JP6332679B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP6332679B2
JP6332679B2 JP2014115348A JP2014115348A JP6332679B2 JP 6332679 B2 JP6332679 B2 JP 6332679B2 JP 2014115348 A JP2014115348 A JP 2014115348A JP 2014115348 A JP2014115348 A JP 2014115348A JP 6332679 B2 JP6332679 B2 JP 6332679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
nip
nip roller
roller
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014115348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015229256A (ja
Inventor
勝男 富田
勝男 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Holdings Corp filed Critical Sato Holdings Corp
Priority to JP2014115348A priority Critical patent/JP6332679B2/ja
Publication of JP2015229256A publication Critical patent/JP2015229256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6332679B2 publication Critical patent/JP6332679B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、ラベルプリンタに関し、特に、印字部でラベルに印字を行った後にラベル連続体を剥離部材で折り返すことにより台紙からラベルを剥離するラベル剥離装置を有するラベルプリンタに関する。
ラベルプリンタは、連続的に繰り出されたラベル連続体(ラベル連続体は、帯状台紙と帯状台紙の上に仮着された複数のラベルを含む。)のラベルに各々に所望の情報を印字し、発行口からラベル連続体を排出し、ラベルを発行するプリンタである。ラベルプリンタは、一般的に、プラテンローラとサーマルヘッドとで帯状台紙に仮着されたラベルを挟持搬送し、ラベル片に印字をする。
このようなラベル印字機能を有するプリンタについては、例えば、特許文献1に開示がある。特許文献1に記載のプリンタは、プリンタ本体の一面に回転自在に設けられたカバーを備えている。カバーは、プリンタの設置面に対して垂直に設けられた回動支点を中心に、水平方向に回動(いわゆる横回動)する。
特開2006−335016号公報
このようなラベルプリンタでは、帯状台紙の上に仮着したままラベルを発行する連続発行モードと、帯状台紙から剥離してラベルを発行する剥離発行モードとがある。この連続発行モードと剥離発行モードの切替え時には台紙をセットする経路が異なりこのセット作業を簡易なものとするためにラベルプリンタ本体の発行口の前に開閉自在にラベル剥離装置を取り付ける場合がある。ラベル剥離装置は、サーマルヘッドの下流に配置された剥離部材と、ニップローラとを備えている。剥離部材によりラベル連続体を折り返し、ニップローラとプラテンローラとにより帯状台紙を挟み込み、帯状台紙を下流に搬送することで、帯状台紙からラベルを剥離する。
例えば、ラベル剥離装置を特許文献1に示される横回動方式でプリンタ本体に取り付けた場合、ラベル剥離装置がプリンタ本体に対して閉じられる前に(閉じる動作の過程で)、ラベル剥離装置のニップローラがプリンタ本体のプラテンローラに接触する。すなわち、ラベル剥離装置をプリンタ本体に対して閉じる過程でニップローラとプラテンローラの長手方向におけるラベル剥離装置の回動支点軸に近い一端側から遠い他端側に向けて順に当接し、完全に閉じた状態でニップローラとプラテンローラの長手方向の全幅が平行な状態で当接する。ニップローラとプラテンローラとの間には挟持される帯状台紙が配置されるため、早い段階で当接する一端側から他端側に向けて帯状台紙を横方向へスライドさせる力が働くことになる。特に、ニップローラが回動支点に近い位置にあるほど、ラベル剥離装置とプリンタ本体との開閉角度が大きい位置でニップローラとプラテンローラとが接触する。帯状台紙を横方向へスライドさせる力がより大きくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ラベル剥離装置がプリンタ本体に対して閉じられる直前でニップローラとプラテンローラとを当接することが可能なラベルプリンタを提供することを目的とする。
本発明に係るラベルプリンタは、印字ヘッドとプラテンローラとを含む印字部と、印字部の下流側に配置された剥離部材とを有するプリンタ本体と、前記プリンタ本体に取り付けられたラベル剥離装置と、を有するラベルプリンタであって、前記ラベル剥離装置は、回動支点を中心に回動する開閉カバーと、前記回動支点と直交するように前記開閉カバーに取り付けられ、開閉カバーに対して移動可能に設けられたニップローラとを備え、前記ニップローラは、前記開閉カバーを閉じる過程で前記ニップローラは前記プラテンローラに当接せず、前記開閉カバーを閉じる際に前記ニップローラが前記プラテンローラの方向に移動して当接するよう構成される。
本発明に係るラベルプリンタは、好ましくは、前記回動支点が前記プリンタ本体の設置面と垂直に配置され、前記ニップローラが前記プリンタ本体の設置面と垂直に配置される。
本発明に係るラベルプリンタは、好ましくは、前記ラベル剥離装置は、前記ニップローラを取り付けたニップローラ軸を軸支する第1フレームと、前記第1フレームに軸支されたアームスプリング軸と、前記アームスプリング軸に取り付けられたアームスプリングとニップアームとを有し、前記開閉カバーを完全に閉じる前の状態では前記アームスプリングが前記ニップローラを前記プラテンローラから離れる方向に付勢し、前記開閉カバーを閉じた際、前記ニップアームが押されることで、前記アームスプリング軸を回動させ、前記第1フレームに軸支された前記ニップローラ軸の前記ニップローラを前記プラテンローラに当接する方向に搖動する。
本発明に係るラベルプリンタは、好ましくは、前記開閉カバーを閉じる際に前記ニップアームを押す突起部がプリンタ本体に設けられている。
本発明によれば、ラベル剥離装置がプリンタ本体に対して閉じられる直前でニップローラとプラテンローラとを当接することができる。
本発明の一実施の形態に係るプリンタの外観の全体斜視図である。 図1のプリンタの内部を示した側面図である。 プリンタの内部を示した側面断面図である。 (a)は、図2の印字ヘッド部の閉止状態時の印字部を正面から見た拡大斜視図、(b)は、図2の印字ヘッド部の開放状態時の印字部を正面から見た拡大斜視図である。 ラベル剥離装置を前方側から見た斜視図である。 ラベル剥離装置を後方側から見た斜視図である。 ラベル剥離装置の動作を説明する説明図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本実施の形態に係るプリンタの外観の全体斜視図である。
本実施の形態のラベルプリンタ1は、例えば、台紙に仮着されたラベルに、文字、記号、図形またはバーコード等のような情報を印字するラベル印字機能を備えている。本実施の形態に係るラベルプリンタ1は、プリンタ本体30とラベル剥離装置50とから構成される。
プリンタ本体30の正面のフロントカバー部2には、操作パネル部3と、電源スイッチ4と、発行口5とが設けられている。発行口5はラベル剥離装置50に設けられている。
操作パネル部3には、メッセージ等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、ラベルプリンタ1の動作を操作する複数のキー(ラインキー、フィードキー、ファンクションキー、方向指示キーおよびキャンセルキー等)と、ラベルプリンタ1の状態を示す複数のLED(Light Emitting Diode)とが配置されている。
プリンタ本体30の片側側面には、オープンカバー部6が2箇所のヒンジ部7により上下方向に開閉自在の状態で装着されている。
次に、プリンタ本体30の内部構造について図2及び図3を参照して説明する。図2は図1のラベルプリンタの内部を示した側面図である。図3は図2の側面図よりも奥側で切断した内部を示した側面断面図である。なお、以下の説明ではプリンタ本体30の正面側(フロントカバー部2側)を前方(連続紙の搬送方向下流側)、その向かい側の背面側(バックカバー部側)を後方(連続紙の搬送方向上流側)という。
プリンタ本体30の内部には、その後方に配置された用紙供給部10と、前方に配置された印字部11と、その上方に配置されたインクリボン部12と、用紙供給部10の下方に配置された台紙巻取り部40とが設置されている。
用紙供給部10は、ラベル連続体(印字媒体、連続紙)Pを印字部11に供給する構成部であり、支持軸10aと、その一端に設置されたロールガイド部10bとを備えている。
支持軸10aは、ロール状に巻き取られたラベル連続体Pを回転自在の状態で支持する構成部である。ロールガイド部10bは、ロール状のラベル連続体Pを固定する構成部であり、ラベル連続体Pの幅に応じて位置を変えられるように支持軸10aの軸方向に沿って移動自在の状態で設置されている。
ラベル連続体Pは、帯状台紙と、帯状台紙の長手方向に沿って予め決められた間隔毎に仮着された複数枚のラベルとを有している。帯状台紙のラベルの粘着面が接触する面には、シリコーン等のような剥離剤がコーティングされている。剥離剤によりラベルを容易に帯状台紙から剥離することができる。帯状台紙のラベルが貼られていない面には、例えば、長手方向に沿って予め決められた間隔毎にラベルの位置を示す位置検出マークが形成されている。ラベルは、感熱紙を使用する場合と普通紙を使用する場合とがある。感熱紙の場合は、その表面に、予め決められた温度領域に達すると特定の色(黒や赤等)に発色する感熱発色層が形成されている。
また、ラベル連続体Pとして、表巻きラベルと裏巻きラベルとの2種類がある。表巻きラベルは、ラベル連続体Pのラベルがロール状のラベル連続体Pの外周面に位置する状態で巻回されている。図3に示すように、ラベル連続体Ps(P:実線)が用紙供給部10の高さ方向中央あたりから印字部11に向けて繰り出される。これに対して、裏巻きラベルは、ラベル連続体Pのラベルがロール状のラベル連続体Pの内周面側に位置する状態で巻回されている。図3に示すように、ラベル連続体Pb(P:破線)がラベルプリンタ1の内部底面側から印字部11の底部に向けて繰り出される。なお、印字部11でのラベル連続体P(Ps,Pb)の通紙ルートは、表巻きラベルと裏巻きラベルとで同じである。また、表巻きラベルおよび裏巻きラベルの何れの場合でも、ラベルを仮着した面(被印字面)を上に向けた状態でラベル連続体Pが搬送される。
上記した印字部11は、ラベル連続体Pのラベル等に印字を行う構成部である。印字部11は、印字ヘッド部13とプラテンローラ23とを含み、その下方に配置された支持台14と、それらの後方(印字工程時のラベル連続体Pの搬送上流)に配置されたダンパ部15とを備えている。
印字ヘッド部13は、開閉自在の状態でラベルプリンタ1の内部に設置されている。印字ヘッド部13が閉止状態の場合に、印字ヘッド部13と支持台14との間に通紙ルート(媒体搬送路)が形成される。そして、その通紙ルートは、上記したラベル剥離装置50の発行口5(図1参照)に繋がっている。
支持台14には、印字ヘッド部13の閉止状態を維持するヘッドロックレバー部16が設置されている。このヘッドロックレバー部16を操作すると印字ヘッド部13の閉止状態が解除され、印字ヘッド部13の前方部が持ち上がり印字ヘッド部13が開く(プラテンローラ23に対して離反する)ようになっている。
ダンパ部15は、媒体搬送路上のラベル連続体Pに張力を付与する構成部である。ダンパ部15が、アウターダンパ部15aとインナーダンパ部15bとを備えているとともに、印字ヘッド部13の開閉に連動して上下に移動(開閉)するようになっている。ただし、印字ヘッド部13の閉止状態時において、アウターダンパ部15aおよびインナーダンパ部15bは、それぞれラベル連続体Pに張力を付与可能なように揺動自在の状態で設置されている。
上記したインクリボン部12は、印字用インクを塗布したインクリボンを供給し、巻き取る構成部である。インクリボン部12は、リボン供給部12aと、その前方横に配置されたリボン巻き取り部12bとを備えている。リボン供給部12aは、ロール状に巻き取られたインクリボンを回転自在の状態で支持する構成部である。リボン巻き取り部12bは、印字済みのインクリボンRBを巻き取り回収する構成部である。なお、インクリボンを使用する場合は、リボン供給部12aから引き出されたインクリボンを印字ヘッド部13の下に通してリボン巻き取り部12bで巻き取る。
このようなラベルプリンタ1においては、用紙供給部10からシート状に繰り出されたラベル連続体P(Ps,Pb)がダンパ部15を介して印字ヘッド部13と支持台14との間の通紙ルートに搬送され、その途中においてラベル連続体Pのラベル等に印字処理がなされた後、ラベル剥離装置50に送られる。
ラベル剥離装置50は、ラベル連続体Pの移送にともなって、台紙巻取り部40又はラベルプリンタ1外の方向に台紙のみを転向(折り返し)可能とするか(剥離発行モード)、あるいは、帯状台紙を転向させずにラベルプリンタ1の外にラベル連続体Pを排出可能とする(連続発行モード)。
次に、印字部11の構成について図4を参照して説明する。図4(A)は印字ヘッド部の閉止状態時の印字部を正面から見た拡大斜視図、図4(B)は印字ヘッド部の開放状態時の印字部を正面から見た拡大斜視図である。
印字ヘッド部13は、その前方部が後方の回転軸S1を中心に上下方向に揺動(すなわち、開閉)自在の状態で、印字ヘッド部13の片側側面のヘッド支持板17に支持されている。
印字ヘッド部13の下面(通紙ルートを向く面)には、サーマルヘッド部18がその印字面を通紙ルートに向けた状態で設置されている。サーマルヘッド部18は、その印字面に配置され、印字ラインを構成するサーマルヘッド18Lの発熱抵抗体によりラベル連続体Pのラベルに文字や画像等の印字を行う印字手段である。このサーマルヘッド18Lには、通電により発熱する複数の発熱抵抗体(発熱素子)がラベル連続体Pの幅方向(ラベル連続体Pの搬送方向に対し直交する方向)に沿って並んで配置されている。
印字ヘッド部13の前方側の下面にはサーマルヘッド部18の幅方向の両側に凹状爪部19,19が設けられている。また、印字ヘッド部13の下面において凹状爪部19の後方には、印字ヘッド部13の両側面から外方に突出するピン20,20が設けられている。
印字ヘッド部13の閉止状態時には、サーマルヘッド部18の印字面が下方のプラテンローラ23に押し付けられる。その際、印字ヘッド部13の凹状爪部19,19がプラテンローラ23の回転軸S2の両端部に嵌められる。プラテンローラ23は回転軸S2を中心に回転可能である。プラテンローラ23はラベル連続体Pに対してサーマルヘッド部18に対向する位置に配置されている。
このような印字ヘッド部13は、回転軸S1に装着されたトーションバネ(不図示)により開方向に付勢されているが、印字ヘッド部13の下部のピン20,20に、支持台14のロック爪部22,22が引っ掛かることにより閉止状態が維持されている。ロック爪部22は、ヘッドロックレバー部16を右方向に引くと、それに連動して右方向に移動し、ピン20から外れるようになっている。ロック爪部22がピン20から外れると、図4(b)に示すように、印字ヘッド部13は、トーションバネの付勢力により自動的に開くようになっている。
プラテンローラ23は、用紙供給部10から繰り出されたラベル連続体Pを通紙ルートに沿って発行口5へ搬送する搬送手段である。プラテンローラ23の表面は硬質ゴム等のような弾性材料により被覆されている。このプラテンローラ23は、正逆方向に回転可能な状態で支持台14の上部に設置されている。プラテンローラ23の回転軸S2の軸方向一端には、ギアG1が接続されている。このギアG1は、例えば、タイミングベルト(図示せず)等を介してステッピングモータのような駆動体(図示せず)の回転軸に係合されている。また、ギアG1は、複数の連結ギア(図示せず)を介して、別のギア(図示せず)に接続されている。
ダンパ部15のアウターダンパ部15aは、印字部11の側面を見た場合に前方側から後方側に向かって斜め下方に延びている。アウターダンパ部15aは前方側の回転軸S3を中心にして、後方部が上下方向に揺動自在の状態でダンパ支持部材(図示しない)に支持されている。
ダンパ部15のインナーダンパ部15bは、印字部11の側面を見た場合に、アウターダンパ部15aとは逆に後方側から前方側に向かって斜め下方に延びている。インナーダンパ部15bは、後方側の回転軸S4を中心にして、前方部が上下方向に揺動自在の状態でアウターダンパ部15aの後方部に支持されている。
また、アウターダンパ部15aの下部には、幅調整ガイド部27が回転軸S3,S4の軸方向に沿って移動自在の状態で設置されている。幅調整ガイド部27は、用紙供給部10から搬送されたラベル連続体Pの幅方向の両端に当接し、ラベル連続体Pの搬送をガイドする構成部である。この幅調整ガイド部27は、アウターダンパ部15aの背面側のガイド操作部28に接続されている。このガイド操作部28は、ラベル連続体Pの幅に合わせて幅調整ガイド部27を移動するとともに、幅調整ガイド部27の位置を固定するための摘みである。
次に、本発明に係るラベル剥離装置を図5〜図7に基づき説明する。
図5は、ラベル剥離装置50を、前方側から見た斜視図である。ラベル剥離装置50は、開閉カバー52を備えている。開閉カバー52は、矢印に示すように、回動支点54を中心に、横回転に自由に回動することができ、開閉カバー52はプリンタ本体30に対して開閉可能である。
ラベル剥離装置50は、回動支点54に対して直交し、ラベル連続体Pの幅方向に沿って配置されたニップローラ軸56と、ニップローラ軸56の一方端(回動支点54より遠い側)に取り付けられたワンウェイクラッチ58およびトルクリミッタ60と、ニップローラ軸56の他方端(回動支点54側)に取り付けられたニップローラ62と、を有している。ニップローラ62は、ニップローラ軸56と共に回転するように構成されている。ニップローラ62の周面は、プラテンローラ23に対向するサーマルヘッド部18の対向面よりも摩擦係数が大きいゴム等の部材で構成されている
ラベル剥離装置50は、ニップローラ62の上方であって、プリンタ本体30におけるプラテンローラ23の搬送方向下流側に設けられた剥離部材64の上方に配置されるテンションローラ66を有している。テンションローラ66は上下移動可能な状態で開閉カバー52に保持されている。剥離部材64の形状は、板状であっても、ピン状であっても良い。
ラベル剥離装置50には、ラベルを剥離した帯状台紙をプリンタ本体30で巻き取る台紙巻取り部40に向けての経路に誘導する第一の経路68と、ラベルプリンタ1の外へ搬送する第二の経路70と、を形成する誘導板72が取り付けられている。
発行口5に近接した位置にセンサ74が設けられている。センサ74によりラベルの有無を検出することができる。
図6は、ラベル剥離装置50を、後方側から見た斜視図である。ニップローラ軸56の両側は、第1フレーム80と第2フレーム82とにより軸支されている。第1フレーム80は、第2フレーム82に対して外側で、第2フレーム82を覆うように配置されている。ニップローラ軸56に下方には、ニップスプリング軸84がニップローラ軸56と平行に配置されている。ニップスプリング軸84の両側は、ニップローラ軸56と同様に第1フレーム80と第2フレーム82とにより軸支されている。第2フレーム82の内側で、ニップスプリング軸84の両側には、それぞれニップスプリング86が取り付けられている。ニップスプリング86の一方端は、鉛直上方向に延び、かつ第2フレーム82に設けられた屈曲部82Aに当接している。ニップスプリング86の他方端は水平方向の前方側に延び、かつ第1フレーム80に当接している。ニップスプリング86が第2フレーム82を後方側(プラテンローラ23に近づく方向)に付勢する。ニップローラ軸56の両端は第1フレーム80に形成された長穴80Aにより軸支されているので、第2フレーム82に設けられたニップローラ軸56とニップローラ62とはニップスプリング軸84を支点に、第1フレーム80に対して搖動可能である。
ニップスプリング軸84の下方には、アームスプリング軸90がニップスプリング軸84と平行に配置されている。アームスプリング軸90の両側が第1フレーム80に軸支され、さらにアームスプリング軸90の両外側は開閉カバー52に軸支されている。アームスプリング軸90は回動自在である。アームスプリング軸90の一方端側(回動支点より遠い側)で、第1フレーム80の外側に、アームスプリング92とニップアーム94とが取り付けられている。
アームスプリング92は第1フレーム80に固定されている。アームスプリング92が第1フレーム80を前方側(プラテンローラ23から離れる方向)に付勢する。これにより第2フレーム82、および第2フレーム82に設けられたニップローラ軸56とニップローラ62とを前方側に移動させる。ニップアーム94はアームスプリング軸90の側から鉛直下方向に延び、かつアームスプリング軸90に固定されている。ニップアーム94とアームスプリング軸90とは同期して開閉カバー52に対して回動する。
プリンタ本体(不図示)に、突起部96が、ニップアーム94と対向する位置に設けられている。開閉カバー52をプリンタ本体に向かって閉じたとき、ニップアーム94と突起部96とが当接する。ニップアーム94のアームスプリング軸90から離れたニップアーム94の先端部が突起部96により押され、ニップアーム94の先端部がアームスプリング軸90を支点に前方側に搖動する。ニップアーム94の動きに伴って、アームスプリング軸90が図7の矢印の方向に回動する。第1フレーム80と第2フレーム82とが後方側に搖動する。これにより、第2フレーム82に設けられたニップローラ軸56とニップローラ62とを後方側に移動させる。本実施形態の動作については後述する。
複数の位置決め穴56Aが、ニップローラ軸56の軸方向に沿って設けられている。ニップローラ62の内周面には、位置決め穴56Aと係合する係合部として図示しないボールプランジャが設けられている。ボールプランジャを複数の位置決め穴56Aのいずれかに係合させることにより、ニップローラ軸56の軸方向におけるニップローラ62の位置を決めることができる。ニップローラ62を移動可能とすることより、ラベル剥離装置50を複数のサイズ(帯状台紙の幅)のラベル連続体Pに対応させることができる。複数の位置決め穴56Aは使用を想定している帯状台紙の幅に応じて形成されている。帯状台紙の幅に応じて、帯状台紙の中央とニップローラ62の中央とを一致させることができる。
図7は、本実施の形態に係るラベル剥離装置50の動作を説明する側面図である。図7(A)は、開閉カバー(不図示)を矢印方向に向けて閉じようとしている状態を示している。プラテンローラ23を通過したラベル連続体Pは剥離部材64により折り返されている。
開閉カバーには、第1フレーム80と第2フレーム82とテンションローラ66とが取り付けられている。第1フレーム80と第2フレーム82とテンションローラ66とは開閉カバーの開閉に伴って、水平方向に移動(回動支点を中心に搖動する横回転)する構成となっている。この状態では、ニップアーム94と突起部96とは当接していない。アームスプリング軸90に取り付けられたアームスプリングにより第1フレーム80および第2フレーム82は、矢印と反対側(前方側)に付勢されている。したがって、ニップローラ軸56とニップローラ62とは全体として、プラテンローラ23に対して離間する方向に位置している。但し、ニップスプリング86により第2フレーム82が付勢されているので、ニップローラ軸56は長穴80Aの後方側に位置している。したがって、開閉カバーを閉じる過程でニップローラ62はプラテンローラ23に当接しない。
図7(B)は、開閉カバー(不図示)を矢印方向に向けて閉じる直前の状態を示している。この状態では、ニップアーム94の先端部と突起部96とが当接している。突起部96はプリンタ本体に固定されているので、ニップアーム94の先端部は突起部96により前方側に押し返されて搖動し、これに伴ってアームスプリング軸90が図7における時計方向に回転する。アームスプリング軸90が回転することにより、第1フレーム80および第2フレーム82が後方側(プラテンローラ23側)にアームスプリング軸90を中心に回動する。その結果、第2フレーム82に設けられてニップローラ62がプラテンローラ23に向けて移動し、ニップローラ62が、プラテンローラ23と当接する位置まで移動する。
テンションローラ66は、開閉カバーとともに移動し、剥離部材64の上方の位置まで移動する。テンションローラ66は下方向に向けて付勢されているので、剥離部材64で折り返されラベル連続体Pにテンションを付与することができる。
図7(C)は、開閉カバー(不図示)を完全に閉じた状態を示している。この状態では、ニップアーム94と突起部96とが当接している。ニップローラ62が、プラテンローラ23と当接する位置まで移動している。ニップローラ軸56は第1フレーム80の長穴80Aで軸支されている。したがって、プラテンローラ23に当接されて押されることでニップスプリング86の付勢力に抗して、第2フレーム82に設けられたニップローラ軸56とニップローラ62とは、ニップスプリング軸84を支点として前方側に搖動される。ニップスプリング86の復元力(付勢力)によってニップローラ62は後方側に付勢され、帯状台紙をプラテンローラ23とニップローラ62とにより確実に挟持でき、帯状台紙をたるませずに下流に搬送することができる。
本実施の形態では図6に示すようにワンウェイクラッチ58とトルクリミッタ60を備えている。その動作を、図6、7を参照して説明する。
ワンウェイクラッチ58は、一方向にだけ回転力を伝え、逆方向には空転する装置である。印字動作に伴いプラテンローラ23がラベル連続体Pを前方側に搬送する方向に回転された際にはワンウェイクラッチ58が空転する。プラテンローラ23の回転に従動してニップローラ62が回転される。一方、印字開始位置の調整に伴いプラテンローラ23がラベル連続体Pを後方側に搬送する方向に回転された際には、ワンウェイクラッチ58がロックされ、プラテンローラ23の回転に従動したニップローラ62の回転を禁止させるように構成されている。
トルクリミッタ60は、所定以上のトルクが作用するとスリップするスリップ機構である。プラテンローラ23の回転によってニップローラ62に所定以上のトルクが作用するとスリップする。プラテンローラ23がラベル連続体Pを前方側に搬送する方向に回転された際には、ワンウェイクラッチ58が空転するため、トルクリミッタ60が機能することはない。プラテンローラ23の回転に従動してニップローラ62が回転される。プラテンローラ23がラベル連続体Pを後方側に搬送する方向に回転された際には、プラテンローラ23の回転によって、ニップローラ62に所定以上のトルクが作用した後、トルクリミッタ60がスリップすることで、プラテンローラ23の回転に従動してニップローラ62が回転される。
従って、プラテンローラ23がラベル連続体Pを前方側に搬送する方向に回転された際には、サーマルヘッド部18とプラテンローラ23とで挟持されたラベル連続体Pと、ニップローラ62とプラテンローラ23とで挟持された帯状台紙とは、同時に搬送が開始されることになる。一方、プラテンローラ23がラベル連続体Pを後方側に搬送する方向に回転された際には、サーマルヘッド部18とプラテンローラ23とで挟持されたラベル連続体Pよりも、ニップローラ62とプラテンローラ23とで挟持された帯状台紙が若干遅れて搬送が開始されることになり、剥離部材64で折り返された帯状台紙に張りが付与される。
なお、本実施の形態では、開閉カバー52の回動支点54がプリンタ本体30の設置面に対して垂直で、ニップローラ軸56がその回動支点54と直交(設置面に対して平行)である場合を例に説明した。しかしこれに限定されることなく、開閉カバー52の回動支点54がプリンタ本体30の設置面に対して平行で、ニップローラ軸56がその回動支点54と直交(設置面に対して垂直)である場合でも、本実施の形態を適用することができる。なお、設置面に垂直および平行は、完全な垂直と平行に加えて、実質的に設置面と垂直および平行であれば良いことを意味する。
1 ラベルプリンタ
10 用紙供給部
10a 支持軸
10b ロールガイド部
11 印字部
12 インクリボン部
13 印字ヘッド部
14 支持台
15 ダンパ部
15a アウターダンパ部
15b インナーダンパ部
16 ヘッドロックレバー部
17 ヘッド支持板
18 サーマルヘッド部
18L サーマルヘッド
19 凹状爪部
20 ピン
22 ロック爪部
23 プラテンローラ
27 幅調整ガイド部
28 ガイド操作部
30 プリンタ本体
40 台紙巻取り部
50 ラベル剥離装置
52 開閉カバー
54 回動支点
56 ニップローラ軸
56A 位置決め穴
58 ワンウェイクラッチ
60 トルクリミッタ
62 ニップローラ
64 剥離部材
66 テンションローラ
68 第一の経路
70 第二の経路
72 誘導板
80 第1フレーム
82 第2フレーム
82A 屈曲部
84 ニップスプリング軸
86 ニップスプリング
90 アームスプリング軸
92 アームスプリング
94 ニップアーム
96 突起部
P,Ps,Pb レベル連続体
RB インクリボン
S1〜S4 回転軸
G1 ギア

Claims (8)

  1. 印字ヘッドとプラテンローラとを含む印字部と、
    印字部の下流側に配置された剥離部材とを有するプリンタ本体と、
    前記プリンタ本体に取り付けられたラベル剥離装置と、を有するラベルプリンタであって、
    前記ラベル剥離装置は、
    回動支点を中心に回動する開閉カバーと、
    前記回動支点と直交するように前記開閉カバーに取り付けられ、開閉カバーに対して近接および離間する方向に移動可能に設けられたニップローラとを備え、
    前記ニップローラは、前記開閉カバーの閉止動作に伴って前記開閉カバーに近接する位置から離間する方向に移動する、ラベルプリンタ。
  2. 前記ニップローラは、前記開閉カバーに対して揺動可能に設けられている、請求項1に記載のラベルプリンタ。
  3. 前記ニップローラを回転可能に支持し、前記開閉カバーに揺動可能に支持されたフレームと、
    前記開閉カバーに対して前記ニップローラが前記プラテンローラから離間する方向に前記フレームを付勢する付勢部材を有する、請求項1または2に記載のラベルプリンタ。
  4. 前記開閉カバーの閉止動作に伴って前記フレームに当接することにより、前記フレームを前記プラテンローラに近接する方向に移動させる突起部を設けた、請求項3に記載のラベルプリンタ。
  5. 前記突起部は、前記プリンタ本体における前記回動支点から離れた位置に設けられている、請求項4に記載のラベルプリンタ。
  6. 前記ニップローラは、ニップローラ軸に支持され、前記ニップローラ軸の軸方向の位置を移動可能である請求項1ないし5のいずれかに記載のラベルプリンタ。
  7. 前記ラベル剥離装置は、前記ニップローラを取り付けたニップローラ軸を軸支する第1フレームと、前記第1フレームに軸支されたアームスプリング軸と、前記アームスプリング軸に取り付けられたアームスプリングとニップアームとを有し、
    前記開閉カバーを完全に閉じる前の状態では前記アームスプリングが前記ニップローラを前記プラテンローラから離れる方向に付勢し、前記開閉カバーを閉じた際、前記ニップアームが押されることで、前記アームスプリング軸を回動させ、前記第1フレームに軸支された前記ニップローラ軸の前記ニップローラを前記プラテンローラに当接する方向に動する請求項1記載のラベルプリンタ。
  8. 前記開閉カバーを閉じる際に前記ニップアームを押す突起部がプリンタ本体に設けられている請求項記載のラベルプリンタ。
JP2014115348A 2014-06-04 2014-06-04 ラベルプリンタ Active JP6332679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115348A JP6332679B2 (ja) 2014-06-04 2014-06-04 ラベルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115348A JP6332679B2 (ja) 2014-06-04 2014-06-04 ラベルプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015229256A JP2015229256A (ja) 2015-12-21
JP6332679B2 true JP6332679B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=54886319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014115348A Active JP6332679B2 (ja) 2014-06-04 2014-06-04 ラベルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6332679B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111717703A (zh) * 2020-07-01 2020-09-29 陶惠芹 一种水性聚氨酯离型薄膜分离收卷方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022135341A (ja) * 2021-03-05 2022-09-15 セイコーエプソン株式会社 媒体搬送装置及び媒体搬送システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61173442U (ja) * 1985-04-16 1986-10-28
JPH02103040U (ja) * 1989-01-31 1990-08-16
JP2539130B2 (ja) * 1992-01-16 1996-10-02 富士通株式会社 用紙搬送機構
JP3877247B2 (ja) * 1997-07-09 2007-02-07 株式会社サトー ラベルプリンターのラベル剥離装置
JP3789115B2 (ja) * 2003-03-07 2006-06-21 キヤノン株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置
JP4593424B2 (ja) * 2005-09-29 2010-12-08 株式会社サトー 剥離装置
JP5613703B2 (ja) * 2012-02-28 2014-10-29 株式会社沖データ ラベル剥離装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111717703A (zh) * 2020-07-01 2020-09-29 陶惠芹 一种水性聚氨酯离型薄膜分离收卷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015229256A (ja) 2015-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6309266B2 (ja) プリンタ
JP6594605B2 (ja) プリンタ
JP5850977B2 (ja) プリンタ
KR101876821B1 (ko) 프린터
WO2015170543A1 (ja) プリンタ
JP5844489B1 (ja) プリンタ
JP6332679B2 (ja) ラベルプリンタ
JP6571340B2 (ja) プリンタ
CN109311335B (zh) 打印机
JP6731472B2 (ja) プリンタ
JP6523665B2 (ja) プリンタ
US9662911B2 (en) Printer
JP6262032B2 (ja) プリンタ
JP6669425B2 (ja) プリンタ
JP6381104B2 (ja) プリンタ
JP6526117B2 (ja) ロール支持体およびそれを備えるプリンタ
JP6633718B2 (ja) プリンタ
JP6862528B2 (ja) プリンタ
JP6889763B2 (ja) プリンタ
JP6698801B2 (ja) プリンタ
JP6632700B2 (ja) プリンタ
JP6470782B2 (ja) プリンタ
JP6110526B2 (ja) プリンタ
JP6358759B2 (ja) プリンタ
JP2020011524A (ja) プリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6332679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250