JP7100554B2 - 漏電判定装置 - Google Patents

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Description

電圧源を有する所定回路における漏電を判定する漏電判定装置に関するものである。
車両に搭載された電気系統の漏電(絶縁状態)を、地絡抵抗の低下に基づいて判定する漏電判定装置(絶縁状態検出装置)として、フライングキャパシタ(検出用コンデンサ)を用いたものが知られている(例えば、特許文献1)。フライングキャパシタを用いた漏電判定装置とは、電圧源の電源ラインと接地ライン(車体)との間に設けられたフライングキャパシタを充電し、フライングキャパシタの充電電圧から地絡抵抗、つまり、電源ラインと接地ラインとの間の絶縁抵抗を算出し、絶縁状態が正常に維持されているか否か、すなわち、漏電の有無を判定するものである。
このような漏電判定装置では、一般的に、電源ラインと接地ラインとの間における浮遊容量や、ノイズ除去用のコンデンサ等の対地静電容量が存在するため、この対地静電容量から大きな影響を受ける場合がある。つまり、対地静電容量に対しても充電が行われるため、対地静電容量への充電時期においてフライングキャパシタの充電電圧を検出すると、誤差が生じるという問題がある。
より詳しく説明すると、フライングキャパシタとともに対地静電容量を充電する場合、対地静電容量の大きさにより、フライングキャパシタの充電電圧の変化(CR時定数変化)が異なる。具体的には、対地静電容量が大きい場合には、小さい場合に比較して、開始時におけるフライングキャパシタの充電電圧の変化が大きくなり、検出誤差が大きくなる。
そこで、特許文献1の漏電判定装置では、対地静電容量への充電時期を考慮して、フライングキャパシタの充電電圧の計測時期を遅らせるようにしている。具体的には、充電開始から一定期間経過後に、複数のタイミングでフライングキャパシタの充電電圧を検出し、それらの電圧値の変化率(傾き)に基づいて地絡抵抗の値を算出している。これにより、電源ラインと接地ラインとの間における対地静電容量から大きな影響を受ける場合において、地絡抵抗の検出精度を向上させている。
特開2016-099323号公報
しかしながら、特許文献1の漏電判定装置では、対地静電容量による誤差を抑制することができるものの、開始時から一定時間経過後であっても、対地静電容量が存在する場合には存在しない場合に比較して電圧値の変化率が同一となることはなく、依然として誤差が残ることとなる。また、対地静電容量が大きくなればなるほど、その誤差が大きくなるという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、判定精度を向上させた漏電判定装置を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、直流電源の電源端子に接続された電源経路と接地部との間における漏電を判定する漏電判定装置において、第1端及び第2端を有し、前記第1端が電源経路の側に接続され、前記第2端が前記接地部の側に接続されるコンデンサと、前記コンデンサに対して並列となる電気経路に設けられ、前記電源経路と前記接地部との間における通電状及び通電遮断状態を切り替える第1スイッチと、前記コンデンサの電圧値を検出するコンデンサ電圧検出器と、前記第1スイッチを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記コンデンサの放電後であって、かつ、前記第1スイッチを通電状態にすることにより前記電源経路と前記接地部との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、前記第1スイッチを通電遮断状態にすることにより前記電源経路と前記接地部との間を通電遮断状態にして前記コンデンサを充電し、その後、前記コンデンサの電圧値を検出し、当該電圧値に基づいて漏電を判定することである。
上記構成によれば、コンデンサの放電後であって、かつ、第1スイッチにより電源経路と接地部との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、第1スイッチにより電源経路と接地部との間を通電遮断状態にしてコンデンサを充電する。すなわち、コンデンサを充電する前に、電源経路と接地部との間に存在する浮遊容量等の対地静電容量に対して充電を行っている。このため、コンデンサを充電する場合に、対地静電容量へ電力が分散して供給されることを抑制することができる。したがって、対地静電容量が異なっても、誤差を少なくすることができる。また、充電開始から検出するまでの時間を短くすることができる。
上記課題を解決するための第2の手段は、直流電源の正極側端子に接続された正極側電源経路及び負極側端子に接続された負極側電源経路にそれぞれ接続され、前記正極側電源経路と接地部との間における漏電及び前記負極側電源経路と前記接地部との間における漏電を判定する漏電判定装置であって、第1端及び第2端を有し、前記第1端が前記正極側電源経路の側に接続され、前記第2端が前記負極側電源経路の側に接続されるコンデンサと、前記正極側電源経路に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第1端に接続され、前記正極側電源経路と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える正極側スイッチと、前記負極側電源経路に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第2端に接続され、前記負極側電源経路と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える負極側スイッチと、前記接地部の側に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第1端に接続され、前記接地部と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える第1の接地部側スイッチと、前記接地部の側に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第2端に接続され、前記接地部と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える第2の接地部側スイッチと、前記コンデンサの電圧値を検出するコンデンサ電圧検出器と、各々の前記スイッチを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記正極側スイッチを通電状態にしている一方で前記負極側スイッチを通電遮断状態にしている場合に、前記コンデンサの放電後であって、かつ、前記第1の接地部側スイッチを通電状態にすることにより前記正極側電源経路と前記接地部との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、前記第2の接地部側スイッチを通電状態にする一方で、前記第1の接地部側スイッチを通電遮断状態にすることにより前記コンデンサを充電し、その後、前記コンデンサの電圧値を第1の電圧値として検出し、前記正極側スイッチを通電遮断状態にしている一方で前記負極側スイッチを通電状態にしている場合に、前記コンデンサの放電後であって、かつ、前記第2の接地部側スイッチを通電状態にすることにより前記負極側電源経路と前記接地部との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、前記第1の接地部側スイッチを通電状態にする一方で、前記第2の接地部側スイッチを通電遮断状態にすることにより前記コンデンサを充電し、その後、前記コンデンサの電圧値を第2の電圧値として検出し、前記第1の電圧値及び前記第2の電圧値に前記漏電を判定することである。
上記構成によれば、コンデンサの放電後であって、かつ、電源経路と接地部との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、電源経路と接地部との間を通電遮断状態にしてコンデンサを充電する。すなわち、コンデンサを充電する前に、電源経路と接地部との間に存在する浮遊容量等の対地静電容量に対して充電を行っている。このため、コンデンサを充電する場合に、対地静電容量へ電力が分散して供給されることを抑制することができる。したがって、対地静電容量が異なっても、誤差を少なくすることができる。また、充電開始から検出するまでの時間を短くすることができる。
また、上記構成により、1つのコンデンサを共用して、正極側電源経路と接地部との間における絶縁状態、及び負極側電源経路と接地部との間における絶縁状態の両方を判定することができる。このため、回路素子の数を少なくしつつ、回路構成を簡素化できる。
漏電判定装置を示す電気回路図。 地絡抵抗算出処理を示すフローチャート。 電流の流れを示す図。 電流の流れを示す図。 従来における充電電圧値の時間変化を示すタイムチャート。 充電電圧値の時間変化を示すタイムチャート。 第2実施形態の漏電判定装置を示す電気回路図。 第2実施形態の地絡抵抗算出処理を示すフローチャート。 第3実施形態の漏電判定装置を示す電気回路図。 第3実施形態の地絡抵抗算出処理を示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、「漏電判定装置」を車載主機として回転電機を備える車両(例えば、ハイブリッド車や電気自動車)に適用した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態の車載モータ制御システムは、組電池10、モータ20、インバータ30、及び漏電判定装置50を備えている。
組電池10は、インバータ30を介して、モータ20に電気的に接続されている。組電池10は、例えば百V以上となる端子間電圧を有する蓄電池であり、複数の電池モジュールが直列接続されて構成されている。電池モジュールは、複数の電池セルが直列接続されて構成されている。電池セルとして、例えば、リチウムイオン蓄電池や、ニッケル水素蓄電池を用いることができる。組電池10が直流電源に相当する。
モータ20は、車載主機としての回転電機であり、図示しない駆動輪と動力伝達可能とされている。本実施形態では、モータ20として、3相の永久磁石同期モータを用いている。
インバータ30は、相巻線の相数と同数の上下アームを有するフルブリッジ回路により構成されており、各アームに設けられたスイッチ(半導体スイッチング素子)のオンオフにより、各相巻線において通電電流が調整される。
インバータ30には、図示しないインバータ制御装置が設けられており、インバータ制御装置は、モータ20における各種の検出情報や、力行駆動及び発電の要求に基づいて、インバータ30における各スイッチのオンオフにより通電制御を実施する。これにより、インバータ制御装置は、組電池10からインバータ30を介してモータ20に電力を供給し、モータ20を力行駆動させる。また、インバータ制御装置は、駆動輪からの動力に基づいてモータ20を発電させ、インバータ30を介して、発電電力を変換して組電池10に供給し、組電池10を充電させる。
組電池10の正極側電源端子に接続される正極側電源経路L1には、インバータ30等の電気負荷の正極側端子が接続されている。この正極側電源経路L1は、車体などの接地部G1に対して電気的に絶縁されている。この正極側電源経路L1と、接地部G1との間における絶縁状態(対地絶縁抵抗)を地絡抵抗Rpとして表すことができる。また。正極側電源経路L1と、接地部G1との間には、ノイズ除去用のコンデンサや浮遊容量等の対地静電容量が存在し、これらをまとめて対地静電容量Cpとして表す。
同様に、組電池10の負極側電源端子に接続される負極側電源経路L2には、インバータ30等の電気負荷の負極側端子が接続されている。この負極側電源経路L2は、接地部G1に対して電気的に絶縁されている。この負極側電源経路L2と、接地部G1との間における絶縁状態(対地絶縁抵抗)を地絡抵抗Rnとして表すことができる。また。負極側電源経路L2と、接地部G1との間には、ノイズ除去用のコンデンサや浮遊容量等の対地静電容量が存在し、これらをまとめて対地静電容量Cnとして表す。
漏電判定装置50は、正極側電源経路L1及び負極側電源経路L2が接続されており、地絡抵抗Rp,Rnを検出して、正極側電源経路L1及び負極側電源経路L2が接地部G1に対して正常に絶縁されているか否か、すなわち、漏電の有無を判定する。以下、漏電判定装置50について説明する。
図1に示すように、漏電判定装置50は、いわゆるフライングキャパシタ方式の絶縁抵抗検出回路51と、コンデンサ電圧検出器としてのA/D変換器52と、制御部53と、を備えている。
絶縁抵抗検出回路51は、正極側電源経路L1に接続される外部端子P1と、負極側電源経路L2に接続される外部端子P2と、接地部G1に接続される外部端子P3と、を備える。
外部端子P1と外部端子P3との間、すなわち、正極側電源経路L1と接地部G1との間には、第1電気経路L11が設けられている。第1電気経路L11には、2つのスイッチSW1,SW3及び抵抗R1が設けられている。スイッチSW1の一端は、外部端子P1を介して正極側電源経路L1に接続され、他端はスイッチSW3の一端に対して直列に接続されている。スイッチSW3の他端は、抵抗R1の一端に対して直列に接続されている。抵抗R1の他端は、外部端子P3を介して接地部G1に接続されている。
スイッチSW3及び抵抗R1との間における接続点M1と、外部端子P2との間における第2電気経路L12が設けられている。すなわち、接続点M1と負極側電源経路L2との間には、第2電気経路L12が設けられている。第2電気経路L12には、2つのスイッチSW2,SW4が設けられている。スイッチSW2の一端は、外部端子P2を介して負極側電源経路L2に接続され、他端はスイッチSW4の一端に対して直列に接続されている。スイッチSW4の他端は、接続点M1を介して、抵抗R1の一端に対して直列に接続されている。
そして、絶縁抵抗検出回路51は、いわゆるフライングキャパシタと呼ばれるコンデンサC1を有している。コンデンサC1の一端は、スイッチSW1とスイッチSW3との間における接続点M2に接続されており、他端は、スイッチSW2とスイッチSW4との間における接続点M3に接続されている。
したがって、接続点M2→コンデンサC1→接続点M3→スイッチSW4→接続点M1からなる電気経路は、接続点M2→スイッチSW3→接続点M1からなる電気経路に対して、並列となっている。つまり、スイッチSW3は、コンデンサC1に対して並列になる電気経路(M2→SW3→M1)に設けられていることとなる。
また、接続点M3→コンデンサC1→接続点M2→スイッチSW3→接続点M1からなる電気経路は、接続点M3→スイッチSW4→接続点M1からなる電気経路に対して、並列となっている。つまり、スイッチSW4は、コンデンサC1に対して並列になる電気経路(M3→SW4→M1)に設けられていることとなる。
以上により、スイッチSW1が、正極側スイッチに相当し、スイッチSW2が、負極側スイッチに相当し、スイッチSW3が、第1の接地部側スイッチに相当し、スイッチSW4が、第2の接地部側スイッチに相当する。
A/D変換器52は、一端が接続点M2に接続され、他端が接地部G1に接続されている。A/D変換器52は、接続点M2を介して、入力される信号(アナログ信号)を制御部53の処理に適した信号(デジタル信号)に変換し、出力する装置である。
制御部53は、CPU、ROM、RAM及びI/O等を備えたマイクロコンピュータを主体として構成されており、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行することにより、各種機能を実現する。なお、各種機能は、ハードウェアである電子回路によって実現されてもよく、あるいは、少なくとも一部をソフトウェア、すなわちコンピュータ上で実行される処理によって実現されてもよい。制御部53は、各種スイッチSW1~4のオンオフ状態を制御して、漏電の有無を判定する機能を備える。以下、図2に従って説明する。
図2に、制御部53により周期的に実行される地絡抵抗算出処理のフローチャートを示す。図2に示すように、まず、制御部53は、所定時間が経過するまで、コンデンサC1を放電するとともに、対地静電容量Cnを充電する(ステップS101)。
具体的には、図3(a)に示すように、スイッチSW1,SW3,SW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW2をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→スイッチSW1→スイッチSW3→抵抗R1→接地部G1→対地静電容量Cn→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、対地静電容量Cnが充電される。それと共に、コンデンサC1→スイッチSW3→スイッチSW4→コンデンサC1からなる電気経路にコンデンサC1からの電流が流れ、コンデンサC1が放電される。
次に、制御部53は、所定時間が経過するまで、地絡抵抗Rnを介してコンデンサC1を充電する(ステップS102)。具体的には、図3(b)に示すように、スイッチSW1,SW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW2,SW3をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→スイッチSW1→コンデンサC1→スイッチSW4→抵抗R1→接地部G1→地絡抵抗Rn→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、コンデンサC1が充電される。なお、ステップS101において対地静電容量Cnへの充電を行っているため、電流は、ほぼ地絡抵抗Rnを介して流れることとなる。したがって、ステップS101,S102において、スイッチSW3が第1スイッチに相当し、スイッチSW4が第2スイッチに相当する。
そして、制御部53は、コンデンサC1の第1の電圧値Vn(充電電圧値)を読み取る(ステップS103)。具体的には、スイッチSW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1~SW3をオフ状態に切り替えて、コンデンサC1の電圧値をA/D変換器52に入力する。制御部53は、A/D変換器52を介して、A/D変換器52により変換されたコンデンサC1の電圧値を第1の電圧値Vnとして読み取る(検出する)。なお、制御部53は、スイッチSW1~SW4の切り替え直後、コンデンサC1から出力されるピーク電圧値を、第1の電圧値Vnとして検出する。したがって、A/D変換器52が、コンデンサ電圧検出器に相当する。
その後、制御部53は、組電池10のバッテリ電圧値Vbを読み取る(ステップS104)。バッテリ電圧値Vbの検出方法は、任意であるが、例えば、スイッチSW1,SW2をオン状態に切り替える一方、スイッチSW3,SW4をオフ状態に切り替えて、コンデンサC1を充電する。その後、スイッチSW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1~SW3をオフ状態に切り替えて、コンデンサC1を放電させ、コンデンサC1の電圧値をA/D変換器52に入力する。制御部53は、当該電圧値をバッテリ電圧値Vbとして検出すればよい。この場合、A/D変換器52が、電源電圧検出器に相当する。なお、制御部53は、スイッチSW1~SW4の切り替え直後、コンデンサC1から出力されるピーク電圧値を、バッテリ電圧値として検出することが望ましい。また、組電池10に電源電圧検出装置を設けて当該電源電圧検出装置からの検出結果を取得してもよい。ステップS104で検出したバッテリ電圧値Vbを、第1のバッテリ電圧値Vb1と示す。
次に、制御部53は、所定時間が経過するまで、コンデンサC1を放電するとともに、対地静電容量Cpを充電する(ステップS105)。具体的には、図4(a)に示すように、スイッチSW2,SW3,SW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→対地静電容量Cp→接地部G1→スイッチSW4→スイッチSW2→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、対地静電容量Cpが充電される。それと共に、コンデンサC1→スイッチSW3→スイッチSW4→コンデンサC1からなる電気経路にコンデンサC1からの電流が流れ、コンデンサC1が放電される。
次に、制御部53は、所定時間が経過するまで、地絡抵抗Rpを介してコンデンサC1を充電する(ステップS106)。具体的には、図4(b)に示すように、スイッチSW2,SW3をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1,SW4をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→地絡抵抗Rp→接地部G1→抵抗R1→スイッチSW3→コンデンサC1→スイッチSW2→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、コンデンサC1が充電される。なお、ステップS106において対地静電容量Cpへの充電を行っているため、電流は、ほぼ地絡抵抗Rpを介して流れることとなる。したがって、ステップS105,S106において、スイッチSW4が第1スイッチに相当し、スイッチSW3が第2スイッチに相当する。
そして、制御部53は、コンデンサC1の第2の電圧値Vp(充電電圧値)を読み取る(ステップS107)。具体的には、スイッチSW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1~SW3をオフ状態に切り替えて、コンデンサC1の電圧値をA/D変換器52に入力する。制御部53は、A/D変換器52を介して、A/D変換器52により変換されたコンデンサC1の電圧値を第2の電圧値Vpとして読み取る(検出する)。なお、制御部53は、スイッチSW1~SW4の切り替え直後、コンデンサC1から出力されるピーク電圧値を、第2の電圧値Vpとして検出する。
その後、制御部53は、ステップS105と同様にして、組電池10のバッテリ電圧値Vbを読み取る(ステップS108)。ステップS108で検出したバッテリ電圧値Vbを、第2のバッテリ電圧値Vb2と示す。
その後、制御部53は、第1の電圧値Vn、第1のバッテリ電圧値Vb1、第2の電圧値Vp、第2のバッテリ電圧値Vb2に基づいて、地絡抵抗Rn,Rpを算出する(ステップS109)。具体的には、制御部53は、式(1)~(4)に基づいて、地絡抵抗Rn,Rpの合成値を算出する。なお、式(1)~(4)において「T」は時間を示し、「C1」はコンデンサC1の容量を示し、「R1」は抵抗R1の抵抗値を示す。
Vp=Vb2×Q×Rp/(Rp+Rn)・・・・(1)
Vn=Vb1×Q×Rn/(Rp+Rn)・・・・(2)
Q=1-E^(-W)・・・・(3)
W=(Rp+Rn)T/(Rp×Rn+Rn×R1+R1×Rp)C1・・・(4)
そして、制御部53は、算出した地絡抵抗Rn,Rpの合成値と、正常な(絶縁状態を示す)地絡抵抗Rn,Rpの合成値と、を比較して、漏電の有無を判定する。制御部53は、漏電ありと判定した場合(つまり絶縁状態でないと判定した場合)、それに応じた各種処理を実行する。例えば、警告の出力や、電気回路からの組電池10の遮断などを行う。つまり、組電池10からの電力供給及び充電を停止する。
次に、本実施形態の作用について、従来における検出方法と比較して、説明する。まず、従来における検出方法について説明する。従来における検出方法では、コンデンサC1を放電する際に、対地静電容量Cn,Cpに対して充電を行わない。具体的には、図2に示す地絡抵抗算出処理のステップS101,105において、スイッチSW1~SW3をオフ状態に切り替える一方、スイッチSW4をオン状態に切り替えて、コンデンサC1を放電することとなる。
ここで、図5において、従来の検出方法における第1の電圧値Vnの時間変化、及び第2の電圧値Vpの時間変化について図示する。時点T10~T11の期間においてコンデンサC1が放電されるため、コンデンサC1の電圧値はゼロとなる。そして、時点T11~T12の期間において、地絡抵抗Rnを介してコンデンサC1が充電されると、地絡抵抗Rn及び対地静電容量Cnの影響(CR時定数の影響)を受けつつ、コンデンサC1の充電電圧値が変化する。時点T11~T12の期間のいずれかのタイミングで検出される電圧値が第1の電圧値Vnに相当する。
そして、時点T12~T13の期間においてコンデンサC1が放電されるため、コンデンサC1の電圧値はゼロとなる。そして、時点T13~T14の期間において、地絡抵抗Rpを介してコンデンサC1が充電されると、地絡抵抗Rp及び対地静電容量Cpの影響(CR時定数の影響)を受けて、コンデンサC1の充電電圧値が変化する。時点T13~T14の期間のいずれかのタイミングで検出される電圧値が第2の電圧値Vpに相当する。なお、図5では、対地静電容量Cn,Cpが大きい場合の電圧変化を実線で示し、小さい場合を破線で示す。
図5に示すように、従来の検出方法では、対地静電容量Cn,Cpの大きさにより、第1の電圧値Vn及び第2の電圧値Vpの時間変化が異なることがわかる。つまり、図5に示すように、対地静電容量Cnが大きい場合(実線で示す)には、小さい場合(破線で示す)に比較して、第1の電圧値Vnの時間変化が大きくなる。特に、第1の電圧値Vnは、対数関数的に大きくなるので、充電開始からの時間が短いほど、誤差が大きくなる。
同様に、対地静電容量Cpが大きい場合(実線で示す)には、小さい場合(破線で示す)に比較して、第2の電圧値Vpの時間変化が大きくなる。特に、第2の電圧値Vpは、対数関数的に大きくなるので、充電開始からの時間が短いほど、誤差が大きくなる。
次に、図6において、本実施形態の検出方法における第1の電圧値Vnの時間変化、及び第2の電圧値Vpの時間変化について図示する。時点T20においてステップS101の処理が行われ、コンデンサC1が放電されるとともに、対地静電容量Cnに対して充電が行われる。このため、時点T20~T21の期間においてコンデンサC1の電圧値はゼロとなる。
そして、時点T21において、ステップS102の処理が行われ、地絡抵抗Rnを介してコンデンサC1が充電される。このため、時点T21~T22の期間では、地絡抵抗Rnの影響を受けつつ、コンデンサC1の充電電圧値が変化する。このとき、対地静電容量Cnに対してすでに充電が行われるため、対地静電容量Cnによる影響をほとんど無視することができる。時点T22において、ステップS103の処理が行われ、コンデンサC1の電圧値が第1の電圧値Vnとして検出される。
そして、時点T23において、ステップS105の処理が行われ、コンデンサC1が放電されるとともに、対地静電容量Cpに対して充電が行われる。このため、時点T23~T24の期間においてコンデンサC1の電圧値はゼロとなる。
そして、時点T24において、ステップS106の処理が行われ、地絡抵抗Rpを介してコンデンサC1が充電される。このため、時点T24~T25の期間では、地絡抵抗Rpの影響を受けつつ、コンデンサC1の充電電圧値が変化する。このとき、対地静電容量Cpに対してすでに充電が行われるため、対地静電容量Cpによる影響をほとんど無視することができる。時点T25において、ステップS107の処理が行われ、コンデンサC1の電圧値が第2の電圧値Vpとして検出される。
図6に示すように、本実施形態の検出方法では、対地静電容量Cn,Cpが違っても、第1の電圧値Vn及び第2の電圧値Vpの時間変化をほぼ同じにすることができる。すなわち、図6に示すように、対地静電容量Cnが大きい場合(実線で示す)であっても、第1の電圧値Vnは、対地静電容量Cnが小さい場合(破線で示す)と同様の時間変化を示す。なお、第1の電圧値Vnの時間変化は、時点T21~T22の期間におけるコンデンサC1の電圧値に相当する。
同様に、対地静電容量Cpが大きい場合(実線で示す)であっても、第2の電圧値Vpは、対地静電容量Cpが小さい場合(破線で示す)と同様の時間変化を示す。なお、第2の電圧値Vpの時間変化は、時点T24~T25の期間におけるコンデンサC1の電圧値に相当する。
上記構成により、以下に示すような有利な効果を有する。
上記構成によれば、コンデンサC1の放電後であって、かつ、スイッチSW1,SW3により正極側電源経路L1と接地部G1との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、スイッチSW3を通電遮断状態にすることにより正極側電源経路L1と接地部G1との間を通電遮断状態にしてコンデンサC1を充電する。すなわち、コンデンサC1を充電する前に、正極側電源経路L1と接地部G1との間に存在する対地静電容量Cnに対して充電を行っている。このため、コンデンサC1を充電する場合に、対地静電容量Cnへ電力が分散して供給されることを抑制することができる。したがって、図6に示すように、対地静電容量Cnが異なっても、第1の電圧値Vnの検出誤差を少なくすることができる。また、図6に示すように、コンデンサC1への充電開始直後における検出誤差も、従来の検出方法に比較して抑制することができることから、コンデンサC1への充電開始から第1の電圧値Vnを検出するまでの時間を短くすることができる。
同様に、コンデンサC1の放電後であって、かつ、スイッチSW2,SW4により負極側電源経路L2と接地部G1との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、スイッチSW4を通電遮断状態にすることにより負極側電源経路L2と接地部G1との間を通電遮断状態にし、コンデンサC1を充電する。すなわち、コンデンサC1を充電する前に、負極側電源経路L2と接地部G1との間に存在する対地静電容量Cpに対して充電を行っている。このため、コンデンサC1を充電する場合に、対地静電容量Cpへ電力が分散して供給されることを抑制することができる。したがって、図6に示すように、対地静電容量Cpが異なっても、第2の電圧値Vpの検出誤差を少なくすることができる。また、図6に示すように、コンデンサC1への充電開始直後における検出誤差も、従来の検出方法に比較して抑制することができることから、コンデンサC1への充電開始から第2の電圧値Vpを検出するまでの時間を短くすることができる。
以上により、第1の電圧値Vn及び第2の電圧値Vpに基づいて算出される地絡抵抗Rn,Rpの誤差を抑制し、当該地絡抵抗Rn,Rpに基づいて行われる漏電判定の判定精度を向上させることができる。また、従来方法に比較して、開始直後における誤差が抑制されることから、第1の電圧値Vn及び第2の電圧値Vpの検出時間を短縮することができる。すなわち、漏電判定の判定時間を短縮することができる。
制御部53は、コンデンサC1の放電中に、正極側電源経路L1(又は負極側電源経路L2)と接地部G1との間を通電状態にして、対地静電容量Cn,Cpを充電するようにした。より詳しく説明すると、ステップS101において、図3(a)に示すように、スイッチSW1,SW3,SW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW2をオフ状態に切り替えた。これにより、組電池10→スイッチSW1→スイッチSW3→抵抗R1→接地部G1→対地静電容量Cn→組電池10からなる電気経路を形成し、当該電気経路に組電池10からの電流を流し、対地静電容量Cnを充電した。それと共に、コンデンサC1→スイッチSW3→スイッチSW4→コンデンサC1からなる電気経路を形成し、当該電気経路にコンデンサC1からの電流を流し、コンデンサC1を放電した。
また、図4(a)に示すように、ステップS105において、スイッチSW2,SW3,SW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1をオフ状態に切り替えた。これにより、組電池10→対地静電容量Cp→接地部G1→スイッチSW4→スイッチSW2→組電池10からなる電気経路を形成し、当該電気経路に組電池10からの電流を流し、対地静電容量Cpを充電した。それと共に、コンデンサC1→スイッチSW3→スイッチSW4→コンデンサC1からなる電気経路を形成し、当該電気経路にコンデンサC1からの電流を流し、コンデンサC1を放電した。
すなわち、コンデンサC1が設けられている電気経路と、対地静電容量Cn,Cpが設けられている電気経路とは並列の関係となるため、コンデンサC1の放電中に、電源経路L1,L2と接地部G1との間を通電状態にすることとした。これにより、コンデンサC1の放電と、対地静電容量Cn,Cpへの充電を同時に行うことができ、対地静電容量Cn,Cpへの充電に係る時間をできるだけ少なくし、判定時間を短縮することができる。
また、スイッチSW3を、接地部G1とコンデンサC1の間に設け、接地部G1の側に一端を接続し、他端をコンデンサC1の接続点M2の側に接続した。また、スイッチSW4を、接地部G1の側に一端を接続し、他端をコンデンサC1の接続点M3の側に接続した。絶縁抵抗検出回路51を、上記構成にすることにより、スイッチング素子を少なくし、回路構成を簡単にすることができる。つまり、4つのスイッチSW1~SW4により、地絡抵抗Rn,Rpを算出することができる。
また、絶縁抵抗検出回路51を、上記構成にすることにより、1つのコンデンサC1を共用して、正極側電源経路L1と接地部G1との間における漏電の有無と、負極側電源経路L2と接地部G1との間における漏電の有無を、判定することができる。このため、回路素子の数を少なくしつつ、回路構成を簡素化できる。
組電池10のバッテリ電圧値が異なる場合、コンデンサC1の充電電圧値に影響を与える。そこで、制御部53は、コンデンサC1の充電電圧値を検出するごとに、組電池10のバッテリ電圧値Vb1,Vb2を検出し、バッテリ電圧値Vb1,Vb2を考慮して、漏電の有無を判定することとしている。
すなわち、制御部53は、第1の電圧値Vnを検出するごとに、組電池10の第1のバッテリ電圧値Vb1を検出する。また、制御部53は、第2の電圧値Vpを検出するごとに、組電池10の第2のバッテリ電圧値Vb2を検出する。そして、式(1)~(4)に示すように、第1のバッテリ電圧値Vb1、第2のバッテリ電圧値Vb2、第1の電圧値Vn、及び第2の電圧値Vpに基づいて、地絡抵抗Rn,Rpを算出し、漏電の有無を判定する。これにより、バッテリ電圧値の違いによる検出誤差を抑制し、漏電の判定精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の漏電判定装置50について説明する。なお、以下では、各実施形態で互いに同一又は均等である部分には同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
第1実施形態の漏電判定装置50を利用した場合であっても、図6に示すように、対地静電容量Cn,Cpが小さい場合と大きい場合とでわずかに電圧値Vn、Vpの時間変化に違いが生じる場合がある。より詳しく説明すると、対地静電容量Cn,Cpが小さい場合、大きい場合に比較して、検出される電圧値Vn、Vpが増加しやすい。これは、抵抗R1の影響によるものと考えられる。つまり、対地静電容量Cn,Cpを充電する際、抵抗R1を介して電流を流すため、抵抗R1が大きすぎる場合、適切に充電できない可能性があると予想される。
そこで、第2実施形態では、以下のように絶縁抵抗検出回路151の構成を変更した。図7に示すように、外部端子P1と、スイッチSW1との間には、スイッチSW6の一端が接続されている。スイッチSW6の他端は、抵抗R2の一端に、直列に接続されている。そして、抵抗R2の他端は、接地部G1に接続されている。すなわち、コンデンサC1(コンデンサC1が設けられた電気経路)に対して、並列に設けられた第3電気経路L13に、スイッチSW6及び抵抗R2が設けられている。スイッチSW6は、抵抗R2に直列接続されており、抵抗R2を介して接地部G1に接続されている。抵抗R2は、抵抗R1に比較して小さい抵抗としている。
また、外部端子P2と、スイッチSW2との間には、スイッチSW7の一端が接続されている。スイッチSW7の他端は、抵抗R3の一端に、直列に接続されている。そして、抵抗R3の他端は、接地部G1に接続されている。すなわち、コンデンサC1(コンデンサC1が設けられた電気経路)に対して、並列に設けられた第4電気経路L14に、スイッチSW7及び抵抗R3が設けられている。スイッチSW7は、抵抗R3に直列接続されており、抵抗R2を介して接地部G1に接続されている。抵抗R3は、抵抗R1に比較して小さい抵抗としている。本実施形態において、抵抗R2,R3は、第1抵抗に相当し、抵抗R1は、第2抵抗に相当する。
次に、第2実施形態における地絡抵抗算出処理について図8に基づいて説明する。図8に示すように、まず、制御部53は、所定時間が経過するまで、コンデンサC1を放電するとともに、対地静電容量Cnを充電する(ステップS201)。具体的には、スイッチSW3,SW4,SW6をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1,SW2,SW7をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→スイッチSW6→抵抗R2→接地部G1→対地静電容量Cn→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、対地静電容量Cnが充電される。それと共に、コンデンサC1→スイッチSW3→スイッチSW4→コンデンサC1からなる電気経路にコンデンサC1からの電流が流れ、コンデンサC1が放電される。
そして、制御部53は、スイッチSW6,SW7をオフ状態にして、ステップS202~S204の処理を実行し、第1の電圧値Vn及び第1のバッテリ電圧値Vb1を検出する。なお、ステップS202~S204は、ステップS102~S104とそれぞれ同様である。ステップS201,S202において、スイッチSW6が第1スイッチに相当し、スイッチSW4が第2スイッチに相当する。
次に、制御部53は、所定時間が経過するまで、コンデンサC1を放電するとともに、対地静電容量Cpを充電する(ステップS205)。具体的には、スイッチSW3,SW4,SW7をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1,SW2,SW6をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→対地静電容量Cp→接地部G1→抵抗R3→スイッチSW7→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、対地静電容量Cpが充電される。それと共に、コンデンサC1→スイッチSW3→スイッチSW4→コンデンサC1からなる電気経路にコンデンサC1からの電流が流れ、コンデンサC1が放電される。
そして、制御部53は、スイッチSW6,SW7をオフ状態にして、ステップS206~S208の処理を実行して、第2の電圧値Vp及び第2のバッテリ電圧値Vb2を検出する。なお、ステップS206~S208は、ステップS106~S108とそれぞれ同様である。ステップS205,S206において、スイッチSW7が第1スイッチに相当し、スイッチSW3が第2スイッチに相当する。
その後、制御部53は、ステップS109と同様に、第1の電圧値Vn、第1のバッテリ電圧値Vb1、第2の電圧値Vp、第2のバッテリ電圧値Vb2に基づいて、地絡抵抗Rn,Rpを算出する(ステップS209)。そして、制御部53は、算出した地絡抵抗Rn,Rpの合成値と、正常な(絶縁状態を示す)地絡抵抗Rn,Rpの合成値と、を比較して、漏電の有無を判定する。
以上のように構成することにより、以下に示す効果を有する。
対地静電容量Cn、Cpに対して充電を行う際、経路上に設けられた抵抗R1の値が大きすぎると、十分な充電を行うことができない場合があり、検出誤差の原因となり得る。すなわち、コンデンサC1を充電する場合に、電流量を制限する抵抗R1を、対地静電容量Cn,Cpに対して充電を行う際に用いると、適切な充電を行うことができない場合がある。そこで、抵抗R1とは異なる大きさを有する抵抗R2,R3をスイッチSW6、SW7に直列接続し、対地静電容量Cn,Cpに対して充電を行う際、抵抗R2,R3を介して電流を流すこととした。これにより、対地静電容量Cn,Cpに対して適切な充電を行うことができ、誤差を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の漏電判定装置50について説明する。なお、以下では、各実施形態で互いに同一又は均等である部分には同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
図9に、第3実施形態における絶縁抵抗検出回路251を示す。絶縁抵抗検出回路251では、コンデンサC1に並列に設けられ、コンデンサC1を迂回するバイパス経路L20を、接続点M2と接続点M3との間に設けた。そして、当該バイパス経路L20に、第1スイッチとしてのスイッチSW5を設けた。そして、対地静電容量Cn,Cpを充電する場合には、スイッチSW5をオン状態(通電状態)にして、コンデンサC1が充電されることを回避するようにした。
以下、第3実施形態における地絡抵抗算出処理を図10に示して説明する。まず、制御部53は、コンデンサC1を放電する(ステップS301)。具体的には、スイッチSW3,SW4をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1,SW2、SW5をオフ状態に切り替えて、コンデンサC1を放電する。
コンデンサC1の放電後、制御部53は、対地静電容量Cnを充電する(ステップS302)。具体的には、スイッチSW1,SW4,SW5をオン状態に切り替える一方、スイッチSW2,SW3をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→スイッチSW1→スイッチSW5→スイッチSW4→抵抗R1→接地部G1→対地静電容量Cn→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、対地静電容量Cnが充電される。
次に、制御部53は、スイッチSW5をオフ状態にして、ステップS303~S305の処理を実行する。ステップS303~S305は、ステップS102~ステップS104と同様であるので、説明を省略する。
次に、制御部53は、ステップS301と同様にして、コンデンサC1を放電する(ステップS306)。コンデンサC1の放電後、制御部53は、対地静電容量Cpを充電する(ステップS307)。具体的には、スイッチSW2,SW3,SW5をオン状態に切り替える一方、スイッチSW1,SW4をオフ状態に切り替える。これにより、組電池10→対地静電容量Cp→接地部G1→スイッチSW3→スイッチSW5→スイッチSW2→組電池10からなる電気経路に組電池10からの電流が流れ、対地静電容量Cpが充電される。次に、制御部53は、ステップS308~S311の処理を実行する。ステップS308~S311は、ステップS106~ステップS109と同様であるので、説明を省略する。その後、制御部53は、算出した地絡抵抗Rn,Rpの合成値と、正常な(絶縁状態を示す)地絡抵抗Rn,Rpの合成値と、を比較して、漏電の有無を判定する。
なお、第3実施形態において、バイパス経路L20に、スイッチSW5と直列接続された抵抗を設けて、電流を制限してもよい。このようにした場合、電流量を調整して、対地静電容量Cn,Cpを適切に充電することが可能となる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
・上記実施形態において、地絡抵抗Rn,Rpの合成値を算出し、合成値に基づいて漏電の有無を判定したが、地絡抵抗Rnと、地絡抵抗Rpをそれぞれ算出してもよい。そして、地絡抵抗Rpに基づく正極側電源経路L1と接地部G1との間における漏電の有無、及び地絡抵抗Rnに基づく負極側電源経路L2と接地部G1との間における漏電の有無を、それぞれ判定してもよい。
・上記実施形態において、正極側電源経路L1と接地部G1との間における漏電の有無のみを判定してもよいし、負極側電源経路L2と接地部G1との間における漏電の有無のみを判定するようにしてもよい。
・上記実施形態において、正極側電源経路L1と接地部G1との間における漏電の有無を判定する際に充電されるコンデンサと、負極側電源経路L2と接地部G1との間における漏電の有無を判定する際に充電されるコンデンサとを別々に設けてもよい。
・上記第2実施形態において、抵抗R2と抵抗R3の大きさを異ならせてもよい。
・上記第1実施形態及び第2実施形態において、コンデンサC1の充電と、対地静電容量Cn,Cpの充電を同時に実施していたが、異なるタイミングで実施してもよい。
・上記実施形態において、第1の電圧値Vn及び第2の電圧値Vpの検出毎に、バッテリ電圧値Vb1,Vb2を検出したが、地絡抵抗Rn,Rpの算出毎に、バッテリ電圧値Vbを算出するだけでもよい。例えば、地絡抵抗算出処理の開始時に1回だけ、バッテリ電圧値Vbを算出するだけでもよい。
10…組電池、50…漏電判定装置、52…A/D変換器、53…制御部、C1…コンデンサ、G1…接地部、L1…正極側電源経路、L2…負極側電源経路、SW1~SW7…スイッチ。

Claims (2)

  1. 直流電源(10)の正極側端子(P1)に接続された正極側電源経路(L1)及び負極側端子(P2)に接続された負極側電源経路(L2)にそれぞれ接続され、前記正極側電源経路と接地部(G1)との間における漏電及び前記負極側電源経路と前記接地部との間における漏電を判定する漏電判定装置(50)であって、
    第1端及び第2端を有し、前記第1端が前記正極側電源経路の側に接続され、前記第2端が前記負極側電源経路の側に接続されるコンデンサ(C1)と、
    前記正極側電源経路に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第1端に接続され、前記正極側電源経路と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える正極側スイッチ(SW1)と、
    前記負極側電源経路に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第2端に接続され、前記負極側電源経路と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える負極側スイッチ(SW2)と、
    前記接地部の側に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第1端に接続され、前記接地部と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える第1の接地部側スイッチ(SW3)と、
    前記接地部の側に一端が接続され、他端が前記コンデンサの第2端に接続され、前記接地部と前記コンデンサの間における通電状態及び通電遮断状態を切り替える第2の接地部側スイッチ(SW4)と、
    前記コンデンサの電圧値を検出するコンデンサ電圧検出器(52)と、
    前記正極側スイッチ、前記負極側スイッチ、前記第1の接地部側スイッチ、及び前記第2の接地部側スイッチについてそれぞれ制御する制御部(53)と、を備え、
    前記制御部は、
    前記正極側スイッチを通電状態にしている一方で前記負極側スイッチを通電遮断状態にしている場合に、前記コンデンサの放電後であって、かつ、前記第1の接地部側スイッチを通電状態にすることにより前記正極側電源経路と前記接地部との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、前記第2の接地部側スイッチを通電状態にする一方で、前記第1の接地部側スイッチを通電遮断状態にすることにより前記コンデンサを充電し、その後、前記コンデンサの電圧値を第1の電圧値として検出し、
    前記正極側スイッチを通電遮断状態にしている一方で前記負極側スイッチを通電状態にしている場合に、前記コンデンサの放電後であって、かつ、前記第2の接地部側スイッチを通電状態にすることにより前記負極側電源経路と前記接地部との間を通電状態にしてから所定時間経過後に、前記第1の接地部側スイッチを通電状態にする一方で、前記第2の接地部側スイッチを通電遮断状態にすることにより前記コンデンサを充電し、その後、前記コンデンサの電圧値を第2の電圧値として検出し、
    前記第1の電圧値及び前記第2の電圧値に基づいて、前記漏電を判定する漏電判定装置。
  2. 前記直流電源の電圧値を検出する電源電圧検出器を備え、
    前記制御部は、前記コンデンサを充電するごとに、前記直流電源の電圧値を検出し、前記直流電源の電圧値を考慮して、漏電の有無を判定する請求項1に記載の漏電判定装置。
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