JP5642146B2 - 漏電検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源の漏電を検知するために用いられる漏電検知装置に関する。
例えば、電気自動車やハイブリッド車においては、車両走行用のモータを駆動するための高電圧バッテリ(直流電源)が搭載される。このバッテリは、グランドに接地されている車体と電気的に絶縁されている。しかしながら、何らかの原因により、バッテリと車体との間で絶縁不良や短絡等が発生した場合、バッテリからグランドへ至る経路に電流が流れ、漏電が生じる。そこで、この漏電を検知するための漏電検知装置が、バッテリに付設される。特許文献1、2には、電気自動車などに搭載される漏電検知装置が記載されている。
図10は、特許文献1の漏電検知装置を示している。漏電検知装置200は、バッテリ10の正極側に接続されたスイッチ11と、バッテリ10の負極側に接続されたスイッチ13と、スイッチ11と直列に接続された抵抗12と、スイッチ13と直列に接続された抵抗14と、抵抗12、14の接続点とグランドGとの間に接続された電圧検出抵抗15と、電圧検出抵抗15に接続された漏電検出・制御部16とを備えている。漏電検出・制御部16は、スイッチ11、13のオン・オフを制御するとともに、電圧検出抵抗15の両端の電圧に基づいて、バッテリ10の漏電を検出する。漏電警告表示部17は、漏電検出・制御部16が漏電を検出したときに、警告を表示する。バッテリ10が接続された電源ライン21a、21bには、モータなどの車両負荷18が接続される。
図10において、バッテリ10の正極側に漏電が発生し、電源ライン21aが漏電抵抗19を介してグランドGに接地された場合、これを検出するには、漏電検出・制御部16によりスイッチ13をオンにし、スイッチ11をオフにする。すると、バッテリ10の正極→電源ライン21a→漏電抵抗19→グランドG→電圧検出抵抗15→抵抗14→スイッチ13→電源ライン21b→バッテリ10の負極の経路で漏電電流が流れる。この漏電電流により、電圧検出抵抗15に電圧降下が発生する。漏電検出・制御部16は、電圧検出抵抗15の両端の電圧に基づいて漏電を検出し、また当該電圧の方向により、バッテリ10の正極側に漏電が発生したことを判別する。
一方、図10において、バッテリ10の負極側に漏電が発生し、電源ライン21bが漏電抵抗20を介してグランドGに接地された場合、これを検出するには、漏電検出・制御部16によりスイッチ11をオンにし、スイッチ13をオフにする。すると、バッテリ10の正極→電源ライン21a→スイッチ11→抵抗12→電圧検出抵抗15→グランドG→漏電抵抗20→電源ライン21b→バッテリ10の負極の経路で漏電電流が流れる。この漏電電流により、電圧検出抵抗15に電圧降下が発生する。漏電検出・制御部16は、電圧検出抵抗15の両端の電圧に基づいて漏電を検出し、また当該電圧の方向により、バッテリ10の負極側に漏電が発生したことを判別する。
この漏電検知装置200においては、スイッチ11、13を選択的にオンすることで、バッテリ1の正極側と負極側で同時に漏電が発生した場合でも、漏電を検出することができる。
図11は、特許文献2の漏電検知装置を示している。漏電検知装置300は、電源装置400に付設される。電源装置400は、バッテリ30の電圧を昇圧する昇圧回路31と、トランス32と、昇圧された電圧を整流する整流回路33と、整流された直流電圧を交流電圧に変換するDC/AC変換回路34と、変換された交流電圧から高調波成分を除去するフィルタ35と、電源装置400から負荷37への給電路を開閉するスイッチ36とを備えている。漏電検知装置300は、整流回路33の出力端の電源ライン50a、50bの間に直列接続された抵抗R7、R8と、抵抗R7、R8の接続点とグランドGとの間に直列接続された電圧検出素子39およびコンデンサCoと、電圧検出素子39で検出された電圧を増幅する増幅器40と、増幅器40の出力に基づいて漏電有無を判定する判定部41とを備えている。
この漏電検知装置300では、DC/AC変換回路34と負荷37との間、すなわち交流の電源ライン60a、60bにおける漏電を検知する場合は、図12に示すように、電圧検出素子39として抵抗Rsが用いられる。図12では、簡略化のために、図11の回路の一部を省略してある。
図12において、電源ライン60aまたは60bとグランドGとの間に漏電が発生した場合は、漏電抵抗R9またはR10、グランドG、コンデンサCo、抵抗Rs、および抵抗R7またはR8を介して漏電電流が流れる。この漏電電流により、抵抗Rsの両端に電圧Vsが発生する。この電圧Vsは交流電圧であって、増幅器40を経て判定部41に入力される。判定部41は、電圧Vsの実効値を閾値と比較し、実効値が閾値を超えたときに、電源ライン60aまたは60bに漏電が発生したと判定する。
一方、整流回路33とDC/AC変換回路34との間、すなわち直流の電源ライン50a、50bにおける漏電を検知する場合は、図13に示すように、電圧検出素子39としてコンデンサCsが用いられる。図13では、簡略化のために、図11の回路の一部を省略してある。
図13において、電源ライン50aとグランドGとの間に漏電が発生した場合は、漏電抵抗R9、グランドG、コンデンサCo、コンデンサCs、および抵抗R8を介して漏電電流が流れる。この漏電電流により、コンデンサCsの両端に電圧Vsが発生する。この電圧Vsは直流電圧であって、増幅器40を経て判定部41に入力される。判定部41は、電圧Vsを閾値と比較し、Vsの値が閾値を超えておれば、漏電が発生したと判定する。また、判定部41は、電圧Vsの方向(極性)に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン50aとグランドGとの間であることを判別する。
また、図13において、電源ライン50bとグランドGとの間に漏電が発生した場合は、抵抗R7、コンデンサCs、コンデンサCo、グランドG、および漏電抵抗R10を介して漏電電流が流れる。この漏電電流により、コンデンサCsの両端に電圧Vsが発生する。この電圧Vsは直流電圧であって、増幅器40を経て判定部41に入力される。判定部41は、電圧Vsを閾値と比較し、Vsの値が閾値を超えたときに、漏電が発生したと判定する。また、判定部41は、電圧Vsの方向(極性)に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン50bとグランドGとの間であることを判別する。
この漏電検知装置300においては、検出素子39(抵抗RsまたはコンデンサCs)とグランドGの間に、コンデンサCoが介在しているので、電源ライン50a、50bとグランドGとの間が、直流的に絶縁されている。
特開平8−163704号公報 特開2004−343972号公報
特許文献1の漏電検知装置200(図10)においては、漏電検知のためにスイッチ11またはスイッチ13をオンにすると、バッテリ10が、スイッチ11、13、抵抗12、14、および電圧検出抵抗15を介して、グランドGに接地される。このため、漏電検知を行う場合に、バッテリ10とグランドGとの間を直流的に絶縁することができず、絶縁性能が低下する。
特許文献2の漏電検知装置300(図11)においては、電源ライン50a、60a側と、電源ライン50b、60b側とに同時に漏電が発生した場合、これを検知することができない。また、直流の電源ライン50a、50bの漏電を検知する場合(図13)、絶縁用のコンデンサCoの電荷を放電できないので、コンデンサCsに代えて抵抗を用いると、当該抵抗に電圧が現れず、漏電検知ができなくなる。このため、電圧検出素子39としてコンデンサCsが必須となるが、コンデンサは抵抗に比べて、コストや実装スペースの点で不利である。
本発明の課題は、漏電を検知する際に直流電源の絶縁を確保することができ、かつ、電源ラインの正極側と負極側で同時に漏電が発生した場合でも、漏電検知が可能な漏電検知装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、直流電源の絶縁を確保するためのコンデンサの電荷の影響を排除し、電圧検出素子として抵抗を用いることが可能な漏電検知装置を提供することにある。
本発明に係る漏電検知装置は、直流電源の正極と負極の間に直列に接続された、第1スイッチと第1抵抗の直列回路、および第2スイッチと第2抵抗の直列回路と、これらの直列回路の接続点とグランドとの間に直列に接続された、コンデンサおよび電圧検出抵抗と、電圧検出抵抗の両端の電圧を計測する電圧計測回路と、第1スイッチおよび第2スイッチのオン・オフを制御するとともに、第1スイッチまたは第2スイッチがオンしたときの、電圧計測回路で計測された電圧の値に基づいて、直流電源の漏電の有無を判定する制御部とを備える。
このような構成によると、漏電検知のために第1スイッチまたは第2スイッチをオンにした場合でも、直流電源の各極とグランドとの間が、コンデンサにより直流的に絶縁されている。したがって、直流電源が、各スイッチおよび各抵抗を介してグランドに接地されることはないので、絶縁性能を維持することができる。また、第1スイッチと第2スイッチを選択的にオンさせることで、直流電源の正極側と負極側で同時に漏電が発生した場合でも、漏電を検出することができる。
本発明では、上記コンデンサと並列に接続された第3スイッチをさらに備えるのが好ましい。この場合、制御部は、第1スイッチまたは第2スイッチをオンさせる前に、第3スイッチをオンさせて、コンデンサの電荷を第3スイッチを通して放電させる。
このようにすると、第1スイッチまたは第2スイッチがオンした時点では、コンデンサに電荷がない状態なので、電圧検出抵抗に漏電電流による電圧が現われる。したがって、電圧検出素子としてコンデンサを用いる必要がなく、抵抗を用いて電圧検出を行うことができる。
本発明において、第1スイッチと第1抵抗の直列回路は、直流電源の正極側に設けられ、第2スイッチと第2抵抗の直列回路は、直流電源の負極側に設けられていてもよい。この場合、制御部は、第1スイッチをオンさせ、第2スイッチをオフさせたときに、直流電源の負極側の漏電の有無を判定し、第2スイッチをオンさせ、第1スイッチをオフさせたときに、直流電源の正極側の漏電の有無を判定する。
本発明において、電圧計測回路は、第1スイッチまたは第2スイッチがオンすると、即時に、電圧検出抵抗の両端の電圧を計測するのが好ましい。
本発明の別の形態として、漏電検知装置は、直流電源の正極と負極の間に直列に接続された、第1スイッチと第1抵抗と第1コンデンサの直列回路、および第2スイッチと第2抵抗と第2コンデンサの直列回路と、第1コンデンサと並列に接続された第3スイッチと、第2コンデンサと並列に接続された第4スイッチと、上記各直列回路の接続点とグランドとの間に接続された電圧検出抵抗と、この電圧検出抵抗の両端の電圧を計測する電圧計測回路と、第1ないし第4スイッチのオン・オフを制御するとともに、第1スイッチまたは第2スイッチがオンしたときの、電圧計測回路で計測された電圧の値に基づいて、直流電源の漏電の有無を判定する制御部とを備えていてもよい。この場合、制御部は、第1スイッチをオンさせたときは、第4スイッチをオンさせて、第2コンデンサの電荷を第4スイッチを通して放電させ、第2スイッチをオンさせたときは、第3スイッチをオンさせて、第1コンデンサの電荷を第3スイッチを通して放電させる。
このようにすると、第1スイッチをオンさせて、直流電源の一方の極側の漏電検知を行っている間に、第2コンデンサの電荷が第4スイッチを通って放電する。また、第2スイッチをオンさせて、直流電源の他方の極側の漏電検知を行っている間に、第1コンデンサの電荷が第3スイッチを通って放電する。このため、漏電検知とコンデンサの放電を並行して行えるので、漏電を検知するまでの時間を短縮することができる。
本発明によれば、漏電を検知する際に直流電源の絶縁を確保することができ、かつ、電源ラインの正極側と負極側で同時に漏電が発生した場合でも、漏電検知が可能な漏電検知装置を提供することができる。
また、漏電検知の前にコンデンサの電荷を放電させることで、コンデンサの電荷の影響が排除され、電圧検出素子として抵抗を用いることが可能となる。
第1実施形態による漏電検知装置を示した回路図である。 図1におけるコンデンサの放電経路を示した図である。 第1実施形態において、バッテリの負極側の漏電を検知する場合の電流経路を示した図である。 第1実施形態において、バッテリの正極側の漏電を検知する場合の電流経路を示した図である。 第1実施形態の動作を示したタイムチャートである。 第2実施形態による漏電検知装置を示した回路図である。 第2実施形態において、バッテリの負極側の漏電を検知する場合の電流経路を示した図である。 第2実施形態において、バッテリの正極側の漏電を検知する場合の電流経路を示した図である。 第2実施形態の動作を示したタイムチャートである。 従来の漏電検知装置を示した回路図である。 従来の他の漏電検知装置を示した回路図である。 図11の漏電検知装置における漏電状態を示した図である。 図11の漏電検知装置における他の漏電状態を示した図である。
本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一の符号を付してある。以下では、電気自動車やハイブリッド車に搭載される漏電検知装置を例に挙げる。但し、本発明の適用範囲は、車載用の漏電検知装置だけに限定されるものではない。
まず、第1実施形態による漏電検知装置の構成を、図1を参照しながら説明する。図1において、漏電検知装置101は、電源ライン5a、5bを介して、直流電源であるバッテリ1に接続されている。バッテリ1は、車両に搭載される数百ボルトの高電圧バッテリであって、例えばリチウムイオン電池からなる。バッテリ1の正極(+側)は、電源ライン5aに接続されており、バッテリ1の負極(−側)は、電源ライン5bに接続されている。電源ライン5a、5b間には、車両の走行用モータなどの負荷2が接続されている。
漏電検知装置101は、スイッチSW1〜SW3、抵抗R1〜R3、電圧検出抵抗Rd、コンデンサC、電圧計測回路3、および制御部4を備えている。スイッチSW1〜SW3は、例えば、フォトリレーから構成されている。フォトリレーは、LEDなどの入力素子と、MOS型FETなどの出力素子が内蔵され、入力側と出力側が電気的に絶縁された開閉素子である。制御部4は、CPUやメモリを含むマイクロコンピュータから構成されている。
スイッチSW1(第1スイッチ)の一端は、電源ライン5aに接続されており、スイッチSW1の他端は、抵抗R1(第1抵抗)の一端に接続されている。抵抗R1の他端は、抵抗R2(第2抵抗)の一端に接続されている。抵抗R2の他端は、スイッチSW2(第2スイッチ)の一端に接続されている。スイッチSW2の他端は、電源ライン5bに接続されている。したがって、電源ライン5a、5b間に、スイッチSW1と抵抗R1の直列回路と、スイッチSW2と抵抗R2の直列回路とが、直列に接続されている。
これらの直列回路の接続点、つまり抵抗R1、R2の接続点Pには、コンデンサCの一端が接続されている。コンデンサCの他端は、電圧検出抵抗Rdの一端に接続されている。電圧検出抵抗Rdの他端は、グランドGに接地されている。したがって、接続点PとグランドGとの間に、コンデンサCと電圧検出抵抗Rdとが直列に接続されている。
抵抗R3の一端は、コンデンサCの一端に接続されており、抵抗R3の他端は、スイッチSW3(第3スイッチ)の一端に接続されている。スイッチSW3の他端は、コンデンサCの他端に接続されている。したがって、コンデンサCの両端に、抵抗R3およびスイッチSW3の直列回路が、並列に接続されている。
電圧検出抵抗Rdの両端には、電圧計測回路3が接続されている。電圧計測回路3は、電圧検出抵抗Rdの両端の電圧を計測する。電圧計測回路3の出力は、制御部4へ与えられる。制御部4は、スイッチSW1〜SW3のオン・オフを制御するとともに、スイッチSW1またはスイッチSW2がオンしたときの、電圧計測回路3で計測された電圧の値に基づいて、バッテリ1の漏電有無を判定する。そして漏電有と判定された場合、制御部4から図示しない上位装置へ、漏電検知信号が出力される。上位装置は、例えば車両に搭載されているECU(電子制御ユニット)である。
次に、第1実施形態による漏電検知装置101の動作を、図2〜図4を参照しながら説明する。
バッテリ1の漏電有無を検知する場合、制御部4は、図2に示すように、スイッチSW1、SW2がオフの状態で、スイッチSW3をオンにする。これにより、コンデンサCに残留している電荷が、点線矢印のように、抵抗R3およびスイッチSW3を通って放電し、コンデンサCは電荷のないリセット状態となる。コンデンサCの放電の間は、スイッチSW1、SW2がオフしているので、電源ライン5a、5bはグランドGに接地されず、バッテリ1の絶縁が確保される。
コンデンサCの放電が終了すると、制御部4は、図3に示すように、スイッチSW3をオフにするとともに、スイッチSW1をオンにする。スイッチSW2はオフのままである。このとき、バッテリ1の負極側、すなわち電源ライン5bに漏電が発生していると、電源ライン5bとグランドGとの間に、漏電抵抗Rnが存在する。このため、点線矢印のように、バッテリ1の正極→電源ライン5a→スイッチSW1→抵抗R1→コンデンサC→電圧検出抵抗Rd→グランドG→漏電抵抗Rn→電源ライン5b→バッテリ1の負極の経路で、漏電電流が流れる。
この漏洩電流により、電圧検出抵抗Rdの両端に電圧Vd(直流電圧)が発生する。電圧計測回路3は、この電圧Vdを計測して制御部4へ出力する。制御部4は、計測された電圧Vdを閾値と比較し、Vdの値が閾値を超えておれば、漏電が発生したと判定し、漏電検知信号を出力する。さらに、制御部4は、電圧Vdの方向(極性)に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5bとグランドGとの間であることを判別する。なお、電圧Vdの方向は、スイッチSW1およびスイッチSW2のオン・オフの状態に応じて決まるので、各スイッチのオン・オフの状態に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5bとグランドGとの間であることを判別することもできる。
その後、制御部4は、スイッチSW1をオフに切り替えるとともに、スイッチSW3をオンに切り替える。これにより、漏電検知装置101は、再び図2の状態となり、図3の状態で充電されたコンデンサCの電荷が、抵抗R3およびスイッチSW3を通って放電する。その結果、コンデンサCはリセット状態に戻る。
次に、制御部4は、図4に示すように、スイッチSW3をオフにするとともに、スイッチSW2をオンにする。スイッチSW1はオフのままである。このとき、バッテリ1の正極側、すなわち電源ライン5aに漏電が発生していると、電源ライン5aとグランドGとの間に、漏電抵抗Rpが存在する。このため、点線矢印のように、バッテリ1の正極→電源ライン5a→漏電抵抗Rp→グランドG→電圧検出抵抗Rd→コンデンサC→抵抗R2→スイッチSW2→電源ライン5b→バッテリ1の負極の経路で、漏電電流が流れる。
この漏洩電流により、電圧検出抵抗Rdの両端に電圧Vd(直流電圧)が発生する。電圧計測回路3は、この電圧Vdを計測して制御部4へ出力する。制御部4は、計測された電圧Vdを閾値と比較し、Vdの値が閾値を超えておれば、漏電が発生したと判定し、漏電検知信号を出力する。さらに、制御部4は、電圧Vdの方向(極性)に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5aとグランドGとの間であることを判別する。なお、電圧Vdの方向は、スイッチSW1およびスイッチSW2のオン・オフの状態に応じて決まるので、各スイッチのオン・オフの状態に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5aとグランドGとの間であることを判別することもできる。
その後、制御部4は、スイッチSW2をオフに切り替えるとともに、スイッチSW3をオンに切り替える。これにより、漏電検知装置101は、再び図2の状態となり、図4の状態で充電されたコンデンサCの電荷が、抵抗R3およびスイッチSW3を通って放電する。その結果、コンデンサCはリセット状態に戻る。
第1実施形態では、上述した動作が繰り返し実行される。すなわち、スイッチSW1をオンして負極側の漏電有無を判定(図3)→スイッチSW3をオンしてコンデンサCの電荷を放電(図2)→スイッチSW2をオンして正極側の漏電有無を判定(図4)→スイッチSW3をオンしてコンデンサCの電荷を放電(図2)、という動作が繰り返される。図5は、この動作を示したタイムチャートである。
第1実施形態によれば、漏電検知のためにスイッチSW1またはSW2をオンにした場合でも、バッテリ1の各極とグランドGとの間が、コンデンサCにより直流的に絶縁されている。したがって、バッテリ1が、スイッチSW1、SW2、抵抗R1、R2、Rdを介してグランドGに接地されることはないので、絶縁性能を維持することができる。また、スイッチSW1、SW2を選択的にオンさせることで、バッテリ1の正極側と負極側で同時に漏電が発生した場合でも、漏電を検出することができる。
また、第1実施形態においては、コンデンサCと並列にスイッチSW3を接続し、スイッチSW1またはSW2をオンさせる前に、スイッチSW3をオンさせて、コンデンサの電荷をスイッチSW3を通して放電させている。このため、スイッチSW1またはSW2がオンした時点では、コンデンサCに電荷がない状態なので、電圧検出抵抗Rdに漏電電流による電圧Vdが現われる。したがって、電圧検出素子としてコンデンサを用いる必要がなく、抵抗を用いて電圧検出を行うことができる。
なお、スイッチSW1またはSW2がオンしてから一定時間が経過すると、コンデンサCが満充電されて、電圧検出抵抗Rdに電圧Vdが現れなくなる。そこで、図5に示すように、スイッチSW1またはSW2がオンすると(タイミングt2、t4、t6)、即時に、電圧計測回路3が、電圧検出抵抗Rdの電圧Vdを計測するのが好ましい。これにより、確実に漏電検知を行うことができる。ただし、回路中に浮遊容量が存在する場合は、浮遊容量の電圧が安定した後に、電圧Vdを計測するのが好ましい。なお、回路中に浮遊容量が存在する場合、コンデンサCの容量は、浮遊容量に対して十分大きい値でなければならない。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
まず、第2実施形態による漏電検知装置の構成を、図6を参照しながら説明する。図6において、漏電検知装置102は、電源ライン5a、5bを介して、直流電源であるバッテリ1に接続されている。バッテリ1は、車両に搭載される数百ボルトの高電圧バッテリであって、例えばリチウムイオン電池からなる。バッテリ1の正極(+側)は、電源ライン5aに接続されており、バッテリ1の負極(−側)は、電源ライン5bに接続されている。電源ライン5a、5b間には、車両の走行用モータなどの負荷(図示省略)が接続されている。
漏電検知装置102は、スイッチSW1、スイッチSW2、スイッチSW4、スイッチSW5、抵抗R1、抵抗R2、抵抗R4、抵抗R5、電圧検出抵抗Rd、コンデンサC1、コンデンサC2、電圧計測回路3、および制御部4を備えている。スイッチSW1、SW2、SW4、SW5は、前述のフォトリレーから構成されている。制御部4は、CPUやメモリを含むマイクロコンピュータから構成されている。
コンデンサC1(第1コンデンサ)の一端は、電源ライン5aに接続されており、コンデンサC1の他端は、スイッチSW1(第1スイッチ)の一端に接続されている。スイッチSW1の他端は、抵抗R1(第1抵抗)の一端に接続されている。抵抗R1の他端は、抵抗R2(第2抵抗)の一端に接続されている。抵抗R2の他端は、スイッチSW2(第2スイッチ)の一端に接続されている。スイッチSW2の他端は、コンデンサC2(第2コンデンサ)の一端に接続されている。コンデンサC2の他端は、電源ライン5bに接続されている。したがって、電源ライン5a、5b間に、スイッチSW1と抵抗R1とコンデンサC1の直列回路、および、スイッチSW2と抵抗R2とコンデンサC2の直列回路とが、直列に接続されている。
これらの直列回路の接続点、つまり抵抗R1、R2の接続点Pには、電圧検出抵抗Rdの一端が接続されている。電圧検出抵抗Rdの他端は、グランドGに接地されている。したがって、接続点PとグランドGとの間に、電圧検出抵抗Rdが接続されている。
抵抗R4の一端は、コンデンサC1の一端に接続されており、抵抗R4の他端は、スイッチSW4(第3スイッチ)の一端に接続されている。スイッチSW4の他端は、コンデンサC1の他端に接続されている。したがって、コンデンサC1の両端に、抵抗R4およびスイッチSW4の直列回路が、並列に接続されている。
抵抗R5の一端は、コンデンサC2の一端に接続されており、抵抗R5の他端は、スイッチSW5(第4スイッチ)の一端に接続されている。スイッチSW5の他端は、コンデンサC2の他端に接続されている。したがって、コンデンサC2の両端に、抵抗R5およびスイッチSW5の直列回路が、並列に接続されている。
電圧検出抵抗Rdの両端には、電圧計測回路3が接続されている。電圧計測回路3は、電圧検出抵抗Rdの両端の電圧を計測する。電圧計測回路3の出力は、制御部4へ与えられる。制御部4は、スイッチSW1、SW2、SW4、SW5のオン・オフを制御するとともに、スイッチSW1またはスイッチSW2がオンしたときの、電圧計測回路3で計測された電圧の値に基づいて、バッテリ1の漏電有無を判定する。そして漏電有と判定された場合、制御部4から図示しない上位装置へ、漏電検知信号が出力される。上位装置は、例えば車両に搭載されているECU(電子制御ユニット)である。
次に、第2実施形態による漏電検知装置102の動作を、図7および図8を参照しながら説明する。
バッテリ1の負極側、すなわち電源ライン5bにおける漏電有無を検知する場合、制御部4は、図7に示すように、スイッチSW1、SW5をオンにするとともに、スイッチSW2、SW4をオフにする。このとき、電源ライン5bに漏電が発生していると、電源ライン5bとグランドGとの間に、漏電抵抗Rnが存在する。したがって、スイッチSW1のオンにより、点線矢印のように、バッテリ1の正極→電源ライン5a→コンデンサC1→スイッチSW1→抵抗R1→電圧検出抵抗Rd→グランドG→漏電抵抗Rn→電源ライン5b→バッテリ1の負極の経路で、漏電電流が流れる。
この漏洩電流により、電圧検出抵抗Rdの両端に電圧Vd(直流電圧)が発生する。電圧計測回路3は、この電圧Vdを計測して制御部4へ出力する。制御部4は、計測された電圧Vdを閾値と比較し、Vdの値が閾値を超えておれば、漏電が発生したと判定し、漏電検知信号を出力する。さらに、制御部4は、電圧Vdの方向(極性)に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5bとグランドGとの間であることを判別する。なお、電圧Vdの方向は、スイッチSW1およびスイッチSW2のオン・オフの状態に応じて決まるので、各スイッチのオン・オフの状態に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5bとグランドGとの間であることを判別することもできる。
一方、上述した漏電検知の動作と並行して、スイッチSW5のオンにより、コンデンサC2に残留している電荷が、図7の点線矢印で示すように、抵抗R5およびスイッチSW5を通って放電する。これにより、コンデンサC2は電荷のないリセット状態となる。
コンデンサC2の放電が終了すると、制御部4は、次にバッテリ1の正極側、すなわち電源ライン5aにおける漏電有無の検知を開始する。すなわち、図8に示すように、スイッチSW1、SW5をオフに切り替えるとともに、スイッチSW2、SW4をオンにする。このとき、電源ライン5aに漏電が発生していると、電源ライン5aとグランドGとの間に、漏電抵抗Rpが存在する。したがって、スイッチSW2のオンにより、点線矢印のように、バッテリ1の正極→電源ライン5a→漏電抵抗Rp→グランドG→電圧検出抵抗Rd→抵抗R2→スイッチSW2→コンデンサC2→電源ライン5b→バッテリ1の負極の経路で、漏電電流が流れる。
この漏洩電流により、電圧検出抵抗Rdの両端に電圧Vd(直流電圧)が発生する。電圧計測回路3は、この電圧Vdを計測して制御部4へ出力する。制御部4は、計測された電圧Vdを閾値と比較し、Vdの値が閾値を超えておれば、漏電が発生したと判定し、漏電検知信号を出力する。さらに、制御部4は、電圧Vdの方向(極性)に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5aとグランドGとの間であることを判別する。なお、電圧Vdの方向は、スイッチSW1およびスイッチSW2のオン・オフの状態に応じて決まるので、各スイッチのオン・オフの状態に基づいて、漏電発生箇所が電源ライン5aとグランドGとの間であることを判別することもできる。
一方、上述した漏電検知の動作と並行して、スイッチSW4のオンにより、図7の状態で充電されたコンデンサC1の電荷が、図8の点線矢印で示すように、抵抗R4およびスイッチSW4を通って放電する。これにより、コンデンサC1は電荷のないリセット状態となる。
その後、制御部4は、スイッチSW2、SW4をオフに切り替えるとともに、スイッチSW1、SW5をオンに切り替える。これにより、漏電検知装置102は、再び図7の状態となり、電源ライン5bにおける漏電有無の検知と、図8の状態で充電されたコンデンサC2の放電とが行われる。
第2実施形態では、上述したように、スイッチSW1のオンによる負極側の漏電検知と、スイッチSW5のオンによるコンデンサC2の放電とが並行して行われる(図7)。また、その後、スイッチSW2のオンによる正極側の漏電検知と、スイッチSW4のオンによるコンデンサC1の放電とが並行して行われる(図8)。そして、前者の動作と後者の動作とが、交互に実行される。図9は、この動作を示したタイムチャートである。
第2実施形態によれば、漏電検知のためにスイッチSW1またはSW2をオンにした場合でも、バッテリ1の各極とグランドGとの間が、コンデンサC1、C2により直流的に絶縁されている。したがって、バッテリ1が、スイッチSW1、SW2、抵抗R1、R2、Rdを介してグランドGに接地されることはないので、絶縁性能を維持することができる。また、スイッチSW1、SW2を選択的にオンさせることで、バッテリ1の正極側と負極側で同時に漏電が発生した場合でも、漏電を検出することができる。
また、第2実施形態においては、スイッチSW1をオンさせて、バッテリ1の負極側の漏電検知を行っている間に、コンデンサC2の電荷がスイッチSW5を通って放電する。また、スイッチSW2をオンさせて、バッテリ1の正極側の漏電検知を行っている間に、コンデンサC1の電荷がスイッチSW4を通って放電する。このため、スイッチSW1またはSW2がオンした時点では、コンデンサC1またはC2に電荷がない状態なので、電圧検出抵抗Rdに漏電電流による電圧Vdが現われる。したがって、電圧検出素子としてコンデンサを用いる必要がなく、抵抗を用いて電圧検出を行うことができる。
また、第1実施形態の場合は、負極側の漏電検知と正極側の漏電検知との間に、コンデンサの電荷を放電させなければならないので、漏電を検知するまでに時間を要する。しかるに、第2実施形態によれば、漏電検知とコンデンサの放電とを並行して行えるので、漏電を検知するまでの時間を短縮することができる。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、スイッチSW1またはSW2がオンすると、即時に、電圧計測回路3が、電圧検出抵抗Rdの電圧Vdを計測することで、確実に漏電検知を行うことができる。ただし、第1実施形態と同様に、回路中に浮遊容量が存在する場合は、浮遊容量の電圧が安定した後に、電圧Vdを計測するのが好ましい。また、回路中に浮遊容量が存在する場合、コンデンサCの容量は、浮遊容量に対して十分大きい値でなければならない。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、図1において、スイッチSW1と抵抗R1の接続順序を入れ替えてもよく、スイッチSW2と抵抗R2の接続順序を入れ替えてもよい。また、コンデンサCと電圧検出抵抗Rdの接続順序を入れ替えてもよい。
同様に、図6において、コンデンサC1、スイッチSW1、抵抗R1の接続順序を入れ替えてもよく、コンデンサC2、スイッチSW2、抵抗R2の接続順序を入れ替えてもよい。
また、スイッチSW1〜SW5として、フォトリレーに代えて、コイルと接点を有するマグネットリレーなどの開閉素子を用いてもよい。
さらに、前記の実施形態では、電気自動車やハイブリッド車に搭載される漏電検知装置を例に挙げたが、本発明は、自動車に限らず、直流電源を備えた各種の装置に搭載される漏電検知装置に広く適用することができる。
1 バッテリ(直流電源)
2 負荷
3 電圧計測回路
4 制御部
5a、5b 電源ライン
C、C1、C2 コンデンサ
G グランド
R1、R2 抵抗
Rd 電圧検出抵抗
Rp 漏電抵抗(正極側)
Rn 漏電抵抗(負極側)
SW1〜SW5 スイッチ
101、102 漏電検知装置

Claims (5)

  1. 直流電源の正極と負極の間に直列に接続された、第1スイッチと第1抵抗の直列回路、および第2スイッチと第2抵抗の直列回路と、
    前記各直列回路の接続点とグランドとの間に直列に接続された、コンデンサおよび電圧検出抵抗と、
    前記電圧検出抵抗の両端の電圧を計測する電圧計測回路と、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチのオン・オフを制御するとともに、前記第1スイッチまたは前記第2スイッチがオンしたときの、前記電圧計測回路で計測された電圧の値に基づいて、前記直流電源の漏電の有無を判定する制御部と、
    を備えたことを特徴とする漏電検知装置。
  2. 請求項1に記載の漏電検知装置において、
    前記コンデンサと並列に接続された第3スイッチをさらに備え、
    前記制御部は、前記第1スイッチまたは前記第2スイッチをオンさせる前に、前記第3スイッチをオンさせて、前記コンデンサの電荷を前記第3スイッチを通して放電させる、ことを特徴とする漏電検知装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の漏電検知装置において、
    前記第1スイッチと前記第1抵抗の直列回路は、前記直流電源の正極側に設けられ、
    前記第2スイッチと前記第2抵抗の直列回路は、前記直流電源の負極側に設けられ、
    前記制御部は、
    前記第1スイッチをオンさせ、前記第2スイッチをオフさせたときに、前記直流電源の負極側の漏電の有無を判定し、
    前記第2スイッチをオンさせ、前記第1スイッチをオフさせたときに、前記直流電源の正極側の漏電の有無を判定する、ことを特徴とする漏電検知装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の漏電検知装置において、
    前記電圧計測回路は、前記第1スイッチまたは前記第2スイッチがオンすると、即時に、前記電圧検出抵抗の両端の電圧を計測する、ことを特徴とする漏電検知装置。
  5. 直流電源の正極と負極の間に直列に接続された、第1スイッチと第1抵抗と第1コンデンサの直列回路、および第2スイッチと第2抵抗と第2コンデンサの直列回路と、
    前記第1コンデンサと並列に接続された第3スイッチと、
    前記第2コンデンサと並列に接続された第4スイッチと、
    前記各直列回路の接続点とグランドとの間に接続された電圧検出抵抗と、
    前記電圧検出抵抗の両端の電圧を計測する電圧計測回路と、
    前記第1ないし第4スイッチのオン・オフを制御するとともに、前記第1スイッチまたは前記第2スイッチがオンしたときの、前記電圧計測回路で計測された電圧の値に基づいて、前記直流電源の漏電の有無を判定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1スイッチをオンさせたときは、前記第4スイッチをオンさせて、前記第2コンデンサの電荷を前記第4スイッチを通して放電させ、
    前記第2スイッチをオンさせたときは、前記第3スイッチをオンさせて、前記第1コンデンサの電荷を前記第3スイッチを通して放電させる、ことを特徴とする漏電検知装置。
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