじりばね20は、一端側にアーム部20aを有し、他端側にアーム部20bを有する。リボン当接部材16のヘッドユニット9側の面には、ねじりばね20の一端側のアーム部20aを係止する凸部16aが設けられる。同様に、ヘッドユニット9のリボン当接部材16側の面には、ねじりばね20の他端側のアーム部20bを係止する凸部9aが設けられる。ねじりばね20は、アーム部20a、20bがそれぞれリボン当接部材16の凸部16aとヘッドユニット9の凸部9aとに係止されて、圧縮状態で第2揺動軸17に装着される。つまり、ねじりばね20は、リボン当接部材16をプラテンローラ4に向けて付勢するように設けられる。
リボン当接部材16のプラテンローラ4側への可動範囲は、サーマルプリント装置100のフレームに固定されたストッパ21により規制される。ストッパ21は、リボン当接部材16がプラテンローラ4と平行となる位置、すなわち、リボン供給軸6およびリボン回収軸7と平行となる位置で、リボン当接部材16の下面16b(プラテンローラ4の表面と対向する面)と当接するように設けられる。
このように、リボン当接部材16は、図3に実線で示すリボン供給軸6およびリボン回収軸7と平行なリボン当接位置と、図3に二点鎖線で示すリボン当接位置よりもプラテンローラ4から離間したリボン開放位置と、に切り換え可能(移動可能)に構成される。
リボン開放位置とは、図3に示すように、第2揺動軸17から近いリボン当接部材16の一端側よりも第2揺動軸17から遠いリボン当接部材16の他端側がプラテンローラ4からの離間距離が長い位置、すなわちプラテンローラ4(リボン供給軸6および/またはリボン回収軸7)に対してリボン当接部材16が傾いた状態となる位置である。
リボン当接部材16は、リボン当接位置にある際には、ヘッドユニット9がヘッドオープン位置にあるときのサーマルヘッド1における第1揺動軸15側の端部よりもプラテンローラ4側に、下面16bが位置するようになっている。
すなわち、ヘッドユニット9がプラテンローラ4(リボン供給軸6および/またはリボン回収軸7)に対して傾いたヘッドオープン位置にあり、リボン当接部材16がプラテンローラ4(リボン供給軸6および/またはリボン回収軸7)と平行なリボン当接位置にある際には、そのリボン当接部材16の下面16bがヘッドユニット9の下面よりもプラテンローラ4側に位置する。
また、連結機構18は、ヘッドユニット9におけるボールプランジャ19の位置とリボン当接部材16における凹部16cの位置とが、リボン当接部材16がリボン当接位置であって、ヘッドユニット9がヘッドクローズ位置である場合に、リボン当接部材16とヘッドユニット9とが連結された状態となるように設定される。したがって、リボン当接部材16がリボン当接位置にあるときにヘッドユニット9をヘッドオープン位置からヘッドクローズ位置に移動させると、リボン当接部材16とヘッドユニット9とが自動的に連結される。
ところで、インクリボンのインクを印字媒体に転写するサーマルプリント装置においては、インクリボンの交換等の作業時に、インクリボンに皺が発生しないようにすることが重要である。インクリボンに皺が発生した状態では、印字品質が低下してしまうからである。
そこで、本実施形態に係るサーマルプリント装置100は、リボン当接部材16を使用することで、インクリボン5に皺を発生させることなく、インクリボン5の交換等の作業を簡単に行うことができるようにしている。
以下、図5A〜図5Dを参照しながらサーマルプリント装置100におけるインクリボン5の交換作業について説明する。
まず、図5Aに示すように、ヘッドユニット9をヘッドオープン位置にするとともに、リボン当接部材16をリボン開放位置にして、リボン当接部材16とヘッドユニット9とを連結機構18により連結する。これにより、ヘッドユニット9とプラテンローラ4との間に作業空間が確保される。
この状態で、インクリボン5を交換し、印字媒体2およびインクリボン5の先端部分を、ヘッドユニット9とプラテンローラ4との間に挿通させる。
次に、図5Bに示すように、リボン当接部材16とヘッドユニット9との連結を解除し、リボン当接部材16をストッパ21と当接するまで揺動させてリボン当接位置にする。
本実施形態では、リボン当接部材16は、ねじりばね20によりプラテンローラ4に向けて付勢されている。つまり、ねじりばね20は、リボン当接部材16をリボン当接位置に向けて付勢している。したがって、リボン当接部材16は、連結機構18を解除すると自動的にリボン当接位置になる。
次に、図5Cに示すように、インクリボン5を上方に引き出して、リボン回収軸7に掛け回す。
上記のように、リボン当接位置にあるときのリボン当接部材16は、リボン供給軸6およびリボン回収軸7(プラテンローラ4)と平行である。また、リボン当接部材16の下面16bは、ヘッドユニット9がヘッドオープン位置にあるときのサーマルヘッド1における第1揺動軸15側の端部よりもプラテンローラ4側に位置する。
これにより、上方に引き出されたインクリボン5は、サーマルヘッド1およびヘッドユニット9と当接することなく、リボン当接部材16の下面16bと平行に当接するようになっている。したがって、インクリボン5をリボン回収軸7に掛け回す際に、インクリボン5に皺が発生することを防止できる。
なお、ねじりばね20の付勢力は、インクリボン5をリボン当接部材16に当接させた状態で、張力付与機構によりインクリボン5に所定の張力が付与されても、リボン当接部材16がリボン当接位置から動かないように設定される。
そして、図5Dに示すように、ヘッドユニット9をヘッドクローズ位置にすると、インクリボン5の交換作業が完了する。
上記のように、リボン当接部材16の下面16bは、ヘッドユニット9がヘッドオープン位置にあるときのサーマルヘッド1における第1揺動軸15側の端部よりもプラテンローラ4側に位置する。このため、ヘッドユニット9をヘッドクローズ位置に向けて揺動させると、サーマルヘッド1がリボン供給軸6およびリボン回収軸7と平行になってから、または平行に近くなってから、サーマルヘッド1とインクリボン5とが当接する。そして、ヘッドユニット9がヘッドクローズ位置になると、インクリボン5は、リボン当接部材16から離間してサーマルヘッド1とプラテンローラ4とに挟持される。
これによれば、ヘッドユニット9をヘッドクローズ位置にする際に、サーマルヘッド1がインクリボン5に斜めに当接してインクリボン5に皺が発生することを防止できる。
また、このとき、リボン当接部材16がリボン当接位置にある状態でヘッドユニット9をヘッドクローズ位置に移動させるので、リボン当接部材16とヘッドユニット9とが、連結機構18により自動的に連結される。
したがって、次に印字媒体2やインクリボン5の交換等を行う際には、ヘッドユニット9をヘッドオープン位置にすると、リボン当接部材16がヘッドユニット9と一体となって揺動して自動的にリボン開放位置になる。
以上述べたように、本実施形態によれば、インクリボン5の交換等の作業時に、リボン当接部材16をリボン当接位置にすることで、プラテンローラ4(リボン供給軸6および/またはリボン回収軸7)に対して傾いたヘッドオープン位置にヘッドユニット9が位置した状態であっても、インクリボン5をサーマルヘッド1およびヘッドユニット9に当接させることがないので、インクリボン5に斜めに当接してインクリボン5に皺が発生する恐れがなくなる。また、プラテンローラ4(リボン供給軸6および/またはリボン回収軸7)に対して平行なリボン当接位置にあるリボン当接部16の下面16bと当接させながらインクリボンを装填することができるため、インクリボン5に皺を発生させることなくリボン供給軸6からリボン回収軸7まで掛け回すことができる。そして、この状態からヘッドユニット9をヘッドクローズ位置にすることで、サーマルヘッド1がリボン供給軸6およびリボン回収軸7と平行になってから、または平行に近くなってから、サーマルヘッド1とインクリボン5とを当接させることができる。これによれば、インクリボン5に皺を発生させることなく、インクリボン5の交換等の作業を簡単に行うことができる。
また、サーマルプリント装置100は、リボン当接部材16をプラテンローラ4に向けて付勢するねじりばね20を備えるので、インクリボン5の交換等の作業時に、リボン当接部材16がリボン当接位置から動かないようにでき、作業を効率よく行うことができる。
また、サーマルプリント装置100は、リボン当接部材16とヘッドユニット9とを連結してリボン当接部材16とヘッドユニット9との相対移動を規制する連結機構18を備えるので、印字媒体2やインクリボン5の交換等の作業時に、ヘッドオープン位置にしたヘッドユニット9にリボン当接部材16を連結することができる。これによれば、リボン当接部材16をリボン開放位置に保持でき、印字媒体2やインクリボン5をヘッドユニット9とプラテンローラ4との間に挿通させる作業空間を確保できる。
また、連結機構18は、リボン当接部材16がリボン当接位置にあるときにヘッドユニット9をヘッドクローズ位置に移動させると、リボン当接部材16とヘッドユニット9とを自動的に連結するようになっている。したがって、インクリボン5の交換等の作業完了時に、リボン当接部材16とヘッドユニット9とが、連結機構18により自動的に連結される。これよれば、次に印字媒体2やインクリボン5の交換等を行う際に、ヘッドユニット9をヘッドオープン位置にすると、リボン当接部材16がヘッドユニット9と一体となって揺動して自動的にリボン開放位置になるので、作業を効率よく行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体例に限定する趣旨ではない。
例えば、上記実施形態では、サーマルプリント装置100が、媒体供給軸8を備えているが、印字媒体2としてファンフォールド紙を用いる場合は、媒体供給軸8を用いなくともよい。
また、上記実施形態では、リボン当接部材16が支持される第2揺動軸17をヘッドユニット9に設けているが、例えば、第1揺動軸15と同様に、サーマルプリント装置100のフレームに設けても良い。
また、上記実施形態では、第1揺動軸15と第2揺動軸17とを同軸に設けているが、同軸に設けなくともよい。ただし、第2揺動軸17をヘッドユニット9に設ける場合は、ヘッドユニット9を揺動させたときに第2揺動軸17の位置が変動しないように、同軸に設けることが好ましい。第1揺動軸15と第2揺動軸17とを同軸に設ける場合は、第1揺動軸15と第2揺動軸17とを個別に設けるのではなく、単一の軸としてもよい。
また、上記実施形態では、第1揺動軸15と第2揺動軸17とを同軸に設けて、ヘッドユニット9とリボン当接部材16とが同じ方向に揺動するようにしている。これに代えて、ヘッドユニット9の開放端側におけるサーマルプリント装置100のフレームに第2揺動軸17を設けて、ヘッドユニット9とリボン当接部材16とが異なる方向に揺動するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、連結機構18を、ボールプランジャ19を用いて構成しているが、例えば、フック等を用いてリボン当接部材16とヘッドユニット9とを連結するように構成してもよい。
100 サーマルプリント装置
1 サーマルヘッド
2 印字媒体
3 印字部
4 プラテンローラ
5 インクリボン
6 リボン供給軸
7 リボン回収軸
8 媒体供給軸
9 ヘッドユニット
9a 凸部
10 排出口
11 カッター
12 ガイド軸
13 ガイド軸
14 ガイド軸
15 第1揺動軸
16 リボン当接部材
16a 凸部
16b 下面(当接面)
16c 凹部
17 第2揺動軸
18 連結機構
19 ボールプランジャ
19a ボール
20 ねじりばね(付勢部材)
20a アーム部
20b アーム部
21 ストッパ

Claims (5)

  1. サーマルプリント装置であって、
    発熱素子を有するサーマルヘッドと、
    印字媒体に印字を行う印字部を前記サーマルヘッドとともに構成するプラテンローラと、
    前記印字部に供給されるインクリボンをロール状に保持するリボン供給軸と、
    前記リボン供給軸と平行に設けられ、印字後の前記インクリボンをロール状に巻き取るリボン回収軸と、
    前記サーマルヘッドを保持し、前記印字部における前記印字媒体の搬送方向に延びる第1揺動軸に一端側が揺動自在に支持され、前記サーマルヘッドが前記プラテンローラに当接するヘッドクローズ位置と、前記サーマルヘッドが前記プラテンローラから離間するヘッドオープン位置と、に移動可能なヘッドユニットと、
    前記印字部における前記印字媒体の搬送方向に延びる第2揺動軸に一端側が揺動自在に支持され、前記リボン供給軸および前記リボン回収軸と平行なリボン当接位置と、前記リボン当接位置よりも前記プラテンローラから離間したリボン開放位置と、に移動可能に、前記インクリボンの搬送経路における前記印字部よりも前記印字媒体の搬送方向下流側に設けられるリボン当接部材と、
    を備え、
    前記リボン当接部材は、前記ヘッドユニットが前記ヘッドオープン位置であって、かつ、前記リボン当接部材が前記リボン当接位置である場合に、前記インクリボンが前記サーマルヘッドおよび前記ヘッドユニットと当接することなく前記リボン当接部材と当接する位置に設けられる、
    ことを特徴とするサーマルプリント装置。
  2. 請求項1に記載のサーマルプリント装置であって、
    前記リボン当接部材は、前記リボン当接位置にある際には、前記ヘッドユニットが前記ヘッドオープン位置にあるときの前記サーマルヘッドにおける前記第1揺動軸側の端部よりも前記プラテンローラ側に前記インクリボンとの当接面が位置する、
    ことを特徴とするサーマルプリント装置。
  3. 請求項1または2に記載のサーマルプリント装置であって、
    前記リボン当接部材を前記リボン当接位置に向けて付勢する付勢部材をさらに備える、
    ことを特徴とするサーマルプリント装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のサーマルプリント装置であって、
    前記リボン当接部材と前記ヘッドユニットとを連結して前記リボン当接部材と前記ヘッドユニットとの相対移動を規制する連結機構をさらに備える、
    ことを特徴とするサーマルプリント装置。
  5. 請求項4に記載のサーマルプリント装置であって、
    前記連結機構は、前記リボン当接部材が前記リボン当接位置にある際に前記ヘッドユニットが前記ヘッドオープン位置から前記ヘッドクローズ位置に移動すると、前記リボン当接部材と前記ヘッドユニットとを自動的に連結する、
    ことを特徴とするサーマルプリント装置。
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